JP2009200599A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴミの検知及び処理時間を調整し、生産性との調整をとって効率的に処理できるようにする。
【解決手段】シートスルー方式で原稿を読み取る読み取り手段から出力される画像データを受け取り、受け取った画像データに対して所定の処理を施す画像処理手段を備えた画像処理装置において、紙間時間t1が充分ある場合はゴミ検知処理及びゴミ補正処理の処理時間t2を多く確保し、紙間時間t1が短くなった場合や他の処理が増えた際にはゴミ検知処理及びゴミ補正処理の処理時間t2を短くして、読取生産性を確保する。処理時間t2はシステムコントローラでマネージメントすることにより設定する。ゴミ検知処理及びゴミ補正処理のそれぞれの処理時間は独立して設定することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿の画像を読み取り、ゴミ等のノイズを除去した画像を得る画像処理装置及びその画像処理装置を備えた画像形成装置に関する。
スキャナ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、原稿画像を読み取り、ゴミ等のノイズを除去した画像を得る画像処理装置を備えている。原稿の読み取りに際しては、原稿を画像読取位置まで順次送り出す自動原稿送り装置(以下、ADFと称する)が広く使用されている。ADFは原稿を搬送して読み取りを行うため、読み取る際に、原稿に付着していたゴミ等のノイズも読み取ってしまう。そこで、ゴミを検知した場合は使用者に報知することが例えば特許文献1に記載されている。また、特許文献2には、ゴミを検知した場合、次に送り原稿との間隔である紙間距離を調整して、ゴミの検知や画像データ補正を適切に行うようにすることが記載されている。
特開2003−324590号公報 特開2007−13399号公報
しかしながら、紙間において行う処理は、ゴミなどの処理の外に、様々な設定データの入れ替え、シェーディング補正用の白基準データの読み取り等があり、処理する内容にその都度増減がある場合が多い。ゴミ処理に時間をかけていると、他の処理ができなくなることがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ゴミの検知及び処理時間を調整し、生産性との調整をとって効率的に処理できるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、シートスルー方式で原稿を読み取る読み取り手段から出力される画像データを受け取り、受け取った画像データに対して所定の処理を施す画像処理手段を備えた画像処理装置において、原稿読み取り位置に搬送される原稿と次の読み取りのために搬送される原稿との原稿紙間時間に基づき、当該紙間時間において処理する前記読み取り位置におけるゴミを検知する処理、及びゴミ検知された画素を補正する処理の少なくとも一方の処理時間を変更する制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記ゴミ検知を検知する処理及びゴミ検知された画素を補正する処理の少なくともいずれか一方の処理を行うゴミ処理と、原稿読み取りの生産性を優先させる生産性優先処理のいずれかを選択する選択手段を更に有することを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記読み取り位置におけるゴミ検知の取得ライン数を設定する設定手段を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記制御手段は取得したライン毎のゴミ候補データに基づき、ゴミ判定を行うことを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記取得したライン毎のゴミ候補データの前記ゴミ判定が、同一主走査領域に毎回ゴミ候補領域が連続すること条件として行われることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、ゴミ候補をライン毎に記憶する記憶手段を備え、前記ゴミ判定は、前記記憶手段に記憶された記憶結果に基づいて行われることを特徴とする。
第7の手段は、第5の手段において、前記ライン毎のゴミ候補データの論理和を取り、論理和処理を施したラインデータに基づいてゴミ判定を行うことを特徴とする。
第8の手段は、第1又は第2の手段において、紙間の処理時間の変化による前記読み取り手段に設けられた照明手段の光量の変化に伴い、ゴミ検知のための検知出力の閾値を変更することを特徴とする。
第9の手段は、第5の手段において、シェーディング補正用の白基準データを新たに取得した際にゴミ検知出力の閾値設定を初期値に戻すことを特徴とする。
第10の手段は、第1ないし第9のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
後述の実施形態において、読み取り手段は露光ランプ51、第1ないし第3ミラー51,55,56、レンズ53、CCDイメージセンサ54、露光ランプ51と第1ミラー51を搭載した第1走行体61、及び第2及び第3ミラー55,56を搭載した第2走行体に、制御手段はシステムコントローラ24に、選択手段は操作表示部22に、画像処理手段は画像処理部25に、記憶手段は記憶部27に、それぞれ対応する。
本発明によれば、紙間時間が充分ある場合はゴミを検知する処理、及びゴミ検知された画素を補正する処理の一方あるいは両方の処理時間を多く確保し、紙間時間が短くなった場合や他の処理が増えた際には前記処理時間を短くすることにより、読取生産性を確保することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で定義された技術思想を具現するための技術的事項を全て含む。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置全体のシステム構成の概略を示す図である。本実施形態における画像形成装置は、いわゆるデジタル複写機で、デジタル複合機としても機能することが可能であり、読み取る原稿を自動的に給送するADFを備えている。本画像形成装置はモノクロ画像形成用のもので、本体100と、この本体100の上部に設置された書き込みユニット57と、この書き込みユニット57上に設置された読み取りユニット50と、更にその上に設置された自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する)1とから基本的に構成されている。
ADF1は、原稿台2、給送ローラ3,4、排送ローラ5、原稿セット検知センサ7及び排紙台8等から構成されている。本体100は、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13、縦搬送ユニット14、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、排紙トレイ19、現像ユニット28、両面搬送ユニット111、反転ユニット112、両面入紙搬送路113及び反転排紙搬送路114等から構成されている。書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60等から構成されている。読み取りユニット50は、コンタクトガラス6、白基準板62、露光ランプ51、第1ないし第3ミラー51,55,56、レンズ53、CCDイメージセンサ54、露光ランプ51と第1ミラー51を搭載した第1走行体61、及び第2及び第3ミラー55,56を搭載した第2走行体等から構成されている。
これらの構成の動作を説明すると、ADF1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部(図示しない)上のスタートキー(図示しない)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ4によって読み取り位置に1枚ずつ給送される。なお、本実施形態に係る画像形成装置は、1枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は、読み取り位置に搬送され、読み取りユニット50によって原稿上の画像データが読み取られる。本実施形態に係る画像読取装置は、読み取りユニット50の読み取り位置にゴミが付着し、読み取り位置を変更した場合に発生する画質の低下を補正することができる。詳細については後述する。
読み取りが終了した原稿は、給送ローラ4及び排送ローラ5によって排紙台8に排出される。更に、原稿セット検知センサ7にて原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、前原稿と同様に読み取り位置に給送される。給送ローラ3、4、排送ローラ5は搬送モータ(図示しない)によって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によってレジストローラ位置まで搬送され、像担持体である感光体15の画像と位置合わせを行ってレジストローラから搬出される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれて潜像となり、現像ユニット28によってトナー現像されてトナー像が形成される。
一方、レジストローラから搬出された転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送され、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17で転写紙上に画像が定着され、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排出される。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、作像された転写紙を排紙トレイ19側ではなく両面入紙搬送路113に搬送し、反転ユニット112でスイッチバック反転させて両面搬送ユニット111に送る。両面搬送ユニット111に送られた用紙は、再度縦搬送ユニット14に送られ、裏面に画像が印刷された後に排紙される。また、転写紙を反転して排出する場合、上記の反転ユニット112でスイッチバック反転した用紙を両面搬送ユニット111ではなく反転排紙搬送路114に送り出して排紙する。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、及び現像ユニット28は、メインモータ(図示しない)によって駆動される。各給紙装置11,12,13は、前記メインモータの駆動力が各々給紙クラッチ(図示しない)を介して伝達され、駆動される。縦搬送ユニット14は前記メインモータの駆動力が中間クラッチ(図示しない)によって伝達され、駆動される。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されている。光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成される。露光ランプ51及び第1ミラー52は、第1走行体61上に搭載されている。第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2走行体上に搭載されている。原稿像を読み取るときは、光路長が変わらないように、第1走行体61及び第2走行体が2対1の速度比で副走査方向に移動する。この光学走査系は、スキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、及びミラー60で構成される。レーザ出力ユニット58の内部には、図示していないが、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。書き込みユニット57から出力されるレーザ光が画像作像系の感光体15に照射される。なお、感光体15の一端近傍のレーザビームが照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示しない)が配置されている。
図2は画像読み取りのための電気的なシステム構成を示すブロック図である。
電気的な構成としては、操作部21、操作表示部22、読取部23、システムコントローラ24、画像処理部25、ROM26及び記憶部27を有し、バスを介して相互に通信可能に接続されている。
操作部21は、画像読取装置を操作するための種々の操作キー、例えば、テンキー、読み取りスタートキー、及びその他各種キーが配設されている。操作表示部22は、操作部21の一部をなす液晶タッチパネルのような表示操作部や液晶表示器を備え、ユーザに報知する装置の動作状態や、各種メッセージを表示する。
読取部23は、所定の読取密度で原稿画像を読み取って画像信号を得る。システムコントローラ24は、ROM26に格納された制御プログラムに従い、記憶部27を作業領域として使用しながら、装置各部を制御する。画像処理部25は、読取部23からの画像信号をアナログ/デジタル変換すると共に所定の処理を行って出力する。ROM26は、システムコントローラ24が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。記憶部27は、例えば、HDD、SRAMなどで構成され、画像処理部25において所定の処理が施された画像データを記憶する。更に、記憶部27が有するRAMは、前述したようにシステムコントローラ24の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
図3はシートスルーによって原稿を読み取る読み取り処理を説明するための図で、図1から読み取り部の主要部分を抜き出して示したものである。シートスルーで原稿読み取りを行う場合には、ADF1にセットされた原稿は、給送ローラ3により、読み取り位置32の方向に1枚ずつ搬送(副走査)されつつ、読み取り位置32において主走査ライン単位で読み取られ、排紙ローラ5により排出される。読み取り位置32の手前に配設された原稿セット検知センサ7は、搬送される原稿の先端を検知し、また後端部も検知するものである。背景板33は、搬送される原稿の読み取り位置32の上面(読み取り側からみて背面)に位置し、ゴミ検知の際に読み取るものである。
原稿読み取り開始に先立つシェーディング補正等のための白基準画像データを得るためには第1走行体61を移動させ、コンタクトガラス6の背面に位置する白基準板62を読み取る。読み取り位置32では、原稿の画像のうちスキャンラインLs上に位置する1主走査ライン分の画像が読み取られる。なお、読み取り位置32において原稿画像を読み取る際と白基準板62を読み取られるときには、露光ランプ51が点灯する。
図4は図2の画像処理部25の具体的な構成を示すブロック図である。画像処理部25は、A/Dコンバータ40、暗補正データ保持部41、減算器42、シェーディング補正データ保持部43、乗算器44、補正処理部45、量子化処理部46及びゴミ検知部47を備えている。
図2の読取部23から主走査ライン単位で出力される画像信号は、原稿読み取り時には、画像処理部25のA/Dコンバータ40によりアナログ/デジタル変換されて量子化され、原稿読み取り前に予め、光源消灯状態を読み取って得た暗出力データを暗補正データとして暗補正データ保持部41に保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素毎の画情報レベルから、減算器42により対応する画素の暗出力レベルを減じて、暗出力補正を行う。
また、暗出力補正後の画像データを、予め光源点灯状態で基準板62を読み取って得た白出力レベルから得られるシェーディング補正データをシェーディング補正データ保持部43に保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素毎の画情報レベルに、乗算器44によって対応する画素のシェーディング補正データを乗じて、光源の強度ムラやイメージセンサを構成する各画素の受光素子毎の感度ムラを補正する。
そのようして暗補正及びシェーディング補正がなされた多値の画像データは、補正処理部45により、γ補正やMTF補正等の画質に関する補正がなされたのち、各種の変調処理を施す量子化処理部46により、2値化あるいは多値処理がなされ、様々な用途向けの画像データとして出力される。
また、本実施形態では、暗補正及びシェーディング補正がなされた多値の画像データは、ゴミ検知部47にも入力される。
図2に示した構成の読取部3において、背景板33や読み取り位置32には、ゴミが付着する場合がある。そのゴミも、付着位置がスキャンラインLs上になければ、原稿を読み取って得られた画像データ(読取画像データ)に影響を与えないが、スキャンラインLs上に付着すると読取画像データに悪影響を与える。具体的には、スキャンラインLs上の読み取り位置32の表面に付着したゴミは、付着位置に相当する画素に影をつくって黒スジの原因となる。
図5は背景板33を読み取り位置で1主走査ライン分読み取って得られた際の画信号波形を示す図で、図5(A)は読み取り位置32の表面や背景板33の少なくともスキャンラインLs上にはゴミが付着していない場合で、同図(B)は、スキャンラインLs上にゴミが付着している場合である。図5(B)のようにゴミが付着していると、読取画像データを記録紙に印字して得られる印字済記録紙には、本来の画像に縦黒スジが重なった異常画像となってしまう。また、図5(B)において、ゴミ付着位置に相当する画素の受光素子からの信号レベルは、他の受光素子からの信号レベルと比較して著しく低下するため、しきいレベルLthを、白基準画像としては正常なレベルと判断できるレベル以下の適切なレベルに設定して、そのしきいレベルLthを下回るレベルの画素を検知することで、ゴミが付着したこと及びその主走査方向の付着位置を検知することができる。ゴミ検知部47ではそのようにしてゴミの付着の有無及び付着位置の検知を行う。
図5の例ではシェーディング補正を施す前のデータで示したが、シェーディング補正を施した場合も同様に検知を行うことができる。なお、読み取り位置32へのゴミの検知処理は、原稿の読み取り前、読み取り後、ジョブ間等に行われる。
読取部23における原稿を読み取る際の生産性については、実際に原稿を読み取る時間と原稿を給紙する時間及び排紙する時間を合わせた時間に基づく。給紙、排紙の時間は原稿紙間時間と言い、ここで様々な設定データの入れ替え、ゴミ検知処理、シェーディング補正用の白基準データの読み取り等を行う。紙間に行う処理は、処理する内容にその都度、増減がある場合が多く、その増減を吸収するため、ゴミ検知処理、ゴミ補正処理における処理時間の変更処理をシステムコントローラ24によって実施している。
図6は原稿読取時間と紙間時間及び紙間時間中のゴミ検知やゴミ補正の処理時間の例を示す図で、(A)は紙間時間t1が長い場合、(B)紙間時間t1が短い場合を示している。図6(A)に示すように、紙間時間t1が充分ある場合はゴミ検知及びゴミ補正処理の処理時間t2を多く確保する。一方、図6(B)に示すように、紙間時間t1が短くなった場合や他の処理が増えた際にはゴミ検知処理及びゴミ補正処理の処理時間t2を短くし、読取生産性を確保する。これらの紙間時間t1とゴミ検知処理、ゴミ補正処理の処理時間t2はシステムコントローラ24で処理時間t2をマネージメントすることにより制御する。 これにより、読取時に搬送する原稿と次の原稿との原稿紙間時間に基づき、紙間時間t1において処理する読取位置におけるゴミの検知処理、ゴミ検知された画素を補正する処理時間t2を変更することができる。なお、本実施形態では、ゴミ検知処理、ゴミ補正処理のための処理時間を合わせたものとして処理時間t2と称しているが、ゴミ検知処理、ゴミ補正処理はそれぞれ独立して行われるものであることから、それぞれの処理時間があり、両者の処理時間を独立して設定し、あるいは制御することも可能である。
本実施形態では、システムコントローラ24により、生産性を確保するためのゴミ検知処理、ゴミ補正処理の処理時間t2を変更しているが、設定を改めて行うために、図2の操作部21あるいは操作表示部22に設定のためのスイッチを設けることもできる。図7は設定スイッチの一例を示す図である。
設定スイッチは、操作部21に、ゴミ検知処理又はゴミ補正処理のいずれかの優先を指示するスイッチを設けるか、操作表示部22の液晶タッチパネルに、図7に示すように、「ゴミ検知処理/ゴミ補正処理を優先させますか?」という表示を行うとともに、「YES」と「NO」を表示させ、該当する部分をタッチして指示入力させる。これにより、ゴミ検知と補正の処理を優先させるか、所定の読取生産性を優先させるかを切り替える
ゴミ検知処理は1ライン分の画像データでゴミの有無を検知するのではなく、複数ラインをサンプリングする場合が多い。これはサンプリングした画像データ中に検出しようとする読み取り位置32に固着したゴミばかりではなく、容易に移動するゴミが、検出時に偶発的に横切る場合があり、そのゴミを検出しないようにするため、複数ラインの検出を行う。ライン数の設定はシステムコントローラ24で行う。
また、本実施形態では、背景板33として読取位置32の背景部を示したが、背景がエンドレスベルト若しくはローラの形態を持つ場合は背景が切り替わる。そのため、更に偶発的に背景の傷や特定部のゴミを検出させないために複数ラインを取り込むことが有用である。複数ラインのサンプリングのライン数を切り替えることにより、処理時間の変更に対応する。
ゴミ判定はゴミ検知の取得ライン数に応じて行われ、システムコントローラ24によって、取得したライン数をゴミ判定のライン数として処理する。この処理により、取得するライン数に増減があっても正しくゴミ判定を行うことができる。
複数ラインの取得によるゴミ検知の検出処理について、図8により説明する。ここでは、n−1ライン目データからn+2ライン目データまでとする。
図8は1ライン分の取得データの主走査位置と出力の関係を示す図で、(A)はゴミを検出しない場合の例、(B)はゴミを検出する場合の例である。図8(A)においては、n−1ライン目データにおいてゴミ検知のスレッシュホールドで検出されるゴミデータが存在する。次のnライン目データで同じ位置にゴミデータは存在せず、別の主走査位置にゴミデータが存在する。更にn+1ライン目でn−1ラインのゴミ位置ともnライン目のゴミ位置とも異なる主走査位置にゴミデータが存在する。また更にn+2ライン目ではスレッシュホールドにより検出されるゴミデータが存在しない。このようにラインによってゴミデータが特定しない場合は過渡的に読取位置32に存在したゴミであると判断し、ゴミ検出の対象としない。
図8(B)においては、n−1ライン目からnライン目、n+1ライン目そしてn+2ライン目まで同じ位置にゴミデータが存在する。同じ位置にゴミがあるため、読取位置32に固着したゴミであると判断できる。このようにゴミ検知を行うことによって、ゴミ検知の精度を確保することができる。
このようにして取得したゴミ候補データをライン毎に記憶部27に記録し、ゴミ判定時にその記録に基づき、画像処理部25のゴミ検知部47で主走査の同一位置にゴミがあれば、そのことを検出する。 また、取得したゴミ検知ラインデータの論理和処理をゴミ検知部47で行うことにより、主走査の特定の画素領域にゴミデータがあることが判断でき、ゴミがあると判定できる。
前述のように、紙間の処理時間を変化させると、露光ランプ51の点灯時間が長くなったり、短くなったりする。連続点灯時間により、露光ランプ51は光量が落ちる。そこで、点灯時間に応じてゴミ検知のスレッシュホールドを切り替える。これにより、一定のレベルでゴミ検知処理を行うことができる。連続点灯とゴミ検知のスレッシュホールドの制御はシステムコントローラ24によって行われる。
なお、シェーディング補正用の白基準データを新たに取得した場合には、露光ランプ51の光量変化がシェーディング補正処理により相殺されるため、スレッシュホールド設定の切り替えを初期設定に戻す必要がある。これにより、一定のレベルでゴミ検知処理を行うことができる。シェーディング補正用の白基準データの取得とゴミ検知のスレッシュホールドの制御もシステムコントローラ24によって行われる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置全体のシステム構成の概略を示す図である。 画像読み取りのための電気的なシステム構成を示すブロック図である。 原稿搬送による読み取り処理を説明するため、図1から読み取り部の主要部分を抜き出して示す図である。 図2の画像処理部の具体的な構成を示すブロック図である。 背景板を読み取り位置で1主走査ライン分読み取って得られた際の画信号波形を示す図で、(A)はゴミが付着していない場合を、(B)はゴミが付着している場合を示している。 原稿読取時間と紙間時間及び紙間時間中のゴミ検知やゴミ補正の処理時間の例を示す図で、(A)は紙間時間が長い場合、(B)紙間時間が短い場合を示している。 設定スイッチの一例を示す図である。 1ライン分の取得データの主走査位置と出力の関係を示す図で、(A)はゴミを検出しない場合の例、(B)はゴミを検出する場合の例である。
符号の説明
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
8 排紙台
15 感光体
17 定着ユニット
28 現像ユニット
22 操作表示部
23 読取部
24 システムコントローラ
25 画像処理部
27 記憶部
32 読取位置
33 背景板
43 シェーディング補正データ部
47 ゴミ検知部
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
57 書き込みユニット
61 走行体
t1 紙間時間
t2 処理時間

Claims (10)

  1. シートスルー方式で原稿を読み取る読み取り手段から出力される画像データを受け取り、受け取った画像データに対して所定の処理を施す画像処理手段を備えた画像処理装置において、
    原稿読み取り位置に搬送される原稿と次の読み取りのために搬送される原稿との原稿紙間時間に基づき、当該紙間時間において処理する前記読み取り位置におけるゴミを検知する処理、及びゴミ検知された画素を補正する処理の少なくとも一方の処理時間を変更する制御手段を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記ゴミ検知を検知する処理及びゴミ検知された画素を補正する処理の少なくともいずれか一方の処理を行うゴミ処理と、原稿読み取りの生産性を優先させる生産性優先処理のいずれかを選択する選択手段を更に有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像処理装置において、
    前記読み取り位置におけるゴミ検知の取得ライン数を設定する設定手段を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は取得したライン毎のゴミ候補データに基づき、ゴミ判定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4記載の画像処理装置において、
    前記取得したライン毎のゴミ候補データの前記ゴミ判定が、同一主走査領域に毎回ゴミ候補領域が連続すること条件として行われることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、
    ゴミ候補をライン毎に記憶する記憶手段を備え、前記ゴミ判定は、前記記憶手段に記憶された記憶結果に基づいて行われることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記ライン毎のゴミ候補データの論理和を取り、論理和処理を施したラインデータに基づいてゴミ判定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1又は2記載の画像処理装置において、
    紙間の処理時間の変化による前記読み取り手段に設けられた照明手段の光量の変化に伴い、ゴミ検知のための検知出力の閾値を変更することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項5記載の画像処理装置において、
    シェーディング補正用の白基準データを新たに取得した際にゴミ検知出力の閾値設定を初期値に戻すことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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