JP2009171421A - Mimo無線通信システム、送信機、受信機およびmimo無線通信方法 - Google Patents

Mimo無線通信システム、送信機、受信機およびmimo無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009171421A
JP2009171421A JP2008009325A JP2008009325A JP2009171421A JP 2009171421 A JP2009171421 A JP 2009171421A JP 2008009325 A JP2008009325 A JP 2008009325A JP 2008009325 A JP2008009325 A JP 2008009325A JP 2009171421 A JP2009171421 A JP 2009171421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver
transmitter
received power
wireless communication
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008009325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5150275B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Hatakawa
養幸 畑川
Takeo Ozeki
武雄 大関
Masayuki Nakano
雅之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Research Inc
Original Assignee
KDDI R&D Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI R&D Laboratories Inc filed Critical KDDI R&D Laboratories Inc
Priority to JP2008009325A priority Critical patent/JP5150275B2/ja
Publication of JP2009171421A publication Critical patent/JP2009171421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5150275B2 publication Critical patent/JP5150275B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行う際の通信効率の向上を図る。
【解決手段】複数の送信機(基地局A,B)と1つの受信機(移動局)の間でMIMO無線通信方式により通信を行うMIMO無線通信システムにおいて、受信機における各送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い送信機からは空間多重方式で受信機への送信を行い、受信電力が弱い送信機からは送信ダイバーシティ方式で受信機への送信を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)無線通信システム、送信機、受信機およびMIMO無線通信方法に関する。
従来、セルラーシステムにおいてセル端にいる移動局の通信品質を改善するために、複数の基地局間で協調してMIMO技術を用いる方法が、例えば非特許文献1で提案されている。非特許文献1記載の従来技術では、移動局が2つの基地局の各々のセル端の重複部分にいる場合、両方の基地局が時空間符号化(STC:Space Time Coding)方式を用いて該移動局と通信を行う。STC方式は、MIMO技術を用いた無線通信方式(以下、MIMO無線通信方式と称する)の一つであり、所要信号対雑音電力比を低減することができる。STC方式以外にも、MIMO無線通信方式としては、例えば、空間多重(SM:Spatial Multiplexing)方式などが知られている。SM方式は、伝送速度を向上させることができる。
三上学,藤井輝也、"複数基地局間協調MIMOを用いたOFDMシステムにおける下りリンク伝送法の検討"、2007年電子情報通信学会ソサイエティ大会、pp.366
しかし、上述した非特許文献1記載の従来技術では、移動局において、2つの基地局からの受信電力がほぼ等しい場合には効率良く通信を行うことができるが、そうではない場合には通信効率が悪くなるという欠点がある(非特許文献1の図3参照)。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行う際の通信効率の向上を図ることのできるMIMO無線通信システム、送信機、受信機およびMIMO無線通信方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るMIMO無線通信システムは、複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行うMIMO無線通信システムにおいて、前記受信機における前記各送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い送信機からは空間多重方式で前記受信機への送信を行い、受信電力が弱い送信機からは送信ダイバーシティ方式で前記受信機への送信を行うことを特徴とする。
本発明に係る送信機は、MIMO無線通信方式の送信機において、空間多重方式の送信処理手段と、送信ダイバーシティ方式の送信処理手段と、空間多重方式と送信ダイバーシティ方式を切り替えるスイッチと、受信機からの情報に基づいて前記スイッチを制御するスイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る送信機において、前記スイッチ制御手段は、受信機からの情報に基づいて該受信機における自送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い場合には空間多重方式を選択し、受信電力が弱い場合には送信ダイバーシティ方式を選択することを特徴とする。
本発明に係る送信機においては、受信機から受信電力情報を受け取ることを特徴とする。
本発明に係る送信機においては、受信機から位置情報を受け取ることを特徴とする。
本発明に係る送信機においては、受信機からMIMO無線通信方式の指定を受けることを特徴とする。
本発明に係る受信機は、MIMO無線通信方式の受信機において、空間多重方式の受信処理手段と、送信ダイバーシティ方式の受信処理手段と、送信機に対して空間多重方式と送信ダイバーシティ方式を切り替えるための情報を送る情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る受信機において、前記情報送信手段は、送信機からの受信電力を示す情報を該送信機に送ることを特徴とする。
本発明に係る受信機において、前記情報送信手段は、自受信機の位置情報を送信機に送ることを特徴とする。
本発明に係る受信機において、前記情報送信手段は、送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い場合には該送信機へ空間多重方式を指示し、受信電力が弱い場合には該送信機へ送信ダイバーシティ方式を指示することを特徴とする。
本発明に係るMIMO無線通信方法は、複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行うMIMO無線通信方法であって、前記受信機における前記各送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い送信機からは空間多重方式で前記受信機への送信を行い、受信電力が弱い送信機からは送信ダイバーシティ方式で前記受信機への送信を行うことを特徴とする。
本発明によれば、複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行う際に、通信効率の向上を図ることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るMIMO無線通信システムの構成を示す概念図である。図1において、MIMO無線通信システムは基地局A,Bと移動局を有する。基地局Aは、移動局との無線通信が可能な範囲となるセル100Aを形成する。基地局Bは、移動局との無線通信が可能な範囲となるセル100Bを形成する。セル100A,100Bは、各々のセル端が重複するセル重複領域110を有する。基地局A,Bは、セル重複領域110にある移動局に対して、MIMO無線通信方式により同時に同一周波数で信号を送信する。移動局は、基地局A,Bの両方からの信号をMIMO無線通信方式により受信する。
図2は、本発明の概要を説明するための概念図である。図2において、セル重複領域110は、3つの領域α,β,γに分割される。領域α,β,γは、移動局における各基地局A,Bからの受信電力に応じて分割される。領域α,β,γの分割方法は、図3に示される。領域αは、当該領域にある移動局において、基地局Aからの受信電力が強く、基地局Bからの受信電力が弱い領域である。領域βは、当該領域にある移動局において、基地局Aからの受信電力も基地局Bからの受信電力も、両方とも弱い領域である。領域γは、当該領域にある移動局において、基地局Aからの受信電力が弱く、基地局Bからの受信電力が強い領域である。
移動局が領域βにある場合、移動局において、基地局Aからの受信電力と基地局Bからの受信電力はほぼ等しい。このため、基地局A,B共に、STC方式を用いて移動局へ信号を送信する。これにより、所要信号対雑音電力比を低減し、通信品質の向上を図る。
移動局が領域α又は領域γにある場合、基地局A,Bからの各受信電力は異なる。このため、受信電力の強い方の基地局はSM方式により移動局へ信号を送信し、受信電力の弱い方の基地局はSTC方式により移動局へ信号を送信する。これにより、受信電力の強い方の基地局からSM方式により移動局へ信号を送信することによって伝送速度が向上するので、大きな受信電力を有効活用することができる。一方、受信電力の弱い方の基地局からSTC方式により移動局へ信号を送信することによって所要信号対雑音電力比を低減することができるので、受信電力の弱さを補って通信品質の向上を図ることができる。
このように、複数の基地局(送信機)と1つの移動局(受信機)の間でMIMO無線通信方式により通信を行う際に、移動局において各基地局からの受信電力に差がある場合にはSTC方式とSM方式を使い分けることで、周波数利用効率が向上し、通信効率の向上を図ることが可能になる。
以下、本実施形態に係る基地局(送信機)と移動局(受信機)について詳細に説明する。
図4は、図1に示す基地局に備わる送信機1の構成を示すブロック図である。図1において、誤り訂正符号器2は、入力される送信データを誤り訂正符号化する。インターリーバ3は、その誤り訂正符号化データをインタリーブする。変調器(Symbol Mapping)4は、インタリーブ後のビット列を変調シンボルにマッピングする。変調方式としては、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM(64-positions Quadrature Amplitude Modulation)などが挙げられる。変調シンボルデータはスイッチ5に入力される。スイッチ5は、入力された変調シンボルデータの出力先を、シリアル−パラレル変換器(S/P)6又はSTCエンコーダ7に切り替える。
シリアル−パラレル変換器6は、変調シンボルデータをパラレル信号に変換する。この変調シンボルデータのパラレル信号はスイッチ8に入力される。STCエンコーダ7は、変調シンボルデータをSTC方式で符号化し、STC符号化データをパラレル信号として出力する。このSTC符号化データのパラレル信号はスイッチ8に入力される。
スイッチ8には、シリアル−パラレル変換器6の出力ポートとSTCエンコーダ7の出力ポートとがそれぞれ入力ポートに接続される。スイッチ8は、シリアル−パラレル変換器6からの入力信号又はSTCエンコーダ7からの入力信号のいずれを出力するのかを切り替える。
スイッチ制御器9は、スイッチ5,8を同期して切り替える。スイッチ制御器9は、SM方式で自送信機を動作させる場合にはスイッチ5,8共にシリアル−パラレル変換器6を選択させる。一方、スイッチ制御器9は、STC方式で自送信機を動作させる場合にはスイッチ5,8共にSTCエンコーダ7を選択させる。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調器10−1,10−2及び多重器11−1,11−2は、2本の送信アンテナTx1,Tx2の各々に対応して設けられる。これにより、2つの無線送信系統を構成する。
スイッチ8から出力されたパラレル信号は、各無線送信系統に分配され、該当のOFDM変調器10−1,10−2に入力される。OFDM変調器10−1,10−2は、入力信号を直交周波数分割多重方式で変調する。多重器11−1,11−2は、直交周波数分割多重信号に対して、所定のパイロット信号を時間多重する。この多重信号は送信アンテナTx1,Tx2から送信される。
本送信機がSM方式で動作する場合、変調シンボルデータはシリアル−パラレル変換器6でパラレル信号に変換されて、2つの無線送信系統を用いて送信される。これにより、無線送信速度は倍になる。一方、本送信機がSTC方式で動作する場合、変調シンボルデータはSTCエンコーダ7によりSTC符号化され、STC符号化データが2つの無線送信系統を用いて送信される。これにより、無線送信速度は元のままであるが、所要信号対雑音電力比を低減することができる。
スイッチ制御器9は、移動局(受信機)から受け取った情報に基づいて、自送信機をSM方式で動作させるか、又は、STC方式で動作させるかを決定する。以下、移動局(受信機)から受け取る情報の例を挙げて説明する。
[移動局(受信機)から受信電力を示す情報を受け取る場合]
移動局は、受信電力の測定機能を有し、基地局に対して該基地局からの受信電力を示す受信電力情報(例えば、受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI))を通知する。スイッチ制御器9は、移動局から受け取った受信電力情報を基準値と比較し、自基地局からの受信電力の強弱を判定する。この結果、自基地局からの受信電力が強い場合には、自送信機をSM方式で動作させる。一方、自基地局からの受信電力が弱い場合には、自送信機をSTC方式で動作させる。
[移動局(受信機)から位置を示す情報を受け取る場合]
移動局は、GPS(Global Positioning System)等の測位機能を有し、自局の位置を示す位置情報(例えば、緯度、経度)を取得し、該位置情報を基地局に通知する。スイッチ制御器9は、自基地局周辺の地図を有し、移動局から受け取った位置情報に基づいて地図上で移動局から自基地局に至る電波伝搬路のパスロス等の電波環境値を計算する。スイッチ制御器9は、その電波環境値に基づいて、移動局における自基地局からの受信電力を推定する。スイッチ制御器9は、その推定した受信電力を基準値と比較し、自基地局からの受信電力の強弱を判定する。この結果、自基地局からの受信電力が強い場合には、自送信機をSM方式で動作させる。一方、自基地局からの受信電力が弱い場合には、自送信機をSTC方式で動作させる。
[移動局(受信機)からMIMO無線通信方式の指定を受ける場合]
移動局は、受信電力の測定機能を有し、各基地局からの受信電力を測定する。移動局は、測定した各受信電力を基準値と比較し、各基地局からの受信電力の強弱を判定する。この結果、受信電力が強い基地局に対してはSM方式を指定し、受信電力が弱い基地局に対してはSTC方式を指定する。スイッチ制御器9は、移動局から指定されたMIMO無線通信方式で自送信機を動作させる。
図5は、図1に示す移動局に備わる受信機30の構成を示すブロック図である。図5において、受信機30は3本の受信アンテナRx1,Rx2,Rx3を有する。受信機において必要な受信アンテナ数は、STC方式で送信している送信機の数を2で割った商と(2本の送信アンテナを一組としてSTCを行っている場合)、SM方式で送信している送信機の送信アンテナ数の総和との和となる。従って、本実施形態のように、各々2本の送信アンテナを用いる2つの送信機との間でSTC方式およびSM方式を用いて通信する場合、受信機30は3本の受信アンテナを備える必要がある。
分離器20−1〜3およびOFDM復調器21−1〜3は、3本の受信アンテナRx1〜3の各々に対応して設けられる。これにより、3つの無線受信系統を構成する。受信アンテナRx1〜3で受信した受信信号は、分離器20−1〜3に入力される。分離器20−1〜3は、受信信号から、時間多重されたパイロット信号を分離する。分離されたパイロット信号は、受信電力計測器22に入力される。OFDM復調器21−1〜3は、パイロット信号分離後の受信信号に対して直交周波数分割多重方式の復調を行う。このOFDM復調信号は、最尤推定(MLD:Maximum Likelihood Detection)器23に入力される。
受信電力計測器22は、受信信号から分離されたパイロット信号に基づいて、各基地局からの受信電力を計算する。受信機30は、基地局からの受信電力を示す情報を該基地局へ送信する。
なお、上述した移動局から基地局へ送る情報の例に応じて、移動局から基地局へ情報を送るための構成は以下のように変更する。
[移動局から位置情報を送る場合]
移動局はGPS等の測位機能を有し、自局の位置を示す位置情報を取得し、該位置情報を基地局に通知する。
[移動局からMIMO無線通信方式を指定する場合]
移動局は、受信電力の測定機能を有し、各基地局からの受信電力を測定する。移動局は、測定した各受信電力を基準値と比較し、各基地局からの受信電力の強弱を判定する。この結果、受信電力が強い基地局に対してはSM方式を指定し、受信電力が弱い基地局に対してはSTC方式を指定する。
最尤推定器23は、OFDM復調信号に対して、STC方式およびSM方式の受信処理を行う。復調器(Symbol Demapping)25は、最尤推定器23の出力信号に対してシンボルデマッピングを行い、軟判定値を得る。デインターリーバ26は、その軟判定値をデインタリーブする。誤り訂正復号器27は、そのデインタリーブ後の信号に対して誤り訂正復号を行う。
ここで、最尤推定器23が行う処理を説明する。図6は、本実施形態に係るMIMO無線通信方式の原理を説明するための概念図である。図6において、基地局Aは、2本の送信アンテナTx1,Tx2を用い、STC方式で送信動作している。基地局Bは、2本の送信アンテナTx3,Tx4を用い、SM方式で送信動作している。移動局は、3本の受信アンテナRx1,Rx2,Rx3を用い、STC方式とSM方式で受信動作している。hnmは送信アンテナTxn(nは1,2,3,4)と受信アンテナRxm(mは1,2,3)間のチャネルの周波数応答を示している。
図7に、各時刻t,t+1における、基地局Aの送信アンテナTx1,Tx2からの送信信号と基地局Bの送信アンテナTx3,Tx4からの送信信号を示す。なお、*は複素共役を表す。この場合、移動局の受信アンテナRx1,Rx2,Rx3が受信する信号r1,t,r2,t,r3,t,r1,t+1,r2,t+1,r3,t+1は、(1)式および(2)式で表される。
Figure 2009171421
最尤推定器23は、この受信信号r1,r2,r3に対して、参照シンボルレプリカを作成し、最尤推定(MLD)により各シンボルを復調する。
上述した実施形態によれば、複数の基地局(送信機)と1つの移動局(受信機)の間でMIMO無線通信方式により通信を行う際に、周波数利用効率を向上させることができる。例えば、基地局Aからの受信電力が小さく、且つ基地局Bからの受信電力が大きい場合、基地局AからはSTC方式で送信することにより移動局における受信電力の弱さを補うことができ、基地局BからはSM方式で送信することにより大きな受信電力を有効利用することができる。
なお、上述の実施形態では、MIMO無線通信方式としてSTC方式とSM方式を例に挙げたが、他の方式を用いることも可能である。例えば、STC方式は送信ダイバーシティ方式の一例であり、STC方式の代わりに他の送信ダイバーシティ方式を用いてもよい。
図8は、本発明の他の実施形態に係るMIMO無線通信システムの構成を示すブロック図である。図8においては、サーバ30を設ける。基地局A,Bとサーバ30の間は通信回線で接続する。基地局Aは、移動局から受け取った情報をサーバ30に送信する。サーバ30は、その情報に基づいて基地局Bで用いるMIMO無線通信方式を決定し、基地局BにMIMO無線通信方式を指示する。以下、移動局から受け取る情報の例を挙げて説明する。なお、基地局Aが自局で用いるMIMO無線通信方式については、上述の実施形態と同様にして決定する。
[移動局から受信電力を示す情報を受け取る場合]
基地局Aは、移動局から自基地局からの受信電力を示す受信電力情報を受け取る。基地局Aは、該受信電力情報をサーバ30へ通知する。サーバ30は、該受信電力情報に基づいて、移動局における基地局Bからの受信電力を推定する。例えば、基地局A,Bの各受信電力は反比例するとして、受信電力の推定を行う。サーバ30は、その推定した受信電力を基準値と比較し、基地局Bからの受信電力の強弱を判定する。この結果、基地局Bからの受信電力が強い場合には、基地局BへSM方式を指示する。一方、基地局Bからの受信電力が弱い場合には、基地局BへSTC方式を指示する。
[移動局から位置を示す情報を受け取る場合]
基地局Aは、移動局から移動局の位置情報を受け取る。基地局Aは、該位置情報をサーバ30へ通知する。サーバ30は、基地局B周辺の地図を有し、移動局から受け取った位置情報に基づいて地図上で移動局から基地局Bに至る電波伝搬路のパスロス等の電波環境値を計算する。サーバ30は、その電波環境値に基づいて、移動局における基地局Bからの受信電力を推定する。サーバ30は、その推定した受信電力を基準値と比較し、基地局Bからの受信電力の強弱を判定する。この結果、基地局Bからの受信電力が強い場合には、基地局BへSM方式を指示する。一方、基地局Bからの受信電力が弱い場合には、基地局BへSTC方式を指示する。
なお、サーバ30は、移動局における基地局Aからの受信電力に基づいて、該移動局がセル重複領域にいる/いないを判断してもよい。サーバ30は、移動局がセル重複領域にいない場合、つまり、基地局Aからのみ通信可能であり基地局Bから通信不可能な場合には、基地局Bに対して移動局に対する送信を行わないように指示する。
さらに他の実施形態として、上述のサーバ30の機能を基地局Bに備えるようにしてもよい。この場合、基地局A,B間を通信回線で接続し、基地局Aがサーバ30へ送っていた情報を基地局Bへ送る。基地局Bは、基地局Aから受け取った情報に基づいて、自基地局で用いるMIMO無線通信方式を決定する。
なお、これら他の実施形態において基地局Aと基地局Bの関係を逆にしてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では送信機を2つにしたが、送信機を3つ以上としてもよい。
本発明の一実施形態に係るMIMO無線通信システムの構成を示す概念図である。 本発明の概要を説明するための概念図である。 本発明に係る領域α,β,γの分割方法を示す図表である。 図1に示す基地局に備わる送信機1の構成を示すブロック図である。 図1に示す移動局に備わる受信機30の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るMIMO無線通信方式の原理を説明するための概念図である。 各時刻における各送信アンテナからの送信信号を示す図表である。 本発明の他の実施形態に係るMIMO無線通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…送信機、5,8…スイッチ、6…シリアル−パラレル変換器(空間多重方式の送信処理手段)、7…STCエンコーダ(送信ダイバーシティ方式の送信処理手段)、9…スイッチ制御器、23…最尤推定器(送信ダイバーシティ方式の受信処理手段、空間多重方式の受信処理手段)、30…受信機、Rx1,Rx2,Rx3…受信アンテナ、Tx1,Tx2…送信アンテナ

Claims (11)

  1. 複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行うMIMO無線通信システムにおいて、
    前記受信機における前記各送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い送信機からは空間多重方式で前記受信機への送信を行い、受信電力が弱い送信機からは送信ダイバーシティ方式で前記受信機への送信を行う、
    ことを特徴とするMIMO無線通信システム。
  2. MIMO無線通信方式の送信機において、
    空間多重方式の送信処理手段と、
    送信ダイバーシティ方式の送信処理手段と、
    空間多重方式と送信ダイバーシティ方式を切り替えるスイッチと、
    受信機からの情報に基づいて前記スイッチを制御するスイッチ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする送信機。
  3. 前記スイッチ制御手段は、受信機からの情報に基づいて該受信機における自送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い場合には空間多重方式を選択し、受信電力が弱い場合には送信ダイバーシティ方式を選択することを特徴とする請求項2に記載の送信機。
  4. 受信機から受信電力情報を受け取ることを特徴とする請求項3に記載の送信機。
  5. 受信機から位置情報を受け取ることを特徴とする請求項3に記載の送信機。
  6. 受信機からMIMO無線通信方式の指定を受けることを特徴とする請求項2に記載の送信機。
  7. MIMO無線通信方式の受信機において、
    空間多重方式の受信処理手段と、
    送信ダイバーシティ方式の受信処理手段と、
    送信機に対して空間多重方式と送信ダイバーシティ方式を切り替えるための情報を送る情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする受信機。
  8. 前記情報送信手段は、送信機からの受信電力を示す情報を該送信機に送ることを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  9. 前記情報送信手段は、自受信機の位置情報を送信機に送ることを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  10. 前記情報送信手段は、送信機からの受信電力の強弱を判定し、受信電力が強い場合には該送信機へ空間多重方式を指示し、受信電力が弱い場合には該送信機へ送信ダイバーシティ方式を指示することを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  11. 複数の送信機と1つの受信機の間でMIMO無線通信方式により通信を行うMIMO無線通信方法であって、
    前記受信機における前記各送信機からの受信電力の強弱を判定し、
    受信電力が強い送信機からは空間多重方式で前記受信機への送信を行い、
    受信電力が弱い送信機からは送信ダイバーシティ方式で前記受信機への送信を行う、
    ことを特徴とするMIMO無線通信方法。
JP2008009325A 2008-01-18 2008-01-18 送信機 Expired - Fee Related JP5150275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009325A JP5150275B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 送信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009325A JP5150275B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 送信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009171421A true JP2009171421A (ja) 2009-07-30
JP5150275B2 JP5150275B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=40972071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008009325A Expired - Fee Related JP5150275B2 (ja) 2008-01-18 2008-01-18 送信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5150275B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217231A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Advanced Telecommunication Research Institute International 無線通信システム
WO2011155255A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 三菱電機株式会社 無線通信システム
WO2012070624A1 (ja) * 2010-11-26 2012-05-31 日本電気株式会社 通信装置、通信装置用回路及び通信方法
CN102725983A (zh) * 2010-01-15 2012-10-10 京瓷株式会社 通信装置和通信方法
JP2013518479A (ja) * 2010-01-27 2013-05-20 ゼットティーイー コーポレーション 協調多入力多出力ビーム形成のデータ送信方法およびシステム
JP2013132053A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Acer Inc 移動通信装置、無線通信システム、フェムトセルおよびそれを用いたリソース割り当て方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072624A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信システム、無線受信装置、および無線送信装置
JP2004328521A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム
JP2005521358A (ja) * 2002-04-01 2005-07-14 インテル・コーポレーション 無線で送信された情報の送信モードをダイナミックに最適化するシステムおよび方法
WO2006123418A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Fujitsu Limited 無線通信装置、移動端末装置及び無線通信方法
JP2007189619A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Toshiba Corp マルチキャリア無線通信システム、制御局、基地局およびマルチキャリア無線通信方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521358A (ja) * 2002-04-01 2005-07-14 インテル・コーポレーション 無線で送信された情報の送信モードをダイナミックに最適化するシステムおよび方法
JP2004072624A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信システム、無線受信装置、および無線送信装置
JP2004328521A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム
WO2006123418A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Fujitsu Limited 無線通信装置、移動端末装置及び無線通信方法
JP2007189619A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Toshiba Corp マルチキャリア無線通信システム、制御局、基地局およびマルチキャリア無線通信方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102725983A (zh) * 2010-01-15 2012-10-10 京瓷株式会社 通信装置和通信方法
JP2013518479A (ja) * 2010-01-27 2013-05-20 ゼットティーイー コーポレーション 協調多入力多出力ビーム形成のデータ送信方法およびシステム
JP2011217231A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Advanced Telecommunication Research Institute International 無線通信システム
WO2011155255A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 三菱電機株式会社 無線通信システム
WO2012070624A1 (ja) * 2010-11-26 2012-05-31 日本電気株式会社 通信装置、通信装置用回路及び通信方法
US9509536B2 (en) 2010-11-26 2016-11-29 Nec Corporation Communication apparatus, circuit for communication apparatus, and communication method
JP2013132053A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Acer Inc 移動通信装置、無線通信システム、フェムトセルおよびそれを用いたリソース割り当て方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5150275B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10230509B2 (en) OFDM frame communication method and apparatus
WO2018201904A1 (zh) 上行传输参数的确定方法及配置信息的发送方法、装置
EP2683096B1 (en) Base station apparatus, user apparatus and communication control method
EP2425545B1 (en) Method and apparatus for multi-antenna uplink transmission
US8208435B2 (en) Base station apparatus, user apparatus and method for use in mobile communication system
JP5150275B2 (ja) 送信機
JP4027912B2 (ja) 送信ダイバーシティを使用する移動通信システムにおける送信ダイバーシティの方式転換装置及び方法
US20150207551A1 (en) Spatial modulation method using polarization and apparatus using the same
US20130210491A1 (en) Radio Base Station and a Method Therein
WO2012120743A1 (ja) 中継装置および中継補助装置
US20230078501A1 (en) Joint channel state information for virtual user equipment
JP2006287669A (ja) 無線通信装置
US8711965B2 (en) Method and apparatus for optimizing transmission diversity
JP2009218718A (ja) 送信機および受信機
JP2007067567A (ja) 通信装置、送信装置および受信装置
JP2015122564A (ja) 通信装置、チャネル推定方法および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5150275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees