JP6093183B2 - 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法 - Google Patents

受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6093183B2
JP6093183B2 JP2013001148A JP2013001148A JP6093183B2 JP 6093183 B2 JP6093183 B2 JP 6093183B2 JP 2013001148 A JP2013001148 A JP 2013001148A JP 2013001148 A JP2013001148 A JP 2013001148A JP 6093183 B2 JP6093183 B2 JP 6093183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency band
wireless
predetermined
frequency
interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013001148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014135554A (ja
Inventor
剣明 呉
剣明 呉
加藤 恒夫
恒夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2013001148A priority Critical patent/JP6093183B2/ja
Publication of JP2014135554A publication Critical patent/JP2014135554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6093183B2 publication Critical patent/JP6093183B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)における通信接続技術に関する。
スマートフォン、携帯電話等の普及に伴い、携帯電話通信網でのデータ通信量が急増し、今後更に増大することが予想される。このため、現在、携帯電話通信網を介して実施されているデータ通信を、無線LAN等の他のネットワークに逃すオフロードへの取り組みが、盛んに行われている。ここで、無線LANは、携帯電話基地局の設置に比べ、より低コストで構築可能であり、普及が容易である。
例えば、スマートフォンのユーザは、在宅時に、スマートフォンに搭載されたWi−Fi(商標登録)等の無線LAN機能を利用し、宅内に設置された無線アクセスポイント(AP)を経由してインターネット網に接続する。これにより、データ通信を、携帯電話基地局を介さずに行うことができるので、携帯電話通信網の通信負荷を低減することができる。
このオフロードに関する技術として、例えば、特許文献1には、音声通話には高い通信品質の要求されることに鑑みて携帯電話回線を使用し、大量のデータを送受信する場合には無線LAN回線を使用する技術が開示されている。この技術では、これらの回線の選択基準は固定されている。
これに対し、特許文献2には、GPS(Global Positioning System)機能によって自身の現在位置を検知し、現在位置の無線LANに関する情報を取得して通信が可能か否かを判定し、通信が可能な場合に無線LANに切り替えて通信を行う技術が開示されている。
さらに、特許文献3には、無線LANの電波強度と、APのバックボーンである固定回線の品質とが一定レベル以上である場合にのみ、無線LANによる通信を選択する技術が開示されている。ここで、携帯無線端末は、通信先に到るアクセス経路での伝送遅延又は伝送誤り率等の通信品質を調査し、この結果に基づいて、通信品質が通話又はデータ転送に必要となるレベルを満たしているか否かを判定する。判定の結果、通信品質がこのレベルを満たしている場合に、無線LANを介しインターネット経由で、通信先の端末との通信を行う。
特開2003−110751号公報 特開2005−198060号公報 特開2008−219733号公報
しかしながら、以上述べたような従来技術を利用したとしても、無線LAN通信用の電波が干渉することによって、通信速度が低下したり、更には通信が不可能になったりする問題を、リアルタイムに解決することは困難である。
実際、Wi−Fi(商標登録)等の無線LAN用の機器は、例えば電力やマスク等、簡単な規定に適合していれば、通常、如何なる場所で電波を発射してもよい。その結果、同じ周波数帯域を使用する無線APや周囲の無線LAN機器等の存在によって、通信用電波が干渉する問題が生じ易くなる。このような無線LANの通信障害を回避するためには、ユーザが現在の通信状況を十分に把握せねばならず、場合によっては、無線LANを手動オフする等の操作を行う必要が生じる。このため、「面倒だから少しぐらい遅くても3G(携帯電話通信網)のままでいい」と考えるユーザが多数となり、結果として、無線LANへのオフロード率のより一層の向上は進んでいない。
ここで、例えば、特許文献1の技術を利用したとしても、携帯電話回線を使用するか無線LAN回線を使用するかの選択基準は固定されており、時間と共に変化する無線LANでの通信接続状況次第では、安定したデータ通信が確保できない問題が生じ得る。
また、特許文献2の技術は、確かに、GPS機能により現在位置に基づいて動的に無線APに関する通信可否の情報を取得し、無線LANに接続するか否かを判定する。しかしながら、家庭内又は公衆Wi−Fi(商標登録)等の無線LANの通信情報をリアルタイムに保持することは依然として困難である。その結果、特許文献1の技術と同じく、安定した通信が確保できない問題が生じ得る。
さらに、特許文献3の技術では、確かに、携帯無線端末は、常時無線APから発信される電波の状況を監視し、無線APとの間で通信が可能か否かを判定する。ここで、無線APとの間で通信が可能であると判定されると、携帯無線端末の制御部は、通信手段を、無線LAN用の通信手段に切り替える。このように、音声情報や画像情報といったリアルタイム性を重視する情報の送受信を行うために、携帯無線端末は、利用する通信手段を無線LANと携帯電話通信網との間で頻繁に切り替えなければならない。その結果、切り替え時に発生する通信品質の劣化やバッテリ電力消費の増大を引き起こしてしまう。
そこで、本発明は、無線LAN通信用の電波が干渉する事態をリアルタイムで回避可能な無線端末、無線通信起動プログラム及び無線通信起動方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数の無線アクセスポイント(AP)の各々と無線LANを介して接続可能な無線端末であって、
無線APから、接続先識別子情報と、無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースと、
受信された信号に含まれる接続先識別子毎に、周波数帯域と信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又はこの群のうちの周波数帯域であって、この群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
決定された周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する通信制御手段と
を有し、
周波数帯域決定手段は、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、この新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群に基づいて、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、この所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
ことを特徴とする無線端末が提供される。
さらに、周波数帯域決定手段は、設定された1つの強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群に基づいても、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、この所定の周波数間隔よりも短い周波数間隔を新たな周波数間隔に設定して、この新たな周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、設定した周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、周波数間隔を、所定の間隔下限値を限度として順次より小さい値に設定して使用することも好ましい。
また、本発明の無線端末における一実施形態として、無線LANインタフェースは、複数の無線APの内の所定の無線APと通信接続し、通信制御手段は、通信接続した所定の無線APに対し、通信接続に用いる周波数帯域を、設定された使用周波数帯域に変更させることも好ましい。ここで、所定の無線APは、例えば家庭内無線APであり、本実施形態によって、この家庭内無線APとの間で最適な周波数帯域(チャネル)を設定し直すことも可能となる。
さらに、本発明の無線端末における他の実施形態として、無線LANインタフェースは、所定の無線APの接続先識別子を含む信号の受信信号強度が所定の近接強度閾値以上である際、上記の群に基づいて周波数帯域を決定するため、まずこの所定の無線APとの通信接続を行うことも好ましい。
また、この実施形態の場合、
無線端末から出力された電磁波若しくは超音波に応答して所定の無線APから出力された電磁波若しくは超音波の到達時間若しくは位相差に基づいて、又は所定の無線APから出力された電磁波若しくは超音波における受け取った際の強度に基づいて、この所定の無線APまでの距離を測定し、この距離が所定の距離閾値以下であるか否かを判定する距離測定・判定部が更に設けられており、
無線LANインタフェースは、距離測定・判定部によって真の判定が行われた際、上記の群に基づいて周波数帯域を決定するため、まずこの所定の無線APとの通信接続を行うことも好ましい。
さらに、本発明の無線端末における一実施形態として、通信制御手段は、所定の無線APが有するHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ部にアクセスさせ、この所定の無線APとの通信接続に用いる周波数帯域を、設定された使用周波数帯域に変更させることも好ましい。
さらに、本発明の無線端末における他の実施形態として、周波数帯域決定手段は、上記の群のうちの周波数帯域であって、上記の群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定し、通信制御手段は、無線LANインタフェースに対し、決定された周波数帯域に対応付けられた接続先識別子を有する無線AP宛てに、通信接続の問い合わせ要求を送信させることも好ましい。本実施形態によれば、最適な周波数帯域(チャネル)を使用した無線APを選択して、通信接続することも可能となる。
本発明によれば、また、複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末であって、
無線APから、接続先識別子情報と、無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースと、
受信された信号に含まれる接続先識別子毎に、周波数帯域と信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群のうちの周波数帯域であって、この群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
決定された周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定し、無線LANインタフェースに対し、使用周波数帯域に設定された周波数帯域に対応付けられた接続先識別子を有する無線AP宛てに、通信接続の問い合わせ要求を送信させる通信制御手段と
を有する無線端末が提供される。
また、本発明によれば、さらに、複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末に搭載されたコンピュータを機能させる周波数帯域決定プログラムであって、
上記無線端末は、無線APから、接続先識別子情報と、無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースを備えており、
上記プログラムは、
受信された信号に含まれる接続先識別子毎に、周波数帯域と信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又はこの群のうちの周波数帯域であって、この群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
決定された周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する通信制御手段と
してコンピュータを機能させ、
周波数帯域決定手段は、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、この新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群に基づいて、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、この所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
ことを特徴とする周波数帯域決定プログラムが提供される。
本発明によれば、さらにまた、複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末における周波数帯域決定方法であって、
無線APから、接続先識別子情報と、無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信する第1のステップと、
受信された信号に含まれる接続先識別子毎に、周波数帯域と信号の受信信号強度とを対応付けて管理する第2のステップと、
所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又はこの群のうちの周波数帯域であって、この群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する第3のステップと、
決定された周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する第4のステップと
を有し、
第3のステップにおいて、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、この新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群に基づいて、所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、この所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
ことを特徴とする周波数帯域決定方法が提供される。
本発明の無線端末、周波数帯域決定プログラム及び方法によれば、無線LAN通信用の電波が干渉する事態をリアルタイムで回避することができる。
本発明による無線端末を用いた無線LANシステムの構成図、及び無線LANの周波数帯域(チャネル)の設定例を示す概略図である。 無線端末1の一実施形態を示す機能構成図である。 本発明による周波数帯域決定方法の一実施形態を示すシーケンス図である。 本発明による周波数帯域決定方法の他の実施形態を示すシーケンス図である。 本発明に係るAP情報テーブルの一実施形態を示す概略図である。 本発明に係るチャネル決定の一実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[無線LANシステム]
図1は、本発明による無線端末を用いた無線LAN(Local Area Network)システムの構成図、及び無線LANの周波数帯域(チャネル)の設定例を示す概略図である。
図1(A)によれば、本発明による無線端末の一実施形態としての無線端末1は、例えば、スマートフォンやタブレット型コンピュータといった携帯型情報機器であり、複数の無線アクセスポイント(AP)であるAPa20、APb21、APc22及びAPd23の各々と無線LANを介して接続可能である。ここで、APa20は、ユーザの家屋に設置された家庭内無線LAN・APである。
APa20及びAPb21、APc22、並びにAPd23は、それぞれアクセスネットワーク30、31及び32を介してインターネット4と通信接続することを可能にする無線LANの中継局である。アクセスネットワーク30、31及び32は、例えば、光固定回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又は3G(3rd Generation)といった、通信事業者ネットワークである。
同じく図1(A)に示すように、ユーザは、無線端末1を所持して自身の家屋内に入り、無線端末1は、家庭内無線LAN・APであるAPa20と、自動で通信接続を行う。この際、この通信に用いる周波数帯域は、1つのチャネルに設定される。ここで、無線端末1は、
(a)周囲のAPa20〜23から、接続先識別子の情報と、APa20〜23の各々が使用する周波数帯域(チャネル)の情報とを含む信号(例えばビーコン又はプローブレスポンス(probe response))を受信する。
ここで、接続先識別子は、例えばESSID(Extended Service Set Identifier)であるが、以下、ESSIDをSSIDと省略する。
次いで、無線端末1は、
(b)受信された信号(ビーコン又はプローブレスポンス)に含まれる接続先識別子(SSID)毎に、周波数帯域(チャネル)と信号の受信信号強度(例えばRSSI(Received Signal Strength indication))とを対応付けて管理する。
さらに、無線端末1は、
(c)所定の強度閾値Th以上の受信信号強度(RSSI)に対応付けられた周波数帯域(チャネル)の内で、他の全ての周波数帯域(チャネル)から所定の周波数間隔(チャネル間隔)以上離隔した周波数帯域(チャネル)を決定し、
(d)決定された周波数帯域(チャネル)を、通信接続に使用する使用周波数帯域(使用チャネル)に設定する。尚、チャネル間隔とは、チャネル番号の間隔である。例えば、1チャネルと6チャネルとのチャネル間隔は5と定義される。
以上、言い換えると、無線端末1は、チャネルスキャンを行って、周囲のAPa20〜23の受信信号強度(RSSI)及び周波数帯域(チャネル)をモニタし、所定強度閾値Th以上の受信信号強度(RSSI)であるとの条件下で、他と十分に離隔した周波数帯域(チャネル)を選択し、使用チャネルの最適化を行うのである。
これにより、無線端末1は、周囲のAPa20〜23で使用されている信号電波であって、干渉を起こすのに十分な信号強度を有する信号電波における周波数帯域(チャネル)との間で、重畳がより少ない周波数帯域(チャネル)をリアルタイムで決定することができる。その結果、無線LAN通信用の電波が干渉する事態をリアルタイムで回避することが可能となり、良好な通信速度が維持される。
尚、所定の周波数間隔(チャネル間隔)以上離隔した周波数帯域(チャネル)が決定され得ない場合、所定の強度閾値Thよりも高い強度値を新たな強度閾値Thi+1に設定することも好ましい。この場合、この新たな強度閾値Thi+1以上の受信信号強度(RSSI)に対応付けられた周波数帯域(チャネル)に基づいて、所定の周波数間隔(チャネル間隔)以上離隔した周波数帯域(チャネル)を調査し、所定の周波数間隔(チャネル間隔)以上離隔した周波数帯域(チャネル)が決定されるまで、強度閾値Thを順次より高い値に設定して使用する。
図1(B)に、無線LAN規格であるIEEE802.11b/gにおけるチャネルの周波数帯を示す。無線LANで主に使われている周波数帯は、2.4GHz帯であり、多くの無線LAN通信機器は、IEEE802.11b/g/n方式に対応している。無線LAN通信では、複数の機器が同時に通信を行えるように、利用する周波数帯を分割し、複数のチャネル(周波数帯域)を形成している。
図1(B)に示したチャネルは、中心周波数2412MHzの1チャネルから中心周波数2472MHzの13チャネルまでの、5MHz刻みに設けられた1〜13チャネルと、中心周波数2484MHzの14チャネルの、計14チャネルとなっている。
このように複数のチャネルが設定されていても、電波の届く範囲内において、同じチャネルを使用した他の無線APとそれにつながる無線LAN通信機器とが存在する場合、通信電波同士の干渉が発生して通信速度が低下し、場合によって通信不可能になる。
ここで、通信速度が低下するのは、無線LANには、同一のチャネルで通信している他の無線LAN通信機器の電波を検出し、当該チャネルが空いた後ランダム時間だけ待機してから通信を開始するCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)という干渉回避技術が採用されている事情による。
さらに、無線APは、ビーコン信号を100ミリ秒に1回送信する。このビーコン信号の発信時間は1ミリ秒である。ここで、チャネルが選択できない状況であって、同一のチャネルに設定された無線APが10台存在したとする。この場合、1つの無線APは、他の無線APと同時にビーコン信号を送信することはできず、互いに一定間隔だけ送信待機させられる。その結果、単純に合計して、1×10=10ミリ秒、即ち全帯域に対して1割が、ビーコンの送信に消費されてしまう。
以上に述べた通信速度の低下やビーコン信号による帯域の過剰消費を回避するために、チャネルについては、互いに異なるものを使用することが好ましい。しかしながら、図1(B)に示すように、チャネル同士は周波数軸上で互いに重畳している。従って、理想的に帯域の重畳が無く、安定的に通信可能であるチャネルの選択は、例えば1、6及び11チャネルといった、3つのチャネルの組み合わせしかない。
本発明の無線端末1においても、所定の強度閾値Th以上のRSSIに対応付けられたチャネルの内で、他の全てのチャネルから所定のチャネル間隔以上離隔したチャネルを決定する。
また、所定のチャネル間隔(例えば5)以上離隔したチャネルが決定され得ない場合、この所定のチャネル間隔(例えば5)よりも短いチャネル間隔(例えば4)を新たな所定のチャネル間隔に設定することも好ましい。この場合、この新たなチャネル間隔(例えば4)以上離隔したチャネルを調査し、当該所定のチャネル間隔以上離隔したチャネルが決定されるまで、当該所定のチャネル間隔を、所定の間隔下限値(例えば2)を限度として順次より小さい値に設定して使用する。
[無線端末1]
図2は、無線端末1の一実施形態を示す機能構成図である。
図2によれば、無線端末1は、無線LANインタフェース100と、表示・入力部101と、プロセッサ・メモリとを備えている。ここで、プロセッサ・メモリは、無線端末1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現させる。
さらに、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、ビーコン・応答計測部110と、AP情報管理部111と、チャネル決定部12と、通信制御部13とを有する。
無線LANインタフェース100は、APa20、APb21及びAPc22から、これらのAPのSSID情報と、これらのAPが使用するチャネルの情報とを含む信号を受信可能な通信部である。また、所定の家庭内APであるAPa20のSSIDを含むビーコンのRSSIが所定の近接強度閾値以上である際、APa20宛てに、通信接続の問い合わせ要求であるプローブ要求(probe request)を送信し、APa20との通信接続を確立する。
ビーコン・応答計測部110は、無線LANインタフェース100によって受信された(ビーコン又はプローブ応答等の)信号の内容(SSID、チャネル等)を解析し、そのRSSIを測定する。
AP情報管理部111は、ビーコン・応答計測部110から受信信号の情報を入力し、受信された信号に含まれるSSID毎に、信号発信元のAPによって使用されるチャネルと、この信号のRSSIとを対応付けて記録し、管理する。具体的には、後に図5を用いて説明するAP管理テーブル111tを作成・更新する。
チャネル決定部12は、AP管理テーブル111tの情報を入力し、
(a)所定の強度閾値Th以上のRSSIに対応付けられたチャネルの全てから所定のチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルを決定するか、または
(b)所定の強度閾値Th以上のRSSIに対応付けられたチャネルの内で、他の全てのチャネルから所定のチャネル間隔以上離隔したチャネルを決定する。
ここで、(a)は、全てのチャネルから十分離隔した未使用のチャネルを抽出し決定するものであり、(b)は、使用されているが他から十分離隔したチャネルを抽出し決定するものである。
チャネル決定部12は、具体的に、RSSI閾値設定部120と、チャネル間隔設定部121と、チャネル検索部122とを有する。このうち、RSSI閾値設定部120は、所定の強度閾値Thを設定し、所定のチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルが決定され得ない場合、強度閾値Thよりも高い強度閾値Thi+1を新たな強度閾値に設定する。
チャネル検索部122は、この新たな強度閾値Thi+1以上のRSSIに対応付けられたチャネルに基づいて、所定のチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルを調査し、所定のチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルが決定されるまで、強度閾値Thを順次より高い値に設定して使用する。
また、チャネル間隔設定部121は、所定の強度閾値Thの下、所定のチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルが決定され得ない場合、所定のチャネル間隔Rcnよりも短いチャネル間隔Rcn’(例えばRcn−1)を新たなチャネル間隔に設定する。
チャネル検索部122は、この新たなチャネル間隔Rcn’以上離隔したチャネルを調査し、新たなチャネル間隔以上離隔したチャネルが決定されるまで、チャネル間隔Rcnを、所定の間隔下限値MINcnを限度として順次より小さい値に設定して使用する。
通信制御部13は、距離判定部130と、チャネル設定部131と、接続制御部132とを有する。このうち、チャネル設定部131は、チャンル決定部12で決定されたチャンルを、通信接続に使用する使用チャンルに設定する。
接続制御部132は、無線LANインタフェース100が所定の家庭内APa20と通信接続した状況で、この家庭内APa20に対し、通信接続に用いるチャネルを、設定されたチャネル設定部131によって設定されたチャンルに変更させる。
この際、例えば、無線端末1に搭載されたウェブブラウザ(Web browser)から家庭内APa20が有するHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ部にアクセスして、チャネル設定・変更用のウェブページ(Web page)を送信させ、このウェブページを用いて家庭内APa20との通信接続に用いるチャネルを、設定された使用チャネルに変更する。このウェブページは、例えば、タッチパネル・ディスプレイである表示・入力部101に表示され、ユーザの操作によるチャネルの変更指示を受け取る。
尚、変更態様として、無線端末1が新たに通信接続先となるAPを探索する場合、チャネル決定部12は、
(a)所定の強度閾値Th以上のRSSIに対応付けられたチャネルの内で、他の全てのチャネルから所定のチャネル間隔以上離隔したチャネルを決定し、
チャネル設定部131は、
(b)チャンル決定部12で決定されたチャンルを、通信接続に使用する使用チャンルに設定し、
接続制御部132は、
(c)無線LANインタフェース100に対し、AP管理テーブル111tにおいて設定された使用チャネルに対応付けられたSSIDを有する無線AP宛てに、通信接続の問い合わせ要求であるプローブ要求を送信させる
ことも好ましい。
距離判定部130は、例えば無線端末1を所持したユーザが外から自宅に入った際、所定の家庭内APa20から受信されたビーコン・プローブ応答等のRSSIが所定の閾値Ith以上であるか否かを判定する。次いで、接続制御部132の有する自動接続部は、この距離判定部130が真の判定(所定の閾値Ith以上であるとの判定)を行った際、無線LANインタフェース100に対し、家庭内APa20宛てに、通信接続の問い合わせ要求であるプローブ要求を送信させる。
変更態様として、距離判定部130は、無線端末1から出力された「電磁波」若しくは超音波に応答して家庭内APa20から出力された「電磁波」若しくは超音波の到達時間若しくは位相差に基づいて、又は家庭内APa20から出力された「電磁波」若しくは超音波における受け取った際の強度に基づいて、家庭内APa20までの距離を測定し、この距離が所定の距離閾値以下であるか否かを判定することも好ましい。
ここで、上記「電磁波」は、例えば、赤外線、NFC(Near Field Communication)、Felica、RFID(Radio Frequency IDentification)等で使用される周波数の電波とすることができる。
尚、この変更態様の場合、図示されていないが、無線端末1及び/又は家庭内APa20は、「電磁波」若しくは超音波の送受信装置を備えており、受信した信号に応じて送信信号を制御する機能部、又は受信した信号の強度を分析する機能部を有している。
[周波数帯域決定:チャネル最適化]
図3は、本発明による周波数帯域決定方法の一実施形態を示すシーケンス図である。
ここで、当初、無線端末1は、いずれのAPとも通信接続されていない。その後、以下のシーケンスで示すように、ユーザの自宅内に入った無線端末1は、所定の無線APである家庭内APa20と通信接続され、さらに、周囲の無線APの情報を得て、家庭内APa20との通信における最適なチャネルを決定する。
(S300)通信制御部13(無線LANインタフェース100)は、常時、周囲の無線APからのビーコンをバックグラウンドで監視する。
(S301)通信制御部13(無線LANインタフェース100)は、周囲の無線AP(APa20、APb21、APc22)の情報を得るべく、プローブ要求をブロードキャストで送信する。このAP探索の際、チャネル1〜14の全てのチャネルの各々について順次プローブ要求が送信される。
(S302)周囲の無線AP(APa20、APb21、APc22)の各々は、自身が使用しているチャネルでのプローブ要求に対して応答し、自身のSSID情報及び使用チャネル情報を含むプローブ応答(probe response)を無線端末1宛てに送信する。
(S303)AP情報管理部111は、無線LANインタフェース100で受信されたプローブ応答の情報を入力する。
(S304)家庭内APa20との自動通信接続を開始する。この開始のタイミングは、例えば無線端末1を所持したユーザが外から自宅に入り、所定の家庭内APa20から受信されたプローブ応答のRSSIが所定の閾値Ith以上であると判定された際であることも好ましい。この際、接続制御部132(図2)の自動接続部が、無線LANインタフェース100に対し、家庭内APa20宛てにプローブ要求を送信させる。
(S305)無線端末1と家庭内APa20との間で通信接続が確立される。
尚、上記の自動接続の際に必要となる認証情報は、家庭内APa20のSSIDに対応付けて無線端末1の自動接続部(接続制御部132)に記憶されていて、この自動接続の際、呼び出されて使用されることも好ましい。
(S306)AP情報管理部111は、入力したプローブ応答情報から、後に図5を用いて説明するAP管理テーブル111tを生成する。AP管理テーブル111tは、無線APのSSID毎に、当該無線APで使用されているチャネルと、当該無線APからのプローブ応答(S302)のRSSIとを対応付けて記録している。
(S307、S308)無線端末1(通信制御部13)は、家庭内APa20宛てに、管理者(Admin)としての接続要求を送信する。これに対し、家庭内APa20は、無線端末1宛てに、Admin接続応答を送信する。
(S309、S310)無線端末1(通信制御部13)は、家庭内APa20宛てに、認証要求を送信する。これに対し、家庭内APa20は、受信した認証情報の有効性を判定し、有効であると判定された際、認証するとのACK(肯定応答)を、無線端末1宛てに送信する。
(S311、S312)無線端末1(通信制御部13)は、家庭内APa20宛てに、管理者による設定情報を要求する管理者設定情報要求を送信する。これに対し、家庭内APa20は、無線端末1宛てに、管理者設定情報を送信する。
(S313)AP情報管理部111は、無線LANインタフェース100で受信された管理者設定情報を入力する。
(S314)周囲の無線AP(APa20、APb21、APc22)の各々は、自身のSSID情報及び使用チャネル情報を含むビーコンを定期的に発信する。
(S315)AP情報管理部111は、無線LANインタフェース100で受信されたビーコンの情報を入力する。
(S316)AP情報管理部111は、入力したビーコン情報に基づいて、AP管理テーブル111tを更新する。例えば、AP管理テーブル111tにおいて、各無線AP(SSID)の使用チャネル及びRSSIが最新値に書き換えられる。
(S317)AP情報管理部111は、更新されたAP管理テーブル111tの情報をチャネル決定部12に出力する。
(S318)チャネル決定部12は、入力したAP管理テーブル111tの情報を用いて、使用チャネルを決定する。このステップS318については、後に図6(A)を用いて詳細に説明する。
(S319)チャネル決定部12は、決定したチャネル情報を通信制御部13に出力する。
(S320)通信制御部13は、決定されたチャネルを使用チャネルとして、家庭内APa20との通信に用いられているチャネルの設定を、この使用チャネルに変更する。
(S321)無線端末1(通信制御部13)は、管理者として、家庭内APa20に対し使用チャネルの設定変更を指示する。
(S322)家庭内APa20は、無線端末1からチャネル設定変更指示を受信し、通信に使用するチャネルを、指示された使用チャネルに変更する。
[周波数帯域決定:最適チャネルの無線AP選定]
図4は、本発明による周波数帯域決定方法の他の実施形態を示すシーケンス図である。
ここで、当初、無線端末1は、いずれのAPとも通信接続されていない。この後、以下のシーケンスで示すように、無線端末1は、アクティブスキャンを行い、周囲の無線APの情報を得て、そのうちの最適なチャネルを使用した無線APであるAPe24と通信接続を確立する。
(S400)通信制御部13(無線LANインタフェース100)は、常時、周囲の無線APからのビーコンをバックグラウンドで監視する。
(S401)通信制御部13(無線LANインタフェース100)は、周囲の無線AP(APe24、APf25、APg26)の情報を得るべく、プローブ要求をブロードキャストで送信する。このAP探索の際、チャネル1〜14の全てのチャネルの各々について順次プローブ要求が送信される。
(S402)周囲の無線AP(APe24、APf25、APg26)の各々は、自身が使用しているチャネルでのプローブ要求に対して応答し、自身のSSID情報及び使用チャネル情報を含むプローブ応答(probe response)を無線端末1宛てに送信する。
(S403)AP情報管理部111は、無線LANインタフェース100で受信されたプローブ応答の情報を入力する。
(S404)AP情報管理部111は、入力したプローブ応答情報から、後に図5を用いて説明するAP管理テーブル111tを生成する。AP管理テーブル111tは、無線APのSSID毎に、当該無線APで使用されているチャネルと、当該無線APからのプローブ応答(S402)のRSSIとを対応付けて記録している。
(S405)AP情報管理部111は、AP管理テーブル111tの情報をチャネル決定部12に出力する。
(S406)チャネル決定部12は、入力したAP管理テーブル111tの情報を用いて、使用チャネルを決定する。このステップS406については、後に図6(A)及び(B)を用いて詳細に説明する。
(S407)チャネル決定部12は、決定したチャネル情報を通信制御部13に出力する。
(S408)通信制御部13は、入力したチャネルを使用チャネルとして設定させ、この使用チャネルに対応付けられたSSIDを有する無線AP(図4ではAPe24)を通信接続先に決定する。尚、ここでの使用チャネルの設定は、例えば、表示・入力部101を介したユーザの操作によるものであってもよい。
(S409)無線端末1(無線LANインタフェース100)は、通信接続先に決定された無線AP(APe24)宛てに、通信接続の問い合わせ要求であるプローブ要求を送信する。
(S410)APe24は、受信したプローブ要求に対し、無線端末1宛てに、プローブ応答を送信する。
(S411)無線端末1と家庭内APe24との間で通信接続が確立される。
[AP情報テーブル]
図5は、本発明に係るAP情報テーブルの一実施形態を示す概略図である。
図5に示したAP情報テーブル111tでは、周囲に存在する無線APのSSID(ESSID)毎に、
(A)当該無線APが使用するチャネルと、
(B)当該無線APが送信元である信号(ビーコン、プローブ応答等)のRSSIと、
(C)当該無線APの種類と
が対応付けられて記録されている。
尚、図示されていないが、AP情報テーブル111tにおいて、無線APのSSID(ESSID)に対応付けられる形で、
(D)当該無線APのBSSID(Basic Service Set Identifier)
が更に記録されていることも好ましい。このBSSIDは、ビーコン及びプローブ応答に含まれる無線APの識別子であり、通常、無線APのMAC(Media Access Control)アドレスと同一である。
ここで、(B)RSSIでは、受信信号強度を5つのレベル、即ち、
(a)Excellent(レベル5):−50dBm以上
(b)Better(レベル4):−60dBm以上であって−50dBm未満
(c)Good(レベル3):−70dBm以上であって−60dBm未満
(d)Not good(レベル2):−80dBm以上であって−70dBm未満
(e)Bad(レベル1):−80dBm未満
に分類し、該当するいずれかのレベルがRSSIとして記録されている。
ここで、無線LAN通信の電波は、例えば数十〜百数十mの距離範囲内で有効に受信可能である。それ故、無線LANに係るサービスが充実している駅やショッピング街等の公共空間では、更にはマンション等の住居空間でも、例えば十数個〜数十個といった無線APが検出されることもまれではない。このような環境下では、電波が到来しているこれらの無線APにおいて使用されていない空きチャネルを見出すことは、ほぼ不可能である。
そこで、無線端末1では、この(B)RSSIに対して強度閾値Thを適用し、最適チャネルを決定する。実際、無線端末1において、無線APからの電波の強度が弱い間、電波同士の干渉は小さいが、電波強度が強くなるほど干渉は大きくなり、混信の原因となる。従って、AP情報テーブル111tにおいて、強度閾値Th以上の(B)RSSIを有する無線AP(SSID)を選択し、これらの無線APの使用する(A)チャネルを考慮して、出来るだけこれらの(A)チャネルから離隔したチャネルを決定する。
これにより、例えば全ての電波を考慮すると空きチャネルが全く存在しない状況でも、実質的に干渉に影響しない(低い強度の)電波を排除する一方、干渉に影響し得る(高い強度の)電波を余さず考慮するので、最適なチャネルを決定することが可能となる。以下、チャネル決定の具体的方法を説明する。
[チャネル決定]
図6は、本発明に係るチャネル決定の一実施形態を示すフローチャートである。同図のチャネル決定は、図3のステップS318及び図4のステップS406での処理に相当する。
最初に、図6(A)において、
(S600)RSSIフィルタリングループ(S600〜S605)を開始する。ここで、RSSIについての強度閾値を、Th(i=1,2,・・・,n)とし、1回目のループではThを使用し、2回目以降のループでは、順次Th、Th、・・・を使用する。ここで、Thは、Th<Th<・・・<Thnrとなるように設定される。
具体的な設定例として、Th=(Not good)、Th=(Good)、Th=(Better)、及びTh(=Thnr)=(Excellent)とすることができる。
尚、強度閾値Th(i=1,2,・・・,n)は、例えば、所定の家庭内APa20が設置された環境によって調整されることも好ましい。例えば、所定の家庭内APa20の近距離範囲内に多数の無線APが存在している環境では、最初の強度閾値Thからして、十分に高い値が設定されてもよい。
(S601)AP管理テーブル111tを、強度閾値をThでフィルタリングしたテーブルFTを生成する。具体的には、AP管理テーブル111tにおいて、RSSIが強度閾値Th以上である行(欄)だけ取り出して、新たなテーブルFTを作成する。例えば、強度閾値がTh=(Not good)である場合、図5において、下から3番目の行(SSID:Wi2premium)及び下から2番目の行(SSID:Wi2_club)が除外されたテーブルFTが生成されることになる。
(S602)チャネル間隔検索ループ(S602〜S604)を開始する。ここで、チャネル間隔Rcnを、5,4,・・・,MINcnとし、1回目のループではRcn=5を使用し、2回目以降のループでは、順次Rcn=4,・・・,MINcnを使用する。間隔下限値MINcnは、例えば2に設定される。
(S603)生成されたテーブルFTにおける全ての無線AP(SSID)に占有されたチャネルの全てから、チャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルが存在するか否かを判定する。
例えば、図5における下から3番目の行(SSID:Wi2premium)及び下から2番目の行(SSID:Wi2_club)が除外された(上述した例の)テーブルFTにおいて、チャネル間隔Rcn=3である場合は、チャネル14がチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルに該当し、チャネル間隔Rcn=2である場合は、チャネル3、8、13及び14がチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルに該当することになる。尚、ステップS603では、該当するチャネルが1つ見つかれば、チャネル間隔検索ループを中断して、ステップS606に移行することも好ましい。
尚、このステップS603は、テーブルFTにおける全てのチャネルから十分離隔した未使用のチャネルを抽出しようとする判定であり、所定の無線APと通信接続された状態で、周囲の無線APの情報を得て、この所定の無線APとの通信における最適なチャネルを決定する場合に採用される。
(S606)ステップS603で、真の判定(該当するチャネルが存在するとの判定)が行われた際、このチャネルを使用チャネルに決定し、本フローを終了する。
(S604)一方、ステップS603で偽の判定が行われた際、適切な(チャネル間隔Rcn以上離隔した)チャネルは存在しないとして、チャネル間隔Rcnを1だけ減分して、再びステップS602(チャネル間隔検索ループ)に戻る。但し、チャネル間隔Rcn=MINcnならば、チャネル間隔検索ループを終了する。
(S605)強度閾値Th以上では適切なチャネルは存在しないとして、強度閾値Thを1だけ増分して、再びステップS600(RSSIフィルタリングループ)に戻る。但し、強度閾値がThnrならば、RSSIフィルタリングループを終了し、適切なチャネルは決定不可であるとして、本フローを終了する。尚、通常は、強度閾値Thnrを適切な(十分に大きい)値に設定することによって、使用チャネルを決定することができる。
次いで、図6(B)に、上述したステップS603の変更態様(S603’)を示す。
(S603’)生成されたテーブルFTにおける全ての無線AP(SSID)に占有された全チャネルの内で、他の全てのチャネルからチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルが存在するか否かを判定する。
例えば、図5における下から3番目の行(SSID:Wi2premium)及び下から2番目の行(SSID:Wi2_club)が除外された(上述した例の)テーブルFTにおいて、チャネル間隔Rcn=5である場合は、チャネル11(最下行,SSID:PQ_Wi_Fi)がチャネル間隔Rcn以上離隔したチャネルに該当することになる。
尚、このステップS603’は、テーブルFTにおける他から十分離隔した(使用されている)チャネルを抽出しようとする判定であり、周囲の無線APの情報を得て、そのうちの最適なチャネルを使用した無線APと通信接続を確立する場合に採用される。但し、所定の無線APと通信接続された状態で、周囲の無線APの情報を得て、この所定の無線APとの通信における最適なチャネルを決定する場合に、このステップS603’を採用することも可能である。
以上、詳細に説明したように、本発明では、周囲の無線APの受信信号強度(RSSI)及び周波数帯域(チャネル)をモニタし、所定強度閾値Th以上の受信信号強度(RSSI)であるとの条件下で、他と十分に離隔した周波数帯域(チャネル)を選択し、周波数帯域(チャネル)の最適化を行う。
その結果、周囲の無線APで使用されている信号電波であって、干渉を起こすのに十分な信号強度を有する信号電波における周波数帯域(チャネル)との間で、重畳がより少ない周波数帯域(チャネル)をリアルタイムで決定することができる。その結果、無線LAN通信用の電波が干渉する事態をリアルタイムで回避することが可能となり、良好な通信速度を維持することができる。
また、これにより、無線LANにおいて良好な通信接続環境を維持することができるので、無線LANへのオフロード率の向上にも貢献することができる。
以上に述べた本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 無線端末
100 無線LANインタフェース
101 表示・入力部
110 ビーコン・応答計測部
111 AP(アクセスポイント)情報管理部
111t AP管理テーブル
12 チャネル決定部
120 RSSI閾値設定部
121 チャネル間隔設定部
122 チャネル検索部
13 通信制御部
130 距離判定部
131 チャネル設定部
132 接続制御部
20、21、22、23、24、25、26 無線AP
30、31、32 アクセスネットワーク
4 インターネット

Claims (10)

  1. 複数の無線アクセスポイント(AP)の各々と無線LAN(Local Area Network)を介して接続可能な無線端末であって、
    当該無線APから、接続先識別子情報と、当該無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースと、
    受信された当該信号に含まれる接続先識別子毎に、当該周波数帯域と当該信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
    所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又は当該群のうちの周波数帯域であって、当該群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
    決定された当該周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する通信制御手段と
    を有し、
    前記周波数帯域決定手段は、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、前記所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、該新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群に基づいて、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、該所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、当該強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
    とを特徴とする無線端末。
  2. 前記周波数帯域決定手段は、設定された1つの強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた周波数帯域の群に基づいても、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、該所定の周波数間隔よりも短い周波数間隔を新たな周波数間隔に設定して、該新たな周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、当該周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、当該周波数間隔を、所定の間隔下限値を限度として順次より小さい値に設定して使用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記無線LANインタフェースは、前記複数の無線APの内の所定の無線APと通信接続し、
    前記通信制御手段は、通信接続した前記所定の無線APに対し、当該通信接続に用いる周波数帯域を、設定された当該使用周波数帯域に変更させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線端末。
  4. 前記無線LANインタフェースは、前記所定の無線APの接続先識別子を含む信号の受信信号強度が所定の近接強度閾値以上である際、当該群に基づいて当該周波数帯域を決定するため、まず該所定の無線APとの通信接続を行うことを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  5. 前記無線端末から出力された電磁波若しくは超音波に応答して前記所定の無線APから出力された電磁波若しくは超音波の到達時間若しくは位相差に基づいて、又は前記所定の無線APから出力された電磁波若しくは超音波における受け取った際の強度に基づいて、該所定の無線APまでの距離を測定し、当該距離が所定の距離閾値以下であるか否かを判定する距離測定・判定部を更に有しており、
    前記無線LANインタフェースは、前記距離測定・判定部によって真の判定が行われた際、当該群に基づいて周波数帯域を決定するため、まず前記所定の無線APとの通信接続を行うことを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  6. 前記通信制御手段は、前記所定の無線APが有するHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ部にアクセスさせ、該所定の無線APとの通信接続に用いる周波数帯域を、設定された当該使用周波数帯域に変更させることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の無線端末。
  7. 前記周波数帯域決定手段は、当該群のうちの周波数帯域であって、当該群のうちの他の全ての周波数帯域から前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定し、
    前記通信制御手段は、前記無線LANインタフェースに対し、当該決定された周波数帯域に対応付けられた接続先識別子を有する無線AP宛てに、通信接続の問い合わせ要求を送信させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線端末。
  8. 複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末であって、
    当該無線APから、接続先識別子情報と、当該無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースと、
    受信された当該信号に含まれる接続先識別子毎に、当該周波数帯域と当該信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
    所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群のうちの周波数帯域であって、当該群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
    決定された当該周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定し、前記無線LANインタフェースに対し、当該使用周波数帯域に設定された周波数帯域に対応付けられた接続先識別子を有する無線AP宛てに、通信接続の問い合わせ要求を送信させる通信制御手段と
    を有することを特徴とする無線端末。
  9. 複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末に搭載されたコンピュータを機能させる周波数帯域決定プログラムであって、
    前記無線端末は、当該無線APから、接続先識別子情報と、当該無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信可能な無線LANインタフェースを備えており、
    前記プログラムは、
    受信された当該信号に含まれる接続先識別子毎に、当該周波数帯域と当該信号の受信信号強度とを対応付けて管理するAP情報管理手段と、
    所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又は当該群のうちの周波数帯域であって、当該群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する周波数帯域決定手段と、
    決定された当該周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する通信制御手段と
    してコンピュータを機能させ、
    前記周波数帯域決定手段は、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、前記所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、該新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群に基づいて、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、該所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、当該強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
    とを特徴とする周波数帯域決定プログラム。
  10. 複数の無線APの各々と無線LANを介して接続可能な無線端末における周波数帯域決定方法であって、
    当該無線APから、接続先識別子情報と、当該無線APが使用する周波数帯域の情報とを含む信号を受信する第1のステップと、
    受信された当該信号に含まれる接続先識別子毎に、当該周波数帯域と当該信号の受信信号強度とを対応付けて管理する第2のステップと、
    所定の強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群のうちのいずれからも所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する、又は当該群のうちの周波数帯域であって、当該群のうちの他の全ての周波数帯域から所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を決定する第3のステップと、
    決定された当該周波数帯域のうちの1つを、通信接続に使用する使用周波数帯域に設定する第4のステップと
    を有し、
    第3のステップにおいて、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定され得ない場合、前記所定の強度閾値よりも高い強度値を新たな強度閾値に設定し、該新たな強度閾値以上の受信信号強度に対応付けられた当該周波数帯域の群に基づいて、前記所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域を調査し、該所定の周波数間隔以上離隔した周波数帯域が決定されるまで、当該強度閾値を順次より高い値に設定して使用する
    とを特徴とする周波数帯域決定方法。
JP2013001148A 2013-01-08 2013-01-08 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法 Expired - Fee Related JP6093183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001148A JP6093183B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001148A JP6093183B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014135554A JP2014135554A (ja) 2014-07-24
JP6093183B2 true JP6093183B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51413564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013001148A Expired - Fee Related JP6093183B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6093183B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7155060B2 (ja) * 2019-03-27 2022-10-18 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 情報処理装置、電波状態検出方法、およびプログラム
CN112752261A (zh) * 2019-10-29 2021-05-04 广东美的制冷设备有限公司 家电设备的联网方法、家电设备及终端设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019968A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Fujitsu Ltd 無線装置
JP4886647B2 (ja) * 2007-09-28 2012-02-29 Kddi株式会社 周波数チャネル選択装置、周波数チャネル選択方法及びコンピュータプログラム
JP5210404B2 (ja) * 2011-02-23 2013-06-12 株式会社バッファロー 通信チャンネル選択装置、通信チャンネル選択方法およびそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014135554A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10075963B2 (en) Interference control in wireless communication
EP3407646B1 (en) Methods and apparatus to present network capabilities available via wireless networks
JP3775278B2 (ja) 網サービス情報提供システム及び網サービス情報提供装置並びにその方法及び端末
KR101362779B1 (ko) 무선 네트워크의 채널 설정 방법 및 장치
US9204311B1 (en) Using television whitespace spectrum for wireless local area networks
KR101521095B1 (ko) 무선 통신 채널 제어 방법 및 시스템
EP3570594B1 (en) Method and apparatus for video communication
US20110283001A1 (en) Tethering method and mobile device adapted thereto
KR101358800B1 (ko) 듀얼밴드의 와이파이를 이용한 인터넷 전화기 및 이의 와이파이 로밍 방법
KR20140103891A (ko) 다중 대역 모바일 스테이션과 연관시키기 위한 다중 대역 액세스 포인트를 선택하는 방법 및 장치
JP2008512953A (ja) 無線ローカルエリアネットワークにおいて、アクセスポイントの発見を早めること
WO2012137908A1 (ja) 無線通信装置、通信方法およびプログラム
CN103748808A (zh) 用于检测网络或者设备及其邻居的方法
WO2014103456A1 (ja) 無線通信装置、通信システム、無線通信装置の制御方法およびプログラム
JP2006067103A (ja) 無線lanシステム及びそれに用いられる無線lan端末、管理サーバ
US20120315885A1 (en) Mobile communication terminal, network-side device, mobile communication system, program and method of changing operation period of mobile communication system
US10375550B2 (en) Control apparatus and communication terminal
US20190037460A1 (en) Methods and systems for channel switching in a wireless communication system
US10880903B1 (en) Multi-mode dynamic frequency selection system
KR102064389B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 액세스 포인트 탐색 방법 및 장치
JP6093183B2 (ja) 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法
US11632716B2 (en) Wireless communication method used in wireless communication device and wireless communication device
US11057770B2 (en) Method and apparatus for dynamically changing connection in wireless LAN
JP2005142893A (ja) アクセスポイントの選択方法および無線通信装置
US10298695B2 (en) Cognitive connectivity management

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6093183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees