JP2009163975A - 有機エレクトロルミネッセンス装置およびその製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1基板に形成された膜を損傷することなく、第1基板と第2基板とを所定の隙間を介して貼り合せることのできる有機EL装置、およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】有機EL装置100を製造するにあたって、第1基板10の周辺領域10cに沿って、紫外線硬化性の第1シール材91aを塗布する第1シール材塗布工程と、第1シール材91aで囲まれた領域内に熱硬化性の第2シール材92aを塗布する第2シール材塗布工程と、第1シール材91aおよび第2シール材92aを間に挟むように第1基板10と第2基板20とを重ね合わせる重ね合わせ工程と、第1シール材91aおよび第2シール材92aを硬化させるシール材固工程とを行なう。第1シール材91aは、第1基板10と第2基板20との間に介在して第1基板10と第2基板20との基板間隔を制御するギャップ材95を含有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(以下有機ELという)装置、およびその製造方法に関するものである。
有機EL装置は、陽極、有機機能層および陰極が積層された有機EL素子を基板上に備えており、低電圧で電子注入効果を高めることを目的に、発光機能層と陰極との層間に、アルカリ金属やアルカリ土類金属を主成分とする電子注入層が配置される場合もある。このような有機EL素子に用いられる有機機能層や、陰極、電子注入層は、非常に活性であるため、大気中に存在する水分と簡単に反応して変質しやすい。かかる変質が起こると、電子注入効果が損なわれ、ダークスポットと呼ばれる非発光部分が発生してしまう。
そこで、従来は、水分を遮断するガラスなどからなる蓋状のカバーの側板部を接着剤で基板に取り付けて中空構造とするとともに、中空部分に乾燥剤を配置し、接着剤断面から侵入する水分については乾燥剤で捕捉して有機EL素子に到達させない構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−223992号公報
しかしながら、特許文献1に開示のように、蓋状のカバーの側板部を接着剤で基板に取り付けるとともに、その中空部分に乾燥剤を配置した構造は、強度面やコスト面でも大きな問題がある。
そこで、本願発明者は、図8に示すように、第1基板10において、画素電極(陽極)としての第1電極層81、有機機能層82、および陰極としての第2電極層83を備えた有機EL素子80が形成されている側に対して第2基板20をシール材層99で接合することを提案するものである。
しかしながら、例えば、図8に示すように、有機EL素子80から白色光を出射させる一方、第2基板20にカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)を設けることによりカラー表示を行なう場合、高精細化の実現、および隣接する画素間での混色防止という観点から、第1基板10と第2基板20との間隙を狭める必要があるが、第1基板10に第2基板20をシール材層99で接合するだけの構造の場合、第1基板10と第2基板20とが接触し、第1基板10に形成されている膜を損傷させるという問題点がある。例えば、第1基板10に対して、画素領域10aより広い領域にわたって封止膜60を形成した場合、第1基板10と第2基板20との間に隙間を確保しないと、第2基板20が封止膜60に当接して封止膜60を損傷させるという問題点がある。かといって、シール材層99を構成するにあたって、第1基板10と第2基板20との間に介在して第1基板10と第2基板20との基板間隔を制御するギャップ材を含有するシール材を用いると、ギャップ材が封止膜60に当接して封止膜60が損傷するという問題点がある。
なお、図8に示す構成は、本発明の特徴点を説明しやすいように、本願発明者が案出した参考例であり、従来技術とは相違する。
かかる問題点に鑑みて、本発明の課題は、第1基板に形成された膜を損傷することなく、第1基板と第2基板とを所定の隙間を介して貼り合せることのできる有機EL装置、およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、第1電極層、有機機能層および第2電極層を備えた有機EL素子が画素領域に複数配列された第1基板と、該第1基板において前記有機EL素子が形成されている面側に重ねられた第2基板と、を有する有機EL装置において、前記第1基板と前記第2基板とは、前記画素領域を囲む周辺領域に形成された枠状の第1シール材層と、当該第1シール材層で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層とによって貼り合わされ、前記第1シール材層は、前記第1基板と前記第2基板との間に介在して前記第1基板と前記第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有していることを特徴とする。
本明者において、第1基板と第2基板とは、周辺領域に形成された枠状の第1シール材層と、この第1シール材層で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層とによって貼り合わされているため、第1基板に形成されている有機EL素子などを、外部から侵入した水分から保護することができる。また、第1シール材層は、第1基板と第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有しているので、第1基板と第2基板との間隙を制御することができる。このため、第1基板と第2基板とが当接することがないので、第1基板の画素領域に形成されている膜を損傷することがない。さらに、ギャップ材は、周辺領域に形成された第1シール材層に含まれているため、第1基板の画素領域に当接しないので、第1基板の画素領域に形成されている膜を損傷することがない。
本発明において、前記第2基板および前記第2シール材層は透光性であり、前記第2基板には、前記複数の有機EL素子と対向する各領域に異なる色のカラーフィルタ層が形成されていることが好ましい。このように構成すると、このように構成すると、複数の有機EL素子の各々から白色光や各色の混合光を出射させるとともに、かかる光を、カラーフィルタ層を介して出射させることができるので、カラー画像を表示することができる。また、第1シール材層が含有するギャップ材によって、第1基板と第2基板との間隙が制御され、第1基板と第2基板とが当接することを確実に防止することができので、第1基板と第2基板との間隙を狭めることができる。従って、第2基板に形成したカラーフィルタ層を利用してカラー表示を行なう場合での高精細化を実現することができるとともに、混色の発生を防止することができる。
本発明では、前記第1基板において、少なくとも前記画素領域には、前記第2電極層の上層に封止膜が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第1基板に形成されている有機EL素子などを、外部から侵入した水分から確実に保護することができる。また、第1シール材層が含有するギャップ材によって、第1基板と第2基板との間隙が制御されているため、第2基板が封止膜に当接すること、およびギャップ材が封止膜に当接することがないので、第1基板と第2基板とを貼り合わせても封止膜が損傷することがない。
本発明では、第1電極層、有機機能層および第2電極層を備えた有機EL素子が画素領域に複数配列された第1基板と、該第1基板において前記有機EL素子が形成されている面側に重ねられた第2基板と、を有する有機EL装置の製造方法において、前記第1基板または/および前記第2基板において前記画素領域を外周側で囲む周辺領域に対して、前記第1基板と前記第2基板との間に介在して前記第1基板と前記第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有する第1シール材を塗布する第1シール材塗布工程と、前記第1基板または/および前記第2基板において前記第1シール材で囲まれた領域内に第2シール材を塗布する第2シール材塗布工程と、前記第1シール材および前記第2シール材を挟んで前記第1基板と前記第2基板とを重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記第1シール材を固化させて第1シール材層を形成するとともに、前記第2シール材を固化させて第2シール材層を形成するシール材固化工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、重ね合わせ工程において第1シール材および第2シール材を間に挟むように基板同士を重ね合わせ、基板間で第2シール材を展開させるとともに、第2シール材を第1シール材によって堰き止めるため、第1基板と第2基板とは、周辺領域に形成された枠状の第1シール材層と、この第1シール材層で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層とによって貼り合わされた構造を実現でき、かかる構造によれば、第1基板に形成されている有機EL素子などを、外部から侵入した水分から保護することができる。また、第1シール材の塗布、および第2シール材の塗布を連続して行い、しかる後に、第1シール材および第2シール材を固化させるので、生産性を向上することができる。さらに、第1シール材層は、第1基板と第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有しているので、第1基板と第2基板との間隙を制御することができる。このため、第1基板と第2基板とが当接することがないので、第1基板の画素領域に形成されている膜を損傷することがない。さらにまた、ギャップ材は、周辺領域に形成された第1シール材層に含まれているため、第1基板の画素領域に当接しないので、第1基板の画素領域に形成されている膜を損傷することがない。
本発明において、前記重ね合わせ工程では、減圧雰囲気中で前記第1基板および前記第2基板の一方を他方に押圧するように前記第1基板と前記第2基板とを重ね合わせ、前記第2シール材を前記第1基板と前記第2基板との間で展開することが好ましい。このように構成すると、第1基板と第2基板との間に気泡が混入することを防止することができる。また、常圧に戻した際、大気圧によって加圧されたのと同様な状態になるので、第1基板と第2基板との間で第2シール材が隅々まで行き渡り、第2シール材の充填性が向上する。
本発明において、前記第1シール材は、前記第2シール材よりも粘度が高いことが好ましい。このように構成すると、第1シール材塗布工程で第1シール材を塗布した際、第1シール材の流出を防止することができる。また、重ね合わせ工程において、第2シール材は第1シール材を外側に向けて押圧するが、第1シール材の粘度が高いため、第2シール材が第1シール材を突き破ることがなく、第2シール材の流出を防止することができる。また、第2シール材は粘度が低いため、第2シール材については、第1シール材で囲まれた領域の全体にわたって充填することができる。
本発明において、前記第1シール材は光硬化性であり、前記第2シール材は熱硬化性であることが好ましい。このように構成すると、シール材固化工程において、第1シール材および第2シール材を所定の順序に選択的に固化させることができる。また、画素領域では第1基板および第2基板に各種の遮光性の膜が形成されることが多く、このような場合、第2シール材に十分な光を照射することができないが、第2シール材が熱硬化性であるため、確実に固化させることができる。
本発明において、前記シール材固化工程では、前記第1シール材を固化させた後、前記第2シール材を固化させることができる。このように構成すると、第2シール材を固化させる前に第1シール材で第1基板と第2基板とを貼り合せることができるので、第2シール材を固化させる際、粘弾性変化が起こっても、第1基板と第2基板とに位置ずれが発生しない。
本発明において、前記第2シール材塗布工程では、前記第2シール材の塗布量(体積)を、前記第1基板、前記第2基板および前記第1シール材層で囲まれた空間の体積と、前記第2シール材を固化させた際の体積収縮率との積に相当する量に設定することが好ましい。このように構成すると、第2シール材が過剰に塗布されることがないので、重ね合わせ工程において、第2シール材は第1シール材を外側に向けて過大な力で押圧することがない。従って、第2シール材が第1シール材を突き破ることがなく、第2シール材の流出を防止することができる。
本発明を適用した有機EL装置は、携帯電話機あるいはモバイルコンピュータなどの電子機器において直視型の表示部などとして用いられる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、図8を参照して説明した構成との対応が分りやすいように、可能な限り、対応する部分には同一の符号を付して説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した有機EL装置の電気的な構成を示す等価回路図である。図1に示す有機EL装置100において、第1基板10上には、複数の走査線3aと、走査線3aに対して交差する方向に延びる複数のデータ線6aと、走査線3aに対して並列して延在する複数の電源線3eとを有している。また、第1基板10において、矩形形状の画素領域10aには複数の画素100aがマトリクス状に配列されている。データ線6aにはデータ線駆動回路101が接続され、走査線3aには走査線駆動回路104が接続されている。画素領域10aの各々には、走査線3aを介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用の薄膜トランジスタ30bと、このスイッチング用の薄膜トランジスタ30bを介してデータ線6aから供給される画素信号を保持する保持容量70と、保持容量70によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用の薄膜トランジスタ30cと、この薄膜トランジスタ30cを介して電源線3eに電気的に接続したときに電源線3eから駆動電流が流れ込む第1電極層81(陽極層)と、この第1電極層81と陰極層との間に有機機能層が挟まれた有機EL素子80とが形成されている。
かかる構成によれば、走査線3aが駆動されてスイッチング用の薄膜トランジスタ30bがオンになると、そのときのデータ線6aの電位が保持容量70に保持され、保持容量70が保持する電荷に応じて、駆動用の薄膜トランジスタ30cのオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用の薄膜トランジスタ30cのチャネルを介して、電源線3eから第1電極層81に電流が流れ、さらに有機機能層を介して対極層に電流が流れる。その結果、有機EL素子80は、これを流れる電流量に応じて発光する。
このように構成した有機EL装置100において、複数の画素100aは各々、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応し、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つの画素100aによって1つのピクセルを構成している。本形態において、有機EL素子80は、白色光、または赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の混合色光が出射され、画素100aが赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれに対応するかは、後述するカラーフィルタ層によって規定されている。
なお、図1に示す構成では、電源線3eは走査線3aと並列していたが、電源線3eがデータ線6aに並列している構成を採用してもよい。また、図1に示す構成では、電源線3eを利用して保持容量70を構成していたが、電源線3eとは別に容量線を形成し、かかる容量線によって保持容量70を構成してもよい。
(有機EL装置の具体的構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置の平面的な構成を各構成要素と共に第2基板側から見た平面図、およびそのJ−J′断面図である。なお、図2(b)にはカラーフィルタ層などの図示を省略してある。図2(a)、(b)において、本形態の有機EL装置100では、素子基板としての第1基板10と、封止基板およびカラーフィルタ層基板の双方の機能を担う第2基板20とを備えており、第1基板10において、複数の有機EL素子80が形成されている面側に第2基板20が重ねて配置されている。
ここで、第1基板10と第2基板20とは、第1シール材層91および第2シール材層92によって貼り合わされている。かかる第1シール材層91および第2シール材層92の詳細な構成は後述するが、第1シール材層91は、図2(a)にドットを密に付した領域で示してあるように、画素領域10aの周りを囲む周辺領域10cに沿って枠状に形成されている。これに対して、第2シール材層92は、図2(a)にドットを疎に付した領域で示してあるように、第1シール材層91で囲まれた領域の全体にわたって形成されている。
なお、第1基板10において、第2基板20からの張り出し領域には端子102が形成されている。また、第1基板10において、周辺領域10cや、画素領域10aと周辺領域10cとに挟まれた領域を利用して、図1を参照して説明したデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104(図示せず)が形成されている。
(有機EL素子の構成)
図3は、本発明を適用した有機EL装置の断面構成を模式的に示す断面図である。なお、図3には、有機EL素子として、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応する3つの有機EL素子のみを示してある。
図3に示すように、第1基板10は、石英基板、ガラス基板、セラミック基板、金属基板などからなる支持基板10dを備えている。支持基板10dの表面には、絶縁膜11、12、13、14、15が形成され、絶縁膜15の上層には有機EL素子80が形成されている。本形態において、絶縁膜11、12、13、15は、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などから形成され、絶縁膜14は、厚さが1.5〜2.0μmの厚い感光性樹脂からなる平坦化膜として形成されている。絶縁膜11は下地絶縁層であり、図示を省略するが、絶縁膜11、12、13、14の層間などを利用して、図1を参照して説明した薄膜トランジスタ30b、30c、保持容量70、各種配線や各駆動回路が形成されている。また、絶縁膜12、13、14、15に形成されたコンタクトホールを利用して、異なる層間に形成された導電膜同士の電気的な接続が行なわれている。
本形態の有機EL装置100は、トップエミッション型であり、矢印L1で示すように、支持基板10dからみて有機EL素子80が形成されている側から光を取り出すので、支持基板10dとしては、アルミナなどのセラミックス、ステンレススチールなどといった不透明な基板を用いることができる。また、絶縁膜14、15の層間には、アルミニウム、銀、それらの合金からなる光反射層41が形成されており、有機EL素子80から支持基板10dに向けて出射された光を光反射層41で反射することにより、光を出射可能である。なお、有機EL装置100をボトムエミッション型で構成した場合、支持基板10dの側から光を取り出すので、支持基板10dとしては、ガラスなどの透明基板が用いられる。
第1基板10では、絶縁膜15の上層にITO膜などからなる第1電極層81(陽極/画素電極)が島状に形成されており、第1電極層81の上層には、発光領域を規定するための開口部を備えた感光性樹脂などからなる厚い隔壁51が形成されている。
第1電極層81の上層には、有機機能層82および第2電極層83(陰極)が積層されており、第1電極層81、有機機能層82および第2電極層83によって、有機EL素子80が形成されている。本形態において、有機機能層82および第2電極層83は、隔壁51が形成されている領域も含めて、画素領域10aの全面にわたって形成されている。
本形態において、有機機能層82は、トリアリールアミン(ATP)多量体からなる正孔注入層、TPD(トリフェニルジアミン)系正孔輸送層、アントラセン系ドーパントやルブレン系ドーパントを含むスチリルアミン系材料(ホスト)からなる発光層、アルミニウムキノリノール(Alq3)からなる電子注入層をこの順に積層した構造を有しており、その上層にMgAgなどの薄膜金属からなる第2電極層83が形成されている。また、有機機能層82と第2電極層83との間には、LiFからなる電子注入バッファ層が形成されることもある。これらの材料のうち、有機機能層82を構成する各層、および電子注入バッファ層は、加熱ボート(るつぼ)を用いた真空蒸着法で順次形成することができる。また、第2電極層83などを構成する金属系材料については真空蒸着法により形成でき、第1電極層81を構成するITOなどの酸化物材料についてはECRプラズマスパッタ法やプラズマガン方式イオンプレーティング法、マグネトロンスパッタ法などの高密度プラズマ成膜法により形成することができる。
本形態において、有機EL素子80は、白色光、または赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の混合色光を出射する。このため、有機EL装置100では、第2基板20において、有機EL素子80と対向する位置に形成した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)によって色変換を行なうことにより、フルカラー表示を行なう。すなわち、第2基板20には、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィンなどプラスチック基板や、ガラス基板などからなる透光性の支持基板20dに、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)の間で光の漏洩を防止するための遮光層23(ブラックマトリックス層)、透光性の平坦化膜24、酸窒化シリコン層などからなる透光性のガスバリア層25がこの順に形成されている。本形態において、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)、遮光層23、平坦化膜24、およびガスバリア層25は、第2基板20の画素領域10aのみに形成され、周辺領域10cには形成されていない。このため、第2基板20の周辺領域10cでは、支持基板20dが露出している。
カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)は、透明樹脂バインダーに顔料または染料が混合されている層であり、赤(R)、緑(G)、青(B)を用いるのが基本であるが、目的に応じてライトブルーやライトシアン、白などを加えてもよい。カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)の厚みは、光線透過率を考慮して極力薄い方がよく、0.1〜1.5μmの範囲で形成され、その厚さは、対応する色によって相違させることもある。遮光層23は、黒色顔料を含んだ樹脂からなり、その厚さは、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)よりも厚く、1〜2μm前後の膜厚が好ましいが、これ以上の膜厚であってもよい。なお、第2基板20には、紫外線の入射を防止する紫外線遮断・吸収層や、光反射防止層、放熱層などの機能層が形成されることもある。
このような構成を採用した場合、高精細化の実現および混色防止という観点から、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)と有機機能層82との距離d、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)と有機機能層82との間に介在する材料の屈折率n、および隣接するカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)同士の距離sは、以下の関係
(n×s)/√(d2+s2)≧1
を満たすことが好ましい。すなわち、カラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)と有機機能層82との距離dが短いことが好ましく、それ故、第1基板10と第2基板20との間隙は狭い方が好ましい。
(封止構造)
このように構成した有機EL装置100において、有機機能層82、陰極として用いた第2電極層83、電子注入層などは、水分により劣化しやすく、かかる劣化は、電子注入効果の劣化を惹き起こし、ダークスポットと呼ばれる非発光部分を発生させてしまう。そこで、本形態では、第2基板20を封止基板として第1基板10と貼り合せた構成と、第1基板10に対して以下に説明する封止膜60を形成した構成とを併用する。
まず、第1基板10には、第2電極層83の上層に画素領域10aよりも広い領域にわたって封止膜60が形成されている。かかる封止膜60として、本形態では、第2電極層83上に積層されたシリコン化合物層からなる第1膜61、この第1膜61上に積層された樹脂層からなる第2膜62、およびこの第2膜62上に積層されたシリコン化合物からなる第3膜63を備えた積層膜が用いられている。第1膜61および第3膜63は、高密度プラズマ源を用いた高密度プラズマ気相成長法、例えば、ブラズマガン方式イオンプレーティング、ECRプラズマスパッタ、ECRプラズマCVD、表面波プラズマCVD、ICP−CVDなどを用いて成膜された窒化シリコン(SiNx)や酸窒化シリコン(SiOxy)などから構成されており、かかる薄膜は、低温で成膜しても水分を確実に遮断する高密度ガスバリア層として機能する。第2層62は、樹脂層から構成されており、隔壁51や配線などに起因する表面凹凸を平坦化して第1膜61および第2膜62にクラックが発生するのを防止する有機緩衝層として機能している。
本形態では、封止膜60を構成する第1膜61および第3膜63(高密度ガスバリア層)は、画素領域10a、画素領域10aの近傍領域、および画素領域10aから離れた周辺領域10cの全てを含む第1基板10の全面に形成されている。これに対して、第2層62(有機緩衝層)は、画素領域10a、および画素領域10aの近傍領域のみに分厚く形成され、画素領域10aから離れた周辺領域10cには形成されていない。また、絶縁膜14、15は概ね、画素領域10aのみ形成されている。
次に、本形態では、図2(a)、(b)、および図3に示すように、第1基板10と第2基板20との間では、周辺領域10cに沿って第1シール材層91が矩形枠状に形成され、周辺領域10cで囲まれた領域の全体にわたって透光性の第2シール材層92が形成されており、第1基板10と第2基板20とは、第1シール材層91および第2シール材層92によって貼り合わされている。
本形態において、第1シール材層91(第1シール材91a)には、紫外線によって硬化するエポキシ系接着剤が用いられ、かかるエポキシ系接着剤としては、好ましくはエポキシ基を有する分子量3000以下のエポキシモノマー/オリゴマー(モノマーの定義:分子量1000以下、オリゴマーの定義:分子量1000〜3000)が用いられる。より具体的には、第1シール材層91には、例えば、ビスフェノールA型エポキシオリゴマーやビスフェノールF型エポキシオリゴマー、フェノールノボラック型エポキシオリゴマー、3,4-エポキシシクロヘキセニルメチル-3′,4′-エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、ε-カプロラクトン変性3、4-エポキシシクロヘキシルメチル3′,4′-エポキシシクロヘキサンカルボキレートなどが単独もしくは複数組み合わされて用いられる。また、エポキシモノマー/オリゴマーと反応する硬化剤としては、ジアゾニウム塩、ジフェニルヨウドニウム塩、トリフェニルスルフォニウム塩、スルホン酸エステル、鉄アレーン錯体、シラノール/アルミニウム錯体などのカチオン重合反応を起こす光反応型開始剤が添加され、主に紫外線の照射によってカチオン重合反応を起こす。
第2シール材層92(第2シール材92a)は、第1基板10と第2基板20との間に介在して第1基板10と第2基板20との基板間隔を制御するビーズ状あるいはファイバー状のギャップ材95が樹脂96中に分散された構造になっており、第1基板10と第2基板20との間隙はギャップ材95によって制御されている。
第2シール材層92において、樹脂96には、熱によって硬化するエポキシ系接着剤が用いられている。かかるエポキシ系接着剤の原料主成分としては、流動性に優れかつ溶媒のような揮発成分を持たない有機化合物材料である必要があり、好ましくはエポキシ基を有する分子量3000以下のエポキシモノオリゴマー、より好ましくは分子量1000以下のエポキシモノマーなどである。例えば、第2シール材層92の形成には、硬ビスフェノールA型エポキシモノマーやビスフェノールF型エポキシモノマー、ノボラック形フェノールエポキシモノマー、3,4-エポキシシクロヘキセニルメチル-3′,4′-エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、ε-カプロラクトン変性3,4-エポキシシクロヘキシルメチル3′,4′-エポキシシクロヘキサンカルボキレートなどが単独もしくは複数組み合わされて用いられる。また、エポキシモノマーと反応する硬化剤としては、強靭で耐熱性に優れる硬化皮膜を形成する付加重合型が良く、芳香族アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ポリエーテルジアミンなどのアミン類や、3−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物などの酸無水物系硬化剤、ジシアンジアミドなどが挙げられる。これらと、芳香族アミノアルコールやアルコール類、メルカプタンなどの反応開始剤または3級アミン触媒、シランカップリング剤と共に混合されて用いられる。
(製造方法)
図4および図5を参照して、本形態の有機EL装置100の製造方法を説明する。図4および図5は、本形態の有機EL装置100の製造工程のうち、第1基板10に有機EL素子80や封止膜60などを形成した後、第1基板10と第2基板20とを貼り合せる直前までの様子を示す工程断面図、およびかかる工程を大型基板の状態で行なう様子を模式的に示す説明図である。
本形態の有機EL装置100を製造するにあたっては、第1基板10および第2基板20を単品サイズの大きさにして貼り合せる方法の他、第1基板10および第2基板20を多数取りできる大型基板の状態で貼り合わせ、その後、大型基板を単品サイズの大きさに切断する方法を採用することもある。これらのいずれの方法を採用しても、基本的な構成は同一であるので、図4を参照して、単品サイズの大きさの第1基板10と第2基板20とを貼り合せる様子を中心に説明するとともに、図5を参照して、大型基板で基板同士を貼り合わせる方法を併せて説明する。
まず、図4(a)に示すように、第1基板10に有機EL素子80や封止層60を形成した後、図4(b)に示す第1シール材塗布工程において、ディスペンサ描画、スクリーン印刷法、マイクロピエゾヘッドを用いたインクジェット法などにより、第1基板10の周辺領域10cに対して、前記した光硬化性のエポキシ樹脂材料からなる樹脂96中にギャップ材95が分散された第1シール材91aを1mm以下の狭い幅寸法に塗布する。ここで、第1シール材91aを1mm以下の狭い幅寸法に塗布するという観点から、第1シール材91aの塗布時の粘度は、室温で10万mPa・s以上が好ましい。また、第1シール料91aは、水分を含んでいると、気泡が発生し、強度が低下するため、含水率は0.1wt%(1000ppm)以下に脱水されていることが好ましい。
かかる工程を大型基板の状態で行なう場合には、図5(a)に示すように、大型基板10xのうち、単品サイズの第1基板10を切り出す際のスクライブ線(図示せず)に沿って第1シール材91aを塗布する。
次に、図4(c)に示す第2シール材塗布工程において、ディスペンサ描画、スクリーン印刷法、マイクロピエゾヘッドを用いたインクジェット法などにより、第1基板10において、第1シール材91a囲まれた領域内に、前記した熱硬化性のエポキシ樹脂材料からなる第2シール材92aを塗布する。かかる第2シール材92aは、ベタ状、ドット状、ストライプ状などのパターンに塗布される。第2シール材92aの塗布時の粘度は、薄膜でかつ充填性を上げるという観点から、2000mPa・s以下であることが好ましい。かかる第2シール材92aについても、多量の水分を含んでいると硬化阻害を起こしやすいため、第2シール材92aについても、第1シール材91aと同様、水分を含んでいると、気泡が発生し、強度が低下するため、含水率は0.1wt%(1000ppm)以下に脱水されていることが好ましい。また、第2シール材92aに対して、酸無水の開環を促進する硬化促進剤やカチオン重合反応を起こす光反応型開始剤などを添加しておけば、低温かつ短時間での硬化が可能となる。
かかる工程を大型基板の状態で行なう場合には、図5(b)に示すように、大型基板10xにおいて第1シール材91aで囲まれた領域内に第2シール材92aを塗布する。
かかる第2シール材塗布工程を行なう際、第2シール材92aの塗布量(体積)については、図2および図3に示すようにシール材固化工程を行なった後において、第1基板10、第2基板20および第1シール材91で囲まれた空間の体積と、第2シール材92aを硬化させた際の体積収縮率との積に相当する量に設定する。
次に、重ね合わせ工程では、真空度1Pa程度の減圧雰囲気中で、図2(b)および図3に示すように、第1シール材91aおよび第2シール材92aを間に挟むように第1基板10と第2基板20とをアライメントしながら重ね合わせる。その際、約600N程度の力で第2基板20を第1基板10に向けて加圧し、この状態を約200秒保持する。かかる重ね合わせ工程では、まず、第1シール材91aが第2基板20に接触して内側が密閉され、その後、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aが展開する。
次に、常圧に戻すと、大気圧によって加圧されたのと同様な状態になるので、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aが隅々まで展開し、第2シール材92aの充填性が向上する。その際、第1シール材91aは、第2シール材92aに対するバンクとして機能する。このため、減圧状態から常圧に戻した際に大気圧によって加圧されたのと同様な状態になっても、第2シール材92aは、第1シール材91aによって堰き止められ、外側に流出しない。なお、第1基板10と第2基板20との間には、第1シール材91aが含有するギャップ材95によって所定の隙間が確保される。
次に、シール材固化工程では、第1シール材91aを固化させて第1シール材層91を形成するとともに、第2シール材92aを固化させて第2シール材層92を形成する。ここで、第1シール材91aまたは/および第2シール材92aとしては熱可塑性樹脂を用いることができるが、本形態において、第1シール材91aは光硬化性であり、第2シール材92aは熱硬化性である。
そこで、本形態では、第1基板10または/および第2基板20の側から第1シール材91aに対して30mW/cm2程度のパワーで2000mJ/cm2程度の光量の紫外線を照射して第1シール材91aのみを選択的に硬化させて、第1シール材層91を形成する。次に、第1シール材層91によって貼り合わされた第1基板10と第2基板20とをホットプレート上に配置した状態で、有機EL素子80が劣化しない温度条件、例えば100℃以下の温度条件、より具体的には60〜100℃の温度条件で加熱を行い、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aを隅々まで行き渡らせながら第2シール材92aを硬化させ、第2シール材層92を形成する。このようにして、第1基板10と第2基板20とを第1シール材層91および第2シール材層92によって貼り合わせた構造とする(貼り合せ工程)。
このような工程を行なうことにより、有機EL装置100を得る。なお、上記の工程を大型基板の状態で行なった場合には、大型基板を切断して単品サイズの有機EL装置100を得る。このように構成した有機EL装置100において、第2シール材層92は硬化されているので、高温放置時に対流が起こらないので、封止膜60の第3層63を損傷することがなく、第2シール材層92は、封止膜60の第3層63に対する保護膜として機能する。ここで、第2シール材層92の厚さは1〜5μmであり、画素高精細になる程薄い方が好ましい。また、一般的な接着剤に多く含まれる粘土鉱物やシリカボール、樹脂ボールなどの充填物(フィラー)は、封止膜60の第3層63を損傷させる原因となるため、第1シール材91aおよび第2シール材92aには、かかる充填物が配合されていないことが好ましく、特に、第2シール材92aは、封止膜60に接するとともに、光の透過性を考慮すると、充填物が配合されていないことが好ましい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の有機EL装置100において、第1基板10と第2基板20とは、周辺領域10cに形成された枠状の第1シール材層91と、この第1シール材層91で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層92とによって貼り合わされているため、第1基板10に形成されている有機EL素子80などを、外部から侵入した水分から保護することができる。
また、第1シール材層91は、第1基板10と第2基板20との基板間隔を制御するギャップ材95を含有しているので、第1基板10と第2基板20との間隙を制御することができる。このため、第1基板10と第2基板20とが当接することがないので、第1基板10の画素領域10aに形成されている膜を損傷することがない。さらに、ギャップ材95は、周辺領域10cに形成された第1シール材層91に含まれているため、第1基板10の画素領域10aに当接しないので、第1基板10の画素領域10aに形成されている膜を損傷することがない。
また、本形態では、第2基板20に形成されたカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)を利用してカラー画像を表示することができる。また、第1シール材層91が含有するギャップ材95によって、第1基板10と第2基板20との間隙が制御され、第1基板10と第2基板20とが当接することを確実に防止することができので、第1基板10と第2基板20との間隙を狭めることができる。従って、第2基板20に形成したカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)を利用してカラー表示を行なう場合での高精細化、および混色の発生防止を実現することができる。
さらに、第1基板10において、画素領域10aには、第2電極層83の上層に封止膜60が形成されているため、第1基板10に形成されている有機EL素子80などを、外部から侵入した水分から確実に保護することができる。また、第1シール材層91が含有するギャップ材95によって、第1基板10と第2基板20との間隙が制御されているため、第2基板20が封止膜60に当接すること、およびギャップ材95が封止膜60に当接することがないので、第1基板10と第2基板20とを貼り合わせても封止膜60が損傷することがない。
また、本形態の有機EL装置100の製造方法では、重ね合わせ工程において第1シール材91aおよび第2シール材92aを間に挟むように基板同士を重ね合わせ、基板間で第2シール材92aを展開させるとともに、第2シール材92aを第1シール材91aによって堰き止める。このため、第1基板10と第2基板20とが、周辺領域10cに形成された枠状の第1シール材層91と、この第1シール材層91で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層92とによって貼り合わされた構造を実現できる。また、かかる構造を実現するにあたって、第1シール材91aの塗布、および第2シール材92aの塗布を連続して行い、しかる後に、第1シール材91aおよび第2シール材92aを固化させるので、生産性を向上することができる。
また、第1シール材91aは、第2シール材92aよりも粘度が高いので、第1シール材91aを塗布した際、第1シール材91aが外側に流出することを防止することもできる。さらに、重ね合わせ工程において、第2シール材92aは第1シール材91aを外側に向けて押圧するが、第1シール材91aの粘度が高いため、第2シール材92aが第1シール材91aを突き破ることがなく、第2シール材92aの流出を防止することができる。また、第2シール材92aは粘度が低いため、第2シール材92aについては、第1シール材91aで囲まれた領域の全体にわたって充填することができる。
さらに、重ね合わせ工程は、減圧雰囲気中で行なうため、第1基板10と第2基板20との間に気泡が混入することを防止することができる。また、常圧に戻した際、大気圧によって加圧されたのと同様な状態になるので、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aが隅々まで行き渡り、第2シール材92aの充填性が向上する。
さらに、第1シール材91aは光硬化性であり、第2シール材92aは熱硬化性であるため、第1シール材91aおよび第2シール材92aを所定の順序に硬化させることができ、第1シール材91aのみを硬化させた後、第2シール材92aを硬化させることができる。従って、第2シール材92aを硬化させる際に粘弾性変化が起こっても、第1シール材層91によって第1基板10と第2基板20とが貼り合わされているので、第1基板10と第2基板20とに位置ずれが発生しない。また、画素領域10aでは第1基板10および第2基板20に各種の遮光性の膜が形成されているが、このような場合でも、第2シール材92aが熱硬化性であるので、画素領域10a内に形成された第2シール材92aを確実に硬化させることができる。
さらにまた、第2シール材塗布工程を行なう際、第2シール材92aの塗布量については、第1基板10、第2基板20および第1シール材91aで囲まれた空間の体積と、第2シール材92aを硬化させた際の体積収縮率との積に相当する量に設定するため、第2シール材92aが過剰に塗布されることがない。従って、重ね合わせ工程において、第2シール材92aは第1シール材91aを外側に向けて過大な力で押圧することがない。従って、第2シール材92aが第1シール材91aを突き破ることがなく、第2シール材92aの流出を防止することができる。
(別の製造方法)
図6は、本発明を適当した有機EL装置100の製造工程のうち、第2基板20にカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)などを形成した後、第1基板10と第2基板20とを貼り合せる直前までの様子を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する機能を有する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。また、本形態の有機EL装置100を製造するにあたって、第1基板10および第2基板20を多数取りできる大型基板の状態で貼り合わせ工程などを行い、その後、大型基板を単品サイズの大きさに切断する方法を採用した場合の説明については、実施の形態1と同様、図5を参照する。また、図6において、第2基板20については、図3に示す状態と上下反転して示してある。
図4を参照して説明した方法では、第1基板10の方に第1シール材91aおよび第2シール材92aを塗布したが、本形態では、図6(a)に示すように、第2基板20の支持基板20dにカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)などを形成した後、図6(b)に示す第1シール材塗布工程において、ディスペンサ描画、スクリーン印刷法、マイクロピエゾヘッドを用いたインクジェット法などにより、第2基板20の周辺領域10cに対して、実施の形態1で説明した光硬化性のエポキシ樹脂材料からなる第1シール材91aを1mm以下の狭い幅寸法に塗布する。かかる工程を大型基板の状態で行なう場合には、図5(a)に示すように、大型基板20xのうち、単品サイズの第2基板20を切り出す際のスクライブ線(図示せず)に沿って第2シール材92aを塗布する。
次に、図6(c)に示す第2シール材塗布工程において、ディスペンサ描画、スクリーン印刷法、マイクロピエゾヘッドを用いたインクジェット法などにより、第2基板20において、第1シール材91aで囲まれた領域内に、先に説明した熱硬化性のエポキシ樹脂材料からなる第2シール材92aをベタ状、ドット状、ストライプ状など、所定のパターンに塗布する。かかる工程を大型基板の状態で行なう場合には、図5(b)に示すように、大型基板20xにおいて第1シール材91aで囲まれた領域内に第2シール材92aを塗布する。
それ以降の工程は、先に説明した方法と同様、重ね合わせ工程において、真空度1Pa程度の減圧雰囲気中で、図2(b)に示すように、第1シール材91aおよび第2シール材92aを間に挟むように第1基板10と第2基板20とを重ね合わせる。その際、第1基板10を第2基板20に向けて加圧し、この状態を約200秒保持する。かかる重ね合わせ工程では、まず、第1シール材91aが第1基板10に接触して内側が密閉され、その後、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aが展開する。次に、常圧に戻すと、大気圧によって加圧されたのと同様な状態になるので、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aが隅々まで展開し、第2シール材92aの充填性が向上する。その際、第1シール材91aは、第2シール材92aに対するバンクとして機能する。次に、シール材固化工程では、第1基板10または/および第2基板20の側から第1シール材91aに対して紫外線を照射して第1シール材91aのみを選択的に硬化させて、第1シール材層91を形成する。次に、第1シール材層91によって貼り合わされた第1基板10と第2基板20とをホットプレート上に配置した状態で加熱を行い、第1基板10と第2基板20との間で第2シール材92aを隅々まで行き渡らせながら第2シール材92aを硬化させ、第2シール材層92を形成する。このようにして、第1基板10と第2基板20とを第1シール材層91および第2シール材層92によって貼り合わせ、有機EL装置100を得る。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、トップエミッション型の有機EL装置100において第2基板20にカラーフィルタ層22(R)、(G)、(B)を設けた場合を例に説明したが、有機EL素子自身が各色の光を出射する有機EL装置に本発明を適用してもよく、この場合、第2基板20は封止基板のみとして機能する。
また、上記実施の形態では、カラー表示用の有機EL装置100を例に説明したが、複写機の光学ヘッドなどとして利用する場合には、モノクロでよく、このようなモノクロ用の有機EL装置に本発明を適用してもよい。この場合も、第2基板20は封止基板のみとして機能する。
さらに、上記実施の形態では、トップエミッション型の有機EL装置100を例に説明したが、ボトムエミッション型の有機EL装置に本発明を適用してもよく、この場合、第2基板20は封止基板のみとして機能する。
また、上記形態では、有機機能層82を画素領域10aの全面に形成した例を説明したが、隔壁51で囲まれた領域内にインクジェット法などで有機機能層を選択的に塗布した後、定着させて、第1電極層81の上層には、3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)などからなる正孔注入層、および発光層からなる有機機能層が形成された有機EL装置に発明を適用してもよい。この場合、発光層は、例えば、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、またはこれらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、例えばルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープした材料から構成される。また、発光層としては、二重結合のπ電子がポリマー鎖上で非極在化しているπ共役系高分子材料が、導電性高分子でもあることから発光性能に優れるため、好適に用いられる。特に、その分子内にフルオレン骨格を有する化合物、すなわちポリフルオレン系化合物がより好適に用いられる。また、このような材料以外にも、共役系高分子有機化合物の前駆体と、発光特性を変化させるための少なくとも1種の蛍光色素とを含んでなる組成物も使用可能である。
[電子機器への搭載例]
図7を参照して、上述した実施形態に係る有機EL装置100を搭載した電子機器について説明する。図7は、本発明に係る有機EL装置を用いた電子機器の説明図である。
図7(a)に、有機EL装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての有機EL装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図7(b)に、有機EL装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、有機EL装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に、有機EL装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が有機EL装置100に表示される。なお、有機EL装置100が適用される電子機器としては、図7(a)〜(c)に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した有機EL装置100が適用可能である。
本発明を適用した有機EL装置の電気的な構成を示す等価回路図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置の平面的な構成を各構成要素と共に第2基板の側から見た平面図、およびそのJ−J′断面図である。 本発明を適用した有機EL装置の断面構成を模式的に示す断面図である。 本発明を適用した有機EL装置の製造工程のうち、第1基板に有機EL素子や封止膜を形成した後、第1基板と第2基板とを貼り合せる直前までの様子を示す工程断面図である。 本発明を適用した有機EL装置の製造工程のうち、貼り合せ工程までを大型基板の状態で行なう様子を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した有機EL装置の製造工程のうち、第2基板にカラーフィルタ層などを形成した後、第1基板と第2基板とを貼り合せる直前までの様子を示す工程断面図である。 本発明に係る有機EL装置を用いた電子機器の説明図である。 本発明の参考例に係る有機EL装置の問題点を示す説明図である。
符号の説明
10・・第1基板、10a・・画素領域、10c・・周辺領域、20・・第2基板、22(R)、(G)、(B)・・カラーフィルタ層、80・・有機EL素子、81・・第1電極層、82・・有機機能層、83・・第2電極層、91・・第1シール材層、91a・・第1シール材、92・・第2シール材層、92a・・第2シール材、95・・ギャップ材、96・・樹脂、100・・有機EL装置、100a・・画素

Claims (9)

  1. 第1電極層、有機機能層および第2電極層を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子が画素領域に複数配列された第1基板と、該第1基板において前記有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されている面側に重ねられた第2基板と、を有する有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第1基板と前記第2基板とは、前記画素領域を囲む周辺領域に形成された枠状の第1シール材層と、当該第1シール材層で囲まれた領域の全体に形成された第2シール材層とによって貼り合わされ、
    前記第1シール材層は、前記第1基板と前記第2基板との間に介在して前記第1基板と前記第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有していることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  2. 前記第2基板および前記第2シール材層は透光性であり、
    前記第2基板には、前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子と対向する各領域に異なる色のカラーフィルタ層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. 前記第1基板において、少なくとも前記画素領域には、前記第2電極層の上層に封止膜が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  4. 第1電極層、有機機能層および第2電極層を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子が画素領域に複数配列された第1基板と、該第1基板において前記有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されている面側に重ねられた第2基板と、を有する有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法において、
    前記第1基板または/および前記第2基板において前記画素領域を外周側で囲む周辺領域に対して、前記第1基板と前記第2基板との間に介在して前記第1基板と前記第2基板との基板間隔を制御するギャップ材を含有する第1シール材を塗布する第1シール材塗布工程と、
    前記第1基板または/および前記第2基板において前記第1シール材で囲まれた領域内に第2シール材を塗布する第2シール材塗布工程と、
    前記第1シール材および前記第2シール材を挟んで前記第1基板と前記第2基板とを重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記第1シール材を固化させて第1シール材層を形成するとともに、前記第2シール材を固化させて第2シール材層を形成するシール材固化工程と、
    を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  5. 前記重ね合わせ工程では、減圧雰囲気中で前記第1基板および前記第2基板の一方を他方に押圧するように前記第1基板と前記第2基板とを重ね合わせ、前記第2シール材を前記第1基板と前記第2基板との間で展開することを特徴とする請求項4に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  6. 前記第1シール材は、前記第2シール材よりも粘度が高いことを特徴とする請求項4または5に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  7. 前記第1シール材は光硬化性であり、前記第2シール材は熱硬化性であることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  8. 前記シール材固化工程では、前記第1シール材を固化させた後、前記第2シール材を固化させることを特徴とする請求項7に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  9. 前記第2シール材塗布工程では、前記第2シール材の塗布量を、前記シール材固化工程を行なった後において前記第1基板、前記第2基板および前記第1シール材層で囲まれた空間の体積と、前記第2シール材を固化させた際の体積収縮率との積に相当する量に設定することを特徴とする請求項4乃至8の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
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