JP2009194657A - 画像処理装置、その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターレース方式で表示される画像に対して、精細感の低下を抑制しつつフリッカを軽減する。
【解決手段】複数の副画素から構成される画素を複数含むフィールド画像を取得する取得手段と、第1フィールド画像と、当該第1フィールド画像の次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりフリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、前記フレーム画像において、所定画素を構成する複数の副画素が、当該所定画素と、当該所定画素に垂直方向に隣接する画素とに分散するように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する制御手段と、前記フレーム画像をインターレース方式により出力する出力手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
【選択図】図14

Description

本発明は、インターレース方式で表示される画像を処理する画像処理装置、及びその制御方法に関する。
飛び越し走査(インターレース)方式によって画像を表示する表示装置が知られている。このような表示装置が表示する画像には、ちらつき(フリッカ)が発生する場合がある。
従来、デジタル信号処理を用いてフリッカを軽減させる技術として、画像に対して時間方向にローパスフィルタを適用する技術(時間的ローパスフィルタ技術)が知られている。また、画像に対して垂直方向及び時間方向にローパスフィルタを適用することによって、ラインフリッカを軽減させる技術も知られている。
時間的ローパスフィルタ技術は、各画素のデータに対して時間方向にフィルタを適用する技術である。そして、フレームメモリに蓄積された映像信号を複数フレームにわたってフィルタリングすることで、時間方向に対するフリッカを軽減させることが可能である(例えば、特許文献1参照。)
また、画像に対して垂直方向及び時間方向にローパスフィルタを適用する技術として、奇数ライン発光フレーム(ODDフレーム)と偶数ライン発光フレーム(EVENフレーム)とを同一ラインとして扱う技術が知られている。その上で時間方向にローパスフィルタを適用すると、時間方向及び垂直方向にローパスフィルタが適用されたことになり、フリッカが軽減される(例えば、特許文献2及び3参照)。
特開平8−286653号公報 特開2001−154648号公報 特開平10−31465号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、画像に対してローパスフィルタを適用するため、画像の精細感が損なわれる。即ち、精細感を維持することと、フリッカを抑制することとはトレードオフの関係にあり、精細感の維持とフリッカの軽減とを両立することが困難であった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、インターレース方式で表示される画像に対して、精細感の低下を抑制しつつフリッカを軽減する処理を行う技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、複数の副画素から構成される画素を複数含むフィールド画像を取得する取得手段と、第1フィールド画像と、当該第1フィールド画像の次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりフリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、前記フレーム画像において、所定画素を構成する複数の副画素が、当該所定画素と、当該所定画素に垂直方向に隣接する画素とに分散するように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する制御手段と、前記フレーム画像をインターレース方式により出力する出力手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、第2の本発明は、画像処理装置の制御方法であって、複数の副画素から構成される画素を複数含むフィールド画像を取得する取得工程と、第1フィールド画像と、当該第1フィールド画像の次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定する判定工程と、前記判定工程においてフリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、前記フレーム画像において、所定画素を構成する複数の副画素が、当該所定画素と、当該所定画素に垂直方向に隣接する画素とに分散するように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する制御工程と、前記フレーム画像をインターレース方式により出力する出力工程と、を備えることを特徴とする制御方法を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための最良の形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、インターレース方式で表示される画像に対して、精細感の低下を抑制しつつフリッカを軽減する処理を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下で説明される個別の実施例は、本発明の上位概念から下位概念までの種々の概念を理解するために役立つであろう。
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施例によって限定されるわけではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像処理装置10の構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、RGB表色系で表される映像信号(インターレース信号)を受信して処理し、テレビなどの表示装置のインターレースパネルに対して出力する。画像処理装置10は、表示装置と一体化されていてもよい。
画像処理装置10は、入力された映像信号からフィールド画像を取得する。フィールド画像は、複数の副画素(サブピクセル)から構成される画素を複数含む。複数のサブピクセルは、本実施例では、赤(R)の副画素、緑(G)の副画素、及び青(B)の副画素を含む。従って、画像処理装置10に入力される映像信号はRGB表色系で表される信号(RGB信号)である。
画像処理装置10に入力された映像信号は、サブピクセル制御部5、及びRGB/YPbPr変換部6に入力される。RGB/YPbPr変換部6は、映像信号を、YPbPr表色系で表される信号(色差信号)に変換する。RGB/YPbPr変換部6は、色差信号(Y成分(輝度成分)のみでよい)を、高周波成分検出部1、動き成分検出部2、及び輝度成分検出部3に入力する。
高周波成分検出部1、動き成分検出部2、及び輝度成分検出部3は、入力された色差信号に基づいて映像信号の性質を判定し、判定結果をフリッカ検出制御部4に通知する。フリッカ検出制御部4は、第1フィールド画像と、その次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定し、判定結果をサブピクセル制御部5に通知する。詳細は後述するが、簡単に説明すると、フリッカ検出制御部4は、高周波成分検出部1、動き成分検出部2、及び輝度成分検出部3から通知された判定結果に基づき、映像信号(フレーム画像)がフリッカを発生しそうであるか否かを判定する。
サブピクセル制御部5は、映像信号がフリッカを発生しそうであるとフリッカ検出制御部4によって判定された場合、フリッカを軽減するための処理を行い、インターレースパネル(表示装置)に対して出力する。一方、映像信号がフリッカを発生しそうでないとフリッカ検出制御部4によって判定された場合、サブピクセル制御部5は、画像処理装置10に入力された映像信号をそのまま出力する。
以下、高周波成分検出部1、動き成分検出部2、輝度成分検出部3、フリッカ検出制御部4、及びサブピクセル制御部5が行う処理の詳細を順に説明する。
(高周波成分検出部1)
図2は、色差信号から高周波成分を検出する高周波成分検出部1の構成を示すブロック図である。高周波成分検出部1は、フレームメモリ101、及び高周波検出部102を有する。
フレームメモリ101は、高周波成分の検出対象の色差信号を保存するメモリである。高周波検出部102は、フレームメモリ101に保存された色差信号から高周波成分の検出を行う。
図3は、高周波成分検出部1のフレームメモリ101が行う保存処理を示す模式図である。図3は、垂直方向の所定の1ラインのみに注目した図であり、縦軸は垂直ラインを示し、横軸はフィールド時間を示す。また、図中「o」は奇数フィールドを示し、「e」は偶数フィールドを示す。フレームメモリ101は、入力された色差信号のY成分を1フレーム(2フィールド=1フレーム)分、保存する。
映像信号のY成分は、図3(a)に示すように、フレームメモリ101に順次入力される。この際、フレームメモリ101は、図3(b)に示すように、2フィールド分のY信号を1フレーム分のY信号として保存する。
より具体的には、フレームメモリ101は、図3(c)に示すように、奇数フィールドで入力されたY1信号及びY3信号を、図3(d)に示すようにインターレース形式で保存する。そして、フレームメモリ101は、図3(c)に示すように、偶数フィールドで入力されたY2信号及びY4信号を、図3(d)に示すように、前の奇数フィールドについて保存した信号を上書きしないように飛び越し走査を行って保存する。
高周波検出部102は、このようにして保存された1フレーム分のY信号から、高周波成分を検出する。
図4は、高周波成分検出部1の高周波検出部102が行う高周波成分検出処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、各フレームに対して実行される。
図4において、変数mは水平画素数を表し(但し、左端の画素でm=0とする)、変数nは垂直ライン数を表し(但し、上端のラインでn=0とする)、A(m,n)は座標(m,n)における入力信号の画素データを表す。また、Mmaxは入力信号の(水平画素数−1)の値を表し、Nmaxは入力信号の(垂直ライン数−1)の値を表す。また、Sは高周波成分を検出するための階調差の差分閾値(第4閾値)を表し、Z(m,n)は座標(m,n)において高周波成分が検出されたか否かを示す判定値である。また、Bsumは入力信号の全画素の判定値の合計値であり、hは処理対象のフレームが高周波成分を持つフレームであるか否かを判定するための閾値(第5閾値)である。また、fnは処理対象のフレームのフレーム番号を示し、Kh(fn)は処理対象のフレームが高周波成分を持つフレームであるか否かを示す判定値である。
図4に示す処理の開始時に、m及びnは0に初期化される。
S101で、高周波検出部102は、フレームメモリ101から読み出した画素データA(m,n)と、その下の画素の画素データA(m,n+1)との差(具体的には、輝度の差)の絶対値を算出する。そして、絶対値が閾値Sより大きいか否かを判定する。大きければ高周波成分が検出されたと判断してS102に進み、Z(m,n)=1とする。そうでなければS103に進み、Z(m,n)=0とする。
S104で、高周波検出部102は、mがMmax以上であるか否かを判定し、mがMmax以上でなければmに1を加えてS101に戻る。また、S105で、S104と同様に、高周波検出部102は、nがNmax以上であるか否かを判定し、nがNmax以上でなければnに1を加えてS101に戻る。このようにして、処理対象のフレームの全画素について、判定値Zが決定される。
S106で、高周波検出部102は、全画素の判定値Zの合計値Bsumを算出し、S107で、合計値Bsumが閾値hより大きいか否かを判定する。大きければ、処理対象のフレームから高周波成分が検出されたと判断してS108に進み、Kh(fn)=1とする。そうでなければS109に進み、Kh(fn)=0とする。
つまり入力される映像信号の各フレームは、画素ごとに高周波成分を持っているかどうか判定され、その判定値Z(m,n)が全画素について加算される。そして合計値Bsumの大きさによって高周波成分の検出結果が判定される。判定結果(Kh(fn))は、フリッカ検出制御部4に出力される。
(動き成分検出部2)
図5は、色差信号から動き成分を検出する動き成分検出部2の構成を示すブロック図である。動き成分検出部2は、APL計算部201、遅延メモリ202、及び動き判定検出部203を有する。
図5において、動き成分検出部2に入力されたY信号は、APL計算部201へ入力される。APL計算部201は、フィールドごとに平均階調値(Average Picture Level)を算出する。算出された平均階調値(平均輝度)は、フィールド遅延を行う遅延メモリ202と、動き判定検出部203とに入力される。動き判定検出部203は、時間的に隣接する2フィールドの平均階調値の差分値に基づき、動き判定を行う。
図6は、動き成分検出部2のAPL計算部201が行う処理を示す模式図である。図6は、垂直方向の所定の1ラインのみに注目した図であり、横軸はフィールド時間を示す。図6(a)は、APL計算部201に入力される入力信号を示し、縦軸は垂直ラインを示す。図6(b)は、APL計算部201において算出された平均階調値を示す(縦軸)。APL計算部201は、図6(b)に示すようにフィールドごとに算出した平均階調値を、遅延メモリ202と動き判定検出部203とへ出力する。
図7は、動き成分検出部2の動き判定検出部203が行う動き成分検出処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図7において、Cは動き検出を判定するための閾値(第6閾値)であり、fnは処理対象のフレームのフレーム番号を示す。また、APL(fn)、APL(fn−1)はそれぞれ、fn番目、fn−1番目のフィールドについて算出された平均階調値、Dh(fn)は動き判定の結果を示す判定値である。
S201において、動き判定検出部203は、処理対象のフィールドの平均階調値APLnと、遅延メモリ202から出力される1つ前のフィールドの平均階調値APLn−1との差の絶対値を算出する。そして、絶対値が閾値Cよりも大きい場合には、動きのあるフィールドであると判断してS202に進み、Dh(fn)=1とする。そうでなければ、S203に進み、Dh(fn)=0とする。判定値Dh(fn)は、フリッカ検出制御部4へ出力される。
(輝度成分検出部3)
図8は、輝度成分検出を行う輝度成分検出部3の構成を示すブロック図である。輝度成分検出部3は、γ変換部301、APL計算部302、遅延メモリ303、及び輝度成分判定部304を有する。
輝度成分検出部3に入力された映像信号のY成分は、γ変換部301へ入力される。γ変換部301は、入力されたY信号に対して、画像処理装置10の出力先であるインターレースパネルで表示された場合のγ特性になるようにγ変換を行う。これにより、入力されたY信号は、インターレースパネルで発光された場合の輝度信号に変換される。γ変換部301でγ変換された信号は、APL計算部302へ入力される。APL計算部302及び遅延メモリ303の機能は、図5に示すAPL計算部201及び遅延メモリ202の機能と同様であるため、説明を省略する。
輝度成分判定部304は、APL計算部302で算出された平均輝度値と、遅延メモリ303から出力される1つ前のフィールドの平均輝度値とに基づき、輝度判定処理を行う。
図9は、輝度成分検出部3の輝度成分判定部304が行う輝度成分検出判定処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図9において、Fは輝度成分判定のための閾値(第7閾値)であり、fnは処理対象のフレームのフレーム番号を示す。また、PAPL(fn)、PAPL(fn−1)はそれぞれ、fn番目、fn−1番目のフィールドについて算出された平均階調値、Eh(fn)は動き判定の結果を示す判定値である。
S301において、輝度成分判定部304は、処理対象のフィールドの平均階調値PAPLnと、遅延メモリ303から出力される1つ前のフィールドの平均階調値PAPLn−1との差の絶対値を算出する。そして、絶対値が閾値Fよりも大きい場合には、明るいフィールドであると判断してS302に進み、Eh(fn)=1とする。そうでなければ、S303に進み、Eh(fn)=0とする。判定値Eh(fn)は、フリッカ検出制御部4へ出力される。
(フリッカ検出制御部4)
図10は、フリッカ検出制御部4が行うフリッカ検出処理の流れを示すフローチャートである。図10に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図10のS401乃至S403から明らかなように、フリッカ検出制御部4は、
●高周波成分検出部1から得られた判定値(Kh(fn))
●動き成分検出部2から得られた判定値(Dh(fn))
●輝度成分検出部3から得られた判定値(Eh(fn))
の全てが1である場合に、fn番目のフレームにおいてフリッカが発生する可能性が高いと判断し、S405においてサブピクセル制御をONにする。そうでなければ、S406において、サブピクセル制御をOFFにする。フリッカ検出制御部4は、サブピクセル制御のON/OFFをサブピクセル制御部5に通知する。
なお、フレームにおいてフリッカが発生する可能性が高いか否かを判断する基準は、上で説明した基準に限られるものではない。例えば、Kh(fn)、Dh(fn)、及びEh(fn)のうちの少なくとも1つが1である場合に、フリッカ検出制御部4は、fn番目のフレームにおいてフリッカが発生する可能性が高いと判断してもよい。また、Kh(fn)、Dh(fn)、及びEh(fn)以外の、任意の知られている技術を用いてもよい。
(サブピクセル制御部5)
図11は、サブピクセル制御(フリッカを軽減させるためにサブピクセルの配置を変換する処理)を行うサブピクセル制御部5の構成を示すブロック図である。サブピクセル制御部5は、フレームメモリ501、サブピクセル分解部502、及びフレームメモリ503を備える。
サブピクセル制御部5は、画像処理装置10に入力されたフィールド単位の映像信号(RGB信号)を、2フィールドを1フレームとして、フレームメモリ501に保存する。即ち、奇数フィールド(ODDフィールド)及び偶数フィールド(EVENフィールド)の信号をまとめてフレーム信号として、フレームメモリ501に保存する。
図12は、サブピクセル制御部5が行うサブピクセル制御を示す模式図である。図12は、垂直方向の所定の1ラインのみに注目した図であり、縦軸は垂直ラインを示し、横軸はフィールド時間を示す。実際のサブピクセル制御では、全垂直ラインに対して同じ処理が適用される。
映像信号は、図12(a)に示すように、フレームメモリ501に順次入力される。フレームメモリ501は、図12(b)に示すように、フィールドごとに奇数ライン、偶数ラインと、インターレース方式で出力されるようにして、サブピクセル分解部502へ映像信号を出力する。図12(b)では、入力信号のフレーム単位で上から順番にR1,G1,B1と番号を割り振った状態を示している。従ってこの図12(b)では奇数ラインが発光するフィールドではR1,G1,B1、R3,G3,B3が発光し、偶数ラインが発光するフィールドではR2,G2,B2、R4,G4,B4が発光する状態を示している。
次に、サブピクセル分解部502は、図12(b)に示すように入力されるフレームに対するサブピクセル制御がONであるとフリッカ検出制御部4から通知されている場合、フレームメモリ503に対して、図12(c)に示すように保存処理を行う。即ち、フレームメモリ503へ保存を行う際に、G成分の画素を1画素だけ下にずらす。
なお、図12(c)では、G成分の画素を下にずらしているが、上にずらしても構わない。また、G成分の画素ではなく、R成分又はB成分をずらしてもよい。或いは、R成分及びG成分の画素をずらしてもよい。即ち、任意の1又は2の色成分の画素をずらせばよい。換言すれば、サブピクセル分解部502は、フレーム画像において、所定画素を構成する複数のサブピクセルが、所定画像及びこれに垂直方向に隣接する画素とに分散するように、サブピクセルの配置を変換する。但し、G成分と、R成分及びB成分とが分離するようにずらすと、フリッカの軽減効果が特に高い。
サブピクセル分解部502にてG成分の画素を下に1画素ずらす場合、一番上のデータ及び2番目のデータを、g1=G1/2として、画素値の半分の値を保存してもよい。こうすることで、ずらすことによるデータの欠落が防止される。また一番下のデータ(n番目)は、gn−1=(Gn−1+Gn)/2とすることにより、データの欠落を防止してもよい。
図12(d)は、フレームメモリ503から映像信号の出力を行った様子を示す図である。サブピクセル制御部5ではインターレース信号を出力するために図12(c)に示すようにフレーム単位で保存したフレームデータを、図12(d)に示すようにフィールド単位に分解し、インターレース方式により出力を行う。
前述の通り、この図12(b)、(c)、(d)では緑(G)のサブピクセル配列を変換する例を示したが、これに限定するものではない。赤(R)または青(B)で変換を行っても構わない。
図13は、入力映像信号と、サブピクセル制御部5によってサブピクセル制御が適用された出力映像信号とを示す模式図である。図13(a)及び(b)において、縦軸はインターレースパネルで表示される際の垂直ラインを示し、横軸はフィールド時間を示す。図13は、各フィールド時間で1画素を構成するR,G,Bサブピクセルの発光状態を示しており、白丸はそのサブピクセルが発光状態にあることを示し、黒丸はサブピクセルが非発光状態にあることを示している。
図13(a)は、サブピクセル制御部5に入力される映像信号を示す。図13(a)において、フィールド単位で垂直方向に1ラインおきにデータが表示される映像信号が時間的に入力されている様子が示される。従って、フィールド単位で奇数ラインのみが発光するフィールド、偶数ラインのみが発光するフィールド(実際には非発光)が交互に表れるため、フリッカが認識されやすい。
図13(b)は、サブピクセル制御部5によってサブピクセル制御が適用された映像信号を示す。図13(a)では、奇数フィールド及び偶数フィールドで発光/非発光が繰り返されることによりフリッカが認識されたが、図13(b)では、奇数フィールドと偶数フィールドの輝度差が減少しているので、フリッカが軽減されている。
図14は、図13を空間方向から見た模式図である。図14において、1301は発光している赤のサブピクセル、1302は発光している緑のサブピクセル、1303は発光している青のサブピクセルを示す。また、1304は発光していない赤のサブピクセル、1305は発光していない緑のサブピクセル、1306は発光していない青のサブピクセルを示す。図14は、垂直方向に同じ色が並んでいるストライプ構造である。
図14の上側は、垂直方向に1ラインおきにデータが表示される映像信号を示す。図14の下側は、サブピクセル制御部5によってサブピクセルの配置変換が行われた映像信号を示す。この処理では、サブピクセルの配置を垂直方向に動かしているだけなので、垂直方向に対して2画素単位あたりの輝度は変化しない。従って、コントラストも変化しない。
また、横一列で発光していた状態が、処理後はV時型になるのみであるので、空間周波数も変化しない。従って、本実施例によれば、周波数及びコントラストを維持したままサブピクセルの配置変換を行って、フリッカを軽減することが可能である。
また、高周波成分検出方法、動き検出方法、輝度成分判定方法の一例を示したが、ある判定値を元にそれぞれの判定を行い、この情報を元にフリッカを検出できる場合は、これ以外の方法を使用して構わない。
以上説明したように、本実施例によれば、フリッカ検出制御部4は、入力された映像信号においてフリッカが発生する(視聴者に認識される)可能性が高いか否かを判定する。可能性が高い場合、サブピクセル制御部5は、フレーム画像において、サブピクセルの配置を変換する。
これにより、インターレース方式で表示される画像に対して、精細感の低下を抑制しつつフリッカを軽減することが可能になる。
実施例1では、画像処理装置10は、フリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、フレーム画像全体に対してサブピクセルの配置の変換を行った。実施例2では、フレーム画像において、フリッカが発生する可能性が高い領域(フリッカ領域)のみに対してサブピクセルの配置の変換を行う構成を説明する。これにより、入力映像信号に対して加えられる変更が減少するため、画質が向上する。
図15は、本発明の実施例2に係る画像処理装置20の構成を示すブロック図である。図15において、画像処理装置10(図1参照)と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。また、画像処理装置20に入力される映像信号は、画像処理装置10に入力される映像信号と同様である(実施例1参照)。
画像処理装置20に入力された映像信号は、サブピクセルエリア制御部51、及びRGB/YPbPr変換部6に入力される。RGB/YPbPr変換部6は、色差信号(Y成分(輝度成分)のみでよい)を、高周波成分エリア検出部11、動き成分エリア検出部21、及び輝度成分エリア検出部31に入力する。
以下、高周波成分エリア検出部11、動き成分エリア検出部21、輝度成分エリア検出部31、フリッカ検出制御部41、及びサブピクセルエリア制御部51が行う処理の詳細を順に説明する。
(高周波成分エリア検出部11)
図16は、フレーム画像において高周波成分の領域(高周波領域)の検出を行う高周波成分エリア検出部11の構成を示すブロック図である。図16において、図2と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
高周波成分エリア検出部11は、フレームメモリ101、及び高周波エリア検出部112を有する。高周波エリア検出部112は、フレームメモリ101に保存された色差信号から高周波領域の検出を行う。
図17は、高周波成分エリア検出部11の高周波エリア検出部112が行う高周波領域検出処理の流れを示すフローチャートである。図17に示す処理は、各フレームに対して実行される。図17において、図4と同様のステップには同一の符号を付し、説明を省略する。また、図4と同様の変数及び定数についても、説明を省略する。但し、閾値Sは、請求項の第1閾値に対応する。
図17において、Phはエリアの縦方向を認識する範囲を制限する閾値、Qhはエリアの横方向を認識する範囲を制限する閾値、Lh(fn)は高周波領域があるかどうかの判定値である。
S1106で、高周波エリア検出部112は、判定値Z(m,n)に基づいて高周波領域を検出する。具体的には、面積がPh×Qh以上でZ(m,n)=1の値が連続する領域を検出する。そのような領域が検出された場合、処理対象のフレームに高周波領域が存在すると判断してS1107に進み、Lh(fn)=1とする。そうでなければS1108に進み、Lh(fn)=0とする。
図15に示すように、高周波成分エリア検出部11は、高周波領域の位置に関する情報を、動き成分エリア検出部21、輝度成分エリア検出部31、及びサブピクセルエリア制御部51に通知する。また、Lh(fn)を、動き成分エリア検出部21、輝度成分エリア検出部31、及びフリッカ検出制御部41に通知する。
(動き成分エリア検出部21)
図18は、動き成分検出を行う動き成分エリア検出部21の構成を示すブロック図である。図18において、図4と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
動き成分エリア検出部21は、APL計算部211、遅延メモリ202、及び動き判定エリア検出部213を有する。
図19は、動き成分エリア検出部21が行う動き成分検出処理の流れを示すフローチャートである。図19に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図19において、Caは動き検出を判定するための閾値(第2閾値)であり、fnは処理対象のフレームのフレーム番号を示す。また、AAPL(fn)、AAPL(fn−1)はそれぞれ、fn番目、fn−1番目のフィールドの高周波領域について算出された平均階調値、Dah(fn)は動き判定の結果を示す判定値である。
S2101で、APL計算部211は、処理対象のフレームに高周波領域が含まれるか否か(即ち、Lh(fn)が1であるか否か)を判定する。含まれていればS2102に進み、そうでなければS2105に進む。
S2102で、APL計算部211は、入力された映像信号のY成分(輝度成分)、及び高周波成分エリア検出部11からのエリア情報をもとに、高周波領域のフィールド内信号の平均階調値を算出する。算出された平均階調値は遅延メモリ202、及び動き判定エリア検出部213に出力される。
S2103で、動き判定エリア検出部213は、遅延メモリ202から出力される1フィールド前の平均階調値AAPL(fn−1)と、APL計算部211から出力される平均階調値AAPL(fn)との差の絶対値を算出する。そして、これが閾値Caよりも大きいか否かを判定する。大きい場合、動きのある高周波領域であると判断してS2104に進み、Dah(fn)=1とする。そうでなければ、S2105に進む。
S2105で、動き判定エリア検出部213は、Dah(fn)=0とする。
判定値Dah(fn)は、フリッカ検出制御部4へ出力される。
(輝度成分エリア検出部31)
図20は、輝度成分エリア検出を行うための輝度成分エリア検出部31の構成を示すブロック図である。図20において、図8と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
輝度成分エリア検出部31は、γ変換部301、APL計算部312、遅延メモリ303、及び輝度成分エリア判定部314を有する。
図21は、輝度成分エリア検出部31が行う輝度成分検出判定処理の流れを示すフローチャートである。図21に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図21において、Faは輝度成分判定のための閾値(第3閾値)であり、fnは処理対象のフレームのフレーム番号を示す。また、APAPL(fn)、APAPL(fn−1)はそれぞれ、fn番目、fn−1番目のフィールドの高周波領域について算出された平均階調値、AEh(fn)は動き判定の結果を示す判定値である。
S3101で、APL計算部312は、処理対象のフレームに高周波領域が含まれるか否か(即ち、Lh(fn)が1であるか否か)を判定する。含まれていればS3102に進み、そうでなければS3105に進む。
S3102で、APL計算部312は、γ変換部301から入力されたγ変換後の輝度成分信号と、高周波成分エリア検出部11からのエリア情報をもとに、高周波領域のフィールド内信号の平均輝度値を求める。APL計算部312で計算された平均輝度値は、遅延メモリ303と輝度成分エリア判定部314へ出力される。
S3103で、輝度成分エリア判定部314は、遅延メモリ303から出力される1フィールド前の平均階調値APAPL(fn−1)と、APL計算部312から出力される平均階調値APAPL(fn)との差の絶対値を算出する。そして、これが閾値Faよりも大きいか否かを判定する。大きい場合、明るい高周波領域であると判断してS3104に進み、AEh(fn)=1とする。そうでなければ、S3105に進む。
S3105で、輝度成分エリア判定部314は、AEh(fn)=0とする。
判定値AEh(fn)は、フリッカ検出制御部4へ出力される。
(フリッカ検出制御部41)
図22は、フリッカ検出制御部41が行うフリッカ検出処理の流れを示すフローチャートである。図22に示す処理は、各フレームに対して行われる。
図22のS4011乃至S4013から明らかなように、フリッカ検出制御部41は、
●高周波成分エリア検出部11から得られた判定値(Lh(fn))
●動き成分エリア検出部21から得られた判定値(Dah(fn))
●輝度成分エリア検出部31から得られた判定値(AEh(fn))
の全てが1である場合に、fn番目のフレームの高周波領域においてフリッカが発生する可能性が高い(即ち、高周波領域はフリッカ領域である)と判断し、S4015においてサブピクセル制御をONにする。そうでなければ、S4016において、サブピクセル制御をOFFにする。フリッカ検出制御部41は、サブピクセル制御のON/OFFをサブピクセルエリア制御部51に通知する。
なお、高周波領域においてフリッカが発生する可能性が高いか否かを判断する基準は、上で説明した基準に限られるものではない。例えば、フリッカ検出制御部41は、図17のS1106においてYESと判定される領域をフリッカ領域として検出してもよい。
(サブピクセルエリア制御部51)
サブピクセルエリア制御部51は、フリッカ検出制御部41から得られた判定情報をもとにサブピクセル制御を行う。実施例2に係るサブピクセル制御は、高周波成分を検出したエリアのみ(即ち、フリッカ領域のみ)に対してサブピクセルの配置の変換を行うことを除き、基本的には実施例1において図12乃至図14を参照して説明したものと同様である。
但し、フリッカ領域内の画素とフリッカ領域外の画素との境界において画質が劣化することを抑制するために、図23乃至図25を参照して以下に説明するように変換を行ってもよい。
図23乃至図25は、サブピクセルエリア制御部51によってサブピクセル制御が適用されたフレーム画像をインターレースパネルに表示した際の空間方向状態を示す模式図である。
図23において、2201は発光している赤のサブピクセル、2202は発光している緑のサブピクセル、2203は発光している青のサブピクセルを示す。また、2204は発光していない赤のサブピクセル、2205は発光していない緑のサブピクセル、2206は発光していない青のサブピクセルを示す。図23は、垂直方向に同じ色が並んでいるストライプ構造である。
図23において、サブピクセルを入れ替えるペア画素はM2201及びM2202である。図23において、M2203はM2202に接する画素である。M2203の発光がマゼンダ色であるため、配置を入れ替えるサブピクセルを赤と青にする(2207,2208)。こうすることで入れ替えるピクセルの色連続性が保たれることになり、違和感を軽減することができる。
図24では、上辺側のサブピクセルの配置を置き換える場合を示す。図24において、2301は発光している赤のサブピクセル、2302は発光している緑のサブピクセル、2303は発光している青のサブピクセルを示す。また、2304は発光していない赤のサブピクセル、2305は発光していない緑のサブピクセル、2306は発光していない青のサブピクセルを示す。図24は、垂直方向に同じ色が並んでいるストライプ構造である。
図24において、サブピクセルを入れ替えるペア画素はM2301及びM2302である。図24において、M2303はM2301に接する画素である。M2303の発光がマゼンダ色であるため、配置を入れ替えるサブピクセルを緑にする(2307)。こうすることで入れ替える画素の境界(M2301及びM2303)の色連続性が保たれることになり、違和感を軽減することができる。
図25では、フリッカ領域全体でのサブピクセルの配置を置き換える様子を示す。図25において、2401は発光している赤のサブピクセル、2402は発光している緑のサブピクセル、2403は発光している青のサブピクセルを示す。また、2404は発光していない赤のサブピクセル、2405は発光していない緑のサブピクセル、2406は発光していない青のサブピクセルを示す。図25は、垂直方向に同じ色が並んでいるストライプ構造である。
図23及び図24と同様に、上辺及び下辺で、サブピクセル配置の変換を行う画素と行わない画素との境界で色の連続性が保たれるように変換を行う。上辺及び下辺以外のエリアのサブピクセルについては、上辺及び下辺のどちらに合わせても構わない。
図23乃至図25を参照して説明したことは、換言すれば、サブピクセルエリア制御部51は、垂直方向に隣接するフリッカ領域の内外の画素それぞれが表す色が近くなるようにサブピクセルの配置を変換するということである。
また、高周波成分検出方法、動き検出方法、輝度成分判定方法の一例を示したが、ある判定値を元にそれぞれの判定を行い、この情報を元にフリッカ領域を検出できる場合は、これ以外の方法を使用して構わない。
以上説明したように、本実施例によれば、サブピクセルエリア制御部51は、フレーム画像において、フリッカが発生する可能性が高い領域(フリッカ領域)に対してサブピクセルの配置の変換を行う。換言すれば、フリッカ領域以外の領域に対してはサブピクセルの配置の変換を行わない、ということである。
これにより、入力映像信号に対して加えられる変更が減少するため、画質が向上する。
[その他の実施例]
上述した各実施例の画像処理装置は、例えば、テレビジョン装置に適用可能である。図26は、画像処理装置10又は画像処理装置20を適用可能なテレビジョン装置250の構成を示すブロック図である。
テレビジョン装置250は、表示制御装置251と画像表示装置252とを備える。
表示制御装置251は、衛星放送や地上放送等の映像信号を受信するチューナ部2511を備える。また、チューナ部2511が受信した画像を画像表示装置252の表示フォーマットに変換して画質調整後、映像信号出力を行う画質調整部2512を備える。
画像表示装置252は、表示パネル2522と、表示パネル2522を駆動するためのタイミング発生回路や表示パネル2522を駆動するための信号を生成する回路を含む駆動制御部2521とを備える。
図27及び図28は、テレビジョン装置250に対する画像処理装置10(又は画像処理装置20)の適用例を示す図である。図27に示すように、画質調整部2512の出力と駆動制御部2521の入力との間に画像処理装置を設けてもよい。或いは、図28に示すように、画質調整部2512に画像処理装置10を組み込んでもよい。
また、上述した各実施例の機能を実現するためには、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステム或は装置に提供してもよい。そして、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、上述した各実施例の機能が実現される。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることもできる。
また、上述した各実施例の機能を実現するための構成は、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することだけには限られない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含むものである。
本発明の実施例1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 色差信号から高周波成分を検出する高周波成分検出部の構成を示すブロック図である。 高周波成分検出部のフレームメモリが行う保存処理を示す模式図である。 高周波成分検出部の高周波検出部が行う高周波成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 色差信号から動き成分を検出する動き成分検出部の構成を示すブロック図である。 動き成分検出部のAPL計算部が行う処理を示す模式図である。 動き成分検出部の動き判定検出部が行う動き成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 輝度成分検出を行う輝度成分検出部の構成を示すブロック図である。 輝度成分検出部の輝度成分判定部が行う輝度成分検出判定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係るフリッカ検出制御部が行うフリッカ検出処理の流れを示すフローチャートである。 サブピクセル制御(フリッカを軽減させるためにサブピクセルの配置を変換する処理)を行うサブピクセル制御部の構成を示すブロック図である。 サブピクセル制御部が行うサブピクセル制御を示す模式図である。 入力映像信号と、サブピクセル制御部によってサブピクセル制御が適用された出力映像信号とを示す模式図である。 図13を空間方向から見た模式図である。 本発明の実施例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 フレーム画像において高周波成分の領域(高周波領域)の検出を行う高周波成分エリア検出部の構成を示すブロック図である。 高周波成分エリア検出部の高周波エリア検出部が行う高周波領域検出処理の流れを示すフローチャートである。 動き成分検出を行う動き成分エリア検出部の構成を示すブロック図である。 動き成分エリア検出部が行う動き成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 輝度成分エリア検出を行うための輝度成分エリア検出部の構成を示すブロック図である。 輝度成分エリア検出部が行う輝度成分検出判定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るフリッカ検出制御部が行うフリッカ検出処理の流れを示すフローチャートである。 サブピクセルエリア制御部によってサブピクセル制御が適用されたフレーム画像をインターレースパネルに表示した際の空間方向状態を示す模式図である。 サブピクセルエリア制御部によってサブピクセル制御が適用されたフレーム画像をインターレースパネルに表示した際の空間方向状態を示す模式図である。 サブピクセルエリア制御部によってサブピクセル制御が適用されたフレーム画像をインターレースパネルに表示した際の空間方向状態を示す模式図である。 実施例1又は実施例2に係る画像処理装置を適用可能なテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。 実施例1又は実施例2に係る画像処理装置のテレビジョン装置に対する適用例を示す図である。 実施例1又は実施例2に係る画像処理装置のテレビジョン装置に対する適用例を示す図である。

Claims (8)

  1. 複数の副画素から構成される画素を複数含むフィールド画像を取得する取得手段と、
    第1フィールド画像と、当該第1フィールド画像の次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりフリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、前記フレーム画像において、所定画素を構成する複数の副画素が、当該所定画素と、当該所定画素に垂直方向に隣接する画素とに分散するように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する制御手段と、
    前記フレーム画像をインターレース方式により出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記フレーム画像においてフリッカが発生する可能性が高いフリッカ領域を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記フリッカ領域に対して、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換し、前記フリッカ領域以外の領域に対しては前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検出手段は、前記フレーム画像において垂直方向に隣接する画素の輝度の差の絶対値が第1閾値より大きい高周波領域を、前記フリッカ領域として検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記高周波領域において、
    前記第1フィールド画像の平均輝度と前記第2フィールド画像の平均輝度との差の絶対値が第2閾値より大きく、且つ
    前記出力手段による出力先の表示装置で表示された場合のγ特性になるようにγ変換された、前記第1フィールド画像の平均輝度と前記第2フィールド画像の平均輝度との差の絶対値が第3閾値より大きい
    場合に、前記高周波領域を前記フリッカ領域として検出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、垂直方向に隣接する前記フリッカ領域内の画素と前記フリッカ領域外の画素それぞれが表す色が近くなるように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、
    前記フレーム画像において垂直方向に隣接する画素の輝度の差の絶対値が第4閾値より大きい画素の数が第5閾値より多く、且つ
    前記第1フィールド画像の平均輝度と前記第2フィールド画像の平均輝度との差の絶対値が第6閾値より大きく、且つ
    前記出力手段による出力先の表示装置で表示された場合のγ特性になるようにγ変換された、前記第1フィールド画像の平均輝度と前記第2フィールド画像の平均輝度との差の絶対値が第7閾値より大きい
    場合に、フリッカが発生する可能性が高いと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記複数の副画素は、赤の副画素、緑の副画素、及び青の副画素を含み、
    前記制御手段は、前記緑の副画素が、前記赤の副画素及び前記青の副画素とは別の画素に配置されるように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置の制御方法であって、
    複数の副画素から構成される画素を複数含むフィールド画像を取得する取得工程と、
    第1フィールド画像と、当該第1フィールド画像の次に取得された第2フィールド画像とから構成されるフレーム画像をインターレース方式で表示した場合にフリッカが発生する可能性が高いか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程においてフリッカが発生する可能性が高いと判定された場合、前記フレーム画像において、所定画素を構成する複数の副画素が、当該所定画素と、当該所定画素に垂直方向に隣接する画素とに分散するように、前記フレーム画像に含まれる副画素の配置を変換する制御工程と、
    前記フレーム画像をインターレース方式により出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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