JP2009164677A - 露出制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔と背景とが混在するシーンにおいて、適切な露出制御を行うことが困難であるという課題があった。
【解決手段】露出制御装置は、被写体を撮像した映像信号における顔位置を検出する顔位置判定手段106と、撮像画面を複数の測光領域に分割し、顔位置判定手段106で検出した顔位置を含む測光領域における第1の輝度情報と、顔位置を含む測光領域に隣接し顔位置を含まない測光領域における第2の輝度情報とを取得する輝度情報取得手段105と、第1の輝度情報と第2の輝度情報との差分を算出する輝度差分除去手段110と、輝度差分除去手段110の出力を基に、露光制御値を算出する収束位置算出手段111と、露光制御値を用いて、撮像手段における露光量を制御する露光制御手段112とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置において、映像信号を基に露出制御を行う露出制御装置に関し、特に顔の撮像に適した露出制御装置に関する。
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなど撮像装置においては、被写体に応じた最適な自動露出制御を行うことで、より美しい撮像を可能とする提案が種々なされている。
特許文献1では、被写体を撮像する事により得られる被写体像を元に顔検出処理を行い、顔画像部分とされる位置を含むAE領域より得られる輝度情報に基づいて、露出制御を行い、顔画像部分の明るさを適正にした被写体像を取得する技術が開示されている。
顔画像部分に対する露出制御においては、顔画像部分の明るさと背景などのその他の部分(以下、背景部分)の明るさとを適正にすることを目的に、背景部分の取得については顔画像部分を元に推測した胴体部分を用いたり(特許文献2)、顔画像部分を含めたヒストグラムによる周辺との輝度差分を利用した露出制御装置(特許文献3)が提案されている。
特開2007−228201号公報 特開2007−180629号公報 特開2007−201979号公報
しかしながら、上記従来の露出制御装置では、露出制御を行う基準の輝度情報の中に顔と背景とがどの程度含まれているか、顔の持つ輝度と背景部分の持つ輝度との差分がどの程度あるかが不明であり、被写体像の環境が判断できない事から、その状態で露出制御を行うと適正な露出制御が行えないという課題があった。
本発明の露出制御装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の出力信号から映像信号を生成する信号処理手段と、前記映像信号における顔位置を検出する顔位置判定手段と、前記顔位置を含む領域における映像信号の第1の輝度情報と、前記顔位置に隣接した周辺領域における映像信号の第2の輝度情報とを取得する輝度情報取得手段と、前記第1の輝度情報と前記第2の輝度情報との差分を算出する輝度差分除去手段と、前記輝度差分除去手段の出力を基に、露光制御値を算出する収束位置算出手段と、前記露光制御値を用いて、前記撮像手段における露光量を制御する露光制御手段と、を備えたものである。
本発明による露出制御装置によれば、背景の混在した顔の輝度データから、背景の輝度データを除去する事で、顔のみの輝度データを取得できる。これにより顔と背景の両方の輝度を適切とする露出制御を行う上で必要な、顔と背景それぞれの輝度データを取得する事が出来るようになり、顔と背景の輝度差の違いや顔の大きさなどの被写体条件によることなく、常に適切な露出制御が行うことができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は本発明に係る露出制御装置を適用したカメラについて、その基本的な構成を示すブロック図である。101はレンズユニット、102は指定された制御値に従って露出を変化させる絞り、103はレンズユニット101より入射した撮像データを受光する映像素子である。104は指定された制御値に従って撮像素子103で得られた撮像データに対し感度調節を行うAFEで、105はAFE104で感度調節の行われた撮像データを取得するための輝度情報取得手段で、106はAFE104で感度調節の行われた撮像データの中に人の顔があるかどうかを判定するための顔位置判定手段である。107は顔位置判定手段106にて判定された顔の情報より、撮像データのどの部分に顔の情報があるかを算出する顔情報算出手段であり、108は顔情報算出手段107にて得られた撮像データに対する顔の位置と顔の大きさを元に、撮像データにおける顔の位置と、顔周辺部分の位置を算出をする補正方法算出手段である。109は補正方法算出手段108より得られる撮像データのどこに顔の情報があるかの位置情報より、輝度情報取得手段より得られる被写体の輝度データの中から顔の輝度データと、顔と背景が混じった輝度データと、顔を含まない背景のみの輝度データとを分類する輝度情報選択手段であり、110は輝度情報選択手段にて分類された顔と背景が混じった輝度データより背景の輝度データの輝度情報を除去する輝度差分除去手段であり、111は輝度差分除去手段110より得られる顔の輝度データと背景の輝度データを元に、撮像データ全体が適正な露光になるように露出制御値を算出する収束位置算出手段である。112は収束位置算出手段111で得られる露出制御値を元に露出制御を行う絞り102やAFE104や後述するTG113へそれぞれの制御値を指示する露出制御手段であり、113は露出制御手段112より指定された制御値に従い、撮像素子103で行われる被写体の受光時間を設定するTGであり、114はTG113にて設定された受光時間に従い、撮像素子103で行われる撮像データの受光量を調節する電子シャッタである。
図2を用いて輝度情報取得手段105における映像データの取得方法について説明する。AFE104にて感度調節が行われた撮像データは、そのまま受光しようとすると撮像素子103が持つ解像度の数だけ映像データの取得処理を行う必要がある。そこで撮像データを縦と横それぞれ複数のブロックに分割し、そのブロックごとに映像データを取得する事で取得処理の最適化を行っている。この時、縦と横の複数のブロックをまとめた物を全体BM枠201とし、分割したブロック一つ一つをBM枠202とする。また、全体BM枠201の縦と横のそれぞれの数は任意である。
図3を用いて輝度情報選択手段109における輝度データの分類方法について説明する。
補正方法算出手段108より得られる顔の位置情報は資格の形で表すことが出来、これはBM枠201に対して、顔がどの位置にどの位の大きさで顔が存在するかを表す事が出来る。これを顔の枠(301)とする。輝度情報取得手段105にて設定されている全体BM枠201と顔の枠(301)を重ね合わせる事で、顔の枠301とBM枠202の位置関係を三つに分けることが出来る。302は顔の枠301がBM枠202に対してある程度重なっているBM枠であり、303は顔の枠301がBM枠202にまったく重なっていないBM枠であり、304は顔の枠301がBM枠202に対して全て重なっているBM枠を示す。
前述した図1の各ブロックの説明と図1のブロック図を元に、本発明における実施の形態1を説明する。
映像を撮像する際に、レンズユニット101から入射した被写体は、絞り102を通して電子シャッタ114による受光量を調節された後に撮像素子103にて受光される。受光データはAFE104による感度調節を経て、映像データとして顔位置判定手段106と輝度情報取得手段105に出力される。
輝度情報取得手段105においては前述した図2に示すようにBM枠201ごとに撮像データを分割して取得し、BM枠201ごとの輝度データを提供できるようにする。
顔位置判定手段106では、顔の特徴(目、鼻、口などの陰影や輪郭など)を満たしている映像を映像データの中から検索し、顔と判定した場合には、顔の位置と、顔の大きさの情報を決定する。この時、顔は人により異なった輪郭を持っているが、ここで決定される顔の情報は前述した図3に示すように、顔を四角形に見立てた顔の枠301となる。
顔情報算出手段107においては、顔位置判定手段106から得られる顔の位置と大きさの情報を元に、撮像データに対して配置されている全体BM枠201のどの位置に顔が存在するかの判定を行い、BM枠202ごとに顔が存在するかの存在情報(以下、顔存在情報)と顔の面積が占める割合情報(以下、顔割合情報)と、BM枠202内のどの位置に顔の情報があるかの位置情報(以下、顔位置情報)を算出する。
補正方法算出手段108では、顔の枠301と位置が重なるBM枠202の輝度情報を取得するよう、輝度情報取得手段105に設定する。また、BM枠301に対する顔位置情報を元に、顔の映像データを含まず、顔の位置に一番近いBM枠303の位置を算出し、そのBM枠303を背景として輝度情報を取得するよう輝度情報取得手段105に設定する。この時、輝度情報取得手段105にてあらかじめBM枠201毎に輝度データを取得しておく事で、補正方法算出手段108において輝度情報取得手段105へ輝度情報を取得する設定を省く事ができる。
輝度情報選択手段109では、輝度情報取得手段105にて取得されたBM枠202毎の輝度データの中で、顔と背景が混在しているBM枠302の輝度データと背景のみのBM枠303の輝度データを取得する。また、顔と背景が混在しているBM枠302の輝度データについては、顔割合情報の値があらかじめ定められた値を超えている場合に限り、顔の画像データが含まれているものとし、顔の輝度データとして取得する。
輝度差分除去手段110では、補正方法算出手段108にて算出された顔が含まれた輝度データと背景の輝度データとの差分を算出する事で、顔のみとされる輝度データを作り出す。これらの処理を顔が含まれているBM枠の個数分行い、取得できた輝度データの平均値を最終的な顔の輝度データとする。また、全てのBM枠の輝度データの平均値を全画面の輝度データとする。
収束位置算出手段111においては、輝度差分除去手段110で得られた顔の輝度データと全画面の輝度データを元に、露光調節を行うための制御値を算出する。この時、顔の輝度データのみを参照して収束位置を算出した場合、顔に対しては適正な露光制御が行えるが、被写体の環境によっては最終的に得られる被写体の輝度が適正ではなくなってしまうため、全画面の輝度データが映像データとして問題の無い明るさになるように、露光制御量を制限する。
露出制御手段112では収束位置算出手段111にて算出された露光制御量に従い、絞り102やAFE104、電子シャッタ114の制御を行うTG113に対して制御値を出力する事で全体的に適正な明るさとなるようにする。
図4は本発明の露出制御装置について、レンズより映像データを取得した後に、補正方法算出手段108、輝度情報選択手段109、輝度差分除去手段110、収束位置算出手段111および露出制御手段112で行われる処理手順を示すフローチャートである。
顔検出を行う条件が整っている場合(ステップ401でYES)は、入力された映像データの中に顔が含まれているかどうかの検出動作が行われる(ステップ402)。顔検出を行う条件が整っていない場合(ステップ401でNO)は被写体に顔がある事を考慮しない露出制御(通常AE)が行われる(ステップ406)。
顔の検出動作の結果、映像データ内に顔が存在する場合(ステップ403でYES)は顔に対する露出制御(顔検出AE)を行うための顔の位置情報や大きさの情報を取得し(ステップ404)、顔と背景を考慮した顔検出AEが行われる(ステップ405)。
顔の検出動作の結果、映像データ内に顔が含まれていないと判定された場合(ステップ403でNO)は顔の情報を参照しない通常AEの制御(ステップ406)を行う。
顔検出AE(ステップ405)または通常AE(ステップ406)によって算出された露光制御量により、絞り102、電子シャッタ及びAFE104の制御値が確定され、被写体に対する露出制御が行われる。
図5は顔が検出された際に、顔に関係する情報の取得(図4のステップ404)について更に詳細にしたフローチャートである。
映像データ内に顔情報があった場合に行われる顔検出AEの制御では、まず顔に関係する情報(ステップ404)を元に全体BM枠201の何処に顔が該当するかを判定し、顔位置判定手段106で得られた顔の情報をBM枠202に対する位置情報に変換する(ステップ501)。
ステップ501で取得できる顔の位置情報を元に、BM枠202の一つずつを参照し、それぞれのBM枠202毎に顔の情報が含まれていれば次の処理へ進み(ステップ502でYES)、顔の情報が含まれて居なければ次のBM枠を参照する(ステップ502でNO)処理を全てのBM枠に対して行い、顔のみの情報が含まれたBM枠304と、顔の情報とそれ以外の情報(背景など)が含まれたBM枠302と顔の情報の直ぐ近くにあり、かつ顔の情報がまったく含まれていないBM枠303に分類を行う。
顔の情報が含まれたBM枠302に対しては顔の情報がBM枠のどのくらいの割合を占めるかを確認し、その値が任意の値以上であれば顔の情報が有効であると判定する(ステップ503でYES)。顔の情報がBM枠に対し任意の値以下である場合は、顔の情報よりもそれ以外の情報(背景など、顔でない部分)が及ぼす影響が大きいため、そのBM枠に対する処理は行わず、次のBM枠の参照を行う(ステップ503でNO)。
顔の情報が有効とされたBM枠のうち、BM枠302のように顔の輝度情報と背景の輝度情報が混在している場合は背景の輝度情報を除去するために背景のみの輝度情報を取得する処理へ進む(ステップ504でNO)。BM枠304のようにBM枠に対し顔の輝度情報が全てを満たしている場合にはBM枠の持つ輝度情報が全て顔となるため、背景データは必要なく、露出制御処理(ステップ508)へ進む(ステップ504でYES)
顔と背景の輝度情報が混在しているBM枠302において、顔が存在する位置はステップ501で取得できている。顔の情報がある側の隣のBM枠は引き続き顔の情報が存在しているので顔の情報がある側の反対側のBM枠303を背景として輝度データを取得する(ステップ505)。
BM枠302の輝度データとステップ505で得られた背景の輝度データの差分はBM枠302に顔の輝度データが存在するために発生する差分に相当するため、差分値をBM枠302の輝度データから除算する事で顔のみの輝度データを取得する(ステップ507)。
ステップ502の分岐よりステップ507の輝度データ取得までをBM枠一つずつについて行い、算出されたBM枠ごとの輝度データを平均した値を顔の輝度データとする。
顔の輝度データに対してのみ露出制御量を算出すると、顔以外の被写体の輝度が適正にならない為、顔の情報に寄らない全てのBM枠の輝度データの平均値と顔の輝度データ値がそれぞれ適正な値になるように露出制御量の算出を行う(ステップ508)
以上のように、本実施の形態によれば、背景の混在した顔の輝度データから、背景の輝度データを除去し、顔のみの輝度データを取得することによって、顔と背景との輝度差の違いや顔の大きさなどの被写体条件によることなく、常に適切な露出制御が行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について以下に説明する。実施の形態1の輝度情報取得手段105において、映像データ全体に対し全体BM枠201を配置する事で映像データを取得していたが、実施の形態2では補正方法算出手段108により得られる顔の位置情報を元に顔を中心に全体BM枠を配置する事で、より詳細な顔の映像データを取得できるようになる。
また、顔を中心に全体BM枠を配置したままだと、全体の映像データが取得できなくなるため、任意の間隔をおいて全体BM枠を配置しなおす事で顔と全体の映像データの両方を取得できるようにする。
図6は本発明の実施の形態2における全体BM枠の遷移について説明した物で、601は特定の被写体(本発明の場合)、顔を中心に配置された全体BM枠である。映像データに配置された全体BM枠201と顔に配置された全体BM枠601の状態は任意のタイミングで切り替える事ができるものとする。
図7は本発明の実施の形態2における映像データ取得について説明したブロック図である。701は顔情報算出手段107より得られる映像データに対する顔の位置と大きさより、顔のデータのみを収集できるような全体BM枠601を配置する場所を算出する補正手段であり、702は補正方法算出手段701より得られる全体BM枠601の情報に基づいて任意の場所に全体BM枠601を配置し、輝度情報を取得する輝度情報取得手段である。
図8のフローチャートは実施の形態2における顔の輝度情報の取得処理について記述した物である。前述した実施の形態1では、同様に前述した図5のフローチャートにあるとおり、全体BM枠201の何処に顔が該当するかを判定した後にBM枠202ごとに顔の位置情報を算出し(ステップ501)、BM枠202ごとに顔の情報が含まれているかの判定を行い(ステップ502)、BM枠202における顔の情報の割合が任意の値よりも大きなBM枠の輝度情報のみを顔の輝度情報としていた上で(ステップ503)、BM枠202に対して顔のみの情報で満たされている場合は不要な処理を回避していた(ステップ504)。また、顔の情報のある側の反対側のBM枠303を背景データとして取得していた(ステップ505)。更に顔と背景の輝度が混在したBM枠302が存在しているため、背景の輝度情報を用いた背景情報除去処理(ステップ506)を行い、顔のみの輝度情報作成処理を行っていた(ステップ507)。
本発明の実施の形態2においては、上記のステップ501からステップ506が不要となる。補正方法算出手段701より得られる全体BM枠の配置状態が映像データ全体に配置された全体BM枠201か、顔にのみは位置された全体BM枠601なのかを判定し(ステップ801)、全体BM枠201の配置状態ならば(ステップ801でNO)、映像データ全体の輝度データを取得する処理を行い(ステップ802)、配置状態が全体BM枠601の配置状態ならば(ステップ801でYES)、BM枠202は全て顔のみの情報となっているBM枠304として顔の輝度データの取得する処理を行う(ステップ507)。取得された顔と全体の輝度情報に対して行う露出制御においては実施の形態1と同じである。
以上のように、本実施の形態によれば、顔の位置情報を元に顔を中心に全体BM枠を配置する事で、より精度の良い顔のみの輝度データを取得することができ、顔と背景との輝度差の違いや顔の大きさなどの被写体条件によることなく、常に適切な露出制御が行うことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について以下に説明する。実施の形態2においては前述の図6の説明にあるとおり、全体BM枠201と全体BM枠601を任意のタイミングで切り替える事により映像データ全体の輝度データと顔の輝度データの両方を取得していた。そのため、全体BM枠201を設定している時には顔の輝度データが取得できず、全体BM枠601を設定している時は映像データ全体の輝度データが取得できないため、最終的な映像データの取得に遅れが発生してしまい、最終的に行う露出制御が適正とならない恐れがある。
本発明の実施の形態3では映像データ全体に対して設定された全体BM枠と顔のみに設定された全体BM枠を同時に設定する事で映像データの取得の遅れを解消すると共に、正確な顔の輝度情報の取得を行えるようにするものである。
図9は本発明の実施の形態3における全体BM枠の遷移について説明した物で、901は特定の被写体(本発明の場合、顔)を中心に配置された全体BM枠である。映像データに配置された全体BM枠201と顔に配置された全体BM枠901は同時に配置できるものとする。
図10は本発明の実施の形態3における映像データ取得について説明したブロック図である。1001は顔情報算出手段107より得られる映像データに対する顔の位置と大きさより、顔のデータのみを収集できるような全体BM枠901を配置する場所を算出する補正手段であり、1002はBM枠201より得られる映像データ全体の輝度情報を取得すると共に、補正方法算出手段1001より得られる全体BM枠901の情報に基づいて任意の場所に全体BM枠901を配置して、顔のみの輝度情報を取得する輝度情報取得手段である。
図11のフローチャートは実施の形態3における顔の輝度情報の取得処理について記述した物である。前述した実施の形態2では、同様に前述した図8のフローチャートにあるとおり、現在の全体BM枠の状態が全体BM枠201と全体BM枠601のどちらかであるかを判定し(ステップ801)、全体BM枠201の状態ならば映像データ全体の輝度データの取得を行い、全体BM枠601の状態ならば顔の輝度データの取得を行っていた。 本発明の実施の形態3においては上記のステップ801が不要となる。輝度情報取得手段1002より顔のみに配置された全体BM枠901より取得できる映像データは全て顔の輝度データとして取得し(ステップ1101)、 映像データ全体に配置された全体BM枠201より背景の輝度データを取得する(ステップ1102)。取得された顔と背景の輝度情報に対して行う露出制御においては実施の形態1と同じである。
以上のように、本実施の形態によれば、映像データ全体に対して設定された全体BM枠と顔のみに設定された全体BM枠を同時に設定する事で映像データの取得の遅れを解消すると共に、正確な顔の輝度情報の取得を行うことができ、顔と背景との輝度差の違いや顔の大きさなどの被写体条件によることなく、常に適切な露出制御が行うことができる。
本発明にかかる露出制御装置によれば、背景の混在した顔の輝度データから背景の輝度データを除去する事で、顔と背景それぞれの輝度データを取得する事ができ、顔と背景の輝度差の違いや顔の大きさなどの被写体条件によることなく、常に適切な露出制御が行えるものであり、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなど撮像装置において有用である。
本発明の実施の形態1における全体回路ブロック図 本発明の実施の形態1における映像データの取得処理構造を表す図 本発明の実施の形態1における顔検出情報の形態とBM枠の分類構造を表す図 本発明の実施の形態1における顔検出AEの処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における主要部分に係るフローチャート 本発明の実施の形態2における映像データの取得処理構造を表す図 本発明の実施の形態2における全体回路ブロック図 本発明の実施の形態2における主要部分に係るフローチャート 本発明の実施の形態3における映像データの取得処理構造を表す図 本発明の実施の形態3における全体回路ブロック図 本発明の実施の形態3における主要部分に係るフローチャート
符号の説明
101 レンズ部
102 絞り
103 撮像素子
104 AFE
105 輝度情報取得手段
106 顔位置判定手段
107 顔情報算出手段
108 補正方法算出手段
109 輝度情報選択手段
110 輝度差分除去手段
111 収束位置算出手段
112 露出制御手段
113 電子シャッタ制御部
201 輝度情報取得枠(全体BM枠)
202 輝度情報取得単位枠(BM枠)
301 顔検出枠
302 顔と背景が混在したBM枠
303 顔のみのBM枠
304 顔に対して直近の背景のみのBM枠
601 顔のみに配置された輝度情報取得枠(全体BM枠)
701 輝度情報取得枠の配置を算出する補正方法算出手段
702 指定された位置に対して輝度情報取得枠の配置を行う輝度情報取得手段
901 顔のみに配置された輝度情報取得枠(全体BM枠)
1001 補正方法算出手段
1002 複数の輝度情報取得枠に対して輝度情報の取得を行う輝度情報取得手段

Claims (5)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の出力信号から映像信号を生成する信号処理手段と、
    前記映像信号における顔位置を検出する顔位置判定手段と、
    前記顔位置における輝度情報を検出する顔輝度検出手段と、
    前記顔輝度検出手段の出力と撮像画面全体の平均輝度情報とを基に、露光制御値を算出する収束位置算出手段と、
    前記露光制御値を用いて、前記撮像手段における露光量を制御する露光制御手段と、
    を備えた露出制御装置。
  2. 前記顔位置における輝度情報と前記撮像画面全体の平均輝度情報とを、同時に求める請求項1に記載の露出制御装置。
  3. 前記顔輝度検出手段は、
    撮像画面を複数の測光領域に分割し、前記顔位置判定手段で検出した顔位置を含む測光領域における第1の輝度情報と、前記顔位置を含む測光領域に隣接し顔位置を含まない測光領域における第2の輝度情報とを取得する輝度情報取得手段と、
    前記第1の輝度情報と前記第2の輝度情報との差分を基に、顔のみの輝度情報を算出する輝度差分除去手段と、
    を備えた請求項2に記載の露出制御装置。
  4. 前記輝度情報取得手段は、前記測光領域における、顔位置と顔位置以外との割合が、所定の値を超えるものを第1の輝度情報として取得する請求項3に記載の露出制御装置。
  5. 被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の出力信号から映像信号を生成する信号処理手段とを備えた撮像装置における露出制御方法であって、
    前記映像信号における顔位置を検出する顔位置判定ステップと、
    前記顔位置における輝度情報を検出する顔輝度検出ステップと、
    前記顔輝度検出ステップの出力と撮像画面全体の平均輝度情報とを基に、露光制御値を算出する収束位置算出ステップと、
    前記露光制御値を用いて、前記撮像手段における露光量を制御する露光制御ステップと、
    を含む露出制御方法。
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