JP2009186631A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の画像形成ジョブの実行中にテスト印刷処理を伴う第2の画像形成ジョブの割込処理を実行するとき(S1,S3のYes側),第2の画像形成ジョブに係る一部目の印字出力が実行された後(S4),少なくとも所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて第2の画像形成ジョブに係る残り部数の印字出力の処置が確定されるまでの間は,第1の画像形成ジョブを実行させる(S5)。
【選択図】図2
Description
一方,複数部数の印字出力を実行させる際に,一部目だけを印字出力した後,ユーザによる確認操作に応じて残り部数の印字出力を実行或いはキャンセルするなどの処置を確定するテスト印刷機能を有する画像形成装置がある。このように構成された画像形成装置では,ユーザは一部目の出力結果を確認してから,残り部数の印字出力の有無などを判断することができるため,所望の出力結果が得られない場合に,残り部数の無駄な印字出力を防止することが可能である。また,原稿の読み取り作業やデータ送信作業を一度行うだけでよいため作業効率も良い。
まず,割込ジョブが要求されると,実行中の画像形成ジョブは中断されて,割込ジョブに係る一部目の印字出力が実行される。そして,ユーザに対して残り部数の印字出力を実行するか否かの問い合わせが行われる。このとき,割込ジョブはまだ終了していないため,前記画像形成ジョブは中断された状態で維持される。
そして,ユーザが残り部数の印字出力を実行しないことを選択すると,該割込ジョブがキャンセルされて,中断されていた画像形成ジョブが再開される。一方,ユーザが残り部数の印字出力を実行することを選択すると,その残り部数の印字出力が実行された後,中断されていた画像形成ジョブが再開される。
一方,前記テスト印刷機能を用いることなく,一部目の印字出力を割込ジョブとして要求した後,その出力結果を確認してから残り部数の印字出力を割込ジョブとして再度要求すれば,一部目の印字出力と残り部数の印字出力との間の時間は,他の画像形成ジョブの実行に利用することができる。しかしながら,この場合,複写ジョブを実行するときには2回の原稿画像の読み取り作業が必要となり,プリンタジョブを実行するときには2回のデータ送信作業が必要となるため作業効率が悪いという問題がある。例えば,プリンタジョブの場合には,ユーザは自己のパソコンから一部目のデータ送信作業を行った後,画像形成装置まで移動してその出力結果を確認し,その後,自己のパソコンまで戻って残り部数のデータ送信作業を行い,再度画像形成装置まで移動してその出力結果を得ることになる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,前記割込処理機能及び前記テスト印刷機能が併用される場合,該テスト印刷機能におけるユーザ操作の待ち時間を,中断された画像形成ジョブの実行時間に利用することのできる画像形成装置を提供することにある。
本発明によれば,前記第2の画像形成ジョブが前記テスト印刷処理を伴うものである場合,一部目の印字出力が終了した後,残り部数の印字出力の処置を確定するためのユーザ操作がなされるまでの時間を,中断された前記第1の画像形成ジョブの実行時間として有効利用することができる。しかも,前記第2の画像形成ジョブを二つに分割して,各々を割込ジョブとして個別に要求する場合のように,原稿画像の読み取り作業やデータ送信作業などを複数回行う必要が無く作業効率の観点からも好適である。
また,前記割込処理実行手段は,前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記残り部数の印字出力をキャンセルすることを確定した場合に,前記第1の画像形成ジョブの実行を継続させると共に前記第2の画像形成ジョブを削除してなることが考えられる。
さらに,前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記残り部数の印字出力の印刷条件の設定変更を確定した場合,前記割込処理実行手段は前記第1の画像形成ジョブの実行を中断し,前記テスト印刷手段は前記設定変更後の印刷条件で前記第2の画像形成ジョブに係る前記一部目の印字出力を再実行してなることが考えられる。
ところで,前記第1の画像形成ジョブよりも後に要求されて待機している待機ジョブを,前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブに変更するテスト割込変更手段を更に備えてなることが考えられる。また,当該画像形成装置に対して画像形成ジョブが要求されるときに,該画像形成ジョブを,前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブに設定するテスト割込設定手段を更に備えてなる構成であってもよい。これらの構成によって,当該画像形成装置に対して前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブを要求することができる。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る複合機Xの概略構成を示すブロック図,図2は前記複合機Xの制御部8によって実行される割込制御処理の手順の一例を説明するフローチャート,図3は前記割込制御処理における表示の例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る複合機Xは,該複合機Xが備える複写機能,プリンタ機能,ファクシミリ機能などにより実現される画像形成ジョブ(印字出力)を実行する画像形成装置の一例である。なお,例えば複写機やプリンタ装置なども本発明に係る画像形成装置の一例に該当する。
図1のブロック図に示すように,前記複合機Xは,操作・表示部1,スキャナ部2,記憶部3,画像処理部4,画像形成部5,ファクシミリ通信部6,LAN通信部7,及び制御部8などを備えて概略構成されている。なお,前記複合機Xは,一般的な複合機が有するその他の構成部品も備えているが,ここでは説明を省略する。
そして,前記複合機Xは,前記ファクシミリ通信部6によって電話回線9を介してファクシミリ装置Aと通信可能に接続され,前記LAN通信部7によってLAN10を介して情報処理装置Bと通信可能に接続されている。前記情報処理装置Bは,例えばパーソナルコンピュータなどであって,前記複合機Xに対して画像データを出力することによりプリンタジョブの実行を要求するものである。
具体的に,図3に示すように,前記操作・表示部1の表示画面11上には,ジョブ実行状態表示12,一部優先キー13,優先出力キー14,一時停止キー15,及びキャンセルキー16などが表示される。なお,前記一部優先キー13,前記優先出力キー14,前記一時停止キー15,及び前記キャンセルキー16各々はタッチキーである。
例えば,ユーザは,前記一時停止キー15の操作によって画像形成ジョブを一時停止させ,前記キャンセルキー16の操作によって画像形成ジョブをキャンセルすることができる。また,前記一部優先キー13は,後述の割込処理機能及びテスト印刷機能を併用する場合に操作され,前記優先出力キー14は,後述の割込処理機能を単独で使用する場合に操作される。
前記記憶部3は,前記スキャナ部2で読み取られた画像データや,前記ファクシミリ通信部6や前記LAN通信部7などを介して外部から受信した画像データなどを記憶する半導体メモリなどの記憶手段である。前記記憶部3に記憶された画像データは,該画像データの印字出力が全て終了した時点で前記制御部8によって消去される。なお,前記記憶部3の記憶内容は,該記憶部3の記憶容量が飽和するまで保持され,飽和した場合に古いものから順に消去されてもよい。
前記画像形成部5は,前記画像処理部4により所定の画像処理が施された画像データに応じた可視像(例えばトナー像)を記録紙に転写させて定着させるものであり,感光体ドラム,該感光体ドラムの表面を所定電位に一様に帯電させる帯電装置,前記感光体ドラムの表面を露光走査して静電潜像を形成するLSU,前記静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置,現像されたトナー画像を記録紙に転写する転写装置,転写されたトナー像を記録紙に定着させる定着装置などの周知の各種装置を備えて構成されている。
前記LAN通信部7(画像データ通信手段の一例)は,IEEE802.3規格やIEEE802.11b規格などに準拠した有線又は無線による通信媒体,通信機器などからなり,前記LAN10を介した前記情報処理装置Bとの間で画像データなどの通信を可能にするものである。
前記制御部8は,当該複合機Xを統括的に制御するものであって,CPUやROM,RAMなどを有しており,前記CPUが前記ROMに格納された所定のプログラムに従った処理を実行することによって,コピージョブ,プリンタジョブ,ファクシミリジョブなどの画像形成ジョブを実現する。具体的に,前記コピージョブでは,前記スキャナ部2によって読み取られた画像データが前記画像形成部5によって印字出力され,前記プリンタジョブでは,前記情報処理装置Bから受信した画像データが前記画像形成部5によって印字出力される。また,前記制御部8は,当該複合機Xに要求される画像形成ジョブの実行の有無や実行順序などを制御する。
これにより,ユーザは,複数回の画像読取作業やデータ送信作業を行うことなく,一部目の印字出力結果を確認してから二部目以降の残りの印字出力の処置を選択することができる。具体的に,ユーザは,一部目の印字出力結果を確認した後,残り部数の印字出力を実行するか,キャンセルするか,印刷条件の設定変更するかを選択するための操作入力を行う。なお,この点については後段で詳述する。
さらに,前記複合機Xは,ある画像形成ジョブ(第1の画像形成ジョブ)の実行中にその画像形成ジョブを中断して他の画像形成ジョブ(第2の画像形成ジョブ:以下,「割込ジョブ」という)を割り込ませる割込処理を実行する割込処理機能を備えている。
具体的に,ユーザは,前記一部優先キー13を操作することで,前記テスト印刷機能及び前記割込処理機能を共に機能させ,前記優先出力キー14を操作することで前記割込処理機能のみを機能させることができる。もちろん,前記テスト印刷処理機能のみを機能させるためのキーを設けておいてもよい。
通常,前記割込ジョブの割り込みによって中断された画像形成ジョブは,前記割込ジョブの終了後に再開されるため,該割込ジョブが前記テスト印刷処理を伴うものである場合には,該テスト印刷処理が終了するまで,前記画像形成ジョブは中断される。
しかし,前記複合機Xはこの点に改良が施されており,前記割込ジョブが前記テスト印刷処理を伴うものである場合,該テスト印刷処理におけるユーザ操作の待ち時間を,中断された画像形成ジョブの実行時間に利用する点に特徴を有している。
ここでは,説明の便宜上,図3(a)に示すように,当該複合機Xにおいて,jobID001の複写ジョブが実行されており,jobID002のプリンタジョブ,jobID003の複写ジョブが待機されている状態で,jobID003の複写ジョブを前記割込処理機能及び前記テスト印刷機能を併用して実行する場合を具体例に挙げて説明する。ここに,jobID001,002,003各々は100部,3部,3部の印字出力を伴う画像形成ジョブである。
ここで,前記一部優先キー13又は前記優先出力キー14のいずれかの操作によって割込ジョブが要求されたと判断された場合には(S1のYes側),処理はステップS2に移行し,割込ジョブが要求されるまでの間は(S1のNo側),当該ステップS1の判断処理が繰り返し実行される。
前記具体例では,前記割込処理機能及び前記テスト印刷機能を併用してjobID003の複写ジョブを実行するために,ユーザによってjobID003の複写ジョブが選択され,前記一部優先キー13が操作される。これにより,前記制御部8は,前記jobID003の複写ジョブを,前記テスト印刷処理を伴う割込ジョブに変更する。係る変更処理を実行するときの前記制御部8がテスト割込変更手段に相当する。なお,以下では,jobID003の複写ジョブを「割込ジョブ003」と称する。
次に,ステップS3では,前記制御部8によって,前記割込ジョブ003が前記テスト印刷機能を併用するものであるか否かが判断される。具体的に,前記制御部8は,前記ステップS1における割込ジョブの要求が,前記一部優先キー13の操作によるものであるか否かによって判断する。
ここで,前記ステップS1における割込ジョブ003の要求が前記優先出力キー14の操作によってなされたものであり,即ち前記割込ジョブ003が前記テスト印刷機能を併用しないものであると判断された場合には(S3のNo側),処理はステップS31に移行する。この場合,前記制御部8は,通常通りに割込ジョブ003を出力した後(S31),中断していた先頭ジョブ001を再開させる。
前記ステップS4では,前記制御部8は,前記割込ジョブ003に係る一部目の印字出力だけの割込処理を実行する。具体的に,前記制御部8は,前記記憶部3に記憶された前記割込ジョブ003に係る画像データから,一部目の画像データのみを分離して出力する。なお,このとき前記記憶部3には,前記割込ジョブ003に係る残り部数の画像データが残存する。
従って,当該複合機Xでは,図3(b)に示すように前記割込ジョブ003に係る一部目だけの印字出力が先頭ジョブとなって実行され,該割込ジョブ003の残り部数は二部となる。
なお,係るステップS4における印字出力は,前記割込ジョブ003の本来の印刷条件と同様の印刷条件で行ってもよいが,該印刷条件とは異なる既定のテスト用の印刷条件で出力させることも他の実施例として考えられる。例えば,前記割込ジョブ003がOHPシートや厚紙,ハガキなどの用紙を用いる場合であっても,一部目の印字出力は単なるテスト用であるため,該一部目の印字出力では普通紙を用いることが考えられる。また,前記割込ジョブ003に係る画像データがカラーであっても一部目の印字出力ではモノクロとして出力することも考えられる。
その後,ステップS6において,前記制御部8は,前記割込ジョブ003の残り部数の印字出力の処置をユーザに選択させるための表示を,前記操作・表示部1に表示させる。具体的に,前記操作・表示部1の表示画面11には,図3(d)に示すように,残り部数のジョブを「実行」,「設定変更」,「キャンセル」のいずれかをユーザに選択させるための問い合わせ画面21が表示される。前記問い合わせ画面21における「実行」,「設定変更」,「キャンセル」はタッチキーである。
そして,前記制御部8は,「実行」,「設定変更」,「キャンセル」のいずれかがユーザによって選択操作されるまでの間,ステップS7,S71,S73を繰り返し実行し,選択操作がなされた場合には,その選択内容に応じて処理を分岐する。
具体的に,「実行」が選択操作された場合(S7のYes側)にはステップS8,「キャンセル」が選択操作された場合(S71のYes側)にはステップS72,「設定変更」が選択操作された場合(S73のYes側)にはステップS74に移行する。
そして,ステップS9において,前記制御部8は,前記割込ジョブ003の残り部数(2部)の印字出力を実行させる(図3(e)参照)。
その後,前記割込ジョブ003の残り部数の印字出力が終了すると,ステップS10では,前記制御部8によって,前記ステップS8で中断された画像形成ジョブが再開される(図3(f)参照)。即ち,前記先頭ジョブ001,或いは前記先頭ジョブ001の終了後に実行されている画像形成ジョブの実行が再開される。
そして,ユーザ操作によって前記ステップS74における設定変更が終了され,印刷条件の設定変更が確定されると,ステップS75で,前記制御部8は,前記ステップS5で再開された前記先頭ジョブ001,或いは前記先頭ジョブ001の終了後に実行されている画像形成ジョブを中断させる。
その後,ステップS76において,前記制御部8は,前記ステップS74における設定変更後の印刷条件で前記割込ジョブ003に係る一部目の印字出力を再実行し(図3(b)参照),処理を前記ステップS5に移行させる。
なお,ここでは,前記ステップS74における設定変更後,前記ステップS75,S76において前記割込ジョブ003に係る一部目の印字出力を再実行する場合を例に挙げて説明したが,これに限られず,例えば前記ステップS74における設定変更後に,前記割込ジョブ003の印字部数を初期状態(ここでは3部)に戻した上で,該割込ジョブ003を元の待機位置に戻し(図3(a)参照),処理をステップS1に移行させることが考えられる。
さらに,このような構成では,前記テスト印刷機能を用いることなく一部目の印字出力を割込ジョブとして要求した後,その出力結果を確認してから再び残り部数の印字出力を割込ジョブとして要求する場合のように複数回の原稿画像の読み取り作業や複数回のデータ送信作業が必要なく,一度の原稿画像の読み取り作業やデータ送信作業だけでよいため作業効率を向上させることができる。
しかしながら,本発明に係る構成はこれに限られず,前記複合機Xに対して画像形成ジョブを要求するときに,前記割込処理機能及び前記テスト印刷機能を併用するように設定することも可能である。
例えば,前記複合機Xにおいて複写ジョブを要求するときに前記一部優先キー13のユーザ操作がなされた場合に,その複写ジョブを,前記テスト印刷処理を伴う割込ジョブ(第2の画像形成ジョブ)として設定することが可能である。また,前記情報処理装置Bから送信された画像データに,前記一部優先キー13に相当する指示信号が付されている場合に,その画像データに係るプリンタジョブを,前記テスト印刷処理を伴う割込ジョブ(第2の画像形成ジョブ)として設定することも可能である。なお,この場合,前記情報処理装置Bに,前記一部優先キー13に相当する指示信号を画像データと共に出力するためのプログラムを含むプリンタドライバをインストールしておけばよい。ここに,これらの設定処理を実行するときの前記制御部8がテスト割込設定手段に相当する。
また,前記割込ジョブ003の一部目の印字出力の終了後,該割込ジョブ003の残り部数の印字出力を実行させるための選択がなされたときに,該印字出力の当該複合機Xにおける実行順序を設定することのできる構成も他の実施例として考えられる。この場合,前記割込ジョブ003に係る残り部数の印字出力を,複合機Xで実行中又は待機中の他の画像形成ジョブの先後のいずれで実行するかなどの設定が可能である。
ところで,前記割込制御処理(図2参照)では,前記割込ジョブ003がテスト印刷処理を伴うものである場合には,該割込ジョブ003と前記先頭ジョブ001やその後の画像形成ジョブとが交互に実行されることが考えられる。この場合には,前記複合機Xの排紙トレイに排紙された用紙束に,前記割込ジョブ003の出力用紙と,前記先頭ジョブ001やその後の画像形成ジョブの出力用紙とが混在することになる。そのため,前記複合機Xに複数の排紙トレイが設けられる場合,前記割込ジョブ003がテスト印刷処理を伴うときは,前記制御部8によって,前記割込ジョブ003と前記先頭ジョブ001やその後の画像形成ジョブとで異なる排紙トレイを用いるように自動設定されることが望ましい。
2…スキャナ部
3…記憶部
4…画像処理部
5…画像形成部
6…ファクシミリ通信部
7…LAN通信部
8…制御部
9…電話回線
10…LAN
A…ファクシミリ装置
B…情報処理装置
X…複合機(本発明に係る画像形成装置の一例)
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)番号
Claims (8)
- 第1の画像形成ジョブの実行中に該第1の画像形成ジョブを中断して第2の画像形成ジョブの割込処理を実行する割込処理実行手段と,複数部数の印字出力を伴う画像形成ジョブを実行するとき,一部目の印字出力を実行した後,当該画像形成装置に設けられた所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて残り部数の印字出力の処置を確定するテスト印刷処理を実行するテスト印刷手段とを備えてなる画像形成装置であって,
前記割込処理実行手段が,前記第1の画像形成ジョブの実行中に前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブの割込処理を実行するとき,該テスト印刷手段によって前記第2の画像形成ジョブに係る一部目の印字出力が実行された後,少なくとも前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記第2の画像形成ジョブに係る残り部数の印字出力の処置を確定するまでの間は,前記第1の画像形成ジョブを実行させてなることを特徴とする画像形成装置。 - 前記残り部数の印字出力の処置が,実行,キャンセル,印刷条件の設定変更のいずれかである請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記割込処理実行手段が,前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記残り部数の印字出力を実行することを確定した場合に,前記第1の画像形成ジョブの実行を中断して前記残り部数の印字出力を実行してなる請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記割込処理実行手段が,前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記残り部数の印字出力をキャンセルすることを確定した場合に,前記第1の画像形成ジョブの実行を継続させると共に前記第2の画像形成ジョブを削除してなる請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記テスト印刷手段が前記所定の操作手段に対するユーザ操作に応じて前記残り部数の印字出力の印刷条件の設定変更を確定した場合,前記割込処理実行手段は前記第1の画像形成ジョブの実行を中断し,前記テスト印刷手段は前記設定変更後の印刷条件で前記第2の画像形成ジョブに係る前記一部目の印字出力を再実行してなる請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記割込処理実行手段が,前記テスト印刷手段によって前記第2の画像形成ジョブに係る一部目の印字出力が実行された後,前記所定の操作手段に対するユーザ操作によって前記第2の画像形成ジョブに係る残り部数の印字出力の処置が確定されるまでの間,前記第1の画像形成ジョブが終了した場合は,該第1の画像形成ジョブよりも後に要求された他の画像形成ジョブを順に実行させてなる請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第1の画像形成ジョブよりも後に要求されて待機している待機ジョブを,前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブに変更するテスト割込変更手段を更に備えてなる請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 当該画像形成装置に対して画像形成ジョブが要求されるときに,該画像形成ジョブを,前記テスト印刷手段によるテスト印刷処理を伴う前記第2の画像形成ジョブに設定するテスト割込設定手段を更に備えてなる請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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