JP2009187741A - Fpc用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作が容易なアクチュエータを備える低背のFPC用コネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、ハウジング2、複数のコンタクト3、板クリップ4、及びバックフリップ型のレバー5を備える。ハウジング2はFPC1が挿入される凹部2aを設ける。複数のコンタクト3は、ハウジング2に配列されて、FPC1に接続する。板クリップ4は、帯板片41がFPC1をコンタクト3に付勢し、帯板片42がハウジング2の底面に係止し、一対の帯板片41・42の基端部同士を結合している。レバー5は、一対のアーム51・52、及び一対のアーム51・52を結合するハンドル50を有する。一対のアーム51・52は、一対の梃子片53・54を先端部に有し、一対の梃子片53・54は、帯板片41の両翼に係合して、帯板片41の先端部を開閉する。
【選択図】図3

Description

本発明は、FPC用コネクタに関する。特に、本発明は、FPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)などの平形柔軟ケーブルと接続するコネクタに関する。本明細書では、平形柔軟ケーブルを総称してFPCと呼称することする。又、本発明によるFPC用コネクタは、FPCの挿抜時にほとんど力を必要としない、いわゆるZIF(Zero Insertion Force)タイプのFPC用コネクタでもある。
近年の電子機器、例えば、DVC(Digital Video Camera)及びDSC(Digital Still Camera)や携帯電話機とPDA(Personal Digital Assistance)に代表される携帯型情報機器に実装される電子部品モジュールやプリント基板間を接続するには、平型柔軟ケーブルであるFPCが使用されている。
一般に、プリント基板に表面実装されるFPC用コネクタ、いわゆる表面実装型のFPC用コネクタは、FPCが挿入される凹部が形成されたハウジングと、このハウジングに所定のピッチで横並びに装着された複数のコンタクトを備えている。そして、FPCとこれらのコンタクトとを接触させるために、FPC用コネクタは、凹部を開閉するアクチュエータを備えている。
プリント基板に表面実装されるFPC用コネクタは実装密度を上げるべく、実装高さを低くすること(低背化)が求められており、この表面実装型のFPC用コネクタに配列されるコンタクトも多ピン化、狭ピッチ化が進行している。
又、このような低背化を可能とするFPC用コネクタは、ハウジングに装着されたコンタクトの一端のリード部がハウジングの端部から延出して、プリント基板にはんだ接合されている。しかし、ハウジングの強度が不足するために、整列したリード部の平面性が良くなく、信頼性の高いはんだ接合ができないという不具合があった。
このような不具合に対して、低背化を図ったFPC用コネクタであって、FPCの挿入力を零にしつつ、信頼性の高い接続が可能であると共に、コンタクトのリード部に平面性を確保できるコネクタが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるコネクタは、複数のコンタクトを所定のピッチで並列させて支持するハウジングと、断面略U字状に成形されたメタルカバーとで構成されている。メタルカバーは、ハウジングに対して、コンタクトの長手方向にスライド可能に装着されている。メタルカバーの完全装着位置では、メタルカバーの上側板に形成した押圧板の先端部と、コンタクトに形成した接点が上下に対向している。メタルカバーの外部退避位置では、押圧板の先端部とコンタクト部の間に、FPCが挿入できるように十分な間隙が形成される。
特開平11−54173号公報
特許文献1によるコネクタは、断面略U字状に成形されたメタルカバーをスライドさせることにより、メタルカバーの先端部を開閉している。そして、ハウジングに対して、メタルカバーを遠ざける方向にスライドすれば、FPCを装着できる。一方、ハウジングに対して、メタルカバーを近づける方向にスライドすれば、FPCをコンタクトに接触できる。
しかし、特許文献1によるコネクタは、低背化を図ったFPC用コネクタであって、プリント基板に実装された状態では、メタルカバーをスライドするのが困難であるという問題がある。低背のコネクタでは、メタルカバーを把持する余地がないと考えられるからである。したがって、低背のコネクタにFPCを挿抜するに当たり、操作が容易なアクチュエータが求められる。
又、特許文献1によるコネクタは、ハウジングに対して、メタルカバーを遠ざける方向にスライドするので、プリント基板のこの領域には、電子部品が実装できないという問題もある。近年のプリント基板は、電子部品の過密実装が要求されており、このようなデッドスペース(非実装領域)が生ずることは好ましくない。したがって、プリント基板に表面実装されるプリント基板用コネクタにおいて、電子部品の過密実装が可能なコネクタが求められる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、操作が容易なアクチュエータを備える低背のFPC用コネクタ、及びプリント基板に電子部品を過密実装できるFPC用コネクタを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を満たすため、FPCを挟むU字状の板クリップの先端部同士を開閉するバックフリップタイプのレバーをハウジングに回動自在に連結することにより、上記課題を解決可能なことを見出し、これに基いて以下のような新たなFPC用コネクタを発明した。
(1) FPCが挿入される凹部を設ける平板状のハウジングと、このハウジングの凹部に配列されて前記FPCに接続する複数のコンタクトと、一方の帯板片が前記FPCを前記複数のコンタクトに付勢し、他方の帯板片が前記ハウジングの底面に係止し、これらの帯板片の基端部同士を結合した断面U字状の板クリップと、対向する一対のアーム、及びこれらのアームの基端部同士を結合する帯状のハンドルを有するレバーであって、前記一対のアームの先端部が前記ハウジングの両翼に回動可能に連結するバックフリップ型のレバーと、を備え、前記一対のアームは、前記一方の帯板片の両翼に係合して当該一方の帯板片の先端部を開閉する一対の梃子片を先端部に有するFPC用コネクタ。
(1)の発明によるFPC用コネクタは、平板状のハウジング、複数のコンタクト、断面U字状の板クリップ、及びバックフリップ型のレバーを備えている。ハウジングは、FPCが挿入される凹部を設けている。複数のコンタクトは、ハウジングの凹部に配列されており、FPCに接続する。
板クリップは、一方の帯板片がFPCを複数のコンタクトに付勢する。又、板クリップは、他方の帯板片がハウジングの底面に係止している。そして、板クリップは、これらの帯板片の基端部同士を結合している。
レバーは、対向する一対のアーム、及びこれらのアームの基端部同士を結合する帯状のハンドルを有している。このレバーは、一対のアームの先端部がハウジングの両翼に回動可能に連結している。
そして、一対のアームは、一対の梃子片を先端部に有している。これらの梃子片は、一方の帯板片の両翼に係合して、一方の帯板片の先端部を開閉する。
一般に、FPCは、絶縁性のポリエステルやポリイミドで形成されるベースフィルムに導体パターンとなる銅箔が接着されている。導体パターンは絶縁被膜で被覆されているが、FPCの端部は、例えば、コネクタに備わるコンタクトと導電接触するために導体パターンが露出している。本発明によるコネクタに適用されるFPCは、ベースフィルムの片面に導体パターンが備わる片面FPCが好ましく、片面FPCの端部はベースフィルムの片面に導体パターンが露出している。
ハウジングは絶縁性を有してよく、絶縁性のハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、合成樹脂を成型して、所望の形状の絶縁性のハウジングを得ることができる。後述するように、ハウジングを第1ハウジングと第2ハウジングとで別体で成型してもよく、第1ハウジングと第2ハウジングとを組み合わせて所望の形状のハウジングを得ることもできる。
ハウジングは、FPCが挿入されるために、一方の端部に長方形の開口を有してよく、薄直方体状の開かれた凹部にFPCが挿入される。FPCは、凹部の開口側から停止壁に向って挿入されてよく、この凹部を形成する対向する一対の内壁がFPCの幅方向を案内して、複数のコンタクトと位置合わせされる(接続する)。ハウジングの凹部に挿入されたFPCは、停止壁に当接して停止してよく、FPCの挿入深さが規定される。凹部の底面には、隣接するコンタクト同士が接触しないように、櫛の歯状の極間壁を形成してもよい。
コンタクトは、導通を有してよく、導通を有するコンタクトとは、導電性の材料からなるコンタクトのことであってよく、例えば、銅合金板が精密打ち抜き加工されて、所望の形状のコンタクトを得ることができる。
コンタクトは、固定端がハウジングに固定され、自由端が弾性変形する片持ち梁のコンタクト(カンチレバーコンタクト)であってよく、自由端に接点を設けている。この接点にFPCを付勢することにより、反作用として接点がFPCの導体パターンに所定の接触力を加えることができる。
コンタクトを固定端から接点までの距離が異なる第1コンタクトと第2コンタクトとで構成し、例えば、長い自由端を有する第1コンタクトと短い自由端を有する第2コンタクトとで構成することもできる。そして、第1コンタクトと第2コンタクトとを交互に配列すれば、コンタクトを狭ピッチで配列することも可能となる。短い自由端に対して、撓む方向と直交する方向に変位が大きい長い自由端は、1ピッチ分間隙が設けられるからである。
ハウジングの凹部の底面には、コンタクトの接点が突出してよく、後述するように、板クリップの一方の帯板片の先端部を開いた状態では、接点と一方の帯板片の底面とは、FPCの板厚以上の距離を有してよく、このコネクタは、FPCを開口に挿抜するときにほとんど力を必要としない、ZIFコネクタを構成している。
板クリップは、ばね性を有する金属板からなることが好ましく、展開された金属板を折り曲げ成形して、断面U字状の板クリップを得ることができる。板クリップは、ハウジングを跨ぐように配置されてよく、ハウジングを挟持している。ハウジングは、一方の帯板片が付勢する力が保持するように、一方の帯板片の変位を規制しているということもできる。
バックフリップ型のレバーとは、FPCを挿入する方向をコネクタの前方と定義し、コネクタの後方に傾倒(転回)するレバーを示している。このバックフリップ型のレバーは、コネクタ(ハウジング)の後方の3面に近接するように傾倒するので、コネクタの後方の実装領域を占有しないというメリットがある。又、このバックフリップ型のレバーは、FPCをコネクタに挿入した後にレバーを後ろに倒して接続が完了するので、操作が容易であるというメリットもある。
なお、本発明では、レバーを後方に倒すことを「レバーを閉じる」と定義し、レバーを前方に向けて回動することを「レバーを開く」と定義する。実施の態様では、レバーは、概ね90度開閉することができる。
レバーは、剛性のある金属体からなることが好ましく、例えば、展開された帯板を折り曲げ成形して、一対のアームとハンドルを一体にできる。一対の梃子片及び後述する一対の回動軸は、展開された帯板の両端部に予めプレス成形しておいてもよく、一対のアームに溶接で結合してもよい。
アームの先端部の回動中心と梃子片の回動中心は、一致してよく、アームの回動中心から延端部までの長さ(距離)は、梃子片の回動中心から作用点までの長さ(距離)より十分大きくてよく、アームと梃子片は、「梃子の原理」を応用した倍力装置をリンク構成している。又、アームと梃子片は、ベルクランクを構成しているということもできる。梃子片に代えて、偏心カムを用いてもよい。
したがって、ハンドルを把持してレバーを開閉すると、僅かな力で一方の帯板片の先端部を開閉できる。実施の態様では、レバーを開くと、一方の帯板片の先端部を開くことができ、FPCをコネクタに挿入できる。一方、レバーを閉じると、一方の帯板片の先端部を閉じることができ、FPCをコネクタに接続できる。
このように、(1)の発明によるFPC用コネクタは、FPCを挟むU字状の板クリップの先端部同士を開閉するバックフリップタイプのレバーをハウジングに回動自在に連結しているので、操作が容易である。又、特許文献1のメタルカバーが後方スライドするのに対し、メタルカバーに相当する板クリップは、移動することがないので、プリント基板に電子部品の過密実装が可能となる。
(2) 前記ハウジングは、前記複数のコンタクトを保持する第1ハウジングと前記一対の帯板片に挟持される第2ハウジングとで構成される(1)記載のFPC用コネクタ。
例えば、第1ハウジングは、複数のコンタクトを一体にモールドしてよく、第2ハウジングは、予め板クリップを組み込んでよく、第1ハウジングと第2ハウジングが分離困難に組み立てられる。
(2)の発明によるFPC用コネクタは、ハウジングを第1ハウジングと第2ハウジングとに分割することにより、トータルの組み立てコストを低減できる効果がある。
(3) 前記コンタクトは、プリント基板にはんだ接合されるリード部を有し、このリード部は、前記第1ハウジングの端部に形成された切り欠き部に配置される(2)記載のFPC用コネクタ。
(3)の発明によるFPC用コネクタは、プリント基板にはんだ接合される複数のリード部が第1ハウジングの端部に形成された切り欠き部に配置されているので、これらのリード部のはんだ接合状態を観察することが容易である。例えば、画像処理装置を用いて、リード部のはんだ接合状態を観察することもできる。
(4) 前記板クリップは、電磁波を遮蔽する金属板からなり、前記複数のコンタクトを囲むように覆っている(1)から(3)のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
(4)の発明によるFPC用コネクタは、複数のコンタクトから発信される高速信号の電磁波を遮蔽でき、外部からの妨害電磁波を遮蔽できるという効果がある。
(5) 前記一方の帯板片は、その先端部から基端部に向かってU字状に反転する一対の係止片を両翼に有し、これらの係止片の終端部は、前記一対の梃子片の底面に係止している(1)から(4)のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
(5)の発明によるFPC用コネクタは、一方の帯板片の両翼に設けられた一対の係止片の終端部が一対の梃子片の底面に係止しているので、一方の帯板片の先端部が閉じた状態において、FPCをコネクタから引き抜く力に対抗できる。つまり、一方の帯板片の先端部が不用意に開くことを防止できる。
(6) 前記一対のアームは、相反する向きに突出する一対の回動軸を先端部に有し、前記ハウジングは、当該ハウジングの両翼に形成されて前記一対の回動軸を受容して支持する切り欠かれた一対の軸受部と、一端が当該ハウジングの両翼に固定されて他端が前記一対の回動軸を前記軸受部から離間困難に押える一対のタブと、を有する(1)から(5)のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
(6)の発明によるFPC用コネクタは、一対の回動軸に不要な運動を与えないようできるという効果がある。
(7) 前記タブは、その一端が延長されてプリント基板にはんだ接合されるリード部を有する(6)記載のFPC用コネクタ。
(7)の発明によるFPC用コネクタは、タブの一端に設けられたリード部がプリント基板にはんだ接合されるので、プリント基板への接合強度を補強できる。
本発明によるFPC用コネクタは、FPCを挟むU字状の板クリップの先端部同士を開閉するバックフリップタイプのレバーをハウジングに回動自在に連結しているので、操作が容易である。又、本発明によるFPC用コネクタは、板クリップが後方に移動しないので、電子部品の実装領域を多く確保できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるFPC用コネクタ(以下、コネクタと略称する)の一実施形態を示す斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが後方に閉じた状態を前方から観ている。図2は、前記実施形態によるコネクタを示す斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが開いた状態を前方から観ている。図3は、前記実施形態によるコネクタの斜視分解組立図である。図4は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが閉じた状態を底面から観ている。
図5は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態を前方から観ている。図6は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態を前方から観ている。
図7は、前記実施形態によるコネクタに備わる第1ハウジングの斜視外観図である。図8は、前記実施形態によるコネクタに備わる第2ハウジングの斜視外観図である。図9は、前記実施形態によるコネクタに備わるバックフリップ型のレバーの斜視外観図である。
図10は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、バックフリップ型のレバーが閉じた状態図である。図11は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態図である。図12は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが開いた状態図である。
最初に、本発明によるコネクタの構成を説明する。図1から図6において、本発明によるコネクタ10は、平板状のハウジング2、複数のコンタクト3、断面U字状の板クリップ4、及びバックフリップ型のレバー5を備えている。ハウジング2は、FPC1が挿入される凹部2aを設けている(図2参照)。複数のコンタクト3は、ハウジング2の凹部2aに配列されており、FPC1に接続できる。
図1から図6において、板クリップ4は、一方の帯板片41がFPC1を複数のコンタクト3に付勢できる(図2参照)。又、板クリップ4は、他方の帯板片42がハウジング2の底面に係止している(図4参照)。そして、板クリップ4は、これらの帯板片41・42の基端部同士を結合している。
図1から図6において、レバー5は、対向する一対のアーム51・52、及びこれらのアーム51・52の基端部同士を結合する帯状のハンドル50を有している。レバー5は、一対のアーム51・52の先端部がハウジング2の両翼に回動可能に連結している。
図3又は図9に示されるように、一対のアーム51・52は、一対の梃子片53・54を先端部に有している。図1から図6において、これらの梃子片53・54は、一方の帯板片41の両翼に係合して、一方の帯板片41の先端部を開閉できる。
図1から図6において、ハウジング2は、複数のコンタクト3を保持する第1ハウジング21と、一対の帯板片41・42に挟持される第2ハウジング22と、で構成されている。
図7に示されるように、第1ハウジング21は、複数のコンタクト3を一体にモールドしている。図8に示されるように、第2ハウジング22は、予め板クリップ4を組み込んでいる。
図7において、第1ハウジング21は、一端側の両翼に一対の鉤片21a・21bを形成している。一方、図8において、第2ハウジング22は、一端側の両翼に一対の鉤片22a・22bを形成している。一対の鉤片21a・21bと一対の鉤片22a・22bが嵌合することにより、第1ハウジング21と第2ハウジング22が分離困難に組み立てられる(図4参照)。
図2において、ハウジング2は、FPC1が挿入されるために、一方の端部に長方形の開口を有してよく、薄直方体状の開かれた凹部2aにFPC1が挿入される。FPC1は、凹部2aの開口側から停止壁(図視せず)に向って挿入されてよく、凹部2aを形成する対向する一対の内壁がFPC1の幅方向を案内して、複数のコンタクト3と位置合わせされる(図3参照)。
図6において、ハウジング2の凹部2aに挿入されたFPC1は、図示されない停止壁に当接して停止してよく、FPC1の挿入深さが規定される。凹部2aの底面には、隣接するコンタクト3・3同士が接触しないように、櫛の歯状の極間壁221が形成されている(図8参照)。
図7において、コンタクト3は、固定端がハウジング2に固定されている。又、自由端31が弾性変形してよく、コンタクト3は、片持ち梁のコンタクト(カンチレバーコンタクト)となっている。そして、自由端31に接点311を設けている。接点311にFPC1を付勢することにより、反作用として接点311がFPC1の導体パターンに所定の接触力を加えることができる。
図7に示された実施形態において、コンタクト3は、固定端から接点311までの距離が異なる第1コンタクト3aと第2コンタクト3bとで構成している。第1コンタクト3aは、長い自由端31を有している。一方、第2コンタクト3bは、短い自由端31を有している。図7において、第1コンタクト3aと第2コンタクト3bとを交互に配列しているので、複数のコンタクト3を狭ピッチで配列できる。
図7において、コンタクト3は、固定端がハウジング2から延出して、プリント基板1pにはんだ接合されるリード部32を形成している(図1又は図2参照)。そして、複数のリード部32は、第1ハウジング21の端部に形成された切り欠き部2bに配置されている。
図3又は図8において、板クリップ4は、ばね性を有する金属板からなっている。そして、展開された金属板(図視せず)を折り曲げ成形して、断面U字状の板クリップ4を得ることができる(図10参照)。図8に示されるように、板クリップ4は、ハウジング2を跨ぐように配置されており、ハウジング2を挟持している。図8において、ハウジング2は、一方の帯板片41が付勢する力が保持するように、一方の帯板片41の変位を規制している。
図3又は図8において、一方の帯板片41は、その先端部から基端部に向かってU字状に反転した一対の係止片41a・41bを両翼に延出している。一対の係止片41a・41bは、それらの終端部が一対の梃子片53・54の底面に係止している(図3及び図10参照)。
又、図3又は図8において、他方の帯板片42は、その両翼に一対の突出片42a・42bを延出している。一対の突出片42a・42bは、第1ハウジング21の両翼に設けられた一対の陥没穴21c・21dに圧入されている(図10参照)。つまり、他方の帯板片42は、その両翼がハウジング2に結合している。
図9において、レバー5は、剛性のある金属体からなっている。レバー5は、展開された帯板(図視せず)を折り曲げ成形して、一対のアーム51・52とハンドル50を一体にしている。例えば、一対の梃子片53・54及び一対の回動軸55・56は、展開された帯板の両端部に予めプレス成形しておくこともできる。
図3又は図9において、一対のアーム51・52は、相反する向きに突出する一対の回動軸55・56を先端部に有している。一方、ハウジング2は、一対の回動軸55・56を受容して支持する切り欠かれた一対の軸受部21e・21fを両翼に形成している(図1参照)。
又、図3において、ハウジング2は、一対の回動軸55・56を一対の軸受部21e・21fから離間困難に押える一対のタブ61・62を有している。一対のタブ61・62は、一端がハウジング2の両翼に固定されており、他端が一対の軸受部21e・21fを押えている(図11及び図12参照)。
実施形態によるコネクタ10は、このように、一対の回動軸55・56が軸支されているので、一対の回動軸55・56に不要な運動を与えないようできる。
図11及び図12に示されるように、一対のタブ61・62は、それらの一端が延長されており、プリント基板1pにはんだ接合されるリード部61a・62aを有している(図1参照)。
実施形態によるコネクタ10は、一対のタブ61・62の一端に設けられたリード部61a・62aがプリント基板1pにはんだ接合されるので、プリント基板1pへの接合強度を補強できる。
次に、本発明による作用を説明する。図1から図6の実施形態において、レバー5は、バックフリップ型のレバー5を示している。このバックフリップ型のレバー5は、コネクタ10の後方の3面に近接するように傾倒するので(図1参照)、コネクタ10の後方の実装領域を占有しないというメリットがある。又、このバックフリップ型のレバー5は、FPC1をコネクタ10に挿入した後にレバー5を後ろに倒して接続が完了するので(図12参照)、操作が容易であるというメリットもある。
図10又は図12において、一対のアーム51・52の先端部の回動中心Qと、一対の梃子片53・54の回動中心Rは、一致している。又、一対のアーム51・52の回動中心Qから延端部(ハンドル50)までの長さは、一対の梃子片53・54の回動中心Rから作用点までの長さより十分大きくてなっている。つまり、一対のアーム51・52と一対の梃子片53・54は、「梃子の原理」を応用した倍力装置をリンク構成している。
したがって、ハンドル50を把持してレバー5を開くと(図12参照)、僅かな力で一方の帯板片41の先端部を開くことができる。そして、FPC1をコネクタ10に挿入できる。一方、レバー5を閉じると、一方の帯板片41の先端部を自身の弾性力で閉じることができ、FPC1をコネクタ10に接続できる。
このように、本発明によるコネクタ10は、FPC1を挟むU字状の板クリップ4の先端部同士を開閉するバックフリップタイプのレバー5をハウジング2に回動自在に連結しているので、操作が容易である。又、板クリップ4は、ハウジング2に移動することがなく保持されており、プリント基板1pに電子部品の過密実装が可能となる。
又、図4を参照すると、実施形態によるコネクタ10は、ハウジング2を第1ハウジング21と第2ハウジング22とに分割することにより、トータルの組み立てコストを低減できるというメリットがある。
図1を参照すると、実施形態によるコネクタ10は、プリント基板1pにはんだ接合される複数のリード部32が第1ハウジング21の端部に形成された切り欠き部2bに配置されているので、これらのリード部32のはんだ接合状態を観察することが容易である。
図5を参照すると、実施形態によるコネクタ10は、板クリップ4は、電磁波を遮蔽する金属板からなり、複数のコンタクト3を囲むように覆っているので、複数のコンタクト3から発信される高速信号の電磁波を遮蔽でき、外部からの妨害電磁波を遮蔽できる。
図10を参照すると、実施形態によるコネクタ10は、一方の帯板片41の両翼に設けられた一対の係止片41a・41bの終端部が一対の梃子片53・54の底面に係止しているので、一方の帯板片41の先端部が閉じた状態において、FPC1をコネクタ10から引き抜く力に対抗できる。つまり、一方の帯板片41の先端部が不用意に開くことを防止できる。
本発明によるFPC用コネクタは、FPCを開口に挿抜するときにほとんど力を必要としない、ZIFコネクタを構成している。又、本発明によるFPC用コネクタは、バックフリップ型のコネクタを採用している。又、本発明によるFPC用コネクタは、プリント基板の表面実装されるプリント基板用コネクタであってよく、低背化を実現している。
本発明によるFPC用コネクタの一実施形態を示す斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが後方に閉じた状態を前方から観ている。 前記実施形態によるFPC用コネクタを示す斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが開いた状態を前方から観ている。 前記実施形態によるFPC用コネクタの斜視分解組立図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタの斜視外観図であり、バックフリップ型のレバーが閉じた状態を底面から観ている。 前記実施形態によるFPC用コネクタの斜視外観図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態を前方から観ている。 前記実施形態によるFPC用コネクタの斜視外観図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態を前方から観ている。 前記実施形態によるFPC用コネクタに備わる第1ハウジングの斜視外観図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタに備わる第2ハウジングの斜視外観図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタに備わるバックフリップ型のレバーの斜視外観図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタの縦断面図であり、バックフリップ型のレバーが閉じた状態図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタの縦断面図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが閉じた状態図である。 前記実施形態によるFPC用コネクタの縦断面図であり、FPCが挿入されてバックフリップ型のレバーが開いた状態図である。
符号の説明
1 FPC
2 ハウジング
2a 凹部
3 コンタクト
4 板クリップ
5 レバー
10 コネクタ(FPC用コネクタ)
41 一方の帯板片
42 他方の帯板片
50 ハンドル
51・52 一対のアーム
53・54 一対の梃子片

Claims (7)

  1. FPCが挿入される凹部を設ける平板状のハウジングと、
    このハウジングの凹部に配列されて前記FPCに接続する複数のコンタクトと、
    一方の帯板片が前記FPCを前記複数のコンタクトに付勢し、他方の帯板片が前記ハウジングの底面に係止し、これらの帯板片の基端部同士を結合した断面U字状の板クリップと、
    対向する一対のアーム、及びこれらのアームの基端部同士を結合する帯状のハンドルを有するレバーであって、前記一対のアームの先端部が前記ハウジングの両翼に回動可能に連結するバックフリップ型のレバーと、を備え、
    前記一対のアームは、前記一方の帯板片の両翼に係合して当該一方の帯板片の先端部を開閉する一対の梃子片を先端部に有するFPC用コネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記複数のコンタクトを保持する第1ハウジングと前記一対の帯板片に挟持される第2ハウジングとで構成される請求項1記載のFPC用コネクタ。
  3. 前記コンタクトは、プリント基板にはんだ接合されるリード部を有し、
    このリード部は、前記第1ハウジングの端部に形成された切り欠き部に配置される請求項2記載のFPC用コネクタ。
  4. 前記板クリップは、電磁波を遮蔽する金属板からなり、前記複数のコンタクトを囲むように覆っている請求項1から3のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
  5. 前記一方の帯板片は、その先端部から基端部に向かってU字状に反転する一対の係止片を両翼に有し、これらの係止片の終端部は、前記一対の梃子片の底面に係止している請求項1から4のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
  6. 前記一対のアームは、相反する向きに突出する一対の回動軸を先端部に有し、
    前記ハウジングは、当該ハウジングの両翼に形成されて前記一対の回動軸を受容して支持する切り欠かれた一対の軸受部と、一端が当該ハウジングの両翼に固定されて他端が前記一対の回動軸を前記軸受部から離間困難に押える一対のタブと、を有する請求項1から5のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
  7. 前記タブは、その一端が延長されてプリント基板にはんだ接合されるリード部を有する請求項6記載のFPC用コネクタ。
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