JP2009184544A - 吊り下げ搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンガーが吊り下げられた吊り下げ搬送装置の左右横方向の揺れを効果的に防止できるようにする。
【解決手段】走行用ガイドレールに移動可能に支持された搬送用走行体に吊り下げられたハンガーの左右横方向の揺れを止める揺れ止め用ガイドレールが架設された吊り下げ搬送装置において、揺れ止め用ガイドレール50は、前記走行用ガイドレールに対して左右の片側にのみ架設され、この揺れ止め用ガイドレール50を上下両側から挟むようにハンガーに設けられた上下一対のローラー31a,31bは、ハンガーに対して上下方向に一定範囲内で移動自在に支持すされると共にその移動範囲内の定位置に付勢保持するスプリング手段32が併設され、ハンガー6に対するローラー31a,31bの相対的な上下移動を減衰させるダンパー33が設けられた構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行用ガイドレールに移動可能に支持された搬送用走行体とこれに吊り下げられた被搬送物支持具とから成る吊り下げ搬送装置に関するものである。
この種の吊り下げ搬送装置は、特許文献1にも記載されるように、搬送用走行体とこれに吊り下げられた被搬送物支持具(ハンガー)とから成り、この搬送用走行体による搬送経路中の、例えば被搬送物支持具で支持している被搬送物に対して部品取り付け作業などを行う作業ラインには、被搬送物支持具が左右方向に揺れるのを防止する揺れ止め手段が併設されるものである。而して、特許文献1に記載されたこの種の吊り下げ搬送装置における従来の揺れ止め手段は、搬送用走行体を支持案内する走行用ガイドレールの左右両側に揺れ止め用ガイドレールを並設し、被搬送物支持具には、その左右両側に、前記揺れ止め用ガイドレールに各別に係合する水平軸ローラーを軸支したものであった。
特開2003−267208号公報
しかしながら、上記のような従来の構成の揺れ止め手段では、走行経路の左右両側に精度良く揺れ止め用ガイドレールを架設しなければならず、設備コストが高くなる問題点があった。勿論、特許文献1に記載されるように、揺れ止め用ガイドレールとして、溝形鋼利用の揺れ止め用コ形ガイドレールを架設し、この揺れ止め用コ形ガイドレールに嵌合して上下方向の位置が決まるローラーを被搬送物支持具に軸支する構成である場合、当該揺れ止め用コ形ガイドレールを走行用ガイドレールの左右の片側にのみ架設することも可能であるが、この場合も、被搬送物支持具側のローラーとの間で無理な摩擦が生じないように揺れ止め用コ形ガイドレールを精度良く架設しなければならないばかりでなく、ローラーとコ形ガイドレールとの間にある程度の上下方向の遊びが必要になるので、被搬送物支持具を正確に一定姿勢に保持させることが困難である。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る吊り下げ搬送装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の摩擦駆動搬送装置は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、走行用ガイドレール2に移動可能に支持された搬送用走行体1とこれに吊り下げられた被搬送物支持具(ハンガー6)とから成り、前記被搬送物支持具(ハンガー6)に設けられたローラーと係合して当該被搬送物支持具(ハンガー6)の左右横方向の揺れを止める揺れ止め用ガイドレールが前記走行用ガイドレール2と平行に架設された吊り下げ搬送装置において、前記揺れ止め用ガイドレール50は、前記走行用ガイドレール2に対して左右の片側にのみ架設され、前記ローラーとして、前記揺れ止め用ガイドレール50を上下両側から挟むように配置された上下一対のローラー31a,31bが設けられ、これら上下一対のローラー31a,31bは、被搬送物支持具(ハンガー6)に対して上下方向に一定範囲内で移動自在に支持すると共にその移動範囲内の定位置に付勢保持するスプリング手段32を併設して、当該スプリング手段32の付勢力で被搬送物支持具(ハンガー6)が揺れ止め用ガイドレール50に対して一定姿勢に保持されるように構成し、被搬送物支持具(ハンガー6)に対する前記ローラー31a,31bの上下移動を減衰させるダンパー33が設けられた構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記上下一対のローラー31a,31bは、被搬送物支持具(ハンガー6)に上下方向に一定範囲内で移動自在に支持された昇降部材36に軸支して一体に昇降移動するように構成し、前記スプリング手段32は、前記昇降部材36をその移動範囲内の中立位置に付勢保持するように構成し、前記ダンパー33は、前記昇降部材36と被搬送物支持具(ハンガー6)との間に介装することができる。この場合、請求項3に記載のように、前記スプリング手段32は、前記昇降部材36の片側から突設された被挟持板40を上から下向きに押圧する上側スプリング手段41と、被挟持板40を下から上向きに押圧する下側スプリング手段42とに分けて構成することができる。更にこの場合、請求項4に記載のように、前記上下各スプリング手段41,42には、圧縮コイルスプリング46を内装するケース43に対し出退自在に支持されて前記圧縮コイルスプリング46により前記被挟持板40の方に押し出される昇降軸45を設け、この昇降軸45の外端部に、前記被挟持板40に当接する当接部47を設けることができる。
又、請求項5に記載のように、前記昇降部材36を昇降自在に支持するスライドレール37と前記上下各スプリング手段41,42とが取り付けられた垂直板35を水平取付け板34上に突設し、前記ダンパー33は、前記被挟持板40が突出する側とは反対側に向かって前記昇降部材36から突設された突出部36aと、この下方の前記水平取付け板34との間にほぼ垂直姿勢で介装することができる。
上記構成の本発明に係る吊り下げ搬送装置によれば、揺れ止め用ガイドレールは、走行用ガイドレールの左右の片側にのみ架設すれば良いので、揺れ止め用ガイドレールの架設コストは大幅に軽減できる。しかも、被搬送物支持具側の上下一対のローラーが前記揺れ止め用ガイドレールを上下から挟み付けるようにスプリング手段で付勢されているので、走行用ガイドレールに対する揺れ止め用ガイドレールの上下位置に場所によって多少のばらつきがあっても、揺れ止め用ガイドレールと被搬送物支持具側のローラーとの間で無理な押し合いを生じさせないで、被搬送物支持具を円滑に走行させることができる。更に、スプリング手段による付勢力に勝る外力が被搬送物支持具に作用したときは、当該外力によって被搬送物支持具が揺動することになるが、その外力がなくなった時点から慣性で被搬送物支持具が左右に長時間揺れ動くことは、ダンパーによって防止することができ、速やかに被搬送物支持具を安定させて安全に搬送作用を続行させることができる。
尚、上記本発明は、上下一対のローラーそれぞれを各別に昇降自在に支持して、各ローラーをそれぞれ揺れ止め用ガイドレール側に押圧するようにスプリング手段で付勢して構成することも可能であるが、請求項2に記載の構成によれば、昇降部材が1つで済むと共に、この1つの昇降部材に対してスプリング手段とダンパーとを作用させれば良いので、構造が簡単になり、本発明を容易且つ安価に実施することができる。
又、請求項3に記載の構成によれば、前記スプリング手段で1つの昇降部材を上下両側から挟み付けるように構成できるので、大きな付勢力が得られるスプリング手段を簡単容易に実現できる。更に、請求項4に記載の構成によれば、圧縮コイルスプリングを内装したケースを昇降部材側の被挟持板の上下に配設すれば良いので、組み立てが容易になる。
又、請求項5に記載の構成によれば、被搬送物支持具に対しては、1つの水平取付け板を所定位置に取り付けるだけで良いので、本発明を簡単容易且つ安価に実施することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は搬送用走行体であって、床上所定高さに架設された走行用ガイドレール2に走行可能に係合する4つのトロリー、即ち、中間の前後一対のロードトロリー3a,3bと前後両端のフリートロリー4a,4b、これら4つのトロリー3a〜4bに吊り下げられたロードバー5、及び被搬送物支持具としてのハンガー6から構成されている。ロードバー5は、4つの各トロリー3a〜4b間を連結する3本の中間ロードバー単体8a〜8cと、前後両端のフリートロリー4a,4bに結合されてこれら前後両端のフリートロリー4a,4bから前後に少し突出する短い前後両端ロードバー単体9a,9bから構成されている。
走行用ガイドレール2で構成されるハンガーの走行経路には、その長さ方向適当間隔おきの位置で床面上に門形フレーム10が据え付けられ、この門形フレーム10の上端レール吊り下げフレーム部11の中央下側に前記走行用ガイドレール2が固定されて吊り下げられている。門形フレーム10として、水平のレール吊り下げフレーム部11の両端を支持する左右一対の支柱フレーム部12a,12bが下広がりに傾斜する台形状のものを例示しているが、左右一対の支柱フレーム部12a,12bが平行で垂直な倒立コ形のものであっても良いし、全体が曲線状のアーチ形のものであっても良い。又、各門形フレーム10は、走行用ガイドレール2以外の連結フレームで互いに連結することができるし、当該連結フレームには、必要に応じて保守点検用の作業者搭乗可能な架台を付設することができる。
走行用ガイドレール2には、適当間隔おきに摩擦駆動手段13が併設される。この摩擦駆動手段13は従来周知のもので、ロードバー5の左右両垂直側面5a,5b(図2参照)の内、一方の側面5aに圧接する摩擦駆動輪14と、反対側の側面5bに当接するバックアップローラー15、及び摩擦駆動輪14を回転駆動するモーター16から成るもので、バックアップローラー15は、走行用ガイドレール2に固定されたフレーム17に定位置で自転のみ可能に垂直支軸で軸支されているが、垂直な出力軸に摩擦駆動輪14が取り付けられたモーター16は、ロードバー5の側面5aに対して水平遠近方向移動自在に前記フレーム17に支持されると共に、スプリングによりロードバー5の側面5aに圧接する方向に付勢されている。
前後一対のロードトロリー3a,3bは、図4に示すように、H形鋼を横倒しした断面形状の走行用ガイドレール2の下側水平レール部上を転動する左右一対の主ホイール18と、この主ホイール18の前後両側で走行用ガイドレール2の中央垂直板部を挟む左右一対前後2組の垂直軸ローラー19とを備えたもので、走行用ガイドレール2の中央真下位置において、垂直下方に突出する垂直軸20が固着突設されている。前後両端のフリートロリー4a,4bは、走行用ガイドレール2の下側水平レール部を上下両側から挟む上下一対の水平軸ローラー21が前後左右4箇所に設けられると共に、走行用ガイドレール2の中央垂直板部を挟む左右一対前後2組の垂直軸ローラー22を備えたもので、ロードトロリー3a,3bと同様に、走行用ガイドレール2の中央真下位置において、垂直下方に突出する垂直軸23が固着突設されている。
ロードバー5の3本の中間ロードバー単体8a〜8cの内、ロードトロリー3a,3bと前後両端のフリートロリー4a,4bとを連結する中間ロードバー単体8b,8cには、その両端近傍位置に、水平支軸24の周りに上下垂直方向に折曲自在な上下方向折曲関節部25が設けられている。そして、各中間ロードバー単体8a〜8cと前後両端ロードバー単体9a,9bのロードバー長さ方向に隣接する端部どうしは、各トロリー3a〜4bから垂直下向きに突出している垂直軸20,23の周りに左右水平方向に折曲自在な水平方向折曲関節部26を介して互いに連結し、短い前後両端ロードバー単体9a,9bのみ、前後両端のフリートロリー4a,4bから垂直下向きに突出している垂直軸23にキー止めされて、当該前後両端ロードバー単体9a,9bと一体化されている。
前後一対のロードトロリー3a,3bから垂直下向きに突出している垂直軸20は、ロードバー5から下方に延出し、この垂直軸20の下端延出部20aに、当該垂直軸20の周りに回転可能にハンガー吊り下げ用ブラケット27が支持され、これら前後一対のハンガー吊り下げ用ブラケット27に前記ハンガー6の上部フレーム7が、ハンガーの走行方向と平行な前後方向水平支軸28を介して左右上下方向に揺動自在に吊り下げられている。
以上のように構成された搬送用走行体1によれば、ロードバー5を吊り下げる各トロリー3a〜4bの真下位置及びその近傍位置において当該ロードバー5に設けられた各上下方向折曲関節部25と各水平方向折曲関節部26の存在により、走行用ガイドレール2で形成される走行経路中の上り下りの勾配経路部や水平曲線経路部においても円滑に走行できる。而して、各搬送用走行体1は、摩擦駆動手段13の位置を通過するとき、当該摩擦駆動手段13の摩擦駆動輪14がロードバー5の側面5aに圧接するので、このとき当該摩擦駆動輪14をモーター16により所定の方向に所定速度で回転駆動すれば、当該搬送用走行体1が摩擦駆動輪14によって所定の方向に所定速度で推進される。
以上のように構成され且つ駆動される搬送用走行体1のハンガー6の上部フレーム7には、図1〜図3に示すように、その前端左右両側部上において揺れ止め用ローラーユニット30A,30Bが設けられている。これら両揺れ止め用ローラーユニット30A,30Bは、搬送用走行体1を正面から見て左右対称形に配置された同一構造のものである。
図5及び図6に示すように、揺れ止め用ローラーユニット30A,30Bは、上下一対のローラー31a,31bと、当該ローラー31a,31bを付勢するスプリング手段32、及びダンパー33を備えている。これら構成部材を支持するフレームは、ハンガー6の上部フレーム7上にボルト止めされた水平取付け板34と、この水平取付け板34上に板面が前後方向になる向きに固着立設された垂直板35とから構成され、この垂直板35の外側(走行用ガイドレール2のある側とは反対側)には、垂直板状の昇降部材36が、垂直板35の外側に固着されたスライドレール37とこれに昇降自在に嵌合するように昇降部材36の内側に固着されたスライドガイド38とを介して昇降自在に支持されている。前記上下一対のローラー31a,31bは、前記昇降部材36の外側に水平支軸39a,39bにより軸支されている。
前記昇降部材36の前後両側辺の一方からは、そのほぼ中央高さから前後方向に延出するように、水平に被挟持板40が固着突設され、この被挟持板40に対し上下対称に配設された上側スプリング手段41と下側スプリング手段42とで前記スプリング手段32が構成されている。上下両スプリング手段41,42は上下対称形に構成された同一構造のもので、昇降部材36の外側に固着されたケース43と、このケース43内に昇降自在に内装された有底筒状の昇降バネ受け体44と、この昇降バネ受け体44の底部からケース43を貫通して被挟持板40のある側に突出する昇降軸45と、この昇降軸45を被挟持板40の側へ押し出す方向に昇降バネ受け体44を付勢するようにケース43に内装された圧縮コイルスプリング46と、昇降軸45の先端に取り付けられた当接部材47とから構成されている。当接部材47には、被挟持板40に点接触する突出球面状の当接部47aが形成されている。而して、上下両スプリング手段41,42の当接部47aがそれぞれ圧縮コイルスプリング46の初期圧縮反力で被挟持板40を上下逆向きに押圧付勢して、昇降部材36(上下一対のローラー31a,31b)を一定高さ位置、即ち、上下両スプリング手段41,42よって制限される昇降部材36の昇降範囲内の中央中立位置に保持するように構成されている。
前記昇降部材36の前後両側辺の他方からは、その上端部から前後方向に延出する突出部36aが形成されており、この突出部36aとその真下の水平取付け板34上に取り付けられた軸受け部材48とに、ダンパー33の両端が水平支軸49a,49bを介して結合され、上下両スプリング手段41,42の圧縮コイルスプリング46の付勢力に抗して昇降部材36が上下に振動したとき、その振動を速やかに減衰させて所期の中立位置に復帰安定するように構成されている。
ハンガー6は、走行用ガイドレール2に対して前後一対のロードトロリー3a,3bによって吊り下げられており、当該ロードトロリー3a,3bは、走行用ガイドレール2に対して左右横方向にも適度の遊びがあるので、結果的にハンガー6は走行用ガイドレール2に対して左右横方向に揺れ動くことができる。従って、ハンガー6に積載された被搬送物に対する作業を行う作業ゾーンなど、ハンガーの走行経路中で特にハンガー6の左右横方向の揺れ動きを防止したい特定区間には、前記ハンガー6の上部フレーム7に設けられた左右一対の揺れ止め用ローラーユニット30A,30Bの内、何れか一方のローラーユニット、例えば図2及び図3に示すように揺れ止め用ローラーユニット30Aの上下一対のローラー31a,31b間に嵌合する水平板状の揺れ止め用ガイドレール50が走行用ガイドレール2と平行に架設される。
揺れ止め用ガイドレール50は、図5に示すように、上下一対のローラー31a,31b間の隙間より僅かに薄い板厚のもので、ハンガー6が正常な吊り下げ姿勢にあるときの上下一対のローラー31a,31b間、即ち、昇降移動範囲内の中立位置に保持されている上下一対のローラー31a,31b間、に嵌合するように架設されている。この揺れ止め用ガイドレール50の架設は、どのような方法でも良いが、図5Aに示すように、帯板状の揺れ止め用ガイドレール50の撓み防止のために、当該揺れ止め用ガイドレール50の外側辺に断面T字形に板面が垂直向きの帯状板51を固着一体化し、この帯状板51の長さ方向適当間隔おきの位置に、走行用ガイドレール2を支持している門形フレーム10に支持部材52を介して取り付けられた取付け部材53をボルトナットで固定して、揺れ止め用ガイドレール50を架設することができる。勿論、揺れ止め用ガイドレール50に十分な板厚があって、撓みが許容限度内となるような強度を有する場合は、前記取付け部材53への取付け箇所にのみ前記帯状板51を固着しておくことも可能である。
上記の実施形態によれば、揺れ止め用ガイドレール50が架設された特定区間内をハンガーが走行するときには、吊り下げているハンガー6の片側の揺れ止め用ローラーユニット30Aの上下一対のローラー31a,31b間に揺れ止め用ガイドレール50が嵌合しているので、ハンガー6が左右横方向に揺れ動くことは、このハンガー6側の上下一対のローラー31a,31bと揺れ止め用ガイドレール50とで防止される。換言すれば、ハンガー6が左右横方向に揺れ動くことは、揺れ止め用ガイドレール50に対して上下方向には相対移動できない上下一対のローラー31a,31b、即ち、昇降部材36に対して、ハンガー6の上部フレーム7に固定されている垂直板35が上下方向に相対移動することであるが、例えば垂直板35が上方に相対移動するときは、下側スプリング手段42の圧縮コイルスプリング46を昇降バネ受け体44とケース43との間で圧縮させることになり、垂直板35が下方に相対移動するときは、上側スプリング手段41の圧縮コイルスプリング46を昇降バネ受け体44とケース43との間で圧縮させることになるので、これら上下両スプリング手段41,42の圧縮コイルスプリング46の何れか一方が垂直板35の相対的上下方向運動、即ち、ハンガー6の左右横方向の揺れに対して抵抗することになり、当該ハンガー6の左右横方向の揺れを防止することになる。
若し、上下両スプリング手段41,42の何れか一方の圧縮コイルスプリング46の初期圧縮応力に打ち勝つ上下方向の外力がハンガー6から垂直板35に作用したときは、その圧縮コイルスプリング46を初期圧縮応力に抗して圧縮変形させながら、ハンガー6が左右何れか一方に揺れることになり、その外力がなくなったときハンガー6が、圧縮変形した当該圧縮コイルスプリング46の復元力と重力とで元の姿勢の方向に揺動復帰することになるが、このときダンパー33が元の姿勢への揺動に対し抵抗を与えて減速させるので、慣性で元の姿勢を超えてハンガー6が揺れ動く量を大幅に小さくするか又は皆無とし、仮に大きな外力を受けてハンガー6が揺れ動いても、元の姿勢に復帰安定するまでの繰り返し揺動を速やかに減衰させて、当該ハンガー6をして短時間で元の姿勢に復帰安定させることができるのである。
尚、上下一対のローラー31a,31bを各別に軸支する上下一対の昇降部材を設け、この上下一対の昇降部材をそれぞれ付勢するスプリング手段を併設して、揺れ止め用ガイドレール50を上下から挟む上下一対のローラー31a,31bを各別に揺れ止め用ガイドレール50側へ付勢するように構成することも可能である。この場合は、ローラー31a,31bを各別に軸支する上下一対の昇降部材ごとにダンパーが必要になる。
又、上記実施形態では、ハンガー6の左右両側にそれぞれ揺れ止め用ローラーユニット30A,30Bが配設されているので、揺れ止め用ガイドレール50は、走行用ガイドレール2に対して架設し易い側に架設することができるが、ハンガー6の左右何れか片側にのみ揺れ止め用ローラーユニットを配設しても良い。更に、ハンガーそのものの構造が上記実施形態に示した構造に限定されないことは勿論である。
走行経路中の搬送用走行体と摩擦駆動手段を示す側面図である。 同上の平面図である。 同上の背面図である。 A−B線とA’−B’線とでつながる搬送用走行体を示す側面図である。 A図は片側の揺れ止め用ローラーユニットを示す一部縦断側面図、B図は動ローラーユニットの縦断背面図である。 上記ローラーユニットの平面図である。
符号の説明
1 搬送用走行体
2 ガイドレール
3a,3b ロードトロリー
4a,4b フリートロリー
5 ロードバー
6 ハンガー(被搬送物支持具)
8a〜8c 中間ロードバー単体
9a,9b 前後両端ロードバー単体
10 門形フレーム
13 摩擦駆動手段
14 摩擦駆動輪
15 バックアップローラー
16 モーター
30A,30B 揺れ止め用ローラーユニット
31a,31b ローラー
32 スプリング手段
33 ダンパー
34 水平取付け板
35 垂直板
36 昇降部材
36a 突出部
37 スライドレール
38 スライドガイド
40 被挟持板
41 上側スプリング手段
42 下側スプリング手段
43 ケース
44 昇降バネ受け体
45 昇降軸
46 圧縮コイルスプリング
47 当接部材
47a 当接部
50 揺れ止め用ガイドレール

Claims (5)

  1. 走行用ガイドレールに移動可能に支持された搬送用走行体とこれに吊り下げられた被搬送物支持具とから成り、前記被搬送物支持具に設けられたローラーと係合して当該被搬送物支持具の左右横方向の揺れを止める揺れ止め用ガイドレールが前記走行用ガイドレールと平行に架設された吊り下げ搬送装置において、前記揺れ止め用ガイドレールは、前記走行用ガイドレールに対して左右の片側にのみ架設され、前記ローラーとして、前記揺れ止め用ガイドレールを上下両側から挟むように配置された上下一対のローラーが設けられ、これら上下一対のローラーは、被搬送物支持具に対して上下方向に一定範囲内で移動自在に支持すると共にその移動範囲内の定位置に付勢保持するスプリング手段を併設して、当該スプリング手段の付勢力で被搬送物支持具が揺れ止め用ガイドレールに対して一定姿勢に保持されるように構成し、被搬送物支持具に対する前記ローラーの上下移動を減衰させるダンパーが設けられている、吊り下げ搬送装置。
  2. 前記上下一対のローラーは、被搬送物支持具に上下方向に一定範囲内で移動自在に支持された昇降部材に軸支されて一体に昇降移動するように構成され、前記スプリング手段は、前記昇降部材をその移動範囲内の中立位置に付勢保持し、前記ダンパーは、前記昇降部材と被搬送物支持具との間に介装されている、請求項1に記載の吊り下げ搬送装置。
  3. 前記スプリング手段は、前記昇降部材の片側から突設された被挟持板を上から下向きに押圧する上側スプリング手段と、被挟持板を下から上向きに押圧する下側スプリング手段とに分けて構成されている、請求項2に記載の吊り下げ搬送装置。
  4. 前記上下各スプリング手段は、圧縮コイルスプリングを内装するケースに対し出退自在に支持されて前記圧縮コイルスプリングにより前記被挟持板の方に押し出される昇降軸を備え、この昇降軸の外端部には、前記被挟持板に当接する当接部が設けられている、請求項3に記載の吊り下げ搬送装置。
  5. 前記昇降部材を昇降自在に支持する昇降レールと前記上下各スプリング手段とが取り付けられた垂直板が水平取付け板上に突設され、前記ダンパーは、前記被挟持板が突出する側とは反対側に向かって前記昇降部材から突設された突出部と、この下方の前記水平取付け板との間にほぼ垂直姿勢で介装されている、請求項3又は4に記載の吊り下げ搬送装置。
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