JP2009186032A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、エアフィルタ清掃ユニットの支持構造のコンパクト化を図り、製造性の向上と部品の簡素化によるコストダウンを図れる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】室内機本体1内部に熱交換器8と送風機10を収容し、前ドレンパン12aを一体に設け、前面に前面吸込み口4、上面に上面吸込み口5を開口し、これら吸込み口に対向するよう前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17を分割して配置し、これらエアフィルタの端部相互に亘ってエアフィルタ清掃ユニットSを設け、上面吸込み口と熱交換器との間に上面エアフィルタを移動自在に支持する上部枠体組立16を介在し、前面吸込み口と熱交換器との間で上端部を上部枠体組立の前端部、下端部をドレンパンの前端部に取付けて、上部枠体組立とドレンパンとの間に架設し、エアフィルタを移動自在に支持するフィルタガイド20を複数個で構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エアフィルタから塵埃を自動で除去するエアフィルタ清掃ユニットを備えた空気調和機の室内機に係り、特にエアフィルタ清掃ユニット支持構造の改良に関する。
空気調和機の室内機では、吸込み口から室内機本体内に室内空気が吸込まれ、熱交換器に導かれて熱交換する。室内空気に含まれる塵埃は吸込み口と対向して設けられるエアフィルタで捕捉されるが、そのまま放置すると塵埃が堆積して熱交換器に対する室内空気の流通が阻害され、熱交換器の熱交換効率低下を招いてしまう。
そこで、たとえば[特許文献1]に開示されるように、エアフィルタに付着するゴミを自動的に除去する手段を備えた空気調和機が、本出願人から提供されるに至った。これは、前面エアフィルタの上端部と上面エアフィルタの前端部とに亘ってエアフィルタ清掃ユニットが設けられる。
前記エアフィルタ清掃ユニットは、前面エアフィルタを上面エアフィルタの上面位置に、上面エアフィルタを前面エアフィルタの前面位置に、それぞれ交互に往復移動させ、前面エアフィルタと上面エアフィルタに付着している塵埃を除去する塵埃除去手段および、除去した塵埃を回収する塵埃受け部を備えている。
特開2007−155240号公報
[特許文献1]の技術によれば、各エアフィルタに付着している塵埃を、自動で、かつ確実に除去でき、使用者のメンテナンス手間の大幅な削減化が得られて、使い勝手が向上する。
なお、上記構造のエアフィルタ清掃ユニットを支持する主枠体は、位置精度と強度保持のために、上面エアフィルタを収納する上面枠体と、前面エアフィルタを収納する前面枠体とが一体に構成されている。主枠体は、側面視で略くの字状に形成されていて、この折曲部(角部)に相当する部位に、前記エアフィルタ清掃ユニットが取付けられる。
そして、折曲部よりも上部側において上面エアフィルタを移動自在に支持し、折曲部よりも下部側において前面エアフィルタを移動自在に支持している。したがって、主枠体が室内空気の吸込み側全体を構成することとなり、部品サイズが大となっている。
このような主枠体は、室内機の組立ラインにおいて部品として嵩張り、輸送効率が悪く、部品単価が高くなるため、製品の製造コストを低下させようとした場合の課題点となっている。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、エアフィルタに付着している塵埃を自動で除去するエアフィルタ清掃ユニットの機能を従来と同様に備えるうえに、このエアフィルタ清掃ユニットの支持構造のコンパクト化を図り、製造性の向上と部品の簡素化を得るとともに、量産性向上によりコストダウンを図れる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体内部に熱交換器および送風機を収容し、室内機本体に熱交換器の下端部を載置するドレンパンを一体に設け、室内機本体の前面に前面吸込み口、上面に上面吸込み口を開口し、
前面吸込み口と上面吸込み口とにそれぞれ対向するよう前面エアフィルタおよび上面エアフィルタに分割配置して、前面吸込み口と上面吸込み口を介して室内機本体内に吸込まれる室内空気中の塵埃を捕捉し、
前面エアフィルタおよび上面エアフィルタの端部相互に亘ってエアフィルタ清掃ユニットを設け、前面エアフィルタを上面エアフィルタの上面位置に、上面エアフィルタを前面エアフィルタの前面位置に、それぞれ交互に往復移動させ、前面エアフィルタと上面エアフィルタに付着している塵埃を除去して回収し、
室内機本体の上面吸込み口と熱交換器との間に上部枠体組立を介在し、この上部枠体組立に上面吸込み口と連通する開口部を有し、上部枠体組立で上面エアフィルタを移動自在に支持するとともに上部枠体組立にエアフィルタ清掃ユニットを設け、
室内機本体の前面吸込み口と熱交換器との間に、複数個で構成するフィルタガイドを配置し、これらフィルタガイドの上端部を上部枠体組立の前端部に、下端部をドレンパンの前端部に取付けて、上部枠体組立とドレンパンとの間に架設し、これらフィルタガイドに前面吸込み口と連通する開口部を備え、前面エアフィルタを移動自在に支持する。
本発明によれば、エアフィルタ清掃ユニット支持構造のコンパクト化を図り、製造性の向上と部品の簡素化を得るとともに、量産性向上によりコストダウンを図れる等の効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は空気調和機の室内機に係る概略の側断面図、図2は前面パネルを外した状態での室内機内部の斜視図である。(なお、説明中に符号を付していない部品は図示していない。図示しても符号を付していない部品もある。以下同じ。)
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後側筐体を構成する後本体3とからなり、上下方向に対して幅方向に横長状に形成される。室内機本体1の前面側一部に前面吸込み口4が開口され、前面吸込み口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される開閉パネル2Aが嵌め込まれている。
図1に示す運転停止時は、開閉パネル2Aは前面パネル2と同一面となり前面吸込み口4を閉成するが、運転時には手前側に突出変位して周囲に室内と連通する隙間を生じ、前面吸込み口4を室内に開放する。室内機本体1の上部には上面吸込み口5が開口されていて、この上面吸込み口5には複数の空間部に仕切る枠状の桟が嵌め込まれる。
上記室内機本体1の前面下部に吹出し口6が開口されていて、この吹出し口6には2枚の吹出しルーバー7a,7bが並行して設けられる。各吹出しルーバー7a,7bは、それぞれの回動姿勢によって上記吹出し口6を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定できるようになっている。
室内機本体1内には、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとで略逆V字状に形成される熱交換器8が配置され、この熱交換器8の一側部に電気部品箱9が並設される。前側熱交換器部8Aは、前面吸込み口4全体および上面吸込み口5一部と対向するよう湾曲状に形成される。後側熱交換器部8Bは、直状で斜めに傾斜し上面吸込み口5一部と対向している。
熱交換器8の前後側熱交換器部8A,8B相互間に、室内送風機10が配置される。室内送風機10は、室内機本体1の一側端のスペースに配置されたファンモータと、このファンモータの回転軸に連結される横流ファンとから構成される。横流ファンの軸方向長さは熱交換器8の幅方向長さと同一に設定され、互いに正しく対向するように配置される。
前側熱交換器部8Aの下端部は前ドレンパン12a上に載り、後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン12b上に載る。前、後ドレンパン12a,12bは、それぞれ室内機本体1を構成する後本体3に一体に成形され、熱交換器部8A,8Bから滴下するドレン水を受けて図示しない排水ホースを介し屋外へ排水できるようになっている。
前後ドレンパン12a,12bの一部側壁外面は室内送風機10に近接して設けられ、これらで室内送風機10の横流ファンに対するノーズを構成している。ノーズとなる前後ドレンパン12a,12bの側壁部分と吹出し口6の各辺部との間は、隔壁部材14によって連結される。
前記室内送風機10を駆動することにより、隔壁部材14で囲まれる空間が、ノーズと吹出し口9とを連通する吹出し通風路15Aとなる。これに対して、前記前面吸込み口4および上面吸込み口5から熱交換器8に至る間に、吸込み通風路15Bが形成されることになる。
一方、前面パネル2の上面に設けられる上面吸込み口5と熱交換器8の上端部との間に亘って、上部枠体組立16が介在される。上部枠体組立16の前端部に沿って、エアフィルタ清掃ユニットSが取付けられ、前端部を除く部位全体に亘って上面エアフィルタ17が移動自在に支持される。
上面エアフィルタ17は、後述するように前面吸込み口4に対向して取付けられる前面エアフィルタ18と対をなす。すなわち、本来は、上面エアフィルタ17と前面エアフィルタ18とは1枚物のエアフィルタFで形成されるが、前記エアフィルタ清掃ユニットSを備えることにより分割したものである。
エアフィルタ清掃ユニットSは、前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17の幅方向長さと同一の幅方向長さに形成され、かつ前後方向にある程度の厚み寸法を有している。エアフィルタ清掃ユニットSの配置位置は、前面パネル2における前面部と上面部とが交差する、いわゆる角部内となり、前面パネル2と熱交換器8との間に必然的に形成されるデッドスペースである。
室内機本体1の前面吸込み口4と熱交換器8の前側熱交換器部8Aとの間に、複数個で構成するフィルタガイド20が設けられる。これらフィルタガイド20は、ここでは、左右両側部と、略中央部に2個並んで、合計4個(第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20D)で構成されている。
図2において、中央部に2個のフィルタガイドである、第1のフィルタガイド20Aと、第3のフィルタガイド20Cが配置されている。第1のフィルタガイド20Aは所定位置から着脱自在であるので、取外して示している。この第1のフィルタガイド20Aを除く、残りの左右両側部と中央部他方の3個である第2のフィルタガイド20B〜第4のフィルタガイド20Dは、係合手段で所定位置に取付け固定される。
これら第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dは、後述するようにマイナス電位の高電圧が印加され空気中にイオンを放出するマイナスイオン発生器などのイオン発生器Mを保持するとともに、前面エアフィルタ18を移動自在に支持する。
図3は、特に上部枠体組立16および複数個(4個)で構成するフィルタガイド20の構造を詳細に示す図であり、以下、図1および図2とともに上部枠体組立16とフィルタガイド20について説明する。
上部枠体組立16は、左右の両側部と、この左右両側部の前端部相互および後端部相互を連結する枠部で一体成形される。さらに、左右幅方向の中央部と、この中央部から左右両側に所定間隔を存した位置で前後端部に亘って架設される枠部を備えている。
上部枠体組立16の後端枠部は後本体3の後端部上に載り、スポット溶接等の手段で取付け固定される。上部枠体組立16の左側枠部は後本体3の左側部に沿う。右側枠部は後本体3の右側部の内側位置にある。
したがって、上面エアフィルタ17は上面吸込み口5と熱交換器8との間に介設され、上面吸込み口5と対向するとともに、上部枠体組立16の各枠部間に形成される開口部と対向して配置されることになる。
上述したように、上部枠体組立16の前端部の左右両側部と中央部位置に、第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dにおける、それぞれの上端部が取付け固定される。これらフィルタガイド20A〜20Dの下端部は、前ドレンパン12a前面部の左右両側部と中央部位置に取付け固定される。
すなわち、後本体3の上面部に上部枠体組立16が設けられ、後本体3の前面部に第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dが設けられるので、これらで1つの筐体が構成され、強度的に高い剛性を有する。この筐体の上面と前面および左右両側面を前面パネル2が覆って、前記室内機本体1が形成されることになる。
前記上部枠体組立16を構成する枠部間に形成される開口部は、上面吸込み口5と連通する。上部枠体組立16のエアフィルタ清掃ユニットSが取付けられる前端枠部を除く大部分である、左右両側部と後端部および前後端に架設される枠部上に、前記上面エアフィルタ17が移動自在に支持される。
図2で取外した状態で示している第1のフィルタガイド20Aは、上部枠体組立16の前端部と前ドレンパン12aの前面部に並行な上部枠と下部枠を備えている。そして、これら上下部枠の左右両端部相互間に亘って架設される2本の側部枠からなるので、第1のフィルタガイド20Aの正面視は、矩形枠状をなす。
第1のフィルタガイド20Aの上部枠と下部枠の裏面側で、それぞれの左右両端には、上部枠体組立16と前ドレンパン12aに所定間隔を存して設けられる取付け部に着脱自在な突部が設けられる。左右の側部枠は、上端から下端に亘って互いに同一の曲率半径で湾曲形成され、アーチ状をなす。
左右両側部にある第2のフィルタガイド20Bおよび第4のフィルタガイド20Dと、中央部他方である第3のフィルタガイド20Cは、それぞれの上部枠が上部枠体組立16の前端枠部に沿って取付け固定され、下部枠が前ドレンパン12aの前面部に沿って取付け固定される。上下部枠の左右両端部相互間に亘って2本の側部枠が架設されるので、これら第2のフィルタガイド20B〜第4のフィルタガイド20Dに対する正面視も、矩形枠状をなす。
特に、第2のフィルタガイド20Bにおいて、左側である上部枠体組立16の側端部に沿う側部枠は、上述した第1のフィルタガイド20A側部枠と同一の曲率半径に湾曲成される。右側の側部枠は、上下方向の中間部が凹状に屈曲形成される保持部21aとなっていて、この保持部21aを除く上下端部は、左側の側部枠と同一の曲率半径で湾曲成される。
第4のフィルタガイド20Dにおいて、右側である上部枠体組立16の側端部に沿う側部枠は、第1のフィルタガイド20A側部枠と同一の曲率半径に湾曲成される。左側の側部枠は、上下方向の中間部が凹状に屈曲形成される保持部21bとなっていて、この保持部21bを除く上下端部は、右側の側部枠と同一の曲率半径で湾曲成される。
第3のフィルタガイド20Cは、左右側の側部枠とも、上下方向の中間部が凹状に屈曲形成される保持部21cであり、この保持部21cを除く上下端部は、第1のフィルタガイド20Aと、第2のフィルタガイド20Bおよび第4のフィルタガイド20Dの湾曲成される側部枠と同一の曲率半径で湾曲成される。
このようにして4個で構成するフィルタガイド20である、第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dが取付けられるところから、これらフィルタガイド20A〜20Dで上部枠体組立16と前ドレンパン12aとの間に形成される空間部を補強する。そして、第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dで形成される開口部は、前面吸込み口4と連通する。
特に図2に示すように、第2のフィルタガイド20Bの側部枠に形成される保持部21aと、第3のフィルタガイド20Cの両側部枠に形成される保持部21cは、後述するイオン発生器Mの本体部Maが着脱自在に嵌め込まれる本体部保持部となっている。右側部のフィルタガイド20Dと、この側部枠に形成される保持部21bは、イオン発生器Mを構成する電源部Mbが着脱自在に嵌め込まれる電源保持部となっている。
すなわち、イオン発生器Mは、本体部Maの基端に電源部Mbが連結して一体化されている。本体部Maの先端は第2のフィルタガイド20Bの左側部枠内側面に嵌め込まれ、電源部Mb全体は第4のフィルタガイド20Dの上下部枠と左右側部枠全体に嵌め込まれる。
取外して示す第1のフィルタガイド20Aを、上部枠体組立16と前ドレンパン12aの取付け部に取付けることで、前面側からイオン発生器Mを押え付けることになる。イオン発生器Mを構成する本体部Maと電源部Mbが確実に保持され、製品の運搬中に振動がかかっても、その位置が変動することはない。
図1のみに示すように、複数個(4個)で構成するフィルタガイド20の前面側に前面エアフィルタ18が移動自在に支持される。したがって、前面エアフィルタ18は前面吸込み口4と前側熱交換器部8Aとの間に介設され、前面吸込み口4と対向するとともに、各フィルタガイド20A〜20D自体に形成される開口部および、これらフィルタガイド20A〜20D相互間に形成される開口部と対向して配置される。
上面エアフィルタ17の前端部と前面エアフィルタ18の上端部は、エアフィルタ清掃ユニットSに挿入された状態にある。前面エアフィルタ18の下端部は、前ドレンパン12aの前面部に一体に設けられる受け部23に収納される。
図4は、前面エアフィルタ18および複数個で構成するフィルタガイド20の下端部と、前ドレンパン12aの受け部23を拡大して示す図である。
前記受け部23は、上面が開口され断面略U字状をなすポケット状に形成されていて、前面エアフィルタ18の下端部を収納している。そして、受け部23は、移動してきた上面エアフィルタ17の端部を収納するのに充分な寸法形状をなしている。各フィルタガイド20は受け部23の内側板部の内面に取付け固定されるので、前面エアフィルタ18の収納と上面エアフィルタ17の収納に何らの支障もない。
図5は、前記イオン発生器Mを分解して示す斜視図である。
上述したようにイオン発生器Mは、本体部Maと、この本体部Maに連結される電源部Mbとから構成される。本体部Maは、イオン発生電極25とアース電極である対向電極を備えていて、これらイオン発生電極25および対向電極がケース体26に取付けられることで構成される。
図5では、ケース体26からイオン発生電極25を取外した状態で示している。前記対向電極はケース体26に取付けられていて、さらに押えカバーによりケース体26に押え付けられている。したがって、対向電極は押えカバーで遮蔽され、ここでは図示していない。
前記イオン発生電極25は長手方向に沿い所定間隔を存して、複数本の針電極dが一体に突設されている。対向電極はたとえば針金状のものが用いられていて、イオン発生電極25と同じ長さの全長であり、両側端部のみがケース体26に取付け支持される。
押えカバーは対向電極をケース体26に押え付けて、対向電極の弛みなどの変形を規制する。特に、イオン発生電極25に高電圧がかかるので、ケース体26と押えカバーは難燃性樹脂であるABS樹脂で構成する。
したがって、ユーザーは露出した状態のイオン発生器Mに対し、針電極dを備えたイオン発生電極25には接触することはできず、安全性が確保されている。しかも、ケース体26の強度を保持するとともに、マイナスイオンを効率よく放出できるよう、ケース体26は格子状に形成されている。
再び図1に示すように、イオン発生器Mは、室内送風機10の駆動にともなって形成される室内空気の吸込み通風路15B中に配置されることになる。前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17はともに導電性を備え、イオン発生器Mの対向電極27と同電位が印加されるようになっている。すなわち、アース電位に接続されている。
具体的には、前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17を構成するフィルタ素材としてPET(ポリエチレンテレフタレート)が選択され、フィルタネット表面にはスパッタリングで導電性を有するステンレスコーティング処理がなされ、もしくはエアフィルタ表面に導電性塗料が塗布されている。
上記熱交換器8においても、導電性を持つ。具体的には、熱交換器8を構成する前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bのフィンは、導電性を持つアルミニュウム材が選択され、対向電極と同電位が印加されるようアース電位に接続される。
さらに熱交換器8のフィンには、防汚性の処理が行われている。この処理をなすことにより、冷房運転時に熱交換器8表面に結露水が生成され流下する際に、フィン表面に付着している塵埃を浮き上がらせ、結露水とともに塵埃を洗い流して表面に残留させることがない。
このように吸込み通風路15Bに沿って、イオン発生器Mを構成する対向電極27とイオン発生電極25が配置される。そして、針電極dを備えたイオン発生電極25と対向電極27は、室内空気の通風方向に対して直角方向に向き、かつ前面エアフィルタ18に対して略平行に配置される。
上記対向電極27は前面エアフィルタ18に近接する位置にあり、イオン発生電極25は熱交換器8に近接する位置にある。換言すれば、イオン発生器Mを間にして、この両側の吸込み通風路15B部位にエアフィルタFおよび熱交換器8が配置される。
したがって、室内空気の吸込み通風路15Bの上流側から下流側に亘って、エアフィルタF、対向電極27、イオン発生電極25、熱交換器8の順に配置されることになる。なお、互いの部品の配置間隔は、6〜15mmに設定する。
特に、図2および図3に示すように、上部枠体組立16と第4のフィルタガイド20Dの一側部で、上記エアフィルタ清掃ユニットSの延長軸線上には、後述するエアフィルタ清掃ユニットSと、前面エアフィルタ18を往復動する前部移動機構と、上面エアフィルタ17を往復動する上部移動機構の駆動源である駆動部28が取付けられる。上記駆動部28の側方には、上記電気部品箱9が配置されることになる。
図6はエアフィルタ清掃ユニットSと、その近傍部位を断面にした斜視図である。
上記エアフィルタ清掃ユニットSは、前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17に付着する塵埃を除去する回転ブラシ30と、この回転ブラシ30を内部に収容するとともに、回転ブラシ30が除去した塵埃を収集する塵挨受け通路31を備えたダストボックス32と、このダストボックス32に設けられる開口部33を開閉自在なシール部材34とから構成される。
上記ダストボックス32は、回転ブラシ30を軸方向に沿って囲う状態で収容し、かつ開口部33から回転ブラシ30の一部が露出する。シール部材34は、開口部33の下方部位に、開口部33と対向して配置され、リフト機構35に支持される。このシール部材34は、通常、開口部33から露出する回転ブラシ30部分と接触しない位置にあり、リフト機構35が作動することで開口部33を閉塞するようになっている。
上記塵挨受け通路31は、ダストボックス32内の空間部であり、回転ブラシ30の周面一部が露出する開口部33以外は全て閉塞される。塵埃受け通路31と回転ブラシ30の収容部位との間に、掻き落し用突部36が突設される。この掻き落し用突部36は常時、回転ブラシ30の毛先内に挿入していて、回転ブラシ30の回転にともなって毛先が摺接する位置にある
ダストボックス32の図示しない他側部には、塵埃排出ボックスが一体に取付けられる。この塵挨排出ボックスは塵埃受け通路31の末端部に設けられ、塵挨受け通路31と連通する。さらに、塵埃排出ボックスには接続ホースが接続され、熱交換器8の一側部に設けられる換気ユニットと連通する。この換気ユニットは、内部に換気扇と切換えダンパを収容し、かつ屋外に開口部を臨ませた排気ダクトが接続される。
前記前部移動機構37および上部移動機構38は、シール部材34を昇降駆動するリフト機構35の両側部に沿って設けられる。これら前部移動機構37と上部移動機構38は、前面エアフィルタ18と、上面エアフィルタ17の桟部と対向する部位に、前面エアフィルタ駆動ギヤ37aと、上面エアフィルタ駆動ギヤ38aを備えている。
その一方で、前、上面エアフィルタ18,17を構成する桟部の裏面には、いわゆるラック(平歯車)18a,17aが設けられている。それぞれのラック18a,17aには、前、上面エアフィルタ駆動ギヤ37a,38aが、いわゆるピニオンとして噛合するようになっている。
すなわち、駆動部28の駆動にともない、前部移動機構37を構成する前面エアフィルタ駆動ギヤ37aが回転し、ピニオンとラック18aの関係から、前面エアフィルタ18が前面エアフィルタ駆動ギヤ37aの回転方向に移動付勢される。
さらに、上部移動機構38を構成する上面エアフィルタ駆動ギヤ38aが回転し、ピニオンとラック17aとの関係から、上面エアフィルタ17が上面エアフィルタ駆動ギヤ38aの回転方向に移動付勢されるようになっている。
つぎに、このようにして構成される空気調和機の室内機における作用について説明する。
使用者がリモコン(遠隔操作盤)の運転ボタンを押圧操作すると、室内送風機10が駆動されるとともに、イオン発生器Mに通電される。さらに、室内機と冷媒管を介して連通する室外機において圧縮機が駆動され、冷凍サイクル運転が開始される。
室内空気は前面吸込み口4および上面吸込み口5から室内機本体1内に吸込まれ、吸込み通風路15Bに沿って導かれて、前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17を通過する。このとき、室内空気中に含まれる塵埃が前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17に捕捉される。
前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17により塵埃が除去された室内空気は、イオン発生器Mの作用により、より微細な塵埃が電気的に集塵され、かつ脱臭される。清浄化した室内空気は熱交換器8を流通し、ここに導かれる冷媒と熱交換作用が行われる。そのあと、熱交換空気は吹出し通風路15Aに沿って導かれ、吹出し口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出され、効率のよい空調運転を継続する。
さらに、上記イオン発生器Mの作用について詳述する。
針電極dを備えたイオン発生電極25にマイナスの高電位をかけることで、マイナスイオンが発生する。実際には、イオン発生電極25に対して、−4〜−8KV程度の電位をかけると、最も効率的にマイナスイオンを放出することが判明している。
吸込み通風路15Bで発生したマイナスイオンは、分割されたエアフィルタFである前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17で捕捉された塵埃と、捕捉されずに通過しようとしている塵埃および、熱交換器8に到達している塵埃など、吸込み通風路15Bに存在している全ての塵埃を効率よくマイナスに荷電する。
その一方で、前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17および熱交換器8には対向電極27と同じアース電位がかけられているので、これらエアフィルタ18,17と熱交換器8においてマイナスに荷電した塵埃を捕捉し集塵する。
集塵作用を前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17および熱交換器8とで行うところから、極めて高い集塵効果を得られる。また、イオン発生器MをエアフィルタFと熱交換器8との間に配置しているので、イオン発生電極25および対向電極27に綿ホコリなどの大きな塵埃が付着するのを防止できる。
上記熱交換器8で捕捉されない荷電粒子は、熱交換器8を通過した直後に室内送風機10の横流ファンに衝突し、よって荷電粒子は消滅する。そのため、吹出し通風路15Aを介して吹出し口6からマイナスイオンに荷電した粒子が放出されることはなく、壁汚れ等の防止を図れる。
なお、熱交換器8に付着している塵埃は、熱交換器8に対する防汚処理によって自然的に除去される。塵埃は結露水とともに前ドレンパン12aもしくは後ドレンパン12bに流下し、ドレンホースを介して屋外へ排出される。したがって、熱交換器8に付着した塵埃を除去するのに何らの手間もかからない。
結局、吸込み通風路15Bに導かれる室内空気に含まれる塵埃を効率よく捕捉し集塵しながら、集塵した塵埃をユーザーとして何らの処置を行う必要もなく自動的に処理され、いわゆるメンテナンスフリーとなって、ユーザー手間の軽減化を得られる。
なお、前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17は本来、室内空気中に含まれる塵埃を捕捉するために備えられていて、それ自体が集塵機能を有している。そこで、必ずしも前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17に対向電極と同電位とした導電性を持つ処理をなすことはせず、熱交換器8にのみ該処理をなすようにしてもよい。
熱交換器8は、前面エアフィルタ18と上面エアフィルタ17で捕捉されることなく通過した塵埃で、かつイオン発生器Mでマイナス荷電された塵埃を捕捉し集塵する。針電極dを備えたイオン発生電極25が熱交換器8に近づくため、放電電流が増大して集塵効率が向上する。
イオン発生器Mを前面エアフィルタ18と熱交換器8との間に配置しているので、室内空気中から吸込まれる綿ホコリなどの大きな塵埃が前面エアフィルタ18で捕集除去され、イオン発生電極25および対向電極27に塵埃が付着するのを防止できることも変りがない。
このような空気調和運転と空気清浄作用をなすことの他に、この空気調和機においてはエアフィルタ掃除モードを選択することができる。エアフィルタ掃除モードが選択されると、制御部は駆動部28に駆動信号を送ることで、たとえば、はじめに前部移動機構37が駆動され、同時に回転ブラシ30の駆動機構が作動する。このときシール部材34は下降位置にあり、ダストボックス32の開口部33は開放されている。
前部移動機構37により、前面エアフィルタ18は上昇駆動されるとともに、第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dにガイドされて、上端部からエアフィルタ清掃ユニットS内へ挿入される。
具体的には、ダストボックス32下端とシール部材34との間に形成される隙間を挿通する。同時に、回転ブラシ30が回転駆動され、前面エアフィルタ18は回転ブラシ30に摺接しながら移動する。
前面エアフィルタ18に付着していた塵埃は、回転ブラシ30によって円滑に、かつ確実に掻き落されて除去される。塵埃は前面エアフィルタ18から回転ブラシ30に転移し、この直後に回転ブラシ30は掻き落し用突部36に接触して通過する。回転ブラシ30に転移した塵埃は掻き落し用突部36により掻き落されて、塵埃受け通路31に落下する。
塵埃が除去された前面エアフィルタ18は上部枠体組立16によってガイドされ、上部枠体組立16に支持される上面エアフィルタ17の上面側に収納される。前面エアフィルタ18の上端が上部枠体組立16の後端に当接したところで、制御部は駆動部28で駆動するモータを一旦停止するよう制御する。
ついで制御部は、駆動部28の駆動モータに対して逆方向に回転する駆動信号を送る。前部移動機構37は前面エアフィルタ18を下降移動させ、再びエアフィルタ清掃ユニットSを通過させる。先の塵挨除去作用で全ての塵埃が前面エアフィルタ18から除去されているが、なお前面エアフィルタ18に残留する塵埃が確実に除去される。
前面エアフィルタ18はエアフィルタ清掃ユニットSを通過し、第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dにガイドされて、所定のエアフィルタ収納部位に戻る。制御部は駆動部28に停止信号を送る。ここで、前面エアフィルタ18全面に対する塵挨除去作用が終了する。
さらに制御部は、駆動部28の所定の駆動モータに駆動信号を送る。今度は上部移動機構38が作動し、上面エアフィルタ17は上部枠体組立16にガイドされてエアフィルタ清掃ユニットS内へ移動する。
上面エアフィルタ17に付着していた塵埃は、回転ブラシ30によって除去される。エアフィルタ清掃ユニットSを出た上面エアフィルタ17は第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dにガイドされて、前面エアフィルタ18の前面側に収納される。
つぎに制御部は、駆動部28に対して逆回転の駆動信号を送り、上面エアフィルタ17を上昇させる復動移動をなす。上面エアフィルタ17は再び第1のフィルタガイド20A〜第4のフィルタガイド20Dにガイドされてエアフィルタ清掃ユニットSを通過し、残留していた塵埃は全て除去される。
上面エアフィルタ17が上部枠体組立16のエアフィルタ収納部位に戻ったところで、制御部は駆動部28に停止信号を送る。ここで、上面エアフィルタ17全面に対する塵挨除去作用が終了する。
前面エアフィルタ18および上面エアフィルタ17に対する清掃運転が完了した時点で、制御部は駆動部28の別の駆動モータに駆動信号を送り、リフト機構35を作動させる。ダストボックス32の下面に設けられる開口部33はシール部材34によって完全に閉成される。
つぎに制御部は、換気ユニットの換気ダンパを全閉にしたうえで、換気ファンへ駆動信号を送る。負圧が接続ホースと排出ボックスを介してエアフィルタ清掃ユニットSを構成する塵埃受け通路31に作用する。
この塵埃受け通路31に収集されている塵埃が吸引され、ダストボックス32から出て接続ホースを介して換気ユニット内に導かれる。さらに、換気ダンパが開放され、塵埃は換気ユニットから排気ダクトを介して屋外へ排出される。すなわち、選択されたエアフィルタ掃除モードが完全終了し、上面エアフィルタ17と、前面エアフィルタ18に付着していた塵埃は自動で除去され、屋外へ排出される。
このように、分割されたエアフィルタFである上面エアフィルタ17と前面エアフィルタ18をガイドするとともにエアフィルタ清掃ユニットSを取付けた主枠体を、上部枠体組立16と複数個で構成するフィルタガイド20とに分離形成したから、それぞれの枠体(すなわち、上部枠体組立16と複数個で構成するフィルタガイド20)の大きさを略半分程度にでき、製造時における部品としての収納スペースが減少して、組立作業性の向上を図れる。
前記複数個で構成するフィルタガイド20を、室内機本体1の幅方向に亘り、所定間隔を存して3個以上で構成したから、フィルタガイド20自体の部品構成が簡素化するとともに、部品単価の低減によりコストダウンに寄与する。複数個で構成するフィルタガイド20の下端部を受ける受け部23を前ドレンパン12aに備えたので、フィルタガイド20の取付けが容易になる。
複数個で構成するフィルタガイド20に保持部21a〜21cを設けて、イオン発生電極25を備え室内空気中に含まれる塵埃をマイナスに荷電するイオン発生器Mを保持するようにしたので、フィルタガイド20はイオン発生器Mの取付け保持と、エアフィルタ清掃ユニットSに導かれるエアフィルタ17,18のガイドとの両方を機能できる。
フィルタガイド20を4個以上に構成し、第4のフィルタガイド20Dはイオン発生器Mの電源部Mbを保持し、第2のフィルタガイド20Bおよび第3のフィルタガイド20Cはイオン発生器Mの本体部Maを保持し、第1のフィルタガイド20Aは前面側からイオン発生器Mを押し付けて保持するとともに着脱自在としたから、イオン発生器Mの保持と着脱の作業が確実で容易となり、作業性の向上を図れる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における実施の形態に係る、空気調和機室内機の概略の縦断面図。 同実施の形態に係る、前面パネルを取外した室内機内部の正面図。 同実施の形態に係る、上部枠体組立とフィルタガイドを説明するための室内機主要部の斜視図。 同実施の形態に係る、受け部を説明するための室内機一部の拡大した断面図。 同実施の形態に係る、イオン発生器を一部分解した斜視図。 同実施の形態に係る、エアフィルタ清掃ユニットとエアフィルタを切欠した斜視図。
符号の説明
8…熱交換器、10…送風機、1…室内機本体、12a…前ドレンパン、4…前面吸込み口、5…上面吸込み口、18…前面エアフィルタ、17…上面エアフィルタ、S…エアフィルタ清掃ユニット、16…上部枠体組立、20…(複数個で構成する)フィルタガイド、20A〜20D…第1のフィルタガイド〜第4のフィルタガイド、23…受け部、21a〜21c…保持部、M…イオン発生器、Mb…電源部、Ma…本体部。

Claims (4)

  1. 内部に熱交換器および送風機を収容する室内機本体と、
    この室内機本体に一体に設けられ、前記熱交換器の下端部が載置されるドレンパンと、
    前記室内機本体の前面に開口される前面吸込み口および、上面に開口される上面吸込み口と、
    前記前面吸込み口と上面吸込み口とにそれぞれ対向するよう分割して配置され、前面吸込み口と上面吸込み口を介して室内機本体内に吸込まれる室内空気中の塵埃を捕捉する前面エアフィルタおよび上面エアフィルタと、
    前記前面エアフィルタおよび上面エアフィルタの端部相互に亘って設けられ、前面エアフィルタを上面エアフィルタの上面位置に、上面エアフィルタを前面エアフィルタの前面位置に、それぞれ交互に往復移動させるとともに、前面エアフィルタと上面エアフィルタに付着している塵埃を除去し、かつ除去した塵埃を回収するエアフィルタ清掃ユニットと、
    前記室内機本体の上面吸込み口と熱交換器との間に介在され、上面吸込み口と連通する開口部を有し、前記上面エアフィルタを移動自在に支持するとともに、前記エアフィルタ清掃ユニットが設けられる上部枠体組立と、
    前記室内機本体の前面吸込み口と熱交換器との間に配置されるとともに、上端部が前記上部枠体組立の前端部に取付けられ、下端部が前記ドレンパンの前端部に取付けられて、上部枠体組立とドレンパンとの間に架設され、前面吸込み口と連通する開口部を備えるとともに、前面エアフィルタを移動自在に支持する、複数個で構成するフィルタガイドと
    を具備することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記複数個で構成するフィルタガイドは、室内機本体の幅方向に亘り、所定間隔を存して3個以上で構成され、
    前記ドレンパンは、各フィルタガイドの下端部を収納する受け部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記複数個で構成するフィルタガイドの少なくとも一部に保持部が設けられ、
    このフィルタガイドの保持部に、高電圧が印加されるイオン発生電極を備えて室内機本体内に吸込まれる室内空気中の塵埃を荷電するイオン発生器が保持される
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記複数個で構成するフィルタガイドは、
    室内機本体の幅方向に対し、少なくとも左右両側端部にそれぞれ1個、中央部に2個の、4個以上で構成され、
    左側端部と右側端部のいずれか一方のフィルタガイドは、前記イオン発生器の電源部を保持する電源保持部を備え、
    左側端部と右側端部のいずれか他方のフィルタガイドと、中央部のいずれか一方のフィルタガイドは、前記イオン発生器の本体部を保持する本体部保持部を備え、
    残りのフィルタガイドは、イオン発生器を、イオン発生器を保持するフィルタガイドに押し付けるとともに、上部枠体組立とドレンパンに対して着脱自在に取付けられる
    ことを特徴とする請求項3記載の空気調和機の室内機。
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