JP2009194557A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】規定された時間より短い時間でシェーディング補正を含む読み取り動作を行い、自動原稿送り時における原稿読み取りの生産性を向上させる。
【解決手段】光学的読み取りのための光学素子を搭載したキャリッジを含む読み取り手段を備え、シートスルー方式により画像を読み取る画像読み取り装置において、連続的に通紙されるシートに対してシェーディング補正を行う際に、キャリッジの動作設定(S3−Tp2)及びシェーディング開始タイミング設定(S2−Ts1)のみを先に実施し、前記キャリッジ動作中のシェーディング動作の実施タイミング(S6−Ts2)前にシェーディング動作設定(S1’−Tp1)を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は画像読み取りの際のシェーディング補正技術に係り、特にシートスルー方式で画像を読み取る際のシェーディング補正に特徴のある画像読み取り装置、及びこの画像読み取り装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、画像読み取り装置には、コンタクトガラス上に置かれた原稿を露光走査ユニットが走査することにより読み取る方式のフラットベッドタイプと、スキャナ部の露光走査ユニットは固定され、原稿を移動させて読み取る方式のシートスルータイプと呼ばれる2つの方式のものが知られている。特に、シートスルータイプのものは、連続した画像読み取りが可能なので、単位時間あたりの読み取り原稿枚数を向上させれば、生産性の向上を図ることができるということになる。
一方、一般に原稿画像を読み取る際には、シェーディング補正と称される補正が行われる。シェーディング補正とは、原稿画像を受光素子で読み取る際の光源である露光ランプによる照度の主走査方向のばらつきや点灯時間の経過による光量の変化を補正するものである。シェーディング補正を行う場合には、原稿の読み取り毎に白濃度の基準となる白基準板を読み取り、そのデータをもとに画像出力を補正している。
この場合、フラットベッドでもシートスルーでも読み取りが可能な画像読み取り装置では、シートスルーで原稿を読み取る際には、フラットベッドで読み取った読み取り出力と補正量を等しくするため、露光走査ユニットを白基準板まで移動させてシェーディング補正を行い、補正終了後、読み取り位置にキャリッジを戻してから読み取りを行っている。
このようにシートスルータイプの画像読み取り装置で実行されるシェーディング動作では、露光走査ユニットを白基準板まで移動させ、その後、読み取り位置に戻すという工程が必要となるため、シェーディング補正が終了するまでの間、次の原稿の読み取りに移ることができない。そのため、連続的に読み取る際、ある原稿読み取りから次の原稿読み取りまでの合間の時間が、DF(ADFと同じ意味で自動原稿送りモード、以下、このモードにおける原稿送りをDFと称す)でのシェーディング動作時間よりも大きいことが必要となり長くなってしまう。
このようなシートスルータイプでの画像読み取りの生産性を向上させるためには、次の原稿を読み取るまでの間隔を短時間にする必要がある。そのためには、原稿の搬送の間隔をすばやく行うことと、前述の原稿の読み取りの合間に行うシェーディング動作を短時間で行う必要がある。
そこで、例えば特許文献1には、固定原稿を露光走査ユニットが走査することにより読み取りを行うブックリードタイプと、スキャナ部の露光走査ユニットに対して原稿を移動させて読み取るシートスルータイプとの双方の読み取り方式が可能な画像読み取り装置において、自動的に原稿を送って読み取る読み取りモード(自動原稿送りモードDF)でのシェーディング動作時間Tsよりも、シートスルー動作をノンストップで行った場合の自動原稿送り装置のシートスルー動作開始から原稿の先端が読み取り位置に達するまでの所要時間TDが大きい場合には、原稿の連続読み取りを行うようにした発明が開示されている。
一方、例えば図10のタイミングチャートに示すように、従来のDFノンストップ動作でのシェーディング動作においては、前原稿読み取り終了後(t1)、キャリッジ駆動設定及びシェーディングのための読み取り動作設定を合わせて行ってから、キャリッジ動作の指示を行っていた。すなわち、画像読み取り装置は、コントローラから読み取り準備要求を受け取りD1、画像読み取り装置側からコントローラ側にメモリ要求を行いD2、コントローラからメモリ許可通知を受け取った後D3、前原稿の読み取りが終了するタイミングt1で読み取り前のDFシェーディング動作を開始し、DFシェーディング動作が終了した時点t2で、次原稿の読み取りを開始していた。次原稿が画像有効範囲外になるタイミングt3で読み取りを完了する。この図10に示したタイミングでは、前原稿の読み取りを完了し、DF読み取りの前原稿の通紙が完了する前に、次原稿の通紙が開始され、次原稿の通紙が終了した時点でDF原稿通紙も終了している。
このタイミングでは、ノンストップ動作(連続通紙)時の紙間の時間TDはDFシェーディング動作の処理時間TsとDFシェーディング動作のための準備処理時間Tpの和となり、この時間が読み取り前のDFシェーディング動作時間となる。この時間TDを式で表すと、
TD=Tp+Ts (1)
となり、この時間TDは
TD=t2−t1 (2)
に対応する。
図11は前記時間TDの詳細を示すタイミングチャートである。同図から分かるようにDFシェーディング動作のための準備処理時間Tpは、キャリッジ駆動設定のための準備処理時間Tp1とシェーディングのための読み取り準備処理時間Tp2との和、すなわち、
Tp=Tp1+Tp2 (3)
となる。また、DFシェーディング動作のための処理時間Tsは、キャリッジ移動開始からシェーディングのための読み取り動作開始までの時間Ts1とシェーディングのための読み取り動作開始からシェーディング処理終了までの時間Ts2の和、すなわち、
Ts=Ts1+Ts2 (4)
となる。
図12は図10及び図11に示したタイミングで処理するときの処理手順を示すフローチャートである。この処理手順はシェーディング設定処理Aとシェーディング動作Bとに分けられる。シェーディング設定処理AはステップS1からステップS4までの処理であり、シェーディング動作BはステップS5及びS6の処理である。この処理手順では、前原稿読み取りが終了すると、シェーディング用読み取りの設定処理(ステップS1)及びシェーディング用読み取りタイミング設定処理(ステップS2)を実行し、次いで、シェーディング用キャリッジ動作設定処理(ステップS3)を実行した後、シェーディング用キャリッジ動作を指示する(ステップS4)。
この動作指示に基づいてシェーディング用キャリッジ動作を開始し(ステップS5)、シェーディング用読み取り動作を開始して(ステップS6)、シェーディング用の読み取りが実行される。前記ステップS1の開始タイミングがt1であり、ステップS6の開始タイミングがt2となる。
特開2005−167854号公報
前記特許文献1記載の発明を含む従来技術では、自動原稿送りモードでの自動原稿給送においてノンストップで動作させる際、言い換えれば連続読み取りを行う際、
メモリ許可通知D3→シェーディングTD→シートスルー読み取り (5)
の手順で動作が行われる。この動作の内、シェーディング動作については、厳密には、
シェーディング設定Tp→キャリッジ動作Ts1→シェーディング処理Ts2 (6)
の手順が実行される。
このようにシェーディング補正を行う場合には、前記(1)及び(2)の手順の合計分の処理時間が必要となる。そのため、自動原稿送りモードでの連続読み取り実施時に、前記合計分の処理時間より短い原稿間隔にすることができず、結果として生産性が前記時間で規定され、規定された時間以上向上させることができない、というのが現状である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、本発明が解決しようとする課題は、規定された時間より短い時間でシェーディング補正を含む読み取り動作を行い、自動原稿送り時における原稿読み取りの生産性を向上させることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、光学的読み取りのための光学素子を搭載したキャリッジを含む読み取り手段を備え、シートスルー方式により画像を読み取る画像読み取り装置において、連続的に通紙されるシートに対してシェーディング補正を行う際に、前記キャリッジの動作設定及びシェーディング開始タイミング設定のみを先に実施し、前記キャリッジ動作中のシェーディング動作の実施タイミング前にシェーディング動作設定を行う制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に異常と検出し、その旨、利用者に通知することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に現在実行しているシェーディング動作を省略し、予め設定されたシェーディングパラメータを用いてシェーディング補正を行わせることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に現在実行しているシェーディング動作を省略し、前回読み取り動作時のシェーディング補正データを参照してシェーディング補正を行わせることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記前回読み取り動作時のシェーディング補正データを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係る画像読み取り装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
なお、後述の実施形態では、光学素子はランプ18,第1ないし第3ミラー16−1,2,3、キャリッジは第1及び第2走行体11−1,2、制御手段はコントローラ30に、記憶手段は記憶制御部80によって制御されるRAM等の揮発性メモリ、あるいはHDD等の不揮発性ストレージに、それぞれ対応する。
本発明によれば、連続的に通紙されるシートに対してシェーディング補正を行う際に、キャリッジ動作が始まってからシェーディングが実施されるまでの時間内にシェーディング設定処理を実施するので、シェーディング処理全体に要する時間が低減され、自動原稿送り時に原稿を読み取る際の生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前記従来例と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置のシステムの概略構成を示す図である。図1において、本実施形態に係るシステムは、画像読み取り装置10及び画像出力装置20であるデバイスを有し、コントローラ30及びアプリケーション40を有する。ここで、アプリケーション40は、コントローラ30に動作要求を発行し、コントローラ30は、それを受けて各デバイスに動作要求を発行し、かつ各デバイスのマネージメントを行い、デバイスはコントローラ30からの要求を受けて実際の動作を行う。この場合、コントローラ30には画像を貯えておくメモリやハードディスクなどの画像記録装置とそれを制御する画像記録制御部(図示省略)があり、デバイスには前述のように画像読み取り装置10、及びプリンタ、通信機器等の画像出力装置20が含まれた構成となっている。なお、図1において実線矢印はコマンド50を表し、白抜き矢印は画像データ60の流れを示す。
このようなシステム構成において、例えば複写機などの画像出力装置20の図示しない操作部から読み取り開始ボタンが押されると、アプリケーション40からコントローラ30に対して画像読み取り要求が送られ、コントローラ30はこの要求を受けて、画像読み取り装置10に対し、要求された画像読み取り動作を行うための演算やレジスタセットなどの読み取り準備を行うように指示し、同時に読み取られた画像データを格納するためのメモリやハードディスクなどを準備するように、画像記録制御部に要求を送る。これに対し、画像読み取り装置10及び画像記録装置(記録媒体31)はそれぞれ読み取りが開始できる状態になった時点でコントローラ30に対し準備が完了したことを通知する。コントローラ30は、この画像読み取り装置10及び画像記録装置31の両者の準備完了を受けて、画像読み取り装置10に対し読み取り開始要求を発行する。画像読み取り装置10はこの読み取り開始要求を受けて実際の読み取りを行い、画像記録装置31に読み取ったデータを転送する。転送終了後、コントローラ30は、必要に応じて画像出力装置20に出力要求を発行する。画像出力装置20は、コントローラ30からの出力要求を受けると、画像記録装置50記録された画像データをそれぞれの記録媒体に出力する。
図2は、このようなシステム構成の一部を形成する画像読み取り装置10の概略構成図、図3は画像読み取り装置10の白基準板付近の拡大図である。図2に示す画像読み取り装置10による原稿読み取りでは、画像読み取りのための第1走行体11−1をシートスルー用コンタクトガラス12−1にあたるシートスルー読み取り位置P1に固定し、原稿台13−1に置かれた原稿を通過させて読み取るシートスルーモードと、原稿台ガラス(ブックリード用コンタクトガラス)12−2上に置かれた不動の原稿の下を第1走行体11−1が定速で移動して原稿を読み取るブックリードモードでのいずれかの読み取りが可能である。なお、シートスルーモードでは、原稿台13−1上の原稿は、自動原稿搬送装置13に備えた給紙コロ13−2、ガイドコロ13−3を通じてゴミ検知基準14直下のシートスルー読み取り位置P1のコンタクトガラス12−1上を通過し、排紙コロ13−4を通じて原稿回収台13−5上に排紙される。
本実施形態では、ブックリードモードと称しているが、ブックリードモードとは、フラットベッドタイプの読み取り方式で原稿、特にブック原稿のような厚い原稿を読み取るという意味で使用され、両者は技術的には等価である。なお、図2の例では、シートスルー用コンタクトガラス12−1とブックリード用コンタクトガラス12−2とは別体に設けているが、図3のように同じガラスを位置によって使い分けても良い。
ブックリードモードでは、ブックリード用コンタクトガラス12−2の下を走行体11が移動する途中で白基準板読み取り位置P2に走行体11が達したときに白基準板15を読み取ることによってシェーディング補正を行う。この場合、走行体11が移動しても読み取り画像はミラー16を介して撮像素子であるCCD17に入力される。なお、第1走行体11−1には光源であるランプ18と第1ミラー16−1が搭載され、第2走行体11−2には、第2ミラー16−2及び第3ミラー16−3が搭載され、ブックリードモードでは、2対1の速度で原稿面からCCD17までの光路長が変化しないように走査する。
シートスルーモードでは、原稿を読み取り位置P1に通過させる前にいったん走行体11を白基準板3の下白基準板読み取り位置P2に移動させ、白基準板3を読み取ることによってシェーディング補正を行う。そして、白基準板3の下に走行体11を移動させた後は、シートスルー読み取り位置P1に戻す(以下、この走行体11の一連の動作をDFシェーディング動作と呼ぶ)。その後、原稿をシートスルー用コンタクトガラス12−1上に沿って通過させる(以下、この動作をシートスルー動作と呼ぶ)ことによって原稿の読み取りを行う。
このように、ブックリードモードとシートスルーモードで同じ白基準板15を用いてシェーディング補正を行うことにより、ブックリードモードとシートスルーモードのどちらで読み取りを行っても画質に差がないようになっている。
図4は、本実施形態における読み取り前のDFシェーディング動作時のタイミングを示すタイミングチャートである。図4(a)は前述の従来例における図11であり、図4(b)が本実施形態におけるタイミングを示す。本実施形態においても、前述の従来と同様に、
Ts:DFシェーディング動作の処理時間
Tp:DFシェーディング動作のための準備処理時間
Ts1:キャリッジ移動開始からシェーディングのための読み取り動作開始までの時間
Ts2:シェーディングのための読み取り動作開始からシェーディング処理終了までの時間
Tp1:シェーディングのための読み取り準備処理時間
Tp2:キャリッジ駆動設定のための準備処理時間
としたときに前記式(1)、(3)及び(4)が成り立つ。
ただし、本実施形態では、従来例に対してシェーディングのための読み取り設定を切り出し、先にキャリッジ動作開始指示を与え、キャリッジ動作開始からシェーディングのための読み取り処理が実施されるまでの期間にシェーディングのための読み取り設定を行い、キャリッジ動作とシェーディングのための読み取り設定を並行して行うようにしている。これにより、シェーディング全体として必要な処理時間を低減させるができる。
すなわち、図4(b)に示すように、
Ts1>Tp1
となるシステムにおいては、キャリッジ動作とシェーディングのための読み取り設定を並行して動作が可能であり、読み取り前のDFシェーディング動作時間TDは、
TD=Tp2+Ts
となる。これにより、シェーディング全体の処理時間としてTp1分の短縮化を図ることができる。
図5は、このときの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートでは、前原稿の読み取りが終了すると、シェーディング用読み取りタイミング設定処理(ステップS2)、シェーディング用キャリッジ動作設定処理(ステップS3)をそれぞれ実行し、シェーディング用キャリッジ動作を指示する(ステップS4)。この指示に基づいてシェーディング用キャリッジ動作を開始する(ステップS5)とともに、シェーディング用読み取り設定処理(ステップS1’)を実行する。次いで、シェーディング用読み取り動作をステップS1’で設定した内容で開始する(ステップS6)。このフローチャートに示した処理手順では、従来例に係る図12に示したステップS1のシェーディング用読み取り設定処理をシェーディング用キャリッジ動作指示(ステップS4)の後段で行うようにしたものである。そこで、図5では、この処理をステップS1’として示しているが、処理内容は同一である。
一方、諸原因によりTs1<Tp1となる場合がある。この場合、図6に示すようにシェーディングのための読み取り動作設定が終わらない内に読み取り動作が開始されることになり(図示M)、動作上の不整合が起こることになる。ここでTs1<Tp1となる原因としては、ソフトウェア処理遅延により、見込みよりもTp1が大きくなることが考えられる。
図7は、Ts1<Tp1となった際の処理手順を示すフローチャートである。同図において、シェーディング設定処理Aとシェーディング動作Bは図5のフローチャートと同一であり、シェーディング動作BのステップS6でシェーディング読み取り動作が開始した時点で、シェーディング読み取り設定(ステップS1’)終了の有無を確認し(ステップS7)、既にシェーディングのための読み取り設定が終了していれば、シェーディング用読み取り動作を実行し(ステップS8)、設定が終了していなければ、異常時処理を行った上で(ステップS9)、ユーザに異常を通知する(ステップS10)。
前記ステップS6におけるシェーディングのための読み取り開始は、例えば読み取り制御信号が発生した際のソフトウェア割り込み信号を用いて検出する。
また、ステップS9における異常時の処理としては、例えば、
a)異常検知後の次原稿の読み取り処理を中断させる。
b)シェーディングによって得る補正パラメータとして前回シェーディングによって得られた値を、記憶制御手段を用いることによって保存しておき、その値を用いる。
c)予め設定された補正パラメータを、記憶制御手段を用いることによって保存しておき、その値を用いる。
などの処理がある。
前記読み取り制御信号が発生した際のソフトウェア割り込み信号を使用してシェーディングのための読み取り開始を検出する場合、図8に示すように画像読み取り装置10の前段にソフトウェア割り込み制御部70を設け、このソフトウェア割り込み制御部70からの制御信号に基づいて検出する。
また、前回シェーディングによる補正パラメータ、または予め設定された補正パラメータを保存しておくための記憶制御手段として、RAM等の揮発性メモリ、HDD等の不揮発性ストレージを記憶手段として用い、画像読み取り装置10の前段に設けられた記憶制御手段としての記憶制御部80の制御信号に基づいて前記記憶手段から補正パラメータを読み込み、その読み込んだ値を使用してシェーディング補正を行う。
なお、前記フローチャートに記載された各処理はコントローラ30によって実行される。すなわち、コントローラ30は別途設けられた図示しないROMに格納されたプログラムコードを図示しないRAMに展開し、当該RAMを処理に必要なデータを保存する記憶手段としても使用して、前記展開されたプログラムコードで示されるプログラムに基づいて前記各フローチャートに示した処理を含む各種制御を実行する。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)連続的に通紙されるシートに対してシェーディング補正を行う際に、キャリッジの動作設定(ステップS3−Tp2)及びシェーディング開始タイミング設定(ステップS2−Ts1)のみを先に実施し、前記キャリッジ動作中のシェーディング動作の実施タイミング(ステップS6−Ts2)前にシェーディング動作設定(ステップS1’−Tp1)を行うので、Tp1に対応する時間だけ並行して動作が行われ、これによりシェーディング処理全体に要する時間の短縮化を図ることができる。
2)キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまで(Ts1期間)にシェーディング設定が終了しなかった場合(Ts1<Tp1)に異常と検出し、その旨、利用者に通知するので、前記1)の短縮化を図った際のみ発生し得るエラーに対する対応が可能となる。これにより、動作の信頼性を保証することができる。
3)キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまで(Ts1期間)にシェーディング設定が終了しなかった場合(Ts1<Tp1)に異常と検出し、前記1)の短縮化を図った際のみ発生し得るエラーに対し、現在実行しているシェーディング動作を省略し、予め設定されたシェーディングパラメータを用いてシェーディング補正を行わせるので、万一のエラー発生時にも読み取りの生産性を保証することができる。
4)キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまで(Ts1期間)にシェーディング設定が終了しなかった場合(Ts1<Tp1)に異常と検出し、前記1)の短縮化を図った際のみ発生し得るエラーに対し、現在実行しているシェーディング動作を省略し、前回読み取り動作時のシェーディング補正データを参照してシェーディング補正を行わせるので、万一のエラー発生時にも読み取りの生産性を保証することができる。
本発明の実施形態に係る画像読み取り装置のシステムの概略構成を示す図である。 図1に示したシステム構成の一部を形成する画像読み取り装置の概略構成を示す図である。 図2に示した画像読み取り装置の白基準板付近を拡大して示す図である。 本実施形態における読み取り前のDFシェーディング動作時のタイミングを示すタイミングチャートである。 本実施形態における読み取り前のDFシェーディング動作時の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示したDFシェーディング動作でシェーディング設定に失敗するタイミングを示すタイミングチャートである。 シェーディング読み取り準備がシェーディング動作に対して間に合わないときの処理手順を示すフローチャートである。 図1のシステム構成に対してソフトウェア割り込み制御部を設けたシステムの構成を示す図である。 図1のシステム構成に対して記憶制御部を設けたシステムの構成を示す図である。 従来の連続通紙で読み取る際の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図10におけるシェーディング処理時間の詳細を示す図である。 従来の連続通紙で読み取る際の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像読み取り装置
11−1,2 走行体
12−1 シートスルー用コンタクトガラス
13 自動原稿給送装置
15 白基準板
16−1,2,3 ミラー(光学素子)
17 CCD(撮像素子)
18 ランプ(光学素子)
20 画像出力装置
30 コントローラ
40 動作要求元
A シェーディング設定処理
B シェーディング動作
Ts DFシェーディング動作の処理時間
Tp DFシェーディング動作のための準備処理時間
Ts1 キャリッジ移動開始からシェーディングのための読み取り動作開始までの時間
Ts2 シェーディングのための読み取り動作開始からシェーディング処理終了までの時間
Tp1 シェーディングのための読み取り準備処理時間
Tp2 キャリッジ駆動設定のための準備処理時間

Claims (6)

  1. 光学的読み取りのための光学素子を搭載したキャリッジを含む読み取り手段を備え、シートスルー方式により画像を読み取る画像読み取り装置において、
    連続的に通紙されるシートに対してシェーディング補正を行う際に、前記キャリッジの動作設定及びシェーディング開始タイミング設定のみを先に実施し、前記キャリッジ動作中のシェーディング動作の実施タイミング前にシェーディング動作設定を行う制御手段を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 請求項1記載の画像読み取り装置において、
    前記制御手段は、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に異常と検出し、その旨、利用者に通知することを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 請求項1記載の画像読み取り装置において、
    前記制御手段は、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に現在実行しているシェーディング動作を省略し、予め設定されたシェーディングパラメータを用いてシェーディング補正を行わせることを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 請求項1記載の画像読み取り装置において、
    前記制御手段は、前記キャリッジの動作開始からシェーディング開始タイミングまでにシェーディング設定が終了しなかった場合に現在実行しているシェーディング動作を省略し、前回読み取り動作時のシェーディング補正データを参照してシェーディング補正を行わせることを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 請求項4記載の画像読み取り装置において、
    前記前回読み取り動作時のシェーディング補正データを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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