JP2009159733A - 停電補償システム - Google Patents

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Abstract

【課題】分散電源からの給電時に、アウトレットから機器への給電の可否を選択可能にし、一般の機器でも分散電源からの給電時に受電するか否かを選択することを可能にする。
【解決手段】直流電力供給部101は、主電源10の停止時にバックアップが可能な分散電源20を備える。直流供給線路Wdcにはそれぞれ直流機器102を接続する複数台の直流コンセント131が接続される。直流電力供給部101は、直流コンセント131と通信可能であって主電源10の停止を検出すると直流コンセント131に通知する停電検出部11を備える。受電制御部131cは、停電検出部11から主電源10の停止が通知されると、設定部131eで指定した条件でスイッチ要素13aのオンオフを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源のような交流電源から電力が供給される主電源とは別に、主電源の停電時などに電源供給のバックアップを行う分散電源を設けた停電補償システムに関するものである。
従来から、商用電源のような交流電源から電力が供給される主電源が停止した場合にも負荷への給電を継続するために、種々の無停電電源装置が提供されている。無停電電源装置は、商用電源のような交流電源が停止したときに、二次電池や太陽電池などにより電力が供給される分散電源を用いて給電のバックアップを行うように構成されている。
この種の無停電電源装置では、複数台の負荷への給電のバックアップを可能にするとともに、各負荷に割り当てた容量と消費電力とに基づいて、各負荷ごとに給電する時間を制限する構成も考えられている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構成では、商用電源の停電時にバッテリを電源として、複数台の情報処理装置に給電するようにした無停電電源装置が開示されている。この無停電電源装置では、複数台の情報処理装置に対してそれぞれACケーブルを通して給電し、さらに、ACケーブルとは別のインタフェースケーブルを通して情報処理装置に対してシャットダウン指示を行うことが可能になっている。したがって、個々の情報処理装置ごとに割り当てた容量と消費電力とに応じて、商用電源の停電から各情報処理装置をシャットダウンするまでの時間を制限することが可能になっている。
特開2002−189538号公報
ところで、上述した無停電電源装置は、インタフェースケーブルを通してシャットダウンの指示を情報処理装置に与えることにより、情報処理装置への給電を停止する構成を採用しているが、インタフェースケーブルを接続することができずシャットダウンの指示によるシャットダウンの機能もない一般の機器では、主電源の停止後に分散電源から給電している期間において個々の機器への給電の可否を制御することができない。分散電源の容量は限られているから、一般の機器を用いる場合であっても分散電源から給電する際に、必要な機器にだけ給電することが要求されている。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、主電源とは別に設けた分散電源のみで機器に給電する際に、機器を接続するアウトレットについて給電の可否を選択可能にすることによって、一般の機器でも分散電源からの給電時に受電するか否かを選択することを可能にし、結果的に主電源の停止時に給電する機器を選択可能にする停電補償システムを提供することにある。
請求項1の発明は、主電源の停止時にバックアップが可能な分散電源を備える電力供給部と、電力供給部に電力供給線路を介して接続される給電接続部と機器が電気的に接続される機器接続口と備え給電接続部と機器接続口との間の通電の可否を選択するスイッチ要素を有した複数台のアウトレットとを有し、電力供給部は、アウトレットと通信可能であって主電源の停止を検出するとアウトレットに通知する停電検出部を有し、アウトレットは、停電検出部から主電源の停止が通知された後に規定の条件に従ってスイッチ要素のオンオフを制御する受電制御部を有することを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記アウトレットは、前記主電源の停止時における前記スイッチ要素のオンオフを選択する設定部を備え、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部での選択に従ってスイッチ要素のオンオフを制御することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記設定部は、前記主電源の停止後において前記スイッチ要素のオンを継続させる優先度を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部で設定されている優先度が高いほどスイッチ要素のオンを継続する期間が長くなるようにスイッチ要素を制御することを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項2又は請求項3の発明において、前記アウトレットは、前記機器に供給している電流を検出する電流検出部を備え、前記設定部は、前記主電源の停止後において前記機器に供給する電流値の許容値を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると電流検出部により検出されている電流が設定部で設定された許容値以下であるときにスイッチ要素をオンにすることを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項2又は請求項3の発明において、前記設定部は、前記主電源の停止後に前記スイッチ要素を継続してオンにする制限時間を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部に設定されている制限時間までスイッチ要素をオンにすることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項1の発明において、前記アウトレットと通信可能な管理装置を備え、管理装置は、前記主電源の停止時における各アウトレットごとの前記スイッチ要素のオンオフを規定した機器記憶部と、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部に規定された内容に従って各アウトレットにスイッチ要素のオンオフを通信により指示する動作指定部とを備え、各アウトレットの前記受電制御部は、動作指定部からの指示内容に従ってスイッチ要素のオンオフを制御することを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項6の発明において、前記機器記憶部は、前記主電源の停止後において前記スイッチ要素のオンを継続させる優先度が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部で設定されている優先度が高いほどスイッチ要素のオンを継続する期間が長くなるように機器記憶部に規定された優先度に従ってスイッチ要素のオンオフを各アウトレットに指示することを特徴とする。
請求項8の発明では、請求項6又は請求項7の発明において、前記アウトレットは、前記機器に供給している電流を検出する電流検出部を備え、前記機器記憶部は、前記主電源の停止後において前記機器に供給する電流値の許容値が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると電流検出部により検出されている電流が機器記憶部で設定された許容値以下であるときにスイッチ要素をオンにするようにアウトレットに指示することを特徴とする。
請求項9の発明では、請求項6又は請求項7の発明において、前記機器記憶部は、前記主電源の停止後に前記スイッチ要素を継続してオンにする制限時間が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部に設定されている制限時間までスイッチ要素をオンにするようにアウトレットに指示することを特徴とする。
請求項10の発明では、請求項1〜9のいずれかの発明において、前記電力供給部は直流電力を供給し、前記機器は直流電力により駆動される直流機器であることを特徴とする。
請求項1の発明の発明の構成によれば、機器を接続するアウトレットにおいて給電の可否を選択可能にしていることにより、通信機能などのない一般の機器でも主電源の停止時に分散電源からの電力を受電するか否かを選択することが可能になる。つまり、一般の機器について主電源の停止時に給電する機器を選択することが可能になる。
請求項2、6の発明の構成によれば、主電源の停止時にスイッチ要素をオンにするかオフにするかを選択する設定部をアウトレットに設けているから、各アウトレットには主電源が停止したことだけを通知すれば、スイッチ要素のオンオフが選択される。つまり、アウトレットが多数台存在している場合でも、主電源の停止は同報通信などを用いて短時間で通知することが可能になる。しかも、各アウトレットごとにオンオフを指定できるから、主電源の停止時に継続して運転可能とする機器を直接見て把握することができる。
請求項3、7の発明の構成によれば、主電源の停止後に継続してスイッチ要素をオンにするアウトレットに優先度を規定しているから、高い優先度を与えてたアウトレットに接続されている機器は、主電源の停止後も長く使用することが可能になる。
請求項4、8の発明の構成によれば、主電源の停止後に機器に供給している電流が許容値以下であれば使用を許可することにより、主電源の停止後にも比較的多くの機器の使用が可能になる。
請求項5、9の発明の構成によれば、主電源の停止後にスイッチ要素を継続してオンにする制限時間を設定しているから、主電源の停止後における必要の程度に応じて制限時間を設定しておくことで、主電源の停止後にも必要な機器は比較的長い時間継続して使用することが可能になる。
請求項6〜9の発明においては、管理装置からアウトレットに対してスイッチ要素のオンオフを指示するから、複数台のアウトレットが存在しているときには一箇所で集中管理することができ、管理が容易になるという利点があり、また、アウトレットには管理装置との通信の機能と、スイッチ要素のオンオフを通信の指示によって制御する機能とがあればよく、アウトレットの構成が簡単になるという利点がある。
請求項10の発明の構成によれば、機器が直流であるから分散電源として二次電池や太陽電池を用いる場合に交流電力に変換する必要がなく、分散電源では出力電圧の制御のみを行えばよく、分散電源の構成が簡単になる。
以下に説明する実施形態は、本発明を適用する建築物として戸建て住宅の家屋を想定して説明するが、本発明の技術思想を集合住宅に適用することを妨げるものではない。また、住宅以外にも店舗やオフィスビルなどの建築物に適用することが可能である。
図3は本実施形態を適用する電力供給システムの全体構成である。家屋Hには、図3に示すように、直流電力を出力する直流電力供給部(電力供給部)101と、直流電力により駆動される負荷としての直流機器(機器)102とが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。直流電力供給部101と直流機器102との間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流供給線路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器102への給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなるインターホンシステムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102およびインターホンシステムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102とインターホンシステムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で家屋Hに先行配置(家屋Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。直流コンセント131は、情報機器システムK101以外の直流機器102も接続可能であり、図には他の直流機器102を接続する直流コンセント131も示している。
照明システムK102、K105としては、家屋Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、家屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器102に直接設けた接触子(図示せず)または接続線を介して設けた接触子(図示せず)が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、直流アウトレットは接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、たとえば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、交流電源ACから電力が供給されない期間(たとえば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示例において、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池162は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163は必ずしも設けなくてもよいが、二次電池162は設けるのが望ましい。二次電池162は主電源や他の分散電源により適時充電され、二次電池162の放電は、交流電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源および分散電源から直流機器102への電力の配分を制御する直流電力制御部として機能する。なお、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力を交流電力に変換し、AC/DCコンバータ112の入力電力として用いる構成を採用してもよい。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源および分散電源や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器2に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、家屋Hの各階や各部屋を単位として直流電力供給部101を設けることができるから、直流電力供給部101を系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
以下では、図1を参照して本実施形態の要部について説明する。図1において実線は電力の供給経路を示し、破線は通信経路を示している。上述のように、通信信号は直流電圧に重畳しているが、通信信号を伝送する通信路を直流供給線路Wdcとは別に設けてもよい。直流電力供給部101は、AC/DCコンバータ112を含み交流電源ACを電源とする主電源10と、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163のうち少なくとも二次電池162を含む分散電源20とを備える。
また、図示例では、直流電力供給部101が、主電源10の停止(停電や線間電圧の異常低下)を検出する停電検出部11と、主電源10と分散電源20と直流供給線路Wdcとの接続を行う給電制御部12とを備える。給電制御部12は、分散電源20に設けた二次電池162への充電電流を制御する機能も備える。停電検出部11と給電制御部12とは直流電力供給部101とは別に設けてもよい。給電制御部12は、停電検出部11が主電源10の停止を検出すると、直流供給線路Wdcから主電源10を切り離し、分散電源20のみを直流供給線路Wdcに接続する。この構成により、主電源10の停止時に分散電源20による電源のバックアップが可能になっている。
直流機器102は直流供給線路Wdcに接続された直流アウトレット(アウトレット)を通して受電する。直流アウトレットには、主として直流コンセント131と引掛シーリング132との2種類があるが、直流機器102との接続の形態以外には実質的な差異はないので、以下の説明では、とくに必要がなければ直流アウトレットについては、直流コンセント131を例として説明する。
直流コンセント131は、直流供給線路Wdcに接続される電線接続部131fと、直流機器102に設けたプラグなどの栓刃が着脱可能に接続される機器接続口131gとを備える。電線接続部131fと機器接続口131gとの間には、電線接続口131fと機器接続口131gとを導通させる状態と非導通にする状態とを選択する給電選択部としてのスイッチ要素131aが挿入される。要するに、スイッチ要素131aがオンかオフかによって、機器接続口131gに接続された直流機器102への給電の可否が選択される。スイッチ要素131aには電磁継電器または半導体スイッチを用いる。
受電側通信部131bの電源は、スイッチ要素131aを通さずに直流供給線路Wdcから供給されており、スイッチ要素131aがオフになっても受電側通信部131bには直流電力が供給される。また、受電側通信部131bは直流機器102の動作時に比較して消費電力が微小であり、スイッチ要素131aがオフであるときには直流コンセント131はハイインピーダンスになる。
スイッチ要素131aのオンオフは、受電側通信部131bを通して受ける停電検出部11からの指示により切り換えられる。スイッチ要素131aは主電源10が運転している期間にはオンになり、停電検出部11から主電源11の停止が通知されると、以下に説明する条件でオンまたはオフになる。
直流コンセント131に設けた受電側通信部131bは、個々の直流コンセント131を区別するための識別情報を保有している。直流コンセント131は、基本的には家屋Hの建築時において直流供給線路Wdcが先行配線されるときに先行配置され、以後は移動させることがないから、直流コンセント131の識別情報として、個々の区別を行う情報だけでなく配置場所の情報も含めることが可能である。
直流コンセント131には、受電側通信部131bに停電が通知された後に規定の条件でスイッチ要素131aのオンオフを制御する受電制御部131cが設けられている。受電制御部131cが用いる条件には、(1)停電検出部11による主電源10の停止の検出の有無、(2)分散電源20に設けた二次電池162の電池残量、(3)直流コンセント131に接続された直流機器102に供給している電流、(4)直流コンセント131に接続した直流機器102を動作させる時間などがある。いずれの条件であっても、直流コンセント131に設けたスイッチ要素131aのオンオフを行うことにより、各直流コンセント131に接続した直流機器102ごとに主電源10の停止時における給電の可否を選択することが可能になる。
条件(1)では、停電検出部11から主電源10の停止が通知されたときに、スイッチ要素131aをオンに保つか、スイッチ要素131aをオフにして直流機器102への給電を遮断するかを選択する。主電源10の停止が検出されるとスイッチ要素131aをオフにするように設定されている受電側通信部131bでは、直流コンセント131に接続されている直流機器102への給電を停止させることができる。また、主電源10の停止が検出されたときにスイッチ要素131aのオンを継続するように設定されている受電側通信部131bでは、直流機器102への給電を継続することができる。
したがって、主電源10の停止時にも給電する必要がある直流機器102が接続されている直流コンセント131では、スイッチ要素131aがオンになるように設定しておくことで、主電源10の停止時にも当該直流機器102への給電を継続することができる。
各直流コンセント131において、主電源10の停止時にスイッチ要素131aをオンにするかオフにするかの選択を行うために直流コンセント131には設定部131eを設ける。主電源10の停止時にスイッチ要素131aをオンにするかオフにするかの選択を行う設定部131eは、たとえば、図2に示すように、DIPスイッチのような選択スイッチSWとプルアップ抵抗Rとの直列回路を用いることができる。この構成では、選択スイッチSWをオンにするかオフにするかに応じて、受電制御部131cにおいて選択スイッチSWが接続されている端子への入力信号が、Hレベル(オフ時)とLレベル(オン時)とのいずれかになるから、この信号により主電源10の停止時におけるスイッチ要素131aのオンオフの状態を選択する。
条件(2)では、二次電池162の電池残量に応じてスイッチ要素131aのオンオフを決定する。この条件を用いるには、電池残量を検出するために、分散電源20には図示しない残量監視手段を設ける必要がある。残量監視手段は、二次電池162の電池残量を複数段階に区分しており、各直流コンセント131の受電制御部131cでは、どの段階までスイッチ要素131aをオンに維持するかが規定される。たとえば、残量監視手段において、満充電時の電池残量を100とし、0〜60、60〜80、80〜100の3段階に分けるなどしておき、各範囲ごとにレベル1、レベル2、レベル3というように段階を区分しておく。各レベルは優先度として用いることができ、レベル1は電池残量がもっとも少ない段階であるから、3段階の中では優先度がもっとも高いことになる。
各直流コンセント131には、残量監視手段で監視している電池残量に応じたレベルが送られ、各直流コンセント131の受電制御部131cでは、どのレベルまでスイッチ要素131aをオンに維持して直流機器102への給電を継続するかが規定される。たとえば、レベル3と規定されている場合には、電池残量が80〜100の間にはスイッチ要素131cのオンを維持し、電池残量が80未満になるとスイッチ要素131cをオフにする。同様に、レベル1であれば、電池残量が60未満になるまではスイッチ要素131cのオンを維持する。
したがって、分散電源20に設けた二次電池162の電池残量が減少するに従って、レベル3、2、1の順でスイッチ要素131cが順にオフになる。言い換えると、各直流コンセント131に接続された直流機器102は、設定されているレベルに応じて順に停止するのであり、直流機器102の停止に伴って二次電池162から供給する電力が低減されるから、レベル1に設定された直流コンセント131に接続された直流機器102への給電を比較的長時間に亘って継続することが可能になる。つまり、優先度の高い直流コンセント131は優先度が低い直流コンセント131よりも長くスイッチ要素131aのオンを継続する時間が長くなる。優先度は電池残量に限らず、時間で規定することも可能である。
直流コンセント131において、電池残量のレベルに応じてスイッチ要素131aのオンオフを制御するには、設定部131eとして、たとえば図3に示す構成を採用すればよい。図示例の設定部131eは、複数個の選択スイッチSW1〜SWnにそれぞれプルアップ抵抗R1〜Rnを直列接続した構成を有し、各選択スイッチSW1〜SWnと各プルアップ抵抗R1〜Rnとの接続点を受電制御部131cに接続している。この構成では、選択スイッチSW1〜SWnのオンオフの組合せにより、スイッチ要素131aのオンオフの状態に電池残量のレベルを対応付けることができる。たとえば、レベル1、2、3にそれぞれ選択スイッチSW1、SW2、SW3を対応つけておけば、選択スイッチSW1のみがオンの直流コンセント131は電池残量がレベル1に低下するまでスイッチ要素131aがオンであり、選択スイッチSW3のみがオンの直流コンセント131は電池残量がレベル3の間だけスイッチ要素131aがオンになる。
条件(3)では、直流コンセント131に接続された直流機器102に供給している電流に応じてスイッチ要素131aのオンオフを決定する。直流コンセント131には、機器接続口131gに流れる電流を検出する電流センサSCを設け、電流センサSCの出力を電流検出部131hで監視することにより、受電制御部131cでスイッチ要素131aをオンにするかオフにするかを決定する。電流センサSCには、トロイダルコアとホール素子とを組み合わせたいわゆる直流変流器などを用いることができる。電線接続部131fと機器接続口131gとの間に低抵抗を挿入し、低抵抗の両端電圧を計測することによって電流を検出する構成も考えられるが、比較的大きい損失が生じるから、直流変流器を電流センサSCに用いる構成のほうが望ましい。
受電制御部131cには、直流機器102に供給可能な許容値が直流コンセント131ごとに設定され、主電源10の停止が停電検出部11から受電側通信部131bに通知された後に、電流センサSCにより計測された電流値が許容値を超える場合には、当該直流コンセント131ではスイッチ要素131aをオフにする。逆に言えば、電流検出部131hで検出されている電流値が許容値以下であればスイッチ要素131aを継続してオンにする。この動作により、分散電源20からの給電時において直流機器102に供給する電流を制限することができ、主電源10の停止後に分散電源20から供給する電流の上限を規定することになり、直流コンセント131に接続された直流機器102に対する通電時間を保証することが可能になる。
電流センサSCにより電流を検出する構成では、直流コンセント131が電流センサSCにより検出した電流値の情報を通信により相互に交換するか、あるいは宅内サーバ116やセンターサーバ200のような管理装置に電流値の情報を集中管理させることが可能である。この構成では、主電源10の停止後に分散電源20により給電がなされている期間において、各直流コンセント131の電流センサSCにより検出した電流値の合計を求めることができる。電流値の合計を求める構成では、条件(2)において監視した分散電源20の二次電池162の電池残量を併用すると、条件(2)ではスイッチ要素131aをオフにするレベルに設定されていた直流コンセント131について、電流センサSCで検出される電流値によってはスイッチ要素131aをオンに維持することが可能になる。
たとえば、電池残量が60〜80であるときに、通常は、レベル3の直流コンセント131におけるスイッチ要素131aをオフにしているが、レベル3の直流コンセント131であっても、電流センサSCで検出される電流値が規定した電流値よりも小さいときには、スイッチ要素131aをオンに維持するようにしてもよい。つまり、本来ならば、レベル1とレベル2との直流機器102にのみ受電が許容される電池残量のときでも、レベル3の直流機器102のうち電流センサSCにより検出されている電流値が規定した電流値よりも小さいものは受電を許容するようにしてもよい。
条件(4)には、主電源10の停止後においてスイッチ要素131aを継続してオンにする制限時間を用いる。つまり、主電源10の停止から制限時間が経過するまではスイッチ要素131aをオンに保ち、制限時間の経過後にはスイッチ要素131aをオフにする。制限時間は、各直流コンセント131において個別に設定することが可能である。
図示例では、制限時間を記憶するとともに制限時間を計時し、主電源10の停止後に制限時間内はスイッチ要素131aをオンに維持するするように受電制御部131cに指示する時間処理部131dを設けている。また、制限時間の設定は設定部131eにより行うことができる。設定部131eは、条件(3)を用いた動作における電流値を設定する機能も備える。
設定部131eを直流コンセント131に設ける代わりに、直流コンセント131との間で通信が可能な表示器117や他の端末装置を用い、通信信号を用いて電流の許容値や制限時間を設定するようにしてもよい。
上述した構成では、直流機器102を直流コンセント131に一対一に接続しておけば、直流コンセント131におけるスイッチ要素131aのオンオフを制御することは、直流機器102の運転と停止とを制御することと等価になる。すなわち、直流コンセント131において直流機器102での受電を制御するから、直流コンセント131に接続する直流機器102には通信の機能などが不要であり、一般の直流機器102を用いながらも主電源10の停止時における電力供給の可否を選択することが可能になる。
ところで、図1に示す構成では、主電源10の停止後において、スイッチ要素131aのオンオフを決定する判断を直流コンセント131において行っているから、直流電力供給部101は、主電源10の停止のみを通知するか、主電源10の停止を通知するのに加えて電池残量のレベルを通知している。これに対して、宅内サーバ116やセンターサーバ200において、各直流コンセント131ごとにスイッチ要素131aのオンオフを管理することも可能である。
各直流コンセント131において主電源10の停止時の動作を管理している上述の構成では、直流コンセント131において条件の設定も行うから、利用者が直流コンセント131に接続した直流機器102を直接確認して条件設定を行うことができる。つまり、設定内容が分かりやすく、また集中管理する場合に比較して宅内サーバ116やセンターサーバ200の処理負荷が軽減される点で望ましいといえる。また、各直流コンセント131では、主電源10の停止の情報や電池残量のレベルのように、同内容の情報を受け取ればよいから、ブロードキャスト通信やマルチキャスト通信のように同報的な通信によって情報を通知することができ、結果的に各直流コンセント131において情報の受信時刻にばらつきが生じることがない上に、トラフィックの増加を抑制することにもなる。
ただし、宅内サーバ116やセンターサーバ200での集中管理を可能にしておけば、各直流コンセント131がどのように動作するかを一括して知ることができるから管理が容易になる。そこで、図5に示すように、管理装置(図示例では、宅内サーバ116であるがセンターサーバ200あるいは他の管理装置を設けてもよい)には、停電検出部11が主電源10の停止を検出した後における各直流コンセント131の制御内容を記憶した機器記憶部13が設けられる。各直流コンセント131の制御内容は、上述した条件(1)〜(4)に相当する情報であり、停電検出部11が主電源10の停止を検出したときにスイッチ要素131aをオンにするかオフにするか、電池残量のレベルに応じてスイッチ要素131aをオンにするかオフにするか、電流センサSCの出力あるいは制限時間を用いてスイッチ要素131aをオンにするかオフにするかなどの情報を意味する。これらの条件(1)〜(4)は、1つの直流コンセント131に対して複数の情報が同時に適用されない限りにおいて、機器記憶部13に混在させることが可能である。
機器記憶部13に記憶された制御内容の実行を各直流コンセント131に指示するのは管理装置としての宅内サーバ116に設けた動作指定部14であって、動作指定部14は、主電源10の停止が停電検出部11により検出された後の直流コンセント131の動作を、機器記憶部13に記憶されている内容に従って各直流コンセント131に指示する。
機器記憶部13に、直流機器102の制御内容を設定するには、広域網NTあるいは宅内網に接続される端末装置(図示せず)を用いる。端末装置には、表示器117、パーソナルコンピュータ、移動体電話機などを用いることができる。本例では、端末装置がブラウザ機能を備えている場合を想定しており、センタサーバ200あるいは宅内サーバ116では、端末装置のブラウザ機能を利用して機器記憶部13に記憶させる事項を設定可能とするサービスを提供する。つまり、センタサーバ200もしくは宅内サーバ116はサービス提供部として機能する。
たとえば、センタサーバ200では機器記憶部13に必要な事項を登録するための設定画面を端末装置に提示し、端末装置に付設した操作部を操作することにより必要な事項を設定すると、設定した事項をセンタサーバ200が機器記憶部13に登録する。同様の処理はセンタサーバ200ではなく宅内サーバ116により行うことも可能である。宅内サーバ116をサービス提供部として用いる場合には、端末装置として表示器117を用いると、機器記憶部13に必要事項を登録する際に広域網NTを利用しないから情報漏洩の可能性を低減できる。
各直流コンセント131のスイッチ要素131aのオンオフを、停電検出部11における主電源10の停止にのみ対応付けた制御内容を機器記憶部13に記憶させている場合には、各直流コンセント131に対してそれぞれスイッチ要素131aのオンオフを指示することになる。また、停電検出部11における主電源10の停止後における電池残量のレベルをスイッチ要素131aのオンオフに対応付けた指示内容を機器記憶部13に記憶させている場合には、電池残量のレベルに応じて各直流コンセント131に対してそれぞれスイッチ要素131aのオンオフを指示する。
また、電流センサSCの出力をスイッチ要素131aのオンオフに対応付けて機器記憶部13に登録しているときには、動作指定部14において電流センサSCで検出した電流値を取得し、その電流値に応じて上述した条件(3)に対応した処理を行う。なお、上述したように、電流値は電池残量のレベルと併用することができる。さらに、管理装置としての宅内サーバ116に、時間処理部131dに相当する構成を設け、制限時間に応じて各直流コンセント131のスイッチ要素131aを制御する構成を採用してもよい。
宅内サーバ116やセンターサーバ200のような管理装置を用いて複数台の直流コンセント131の制御を集中管理する場合であっても、各直流コンセント131に設けたスイッチ要素131aの動作は、各直流コンセント131において行っている動作と同様である。
なお、上述した実施形態では、機器記憶部13と動作指定部14とを宅内サーバ116に設けた例を示しているが、直流電力供給部101、協調制御部113、センタサーバ200のいずれかに設けることが可能であり、またこれらの装置とは独立した他の装置として設けることも可能である。また、電力供給部として直流電力供給部101を例示したが、交流電力供給部を用いることも可能である。この場合、直流機器102に代えて機器として交流機器を用いることになる。
本発明の実施形態を示す要部ブロック図である。 同上に用いる直流コンセントの一構成を示す要部回路図である。 同上に用いる直流コンセントの他構成を示す要部回路図である。 同上の全体構成を示す構成図である。 他の構成例を示す要部のブロック図である。
符号の説明
10 主電源
11 停電検出部
12 給電制御部
13 機器記憶部
14 動作指定部
20 分散電源
101 直流電力供給部(電力供給部)
102 直流機器(機器)
116 宅内サーバ(管理装置)
131 直流コンセント(アウトレット)
131a スイッチ要素
131b 受電側通信部
131c 受電制御部
131d 時間処理部
131e 設定部
131f 給電接続部
131g 機器接続口
131h 電流検出部
132 引掛シーリング(アウトレット)
200 センタサーバ(管理装置)
H 家屋
SC 電流センサ
Wdc 直流供給線路(電力供給線路)

Claims (10)

  1. 主電源の停止時にバックアップが可能な分散電源を備える電力供給部と、電力供給部に電力供給線路を介して接続される給電接続部と機器が電気的に接続される機器接続口と備え給電接続部と機器接続口との間の通電の可否を選択するスイッチ要素を有した複数台のアウトレットとを有し、電力供給部は、アウトレットと通信可能であって主電源の停止を検出するとアウトレットに通知する停電検出部を有し、アウトレットは、停電検出部から主電源の停止が通知された後に規定の条件に従ってスイッチ要素のオンオフを制御する受電制御部を有することを特徴とする停電補償システム。
  2. 前記アウトレットは、前記主電源の停止時における前記スイッチ要素のオンオフを選択する設定部を備え、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部での選択に従ってスイッチ要素のオンオフを制御することを特徴とする請求項1記載の停電補償システム。
  3. 前記設定部は、前記主電源の停止後において前記スイッチ要素のオンを継続させる優先度を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部で設定されている優先度が高いほどスイッチ要素のオンを継続する期間が長くなるようにスイッチ要素を制御することを特徴とする請求項2記載の停電補償システム。
  4. 前記アウトレットは、前記機器に供給している電流を検出する電流検出部を備え、前記設定部は、前記主電源の停止後において前記機器に供給する電流値の許容値を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると電流検出部により検出されている電流が設定部で設定された許容値以下であるときにスイッチ要素をオンにすることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の停電補償システム。
  5. 前記設定部は、前記主電源の停止後に前記スイッチ要素を継続してオンにする制限時間を設定し、前記受電制御部は、前記停電検出部から前記主電源の停止が通知されると設定部に設定されている制限時間までスイッチ要素をオンにすることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の停電補償システム。
  6. 前記アウトレットと通信可能な管理装置を備え、管理装置は、前記主電源の停止時における各アウトレットごとの前記スイッチ要素のオンオフを規定した機器記憶部と、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部に規定された内容に従って各アウトレットにスイッチ要素のオンオフを通信により指示する動作指定部とを備え、各アウトレットの前記受電制御部は、動作指定部からの指示内容に従ってスイッチ要素のオンオフを制御することを特徴とする請求項1記載の停電補償システム。
  7. 前記機器記憶部は、前記主電源の停止後において前記スイッチ要素のオンを継続させる優先度が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部で設定されている優先度が高いほどスイッチ要素のオンを継続する期間が長くなるように機器記憶部に規定された優先度に従ってスイッチ要素のオンオフを各アウトレットに指示することを特徴とする請求項6記載の停電補償システム。
  8. 前記アウトレットは、前記機器に供給している電流を検出する電流検出部を備え、前記機器記憶部は、前記主電源の停止後において前記機器に供給する電流値の許容値が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると電流検出部により検出されている電流が機器記憶部で設定された許容値以下であるときにスイッチ要素をオンにするようにアウトレットに指示することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の停電補償システム。
  9. 前記機器記憶部は、前記主電源の停止後に前記スイッチ要素を継続してオンにする制限時間が設定され、前記動作指定部は、前記停電検出部が前記主電源の停止を検出すると機器記憶部に設定されている制限時間までスイッチ要素をオンにするようにアウトレットに指示することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の停電補償システム。
  10. 前記電力供給部は直流電力を供給し、前記機器は直流電力により駆動される直流機器であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の停電補償システム。
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