JP2009181035A - 転写ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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睦 井上
Mutsuhiro Nishioka
睦博 西岡
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Abstract

【課題】転写ベルト屈曲部分において転写ベルト内側方向に負荷がかかっても、蛇行防止用のリブの継ぎ目部分において当該リブが転写ベルトから剥がれないようにする。
【解決手段】駆動ローラ22とテンションローラ21からなる複数のローラと、当該複数のローラ間に無端走行可能に張架されてなる中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20の裏面に当該走行方向に沿って設けられて一定間隔毎に継ぎ目20bを有するリブ20aと、継ぎ目20b周辺のリブ20a部分に設けられ、中間転写ベルト20の裏面とは反対方向に向かうリブ20aの動きを抑制する抑制部材80と、複数のローラの内の少なくとも一つのローラに設けられ、リブ20aと係合する係合部80aと、中間転写ベルト20の表面側に周面が押圧され、無端走行可能に張架された状態の中間転写ベルト20を内側に向けて屈曲させる屈曲ローラ30とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、転写ユニット及び画像形成装置に関し、転写ベルト走行時の蛇行を防止する技術に関する。
従来、複数のローラ間に無端走行可能に張架されてなり、その表面に載置された記録紙に、画像情報に応じて担持される像担持体のトナー像が転写される転写ベルトを有し、屈曲ローラによる押圧で転写ベルトが内側に屈曲した状態とされ、さらに、当該転写ベルトの裏面側に蛇行防止リブが設けられた画像形成装置が提案されている(下記特許文献1参照)。この画像形成装置は、転写ベルトの裏面側に設けられた当該蛇行防止リブが、転写ベルトの無端走行時に駆動ローラの回転軸方向における両端部に当接することで、当該転写部ベルトの蛇行を防止する構成とされ、さらに、転写ベルトの外周面から屈曲ローラを押圧して転写ベルトを内側に屈曲させる構成を採り、上記屈曲ローラを転写ベルトの幅より長くすることで、ベルト屈曲部における上記リブへの負荷軽減を図っている。
特開2004−177773号公報
上記蛇行防止リブは、上記複数のローラに張架されて、更に屈曲ローラにより屈曲された状態の転写ベルトが無端回転するときに求められる変形を吸収するために、転写ベルト走行方向において一定間隔毎に継ぎ目が設けられる。しかしながら、屈曲ローラによる転写ベルト屈曲部分では、転写ベルトに対してベルト内側に向かう力がかかるため、上記蛇行防止リブに対して転写ベルトから剥がれる(離脱する)方向に力が作用し、特に上記継ぎ目部分においては、当該作用により蛇行防止リブが転写ベルトから剥がれてしまう虞がある。上記特許文献1に記載の画像形成装置では、その図3に示されるような蛇行防止リブに対する負荷には対応しているが、上記屈曲ローラによる転写ベルト屈曲部分における転写ベルト内側方向への負荷に対する対策が採られていないため、当該転写ベルト屈曲部分における転写ベルト内側方向への負荷により上記継ぎ目部分で蛇行防止リブが転写ベルトから剥がれてしまう問題を解決できない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、転写ベルト屈曲部分において転写ベルト内側方向に負荷がかかっても、蛇行防止用のリブの継ぎ目部分において当該リブが転写ベルトから剥がれないようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくとも駆動ローラと従動ローラからなる複数のローラと、
前記複数のローラ間に無端走行可能に張架されてなり、その表面又は当該表面に載置された記録紙に、画像情報に応じて担持される像担持体のトナー像が転写される転写ベルトと、
前記転写ベルトの裏面であって、当該転写ベルトの走行方向に直交する方向における端部に、当該走行方向に沿って設けられ、一定間隔毎に継ぎ目を有するリブと、
前記継ぎ目周辺の前記リブ部分に設けられ、前記転写ベルト裏面とは反対方向に向かう前記リブの動きを抑制する抑制部材と、
前記複数のローラの内、少なくとも一つのローラの回転軸方向の端部に設けられ、前記転写ベルトのリブに係合する係合部と、
前記転写ベルトの表面側に周面が押圧され、前記無端走行可能に張架された状態の転写ベルトを内側に向けて屈曲させる屈曲ローラと
を備えた転写ユニットである。
この構成によれば、転写ベルト走行時において、転写ベルト裏面に設けられた上記リブと、転写ベルトが張架される複数のローラの少なくとも一つに設けられた係合部との係合により転写ベルトの蛇行が防止されると共に、当該リブの継ぎ目周辺に設けられた抑制部材により転写ベルト裏面とは反対方向へのリブの動きが抑制されるので、転写ベルトによる屈曲部分で転写ベルト内側方向に負荷がかかっても、リブは転写ベルト裏面に設けられた状態が保持され、上記継ぎ目部分においてリブが転写ベルトから剥がれる事態が防止される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の転写ユニットであって、前記抑制部材は、前記継ぎ目周辺の前記リブ部分の外面を覆う伸縮性を有するシート状部材からなるものである。
この構成によれば、抑制部材は、上記複数のローラに張架されて、更に屈曲ローラにより屈曲された状態の転写ベルトが無端回転するときに生じるリブの変形に対応して伸縮しつつ、しかも、当該リブの継ぎ目周辺における転写ベルト裏面とは反対方向へのリブの動きを抑制できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の転写ユニットであって、前記駆動ローラに回転駆動力を付与するローラ駆動源と、
前記転写ベルト走行時における前記リブの継ぎ目部分の位置を検出し、前記リブの継ぎ目部分の位置を示す位置信号を出力する継ぎ目位置検出部と、
前記ローラ駆動源を駆動制御する駆動制御部とを備え、
前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号に基づいて前記ローラ駆動源を駆動制御し、前記リブの継ぎ目部分を前記屈曲ローラによる押圧位置以外の位置を停止位置として停止させるものである。
この構成によれば、駆動制御部が、継ぎ目位置検出部からの位置信号に基づいてローラ駆動源を駆動制御し、リブの継ぎ目部分を屈曲ローラによる押圧位置以外の位置で停止させるので、屈曲ローラによる転写ベルト屈曲時に生じる転写ベルト内側方向への力がリブの継ぎ目部分に対して長時間連続してかからないようにすることができる。これにより、上記継ぎ目部分においてリブが転写ベルトから剥がれることが更に確実に防止される。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の転写ユニットであって、前記抑制部材には、前記ローラの回転軸方向に前記転写ベルトから突出する検知片が設けられ、
前記継ぎ目位置検出部は、前記転写ベルトと共に走行する前記検知片の走行路上に配設され、当該配設位置における前記検知片の有無を検出する光センサからなり、
前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号を用いて前記継ぎ目が前記停止位置で停止するタイミングを算出し、当該算出したタイミングで前記ローラ駆動源を停止させることによって、前記停止位置で前記リブの継ぎ目部分を停止させるものである。
この構成によれば、抑制部材の検知片が、光センサからなる継ぎ目位置検出部によって検出され、駆動制御部が、継ぎ目位置検出部から受信する上記位置信号を用いて上記継ぎ目が上記停止位置で停止するタイミングを算出し、当該算出したタイミングでローラ駆動源を停止させることで上記停止位置においてリブの継ぎ目部分を停止させるので、リブの継ぎ目位置を検出のために新たな別個の部品を設けることなく、上記抑制部材を用いてリブの継ぎ目位置を検出することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の転写ユニットを備えた画像形成装置である。
この構成によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明による作用を得ることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記像担持体を含み、前記転写ベルト表面又は記録紙にトナー像を転写させる画像形成部を備え、
前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号を用いて算出した前記転写ベルト表面上の位置に、キャリブレーション用のトナーパターンを前記画像形成部に形成させるものである。
この発明によれば、駆動制御部は、継ぎ目位置検出部からの位置信号を用いてキャリブレーション用のトナーパターンを形成させる転写ベルトの位置を算出するので、リブの継ぎ目部分を停止させる停止位置の特定と、キャリブレーション用のトナーパターンを形成させる転写ベルトの位置の特定のために、それぞれ別個の検出機構を設ける必要がない。
本願発明によれば、転写ベルト屈曲部分において転写ベルト内側方向に負荷がかかっても、蛇行防止用のリブは転写ベルト裏面に設けられた状態が保持され、上記継ぎ目部分において当該リブが転写ベルトから剥がれる事態が防止される。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の内部構造を説明するための断面視の説明図である。図2は、本発明の一実施形態に係る転写ユニットを抽出して示した図である。
本実施形態においては、画像形成装置としてプリンタ10が採用されている。図1に示すように、プリンタ10は、用紙Pの束を貯留する給紙部12と、この給紙部12から搬送されてきた用紙Pにトナー像を転写する画像形成部13と、この画像形成部13で用紙Pに転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着部14と、この定着部14で定着処理の施された用紙Pが排出される排紙部15とがプリンタ本体11に装着されることによって構成されている。
前記給紙部12は、プリンタ本体11内の下部に挿脱自在に装着された複数枚の用紙Pが貯留可能な用紙カセット121と、この用紙カセット121の図1における右側上方位置に設けられたピックアップローラ122とを備えている。用紙カセット121に貯留されている用紙Pは、ピックアップローラ122の駆動により1枚ずつピックアップされて画像形成部13に向けて送り出される。
前記画像形成部13は、給紙部12から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1における紙面の左側)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナーを用いるマゼンタ用ユニット13Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット13Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット13Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット13Kとが備えられている。
そして、前記各ユニット13M,13C,13Y,13Kには、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ってトナー像が形成される前後方向(図1の紙面に直行する方向)に延びた軸心回りに回転可能な感光体ドラム(像担持体)131と、この感光体ドラム131の周面に帯電処理を施すことにより同周面に一様な電荷を形成させる帯電ワイヤを備えた帯電器132と、この帯電器132により一様な電荷の付与された感光体ドラム131の周面に画像情報に基づくレーザー光を照射することにより静電潜像を形成させる露光装置133と、この静電潜像の形成された感光体ドラム131の周面にトナーを供給することにより同周面にトナー像を形成させる現像装置134と、この現像装置134にトナーを供給する、各現像装置134に対して着脱自在に装着されたトナーコンテナ135と、感光体ドラム131上のトナー像を静電的に引き剥がして後述する中間転写ベルト(転写ベルト)20の表面に転写させる一次転写ローラ136と、中間転写ベルト20への転写処理後の感光体ドラム131の周面を清浄化処理するドラムクリーニング装置137とがそれぞれ設けられている。
また、画像形成部13には、各ユニット13M,13C,13Y,13Kに共通する部材として、各感光体ドラム131の下方位置に上部側が当該各感光体ドラム131と当接された、前記感光体ドラム131の周面のトナー像が転写される中間転写ベルト20と、この中間転写ベルト20上のトナー像を静電的に引き剥がして給紙部12から送り込まれた用紙Pに転写させる二次転写ローラ138とが設けられている。
前記感光体ドラム131は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面に強靱で耐摩耗性に優れた極めて平滑なアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。かかる各感光体ドラム131は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置134からトナーの供給を受ける。
前記帯電器132は、その帯電ワイヤに図略の電源から高圧電圧が印加され、これによるコロナ放電で感光体ドラム131の周面に一様な電荷を形成させるようになっている。なお、かかる帯電器132に代えて高電圧が印加された帯電ローラを感光体ドラム131の周面に当接させるようにし、これによって感光体ドラム131の周面に電荷を形成させるようにしてもよい。
前記露光装置133は、前記帯電器132によって一様に帯電された感光体ドラム131の周面に、図略のコンピュータ等から入力された画像データに基づくレーザー光を照射するものであり、このレーザー光の照射によって感光体ドラム131の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置134からのトナーが供給されることにより、感光体ドラム131の周面にトナー像が形成され、このトナー像が周回している中間転写ベルト20に転写される。
前記現像装置134は、内部に攪拌搬送部材が設けられているとともに、最下部位置に周面が感光体ドラム131の周面と対向した現像ローラが備えられ、この現像ローラの回転によってトナーが感光体ドラム131の周面に供給される。
中間転写ベルト20の表面には、各ユニット13M,13C,13Y,13Kにおける感光体ドラム131の周面に形成されたトナー画像が順に塗り重ね状態で転写され、これによってその表面にカラー画像が形成される。
かかる中間転写ベルト20は、各ユニット13M,13C,13Y,13Kの各一次転写ローラ136と、マゼンタ用ユニット13Mの一次転写ローラ136の図2における若干左方位置に設けられたテンションローラ21と、ブラック用ユニット13Kの一次転写ローラ136の図2における若干右方位置に設けられた駆動ローラ22と、本実施形態では前記駆動ローラ22の右方におけるシアン用ユニット13Cの一次転写ローラ136の略直下位置に配設された、中間転写ベルト20を屈曲させるための屈曲ローラ30と、この屈曲ローラ30と前記駆動ローラ22との間の略中間位置であって、これらより下方位置に配設された押圧ローラ23とに掛け回されて張架されている。
押圧ローラ23は、中間転写ベルト20を二次転写ローラ138へ向けて押圧するものであり、これによって中間転写ベルト20の表面のカラー画像が、中間転写ベルト20と二次転写ローラ138とに挟持された状態で搬送されつつある用紙Pに確実に転写される。
前記駆動ローラ22は、ローラ駆動用モータ(ローラ駆動源)220によって駆動される。かかるローラ駆動用モータ220は、駆動ローラ22と同心で当該駆動ローラ22の後面側(図2の紙面の裏側)に設けられている。そして、駆動ローラ22は、ローラ駆動用モータ220の駆動軸221に一体回転可能に外嵌されている。従って、駆動ローラ22は、ローラ駆動用モータ220の駆動により、ローラ駆動用モータ220の駆動軸221回りに一体回転することになる。
前記駆動ローラ22、テンションローラ21、押圧ローラ23及び一次転写ローラ136は、これらの周面がいずれも中間転写ベルト20の裏面側に当接されている。一方、屈曲ローラ30は、その周面が中間転写ベルト20の表面側に当接されている。
なお、本発明の一実施形態に係る転写ユニット200は、駆動ローラ22と、テンションローラ21と、押圧ローラ23と、中間転写ベルト20と、屈曲ローラ30と、継ぎ目位置検出センサ83と、駆動制御部90と、ローラ駆動用モータ91とを備えている。
二次転写ローラ138は、押圧ローラ23の直下位置で中間転写ベルト20を介して当該押圧ローラ23により押圧されている。かかる二次転写ローラ138には、中間転写ベルト20上のトナー画像を静電的に引き剥がすバイアス電圧が図略の電源から印加される。従って、中間転写ベルト20と二次転写ローラ138との間を通過する用紙Pには、中間転写ベルト20のトナー画像が転写されることになる。
また、各一次転写ローラ136の左方位置にはそれぞれ上部従動ローラ24が設けられているとともに、屈曲ローラ30と押圧ローラ23との間および駆動ローラ22と押圧ローラ23との間には下部従動ローラ25がそれぞれ設けられている。これらの上下の従動ローラ24,25は、中間転写ベルト20が弛まないように緊張状態を維持させるためのものである。
また、図1及び図2における左側の下部従動ローラ25に中間転写ベルト20を介して対向した位置には、用紙Pに対する転写処理後の中間転写ベルト20の表面を清浄化処理するベルトクリーニング装置139が設けられている。このベルトクリーニング装置139によって清浄化処理が施された中間転写ベルト20は、次の転写処理を受けるべく屈曲ローラ30を通過したのち各ユニット13M,13C,13Y,13Kの各感光体ドラム131へ向かうことになる。
また、屈曲ローラ30には、当該屈曲ローラ30の周面にクリーニング処理を施すローラクリーニング装置60が設けられている。このローラクリーニング装置60は、屈曲ローラ30の周面に付着した残留トナー等の異物を除去して清浄化するためのものである。
かかるローラクリーニング装置60は、箱形のケーシング61と、このケーシング61に内装されたブレード62とを備えている。前記ブレード62は、上端縁部が屈曲ローラ30の周面に当接されている。従って、屈曲ローラ30が中間転写ベルト20の時計方向に向かう周回によりローラ心回りに反時計方向に向けて回転すると、ブレード62の先端縁部が屈曲ローラ30の周面と摺接し、これにより屈曲ローラ30の周面は、付着している異物が掻き取られて清浄化される。
定着部14は、画像形成部13で用紙Pに転写された転写画像に定着処理を施すものであり、ハロゲンランプ等の通電発熱体により加熱される定着ローラ141と、下部でこの定着ローラ141に対向配置され、周面が定着ローラ141の周面に押圧当接される加圧ローラ142とを備えている。図1に示すように、定着部14は、屈曲ローラ30による中間転写ベルト20の押圧で形成されたスペースに配置されている。
二次転写ローラ138により中間転写ベルト20からトナー像が転写された用紙Pは、中間転写ベルト20と二次転写ローラ138とに挟持された状態で中間転写ベルト20の周回に誘導されつつ定着部14に導入され、定着ローラ141と加圧ローラ142との間を通過するときの加熱によりトナー像が当該用紙Pに定着される。
定着処理後の用紙Pは、排出ローラ対143の駆動により排紙搬送路101を上昇し、排紙口152を通ってプリンタ本体11の頂部に設けられた排紙トレイ151へ排出される。
なお、屈曲ローラ30よりも中間転写ベルト20の走行方向上流側には、用紙Pへの転写処理後の中間転写ベルト20の表面を清浄化処理するベルトクリーニング装置139が設けられている。このベルトクリーニング装置139によって清浄化処理が施された中間転写ベルト20は、次の転写処理を受けるべく、屈曲ローラ30を通過したのち各ユニット13M,13C,13Y,13Kの各感光体ドラム131へ向かうことになる。
次に、転写ユニット200の中間転写ベルト20及び駆動ローラ22について説明する。図3は中間転写ベルト20が張架された駆動ローラ22部分を示す側面図、図4(a)(b)(c)は中間転写ベルト20が張架された駆動ローラ22端部の側面図である。
駆動ローラ22は、例えば、アルミニウム等からなる。中間転写ベルト20は、例えば、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、CRゴム又はウレタンゴム等からなる。
中間転写ベルト20の裏面側の幅方向端部(駆動ローラ22の回転軸方向の端部)には、中間転写ベルト20の走行方向に延びるリブ20aが設けられている。このリブ20aは、図4(a)(b)に示すように中間転写ベルト20から駆動ローラ22の周面に向かって突出した形状とされ、中間転写ベルト20に対して、接着剤による接着、又は溶着により取り付けられている。
最初に、図4(a)を用いて中間転写ベルト20及び駆動ローラ22の構成の第1実施形態を説明する。駆動ローラ22は、図4(a)に示すように、その回転軸22aが延びる方向(以下、駆動ローラ22の回転軸方向という)における端部の側面22dが、リブ20aの側部20cと係合する。すなわち、駆動ローラ22の長さは、側面22dとリブ20aの側面とが係合するように設定されている。但し、当該側面22dとリブ20aの側部とは若干の空間的余裕をもって係合することが好ましい。中間転写ベルト20の走行時に、リブ20aが側面22dに係合することによって、中間転写ベルト20の幅方向(駆動ローラ22の回転軸方向)の移動が規制され、中間転写ベルト20の蛇行が防止されるようになっている。
なお、中間転写ベルト20の蛇行防止の観点からは、他のローラ、すなわち、テンションローラ21、押圧ローラ23、従動ローラ24、及び従動ローラ25のそれぞれの長さも、上記駆動ローラ22と同様に、各ローラ端部の側面とリブ20aの側面とが係合する設定とされることが好ましい。但し、例えば、駆動ローラ22、テンションローラ21、押圧ローラ23、従動ローラ24又は従動ローラ25のいずれか1つのローラについて上記長さ設定が行われていれば、中間転写ベルト20の蛇行防止効果は得られる。
続いて、図4(b)を用いて中間転写ベルト20及び駆動ローラ22の構成の第2実施形態を説明する。駆動ローラ22は、図4(b)に示すように、その回転軸方向の端部付近であって、中間転写ベルト20のリブ20aに対向する部分には、リブ20aに対応した形状の係合部70aを有するプーリ70が設けられている。当該プーリ70は、駆動ローラ22と同心として、駆動ローラ22の回転軸22aに回転自在に取り付けられている。プーリ70は、駆動ローラ22及びその回転軸22aとは供回りしないように(プーリ70がフリー回転するように)、回転軸22aに取り付けられている。係合部70aは、リブ20aを受け入れて当該リブ20aと係合する形状とされ、駆動ローラ22の端部側には、フランジ70bが設けられている。但し、係合部70aとリブ20aとは若干の空間的余裕をもって係合することが好ましい。中間転写ベルト20の走行時に、リブ20aが係合部70aに係合することによって、中間転写ベルト20の幅方向(駆動ローラ22の回転軸方向)の移動が規制され、中間転写ベルト20の蛇行が防止される。
なお、第1実施形態と同様に、中間転写ベルト20の蛇行防止の観点からは、他のローラ、すなわち、テンションローラ21、押圧ローラ23、従動ローラ24、及び従動ローラ25にも、上記駆動ローラ22と同様に、プーリ70及び係合部70aが設けられていることが好ましい。但し、例えば、駆動ローラ22、テンションローラ21、押圧ローラ23、従動ローラ24又は従動ローラ25のいずれか1つのローラにプーリ70及び係合部70aが設けられていれば、中間転写ベルト20の蛇行防止効果は得られる。
上記第1及び第2実施形態の構成でなる中間転写ベルト20、駆動ローラ22、テンションローラ21、押圧ローラ23、従動ローラ25、及び屈曲ローラ30による中間転写ベルト20の走行動作について説明する。駆動ローラ22が回転駆動されると、駆動ローラ22表面と中間転写ベルト20裏面との摩擦により中間転写ベルト20が搬送され、中間転写ベルト20が無端走行を開始する。これに伴って、中間転写ベルト20裏面との摩擦によりテンションローラ21及び従動ローラ25も回転し、中間転写ベルト20表面との摩擦により屈曲ローラ30も回転する。中間転写ベルト20の走行時、中間転写ベルト20が駆動ローラ22、テンションローラ21又は従動ローラ25に差し掛かかると、中間転写ベルト20は駆動ローラ22、テンションローラ21又は従動ローラ25の外周の円弧形状に沿って走行するため、中間転写ベルト20は幅方向における両側端が圧縮されて各ローラの内側に撓む。このとき、リブ20aがローラ中心方向に移動するが、第1実施形態では、リブ20aの移動方向にはローラが存在せず、第2実施形態では、プーリ70の係合部70a部分の径が、ローラ本体部22cの径よりも小さく設定されているため、リブ20aのローラ径中心方向への移動は吸収される。また、第1実施形態では駆動ローラ22の側面22dが、駆動ローラ22の回転軸方向におけるリブ20aの動きを規制し、第2実施形態ではプーリ70の係合部70aが、駆動ローラ22の回転軸方向におけるリブ20aの動きを規制するので、中間転写ベルト20の蛇行が防止される。
なお、第2実施形態の変形例として、図4(c)に示すように、プーリ70には、リブ20aの両側にフランジ70b,70cを設けるようにしてもよい。この場合、中間転写ベルト20の幅方向(駆動ローラ22の回転軸方向)におけるリブ20aの両方向への移動が規制され、中間転写ベルト20の蛇行が一段と防止される。
次に、中間転写ベルト20のリブ20aについて詳細に説明する。図5は中間転写ベルト20に設けられているリブ20aの継ぎ目部分を中間転写ベルト20の裏面側から見た状態を示す斜視図、図6はリブ20aの継ぎ目部分に設けられた抑制部材を中間転写ベルト20の裏面側から見た状態を示す斜視図である。
中間転写ベルト20に設けられているリブ20aは、中間転写ベルト20の走行方向において一定間隔毎に継ぎ目20bが設けられている。中間転写ベルト20は、図2に示すように、駆動ローラ22、テンションローラ21、一次転写ローラ136、押圧ローラ23、従動ローラ24、従動ローラ25及び屈曲ローラ30ローラ等に張架された状態で無端走行するため、リブ20aは、これら各ローラの周面を通過するときにおける当該周面に沿った変形を吸収するために、図5に示すように、一定間隔毎に上記継ぎ目20bが設けられている。なお、継ぎ目20bの数は、特に限定されるものではなく、中間転写ベルト20が張架される上記各ローラの数等によって適宜設定される。
更に、継ぎ目20bの周辺のリブ20a部分には、図6に示すように、継ぎ目20bの周辺のリブ20a部分の外面を覆う抑制部材80が設けられている。この抑制部材80は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム伸縮性を有するシート状部材からなり、中間転写ベルト20の裏面に接着剤による接着又は溶着により取り付けられる。
中間転写ベルト20が駆動ローラ22、テンションローラ21及び一次転写ローラ136の周面を通過するときは、図3に示した状態と同様に、リブ20aは当該各ローラの周面に当接し、リブ20aに対しては、リブ20aが中間転写ベルト20に押し付けられる方向への力が作用する。一方、中間転写ベルト20が屈曲ローラ30の周面を通過するときは、屈曲ローラ30が中間転写ベルト20を中間転写ベルト20の表面側から押圧するため、図5に示すように、リブ20aに対しては、リブ20aが中間転写ベルト20から離脱する方向への力が作用する。このため、継ぎ目20b周辺のリブ20a部分に抑制部材80を設け、中間転写ベルト20の裏面とは反対方向(すなわち、中間転写ベルト20から離脱する方向。図5ではリブ剥がれ方向)に向かうリブ20aの動きを抑制する。
これにより、屈曲ローラ30による中間転写ベルト20の屈曲部分において、上記各ローラに張架された状態の中間転写ベルト20をその内側方向に押圧する負荷がかかっても、リブ20aは中間転写ベルト20の裏面に取り付けられた状態が維持され、継ぎ目20b部分におけるリブ20a端部が中間転写ベルト20から剥がれる事態が防止される。
次に、抑制部材80の他の実施形態と、継ぎ目20bの停止位置制御とを説明する。図7は、抑制部材80の他の実施形態と、継ぎ目位置検出センサとを示す斜視図である。
図7に示すように、他の実施形態に係る抑制部材81は、駆動ローラ22及び屈曲ローラ30等の上記各ローラの回転軸方向に中間転写ベルト20から突出する検知片81aを有する。この検知片81aは、上記各ローラの周面の通過時に、ローラ形状に合わせて変形可能となるように、例えば伸縮性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる。検知片81aは、継ぎ目位置検出センサ83による検知片81aの有無検出を可能とするために、遮光性を有するように有色の部材からなることが好ましい。
また、屈曲ローラ30の回転軸方向における中間転写ベルト20から外れた位置には、継ぎ目位置検出センサ(継ぎ目位置検出部)83が設けられている。継ぎ目位置検出センサ83は、検知片81aの存在を検出して、駆動制御部90に対して、検知片81aが存在することを示す位置信号を出力するものであり、例えばフォトセンサ等からなる。継ぎ目位置検出センサ83は、側面視で略「コ」字状に形成され、上部831と、当該上部831から一定距離をおいて形成された下部832とを有する。上部831及び下部832の間は、中間転写ベルト20の無端走行に伴って、当該中間転写ベルト20の走行方向に移動する検知片81aが通過可能な凹部833とされている。継ぎ目位置検出センサ83は、検知片81aが上部831及び下部832間に進入し、継ぎ目位置検出センサ83の各部に接触することなく、凹部833を通過可能となる位置に配置されている。
また、上部831の下面831aには、下部832に向けて光を発するLED(Light Emitting Diode)等からなる発光素子が設けられている。上部831の下面831aに対向する下部832の上面832aには、シリコンフォトダイオード又はシリコンフォトトランジスタ等からなる受光素子が設けられている。継ぎ目位置検出センサ83は、発光素子から発する光が当該受光素子で受光されていれば、継ぎ目位置検出センサ83の配設位置に継ぎ目20bが存在しないことを示すオフ信号を駆動制御部90に出力し、発光素子から発する光が受光素子で受光されなければ、継ぎ目位置検出センサ83の配設位置に継ぎ目20bが存在することを示すオン信号を駆動制御部90に出力する。
駆動制御部90は、マイクロコンピュータ等からなり、プリンタ本体11内の適所に設けられている。ローラ駆動用モータ91は、駆動ローラ22に回転駆動力を付与する駆動源であり、駆動制御部90による制御で回転駆動される。駆動制御部90には、予め定められた中間転写ベルト20の周回速度が入力されており、駆動制御部90は、当該周回速度で中間転写ベルト20が無端走行するように、ローラ駆動用モータ91の回転速度を制御する。
駆動制御部90は、中間転写ベルト20の無端走行を停止させるとき、リブ20aの継ぎ目20b部分を、屈曲ローラ30による押圧位置以外の予め定められた位置(以下、停止位置という)で停止させる。すなわち、駆動制御部90は、継ぎ目位置検出センサ83から受信する上記オン信号と、継ぎ目位置検出センサ83から屈曲ローラ30までの距離と、ローラ駆動用モータ91の回転速度に起因する中間転写ベルト20の走行速度とに基づいて、検知片81a(継ぎ目20b)が上記停止位置に移動するタイミングを算出し、当該算出したタイミングでローラ駆動用モータ91の駆動を停止させることで、当該停止位置においてリブ20aの継ぎ目20b部分を停止させる。
これにより、屈曲ローラ30による中間転写ベルト20の屈曲時に生じる中間転写ベルト20の裏面とは反対方向(上記各ローラに張架された状態の中間転写ベルト20の内側方向)への力が、リブ20aの継ぎ目20b部分に対して長時間連続してかからないようにすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、プリンタ10の全体的な動作制御を司る制御部が、上記駆動制御部90としての機能を担うものとし、当該制御部が、継ぎ目位置検出センサ83から受信する位置信号(オン信号)を用いて算出した中間転写ベルト20の表面上の位置に、キャリブレーション用のトナーパターンを画像形成部13に形成させるようにしてもよい。例えば、制御部は、継ぎ目位置検出センサ83から上記オン信号を受信したタイミングと、当該オン信号受信時からの経過時間と、ローラ駆動用モータ91の回転速度に起因する中間転写ベルト20の走行速度と、中間転写ベルト20上における検知片81aからトナーパターン形成位置までの距離とに基づいて、キャリブレーション用のトナーパターンを画像形成部に形成させるタイミングを算出し、当該算出したトナーパターン形成位置に、トナーパターンを形成させるようにしてもよい。すなわち、制御部は、検知片81a及び継ぎ目位置検出センサ83を、キャリブレーション用のトナーパターン形成時に必要な中間転写ベルト20の周期を検出するセンサとして用いる。これにより、リブ20aの継ぎ目20b部分を停止させる停止位置の検出と、キャリブレーション用のトナーパターンを形成させる中間転写ベルト20の周期検出(中間転写ベルト20の位置検出)のそれぞれのために、別個の検出機構を設ける必要をなくすことができる。
また、本発明は、更に、以下の内容をも包含する。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、複写機やファクシミリ装置、又は複合機等であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、転写ベルトとして、ベルトの表面に重ね塗り状態でカラー画像を形成させる中間転写ベルト20が採用されているが、かかる中間転写ベルト20の代わりに、ベルトにより搬送されつつある用紙にカラー画像を形成させるようにした、いわゆる用紙搬送ベルトを本発明に係る転写ベルトとして採用してもよい。また、上記の実施形態では、像担持体として各色毎に複数の感光体ドラム131が採用されたものを示しているが、1つの感光体ドラムの周面に各色のトナー像を順次形成させていく、いわゆる1ドラムタイプのカラー印刷用のものであってもよい。さらに、本発明に係る画像形成装置は、カラー印刷用のものに限定されるものではなく、モノクロ印刷用のものであってもよい。この場合には、感光体ドラムは、当然のこととして1つだけが採用される。
(3)また、継ぎ目位置検出センサ83は、上述したフォトセンサに限定されるものではなく、検知片81aの有無を検出できるセンサであれば、他の構成からなるセンサであっても構わない。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の内部構造を説明するための断面視の説明図である。 本発明の一実施形態に係る転写ユニットを抽出して示した図である。 中間転写ベルトが張架された駆動ローラ部分を示す側面図である。 図4(a)(b)(c)は中間転写ベルト20が張架された駆動ローラ22端部の側面図である。 中間転写ベルトに設けられているリブの継ぎ目部分を中間転写ベルトの裏面側から見た状態を示す斜視図である。 リブの継ぎ目部分に設けられた抑制部材を中間転写ベルトの裏面側から見た状態を示す斜視図である。 抑制部材の他の実施形態と、継ぎ目位置検出センサとを示す斜視図である。
符号の説明
10 プリンタ
13 画像形成部
20 中間転写ベルト
20a リブ
20b 継ぎ目
21 テンションローラ
22 駆動ローラ
22a 回転軸
22c ローラ本体部
23 押圧ローラ
30 屈曲ローラ
70a 係合部80,81 抑制部材
81a 検知片
83 継ぎ目位置検出センサ
831 上部
832 下部
833 凹部
90 駆動制御部
91 ローラ駆動用モータ
139 ベルトクリーニング装置
200 転写ユニット

Claims (6)

  1. 少なくとも駆動ローラと従動ローラからなる複数のローラと、
    前記複数のローラ間に無端走行可能に張架されてなり、その表面又は当該表面に載置された記録紙に、画像情報に応じて担持される像担持体のトナー像が転写される転写ベルトと、
    前記転写ベルトの裏面であって、当該転写ベルトの走行方向に直交する方向における端部に、当該走行方向に沿って設けられ、一定間隔毎に継ぎ目を有するリブと、
    前記継ぎ目周辺の前記リブ部分に設けられ、前記転写ベルト裏面とは反対方向に向かう前記リブの動きを抑制する抑制部材と、
    前記複数のローラの内、少なくとも一つのローラの回転軸方向の端部に設けられ、前記転写ベルトのリブに係合する係合部と、
    前記転写ベルトの表面側に周面が押圧され、前記無端走行可能に張架された状態の転写ベルトを内側に向けて屈曲させる屈曲ローラと
    を備えた転写ユニット。
  2. 前記抑制部材は、前記継ぎ目周辺の前記リブ部分の外面を覆う伸縮性を有するシート状部材からなる請求項1に記載の転写ユニット。
  3. 前記駆動ローラに回転駆動力を付与するローラ駆動源と、
    前記転写ベルト走行時における前記リブの継ぎ目部分の位置を検出し、前記リブの継ぎ目部分の位置を示す位置信号を出力する継ぎ目位置検出部と、
    前記ローラ駆動源を駆動制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号に基づいて前記ローラ駆動源を駆動制御し、前記リブの継ぎ目部分を前記屈曲ローラによる押圧位置以外の位置を停止位置として停止させる請求項1又は請求項2に記載の転写ユニット。
  4. 前記抑制部材には、前記ローラの回転軸方向に前記転写ベルトから突出する検知片が設けられ、
    前記継ぎ目位置検出部は、前記転写ベルトと共に走行する前記検知片の走行路上に配設され、当該配設位置における前記検知片の有無を検出する光センサからなり、
    前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号を用いて前記継ぎ目が前記停止位置で停止するタイミングを算出し、当該算出したタイミングで前記ローラ駆動源を停止させることによって、前記停止位置で前記リブの継ぎ目部分を停止させる請求項3に記載の転写ユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の転写ユニットを備えた画像形成装置。
  6. 前記像担持体を含み、前記転写ベルト表面又は記録紙にトナー像を転写させる画像形成部を備え、
    前記駆動制御部は、前記継ぎ目位置検出部から受信する前記位置信号を用いて算出した前記転写ベルト表面上の位置に、キャリブレーション用のトナーパターンを前記画像形成部に形成させる請求項5に記載の画像形成装置。
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