JP2009197125A - 車両内装材用コーティング組成物及び車両内装材 - Google Patents

車両内装材用コーティング組成物及び車両内装材 Download PDF

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Abstract

【課題】カーシート、カーマット、天井材などの車両内装材に使用され、かつ従来のハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤の物性を損なうことがなく、官能基含有有機ケイ素樹脂で表面を処理したポリリン酸アンモニウムの耐熱性及び耐温水性を解決したノンハロゲン系難燃剤を含む新規な車両内装材用コーティング組成物、及びこの組成物でコーティングされた車両内装材を提供する。
【解決手段】合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対して、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を1〜300質量部添加してなる車両内装材用コーティング組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、カーシート(seat)、カーマット、天井材などの車両内装材のコーティング剤として利用される車両内装材用コーティング組成物、及びこの組成物でコーティングされた車両内装材に関するものである。
従来、カーシート、カーマット、天井材などの車両内装材に使用されているコーティング剤には、難燃性を付与するためにデカブロモジフェニルエーテル等のハロゲン系難燃剤が使用されていた。近年、環境の問題から、ハロゲン系難燃剤の代わりにノンハロゲン系難燃剤を使用することが求められている。ところが、ノンハロゲン系難燃剤は、ハロゲン系難燃剤と比べて、難燃性に劣る又は耐水性に劣る等の欠点を持っている。
これらの問題を解決するために、ポリリン酸アンモニウム等の水可溶性ノンハロゲン系難燃剤を被覆剤によってカプセル化することが試みられており、特開平9−13037号公報(特許文献1)には、被覆剤としてポリアミド樹脂、アクリル系樹脂又はスチレン系樹脂が開示されているが、得られた難燃剤の耐水性は不十分である。
また、特開平10−110083号公報(特許文献2)、特開2003−171878号公報(特許文献3)には、ポリリン酸アンモニウムの表面をメラミン樹脂等で処理することにより、アクリル系エマルジョンに安定に混和できると開示されており、確かに、エマルジョンへの混和性は改善されるが、処理膜の硬化度が低いと、基材(布)への塗布・乾燥した後のコーティング面の耐水性は改善されない。例えば、コーティング面が水に触れるとヌメリ感が出る等の問題点が指摘されている。また、被覆剤の硬化度を高くすると、上記問題は改善されるが、ホルムアルデヒドが検出され、環境問題となる。
更に、特開2006−28488号公報(特許文献4)では、上述のヌメリ感の改善のために、リン及び窒素を含有するノンハロゲン系難燃剤粒子、特にポリリン酸アンモニウム表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対して1〜300質量部添加してなる車両内装材用コーティング組成物、及びこの組成物をコーティングした車両内装材を提供している。しかしながら、耐熱性及び耐温水性に問題がある。
一方、ノンハロゲン系難燃剤として、上記ポリリン酸アンモニウム以外に、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物、又はリン酸エステルが挙げられるが、ハロゲン系難燃剤と比べて、難燃性に劣ることが指摘されている。
従って、従来のハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤の物性を損なうことのないノンハロゲン系難燃剤を含み、かつポリリン酸アンモニウムの問題点を解決した車両内装材用コーティング剤の開発が求められている。
特開平9−13037号公報 特開平10−110083号公報 特開2003−171878号公報 特開2006−28488号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、カーシート、カーマット、天井材などの車両内装材に使用され、かつ従来のハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤の物性を損なうことがなく、官能基含有有機ケイ素樹脂で表面を処理したポリリン酸アンモニウムの耐熱性及び耐温水性を解決したノンハロゲン系難燃剤を含む新規な車両内装材用コーティング組成物、及びこの組成物でコーティングされた車両内装材を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、合成樹脂エマルジョンに、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を特定量添加することにより、従来のハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤と同等の物性を有し、また官能基含有有機ケイ素樹脂を処理したポリリン酸アンモニウムの耐熱性及び耐温水性を解決したノンハロゲン系難燃剤を含有する新規なコーティング組成物が得られ、カーシート、カーマット、天井材などの車両内装材のコーティング剤として好適に使用し得ることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記車両内装材用コーティング組成物及び車両内装材を提供する。
〔請求項1〕
合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対して、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を1〜300質量部添加してなる車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項2〕
窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物が、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラム及びポリリン酸メレムから選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項3〕
合成樹脂エマルジョンが、(メタ)アクリル酸エステル樹脂系エマルジョン、スチレン/アクリル酸エステル共重合体系エマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、エチレン/酢酸ビニル共重合体系エマルジョン及びゴム系エマルジョンから選ばれる一種又は二種以上である請求項1又は2記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項4〕
官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物とを反応させて得られる樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項5〕
シロキサンオリゴマーが、下記式
nSi(OR’)4-n
(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、R’は炭素数1〜4のアルキル基、nは0〜3の整数である。)
で示されるアルコキシシランの一種又は二種以上の部分加水分解縮合物であって、分子中に少なくとも1個のアルコキシ基を有し、ケイ素原子数が平均2〜10個のシロキサンオリゴマーである請求項4記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項6〕
アルコキシシランが、少なくとも50質量%のトリアルコキシシランを含有するものである請求項5記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項7〕
シロキサンオリゴマーが、炭素数1〜6のアルキルトリアルコキシシランとメタノール又はエタノールとの反応から得られ、ケイ素原子数が平均2〜6個のシロキサンオリゴマーである請求項5記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項8〕
官能基含有有機ケイ素化合物が、下記式
mkSi(OR’)4-m-k
(但し、Xはエポキシ基、ビニル基、メルカプト基、アミノ基から選ばれる官能基を有するアルキル基、Rは炭素数1〜6のアルキル基、R’は炭素数1〜4のアルキル基、mは1,2又は3、kは0,1又は2であり、m+kは1,2又は3である。)
で示される官能基含有アルコキシシラン又はその部分加水分解物である請求項4〜7のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項9〕
官能基含有有機ケイ素化合物の官能基がアミノ基である請求項8記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項10〕
官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマー100質量部に対して官能基含有有機ケイ素化合物を0.5〜50質量部反応させて得られるものである請求項4〜9のいずれか1項に記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項11〕
シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物を反応させる際に、シロキサンオリゴマー100質量部に対し、無機酸化物微粒子0.1〜10質量部及び/又はビス(アルコキシシリル)基含有化合物又はその加水分解物0.1〜20質量部を添加してなることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項12〕
官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物を60〜100℃において1〜3時間反応させることにより得られるものである請求項4〜11のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項13〕
官能基含有有機ケイ素樹脂が、重量平均分子量500〜5,000のものである請求項1〜12のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項14〕
窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の平均粒子径が1〜30μmである請求項1〜13のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
〔請求項15〕
請求項1〜14のいずれか1項に記載された組成物をコーティングした車両内装材。
本発明の車両内装材用コーティング組成物は、従来のハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤の物性を損なうことのない新規なノンハロゲン系難燃剤を含むコーティング剤となり得、特にカーシート、カーマット、天井材などの車両内装材に有効に用いられるものである。
本発明の車両内装材用コーティング組成物は、合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対して、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を1〜300質量部添加して得られるものである。
本発明に用いられる合成樹脂エマルジョンとしては、塩化ビニル樹脂系エマルジョン、(メタ)アクリル酸エステル樹脂系エマルジョン、スチレン/アクリル酸エステル共重合体系エマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、シリコーン樹脂系エマルジョン、フッ素樹脂系エマルジョン、エポキシ樹脂系エマルジョン、エチレン/酢酸ビニル共重合体系エマルジョン、SBRやNBR等のゴム系エマルジョン等のエマルジョンなどが挙げられ、これらの一種又は二種以上が使用される。より好ましくは、(メタ)アクリル酸エステル樹脂系エマルジョン、スチレン/アクリル酸エステル共重合体系エマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、エチレン/酢酸ビニル共重合体系エマルジョン、SBRやNBR等のゴム系エマルジョンが用いられる。なお、本発明において、(メタ)アクリル酸エステル樹脂とは、アクリル酸エステル樹脂又はメタクリル酸エステル樹脂であることを示す。
上述した合成樹脂エマルジョンは、乳化重合により合成してもよいし、市販されている合成樹脂エマルジョンを使用してもよい。
市販されている合成樹脂エマルジョンとしては、(メタ)アクリル酸エステル樹脂系エマルジョンでは、日信化学工業(株)製のビニブラン2598、東亞合成(株)製のアロンA−104等が、スチレン/アクリル酸エステル共重合体系エマルジョンでは、日信化学工業(株)製のビニブラン2590、クラリアントポリマー(株)製のモビニール975A等が、ウレタン樹脂系エマルジョンでは、大日本インキ化学工業(株)製のハイドランHW−311、HW−301、三洋化成工業(株)製のパーマリンUA−150等が、エチレン/酢酸ビニル共重合体系エマルジョンでは、住友化学工業(株)製のスミカフレックス400、752、クラレ(株)製のパンフレックスOM−4000等が、ゴム系エマルジョンでは、日本エイアンドエル(株)製のナルスターSR−100、SR−112、日本ゼオン(株)製のNipol 1561等がそれぞれ挙げられるが、この限りではない。
また、上述した合成樹脂エマルジョンを乳化重合で得る場合、ラジカル重合で合成することが一般的である。この場合、原料の単量体としては、ラジカル重合能を有する不飽和基含有単量体を使用する。
不飽和基含有単量体としては、エチレン、プロピレン及び塩化ビニル、塩化ビニリデン等の塩素含有単量体類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のカルボン酸ビニル単量体類、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体類、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン等の共役ジエン系単量体類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル等のエチレン性不飽和モノカルボン酸エステル類、イタコン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノエチル、フマル酸ジブチル等のエチレン性不飽和ジカルボン酸エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和モノカルボン酸類、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のエチレン性不飽和ジカルボン酸類、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有単量体類、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等のアルコール性水酸基含有単量体類、メトキシエチルアクリレート等のアルコキシル基含有単量体類、アクリロニトリル等のニトリル基含有単量体類、アクリルアミド等のアミド基含有単量体類、ジメチルアミノエチルメタクリレート等のアミノ基含有単量体類、ジビニルベンゼン、アリルメタクリレート等の1分子中にエチレン性不飽和基を2個以上有する単量体等が挙げられる。
上記乳化重合には、公知のあらゆる乳化重合法を採用することができる。上記単量体及びその他の重合助剤(例えば、アルキル硫酸エステル塩等の乳化剤、過硫酸アンモニウム等の重合開始剤、メルカプタン類等の連鎖移動剤、炭酸ソーダ等のpH調整剤、各種消泡剤など)を初期に一括添加してもよいし、連続に添加してもよいし、その一部を重合中に連続又は分割して添加してもよい。
上記乳化重合に用いられる乳化剤としては、下記(1)〜(4)の界面活性剤が挙げられ、これらの界面活性剤の一種又は二種以上が使用される。
(1)アニオン系界面活性剤、例えば、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、脂肪酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン酸エステル塩等の界面活性剤。
(2)ノニオン系界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミド、又はアセチレンアルコール、アセチレングリコール及びそれらのエチレンオキサイド付加物の界面活性剤。
(3)カチオン系界面活性剤、例えば、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロライド、アルキルアミン塩等の界面活性剤。
(4)分子中にラジカル重合能を有する二重結合を持つ重合性界面活性剤、例えば、アルキルアリルスルホコハク酸塩、メタアクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンノニルプロペニルフェニルエーテル硫酸エステル塩等の重合性界面活性剤。
これら界面活性剤の使用量は、上記単量体に対して、通常は0.3〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%である。
上記乳化重合に用いられる重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩、2,2’−ジアミジノ−2,2’−アゾプロパンジ塩酸塩、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、過酸化水素等の過酸化物などが挙げられる。また、公知のレドックス系開始剤、例えば過硫酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウム等も挙げられる。重合開始剤の使用量は、上記単量体に対して、通常は0.1〜5質量%、好ましくは0.2〜2質量%である。
上記乳化重合を行う際の重合温度は、通常10〜90℃、好ましくは50〜80℃であり、重合時間は、通常3〜20時間である。この重合は、窒素ガス等の不活性ガスの雰囲気中で行うことが好ましい。
本発明に用いる合成樹脂エマルジョンは、固形分量が40〜60質量%程度であることが好ましい。
本発明のコーティング組成物に用いられる難燃剤は、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤が用いられ、これらの一種又は二種以上が使用される。
窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物としては、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレムから選ばれる一種又は二種以上を用いることができる。また、市販品を使用することもでき、該市販品としては、PHOSMEL−100(商品名、日産化学工業社製)、PHOSMEL−200(商品名、日産化学工業社製)、MPP−B(商品名、三和ケミカル社製)、BUDIT3141(商品名、BUDENHEIM社製)、プラネロンNP(商品名、三井化学ファイン社製)、MELAPUR200(Ciba社製)を挙げることができる。
また、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物難燃剤粒子としては平均粒子径1〜25μm、特に2〜18μmのものを用いることが好ましい。なお、本発明において、平均粒子径は、例えばレーザー光回折法などにより粒度分布測定装置等を用いて、重量平均値(又はメジアン径)などとして求めることができる(以下、同じ)。
窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を、官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆することにより、官能基が窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物表面にまず吸着・配向し、樹脂中のアルキル基が表面に向きやすくなり、そのため良好な撥水性が発現するという効果が得られるものである。官能基含有有機ケイ素樹脂であれば、特に製造方法については限定しないが、重量平均分子量を上げて、水への溶解性(撥水性)低下を防止する点から、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物との反応物であることが好ましい。
ここで、シロキサンオリゴマーとしては、下記式で示されるアルコキシシランの一種又は二種以上であることが好ましい。
nSi(OR’)4-n
(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、R’は炭素数1〜4のアルキル基、nは0〜3の整数である。)
上記式中、Rは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。R’は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
好ましくはn=1のトリアルコキシシランを、該アルコキシシラン全量の50質量%以上、特に70質量%以上含むアルコキシシラン、具体的には、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン等の部分加水分解縮合物であって、分子中に少なくとも1個、特には2個以上のアルコキシ基を有するものが好ましい。このシロキサンオリゴマーのケイ素原子数は平均2〜10個、特に平均2〜4個であることが好ましい。また、炭素数1〜6のアルキルトリアルコキシシランとメタノール又はエタノールとの反応から得られるものでもよく、このシロキサンオリゴマーのケイ素原子数としては平均2〜6個、特に平均2〜4個であることが好ましい。なお、この場合もこのシロキサンオリゴマーは、アルコキシ基を1個以上、特に2個以上有するものが好ましい。
また、官能基含有有機ケイ素化合物としては、下記式
mkSi(OR’)4-m-k
(但し、Xはエポキシ基、ビニル基、メルカプト基、アミノ基から選ばれる官能基を有するアルキル基(好ましくは炭素数1〜6のアルキル基)であり、mは1,2又は3、好ましくは1であり、kは0,1又は2、好ましくは0又は1であり、m+kは1,2又は3、好ましくは1又は2であり、R、R’は上記の通りである。)
で示される官能基含有アルコキシシラン又はその部分加水分解物であることが好ましい。
上記式中、R、R’は上記と同様のものが例示できる。また、Xはエポキシ基、ビニル基、メルカプト基、アミノ基から選ばれる官能基を有するアルキル基(好ましくは炭素数1〜6のアルキル基)であり、具体的には、アミノエチル基、アミノプロピル基、グリシドキシプロピル基、メタクリロキシプロピル基、メルカプトプロピル基等が例示できる。
この場合、官能基含有有機ケイ素化合物の官能基としては、エポキシ基、ビニル基、メルカプト基、アミノ基等が使用されるが、本発明のごとく水に分散して使用する場合は、アミノ基が好ましい。
アミノ基含有有機ケイ素化合物は、アミノ基含有アルコキシシラン又はその部分加水分解物であり、具体的には、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等、又はこれらの部分加水分解物が挙げられる。
官能基含有有機ケイ素化合物は、シロキサンオリゴマー100質量部に対して、0.5〜50質量部、特に5〜30質量部配合することが好ましい。官能基含有有機ケイ素化合物の配合量が少なすぎるとシリコーン系撥水処理剤自体の安定性が悪くなる場合があり、多すぎると撥水性が悪くなったり、黄変が激しくなる場合がある。
また、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物とを反応させる際に、必要に応じて、シロキサンオリゴマー100質量部に対して、コロイダルシリカ等の無機酸化物微粒子を0.1〜10質量部、ビス(アルコキシシリル)基含有化合物又はその部分加水分解物を0.1〜20質量部添加してもよい。
シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物との反応は、公知の方法により行うことができる。溶剤としては、アルコール系溶剤が好適であり、特にメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、第三ブチルアルコールが好ましい。使用する触媒として、水、有機酸及び無機酸であり、例えば塩酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、シュウ酸及びマレイン酸等から選ばれる少なくとも1種の酸が用いられるが、酢酸、プロピオン酸が好ましい。シリコーンオリゴマーを加水分解させる反応条件は、反応温度10〜40℃、特に20〜30℃がよく、反応時間は1〜3時間で加水分解反応させるのがよい。次に、上記生成物と官能基含有有機ケイ素化合物を反応させる条件は、反応温度60〜100℃、反応時間1〜3時間が好ましい。反応終了後は、溶剤の沸点以上まで温度を上げ、アルコール溶剤等の溶剤を留去させる。この場合、系内の全アルコール(反応溶剤としてのアルコール、副生成物としてのアルコール)等の溶剤の含有量を30質量%以下、特に10質量%以下となるように留去させることが好ましい。
反応して得られる官能基含有有機ケイ素樹脂は、GPC測定によるポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)が500〜5,000であることが好ましく、より好ましくは800〜2,000である。
また、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を被覆する上記官能基含有有機ケイ素樹脂量は、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物100質量部に対し、0.1〜50質量部、特に3〜10質量部とすることが好ましい。樹脂量が少なすぎると耐水性、撥水性が弱くなる場合があり、多すぎるとコスト的に不利になる場合がある。
窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面に、上記官能基含有有機ケイ素樹脂を被覆する方法としては、相分離法、液中乾燥法、融解分散冷却法、スプレードライング法、液中硬化法などの公知の方法により行うことができる。
得られた窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆した樹脂被覆ノンハロゲン系難燃剤は、平均粒子径が1〜30μm、特に2〜20μmであることが好ましく、本発明においては、その一種又は二種以上を使用することができる。
本発明の車両内装材用コーティング組成物において、合成樹脂エマルジョンと、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆した樹脂被覆ノンハロゲン系難燃剤の混合割合は、合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対してノンハロゲン系難燃剤が1〜300質量部であり、好ましくは5〜200質量部である。ノンハロゲン系難燃剤が1質量部未満であると難燃効果が十分でなく、300質量部を超えると塗膜の実用強度が得られなくなるし、コストが高くなる。
本発明の車両内装材用コーティング組成物には、上記構成材料の他に、必要に応じて、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース系水溶性高分子、完全鹸化ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸及びその塩、ポリメタクリル酸及びその塩、ポリアクリルアミド、アルカリ増粘型アクリルエマルジョン等の合成水溶性高分子、アンモニア、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム等の塩基類、ポリエチレンワックス、消泡剤、レベリング剤、粘着付与剤、防腐剤、抗菌剤、防錆剤等を本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の車両内装材用コーティング組成物は、上記成分の所定量を常法に準じて均一に混合することにより調製することができる。得られたコーティング組成物は、固形分が30〜70質量%、特に40〜60質量%であることが好ましい。
本発明の車両内装材用コーティング組成物を基材に塗布する場合、公知の塗布機、例えば、グラビアロールコーター、ナイフコーター、リバースロールコーター等を使用して塗布することができる。ここで、基材としては、ポリエステル、ナイロン製織物又は編物、及びポリエステル、ポリプロピレン製不織布等を用いることができる。
また、塗布する際、車両内装材用コーティング組成物をそのまま使用してもよいし、アルカリ増粘型アクリル系エマルジョン等の市販の増粘剤で適宜増粘して使用してもよい。この場合、B型粘度計により測定した25℃における粘度を10,000〜50,000mPa・s、特に20,000〜40,000mPa・sとすることが好ましい。
車両内装材用コーティング組成物の塗布量は、通常乾燥状態で30〜600g/m2、好ましくは50〜500g/m2である。塗布後の乾燥条件としては、100〜180℃の温度で1〜10分間乾燥させることが好ましい。
ここで、カーシート、カーマット、天井材等の車両内装材に求められる物性としては、難燃性はもちろんであるが、風合いも求められる。この風合いは、JIS L1079の45度カンチレバー法によって測定(剛軟度で表現)されるが、車両内装材の種類によって要求性能が異なる。即ち、カーシート等の場合は、柔らかいものが求められ、剛軟度は100以下が好ましい。一方、カーマット及び天井材等は、硬いものが求められ、剛軟度は100超が好ましい。一般的に、コーティング剤の塗布量は、カーシート等の場合は乾燥状態で30〜200g/m2の範囲が好ましく、カーマット及び天井材等の場合は乾燥状態で300〜600g/m2の範囲が好ましい。
以下、調製例と、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において部及び%はそれぞれ質量部と質量%を示し、平均粒子径はレーザー散乱式粒度分布測定装置により測定した値を示す。
[調製例1]
撹拌機、還流冷却器と温度計を取り付けた3Lガラス製容器を用意し、窒素で空気置換を十分に行った。ガラス製容器にイオン交換水1,000部と、エマールO(花王(株)製:ラウリル硫酸ナトリウム)20部と、DKSNL−600(第一工業製薬(株)製:ポリオキシエチレンラウリルエーテル)30部を添加し、撹拌を開始した。
ガラス製容器の内温を80℃まで上昇させ、アクリル酸ブチル580部、アクリル酸エチル300部、アクリロニトリル100部及びアクリル酸20部の混合物と、過硫酸アンモニウム4部と、水50部の混合物を、それぞれ4時間連続追加した。その後、80℃で1時間反応させ、30℃まで冷却し、固形分が49.5%のアクリル酸エステル樹脂系エマルジョンを得た。
[調製例2〜4]
調製例1と同様に乳化重合を行って、各種エマルジョンを得た。
調製例1〜4の組成及び市販合成樹脂エマルジョンの組成を表1に示す。
Figure 2009197125
備考) St :スチレン
MMA:メタクリル酸メチルエステル
BA :アクリル酸ブチルエステル
EA :アクリル酸エチルエステル
AN :アクリロニトリル
AA :アクリル酸
GMA:メタクリル酸グリシジルエステル
[調製例5]
撹拌機、還流冷却器と温度計を取り付けた500mlガラス製容器を用意し、メチルトリメトキシシランのオリゴマー85g(ダイマー換算で0.37モル)、メタノール154g及び酢酸5.1gを入れ、撹拌しながらイオン交換水6.8g(0.37モル)を添加し、25℃で2時間撹拌した。そこに3−アミノプロピルトリメトキシシラン17.7g(0.08モル)を滴下した。
その後、メタノールの還流温度(64℃)まで加熱して1時間反応後、エステルアダプターにて、内温が110℃になるまでアルコールを留去し、薄黄色透明溶液81g〔Mw=1,100(GPCによる)のケイ素樹脂〕を得た。
リン酸メラミン(N含有率35%、平均粒子径10μm)100部に、上記反応物を10部、エタノールを100部加え、これらを30分撹拌した後、減圧下でエタノールを除去し、粉砕器で粉砕して、平均粒子径12μmのアミノ基含有ケイ素樹脂処理リン酸メラミンを得た。
[調製例6]
撹拌機、還流冷却器と温度計を取り付けた500mlガラス製容器を用意し、メチルトリメトキシシランのオリゴマー199g(ダイマー換算で0.88モル)、メタノール120g及び酢酸11.8gを入れ、撹拌しながらスノーテックスO(日産化学工業(株)製:コロイダルシリカ)19.8g(水0.88モル)を添加し、25℃で2時間撹拌した。そこに3−アミノプロピルトリメトキシシラン38.9g(0.18モル)を滴下した。
その後、64℃まで加熱して1時間反応後、エステルアダプターにて、内温が110℃になるまでアルコールを留去し、薄黄色透明溶液209g〔Mw=1,000(GPCによる)のケイ素樹脂〕を得た。
ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム複塩(P含有率11%、平均粒子径2.5μm)100部に、上記反応物を5部、エタノールを100部加え、これらを30分撹拌した後、減圧下でエタノールを除去し、粉砕器で粉砕して、平均粒子径4μmのアミノ基含有ケイ素樹脂処理ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム複塩を得た。
[調製例7]
撹拌機、還流冷却器と温度計を取り付けた500mlガラス製容器を用意し、メチルトリメトキシシランのオリゴマー85g(ダイマー換算で0.37モル)、メタノール154g及び酢酸5.1gを入れ、撹拌しながらイオン交換水6.8g(0.37モル)を添加し、25℃で2時間撹拌した。そこに3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン15.7g(0.08モル)を滴下した。
その後、64℃まで加熱して1時間反応後、エステルアダプターにて、内温が110℃になるまでアルコールを留去し、薄黄色透明溶液81g〔Mw=1,050(GPCによる)のケイ素樹脂〕を得た。
リン酸メラミン(N含有率35%、平均粒子径10μm)100部に、上記反応物を10部、エタノールを100部加え、これらを30分撹拌した後、減圧下でエタノールを除去し、粉砕器で粉砕して、平均粒子径12μmのメルカプト基含有ケイ素樹脂処理リン酸メラミンを得た。
[調製例8]
リン酸メラミン(N含有率35%、平均粒子径10μm)100部に、直鎖のシリコーンオイル(信越化学工業(株)製:KF−96H)5部、トルエン100部を加え、これらを30分撹拌した後、減圧下でトルエンを除去し、粉砕器で粉砕して、平均粒子径12μmのシリコーン処理リン酸メラミンを得た。
[調製例9]
撹拌機、還流冷却器と温度計を取り付けた500mlガラス製容器を用意し、メチルトリメトキシシランのオリゴマー85g(ダイマー換算で0.37モル)、メタノール154g及び酢酸5.1gを入れ、撹拌しながらイオン交換水6.8g(0.37モル)を添加し、25℃で2時間撹拌した。そこに3−アミノプロピルトリメトキシシラン17.7g(0.08モル)を滴下した。
その後、64℃まで加熱して1時間反応後、エステルアダプターにて、内温が110℃になるまでアルコールを留去し、薄黄色透明溶液81g〔Mw=1,100(GPCによる)のケイ素樹脂〕を得た。
ポリリン酸アンモニウム(BUDENHEIM社製:FR CROS S 10、平均粒子径8μm)100部に、上記反応物を10部、エタノールを100部加え、これらを30分撹拌した後、減圧下でエタノールを除去し、粉砕器で粉砕して、平均粒子径10μmのアミノ基含有ケイ素樹脂処理ポリリン酸アンモニウムを得た。
[実施例1〜9、比較例1〜10]
ステンレス製容器に、調製例1〜4又は市販のエマルジョンを100部添加し、撹拌を開始した。その後、撹拌を続けながら、調製例5〜9又は市販のポリリン酸アンモニウムをラテムルASK(花王(株)製:界面活性剤)を用いて水に分散させた分散液(固形分60%)を規定量添加し、1時間撹拌を行った。その後、イオン交換水を添加して、固形分50±1%に調製し、次に増粘剤ボンコートV(大日本インキ化学工業(株)製:アルカリ増粘型アクリルエマルジョン)と25%アンモニア水を添加して30,000±3,000mPa・s(B型粘度計、25℃)に増粘させてコーティング剤を得た。
コーティング剤の組成を表2及び表3に示す。
Figure 2009197125
備考) テラージュC−30:チッソ(株)製、メラミン被覆ポリリン酸アンモニウム
テラージュC−60:チッソ(株)製、メラミン・ホルムアルデヒド被覆ポリ
リン酸アンモニウム
Figure 2009197125
上記コーティング剤を、400g/m2のポリエステル製織物及び700g/m2のポリプロピレン製不織布にそれぞれ塗布し、130℃で5分間乾燥して、供試体を得た。
実施例、比較例で得られた供試体の縫目疲労、難燃性、耐水性、剛軟度、ホルムアルデヒド発生の有無、耐熱性、耐温水性を測定した。ここで、400g/m2のポリエステル製織物から得た供試体は、カーシート用として用い、縫目疲労、難燃性、耐水性、剛軟度、ホルムアルデヒド発生の有無、耐熱性、耐温水性を測定した。結果を表4に示す。一方、700g/m2のポリプロピレン製不織布から得た供試体は、カーマット用として用い、難燃性、耐水性、剛軟度、ホルムアルデヒド発生の有無、耐熱性、耐温水性を測定した。結果を表5に示す。
測定方法及び判定基準は、以下の通りである。
1.縫目疲労
巾10cm、長さ10cmの試験片をタテ、ヨコ方向から各々2枚1組で2組とり、試験片の裏側に同じ大きさのスラブウレタンフォーム(密度:0.02g/cm3、厚み:5mm)と裏布(ナイロンスパンボンド不織布:40g/m2)をスラブウレタンフォームが中となるようにして添えたものの複合体2枚の表側を合わせて重ね、1辺の端から1cmの位置をミシン掛けし、タテ、ヨコ各々2組の試験片を作る。試験は、縫目疲労試験機(山口化学産業社製)に取り付けて、荷重3kg重で2,500回繰り返した後に3kg重の荷重を掛けた状態で目盛り付きルーペを用いて縫目疲労を測定する。
ここで、縫目疲労とは、繰り返し疲労によって荷重方向に移動したミシン糸に最も近い布内糸条とミシン糸との距離をさし、0.1mm単位で測定する。2ヶ所の測定の平均値をその試料の縫目疲労とする。
*判定基準
○:移動した距離が2.2mm以下
×:移動した距離が2.2mmを超える
2.難燃性
米国自動車安全基準FMVS S−302の試験方法による。
*判定基準
(1)カーシートの場合
○:燃焼距離が38mm以下
×:燃焼距離が38mmを超える
(2)カーマットの場合
○:燃焼距離が38mm以下、燃焼時間が60秒以内、
又は燃焼速度が10cm/分以下
×:燃焼距離が38mmを超え、かつ燃焼時間が60秒を超え、
しかも燃焼速度が10cm/分を超える
3.耐水性
コーティング剤塗布面上に直径5mmの水滴を落とし、コーティング剤塗布面にヌメリ感が出るかを調べる。
*判定基準
◎:ヌメリ感無く、塗布面に水滴浸透せず
○:ヌメリ感無し
△:ヌメリ感が少し有る
×:ヌメリ感が強い
4.剛軟度(Softness)
JIS L1079(5.17A法)の45度カンチレバー法による。剛軟度が大きい程、供試体は硬く感じられる。
*判定基準
(1)カーシートの場合
○:剛軟度が100以下
×:剛軟度が100を超える
(2)カーマットの場合
○:剛軟度が100を超える
×:剛軟度が100以下
5.ホルムアルデヒドの測定
2Lのテドラーバッグ(tedlar bag:デュポン社の商品名)に50cm2の供試体を入れ、テドラーバッグ内部を窒素置換した後、密封する。このテドラーバッグを65℃の雰囲気中に2時間放置した後、ガス検知管(ガステック社製:91L)でホルムアルデヒド発生の有無を測定する。
*判定基準
○:ホルムアルデヒドの発生無し
×:ホルムアルデヒドの発生有り
6.耐熱性
各種コーティング剤を塗布したポリエステル製織物及びポリプロピレン製不織布を温度180℃で30分熱処理した後、コーティング表面の変色程度を目視にて評価した。
Aランク:微黄色変化有り
Bランク:黄色変化有り
Cランク:著しい黄色変化有り
7.耐温水性
各種コーティング剤を塗布したポリエステル製織物及びポリプロピレン製不織布を温度60℃の温水に浸し、48時間放置した前後のリン元素の溶出割合を求めた。
Figure 2009197125
Figure 2009197125

Claims (15)

  1. 合成樹脂エマルジョンの固形分100質量部に対して、窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の一種又は二種以上を1〜300質量部添加してなる車両内装材用コーティング組成物。
  2. 窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物が、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラム及びポリリン酸メレムから選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の車両内装材用コーティング組成物。
  3. 合成樹脂エマルジョンが、(メタ)アクリル酸エステル樹脂系エマルジョン、スチレン/アクリル酸エステル共重合体系エマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、エチレン/酢酸ビニル共重合体系エマルジョン及びゴム系エマルジョンから選ばれる一種又は二種以上である請求項1又は2記載の車両内装材用コーティング組成物。
  4. 官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物とを反応させて得られる樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  5. シロキサンオリゴマーが、下記式
    nSi(OR’)4-n
    (但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、R’は炭素数1〜4のアルキル基、nは0〜3の整数である。)
    で示されるアルコキシシランの一種又は二種以上の部分加水分解縮合物であって、分子中に少なくとも1個のアルコキシ基を有し、ケイ素原子数が平均2〜10個のシロキサンオリゴマーである請求項4記載の車両内装材用コーティング組成物。
  6. アルコキシシランが、少なくとも50質量%のトリアルコキシシランを含有するものである請求項5記載の車両内装材用コーティング組成物。
  7. シロキサンオリゴマーが、炭素数1〜6のアルキルトリアルコキシシランとメタノール又はエタノールとの反応から得られ、ケイ素原子数が平均2〜6個のシロキサンオリゴマーである請求項5記載の車両内装材用コーティング組成物。
  8. 官能基含有有機ケイ素化合物が、下記式
    mkSi(OR’)4-m-k
    (但し、Xはエポキシ基、ビニル基、メルカプト基、アミノ基から選ばれる官能基を有するアルキル基、Rは炭素数1〜6のアルキル基、R’は炭素数1〜4のアルキル基、mは1,2又は3、kは0,1又は2であり、m+kは1,2又は3である。)
    で示される官能基含有アルコキシシラン又はその部分加水分解物である請求項4〜7のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  9. 官能基含有有機ケイ素化合物の官能基がアミノ基である請求項8記載の車両内装材用コーティング組成物。
  10. 官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマー100質量部に対して官能基含有有機ケイ素化合物を0.5〜50質量部反応させて得られるものである請求項4〜9のいずれか1項に記載の車両内装材用コーティング組成物。
  11. シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物を反応させる際に、シロキサンオリゴマー100質量部に対し、無機酸化物微粒子0.1〜10質量部及び/又はビス(アルコキシシリル)基含有化合物又はその加水分解物0.1〜20質量部を添加してなることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  12. 官能基含有有機ケイ素樹脂が、シロキサンオリゴマーと官能基含有有機ケイ素化合物を60〜100℃において1〜3時間反応させることにより得られるものである請求項4〜11のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  13. 官能基含有有機ケイ素樹脂が、重量平均分子量500〜5,000のものである請求項1〜12のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  14. 窒素原子を含む複素環化合物とリン酸からなる化合物粒子表面を官能基含有有機ケイ素樹脂で被覆したノンハロゲン系難燃剤の平均粒子径が1〜30μmである請求項1〜13のいずれか1項記載の車両内装材用コーティング組成物。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載された組成物をコーティングした車両内装材。
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