JP2009176961A - 実装基板の製造方法及び線状光源の製造方法 - Google Patents

実装基板の製造方法及び線状光源の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反りやバリが生じることのない線状の実装基板を得ることのできる実装基板の製造方法を提供する。
【解決手段】金属からなる基板本体12と、基板本体12の上側に形成される絶縁層13、絶縁層13の上側に形成される金属からなる回路パターン14、及び、回路パターン14の上側に形成され絶縁材からなる表層15を有する積層部18と、を備える線状の実装基板11を製造するにあたり、一枚の金属板に複数の線状の積層部18を幅方向に間隙をおいて並べて形成し、金属板における積層部18の間隙の部分をエッチングを用いて除去するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、線状の実装基板と、これを備える線状光源の製造方法に関する。
線状光源装置として、長尺状の基板と、基板の長手方向に沿って配置された複数の発光素子と、発光素子から長手方向へ出射された光を出射方向へ反射させ、発光素子と交互に配置された反射体と、発光素子を樹脂で封止した樹脂封止部とを有する線状光源装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、この線状光源装置を、基板材に並列したザグリ溝を形成する基板切削工程と、それぞれのザグリ溝の底面に複数の発光素子をザグリ溝に沿って配置する実装工程と、ザグリ溝を横断するように基板材を切断してそれぞれのザグリ溝の底面に発光素子が配置された個片とする切断工程とによって製造することが記載されている。
特開2006−278205号公報
しかしながら、特許文献1に記載された製造方法では、基板材を長尺方向に切断しているため、切断時に基板材に剪断方向の力が作用して反りやバリが生じやすい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、反りやバリが生じることのない線状の実装基板の製造方法及びこの実装基板を備えた線状光源の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、金属からなる基板本体と、前記基板本体の上側に形成される絶縁層、前記絶縁層の上側に形成される金属からなる回路パターン、及び、前記回路パターンの上側に形成され絶縁材からなる表層を有する積層部と、を備える線状の実装基板を製造するにあたり、一枚の金属板に、複数の線状の前記積層部を幅方向に間隙をおいて並べて形成する積層部形成工程と前記金属板における前記積層部の前記間隙の部分を、エッチングを用いて除去するエッチング工程と、を含む実装基板の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、上記製造方法によって製造された実装基板と、前記回路パターンに接続される電極パターン及び前記基板本体に接続される放熱パターンを有し、前記実装基板の長手方向に一列に搭載される複数の発光装置と、を備える線状光源を製造するにあたり、前記実装基板の前記回路パターン及び前記発光装置の前記電極パターンと、前記実装基板の前記基板本体及び前記発光装置の前記放熱パターンと、の間にはんだ材をそれぞれ配置し、前記はんだ材を溶融させて前記発光素子を前記実装基板に対して位置決めした後、前記はんだ材を固化させる線状光源の製造方法が提供される。
本発明によれば、反りやバリが生じることのない線状の実装基板を得ることができる。
図1から図15は本発明の第1の実施形態を示し、図1は線状光源装置の外観斜視図である。
図1に示すように、線状光源装置1は、所定方向へ延びる実装基板11と、実装基板11の上面に一列に搭載される複数のガラス封止LED2と、を有している。本実施形態においては、計8つのガラス封止LED2が電気的に直列に実装されている。各ガラス封止LED2は、それぞれ、セラミック基板21(図2参照)上に3つのLED素子22が実装基板11の延在方向へ並んで搭載され、各LED素子22が電気的に直列に接続されている。各LED素子22は、順方向が4.0V、順電流が100mAの場合に、ピーク波長が460nmの光を発する。この線状光源装置1は、計24個のLED素子22が直列に接続されていることから、家庭用のAC100Vの電源を利用すると、各LED素子22に約4.0Vの順方向電圧が印加され、各LED素子22が所期の動作をするようになっている。
図2は線状光源装置の縦断面図である。
図2に示すように、ガラス封止LED2は、フリップチップ型のGaN系半導体材料からなるLED素子22と、LED素子22を搭載するセラミック基板21と、セラミック基板21に形成されLED素子22へ電力へ供給するための回路パターン24と、LED素子22をセラミック基板21上にて封止するガラス封止部23と、を備えている。
LED素子22は、サファイア(Al)からなる成長基板の表面に、III族窒化物系半導体をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層と、n型層と、MQW層と、p型層とがこの順で形成されている。このLED素子22は、700℃以上でエピタキシャル成長され、その耐熱温度は600℃以上であり、低融点の熱融着ガラスを用いた封止加工における加工温度に対して安定である。また、LED素子22は、p型層の表面に設けられるp側電極と、p側電極上に形成されるp側パッド電極と、を有するとともに、p型層からn型層にわたって一部をエッチングすることにより露出したn型層に形成されるn側電極を有する。p側パッド電極とn側電極には、それぞれバンプ25が形成される。本実施形態においては、LED素子22は、厚さ100μmで346μm角に形成される。
セラミック基板21は、アルミナ(Al)の多結晶焼結材料からなり、厚さ方向寸法が0.25mm、長手方向寸法が3.25mm、幅方向寸法が0.9mmに形成される。図2に示すように、回路パターン24は、セラミック基板21の上面に形成されてLED素子22と電気的に接続される上面パターン24aと、セラミック基板21の下面に形成されて実装基板11と電気的に接続される電極パターン24bと、上面パターン24aと電極パターン24bを電気的に接続するビアパターン24cと、を有している。電極パターン24bはセラミック基板21の長手方向両端に形成され、一方が正電極、他方が負電極をなす。また、セラミック基板21の裏面における各電極パターン24bの間には、放熱パターン26が形成される。
上面パターン24a、電極パターン24b及び放熱パターン26は、セラミック基板21の表面に形成されるW層と、W層の表面を覆う薄膜状のNiメッキ層と、Niメッキ層の表面を覆う薄膜状のAgメッキ層と、を含んでいる。ビアパターン24cは、Wからなり、セラミック基板21を厚さ方向に貫通するビアホールに設けられる。本実施形態においては、電極パターン24b及び放熱パターン26は、平面視にて矩形状に形成される。各電極パターン24bは、セラミック基板21の長手方向に0.4mm、セラミック基板21の幅方向に0.65mmの寸法となるよう形成される。また、放熱パターン26は、セラミック基板21の長手方向に1.8mm、セラミック基板21の幅方向に0.65mmの寸法となるよう形成される。各電極パターン24bと放熱パターン26は、セラミック基板21の長手方向に0.2mm離れて形成されている。本実施形態においては、放熱パターン26は、平面視にて各LED素子22と重なるように、各LED素子22の真下に形成されている。
ガラス封止部23は、ZnO−B−SiO−Nb−NaO−LiO系の熱融着ガラスからなる。尚、ガラスの組成はこれに限定されるものではなく、例えば、熱融着ガラスは、LiOを含有していなくてもよいし、任意成分としてZrO、TiO等を含んでいてもよい。図2に示すように、ガラス封止部23は、セラミック基板21上に直方体状に形成され、セラミック基板21の上面からの高さが0.5mmとなっている。ガラス封止部23の側面は、ホットプレス加工によってセラミック基板21と接着された板ガラスが、セラミック基板21とともにダイサー(dicer)でカットされることにより形成される。また、ガラス封止部23の上面は、ホットプレス加工によってセラミック基板21と接着された板ガラスの一面である。この熱融着ガラスは、ガラス転移温度(Tg)が490℃、屈伏点(At)が520℃、100℃〜300℃における熱膨張率(α)が6×10−6/℃、屈折率が1.7となっている。
また、ガラス封止部23に蛍光体23aが分散されている。蛍光体23aは、MQW層から発せられる青色光により励起されると、黄色領域にピーク波長を有する黄色光を発する黄色蛍光体である。本実施形態においては、蛍光体23aとしてYAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体が用いられる。尚、蛍光体23aは、珪酸塩蛍光体や、YAGと珪酸塩蛍光体を所定の割合で混合したもの等であってもよい。
図2に示すように、実装基板11は、金属からなる基板本体12と、基板本体12の上側に形成され樹脂からなる絶縁層13と、絶縁層13の上側に形成され金属からなる回路パターン14と、回路パターン14の上側に形成され絶縁材からなる表層としての白色レジスト層15と、を有している。本実施形態においては、絶縁層13、回路パターン14及び白色レジスト層15が、基板本体12上に形成される積層部18をなしている。
基板本体12は、例えば銅(熱伝導率:380W・m−1・K−1)からなり、各ガラス封止LED2の放熱パターン26とはんだ材31を介して接続される。絶縁層13は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、液晶ポリマー等からなり、導電性を有する基板本体12と回路パターン14との絶縁を図る。回路パターン14は、例えば表面(上面)に薄膜状の金を有する銅からなり、各ガラス封止LED2の電極パターン24bとはんだ材32を介して接続される。白色レジスト層15は、例えば酸化チタンのフィラーが混入されたエポキシ系の樹脂からなり白色を呈する。これにより、線状光源装置1の上面の反射率の向上が図られている。
図3は実装基板の平面図である。
実装基板11は、長手方向が89.5mm、幅方向が1.0mm、厚さ方向が1.0mmに形成される。すなわち、実装基板11は、上面に搭載されるガラス封止LED2よりも幅方向寸法が僅かに大きい。図3に示すように、実装基板11は、長手方向(前後方向)両端に回路パターン14が露出する第1パターン露出部11aを有する。本実施形態においては、実装基板11の長手方向両端に、幅方向(左右方向)に間隔をおいて一対の第1パターン露出部11aが形成される。各第1パターン露出部11aは、前後方向へ延びる矩形状に形成される。
また、実装基板11は、ガラス封止LED2が搭載される部位に、回路パターン14が露出する第2パターン露出部11bと、基板本体12が露出する放熱用露出部11cと、を有する。第2パターン露出部11bはガラス封止LED2の電極パターン24bに対応して形成され、放熱用露出部11cはガラス封止LED2の放熱パターン26に対応して形成される。放熱用露出部11cは実装基板11の幅方向中央にて長手方向へ延び、放熱用露出部11cの長手方向外側に一対の第2パターン露出部11bが形成されている。各放熱用露出部11c及び各第2パターン露出部11bは、各ガラス封止LED2の放熱パターン26及び各電極パターン24bと平面視にて同寸法に形成される。本実施形態においては、隣接する放熱用露出部11c同士の中央部間の距離は11.5mmであり、長手方向両端の放熱用露出部11cの中央部における実装基板11の長手方向端部からの距離は4.5mmである。
以上のように構成された実装基板の製造方法について、図4から図15を参照して説明する。図4は、実装基板の基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
図4(a)に示すように、一枚の矩形状の金属板からなる基板本体12を用意する。本実施形態においては、基板本体12の縦方向寸法は100mm、横方向寸法は10mmである。図4(b)に示すように、用意される基板本体12は、平坦に形成され、厚さが1.0mmである。
図5は、絶縁層のパターンが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図5(b)に示すように、基板本体12の上面に絶縁層13のパターンをスクリーン印刷により形成する。図5(a)に示すように、絶縁層13のパターンは実装基板11の長手寸法及び幅寸法と同寸法であり、複数の絶縁層13のパターンが幅方向(図5(a)において横方向)に複数並べられる。本実施形態においては、絶縁層13の厚さは20μmである。尚、絶縁層13の形成方法はスクリーン印刷に限定されるものではない。
図6は、絶縁層上に回路パターンが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図6(b)に示すように、絶縁層13上にCu箔を貼り付けることにより回路パターン14を形成する。図6(a)に示すように、絶縁層13の上面に全面的にCu箔が貼り付けられ、絶縁層13の上面が回路パターン14により全て覆われるようになっている。本実施形態においては、Cu層の厚さは35μmである。尚、Cu層の形成方法はCu箔を用いたものに限定されるものではなく、例えば印刷等により形成することもできる。
図7は、回路パターン上にレジストマスクが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図7(b)に示すように、回路パターン14上にレジストマスク16をスクリーン印刷により形成する。図7(a)に示すように、レジストマスク16は、回路パターン14における各第1パターン露出部11aから第2パターン露出部11bまでと、隣接する第2パターン露出部11b同士との間に対応するように連続的に形成される。
図8はレジストマスクを利用して回路パターンをエッチングした基板本体を示し、図9はレジストマスクを除去した基板本体を示し、それぞれ、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図8(b)に示すように、レジストマスク16を利用して回路パターン14をエッチングする。これにより、図8(a)に示すように、レジストマスク16により被覆された部分以外の回路パターン14が除去される。
この後、図9(b)に示すように、レジストマスク16を除去する。これにより、図9(a)に示すように、基板本体12に絶縁層13及び回路パターン14が形成される。
図10は、絶縁層の一部を除去した基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図10(b)に示すように、切削加工により絶縁層13の一部を除去し、基板本体12を表面に露出させる。これにより、図10(a)に示すように、絶縁層13に包囲された基板本体12の放熱用露出部11cを形成することができる。
図11は、露出部分及び回路パターンにめっきを施した基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図11(b)に示すように、基板本体12の露出部分及び回路パターン14に無電解めっき法により金のめっき層17を形成する。図11(a)に示すように、絶縁層13により包囲された金属部分にめっき層17が形成される。絶縁層13の外側の基板本体12にはめっき層17は形成されない。
図12は、白色レジスト層が形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。
次いで、図12(b)に示すように、絶縁層13及び回路パターン14上に白色レジスト層15をスクリーン印刷により形成する。これにより、基板本体12に、複数の線状の積層部18が幅方向に間隔をおいて並べて形成された状態となる。図12(a)に示すように、白色レジスト層15は、各第1パターン露出部11a、各第2パターン露出部11b及び放熱用露出部11cが露出するよう形成される。
図13は、ドライフィルムが形成された基板本体を示す平面図である。
図13に示すように、後工程にて実装基板11となる部分及び各実装基板11の連結部41となる部分にレジストマスクとしてのドライフィルム19をスクリーン印刷により形成する。
図14は、ドライフィルムを用いてエッチングされた基板本体の平面図である。
図14に示すように、ドライフィルム19をマスクとしてサブトラクティブ法により基板本体12をエッチングする。本実施形態においては、エッチング剤として塩化第2鉄(FeCl)液が用いられる。これにより、基板本体12における積層部18の間隙の部分をはじめとして、ドライフィルム19により被覆された部分以外の部分が除去される。
図15は、ドライフィルムを除去した基板本体の平面図である。
この後、図15に示すように、ドライフィルム19を除去する。本実施形態においては、ドライフィルム19を水酸化ナトリウム等のアルカリ液を用いてドライフィルム19を除去する。これにより、図15に示すように、複数の実装基板11が、基板本体12の銅材からなる連結部41により接続された中間体40が形成される。この後、中間体40の連結部41を切断することにより、複数の実装基板11を得ることができる。
この後、実装基板11の回路パターン14及びガラス封止LED2の電極パターン24bと、実装基板11の基板本体12及びガラス封止LED2の放熱パターンと、の間にはんだ材31,32をそれぞれ配置し、はんだ材31,32を溶融させてガラス封止LED2を実装基板11に対して位置決めする。このとき、液化したはんだ材31,32により、ガラス封止LED2は自動的に所期の姿勢及び位置に調整される。ガラス封止LED2を実装基板11に対して位置決めした後、はんだ材31,32を固化させることにより、図1に示すような線状光源装置1が完成する。
以上のように、エッチングを用いて各実装基板11の間の銅材を除去するようにしたので、反りやバリのない複数の実装基板11を一括して製造することができる。また、エッチング後は、各実装基板11の長手方向端部が連結部41により接続されるので、各実装基板11の取り扱いが簡単容易である。
尚、本実施形態においては、1つの中間体40から7個の実装基板11を得る例を示しているが、実装基板11の縦方向及び横方向の配列数を増やして例えば50個以上の実装基板11を得るようにし、量産性をさらに向上させてもよい。
本実施形態の線状光源装置1によれば、第1パターン露出部11aを通じて電圧を印加すると、各LED素子22が青色に発光して青色光の一部が蛍光体23aにより黄色に波長変換され、各ガラス封止LED2が白色に発光する。ここで、LEDが従来のように樹脂封止であれば、光のみならず熱によっても黄変等の劣化が生じるため、経時的に光量低下や色度変化が生じる。また、封止材の熱膨張率が大きい(例えば、シリコーンでは150〜200×10−6/℃)ことにより、温度変化による膨張収縮が生じるため、LED素子等の電気接続箇所にて断線が生じてしまう。これに対し、本実施形態のようなガラス封止であれば、光や熱に対して劣化がなく、また熱膨張率がLED素子22と比較的近い値であるため、電気的断線が生じない。尚、ガラスは低融点のガラスに限定されず、例えば、アルコキシドを出発原料として形成されるゾルゲルガラスであってもよい。
また、各ガラス封止LED2の各LED素子22にて生じた熱は、放熱パターン26を介して基板本体12に伝達される。このとき、ガラス封止LED2の各LED素子22は、放熱パターン26の形成部位の真上に位置しており、さらに熱抵抗が大きな絶縁層23を介さず基板本体12と接合されているので、各LED素子22にて生じた熱を的確に放熱パターン26から基板本体12へ伝達することができる。
図16から図19は本発明の第2の実施形態を示すもので、図16は線状光源装置の製造工程を説明する絶縁層及び回路パターンの断面説明図である。以下、第2の実施形態の製造方法について説明する。
図16(a)に示すように、矩形状の樹脂板からなる絶縁層13を用意し、これにCu箔を貼り付けることにより回路パターン14を形成する。絶縁層13の下面には、後工程における銅板との接続のため、エポキシ系の接着剤が塗布されている。次いで、図16(b)に示すように、回路パターン14上にレジストマスク16をスクリーン印刷により形成する。次いで、図16(c)に示すように、レジストマスク16を利用して回路パターン14をエッチングする。この後、図16(d)に示すように、レジストマスク16を除去し、絶縁層13上に所定の回路パターン14が形成された状態となる。
図17は線状光源装置の製造工程を説明するための絶縁層及び回路パターンの断面説明図であり、図18は線状光源装置の製造工程を説明するための基板の平面図である。
次いで、図17(a)に示すように、絶縁層13及び回路パターン14上に白色レジスト層15をスクリーン印刷により形成する。この後、図17(b)に示すように、回路パターン14の露出部分に金のめっき層17を形成する。次いで、図17(c)に示すように、プレス加工により絶縁層13の一部を除去する。そして、図17(d)に示すように、絶縁層13の下面に基板本体12を貼り付ける。これにより、図18に示すように、基板本体12の不要部分のみが絶縁層13から露出した状態となる。
図18は線状光源装置の製造工程を説明するための中間体の平面図である。
この後、図18に示すように、基板本体12の不要部分をエッチングにより除去することで、中間体40を得ることができる。本実施形態においては、各連結部41の基板本体12は、絶縁層13により覆われている。この後、中間体40の連結部41を切断することにより、複数の実装基板11を得ることができる。
以上の工程であっても、エッチングを用いて各実装基板11の間の銅材を除去するようにしたので、反りやバリのない複数の実装基板11を一括して製造することができる。また、エッチング後は、各実装基板11の長手方向端部が連結部41により接続されるので、各実装基板11の取り扱いが簡単容易である。
尚、第1及び第2の実施形態においては、表層として白色レジスト層15を設けたものを示したが、表層を白色レジスト層15に代えて絶縁層13とし、回路パターン14が上下の絶縁層13に挟まれるようにしてもよい。この場合、絶縁層13として例えばポリイミド樹脂、液晶ポリマーを等を用いることができる。
また、第1及び第2の実施形態においては、実装基板11が直線状であるものを示したが、各実施形態と同様の製造工程により、例えば図20に示すような曲線状の実装基板11を製造することも可能である。曲線状の実装基板11を切削等により成形する場合は、直線状のものよりもさらに反り、バリ等が生じやすくなるが、前記各実施形態の製造方法を用いることにより、反り、バリ等のない曲線状の実装基板11を得ることができる。また、このようにして得られた実装基板11を利用して、例えば図21に示すような曲線状の線状光源装置1を製造することができる。従って、前記各実施形態の実装基板の製造方法によれば、如何なる形状の実装基板11であっても、基板本体12に内部応力を生じないよう成形することができ、実装基板11の形状の自由度が向上する。
また、第1の実施形態においては、実装基板11にガラス封止LED2が搭載されるものを示したが、例えば図22に示すように、実装基板11にLED素子22を直接搭載することも可能である。図22の線状光源装置は、基板本体12に銀めっき層101を介してフェイスアップタイプのLED素子122が搭載され、LED素子122の電極と回路パターン14とはワイヤ102により電気的に接続されている。また、LED素子122は、半球状の封止樹脂103により封止されている。この封止樹脂103は、型を用いて実装基板11上で成形して半球状もよいし、液状の状態で実装基板11上に充填した後、実装基板11を上下逆さとして自重により半球状に成形してもよい。また、例えば図23に示すように、LED素子222としてLLO(Laser Lift-Off)タイプのチップを用い、Siからならるサブマウント221を介して実装基板11に搭載するようにしてもよい。
また、前記各実施形態においては、実装基板11として基板本体12が銅である銅ベース基板を示したが、実装基板は他の金属をベースとした基板であってもよい。
また、前記各実施形態においては、各ガラス封止LED2が電気的に直列に接続されるものを示したが、各ガラス封止LED2が並列に接続されるものであってもよい。さらに、各ガラス封止LED2を暖色系のものと寒色系のものを交互に配置し、実装基板11に暖色系のLED2を駆動する回路及び寒色系のLED2を駆動する回路を独立して設け、スイッチ等により駆動回路を切り換えるようにしてもよい。
また、前記各実施形態においては、ガラス封止LED2から白色光が発せられるものを示したが、例えば、ガラス封止部23に蛍光体23aが含まれない構成として、ガラス封止LED2から青色光が発せられるようにしてもよい。また、ガラス封止LED2のLED素子22をフリップチップ型としたものを示したが、フェイスアップ型としてもよい。さらに、1つのガラス封止LED2に3つのLED素子22が一列に搭載されるものを示したが、1つのガラス封止LED2に搭載されるLED素子22の個数、LED素子22の配置状態は任意である。このように、ガラス封止LED2の細部構成、発光色等については適宜に変更が可能である。
また、前記各実施形態においては、発光素子としてLED素子22を用いたものを示したが、LED素子以外の発光素子を用いてもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
図1は本発明の第1の実施形態を示す線状光源装置の外観斜視図である。 図2は線状光源装置の縦断面図である。 図3は実装基板の平面図である。 図4は実装基板の基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図5は絶縁層のパターンが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図6は絶縁層上に回路パターンが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図7は回路パターン上にレジストマスクが形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図8はレジストマスクを利用して回路パターンをエッチングした基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図9はレジストマスクを除去した基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図10は絶縁層の一部を除去した基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図11は露出部分及び回路パターンにめっきを施した基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図12は白色レジスト層が形成された基板本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面説明図である。 図13はドライフィルムが形成された基板本体の平面図である。 図14はドライフィルムを用いてエッチングされた基板本体の平面図である。 図15はドライフィルムを除去した基板本体の平面図である。 図16は本発明の第2の実施形態を示す絶縁層及び回路パターンの断面説明図で、(a)は絶縁層上に回路パターンを形成した状態、(b)は回路パターン上にレジストマスクを形成した状態、(c)はレジストマスクを用いて回路パターンをエッチングした状態、(d)はレジストマスクを除去した状態である。 図17は絶縁層及び回路パターンの断面説明図で、(a)は回路パターン上に白色レジスト層を形成した状態、(b)は回路パターンの露出部分にめっき層を形成した状態、(c)は絶縁層の一部を除去した状態、(d)は絶縁層の下面に基板本体を貼り付けた状態である。 図18は基板本体の平面図である。 図19はドライフィルムを除去した基板本体の平面図である。 変形例を示す実装基板の平面図である。 変形例を示す線状光源装置の外観斜視図である。 変形例を示す線状光源装置の縦断面図である。 変形例を示す線状光源装置の縦断面図である。
符号の説明
1 線状光源装置
2 ガラス封止LED
11 実装基板
11a 第1パターン露出部
11b 第2パターン露出部
11c 放熱用露出部
12 基板本体
13 絶縁層
14 回路パターン
15 白色レジスト層
16 レジストマスク
17 めっき層
18 積層部
19 ドライフィルム
21 セラミック基板
22 LED素子
23 ガラス封止部
23a 蛍光体
24 回路パターン
24a 上面パターン
24b 電極パターン
24c ビアパターン
25 バンプ
26 放熱パターン
31 はんだ材
32 はんだ材
40 中間体
41 連結部
101 銀めっき層
102 ワイヤ
103 封止樹脂
122 LED素子
221 サブマウント
222 LED素子

Claims (6)

  1. 金属からなる基板本体と、前記基板本体の上側に形成される絶縁層、前記絶縁層の上側に形成される金属からなる回路パターン、及び、前記回路パターンの上側に形成され絶縁材からなる表層を有する積層部と、を備える線状の実装基板を製造するにあたり、
    一枚の金属板に、複数の線状の前記積層部を幅方向に間隙をおいて並べて形成する積層部形成工程と、
    前記金属板における前記積層部の前記間隙の部分を、エッチングを用いて除去するエッチング工程と、を含む実装基板の製造方法。
  2. 前記積層部形成工程は、前記絶縁層の上側に金属を全面的に形成した後、エッチングを用いて該金属の一部を除去して前記回路パターンを形成する工程を含む請求項1に記載の実装基板の製造方法。
  3. 前記積層部形成工程は、前記絶縁層の一部を除去して前記基板本体における搭載装置の放熱パターンとの接続部分を露出させる工程を含む請求項2に記載の実装基板の製造方法。
  4. 前記積層部形成工程は、前記回路パターンにおける前記搭載装置の電極パターンとの接続部分が露出するように、前記表層を前記回路パターン上に形成する工程を含む請求項3に記載の実装基板の製造方法。
  5. 前記実装基板は、曲線状である請求項4に記載の実装基板の製造方法。
  6. 請求項4の製造方法によって製造された実装基板と、
    前記回路パターンに接続される電極パターン及び前記基板本体に接続される放熱パターンを有し、前記実装基板の長手方向に一列に搭載される複数の発光装置と、を備える線状光源を製造するにあたり、
    前記実装基板の前記回路パターン及び前記発光装置の前記電極パターンと、前記実装基板の前記基板本体及び前記発光装置の前記放熱パターンと、の間にはんだ材をそれぞれ配置し、前記はんだ材を溶融させて前記発光素子を前記実装基板に対して位置決めした後、前記はんだ材を固化させる線状光源の製造方法。
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