JPWO2008062876A1 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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桂子 金川
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Abstract

室内機本体(1)内に、ファン(21)に付着した埃を除去するファン清掃装置(B)を備え、ファン清掃装置(B)は、送風路(24)のケーシング(23)の一部を凹陥形成してなる収納用凹部(30)に収容され先端にブラシ部(42)を備え送風路(24)に延出自在に支持される清掃部材(40)を備え、送風路(24)に接する面が、収納用凹部(30)に清掃部材(40)が収容され蓋体(50)が清掃部材(40)を閉成した状態で室内機本体(1)のケーシング(23)の送風路(24)を構成する面よりも凹陥位置にある。

Description

本発明は、室内送風機のファンに対する掃除機能を備えた空気調和機の室内機に関する。
一般的に多用される空気調和機の室内機は、いわゆる壁掛け式と呼ばれていて、部屋の壁面高所に取付けられる。筐体である本体内に収容される室内熱交換器の前面側にはエアフィルタが備えられ、本体内に吸込まれた室内空気を濾過し、清浄空気のみを室内熱交換器に導くようになっている。
長期の使用に亘ればエアフィルタの表面に濾過した埃が堆積し、そのまま放置すれば室内熱交換器に流通する風量が減少して室内熱交換器の熱交換効率が低下する。ユーザーのエアフィルタ掃除手間を省略すべく、近年、エアフィルタに付着した埃を自動的に除去するエアフィルタ自動清掃装置を備えた空気調和機が提供されている。
また、本体内には、エアフィルタ及び室内熱交換器とともに室内送風機が収容される。この室内送風機は、室内送風機のファンと、このファンを回転駆動するモータとから構成される。上記室内送風機のファンには、エアフィルタを通過した空気中に含まれる微細な埃やカビの胞子のような塵埃等が長期間の使用により付着・堆積し易く、空調能力が低下して消費電力の増大に繋がる。
このため、カビ発生の原因となる本体内の湿気を取除く乾燥運転と、カビの胞子を死滅させるため内部にオゾンを充満させる殺菌運転及び、汚れた空気や湿気を外部に排出する排気運転などを実行する機内クリーン運転を、空気調和運転の終了後に行うようにした空気調和機が、特開2002−349891号公報に開示されている。
上記特開2002−349891号公報の技術を採用して、空調運転の終了後に本体内の乾燥と殺菌をなす機内クリーン運転を行うことと、エアフィルタの自動清掃をなすことにより、ファンへのカビ発生及び堆積を防ぎ、長期間に亘り本体内を清潔な状態に保持し、所定以上の空調能力を維持することは可能である。
ただし、機内クリーン運転を行わないまま長期間に亘って空調運転を継続すると、本体内の殺菌が不十分となるばかりでなく、特に、室内送風機のファンに対する殺菌が不十分となる。そのため、使用条件によっては、ファン表面にカビが発生して微細な埃が付着することで塵埃等が堆積し、空調能力の低下を招く場合もある。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、室内送風機のファンに付着・堆積している塵埃等をファン清掃装置で除去し、室内機本体内をより清潔な状態に保持するとともに、ファン清掃装置を送風路に備えたにも係らず、円滑な送風が行えて空調能力を長期間に亘って保持する空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、室内熱交換器及び室内送風機が配置され、送風路の一部を構成するケーシングに、室内送風機のファンに付着する塵埃等を除去するファン清掃装置を備え、ファン清掃装置は、ケーシングの一部を凹陥形成してなる収納用凹部に収容され、先端にブラシ部を備え送風路に延出自在に支持される清掃部材を備え、送風路に接する面が収納用凹部に収容された状態でケーシングの送風路を構成する周囲の面よりも凹陥位置にある。
また、上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、室内熱交換器及び室内送風機が配置され、送風路の一部を構成するケーシングに、室内送風機のファンに付着する塵埃等を除去するファン清掃装置を備え、ファン清掃装置は、ケーシングの一部を凹陥形成してなる収納用凹部に収容され、先端にブラシ部を備え送風路に延出自在に支持される清掃部材と、この清掃部材が収納用凹部に収容された状態で清掃部材を覆う開閉自在な蓋体とを備え、送風路に接する面が収納用凹部に清掃部材が収容され蓋体が清掃部材を閉成した状態でケーシングの送風路を構成する周囲の面よりも凹陥位置にある。
図1は、本発明における一実施の形態に係る、空気調和機室内機の概略断面図である。 図2は、同実施の形態に係る、収納用凹部に板状清掃部材と蓋体が収納されている状態を示す要部の断面図である。 図3は、同実施の形態に係る、収納用凹部から板状清掃部材と蓋体が作動位置に移動する途中の状態を示す要部の断面図である。 図4は、同実施の形態に係る、板状清掃部材の作動姿勢を説明する要部の断面図である。 図5は、同実施の形態に係る、ファン清掃装置のブラシとファンのブレードとの関係を説明する図である。 図6Aは、同実施の形態に係る、ファン清掃装置の送風路に対する互いに異なる形態に基づく、圧力分布を示すシミュレーション図である。 図6Bは、同実施の形態に係る、ファン清掃装置の送風路に対する互いに異なる形態に基づく、圧力分布を示すシミュレーション図である。 図6Cは、同実施の形態に係る、ファン清掃装置の送風路に対する互いに異なる形態に基づく、圧力分布を示すシミュレーション図である。 図7は、同実施の形態に係る、ファン清掃装置の送風路に対する最良の形態を示す概略の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は空気調和機の室内機に係る概略の縦断面図である。(なお、説明中に符号を付していない部品は図示していない。以下同じ)
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後板筐体3とから構成され、上下方向に対し幅方向に横長状をなす。室内機本体1の前面側一部に前部吸込口4が開口され、この前部吸込口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される可動パネル2Aが嵌め込まれている。
図1のような空調運転停止時では、上記可動パネル2Aは前面パネル2表面に接合して前部吸込口4を閉成する。空調運転時には、手前側に突出して前部吸込口4が室内に対して開放するよう制御される。室内機本体1の上部には、桟によって複数の空間部に仕切られる上部吸込口5が設けられる。
上記室内機本体1の前面下部に吹出口6が開口され、この吹出口6には2枚の吹出しルーバー7a,7bが並行して設けられる。各吹出しルーバー7a,7bは、空調運転の種類に応じて回動姿勢をとって熱交換空気の吹出し方向を設定し、空調運転停止時には吹出口6を閉成するようになっている。
室内機本体1内には、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとで略逆V字状に形成される室内熱交換器8が配置される。前側熱交換器部8Aは前面パネル2と間隙を存してほぼ平行な湾曲状に形成され、前部吸込口4と上部吸込口5一部に対向する。後側熱交換器部8Bは直状に形成され、上部吸込口5一部と斜めに傾斜して対向する。
前面パネル2と室内熱交換器8との間に枠体組立て10が設けられる。前部吸込口4及び上部吸込口5と、前側熱交換器部8A及び後側熱交換器部8Bとの間に、エアフィルタ11を構成する前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bが介在し、それぞれが枠体組立て10に対して移動自在に支持される。
前部エアフィルタ11A上端と上部エアフィルタ11B前端との間には、エアフィルタ清掃装置Aが配置される。エアフィルタ清掃装置Aは、前部エアフィルタ11Aを上部エアフィルタ11Bの上面側に往復移動させながら、前部エアフィルタ11Aに付着する埃を除去する。さらに、上部エアフィルタ11Bを前部エアフィルタ11Aの前面側に往復移動させながら、前部エアフィルタ11Aに付着する埃を除去する。
前側熱交換器部8Aの前面側で、かつ前部エアフィルタ11Aの背面側に位置して空気清浄ユニット17が取付けられる。この空気清浄ユニット17は、左右一対の電気集塵機18と、一方の電気集塵機側部に配置される集塵機電源部とから構成される。
各電気集塵機18は、流通する空気中の埃に電荷を与える荷電側電極と、電荷を与えられた埃を捕捉する集塵側電極を備えている。各電極表面には、脱臭剤が塗布され、電気集塵機として集塵機能と脱臭機能を併せ有する。そして、電気集塵機18は室内空気が導かれない状態では、オゾンを発生する機能を備えたオゾン発生装置でもある。
側面視で傘状に形成される上記室内熱交換器8の前、後側熱交換器部8A,8B相互間に、室内送風機20が配置される。室内送風機20は、室内機本体1の一側端のスペースに配置されるファンモータと、このファンモータの回転軸に一方の支軸が連結されるファン21とから構成される。なお、本実施の形態においては、ファン21は横流ファン(クロスフローファン)で構成している。
室内送風機20を駆動することで、室内空気が前、上部吸込口4,5から室内機本体1内に吸込まれ、前、上部エアフィルタ11A,11Bから空気清浄ユニット17と室内熱交換器8を流通し、さらに室内送風機20を介して吹出口6から吹出される送風路24が形成される。
上記前側熱交換器部8Aの下端部は前ドレンパン22a上に載り、上記後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン22b上に載る。前、後ドレンパン22a,22bは、それぞれの熱交換器部8A,8Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水できるようになっている。
前後ドレンパン22a,22bの一部側壁外面は室内送風機20に近接して設けられ、これらでファン21に対するノーズを構成している。前後ドレンパン22a,22bの側壁部分から吹出口6との間に亘ってケーシング23が設けられ、このケーシング23で囲まれる空間がノーズと吹出口6とを連通する上記送風路24の一部を構成する。
上記ファン21から吹出口6に至り送風路24の一部を構成するケーシング23には、ファン清掃装置Bが取付けられる。
長期間の使用によりエアフィルタを通過した空気中に含まれる微細な塵や埃、あるいはカビの胞子等(以下、単に「塵埃等」と呼ぶ)が室内送風機20のファン21に付着する。ファン清掃装置Bはファン21から埃を除去し掃除する機能と、ファン21からファン清掃装置Bに移行した塵埃等を除去する機能及び、送風路24を導かれる気流の方向を変更する機能を備えている。
なおファン清掃装置Bの構成について説明すると、送風路24の一部を構成するケーシング23の内面側に、所定深さと幅方向寸法で、ファン21の軸方向に沿って対向する収納用凹部30が設けられる。この収納用凹部30には、所定の板厚で、収納用凹部30に収容可能な幅寸法と長さ寸法の板状清掃部材40と、収納用凹部30の開口と同様の形状面積でなり、この板状清掃部材40を覆う開閉自在の蓋体50を備えている。
上記板状清掃部材40は、一端部が送風路24の最上流側に回動支点41を備え、他端部が自由端として回動自在に支持される。自由端となる端部にはブラシ部42が設けられている。このブラシ部42は、板状清掃部材40の厚みと略同一の厚みで、幅方向の全長に亘って設けられていて、上記ファン21の軸方向に沿って対向している。
ブラシ部42には、防カビ剤、抗菌剤、潤滑剤、帯電防止剤のいずれか1つ、もしくは複数が含有され、もしくは表面に塗布される柔軟材である。さらにそのうえ、ブラシ部42の表面は金属の薄い膜を形成する金属蒸着処理が施されていて、ブラシ部42表面の耐摩耗性が高められている。
上記蓋体50は、一端部が送風路24の最下流側に回動支点51を備え、他端部が自由端として回動自在に支持される。蓋体50は、完全な平板であり、自由端には何らの部材も取付けられていないが、板状清掃部材40と対向する面で先端から所定間隔を存した部位に埃取り用突起部52が設けられる。
したがって、上記ファン21の軸方向に沿い対向して板状清掃部材40先端のブラシ部42が設けられ、かつ上記埃取り用突起部52は直状に形成されて、ブラシ部42の全長に亘って対向して設けられる。板状清掃部材40と蓋体50は、互いに1つの共通する駆動部に連結されていて、同時に駆動されるようになっている。
図2は、板状清掃部材40と蓋体50がともに収納用凹部30に収納された状態を示す要部の断面図である。
板状清掃部材40と蓋体50の非使用時は、ともに収納用凹部30に収納される。このとき、板状清掃部材40が収納用凹部30の底部側である下側に収納され、板状清掃部材40の上側に蓋体50が重ね合わされた状態で収納される。
なお説明すると、板状清掃部材40は収納用凹部30の底面上に直接置かれ、蓋体50は板状清掃部材40を全面的に覆い、かつ蓋体50の上面はケーシング23の送風路24を構成する面よりも凹陥位置にある。
図3は、板状清掃部材40の移動中の状態を示す。このとき同時に、蓋体50も動作するよう設定されている。
図2の状態から、はじめは蓋体50が回動支点51を支点として起き上がり、ほとんど直立状態になったタイミングをとって、つぎに板状清掃部材40が回動支点41を支点として回動する。蓋体50はほとんど直立しているので、それまで下側にあった板状清掃部材40の回動には何らの支障も無く円滑に行われる。
そして、このときブラシ部42は蓋体50の側面部に設けられる埃取り用突起部52に摺接し、通過する。ブラシ部42と埃取り用突起部52は互いに等しい幅方向長さに形成され、かつ正しく対向しているので、ブラシ部42は全幅に亘って埃取り用突起部52に摺接することとなる。
図4は、板状清掃部材40が設定された部位に到達し、ファン21に対する掃除作用をなす状態を示していて、先に説明した図1の部分拡大図でもある。
図3の位置から板状清掃部材40は継続して回動し、図4に示すようにほとんど直立した状態で起立する。つぎのタイミングで蓋体50は起立状態から板状清掃部材40方向へ倒れ込み、先端が板状清掃部材40の側部に当接した位置で停止する。上記ファン21は時計回り方向に回転駆動させられるので、蓋体50はファン21の反回転方向から板状清掃部材40に当接することとなる。
図5は、ファン21と板状清掃部材40との関係を説明する図である。
板状清掃部材40は送風路24内に突出して、ブラシ部42がファン21に斜めに接触するよう起立させられる。板状清掃部材40のブラシ部42がファン21のブレード27に接するファン円周接線に対する角度をJとし、ファン21のブレード27先端のファン円周接線に対するブレード先端の傾斜角から外側へ延びる線がなす角度をG(<90°)とすると、 G ≦ J ≦ G+90° に設定される。
上記板状清掃部材40のブラシ部42の厚み寸法W1は、ファン21を構成するブレード27相互の間隔寸法W2よりも小さく(W1<W2)に形成される。
一方、上記室内熱交換器8の一側部には排気装置が設けられている。この排気装置は室内送風機20を構成するファン21の側部に隣設され、このファン21の軸心の延長上に軸心を有している。排気装置は、エアフィルタ清掃装置A及びファン清掃装置Bが除去した埃を室外へ排出する機能を備えている。
このようにして構成される空気調和機の室内機であって、リモコンの運転スイッチをオンに切換えると、可動パネル2Aが前部吸込口4を開放し、吹出口6に備えられる吹出しルーバー7a,7bの風向姿勢が設定される。同時に、室内送風機20が送風作用をなす一方で、室外機の圧縮機が駆動され冷凍サイクル運転が開始される。
室内空気は、前部吸込口4と上部吸込口5とから室内機本体1内に吸込まれる。そして、前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bを通過し、室内空気中に含まれる埃が捕捉される。さらに、空気清浄ユニット17を流通して、より微細な埃が捕捉され、室内熱交換器8に導かれて熱交換作用が行われる。
熱交換したあとの空気は、ファン21を介して吹出し側の送風路24を形成するケーシング23に沿って導かれ、吹出口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出される。このとき、ファン清掃装置Bを構成する板状清掃部材40と気流変更機能を有する蓋体50は、図2に示すように収納用凹部30に収納されている。
特に、板状清掃部材40の上側にあり、これを全面的に覆う蓋体50はケーシング23との送風路24を構成する面よりも凹陥位置にあって、送風路24のケーシング23面の周囲面より低い位置にあるので、送風路24に導かれる熱交換空気の流れに対する障害にならずにすむ。
すなわち、ファン21から吹出し側の送風路24を形成するケーシング23に沿って導かれ、吹出口6から吹出される熱交換空気の噴出流に対し、乱気流の発生、及び送風空気の流速に引かれる吸引作用の影響を受けにくい位置に配設された構成となっている。
空調運転を長期間継続すると、必然的に前部エアフィルタ11Aと、上部エアフィルタ11Bに室内空気から捕捉した埃が堆積するとともに、前、上部エアフィルタ11A,11B及び空気清浄ユニット17においても捕捉されなかった埃が室内熱交換器8を通過し、室内送風機20を構成するファン21に付着する。
そこで、制御部は所定の空調運転累積時間の経過後に機内クリーン運転を行うべく、エアフィルタ清掃装置Aとファン清掃装置Bに作動開始信号を送る。もしくは、ユーザーが任意でリモコンの掃除スイッチを押すことで、制御部から各清掃装置A,Bへ作動開始信号を送れるように設定してもよい。
上記制御部は可動パネル2Aの駆動部へ信号を送って前部吸込口4を閉成するとともに、吹出しルーバー7a,7bの駆動部へ信号を送って吹出口6を閉成する。予め室内機本体1を略密閉構造化することにより、収集した埃が漏れるのを可能な限り防止する。
これらの閉成完了後のタイミングをとって、はじめにエアフィルタ清掃装置Aへ作動開始信号が送られる。エアフィルタ清掃装置Aでは前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bに付着している埃を掻き落す。掻き落された埃は、エアフィルタ清掃装置Aに受け入れられ、さらに屋外へ排出される。
一方、ファン清掃装置Bにおいては、図2に示す非動作状態から、一旦、図3に示す状態に変る。さらに板状清掃部材40を起立させるとともに、蓋体50は収納用凹部30への収納方向に回動させる。このとき、板状清掃部材40先端のブラシ部42は蓋体50に設けられる埃取り用突起部52に摺接する。したがって、たとえブラシ部42に埃が残っていても、埃取り用突起部52がその埃を掻き落す。
結局、図1及び図4に示すように、板状清掃部材40を起立させてブラシ部42先端をファン21のブレード27に接触させる。蓋体50は先端が板状清掃部材40の側部に接触するよう斜め姿勢となる。そのうえで、ファン21を所定の回転数で回転するよう制御する。
ファン21の回転にともなってブラシ部42の毛先が摺接し、ファン21のブレード27に付着していた埃が除去される。このとき、上述した(G≦J≦G+90°、W1<W2)を設定しているから、ブラシ部42先端がファン21のブレード27先端相互の内側に入り易くなり、ブレード27先端内側の埃を確実に掻き取ることができる。
ファン21は時計回り方向に回転駆動させられ、蓋体50は板状清掃部材40を支持する。ブラシ部42がブレード27に付着する埃を除去する一方で、板状清掃部材40はファン21の回転方向に付勢力を受けて倒れ込もうとするが、蓋体50が反回転方向側から支持するので倒れ込みがなく、埃除去を支障なく継続できる。
同時に、排気装置が作動して、室内熱交換器8から流出した二次側空気とファン21から掻き落された埃を吸引し、かつ屋外へ排出する。なお、吹出しルーバー7a,7bで吹出口6を閉成したうえでファン21を低速回転させ、蓋体50は板状清掃部材40とともにケーシング23によって形成される送風路24中に突出している。
そのため、特に図1に示すように、蓋体50と板状清掃部材40が擬似ノーズの作用をなし、気流はファン21と、ファン21の周辺である室内熱交換器8の二次側を循環する循環流Rを形成する。循環流Rは、室内熱交換器8の二次側空気として、ついには排気装置へ吸込まれて屋外へ排気される。
所定時間、ファン清掃装置Bを作動させたら、再び板状清掃部材40と蓋体50を図2に示すように収納用凹部30に収納する。この途中でも、板状清掃部材40先端のブラシ部42は蓋体50の埃取り用突起部52に摺接する。したがって、ファン21からブラシ部42に移行した埃は埃取り用突起部52によって掻き落され、排気装置を介して屋外へ排出される。
このようにして、ファン21から掻き落された埃及び、埃取り用突起部52により板状清掃部材40のブラシ部42から掻き落された埃を含む気流が、ファン21周辺へ飛散し、もしくは各構成部品に付着することなく、全て屋外へ排出されて室内機本体1内部の清潔度を保持する。
なお、ファン清掃装置Bは、ファン21から吹出口6に至る送風路24の一部を構成するケーシング23に設けられていて、ファン清掃装置Bである蓋体50と板状清掃部材40が送風路24に沿って位置している。
したがって、ファン清掃装置Bの非動作時においても、この装置Bが送風路24を導かれる気流に対してある程度の影響を及ぼすことはやむを得ない。そこで、ファン清掃装置Bの非動作時における形態の相違により、送風路24を導かれる気流に対してどのような影響を及ぼすのかシミュレーションしてみた。
図6Aは、ファン清掃装置B1が非動作状態で送風路24を形成するケーシング23から送風路24内に突出している場合の圧力分布を示すシミュレーション図である。図中の線は、圧力(負圧)の等圧線である。(以下、同じ)
送風路24に導かれる気流はファン21から吹出口6側へ送られる空気の流れ、すなわち噴流に対し、その噴流の外周に当たる送風路24のケーシング23にはファン清掃装置B1が設置されている。
このケーシング23面に沿って導かれる空気の流れは、ファン清掃装置B1を構成する蓋体50の周囲に形成される突出段部によって流れが乱され、乱気流が生じ、噴流部との圧力差が比較的大きくなるといった現象が見られることが分かった。
これにより、送風路24のファン清掃装置B1が設置されているケーシング23面の圧力の負圧状態が大きくなり、このため、ファン清掃装置B1の蓋体50が送風路24側に引かれる現象が生じる。
したがって、ファン清掃装置B1の蓋体50が浮き上がり、送風を乱し、空調効率を低下させる要因となる。すなわち、蓋体50が浮き上がらないように、強固な構造とする必要が生じるといった問題がある。したがって、ファン清掃装置B1が送風路24中に突出している構成は採用できない。
図6Bは、ファン清掃装置B2が非動作状態で送風路24を形成するケーシング23の面と面一(同一平面)の場合の圧力分布を示すシミュレーション図である。
ファン21から吹出口6側に送られる空気の流れ、すなわち噴流側の風の流れに対する、噴流の外周に当たる送風路24のケーシング23部分に近い部分の圧力分布は、比較的乱れがない。さらに、噴流に引かれる負圧は、ケーシング23面の下方に行くにしたがい影響が低減される(負圧値が減少する)傾向が見られる。
このため、ケーシング23面に位置するファン清掃装置B1の蓋体50が送風路24側へ引かれる現象は、上記ファン清掃装置B1が送風路24内に突出している場合に比べ、軽減している。
ただし、蓋体50が送風路24内に引かれる現象は、ある程度存在するため、蓋体50が通常運転時に開かないよう、保持させる手段は必要である。
図6Cは、ファン清掃装置B3が非動作状態で送風路24を形成するケーシング23の面から一段下がって凹陥形成されている場合の圧力分布を示すシミュレーション図である。図7は、実際のファン清掃装置B3の断面図である。
このような構成とした場合、ファン21から突出して吹出側に送られる空気の流れ、すなわち噴流側の風の流れに対する、その噴流の外周に当たる送風路24のケーシング23部分に近い部分の圧力分布は、上記ファン清掃装置B2のようなケーシング23面と面一(同一平面)の場合と比較して、乱れがなく、噴流に引かれる負圧値も低減された値を示している。
したがって、閉塞状態での蓋の保持が容易で、通常空調運転時の送風作用をスムーズに行え信頼性の向上を図れることができる。
そして、図6Cの形態から、図7に示すようにファン清掃装置B3がケーシング23からどの程度凹陥していれば良いか、実際の寸法を種々変更して、再びシミュレーションしてみた。
結果として、ファン清掃装置B3の蓋体50表面は、ケーシング23の送風路を構成する内面よりも深さが1〜5mm程度凹陥形成していれば最良であることが分かった。この程度の寸法であれば、ファン清掃装置B3のケーシング23裏面側に形成される配管収納のためのスペースに及ぼす影響を与えることなく、配管収納スペースが充分に確保される。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。たとえば、ケーシング23の一部を凹陥形成してなる収納用凹部30に収容されるファン清掃装置B3を、上記した送風路24に延出自在に支持される清掃部材40と、その清掃部材40を覆う蓋体50とにより構成させたものではなく、送風路24に延出自在に支持される清掃部材40のみで構成させたものも含まれる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明によれば、ファン清掃装置によって室内送風機のファンを清潔な状態に保持し、かつファン清掃装置が送風空気により送風路側に引っ張られたり、送風空気が乱れたりすることなく円滑な送風が行え、空調能力を長期間に亘って保持する効果を奏する。

Claims (5)

  1. 室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、室内熱交換器及び、室内送風機が配置された空気調和機の室内機において、
    上記送風路の一部を構成するケーシングに、上記室内送風機のファンに付着する塵埃等を除去するファン清掃装置を備え、
    上記ファン清掃装置は、
    上記ケーシングの一部を凹陥形成してなる収納用凹部に収容され、先端にブラシ部を備え、上記送風路に延出自在に支持される清掃部材を備え、送風路に接する面が、収納用凹部に収容された状態で、上記ケーシングの送風路を構成する周囲の面よりも凹陥位置にあることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、室内熱交換器及び、室内送風機が配置された空気調和機の室内機において、
    上記送風路の一部を構成するケーシングに、上記室内送風機のファンに付着する塵埃等を除去するファン清掃装置を備え、
    上記ファン清掃装置は、
    上記ケーシングの一部を凹陥形成してなる収納用凹部に収容され、先端にブラシ部を備え、上記送風路に延出自在に支持される清掃部材と、この清掃部材が上記収納用凹部に収容された状態で、清掃部材を覆う開閉自在な蓋体とを備え、
    上記送風路に接する面が、収納用凹部に清掃部材が収容され、蓋体が清掃部材を閉成した状態で、上記ケーシングの送風路を構成する周囲の面よりも凹陥位置にあることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 上記ファン清掃装置は、送風路に接する面が、上記ケーシングの送風路を構成する周囲の面よりも1〜5mmの深さを有する凹陥位置にあることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  4. 上記ファン清掃装置の上記蓋体は、蓋体が開放された状態で上記清掃部材が回動する際に、清掃部材先端の上記ブラシ部を摺接させ、上記室内送風機のファンからブラシ部に移行した塵埃等を掻き落す埃取り用突起部を備えたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室内機。
  5. 上記清掃部材先端のブラシ部は、上記室内送風機のファンの軸方向に沿って対向して設けられ、
    上記埃取り用突起部は直状に形成され、かつ上記ブラシ部の全長に亘って対向して設けられることを特徴とする請求項4記載の空気調和機の室内機。
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