JP2009179911A - スカート付使い捨て水着 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中におけるスカート部の捲れ上がりを防止する。
【解決手段】パンツ部100と、このパンツ部100を覆うスカート部200とを備えたスカート付使い捨て水着において、スカート部200における両側部201及びこれらの間の中間部分202のうち、中間部分202はウエスト側端部のみをパンツ部100に接合し、両側部201はウエスト側端部及びこれよりも下側の部分をパンツ部100の両側部に接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明はスカート付使い捨て水着に関するものである。
近年、乳幼児のプール等での使用を前提とした使い捨て水着(スイミングパンツともい呼ばれている)が市販されており、尿や便等の***物が水中に拡散するのを防止する点で通常の水着とは異なるものである(例えば特許文献1、2参照)。
このような使い捨て水着は、使用面側の液透過性トップシートと、背面側の液不透過性バックシートと、これらの間に介在され、トップシートを透過した***された液を受け入れ保持する吸収体を基本要素としている。
これらの基本要素に対し、バックシートの裏面側にたとえば不織布などからなる外装シートを設け、バックシートとしてプラスチックシートを使用した場合における肌触りを改良する形態、製品内面の両側部に使用面側に起立するバリヤーカフス(立体ギャザーともいわれる)を形成する形態など、ウエスト周りや腹周りのフィット性を改良するために弾性伸縮性を付与する形態などが、適宜付加される。
吸収体としては、パルプ短繊維の積繊体が一般的に使用されている。使い捨て水着は水中で使用するため、内部に浸入した水も吸収体により吸収される。よって、紙おむつとは異なり、吸収体中に高吸収性ポリマー(以下「SAP」ともいう)を含有させないか、含有させるとしても少量が好ましいと考えられている。
使い捨て水着は、男女兼用のパンツ型の他、パンツ部にスカートを付けた女児向けのタイプも提案されている(特許文献3参照)。後者の形態は、おむつに似たパンツ部をスカートで隠すことができるという利点がある。
特開2005−296372号公報 特開2005−537号公報 特表平10−503686号公報
しかしながら、従来のスカート付使い捨て水着では、水中でスカート部が浮き上がり、捲れ上がって直りにくいという問題点があった。
そこで、本発明の主たる課題は、水中におけるスカート部の捲れ上がりを防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、これら腹側部分の両側部と背側部分の両側部とが接合されて、胴開口部及び左右一対の脚開口部が形成されたパンツ部と、
このパンツ部を覆うスカート部と、
を備えたスカート付使い捨て水着において、
前記スカート部における両側部及びこれらの間の中間部分のうち、中間部分はウエスト側端部のみが前記パンツ部に接合され、両側部は前記ウエスト側端部及びこれよりも下側の部分が前記パンツ部の両側部に接合されている、
ことを特徴とするスカート付使い捨て水着。
(作用効果)
水中におけるスカート部の捲れ上がりを防止するために、スカート部の大部分をパンツ部に接合することも考えられたが、その場合、スカート部の動きが無くなり、スカートらしい外観とならない。これに対して本発明では、スカート部の両側部がウエスト側端部より下側の部分においてパンツ部の両側部に接合されているため、スカート部の捲れ上がりが防止されるとともに、中間部分ではウエスト側端部のみが接合され、これよりも下側部分が接合されていないため、スカートらしい外観となる。
<請求項2記載の発明>
前記スカート部は、前記パンツ部の両側部に接合された部分と対応する上下方向範囲として定まるウエスト側部分を有しており、
前記スカート部のウエスト側部分に、内外に連通する連通孔が形成されている、前記請求項1記載のスカート付使い捨て水着。
(作用効果)
本発明のように、スカート部における両側部及びこれらの間の中間部分のうち、中間部分はウエスト側端部のみがパンツ部に接合され、両側部はウエスト側端部及びこれよりも下側の部分が前記パンツ部の両側部に接合されている形態では、スカート部の中間部分とパンツ部との間が袋状となるため、水中でこの袋状部分に空気が溜まると、スカート部が捲れ上がり易くなるとともに、浮力によって動き難くなる。また、水中でこの袋状部分に水が満たされても、内部の水が自由に抜け出すことができなければ、装着者の水中移動における抵抗となる。
これに対して、本項記載のように、パンツ部の両側部に接合された部分と対応する上下方向範囲として定まるウエスト側部分に、内外に連通する連通孔が形成されていると、この連通孔を介してスカート部の袋状部分の内外が連通するため、袋状部分に空気が溜まることがなくなるとともに、袋状部分内への水の出入りも自由になる。よって、スカート部が捲れ上がり難くなるとともに、浮力によって動き難くなることも無くなる。また、装着者の水中移動における抵抗も少ないものとなる。
<請求項3記載の発明>
前記スカート部は、疎水性又は撥水性の不織布により形成されている、請求項1又は2記載のスカート付使い捨て水着。
(作用効果)
スカート部が疎水性又は撥水性の不織布により形成されていると、水中使用後においてもスカート部がパンツ部に張り付き難く、スカートらしさが失われない。また、スカート部が疎水性又は撥水性の不織布により形成されている場合、スカート部が捲れ上がり易くなるが、本発明では前述のとおりスカート部の両側部とパンツ部とが接合されているため、このような素材を使用してもスカート部の捲れ上がりは防止される。
<請求項4記載の発明>
前記スカート部の少なくとも前記中間部分における前記ウエスト側端部よりも下側に離間した位置に、弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスカート付使い捨て水着。
(作用効果)
このような弾性伸縮部材を有することにより、スカート部にフリルを形成できるだけでなく、スカート部が中間部分においてパンツ部に対して弾力的に押え付けられるため、より捲れ上がり難くなる。しかも、スカート部の中間部分が固定されるわけではないため、スカート部の動きも確保され、スカートらしさが失われない。
以上のとおり、本発明によれば、水中におけるスカート部の捲れ上がりを防止できるようになる、等の利点がもたらされる。
以下、本発明に係るスカート付使い捨て水着の一例について、添付図面を参照しつつ詳説する。なお、以下の説明において、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とは使い捨て水着の装着状態、すなわち使い捨て水着の前身頃両側部と後身頃量側部を重ね合わせるように使い捨て水着を股間部を折り目として2つに折った際に胴回り方向と直交する方向、換言すれば胴開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
図1〜図6はスカート付使い捨て水着の一例を示している。このスカート付使い捨て水着は、パンツ部100と、このパンツ部100における少なくともウエスト側端部より股間側の部分を覆うスカート部200とから構成されているものである。以下、順に説明する。
<パンツ部について>
パンツ部100は特に限定されるものではなく、公知の構造を適宜採用することができる。図示形態のパンツ部100は、製品外面(裏面)をなす外装シート12と、内面(表面)側の内装体20とから構成されているものである。内装体20は、尿等の***物等を吸収保持する部分であり、外装シート12は着用者に装着するための部分である。
(外装シート)
外装シート12は、股間部から腹側に延在する腹側部分Fと、股間部から背側に延在する背側部分Bとを有し、これら腹側部分Fの両側部と背側部分Bの両側部とが接合されて、図10に示すように、胴開口部WO及び左右一対の脚開口部LOが形成されているものである。符号12Aは接合部分を示している(以下、この部分をサイドシール部ともいう)。腹側部分Fの両側部と背側部分Bの両側部とが接合は、ホットメルト接着剤等の接着剤によっても行うことができるが、ヒートシールや超音波溶着等の溶着手段によって行うほうが好ましい。
外装シート12は、胴開口部WOから脚開口部LOの上端に致る前後方向範囲として定まる胴周り部12Tと、脚開口部LOを形成する部分の前後方向範囲として定まる中間部12Lとを有する。胴周り部12Tは、概念的に「ウエスト側端部」12Wと「胴周り下部」12Uとに分けることができる。これらの前後方向の長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト側端部12Wは15〜40mm、胴周り下部12Uは65〜120mmとすることができる。一方、中間部12Lの両側縁は被着者の脚周りに沿うように括れており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。この結果、外装シート12は、全体としては略砂時計形状をなしている。括れの程度は適宜定めることができるが、股間部の幅x1が120〜160mm程度であるのが好ましい。
外装シート12は、図7に示されるように、外側層12Sと内側層12Hとをホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせて形成されるものであり、内側に位置する内側層12Hはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側層12Sは内側層12Hのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されており、この折り返し部分12Zは内装体20のウエスト側端部上までを被覆するように延在され、対向面にホットメルト接着剤等により固定されている。
外側層12S及び内側層12Hとしては、シート状資材であれば特に限定無く使用できるが、不織布であるのが好ましい。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されないが、ヒートシールや超音波溶着等の溶着が可能なものが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。特に、肌触りや防水性の観点から撥水性不織布を用いるのが好ましい。特に水と直に接する外側層12Sの外面は、撥水剤を多く使用する、または撥水性能の高い撥水剤を使用する等により、撥水性を強化するのが好ましい。外側層の内面や内側層については、撥水性を高めると接着に支障が出るため好ましくない。
外側層12S、内側層12Hの各々は、複数の素材を積層してなるものであっても良い。外側層12S及び内側層12Hの各厚さは適宜定めることができるが、外側層12Sの厚さが内側層12Hの厚さ以上であるのが好ましい。外側層12S及び内側層12Hは、それぞれ坪量5〜30g/m2の範囲内にあるのが好ましい。また、外側層12Sの厚さは1mm以下が好ましく、内側層12Hの厚さは0.5mm以下が好ましい。
外装シート12には、胴回りに対するフィット性を高めるために、弾性伸縮部材12C,12Dが伸張状態で固定されている。弾性伸縮部材12C,12Dとしては、糸状や紐状、帯状等の細長状のゴム材(合成ゴムでも、天然ゴムでも良い)であれば特に限定無く使用できる。
より詳細には、外装シート12の胴周り下部12Uにおける外側層12Sと内側層12Hとの間に、幅方向に沿って延在する胴回り弾性伸縮部材12Cが前後方向に所定の間隔を空けて多数、例えば15〜40本程度平行に設けられる。これらは、内外層12H,12Sを張り合わせるための接着剤により所定の伸張状態で固定される。
図5に示すように、内装体20と重なる部分において胴回り弾性伸縮部材12Cをエンボス加工や針刺し加工等により切断する、あるいは内装体20と重なる部分には胴回り弾性伸縮部材12Cを設けないことにより、収縮力を無くす若しくは弱めることができる。切断の場合、特開2002−178428号公報に示されるように、幅方向に所定の間隔で多数箇所切断しても良く、また一箇所だけ切断しても良い。このように、内装体20と重なる部分(一部または全部のいずれでも良い)において弾性伸縮部材12Cが不連続になっていると、内装体20に対して作用する収縮力が無くなる或いは弱くなり、内装体20が収縮することによる見た目のモコモコした感じがなくなり、また吸収阻害が発生し難くなる。この弾性伸縮部材12Cの切断部分または無い部分の幅は適宜定めることができる。また、図示形態と異なり、背側Bおよび腹側Fのいずれか一方のみ、胴回り弾性伸縮部材12Cを不連続にすることもできる。
胴回り弾性伸縮部材12Cの太さ、配置間隔は適宜定めることができるが、好適には、太さは1000dtex以下、特に620〜470dtex、配置間隔は1〜20mm、特に1〜10mmとされる。
また、外装シート12の胴回りウエスト側端部12Wでは、折り返し部分12Zと内側層12Hとの間に、胴開口部WOの端縁に平行に間隔を置いて胴端部弾性伸縮部材12Dが複数設けられている。これらは、折り返し部分12Zと内側層12Hとを張り合わせるための接着剤により所定の伸張状態で固定される。この胴端部弾性伸縮部材12Dの太さ、間隔および本数は適宜定めることができるが、例えば太さとしては620〜925dtex、間隔としては3〜6mm、本数としては4〜10本程度が好ましい。
脚開口部LOの縁は内装体20の両側縁より側方に位置しているのが好ましく、その場合の股間部における脚開口部LOの縁と内装体20の両側縁との間隔x2は5〜15mm程度であるのが好ましい。
(内装体)
内装体20は、図7に示されるように、液透過性のトップシート30と、バックシート70と、これらの間に介在された吸収体56とを有しており、バックシート70の裏面が、前述の外装シート12の内面にホットメルト接着剤等の接着剤Bにより固定される。
特徴的には、内装体20は、両側縁部22が外装シート12に対して固定されずに起立可能なフラップ状部分とされ、且つこの両フラップ状部分22間の部分全体(両フラップ状部分12の幅方向中央側に隣接する線状部分のみでも良い)が外装シート12に固定された固定部分21とされている。内装体20の両フラップ状部分(非固定部分)22の幅x3は適宜定めることができるが、5〜15mm程度であるのが好ましい。また、内装体20の両フラップ状部分22の前後端部22f,22bは、内装体20の表面上に折り返されて固定され、これら前後端部22f,22bの間の中間部22mは非固定とされている。なお、フラップ状部分22の前後端部22f,22bの折り返し幅は、5〜10mm程度が好ましい。
中間部22mにおける先端部(幅法外側の端部)には側部弾性伸縮部材23が前後方向に沿って伸張状態で固定されている。側部弾性伸縮部材23を固定する前後方向範囲y1は適宜定めることができるが、外装シート12における中間部12Lの前後方向長さの50%以上とするのが好ましく、より具体的には180〜300mm程度とするのが好ましい。また、側部弾性伸縮部材23の太さ、間隔および本数は適宜定めることができるが、例えば太さとしては470〜925dtex、本数としては1〜3本程度、複数本平行に設ける場合の間隔としては3〜8mm程度とするのが好ましい。側部弾性伸縮部材23は、内装体20内に設けられる限り、トップシート30、バックシート70、吸収体56、後述する包被シートのいずれに設けても良い。側部弾性部材23を内装体20の側縁より幅方向内側に取り付ける場合は、吸収体56の外装シート12側に配置するのが好ましい。
このように構成された内装体20では、図7に二点鎖線で示すように、両フラップ状部分22のうち前後方向中間部22mが側部男性伸縮部材23の収縮力によって外装シート12から起立する低い堰を形成する。また、内装体20の両フラップ状部分22以外に身体側に起立する部材が設けられていないため、内装体20の両フラップ状部分22からなる堰が外装シート12から独立して脚の付根に密着するようになる。
(脚周り弾性伸縮部材)
使い捨て水着においては、脚周りへの水着の密着性を高めるために、脚開口部LOの縁に沿って実質的に環状に連続する脚周り弾性伸縮部材12Gがその連続方向に伸張した状態で固定されているのが好ましい。この脚周り弾性伸縮部材12Gに関して「実質的に連続する」とは、図5に示すように、単一の弾性伸縮部材12Gが途切れることなく環状に配置される場合の他、図12及び図13に示す例や図14に示す例のように、複数の弾性伸縮部材12Gを全体として見たときに、複数の弾性伸縮部材12Gが繋がって、実質的に脚開口部LOの縁に沿って連続する場合も含む意味である。
より詳細には、図12及び図13に示す例は、脚開口部LOを形成する前後方向範囲である中間部12Lのうち、前側部分及び後側部分に、内装体20の固定部分より幅方向外側を通りつつ脚開口部LOに沿って曲線状に延在する脚周り弾性伸縮部材12Gが設けられるとともに、これらの間の部分に、内装体20の固定部分より幅方向中央側を通りつつ脚開口部LOに沿って前後方向に延在する脚周り弾性伸縮部材12Gが設けられており、これらの脚周り弾性伸縮部材12Gが全体として脚開口部LOの縁に沿って実質的に連続するものである。
また、図14に示す例は、左右各側において、腹側の側部から脚周りに沿って股間部に至る脚周り弾性伸縮部材12Gと、背側の側部から脚周りに沿って股間部に至る脚周り弾性伸縮部材12Gとが交差することにより、両脚周り弾性伸縮部材12Gが繋がり脚開口部LOの縁に沿って実質的に連続するものである。
なお、脚周り弾性伸縮部材12Gを有しない部分には、弾性伸縮部材を有するが、切断されている、あるいは固定されていない等により、収縮力が作用しないように構成された部分が含まれる。
脚周り弾性伸縮部材12Gの太さ、間隔および本数は適宜定めることができるが、例えば太さとしては470〜925dtex、本数としては1〜3本程度であるのが好ましい。また、脚周り弾性伸縮部材12Gは、図示のように複数本平行に設けるのが好ましく、その場合の間隔としては3〜6mm程度とするのが好ましい。
脚周り弾性伸縮部材12Gは、図7に示すように外装シート12の外側層12Sと内側層12Hとの間に設ける他、その一部または全部を、図13に示すように内装体20と外装シート12との間に設けることができる。
また、脚周り弾性伸縮部材12Gは、各脚開口部LOに対して少なくとも1本が、股間部において、内装体20と外装シート12との固定部分の両側縁と、脚開口部LOの縁との間を通るように設けられていると、脚回り弾性伸縮部材12Gが内装体20に固定されることがないため、外装シート12における脚開口部LOに沿う部分が持ち上がり、内装体20の両フラップ状部分22により形成される堰構造を下側から効果的に支えることができるため好ましい。特に、脚回り弾性伸縮部材12Gのうち少なくとも1本が、股間部において、内装体20の両側縁よりも幅方向外側を通るように設けられていると、内装体20の両フラップ状部分を越えて出てくる***物を脚開口部LOの縁で堰き止めることができるようになり、脚周りからの漏れをより効果的に防止できるため好ましい。
もちろん、図11及び図13に示すように、脚回り弾性伸縮部材12Gのうち少なくとも1本が、股間部において、内装体20と外装シート12との固定部分の両側縁より幅方向中央側を通るような構造を採用することもできる。
(トップシート)
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
(バックシート)
バックシート70は、吸収体56の裏面側に配されるものであり、吸収物の外側への滲み出しを遮断するものである。バックシート70は、液不透過性であることが好ましく、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とでバックシートが構成される。)などを用いることができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた多孔質通気性フィルムを例示することができる。また、耐水度(JIS L1092の耐水度試験(静水圧法)のA法に基づく)が200mm以上、好ましくは400mm以上の耐水性があれば、必ずしも完全に不透液性である必要はなく、例えばSMS不織布のような耐水性に優れた不織布でも使用することが可能である。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。合成繊維を用いる場合の繊度は、例えば1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いるのが好ましい。フィラメント集合体を用いる場合、フィラメントの連続方向は、吸収体56の前後方向に沿う配置とするのが好ましいが、幅方向、厚さ方向等、適宜の方向に沿う配置とすることもできる。
フィラメント集合体におけるフィラメント間の絡み合いが弱く、外力によりヨレや割れが発生し易い場合には、フィラメント相互を散点状に接合して網状構造にするのが好ましい。これにより、フィラメント集合体の形状保持性が向上し、ヨレや割れが発生にし難くなる。この接合は、トウの開繊後に行うのが好ましいが、開繊中または開繊前に行うこともできる。開繊後にフィラメント接合を行うと、比較的に接合箇所が少なく緩い網状構造となるのに比べて、開繊中または開繊前にフィラメント接合を行うと、比較的に接合箇所が多くきつい網状構造となる。
フィラメント相互の接合方法としては、例えばヒートシールや超音波シール等の物理的加熱融着方法の他、溶剤による溶着もしくは接着剤による接着のような化学的方法を採用することができる。後者の場合、フィラメントの集合体に対して、溶剤や接着剤を噴霧等により付与することにより、繊維相互の接触部分を接着または溶着する方法が好適である。
このような溶剤もしくは接着剤としては、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート、トリエチレングリコールジプロピオネート、ジブチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、クエン酸トリエチルエステルなどのエステル系可塑剤の他、各種の樹脂接着剤、特に熱可塑性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂には、水不溶性または水難溶性樹脂、および水溶性樹脂があるが、前者を用いるのが好ましい。必要に応じて水不溶性または水難溶性樹脂と水溶性樹脂とを併用することもできる。
水不溶性または水難溶性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系の単独又は共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチル−アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリル系モノマーとスチレン系モノマーとの共重合体などのアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ポリスチレン、スチレン系モノマーと(メタ)アクリル系モノマーとの共重合体などのスチレン系重合体、変性されていてもよいポリエステル、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、ナイロン612などのポリアミド、ロジン誘導体(例えば、ロジンエステルなど)、炭化水素樹脂(例えば、テルペン樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、石油樹脂など)、水素添加炭化水素樹脂などを用いることができる。これらの熱可塑性樹脂は一種又は二種以上使用できる。
水溶性樹脂としては、種々の水溶性高分子、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルエーテル、ビニル単量体と、カルボキシル基、スルホン酸基又はそれらの塩を有する共重合性単量体との共重合体などのビニル系水溶性樹脂、アクリル系水溶性樹脂、ポリアルキレンオキサイド、水溶性ポリエステル、水溶性ポリアミドなどを用いることができる。これらの水溶性樹脂は、単独で使用できるとともに二種以上組合せて使用してもよい。
熱可塑性樹脂には、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定化剤、充填剤、可塑剤、防腐剤、防黴剤などの種々の添加剤を添加してもよい。
特に好ましい吸収体56は、図示例のように、全体にわたる下層吸収体56bと、この下層吸収体56b上の前後方向中間部(股間部を含む部分)にのみ設けられた上層吸収体56uとからなり、下層吸収体56bは目付け20〜50g/m2のフィラメント集合体からなり、上層吸収体56uは目付け50〜200g/m2のパルプ繊維の集合体からなるものである。吸収体56の厚みは適宜適宜定めることができるが、例えば上層吸収体56u及び下層吸収体56bは、初期厚みT0が1〜5mm、好ましくは2〜4mmで、それぞれの初期厚みT0の差が±25%以内にあることが好ましい。また、吸収体56の総厚み56tとしては、初期厚みT0が2〜10mmの範囲内とするのが好ましい。
また、下層吸収体56bは、上層吸収体56uよりも繊維密度が低く、圧縮しやすくかつ圧縮後の復元性の高い特性を有することが好ましい。吸収体の厚みや圧縮しやすさ、圧縮後の復元性は、KES(Kawabata's Evaluation System for Fabrics)における圧縮試験により確認することができる。圧縮試験は、KES-FB3-AUTO-A 自動化圧縮試験機を用いて計測する。測定は、圧縮面積2cm2の円形平面をもつ鋼板間で、0gf/cm2から最大圧縮荷重50gf/cm2まで試料を圧縮し、元に戻す間で行い、初期厚みT0、圧縮剛さLC、圧縮エネルギーWCおよび圧縮レジリエンスRCを求める。初期厚みT0は、圧力0.5gf/cm2における試料の厚みである。圧縮剛さLCは、圧縮変位の直線性を表わし、荷重と変位( 圧縮による厚さの減少)が比例するもの程数値が大きくなる。また、圧縮エネルギーWCは圧縮の仕事量を表し、数値が大きい程、膨らみ感、腰感に優れる。また、圧縮回復率RCは、圧縮回復性を表わし、数値が大きい程ヒステリシスが小さい。従って、下層吸収体56bは、上層吸収体56uよりも厚さ方向における圧縮剛さLCが小さく、厚さ方向における圧縮エネルギーWCが大きく、厚さ方向における圧縮レジリエンスRCが大きいことが好ましい。これら吸収体は、厚さ方向における圧縮剛さLCが0.75〜0.99であり、厚さ方向における圧縮エネルギーWCが6.000〜9.500gf・cm/cm2であり、厚さ方向における圧縮レジリエンスRCが40〜70%であるのが好ましい。
各吸収体56b,56uの繊維密度は、繊維目付けを初期厚みT0で除して求められるものであり、下層吸収体56bは0.005〜0.05g/cm3程度、特に0.01〜0.03g/cm3程度が好ましく、上層吸収体56uは0.01〜0.1cm3程度、特に0.03〜0.05g/cm3程度が好ましい。
このような吸収体56は、下層吸収体56bのうち上層吸収体56uの側方に食み出す部分が低密度低剛性であるため、側部弾性部材23の作用により内装体20の両フラップ状部分22が着用者の身体側にカーブして堰を形成しやすい。また、吸収体56の中央が盛り上がった形状となるため、股間の中央へのフィット性が向上し、内装体20と身体の間に隙間を作らず、水着内面に多量の水を貯留することがない。
吸収体56が単層である場合は、全体をフィラメント集合体により構成し、目付けが50〜100g/m2、初期厚みT0が2〜10mm、密度が0.01〜0.1cm3程度であれば、内装体20の両フラップ状部分22が身体側にカーブして堰を形成しやすいため好ましい。
上層吸収体56uとしては、吸水性と剛性が高く嵩高になる点で、パルプ繊維を空気集積してフォーミングした吸収体が好ましい。また、下層吸収体56bとしては、低密度(嵩高)で柔らかく圧縮回復性に優れる点で、パルプより繊度が大きく、捲縮した繊維のフィラメント集合体を用いることが好ましい。また、フィラメントの集合体は、繊維が長く、短繊維集合体と比較して他の繊維や部材による拘束力が強いため、水を含んだ場合であっても、繊維が個々にバラけ難く、形状保持性に優れる。よって、水中使用において吸収体全体としての形状保持性に優れ、ヨレや割れが格段に発生し難い。また、装着時には足の動きにより常に負荷のかかった状態にある吸収体56の側部がフィラメント集合体のみから構成されるため、その効果が顕著なものとなる。
吸収体56(下層吸収体56b)の前後方向長さy2及び幅x4は、それぞれ内装体20の前後方向長さy3及び幅x5に対して90%以上であるのが好ましく、特に幅x4は、幅x5とほぼ同じになっている、すなわち吸収体56(下層吸収体56b)が内装体20の側縁まで延在しているのが好ましい。上層吸収体56bの前後方向長さy4は下層吸収体56bの前後方向長さy2の30〜70%程度であるのが適当である。上層吸収体56bの幅x6は下層吸収体56bの幅x4の40〜80%程度、もしくは内装体20の外層シート12への固定部分21の幅よりも狭い幅であると、側部弾性部材23の作用により内装体20の両フラップ状部分22が着用者の身体側にカーブするのに伴って、外装シート12の脚開口部LOの縁部周辺も着用者の身体側に向かって付勢されて脚周りに密着しやすくなるため好ましい。
さらに、本発明の吸収体56中には粒子状等の高吸収性ポリマーを含有させることもできるが、含有させるとしても50g/m2以下、かつ吸収体の全体重量(後述の包被シシートを含む)に対して20重量%以下、かつ吸収体56全体での含有量が2g以下であるのが好ましく、高吸収性ポリマーを全く含有させないのがより好ましい。前述のように、上層吸収体56uを有する場合は、上層吸収体56uのみに含有させることが好ましい。
必要に応じて、吸収体56は図示しない包被シートで包むことができる。図示形態のように吸収体56が複数の吸収体層56u,56bからなる場合には、全ての吸収体層56u,56bを一体的に包む形態の他、各吸収体層56u,56bを個別に包む形態を採用することができる。包被シートとしては、水解性の無い素材、具体的には不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等が好適である。不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布や、SMMS不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。目付けは、8〜20g/m2、特に10〜15g/m2のものが望ましい。包被シートで吸収体56を包む主要な目的は、粒子状の高吸収性ポリマーが吸収体56から脱落することを防止することであり、従って、例えば繊維状のような脱落しにくい高吸収性ポリマーを用いる場合や、高吸収性ポリマーを含有させない場合は、必ずしも包被シートを用いる必要はない。特に、下層吸収体56bは、高吸収性ポリマーを含有させず、包被シートで包まないようにすると、吸収体56のフラップ状部分の剛性が高くならないため、好ましい。なお、吸収体56が包被シートで包まれていない場合は、前述の圧縮試験は、吸収体56を包むシートが1枚だけの状態で、例えば図示例の場合は上面がトップシート30のみで、下面がバックシート70のみで包まれた状態で行えばよい。
(その他)
なお、図示しないが、外装シート12と内装体20、ならびに内装体20の各構成部材は、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、スパイラル、サミット塗布などにより相互に固定することができる。接着剤としては、水不溶性または水難溶性のものを好適に用いることができる。
また、パンツ部100は、外面の一部または全部に柄模様を有するのが好ましい。この柄模様は、例えば、外装シート12の内側層12Hの外面やバックシート70の外面に柄模様を印刷したり、外側層12Sと内側層12Hとの間や内側層12Hとバックシート70との間に、柄模様を印刷したシートを別途介在させたりすることによって付与できる。要するに、外面から柄模様を視認できる限り、柄模様を付与する部材は特に限定されない。
<スカート部>
スカート部200は、パンツ部100を覆うように形成された筒状体である。スカート部200の素材としては、シート状資材であれば特に限定無く用いることができ、外装シート12の各層12S,12Hと同様の素材を用いることができる。特に、水中使用後においてもスカート部200がパンツ部100に張り付き難く、スカートらしさが失われない点で、疎水性又は撥水性の不織布を好適に用いることができる。後述するようにスカート部200の両側部をパンツ部100の両側部と一体的に溶着する場合には、スカート部200の素材としてパンツ部100と融着することが可能なものを用いる。
スカート部200は、パンツ部100の全体を覆う必要は無く、図1〜図4に示す形態のように、ウエスト側端縁101から股間部103よりも若干上側の位置までを覆う寸法に形成したり、図15及び図16に示すように、ウエスト側端縁101よりもある程度下側の位置102、例えばパンツ部100の胴端部弾性伸縮部材12Dを有するウエスト側端部12Wよりも若干下側の位置102から、股間部103よりも若干上側の位置までを覆う寸法に形成したり、図示しないがパンツ部100の股間部103よりも下側まで延在する寸法に形成したりすることができる。また、スカート部200は上下方向範囲の少なくとも一部が筒状をなす限り、例えば下端部においては両側部に非接合部又はスリットを設けて、前側部分と後側部分とを分離させることができる。
図3及び図4に示すように、スカート部200は、両側部(幅方向両端部)201及びこれらの間の中間部分202のうち、中間部分202におけるウエスト側端部212のみがパンツ部100の対応部分(図1に示す例ではウエスト側端部12W、図15に示す例では胴周り下部」12Uとなる)に接合され、両側部201はウエスト側端部212及びこれよりも下側の部分213,211がパンツ部100の両側部に接合されている。これらの接合は、ヒートシールや超音波溶着等の溶着手段の他、ホットメルト接着剤等の接着剤によって行うことができる。特に、スカート部200の両側部201は溶着手段により接合し、他の部分は接着剤HMで固定するのが好ましい。スカート部200のウエスト側端部212の幅(上下方向)は適宜定めることができるが、パンツ部のウエスト側端部12Wに接合する場合には、パンツ部100のウエスト側端部12Wと同じか又は狭くするのが好ましい。他の場合も同程度にするのが好ましい。
スカート部200の両側部201は、パンツ部100の適所に接合すれば良いが、図3に示すように、パンツ部100のサイドシール部12Aに接合するのが好ましい。この場合、パンツ部100の腹側部分Fの両側部と背側部分Bの両側部とを重ねて接合する際、その外側にスカート部200の両側部を重ね、これらを一体的に溶着等により接合するのが好ましい。このような一体的な接合によれば、パンツ部100のサイドシール部12Aの接合とスカート部100の両側部の接合が同時に行えるため、製造工程が簡素化でき、好ましい。ここで、融着により接合する場合は、スカート部200のほうがパンツ部100よりも融点が高い素材から構成されていると、パンツ部100の素材が接着剤のように働くため、接合が容易になり、好ましい。またこの場合、スカート部200とパンツ部100との接合部は、パンツ部100のサイドシール部12Aと同じ上下方向範囲にわたり設けるのが好ましい。また、このようにスカート部200の両側部201をパンツ部のサイドシール部12Aに接合する場合、図3に示すように、スカート部200の前側部分200Fと後側部分200Bとを別体のシート状資材により形成し、これら前側部分200Fの両側部と後側部分200Bの両側部との間でパンツ部100のサイドシール部12Aを挟み、この挟持部分においてスカート部200をパンツ部100に接合するのが好ましい。このように、スカート部200の前側部分200Fと後側部分200Bとが別体のシート状資材により形成され、それぞれがパンツ部100の腹側部分Fの両側部と背側部分Bとに別々に固定されていると、使い捨て水着を脱ぐ時に、スカートがないものと同様に、サイドシール部12Aを破るだけで使い捨て水着の側部を開くことができるため、脱ぐのが容易であり、好ましい。
スカート部200の両側部201は、その上下方向全体がパンツ部100に接合されていても良いが、少なくとも下端側の10〜50%の部分がパンツ部100に対して非固定であり、それ以外の部分がパンツ部100に接合されていると、下端側の部分がひらひらとしてスカートらしい外観となるとともに、スカート部200が入水時に捲れ上がり難いものとなるため好ましい。また、図示例のようにスカート部200の両側部201をパンツ部100のサイドシール部12Aに接合する場合、スカート部200の両側部201のうちパンツ部100のサイドシール部12Aと重なるウエスト側部分210のみをパンツ部100のサイドシール部12Aに接合し、これよりも下側の部分211はパンツ部100に固定せずに自由に動くように構成するのが好ましい。
他方、スカート部200は、複数の資材を連結する等により、特性の異なる複数の部分を有することができる。例えば、パンツ部100の両側部に接合された部分と対応する上下方向範囲として定まるウエスト側部分210と、このウエスト側部分210よりも下側に位置し、パンツ部100に接合されていない下側部分211とを有している形態では、ウエスト側部分210はパンツ部100に溶着し易い資材で形成し、下側部分211はパンツ部100に溶着し難い資材で形成することができる。このようにすると、パンツ部100のサイドシール部12Aの接合とスカート部100の両側部の接合を同時に行う際に、下側部分211までシールされるようなシールパターンになっていても、下側部分211はパンツ部100に弱く接合されるため、使用者は着用時に必要に応じて下側部分211の両側部を軽い力で開いて使用することができる。あるいは、下側部分211をパンツ部100に溶着しない資材で形成すると、下側部分211はシールされてもパンツ部100に接合されることはない。
また、スカート部200の下端がシート状資材の端縁であると肌触りが悪くなるため、図示例のように、下側部分211をなすシート状資材を下端で折り返して二重にし、スカート部200の下端にシート状資材の端縁を露出させないようにするのが好ましい。また、このような二重構造の下側部分211においては、外側に位置するシート状資材の上端部と内側に位置するシート状資材の上端部との間に、ウエスト側部分210の下端部を挟み、この挟持部分において下側部分211とウエスト側部分210とを接合することができる。この接合は、ホットメルト接着剤等の接着剤HMの他、ヒートシールや超音波溶着等の溶着手段によって行うことができる。
なお、図示例のように下側部分211とウエスト側部分210の接合部より下側の、下側部分211をなすシート状資材が二重になっている部分は、二重のシートを接着剤等で接合してもよいが、接合せずに中空のままにしてあるほうが、柔らかな風合いが得られ、好ましい。ただし、中間部分では中空でも、両側部では二重のシートが口開きしないように接合されて閉じていることが好ましい。この、口開きを閉じる接合は、ホットメルト接着剤等の接着剤によって行ってもよいが、スカート部100の両側部をパンツ部100に溶着にて接合する際に、下側部分211までシールされるようなシールパターンになっていれば、同時に接合することができるため、好ましい。ただしその場合、下側部分211の二重のシートが口開きしないように接合されるだけでなく、スカート部200の下側部分211の前側部分と後側部分が接合されてしまう。よって、そのようにならないよう、下側部分211を形成するシート状資材を複数層からなる資材とし、二重シートの外側に位置する面は溶着に適さない、あるいは全く溶着しない材料から形成し、二重シートの内側に位置する面は溶着し易い材料から形成するのが好ましい。
また、本発明では、スカート部200の中間部分201とパンツ部100との間が袋状となるため、水中でこの袋状部分220に空気が溜まると、スカート部200が捲れ上がり易くなるとともに、浮力によって動き難くなる。水中でこの袋状部分220に水が満たされても、内部の水が自由に抜け出すことができなければ、装着者の水中移動における抵抗となる。よって、図1に示すように、パンツ部100のウエスト側部分210に、内外に連通する連通孔230が多数形成されているのは好ましい形態である。図示例では、下側部分211には連通孔230が形成されていないが、ウエスト側部分210と同様に連通孔を形成しても良い。このように、少なくともウエスト側部分210に連通孔230が形成されていると、スカート部200の袋状部分220の内外が連通孔230を介して連通し、袋状部分220に空気が溜まることがなくなるとともに、袋状部分220内への水の出入りも自由になる。その結果、スカート部200が捲れ上がり難くなるとともに、浮力によって動き難くなることも無くなる。また、装着者の水中移動における抵抗も少ないものとなる。
この連通孔230の数及び配置は適宜定めることができるが、ウエスト側部分210の全体にわたり散点状に設けられているのが好ましい。なお、散点状とは、行列状や千鳥状等の規則的な配列の他、不規則な配列も含む。連通孔230の大きさは適宜定めることができるが、各連通孔の開口面積が5〜15mm2であるのが好ましく、ウエスト側部分に占める連通孔230の総開口面積の比率は10〜50%、特に20〜30%であるのが好ましい。この他にも、ウエスト側部分210に繊維間の隙間の多い不織布や網状素材を用いることにより空気や水の出入りを促進させ、同様の効果を発揮させることができる。
このような形態は、ウエスト側部分210と下側部分211とを共通のシート状資材で一体的に形成し、ウエスト側部分210にのみ連通孔230を穿孔するようにしても良いが、図1〜図4に示す例のように、ウエスト側部分210をなす孔開きシートの下端部と、下側部分211をなす無孔シートの上端部とを重ねて、ヒートシールや超音波溶着等の溶着手段の他、ホットメルト接着剤等の接着剤によって連結することにより形成することもできる。
また、図1〜図4に示す例では、スカート部200における下側部分211が、上下方向中間において幅方向に沿う折線をもって部分的に内側に折り込まれることにより2段スカートとして形成されている。符号240はこの折り込み部分を示している。このような折り込み240を上下方向に間隔を空けて複数形成することにより、複数段の段付スカートを形成することができる。このような段は、スカート部200を単一のシートから形成する場合や、スカート部のウエスト側部分に設ける場合にも、同様のシートの折り返し構造により形成することができる。もちろん、図15〜図18に示す例のように段を設けなくても良い。
さらにまた、図1〜図10に示すスカート部200や、図15及び図16に示すスカート部200のように、ウエスト側端部212よりも下側に離間した位置、より具体的には、ウエスト側部分210及び下側部分211の境界若しくは境界よりも下側における周方向全体(中間部分202に設けられる限り周方向の一部でも良い)に、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材250を幅方向に沿って伸張した状態で固定すると、弾性伸縮部材250の収縮力によりスカート部200が周方向に収縮してフリルが形成される。また、スカート部200の中間部分202がパンツ部100に対して弾力的に押え付けられるため、スカート部200がより捲れ上がり難くなる。しかも、スカート部200の中間部分202が固定されるわけではないため、スカート部200の動きも確保され、スカートらしさが失われない。
このような弾性伸縮部材250を設ける場合、スカート部200における弾性伸縮部材250を設ける部位を複数枚のシート状資材の接着により形成するとともに、その貼り合わせに際して弾性伸縮部材を伸張状態で挟み、両シート状資材を貼り合わせる接着剤により固定するのが好ましい。図1〜図4に示す例では、段形成のための折り込み部分240を、ウエスト側部分210及び下側部分211の境界まで延在させるとともに、この折り込み部分の上端部におけるシート状資材間に弾性伸縮部材を挟持している。符号HMは前述したとおりホットメルト接着剤等の接着剤を示している。また、図15及び図16に示す例では、下側部分211を構成するシート状資材が下端を折り線として折り畳まれ、下側部分211の上端部までが二重構造とされており、この二重構造部分の上端部におけるシート状資材間に弾性伸縮部材250が挟持されている。
もちろん、図17及び図18に示すように、このような弾性伸縮部材は省略することもでき、その場合でも十分な捲れ上がり防止効果が発揮される。
(その他)
パンツ部100と同様、スカート部200は、外面の一部または全部に柄模様を有するのが好ましい。この柄模様は、例えば、スカート部200を構成するシート状資材の外面又は内面に柄模様を印刷したり、スカート部200が複数のシート状資材の貼り合わせにより形成されている場合にはそれらの間に柄模様を印刷したシートを別途介在させたりすることによって付与できる。要するに、外面から柄模様を視認できる限り、柄模様を付与する部材は特に限定されない。
図1〜図10に示すスカート付使い捨て水着のサンプル(本発明サンプル)を製作するとともに、スカート部200の両側部のウエスト側端部より下側の部分をパンツ部100に接合していないこと以外は本発明サンプルと同様の構造を有する比較サンプルを製作し、水中での挙動等を確認する試験を行った。両サンプルともに、スカート部(ウエスト側部分及び下側部分の両方)の素材は、PP(芯)/PE(鞘)のバイコンポーネント繊維を原料としたスパンボンド不織布にシリコン処理を施した撥水性不織布とした。
試験手順及び結果は図19に示すとおりである。すなわち、各サンプルをダミー人形に装着した状態で水中にゆっくりと入れ、1分経過後にスカート部の状態を確認した。この状態では、比較サンプルはスカート部が完全に捲れ上がっていたが、本発明サンプルは全く捲れ上がっていなかった。
次いで、各サンプルを上下に20cm程度の振幅で停止させずに150回(往復回数)上下動させた。この上下動は5分程度で連続的に行うようにし、停止後の状態を観察した。この状態では、比較サンプルは上下動前と同様にスカート部が完全に捲れ上がっていた(図示せず)が、本発明サンプルは全く捲れ上がっていなかった。また、水中で150回上下動した後でも、水の抵抗によりスカートの接合部が破れることはなかった。
その後、各サンプルを水から上げて5分間静置した後に肌触りを確認したところ、乾燥している触感を示した。
本発明は、スカート付使い捨て水着に適用されるものである。
スカート付使い捨て水着の幅方向拡張状態における正面図である。 スカート付使い捨て水着の装着状態の正面図である(連通孔230、弾性伸縮部材12C,12D等は省略)。 図1の2―2線断面図及び3−3線断面である。 図1の4―4線断面図である。 パンツ部の展開状態を内面側から見た平面図である。 パンツ部の展開状態を外面側から見た平面図である。 図5の5―5線断面図である。 図5の6―6線断面図である。 図5の7―7線断面図である。 パンツ部の幅方向拡張状態における正面図である。 他のパンツ部の断面図である。 別のパンツ部の展開状態を外面側から見た平面図である。 図12の9―9線断面図である。 また別のパンツ部の展開状態を外面側から見た平面図である。 他のスカート付使い捨て水着の装着状態の正面図である(連通孔230、弾性伸縮部材12C,12D等は省略)。 他のスカート付使い捨て水着の縦断面図である。 別のスカート付使い捨て水着の装着状態の正面図である(連通孔230、弾性伸縮部材12C,12D等は省略)。 別のスカート付使い捨て水着の縦断面図である。 水中挙動確認試験の結果を示す、各段階の写真である。
符号の説明
100…パンツ部、12…外装シート、20…内装体、21…固定部、22…両側縁部、30…トップシート、56…吸収体、56u…上層吸収体、56b…下層吸収体、12C,12G,23…各部の弾性伸縮部材、70…液不透過性バックシート、200…スカート部、230…連通孔。

Claims (4)

  1. 股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、これら腹側部分の両側部と背側部分の両側部とが接合されて、胴開口部及び左右一対の脚開口部が形成されたパンツ部と、
    このパンツ部を覆うスカート部と、
    を備えたスカート付使い捨て水着において、
    前記スカート部における両側部及びこれらの間の中間部分のうち、中間部分はウエスト側端部のみが前記パンツ部に接合され、両側部は前記ウエスト側端部及びこれよりも下側の部分が前記パンツ部の両側部に接合されている、
    ことを特徴とするスカート付使い捨て水着。
  2. 前記スカート部は、前記パンツ部の両側部に接合された部分と対応する上下方向範囲として定まるウエスト側部分を有しており、
    前記スカート部のウエスト側部分に、内外に連通する連通孔が形成されている、前記請求項1記載のスカート付使い捨て水着。
  3. 前記スカート部は、疎水性又は撥水性の不織布により形成されている、請求項1又は2記載のスカート付使い捨て水着。
  4. 前記スカート部の少なくとも前記中間部分における前記ウエスト側端部よりも下側に離間した位置に、弾性伸縮部材が幅方向に沿って伸張した状態で固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスカート付使い捨て水着。
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