JP2009182697A - 無線端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに種別の異なる無線通信システムに接続する複数のアドホック通信網が存在する場合に、接続先のアドホック通信網を適切に選択する。
【解決手段】本発明に係る無線通信方法は、第1アドホック通信網が接続する第1無線通信システムの種別に応じて定められる第1通信速度を示す第1速度情報を取得するステップS109と、第2アドホック通信網が接続する第2無線通信システムの種別に応じて定められる第2通信速度を示す第2速度情報を取得するステップS109と、取得された第1速度情報と取得された第2速度情報とに基づいて、接続先のアドホック通信網を選択するステップS111とを備える。接続先のアドホック通信網を選択するステップS111では、第1通信速度と第2通信速度とを比較し、第1通信速度が第2通信速度を上回る場合に第1アドホック通信網を選択し、第2通信速度が第1通信速度を上回る場合に第2アドホック通信網を選択する。
【選択図】図9

Description

本発明は、他の無線端末を経由して無線基地局と通信可能な無線端末及び無線通信方法に関する。
近年、無線通信技術の普及によって、通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な環境が整いつつある。例えば、第3世代携帯電話システムの一種であるcdma 2000 n x evolution - data only(EV−DO)と、IEEE802.11a/b/gなどによって規定される無線LANシステムとの両システムに接続可能な無線端末の提供が検討されている。
このような無線LANシステムは、EV−DOなどの携帯電話システムよりも高速に通信が可能である。無線LANシステムでは、無線端末が無線基地局と直接通信するインフラストラクチャモードと、無線基地局を経由せずに無線端末間で通信するアドホックモードとが規定されている。アドホックモードでは、複数の無線端末によってアドホック通信網が形成される。
また、無線LANシステムにおいて、無線基地局と直接通信する無線端末(以下、「主無線端末」)と、主無線端末を経由して無線基地局と通信する少なくとも1つの無線端末(以下、「従無線端末」)とによって、アドホック通信網を形成する手法が知られている。さらに、複数のアドホック通信網の中から、接続先のアドホック通信網を選択可能な無線端末が提案されている(特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の無線端末は、アドホック通信網において実行される無線通信の通信帯域(すなわち、通信速度の実効値)の情報である通信帯域情報をアドホック通信網毎に取得し、取得した通信帯域情報に基づいて接続先のアドホック通信網を選択する。
特開2005−79827号公報([請求項1]、第1図)
一般的に、通信帯域は、通信品質(例えばSNRなど)の変化に伴って変化する。アドホック通信網において実行される無線通信の通信品質は、干渉源の影響や無線端末の移動に伴って頻繁に変化する。したがって、通信帯域を基準として接続先のアドホック通信網を選択する特許文献1に記載の手法では、選択基準となる通信帯域が不安定であるために、接続先のアドホック通信網を必ずしも適切に選択できない問題がある。
また、アドホック通信網において、主無線端末が無線LANシステム及び携帯電話システムの両システムに対応している場合、主無線端末と無線基地局との無線通信には携帯電話システムが適用され、主無線端末と従無線端末との無線通信には無線LANシステムが適用されることも想定される。
このようなアドホック通信網では、無線LANシステムよりも携帯電話システムの通信速度が低いために、主無線端末と無線基地局との無線通信がボトルネックとなり、主無線端末と従無線端末との無線通信において無線LANシステム本来の通信速度を発揮できない。
しかしながら、特許文献1に記載の無線端末は、アドホック通信網と公衆網との間の接続帯域、若しくは、アドホック通信網が接続する無線通信システムの種別を考慮していないため、アドホック通信網が接続する無線通信システムの種別に起因して通信速度の低下が生じるアドホック通信網に接続してしまう恐れがあった。
また、特許文献1に記載の手法では、アドホック通信網内の全ノード(無線端末)間の帯域情報が、接続を試みる無線端末に送信されるため、情報量が多くなり、ネットワークに負荷がかかるという問題もある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、互いに種別の異なる無線通信システムに接続する複数のアドホック通信網が存在する場合に、接続先のアドホック通信網を適切に選択可能な無線端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、第1無線通信システム(例えば、EV−DO)を構成する第1無線基地局(無線基地局BS1)に接続する第1アドホック通信網(アドホック通信網AH1)、又は前記第1無線通信システムと種別の異なる第2無線通信システム(例えば、IEEE802.11b)を構成する第2無線基地局(無線基地局BS2)に接続する第2アドホック通信網(アドホック通信網AH2)のいずれかを接続先のアドホック通信網として選択可能な無線端末(無線端末MS10)であって、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末(無線端末MS1〜MS3)が送信する信号に含まれる情報であって、前記第1無線通信システムの種別に応じて定められる第1通信速度を示す第1速度情報(WAN rate information)を取得する第1情報取得部(無線LAN通信部120、制御信号処理部131)と、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末(無線端末MS4〜MS6)が送信する信号に含まれる情報であって、前記第2無線通信システムの種別に応じて定められる第2通信速度を示す第2速度情報(WAN rate information)を取得する第2情報取得部(無線LAN通信部120、制御信号処理部131)と、前記第1情報取得部によって取得された前記第1速度情報と、前記第2情報取得部によって取得された前記第2速度情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択するアドホック通信網選択部(アドホック通信網選択部133)とを備え、前記アドホック通信網選択部は、前記第1通信速度と前記第2通信速度とを比較し、前記第1通信速度が前記第2通信速度を上回る場合に前記第1アドホック通信網を選択し、前記第2通信速度が前記第1通信速度を上回る場合に前記第2アドホック通信網を選択することを要旨とする。
このような無線端末によれば、互いに種別の異なる無線通信システムに接続する複数のアドホック通信網が存在する場合に、接続先のアドホック通信網を適切に選択できる。具体的には、アドホック通信網が接続する無線通信システムの種別に起因して通信速度の低下が生じるアドホック通信網を接続先として選択することを回避できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が所定周期で報知する第1ビーコン信号に前記第1速度情報が含まれている場合、前記第1ビーコン信号から前記第1速度情報を取得し、前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が所定周期で報知する第2ビーコン信号に前記第2速度情報が含まれている場合、前記第2ビーコン信号から前記第2速度情報を取得することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記第1ビーコン信号に前記第1速度情報が含まれていない場合、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第1アドホック通信網の形成に用いられる第1制御情報の送信を要求する第1プローブ要求信号を送信する第1要求信号送信部(無線LAN通信部120、制御信号処理部131)と、前記第2ビーコン信号に前記第2速度情報が含まれていない場合、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第2アドホック通信網の形成に用いられる第2制御情報の送信を要求する第2プローブ要求信号を送信する第2要求信号送信部(無線LAN通信部120、制御信号処理部131)とをさらに備え、前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が前記第1プローブ要求信号に応じて送信する第1プローブ応答信号に前記第1速度情報が含まれている場合、前記第1プローブ応答信号から前記第1速度情報を取得し、前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が前記第2プローブ要求信号に応じて送信する第2プローブ応答信号に前記第2速度情報が含まれている場合、前記第2プローブ応答信号から前記第2速度情報を取得することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記第1要求信号送信部は、前記第1プローブ応答信号に前記第1速度情報が含まれていない場合、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第1速度情報の送信を要求する第1速度情報要求信号を送信し、前記第2要求信号送信部は、前記第2プローブ応答信号に前記第2速度情報が含まれていない場合、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第2速度情報の送信を要求する第2速度情報要求信号を送信し、前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が前記第1速度情報要求信号に応じて送信する第1速度情報応答信号から前記第1速度情報を取得し、前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が前記第2速度情報要求信号に応じて送信する第2速度情報応答信号から前記第2速度情報を取得することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号の受信感度と、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号の受信感度とを測定する受信感度測定部(無線LAN通信部120、制御信号処理部131)をさらに備え、前記アドホック通信網選択部は、前記第1通信速度と前記第2通信速度とが同等である場合に、前記第1アドホック通信網及び前記第2アドホック通信網のうち前記受信品質測定部によって測定された前記受信感度が高い方を前記接続先のアドホック通信網として選択することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1情報取得部は、前記第1速度情報に代えて、前記第1無線通信システムの種別を示す第1システム種別情報を取得し、前記第2情報取得部は、前記第2速度情報に代えて、前記第2無線通信システムの種別を示す第2システム種別情報を取得し、前記アドホック通信網選択部は、前記第1情報取得部によって取得された前記第1システム種別情報と、前記第2情報取得部によって取得された前記第2システム種別情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、第1無線通信システムを構成する第1無線基地局に接続する第1アドホック通信網、又は前記第1無線通信システムと種別の異なる第2無線通信システムを構成する第2無線基地局に接続する第2アドホック通信網のいずれかを接続先のアドホック通信網として選択して通信する無線通信方法であって、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第1無線通信システムの種別に応じて定められる第1通信速度を示す第1速度情報を取得するステップと、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第2無線通信システムの種別に応じて定められる第2通信速度を示す第2速度情報を取得するステップと、取得された前記第1速度情報と、取得された前記第2速度情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択するステップとを備え、前記選択するステップは、前記第1通信速度と前記第2通信速度とを比較するステップと、前記第1通信速度が前記第2通信速度を上回る場合に前記第1アドホック通信網を選択するステップと、前記第2通信速度が前記第1通信速度を上回る場合に前記第2アドホック通信網を選択するステップと含むことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、互いに種別の異なる無線通信システムに接続する複数のアドホック通信網が存在する場合に、接続先のアドホック通信網を適切に選択可能な無線端末及び無線通信方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)通信システムの全体概略構成、(2)無線端末の構成、(3)無線端末の動作、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1) 通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、通信システムは、無線端末MS1〜MS6,MS10と、無線基地局BS1,BS2と、広域通信網(WAN)10を含む。無線端末MS1〜MS6,MS10は、携帯電話システムの一種であるEV−DOと、無線LANシステムとの両システムに対応している。
無線基地局BS1は、WAN10に接続されており、無線端末と直接通信可能なエリアであるサービスエリア(電波到達エリア)SA1を形成する。本実施形態において無線基地局BS1は、EV−DOに従って構成されている。EV−DOの通信速度は、最大2.4Mbps(理論値)である。
図1の例において、サービスエリアSA1内に位置する無線端末MS1は、無線基地局BS1に接続し、無線基地局BS1と直接通信できる。無線端末MS1と無線基地局BS1との無線通信には、EV−DOが適用される。
無線基地局BS2は、WAN10に接続されており、無線端末と直接通信可能なエリアであるサービスエリアSA2を形成する。無線基地局BS2は、無線LANシステムの一種であるIEEE802.11bに従って構成されるアクセスポイント(AP)である。IEEE802.11bの通信速度は、最大11Mbps(理論値)である。
図1の例において、サービスエリアSA2内に位置する無線端末MS4は、無線基地局BS2に接続し、無線基地局BS1と直接通信できる。無線端末MS4と無線基地局BS2との無線通信には、IEEE802.11bが適用される。
無線端末MS1〜MS3は、アドホック通信網AH1を形成している。アドホック通信網AH1は、無線基地局BS1と直接通信する主無線端末である無線端末MS1を最上位とした木構造を有する。無線端末MS2及び無線端末MS3は、無線端末MS1を経由して無線基地局BS1と通信する従無線端末である。
無線端末MS1と無線端末MS2との無線通信、及び無線端末MS1と無線端末MS3との無線通信には、無線LANシステムの一種であるIEEE802.11gが適用されている。IEEE802.11gの通信速度は、最大で54Mbps(理論値)である。
ただし、無線端末MS1と無線基地局BS1との無線通信にはEV−DOが適用されているため、無線端末MS1と無線端末MS2との無線通信、及び無線端末MS1と無線端末MS3との無線通信では、最大通信速度がEV−DOの通信速度(最大で2.4Mbps)以下に制限される。したがって、IEEE802.11g本来の通信速度を発揮できない。
無線端末MS4〜MS6は、アドホック通信網AH2を形成している。アドホック通信網AH2は、無線基地局BS2と直接通信する主無線端末である無線端末MS4を最上位とした木構造を有する。無線端末MS5及び無線端末MS6は、無線端末MS4を経由して無線基地局BS2と通信する従無線端末である。
無線端末MS4と無線端末MS5との無線通信、及び無線端末MS4と無線端末MS6との無線通信には、IEEE802.11bが適用されている。ここで、無線端末MS4と無線基地局BS2との無線通信にもIEEE802.11bが適用されており、無線端末MS4と無線端末MS5との無線通信、及び無線端末MS4と無線端末MS6との無線通信では、IEEE802.11b本来の通信速度を発揮できる。
無線端末MS10は、IEEE802.11b及びIEEE802.11gを含む無線LANシステムと、携帯電話システム(EV−DO)とに対応しており、無線基地局BS1と直接通信する機能を有している。図1の例では、無線端末MS10は、サービスエリアSA1外に位置しているため、無線基地局BS1と直接通信することができないが、アドホック通信網AH1及びアドホック通信網AH2のいずれかに接続可能である。
なお、無線端末MS1〜MS6,MS10は、同様の構成であるため、以下の説明では、無線端末MS1〜MS6,MS10を無線端末MSと適宜総称する。また、以下の説明では、アドホック通信網AH1とアドホック通信網AH2をアドホック通信網AHと併称する。
(2) 無線端末の構成
次に、図2〜図4を参照しながら、無線端末MSの構成について説明する。具体的には、(2.1)無線端末のハードウェア構成、(2.2)無線端末の機能ブロック構成について説明する。
(2.1) 無線端末のハードウェア構成
図2は、無線端末MSのハードウェア構成図である。図2に示すように、無線端末MSは、携帯電話通信部110、無線LAN通信部120、制御部130、マイク141、スピーカ142、表示部143、入力部144を含む。
携帯電話通信部110は、CDMA方式に従った無線信号(RF信号)を無線基地局BS1と送受信する。また、携帯電話通信部110は、無線信号とベースバンド信号との変換を実行し、ベースバンド信号を制御部130と送受信する。なお、無線信号には、通信の制御に用いられる制御信号と、情報信号(ユーザデータ)とが含まれる。
無線LAN通信部120は、IEEE802.11a/b/gなど、インフラストラクチャモードとアドホックモードとを使用可能な無線LANシステムに従って構成されている。無線LAN通信部120は、無線LANシステムに従った無線信号を無線基地局BS2又は無線端末MSと送受信する。無線LAN通信部120は、無線信号とベースバンド信号との変換を実行し、ベースバンド信号を制御部130と送受信する。
マイク141は、音声を電気信号に変換し、当該電気信号を制御部130に入力する。スピーカ142は、制御部130からの電気信号を音声に変換し、当該音声を出力する。
表示部143は、制御部130を介して受信した画像や、操作内容(入力電話番号やアドレスなど)を表示する。入力部144は、テンキーやファンクションキーなどによって構成され、ユーザの操作を受付ける。
制御部130は、CPUやメモリによって構成され、無線端末MSが具備する各種機能を制御する。メモリは、無線端末MSにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。
携帯電話通信部110は、アンテナ111、携帯電話システムRF処理部112、符号化部113及び復号部114を含む。携帯電話システムRF処理部112は、アンテナ111を介して入力される無線信号の増幅及びダウンコンバートを実行し、ベースバンド信号を生成する。符号化部113は、制御部130からのベースバンド信号を符号化する。携帯電話システムRF処理部112は、符号化されたベースバンド信号のアップコンバート及び増幅を実行する。これにより、無線信号が生成される。生成された無線信号は、アンテナ111を介して外部に送出される。復号部114は、生成されたベースバンド信号を復号し、復号したベースバンド信号を制御部130に入力する。
無線LAN通信部120は、アンテナ121、無線LANシステムRF処理部122、符号化部123及び復号部124を含む。アンテナ121、無線LANシステムRF処理部122、符号化部123、及び復号部124は、それぞれ、アンテナ111、携帯電話システムRF処理部112、符号化部113、及び復号部114と同様の機能を有するため、説明を省略する。無線LAN通信部120は、アドホック通信網AHの形成に用いられる制御情報を含む制御信号の送受信を行う。
(2.2) 無線端末の機能ブロック構成
図3は、制御部130によって実行される各機能を示すブロック図である。なお、以下においては、本発明に関連する点について主に説明する。
図3に示すように、制御部130は、制御信号処理部131、アドホック通信網選択部133、通信速度情報記憶部134、通信制御部136、受信感度比較部137、及びハンドオフ制御部138を含む。
制御信号処理部131は、無線LAN通信部120が他の無線端末MSとの間で送受信する制御信号を取得又は生成する。本実施形態において、制御信号処理部131は、受信した制御信号の受信感度を測定する受信感度測定部としても機能する。
ここで、制御信号は、ビーコン信号、プローブ要求信号、プローブ応答信号、速度情報要求信号、速度情報応答信号を含む。すなわち、本実施形態において、制御信号処理部131は、後述する通信速度情報を取得する情報取得部を構成する。以下、IEEE802.11bに準拠した制御信号を例として説明する。
〈1〉ビーコン信号
ビーコン信号は、無線端末MSがアドホック通信網AHを形成可能な距離に位置していることを示す。各無線端末MSは、自律的に所定周期でビーコン信号を報知する。ビーコン信号は、アドホック通信網AHの形成に用いられる制御情報を含む。
図4は、ビーコン信号に含まれる情報要素を示す。同図に示すように、ビーコン信号は、SSID(Service Set ID)フィールド、Capability informationフィールド、WAN rate informationフィールドなどを含む。SSIDフィールドには、アドホック通信網AHを識別するための識別子が格納される。すなわち、無線端末MSは、SSIDフィールドに基づき、ビーコン信号を報知する無線端末MSが形成しているアドホック通信網AHを識別することができる。
図5は、Capability informationフィールドに含まれる情報要素を示す。Capability informationフィールドは、ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれているか否かを示すWAN rate information includeフィールドを含む。ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれる場合におけるWAN rate information includeフィールドの値は1である。一方、ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれない場合におけるWAN rate information includeフィールドの値は0である。
図6は、WAN rate informationフィールドに含まれる情報要素を示す。WAN rate informationフィールドは、WAN rateフィールドを含む。WAN rateフィールドのフィールド長は、8ビットである。
WAN rateフィールドには、アドホック通信網AHが接続する無線通信システムの種別に応じて定められる通信速度を示す通信速度情報が格納される。本実施形態では、最大通信速度の理論値を示す情報が通信速度情報として格納される。例えば、通信速度情報では、“0x01”が100kbps、“0x02”が100kbps〜300kbps、“0x03”が300kbps〜500kbpsなどのように規定されている。無線端末MSは、WAN rateフィールド、すなわち通信速度情報に基づき、アドホック通信網AHが接続する無線通信システムの通信速度を認識できる。
ここで、ビーコン信号において、WAN rate informationフィールドは任意要素である。すなわち、無線端末MSは、WAN rate informationフィールドを含まないビーコン信号を生成できる。
また、WAN rateフィールドは、主無線端末MS(図1では、無線端末MS1,MS4)によって生成される。従無線端末MSは、主無線端末MSから受信したWAN rateフィールドをWAN rate informationフィールドに格納できる。
〈2〉プローブ要求信号
プローブ要求信号は、アドホック通信網AHの形成に用いる制御情報の送信を要求するための制御信号である。無線端末MSは、アドホック通信網AHを形成可能な距離に位置する無線端末MSに対してプローブ要求信号を送信する。従って、プローブ要求信号は、アドホック通信網AHを形成可能な無線端末MSが周辺に存在するか否かを確認するためにも用いることができる。
図7(a)は、プローブ要求信号に含まれる情報要素を示す。プローブ要求信号は、上述のSSIDフィールドを含む。
無線端末MSは、現在、アドホック通信網AHを形成しているか否かに関わらず、プローブ要求信号を任意の時期(周期的な時期を含む)に送信することができる。
〈3〉プローブ応答信号
プローブ応答信号は、無線端末MSがプローブ要求信号を受信した場合に、プローブ要求信号に応答する制御信号である。図7(b)は、プローブ応答信号に含まれる情報要素を示す。同図に示すように、プローブ応答信号に含まれる情報要素は、ビーコン信号に含まれる制御情報と同様である。すなわち、プローブ応答信号は、SSIDフィールド、Capability informationフィールド、及びWAN rate informationフィールドを含む。
ここで、プローブ応答信号において、WAN rate informationフィールドは任意要素である。無線端末MSは、WAN rate informationフィールドを含まないプローブ応答信号を生成してもよい。
〈4〉速度情報要求信号
速度情報要求信号は、無線端末MSが、アドホック通信網AHを形成可能な距離に位置する無線端末MSに対して送信する制御信号である。図8(a)は、速度情報要求信号に含まれる情報要素を示す。プローブ応答信号を受信した無線端末MSは、プローブ応答信号にWAN rate informationフィールドが含まれていない場合に速度情報要求信号を送信する。すなわち、速度情報要求信号は、WAN rate informationフィールドに含まれるWAN rateフィールドの送信を要求する制御信号である。
〈5〉速度情報応答信号
速度情報応答信号は、速度情報要求信号を受信した無線端末MSが、速度情報要求信号に応じて送信する制御信号である。図8(b)は、速度情報応答信号に含まれる情報要素を示す。同図に示すように、速度情報応答信号は、WAN rate informationフィールドを含む。WAN rate informationフィールドは、通信速度情報であるWAN rateフィールドを必須要素として含む。
以上のような各制御信号を、制御信号処理部131は取得又は生成する。制御信号処理部131は、制御信号からSSIDフィールドに格納されたSSID情報と、WAN rateフィールドに格納された通信速度情報とを抽出し、アドホック通信網選択部133へ出力する。
アドホック通信網選択部133は、通信速度情報によって示される通信速度に基づいて、接続先のアドホック通信網AHを選択する。具体的には、アドホック通信網選択部133は、複数のアドホック通信網AHの中から、通信速度情報によって示される通信速度が最も高いアドホック通信網AHを特定し、特定したアドホック通信網AHを接続先のアドホック通信網AHとして選択する。
通信速度情報記憶部134は、通信速度情報を一時的に記憶する。記憶された通信速度情報は、アドホック通信網選択部133が接続先のアドホック通信網AHを選択する際に用いられる。
通信制御部136は、無線端末MSがアドホック通信網AHに接続していない場合において、アドホック通信網選択部133によって接続先のアドホック通信網AHが選択された場合に、制御信号処理部131に対して、選択されたアドホック通信網AHへの接続を要求する接続要求信号の生成を指示する。
また、通信制御部136は、無線端末MSがアドホック通信網AHに接続している場合において、後述するハンドオフ制御部138からハンドオフの指示を受けたとき、制御信号処理部131に対して、選択されたアドホック通信網AHへの接続を要求する接続要求信号の生成を指示する。
受信感度比較部137は、アドホック通信網AHを形成する無線端末MSから送信される制御信号の受信感度を比較する。受信感度比較部137は、接続中のアドホック通信網AHを形成する無線端末MSから送信される制御信号の受信感度が、他のアドホック通信網AHを形成する無線端末MSから送信される制御信号の受信感度よりも小さい場合に、その旨をハンドオフ制御部138に通知する。
ハンドオフ制御部138は、受信感度比較部137からの通知に基づき、他のアドホック通信網AHに接続先を切り替える旨を通信制御部136に通知する。
通信中継部139は、無線端末MSがアドホック通信網AHに接続している場合、無線端末MS間で送受信されるデータ(パケット)を中継する。
(3) 無線端末の動作
次に、図9及び図10を用いて、無線端末MS10の動作について説明する。具体的には、(3.1)アドホック通信網への初期接続動作、及び(3.2)ハンドオフ動作について説明する。
(3.1) アドホック通信網への初期接続動作
図9は、無線端末MS10によって実行されるアドホック通信網AHへの初期接続動作を示すフローチャートである。
本実施形態では、無線端末MS10は、EV−DOを構成する無線基地局BS1に接続するアドホック通信網AH1、又はIEEE802.11bを構成する無線基地局BS2に接続するアドホック通信網AH2のいずれかを接続先のアドホック通信網として選択する。
ステップS101において、無線端末MS10は、接続先候補となるアドホック通信網AHのサーチを開始する。
ステップS102において、無線端末MS10は、ビーコン信号を受信したか否かを判定する。無線端末MS10がビーコン信号を受信した場合、処理がステップS103に移行する。無線端末MS10がビーコン信号を受信しない場合、処理がステップS104に移行する。
ステップS103において、無線端末MS10は、ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれているか否かを判定する。ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれている場合、処理がステップS109に移行する。ビーコン信号にWAN rate informationフィールドが含まれていない場合、処理がステップS104に移行する。
ステップS104において、無線端末MS10は、プローブ要求信号を送信(報知)する。
ステップS105において、無線端末MS10は、プローブ応答信号を受信したか否かを判定する。プローブ応答信号を受信した場合、処理はステップS106に移行する。プローブ応答信号を受信しない場合、処理はステップS102に戻る。
ステップS106において、無線端末MS10は、プローブ応答信号にWAN rate informationフィールドが含まれるか否かを判定する。プローブ応答信号にWAN rate informationフィールドが含まれる場合、処理はステップS109に移行する。一方、プローブ応答信号にWAN rate informationフィールドが含まれない場合、処理はステップS107に移行する。
ステップS107において、無線端末MS10は、速度情報要求信号を送信し、ステップS108において、速度情報応答信号を受信する。
ステップS109において、無線端末MS10は、ビーコン信号、プローブ応答信号又は速度情報応答信号のいずれかから取得した通信速度情報を記憶する。
ステップS110において、無線端末MS10は、アドホック通信網AHのサーチを終了するか否か判断する。アドホック通信網AHのサーチを開始してから一定時間が経過している場合、無線端末MS10は、アドホック通信網AHのサーチを終了する。
ステップS111において、無線端末MS10は、記憶した通信速度情報に基づいて、接続先のアドホック通信網AHを選択する。本実施形態では、無線端末MS10は、接続先候補としてのアドホック通信網AH1からの通信速度情報と、アドホック通信網AH2からの通信速度情報とを通信速度情報記憶部134に記憶している。
アドホック通信網AH1が接続する無線通信システムがEV−DOであり、アドホック通信網AH2が接続する無線通信システムがIEEE802.11bであることから、無線端末MS10のアドホック通信網選択部133は、EV−DOよりもIEEE802.11bの通信速度が高いと判定し、アドホック通信網AH2を接続先として選択する。
ステップS112において、無線端末MS10は、アドホック通信網AH2への接続を要求する接続要求信号を送信する。この結果、無線端末MS10は、アドホック通信網AH2に加入することができる。
(3.2) ハンドオフ動作
図10は、無線端末MS10が、接続中のアドホック通信網AH2から他のアドホック通信網AHx(図示省略)へ接続先を切り替えるハンドオフ動作を示すフローチャートである。図10において図9と同様の動作については、重複する説明を省略する。
ステップS201〜ステップS207の各処理は、図9のステップS102〜ステップS108と同様にして行われる。
ステップS208において、無線端末MS10は、接続中のアドホック通信網AH2よりも、他のアドホック通信網AHxの方が、条件が良いか否かを判定する。具体的には、他のアドホック通信網AHxが接続する無線通信システムの通信速度が、接続中のアドホック通信網AH2が接続する無線通信システム(IEEE802.11b)の通信速度よりも高いか否かを判定する。
そして、他のアドホック通信網AHxが接続する無線通信システムの通信速度が、現在接続中のアドホック通信網AH2が接続する無線通信システム(IEEE802.11b)の通信速度よりも高い場合、無線端末MS10は、他のアドホック通信網AHxの条件が良いとして、ステップS209において他のアドホック通信網AHxへ接続要求を送信する。
なお、他のアドホック通信網AHxが接続する無線通信システムの通信速度が、接続中のアドホック通信網AH2が接続する無線通信システム(IEEE802.11b)の通信速度と同等である場合、無線端末MS10は、受信感度を基準にして、他のアドホック通信網AHxへ接続先を切り替えるか否かを判定する。
具体的には、無線端末MS10は、接続中のアドホック通信網AH2からの受信感度よりも、他のアドホック通信網AHxからの受信感度が大きい場合に、他のアドホック通信網AHxの条件が良いとして、ステップS209において他のアドホック通信網AHxへ接続要求を送信する。
(4) 作用・効果
本実施形態によれば、無線端末MS10は、第1アドホック通信網AH1を形成する無線端末MS1〜MS3が送信する信号に含まれる通信速度情報を取得し、第2アドホック通信網AH2を形成する無線端末MS4〜MS6が送信する信号に含まれる通信速度情報を取得する。
そして、無線端末MS10は、第1アドホック通信網AH1が接続する無線通信システムであるEV−DOの通信速度と、第2アドホック通信網AH2が接続する無線通信システムであるIEEE802.11bの通信速度とを比較し、接続する無線通信システム(インフラネットワーク)の通信速度が高い方、すなわち第2アドホック通信網AH2を接続先として選択する。
したがって、無線端末MS10は、互いに種別の異なる無線通信システムに接続する複数のアドホック通信網AH1,AH2が存在する場合に、接続先のアドホック通信網を適切に選択できる。
また、アドホック通信網と当該アドホック通信網が接続するインフラネットワークとの間の通信速度の情報のみが通知されるため、アドホック通信網にかかる負荷も軽微で済む。
本実施形態によれば、無線端末MS10は、第1アドホック通信網AH1を形成する無線端末MS1〜MS3が所定周期で報知するビーコン信号、第2アドホック通信網AH2を形成する無線端末MS4〜MS6が所定周期で報知するビーコン信号に通信速度情報が含まれている場合、ビーコン信号から通信速度情報を取得する。したがって、無線端末MS10は、通信速度情報の送信要求をアドホック通信網AH1,AH2に送信することなく、通信速度情報を容易に取得できる。
本実施形態によれば、無線端末MS10は、ビーコン信号に通信速度情報が含まれていない場合、プローブ要求信号を送信する。プローブ要求信号に対する応答信号であるプローブ応答信号に通信速度情報が含まれている場合、無線端末MS10は、プローブ応答信号から通信速度情報を取得する。したがって、無線端末MS10は、ビーコン信号に通信速度情報が含まれていない場合でも、通信速度情報を取得できる。
本実施形態によれば、無線端末MS10は、プローブ応答信号に通信速度情報が含まれていない場合、通信速度情報の送信を要求する速度情報要求信号を送信する。速度情報要求信号に対する応答信号である速度情報応答信号には、通信速度情報が含まれている。したがって、無線端末MS10は、ビーコン信号及びプローブ応答信号に通信速度情報が含まれていない場合でも、通信速度情報を確実に取得できる。
本実施形態によれば、無線端末MS10は、複数のアドホック通信網AH2,AHxからの受信感度を測定する。複数のアドホック通信網AH2,AHxが接続する無線通信システムの通信速度が同等である場合、無線端末MS10は、複数のアドホック通信網AH2,AHxのうち受信感度が大きい方を接続先として選択する。したがって、無線端末MS10は、接続先のアドホック通信網をより適切に選択できる。
(5) その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態において、アドホック通信網AH1,AH2を形成する無線端末MS1〜MS3及びMS4〜MS6は、通信速度情報を含む制御信号を報知していた。しかしながら、アドホック通信網AHを形成する無線端末MS1〜MS3及びMS4〜MS6は、通信速度情報に代えて、アドホック通信網AH1,AH2が接続する無線通信システムの種別を示すシステム種別情報を含む制御信号を報知しても良い。
例えば、システム種別情報では、“0x01”がPHS(32kbps)、“0x02”がPHS(〜128kbps)、“0x10”がEV−DO(2〜3Mbps)、“0x20”がIEEE802.11b(11Mbps)などのように規定されている。
このような構成の場合、無線端末MS10の通信速度情報記憶部134には、無線通信システムの種別とその通信速度を示す通信速度情報とを対応付けたテーブルを予め格納しておく。そして、無線端末MS10は、システム種別情報を含む制御信号を受信すると、当該テーブルを参照して、システム種別情報を通信速度情報に変換すればよい。
上述した実施形態において、無線端末MS10は、まずビーコン信号の受信したか否かを判定することとしたが、無線端末MS10は、ビーコン信号の受信を待たずに、定期的にプローブ要求信号を報知してもよい。
上述した実施形態において、無線端末MS10は、アドホック通信網AHを示す識別情報としてSSIDフィールドを用いたが、SSIDフィールドの代わりにBSSID(Basic Service Set Identifier)フィールドを用いてもよい。
図1の例においては無線端末MSとして携帯電話端末を例示したが、無線通信機能を有するノートPC又はパーソナル・デジタル・アシスタンス(PDA)等であっても構わない。また、可搬型の無線端末に限らず、固定型の無線端末を含むアドホック通信網AHが構成されてもよい。
なお、上記のアドホック通信網構築動作においては、DSR(Dynamic Source Routing)又はAODV(Ad-hoc On-Demand Vector Routing)などの既存のルーティングプロトコルを使用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線端末MSのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る無線端末MSの機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るビーコン信号に含まれる情報要素を示す。 本発明の実施形態に係るビーコン信号のCapability informationフィールドに含まれる情報要素を示す。 本発明の実施形態に係るビーコン信号のWAN rate informationフィールドに含まれる情報要素を示す。 本発明の実施形態に係るプローブ要求信号及びプローブ応答信号に含まれる情報要素を示す。 本発明の実施形態に係る速度情報要求信号及び速度情報応答信号に含まれる情報要素を示す。 本発明の実施形態に係る無線端末MS10によって実行されるアドホック通信網への初期接続動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線端末MS10によって実行されるアドホック通信網間のハンドオフ動作を示すフローチャートである。
符号の説明
AH,AH1,AH2,AHx…アドホック通信網、MS,MS1〜MS6,MS10…無線端末、BS1,BS2…無線基地局、10…WAN、111…アンテナ、112…処理部、113…符号化部、114…復号部、110…携帯電話通信部、120…無線LAN通信部、121…アンテナ、122…処理部、123…符号化部、124…復号部、130…制御部、131…制御信号処理部、133…アドホック通信網選択部、134…通信速度情報記憶部、136…通信制御部、137…受信感度比較部、138…ハンドオフ制御部、139…通信中継部、141…マイク、142…スピーカ、143…表示部、144…入力部

Claims (7)

  1. 第1無線通信システムを構成する第1無線基地局に接続する第1アドホック通信網、又は前記第1無線通信システムと種別の異なる第2無線通信システムを構成する第2無線基地局に接続する第2アドホック通信網のいずれかを接続先のアドホック通信網として選択可能な無線端末であって、
    前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第1無線通信システムの種別に応じて定められる第1通信速度を示す第1速度情報を取得する第1情報取得部と、
    前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第2無線通信システムの種別に応じて定められる第2通信速度を示す第2速度情報を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報取得部によって取得された前記第1速度情報と、前記第2情報取得部によって取得された前記第2速度情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択するアドホック通信網選択部と
    を備え、
    前記アドホック通信網選択部は、前記第1通信速度と前記第2通信速度とを比較し、前記第1通信速度が前記第2通信速度を上回る場合に前記第1アドホック通信網を選択し、前記第2通信速度が前記第1通信速度を上回る場合に前記第2アドホック通信網を選択する
    ことを特徴とする無線端末。
  2. 前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が所定周期で報知する第1ビーコン信号に前記第1速度情報が含まれている場合、前記第1ビーコン信号から前記第1速度情報を取得し、
    前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が所定周期で報知する第2ビーコン信号に前記第2速度情報が含まれている場合、前記第2ビーコン信号から前記第2速度情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記第1ビーコン信号に前記第1速度情報が含まれていない場合、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第1アドホック通信網の形成に用いられる第1制御情報の送信を要求する第1プローブ要求信号を送信する第1要求信号送信部と、
    前記第2ビーコン信号に前記第2速度情報が含まれていない場合、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第2アドホック通信網の形成に用いられる第2制御情報の送信を要求する第2プローブ要求信号を送信する第2要求信号送信部と
    をさらに備え、
    前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が前記第1プローブ要求信号に応じて送信する第1プローブ応答信号に前記第1速度情報が含まれている場合、前記第1プローブ応答信号から前記第1速度情報を取得し、
    前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が前記第2プローブ要求信号に応じて送信する第2プローブ応答信号に前記第2速度情報が含まれている場合、前記第2プローブ応答信号から前記第2速度情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  4. 前記第1要求信号送信部は、前記第1プローブ応答信号に前記第1速度情報が含まれていない場合、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第1速度情報の送信を要求する第1速度情報要求信号を送信し、
    前記第2要求信号送信部は、前記第2プローブ応答信号に前記第2速度情報が含まれていない場合、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末に対して、前記第2速度情報の送信を要求する第2速度情報要求信号を送信し、
    前記第1情報取得部は、前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が前記第1速度情報要求信号に応じて送信する第1速度情報応答信号から前記第1速度情報を取得し、
    前記第2情報取得部は、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が前記第2速度情報要求信号に応じて送信する第2速度情報応答信号から前記第2速度情報を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線端末。
  5. 前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号の受信感度と、前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号の受信感度とを測定する受信感度測定部をさらに備え、
    前記アドホック通信網選択部は、前記第1通信速度と前記第2通信速度とが同等である場合に、前記第1アドホック通信網及び前記第2アドホック通信網のうち前記受信品質測定部によって測定された前記受信感度が高い方を前記接続先のアドホック通信網として選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  6. 前記第1情報取得部は、前記第1速度情報に代えて、前記第1無線通信システムの種別を示す第1システム種別情報を取得し、
    前記第2情報取得部は、前記第2速度情報に代えて、前記第2無線通信システムの種別を示す第2システム種別情報を取得し、
    前記アドホック通信網選択部は、前記第1情報取得部によって取得された前記第1システム種別情報と、前記第2情報取得部によって取得された前記第2システム種別情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  7. 第1無線通信システムを構成する第1無線基地局に接続する第1アドホック通信網、又は前記第1無線通信システムと種別の異なる第2無線通信システムを構成する第2無線基地局に接続する第2アドホック通信網のいずれかを接続先のアドホック通信網として選択して通信する無線通信方法であって、
    前記第1アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第1無線通信システムの種別に応じて定められる第1通信速度を示す第1速度情報を取得するステップと、
    前記第2アドホック通信網を形成する無線端末が送信する信号に含まれる情報であって、前記第2無線通信システムの種別に応じて定められる第2通信速度を示す第2速度情報を取得するステップと、
    取得された前記第1速度情報と、取得された前記第2速度情報とに基づいて、前記接続先のアドホック通信網を選択するステップと
    を備え、
    前記選択するステップは、
    前記第1通信速度と前記第2通信速度とを比較するステップと、
    前記第1通信速度が前記第2通信速度を上回る場合に、前記第1アドホック通信網を選択するステップと、
    前記第2通信速度が前記第1通信速度を上回る場合に、前記第2アドホック通信網を選択するステップと
    含むことを特徴とする無線通信方法。
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