JP2009168457A - ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用プログラム - Google Patents

ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが走行規制に対して違反を犯す可能性を高めることなく、かつ、不適切な道路を表示する可能性を低減する技術において、自位置を含む広範囲に渡って走行規制がある場合でも、ユーザに有用なガイドを提供する。
【解決手段】車両用ナビゲーション装置は、自位置21が規制道路31上にあることに基づいて、当該誘導経路上の自位置21から信号機2つ分先にある基準地点23を、当該基準地点23が規制道路であるか否かに関わらず決定し、また、当該誘導経路のうち自位置21から基準地点23までの部分を、表示対象から除外し、さらに、当該誘導経路のうち基準地点23から目的地22までの部分を、画像表示装置に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用プログラムに関するものである。
従来、ナビゲーション装置の分野において、一方通行等の規制によって走行が禁止されている道路上を移動するようユーザに奨めるべきではない、という課題がある。これは、そのような移動を奨めるということは、ユーザが交通違反を犯す可能性を高めることに繋がるからである。
しかしその一方で、走行が禁止されている道路をすべて除外して現在位置から目的地まで経路探索を行うと、目的地までの経路を見つけることができない可能性がある。また、経路探索が細街路を探索対象から除外している場合に、走行が禁止されている道路をすべて除外して現在位置から目的地まで経路探索を行うと、不適切な(例えば不必要に大回りな)経路を算出してしまう可能性がある。
これらの課題および問題を解決するための技術として、特許文献1には、車両付近の道路に走行規制がある場合に、その車両の進行方向の先にある無規制の地点を特定し、特定した地点から目的地までの経路を探索し、探索の結果得た経路を表示する技術が開示されている。
特開平8−285626号公報
しかし、上記のような技術では、例えば自位置を含む広範囲に渡って走行規制がある場合、探索される経路の始点が、自位置から遠く離れてしまう。そのような場合には、ユーザは、自位置から当該始点までの長距離を何のガイドもなく走行しなければならなくなってしまう。
本発明は上記点に鑑み、ユーザが走行規制に対して違反を犯す可能性を高めることなく、かつ、不適切な道路を表示する可能性を低減する技術において、自位置を含む広範囲に渡って走行規制がある場合でも、ユーザに有用なガイドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明においては、目的地までの経路を算出する経路算出機能(100)と、当該経路を画像表示装置(12)に表示させる表示制御機能(200)と、を備えたナビゲーション装置についてのものである。
ただし、このナビゲーション装置は、目的地までの経路として、走行の規制の恐れがある道路を含んだ経路を算出する場合がある。したがって、不適切な道路を表示する可能性を低減することができる。なお、「規制の恐れがある道路(以下、疑規制道路という)」とは、規制があることがわかっている道路、および、規制があるかないか不明な道路の両方を含む概念である
また、このナビゲーション装置は、自位置が規制の恐れがある道路(以下、疑規制道路という)上にあることに基づいて、または、算出された経路上の自位置の前方近傍に疑規制道路があることに基づいて、当該経路上の自位置から先にある基準地点を、当該基準地点が疑規制道路上にあるか否かに関わらず決定し、また、当該経路のうち自位置から基準地点までの部分を、画像表示装置(12)に表示させる対象から除外し、さらに、当該経路のうち基準地点から先の部分を、画像表示装置(12)に表示させる。
このように、ナビゲーション装置は、自位置または経路の前方近傍に疑規制道路がある場合に、自位置から基準地点までの部分を表示させない。したがって、ユーザに対して目の前の疑規制道路の走行を促すことがないので、ユーザが走行規制に対して違反を犯す可能性を高めることがない。
また、経路の表示の始点となる基準地点は、その基準地点が疑規制道路上にあるとないとに関わらず決まるようになっている。したがって、疑規制道路の範囲が自位置を含む広範囲に渡っている場合であっても、基準地点がそれに影響されて自位置から遠くなってしまうことがない。したがって、ユーザは、適度に離れた経路表示の始点およびその始点から伸びる経路を目印として自力で利用道路を決めることができる。すなわち、ナビゲーション装置は、ユーザに有用なガイドを提供することができる。
また、請求項2に記載のように、ナビゲーション装置は、基準地点を、自位置の進行に応じて更新するようになっていてもよい。これにより、自位置の移動につれて経路表示の始点が変化するので、ナビゲーション装置は、継続的にユーザに有用なガイドを提供することができる。
また、請求項3に記載のように、ナビゲーション装置は更に、自位置から基準地点までの直線を画像表示装置(12)に表示させるようになっていてもよい。このようになっていることで、目的地に到るには自位置から概ねどの方向に進めばいいかをユーザは知ることができる。このようにして示される直線は、自位置から目的地までを直線で結ぶ場合と比べ、目的地に到達するために実際に車両が進むべき方向をより正確に示しているので、ユーザにとって進行方向を決めるための手助けとして有用である。
また、請求項4に記載のように、本発明の特徴は、ナビゲーション装置に用いるプログラムとしても捉えることができる。
なお、上記特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成を示す。この車両用ナビゲーション装置1は、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、交通情報受信機15、地図データ取得部16、および制御回路17を有している。
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置、向き、および速度を特定するための情報を制御回路17に出力する。
画像表示装置12は、制御回路17から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。操作部13は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容(ボタンの押下、タッチパネルのタッチ等)に応じた信号を制御回路17に出力する。
地図データ取得部16は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、制御回路17が実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
地図データは、道路データおよび施設データを有している。施設データは、施設毎の名称情報、所在位置情報、施設種類情報等のデータを有している。道路データは、リンクの位置情報、リンク種別情報、ノードの位置情報、ノード種別情報、および、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。
また、道路データは、複数のリンクおよび複数のノードのそれぞれについて、当該リンクまたはノードの規制情報を有している。規制情報は、当該リンクまたはノードにある通行規制の詳細を示す情報である。
通行規制としては、例えば、一方通行、通行禁止等の、当該リンクまたは道路における特定の方向(または全方向)への通行を禁止する規制がある。なお、規制には、常時行われている規制、定期的にある時間帯だけ行われている規制(例えば、9時〜17時まで一方通行)、および、不規則かつ一時的な規制(例えば交通事故による通行止め)等がある。
通行規制の詳細情報は、どの方向への走行が禁止されているか、どの期間に当該規制が実行されているか等の情報を含む。なお、通行規制がないことが(例えば実地調査によって)あらかじめわかっているリンクまたはノードについての通行規制の詳細情報は、規制がない旨の情報のみを含むように構成されている。
また、通行規制があるのかないのか不明なリンクまたはノードも有り得る。このようなリンクまたはノードについての通行規制の詳細情報は、規制があるか否か不明である旨の情報のみを含むように構成されている。
交通情報受信機15は、FMラジオ放送局または道路沿いに設置された路上機から無線送信された道路の渋滞情報、および上述の一時的な通行規制情報等を受信して制御回路17に出力する無線受信機である。
制御回路(コンピュータに相当する)17は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは地図データ取得部16から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、および地図データ取得部16から情報を読み出し、RAMおよび(可能であれば)地図データ取得部16の記憶媒体に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、および交通情報受信機15と信号の授受を行う。
制御回路17がプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、現在位置特定処理、誘導経路算出処理、経路案内処理等がある。
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置(自位置の一例に相当する)や向きを特定する処理である。
誘導経路算出処理は、操作部13からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から当該目的地までの最適な誘導経路を算出する処理である。この誘導経路算出処理を実現するために、制御回路17は、ユーザによる目的地の入力を受け付けた後、図2に示すプログラム100を実行する。
このプログラム100の実行において、制御回路17は、現在位置から目的地までの誘導経路を、例えばダイクストラ法にて算出する(ステップ110)。この際、誘導経路の一部として採用するリンクおよびノードとしては、交通情報受信機15からの規制情報および道路データによって規制のないことがわかっている道路のリンクおよびノードのみである。なお、誘導経路の候補の道路は、主要道(すなわち、細街路でない道路)に限定してもよい。
ただし、特別な場合には、規制のあることがわかっている道路(または主要道)のリンクおよびノード、ならびに、規制があるかないかがわからない道路(または主要道)のリンクおよびノードも、誘導経路の一部として採用する。したがって、目的地までの誘導経路として、規制の恐れがある道路(以下、疑規制道路という)を含んだ経路を算出する場合もある。
特別な場合とは、規制のないことがわかっている道路(または主要道)のリンクおよびノードだけでは、適切な誘導経路を算出できない場合をいう。そのような場合の例としては、規制のないことがわかっている道路(または主要道)のリンクおよびノードだけでは目的地まで到達することが不可能な場合、規制のないことがわかっている道路(または主要道)のリンクおよびノードだけから成る目的地までの最短経路が、疑規制道路も含む最短経路より、非常に長い(例えば5倍以上長い)場合等がある。したがって、制御回路17は、特別な場合には、疑規制道路も誘導経路の候補として採用することで、不適切な道路を表示する可能性を低減することができる。
誘導経路の算出後、制御回路17は、上述の現在位置算出処理によって算出した現在位置が現在の誘導経路上を外れるか(ステップ120)あるいは、現在位置が目的地に到達するまで(ステップ130)待ち、目的地に到着すれば誘導経路算出処理を終了する。また、目的地に到着する前に誘導経路を外れる度に、その時点における現在位置から目的地までの新たな誘導経路を、それまでの誘導経路に代わるものとして、ステップ110と同様に算出する(ステップ140)。
経路案内処理は、地図データ取得部16から地図データを読み出し、算出された誘導経路、目的地、および現在位置等をこの地図データの示す地図上に重ねた画像を、画像表示装置12に出力し、案内交差点の手前に自車両が到達したとき等の必要時に、右折、左折等を指示する案内音声をスピーカ14に出力させる処理である。
図3に、この経路案内処理を実現するために制御回路17が繰り返し実行するプログラム200のフローチャートを示す。制御回路17は、図2に示したプログラム100の開始と共に、このプログラム200の繰り返し実行を開始し、その後は、プログラム100と並列的にプログラム200を実行する。したがって、プログラム100の実行によって誘導経路が変更されると、その変更は、すぐにプログラム200の処理内容に影響する。
このプログラム200の1回分の実行において、制御回路17は、まずステップ210で、現在の誘導経路内に疑規制道路が含まれているか否かを判定し、含まれていれば続いてステップ220を実行し、含まれていれば続いてステップ230を実行する。
ステップ220では、(1)現在の自位置が当該疑規制道路上にあるという条件、および(2)現在の自位置が当該疑規制道路の手前近傍にあるという条件の正否について判定し、いずれか一方の条件でも満たされれば続いてステップ240を実行し、いずれも満たされなければ続いてステップ230を実行する。
ここで、「自位置が疑規制道路の手前近傍にある」とは、具体的には、「自位置から誘導経路に沿って進行方向の第1基準距離以内に、疑規制道路がある」ことをいう。この第1基準距離は、あらかじめ記憶された一定値(例えば200メートル)であってもよいし、各種条件に基づいて変動する値(例えば、車速が増大すると増大する値)であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。
ステップ230では、誘導経路のうち、現在表示させている地図画像中にある部分の全体を、表示画面20に表示させ、かつ、必要であれば、当該経路についての音声等による案内を行う。ステップ230の後、プログラム200の1回分の実行を終了する。
ステップ240では、現在位置から誘導経路に沿って進んだ現在位置近傍の地点の1つを、基準地点として特定する。例えば、現在位置から誘導経路に沿って所定番目(例えば2番目)の交差点を、基準地点としてもよい。また例えば、現在位置から誘導経路に沿って第2基準距離(第1の基準距離より長い)だけ進んだ地点を基準地点としてもよい。この第2基準距離は、あらかじめ記憶された一定値(例えば500メートル)であってもよいし、各種条件に基づいて変動する値(例えば、車速が増大すると増大する値)であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。
このように、基準地点は、そこが疑規制道路上にあるか否かに関わらず決まる。したがって、決定した基準地点が疑規制道路上にある場合もあれば、ない場合もある。
ステップ240に続いてステップ250では、誘導経路のうち、現在位置から基準地点までの部分を除外した経路、すなわち、基準地点から目的地までの部分を、画像表示装置12に、地図と共に表示させる。ただし、その時点で表示させている地図が、基準地点から目的地までの誘導経路をすべてカバーしていない場合(例えば、画像表示装置12の表示している地図が現在位置およびその周辺を含み、目的地を含まない場合)は、当該経路のうち、その時点で表示させている地図に含まれる範囲のみを表示させる。
さらにステップ250では、誘導経路のうち、現在位置から始まり基準地点で終わる直線を、画像表示装置12に表示させる。ステップ230の後、プログラム200の1回分の実行を終了する。
以下、このようなプログラム100、200の実行による制御回路17の作動例について、図4、図5を用いて説明する。まず、ユーザが、操作部13を用いて目的地を新たに入力したとする。この場合、制御回路17は、プログラム200のステップ110で、現在位置から目的地までの誘導経路を算出する。
この誘導経路が、図4に示すように、自位置21から、リンク31、32、33、34、35、36を通って目的地22に到る経路となったとする。そして、自位置21を含むリンク31が疑規制道路であったとする。この場合、制御回路17は、ステップ210および220で肯定判定を行い、続いてステップ240で、自位置21から誘導経路に沿って進んだ位置(図4の例では、自位置21から2個目の交差点の位置)23を基準地点として特定する。そして続いてステップ250で画像表示装置12を制御し、誘導経路のうち、当該基準地点23を始点として目的地22を終点とする部分(すなわち、リンク33〜36)のみを、表示画面20の地図上に表示させる。
このように、自位置の目前の疑規制道路については、経路を表示しないようにすることで、ユーザが規制違反を犯す危険性を避けつつ、目的地に到達するために進むべき方向についてできるだけの情報を提供することにより、ユーザが安全かつ効率的に目的地に到達できるようになる。
さらにステップ250では、自位置21を始点とし基準地点23を終点とする(図4の例においては点線の)直線24を、表示画面20の地図上に表示させる。これによりユーザは、基準地点23まで進むにあたり、どちらの方向に進んでゆけばよいかの指針を得ることができる。
また、制御回路17がプログラム100のステップ110で誘導経路を算出した後、車両が当該誘導経路31〜36を外れて、図5の位置21に至ったとする。この場合、制御回路17は、ステップ120で否定判定を行い、続いてステップ140で、その時点の自位置21から目的地22までの新たな誘導経路を算出する。
このとき、新たな誘導経路は、自位置21から、リンク41、42、43、34、35、36を通って目的地22に到る経路となったとする。そして、自位置21が次に進入するリンク42およびさらに次のリンク43が疑規制道路であったとする。
この場合、制御回路17は、ステップ210および220で肯定判定を行い、続いてステップ240で、自位置21から誘導経路に沿って進んだ位置(図5の例では、自位置21から2個目の交差点の位置)44を基準地点として特定する。そして続いてステップ250で画像表示装置12を制御し、誘導経路のうち、当該基準地点44を始点として目的地22を終点とする部分(すなわち、リンク43、34〜36)のみを、表示画面30の地図上に表示させる。
このように、自位置の目前の疑規制道路については、経路を表示しないようにすることで、ユーザが規制違反を犯す危険性を低く抑えることができる、目的地に到達するために進むべき方向についてできるだけの情報を提供することにより、ユーザが安全かつ効率的に目的地に到達できるようになる。
さらにステップ250では、自位置21を始点とし基準地点44を終点とする(図5の例においては点線の)直線45を、表示画面30の地図上に表示させる。これによりユーザは、基準地点44まで進むにあたり、どちらの方向に進んでゆけばよいかの指針を得ることができる。
ここで、基準地点44は疑規制道路中にある。したがって、表示される誘導経路の始点は、疑規制道路内の点となってしまう。しかし、このようになっていたとしても、ユーザは、自位置の目前の疑規制道路を走行するよう促されるわけではない。
そしてユーザが、規制のない道路を選んで直線45を指針に走行していくと、その走行に従って自位置が進行し、さらにプログラム200の繰り返し実行により基準点の位置も進行する(すなわち、進行方向に移動するように更新される)。
したがって、過去に疑規制道路が誘導経路として表示されていたとしても、自車両がその疑規制道路の充分手前に至った段階では、当該疑規制道路は誘導経路の表示対象から除外される。それゆえ、自位置の目前の疑規制道路を走行するよう促される場面は自位置が進行しても訪れない。ユーザが規制違反を犯す危険性を継続的に低く抑えることができる。
そして、自位置の移動につれて、誘導経路表示の始点が、自位置から見て適度に離れた位置に移動していくので、車両用ナビゲーション装置1は、継続的にユーザに有用なガイドを提供することができる。
以上説明した通り、車両用ナビゲーション装置1は、自位置が疑規制道路上にあることに基づいて、または、誘導経路上の自位置の前方近傍に疑規制道路があることに基づいて、当該経路上の自位置から先にある基準地点を、当該基準地点が疑規制道路上にあるか否かに関わらず決定し、また、当該経路のうち自位置から基準地点までの部分を、画像表示装置12に表示させる対象から除外し、さらに、当該経路のうち基準地点から先の部分を、画像表示装置12に表示させる。
このように、車両用ナビゲーション装置1は、自位置または誘導経路の前方近傍に疑規制道路がある場合に、自位置から基準地点までの部分を表示させない。したがって、ユーザに対して目の前の疑規制道路の走行を促すことがないので、ユーザが走行規制に対して違反を犯す可能性を高めることがない。
また、経路の表示の始点となる基準地点は、その基準地点が疑規制道路上にあるとないとに関わらず決まるようになっている。したがって、疑規制道路の範囲が自位置を含む広範囲に渡っている場合であっても、基準地点がそれに影響されて自位置から遠くなってしまうことがない。したがって、ユーザは、適度に離れた経路表示の始点およびその始点から伸びる経路を目印として自力で利用道路を決めることができる。すなわち、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザに有用なガイドを提供することができる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、自位置から基準地点までの直線を画像表示装置12に表示させるようになっている。このようになっていることで、目的地に到るには自位置から概ねどの方向に進めばいいかをユーザは知ることができる。このようにして示される直線は、自位置から目的地までを直線で結ぶ場合と比べ、目的地に到達するために実際に車両が進むべき方向をより正確に示しているので、ユーザにとって進行方向を決めるための手助けとして有用である。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、上記の実施形態において、制御回路17がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
本発明の実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1の構成図である。 制御回路17が実行するプログラム100のフローチャートである。 制御回路17が実行するプログラム200のフローチャートである。 自位置21から目的地22までの誘導経路の一部33〜36の表示例を示す図である。 自位置21から目的地22までの誘導経路の一部43、34〜36の表示例を示す図である。
符号の説明
1 車両用ナビゲーション装置
20、30 表示画面
21 自位置
22 目的地
23、44 基準地点
24、45 直線
31、32、41、42 非表示経路
33〜36、43 表示経路

Claims (4)

  1. 目的地までの経路として、規制の恐れがある道路(以下、疑規制道路という)を含んだ経路を算出する経路算出手段(100)と、
    前記経路を画像表示装置(12)に表示させる表示制御手段(200)と、を備え、
    前記表示制御手段は、自位置が前記疑規制道路上にあることに基づいて、または、算出された前記経路上の前記自位置の前方近傍に前記疑規制道路があることに基づいて、前記経路上の前記自位置から先にある基準地点を、前記基準地点が疑規制道路上にあるか否かに関わらず決定し、また、前記経路のうち前記自位置から前記基準地点までの部分を、前記画像表示装置(12)に表示させる対象から除外し、さらに、前記経路のうち前記基準地点から先の部分を、前記画像表示装置(12)に表示させることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記基準地点を、前記自位置の進行に応じて更新することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記表示制御手段は更に、前記自位置から前記基準地点までの直線を前記画像表示装置(12)に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
  4. 目的地までの経路として、規制の恐れがある道路(以下、疑規制道路という)を含んだ経路を算出する経路算出手段(100)、および
    前記経路を画像表示装置(12)に表示させる表示制御手段(200)として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記表示制御手段は、自位置が前記疑規制道路上にあることに基づいて、または、算出された前記経路上の前記自位置の前方近傍に前記疑規制道路があることに基づいて、前記経路上の前記自位置から先にある基準地点を、前記基準地点が疑規制道路上にあるか否かに関わらず決定し、また、前記経路のうち前記自位置から前記基準地点までの部分を、前記画像表示装置(12)に表示させる対象から除外し、さらに、前記経路のうち前記基準地点から先の部分を、前記画像表示装置(12)に表示させることを特徴とするプログラム。
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