JP2009159255A - パス状態管理装置、パス状態管理システム、パス状態管理方法及びパス状態管理プログラム - Google Patents

パス状態管理装置、パス状態管理システム、パス状態管理方法及びパス状態管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】GMPLSが非同期にネットワーク上に設定したパスの状態を管理することが可能なパス状態管理システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置(1)と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)と、を少なくとも有して構成するパス状態管理システムであり、パス状態管理装置(1)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がパス状態管理装置(1)と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器(4)から取得し、該取得したパスの情報を管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上のパス(通信経路)の状態を管理するパス状態管理装置、パス状態管理システム、パス状態管理方法及びパス状態管理プログラムに関し、特に、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)が自律的にネットワーク上に設定したパスの状態を管理することが可能なパス状態管理装置、パス状態管理システム、パス状態管理方法及びパス状態管理プログラムに関するものである。
一般的に、NMS(Network Management System)は、オペレータ端末からの制御を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになる。しかし、GMPLSは、オペレータ端末からの制御以外(例えば、シグナリングの受信、ネットワーク上の障害情報の検知)を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになる。このため、NMSがネットワーク上に設定したパスの状態と、GMPLSがネットワーク上に設定したパスの状態と、の同期を取ることができない状況が発生する。このようなことから、GMPLSがNMSと非同期にネットワーク上に設定したパスの状態をNMSにおいて管理することが可能なシステムの開発が必要視されることになる。なお、NMSと、GMPLSと、におけるパスの設定について図14を参照しながら説明する。
まず、NMS(1)におけるパスの設定について説明する。
NMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御を契機に、NMS(1)のデータベース(12)に設定されているトポロジ情報を基に、データベース(12)にパスの経路を設計する。これにより、データベース(12)にパスの設計経路が設定される。
なお、設計経路とは、データベース(12)に設計されたパスの経路のことを示す。なお、オペレータ端末(2)が設計するパスの経路は、全体または一部を指定することが可能である。また、トポロジ情報とは、パスの端点となるネットワーク機器(3、4)の情報、及び、そのネットワーク機器(3、4)間を接続する光ファイバ/リンク等の光通信ネットワーク情報のことである。
次に、NMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御を契機に、データベース(12)に設定したパスの設計経路を基に、パスの経路を構成するネットワーク機器(3、4)に対し、クロスコネクトを設定し、ネットワーク上にパスを設定する。これにより、ネットワーク機器(3、4)のデータベース(32、42)には、そのネットワーク機器(3、4)に設定されたクロスコネクトの情報(クロスコネクト情報)が設定される。
NMS(1)は、ネットワーク機器(3、4)に対するクロスコネクトの設定が成功した場合に、そのネットワーク機器(3、4)に設定したクロスコネクト情報をNMS(1)のデータベース(12)に反映するように、データベース(12)の情報を更新する。これにより、データベース(12)にパスの設定経路が設定される。
なお、設定経路とは、ネットワーク上に設定したパスの経路のことを示す。なお、設定経路は、ネットワーク機器(3、4)に対するクロスコネクトの設定が成功するまではデータベース(12)に設定しない。
このように、NMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになる。なお、上述した処理動作を行った段階では、NMS(1)のデータベース(12)の情報と、ネットワーク機器(3、4)のデータベース(32、42)の情報と、が同期(一致)していることになる。
次に、GMPLSによるパスの設定について説明する。なお、GMPLSによるパスの設定は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)が行うことになる。
GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、オペレータ端末(2)の制御を契機に、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)に設定されているトポロジ情報を基に、データベース(42)にパスの経路を設計する。この場合、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、GMPLSのシグナリングプロトコル(RSVP-TE、OSPF-TE)により、仮想的な通信経路であるLSP(Label Switched Path)の経路をデータベース(42)に設計することになる。これにより、データベース(42)には、LSP情報が設定されることになる。なお、オペレータ端末(2)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)が設計するパスの経路の一部や全体を指定することも可能だが、LSPの経路の設計については、GMPLS対応ネットワーク機器(4)だけで行うことになる。
次に、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、オペレータ端末(2)の制御、他のGMPLS対応ネットワーク機器(4')からのシグナリングの受信、ネットワーク上の障害情報の検知を契機に、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)に設計したLSP情報を基に、そのLSPの経路を構成するネットワーク機器に対し、クロスコネクトを設定し、ネットワーク上にパスを設定する。
GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、ネットワーク機器に対するクロスコネクトの設定が成功した場合に、そのネットワーク機器に設定したクロスコネクトの情報(クロスコネクト情報)をGMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)に反映するように、データベース(42)の情報を更新する。また、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、ネットワーク機器へのクロスコネクト設定の成功の可否をNMS(1)に通知する(GMPLSイベント)。
このように、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、オペレータ端末(2)の制御のみならず、他のGMPLS対応ネットワーク機器(4')からのシグナリングの受信、ネットワーク上の障害情報の検知を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになる。なお、上述した処理動作を行った段階では、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)の情報だけが更新されるため、NMS(1)のデータベース(12)の情報と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)の情報と、が同期(一致)しないことになる。
このため、NMS(1)のデータベース(12)の情報と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)の情報と、が同期(一致)するように、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期に更新したデータベース(42)の情報をNMS(1)のデータベース(12)で統合管理するための仕組みが必要となる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、光ネットワークのVPN制御のパス設定において、光ネットワークがGMPLS技術を用いている場合は、制御プレーンと連携したリアルタイムな制御を実現する技術について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、MPLS/GMPLSネットワークシステムの運用状況を的確に把握することを可能にする技術について開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
また、動的に変化する論理パス(パケット転送経路)を含めて、各構成要素についてのアラーム(イベント通知)間の相関関係を分析できるようにする技術について開示された文献がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−179769号公報 特開2007−235380号公報 特開2007−235897号公報
しかし、上記特許文献1〜3には、GMPLSがNMSと非同期にネットワーク上に設定したパスの状態をNMSにおいて管理する点については何ら記載もその必要性についても示唆されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述した課題である、GMPLSが非同期にネットワーク上に設定したパスの状態を管理することが可能なパス状態管理装置、パス状態管理システム、パス状態管理方法及びパス状態管理プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<パス状態管理装置>
本発明にかかるパス状態管理装置は、
ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置であって、
GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理手段を有することを特徴とする。
<パス状態管理システム>
また、本発明にかかるパス状態管理システムは、
ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置と、GMPLS対応ネットワーク機器と、を少なくとも有して構成するパス状態管理システムであって、
前記パス状態管理装置は、
前記GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理手段を有することを特徴とする。
<パス状態管理方法>
また、本発明にかかるパス状態管理方法は、
ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置で行うパス状態管理方法であって、
GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理工程を、前記パス状態管理装置が行うことを特徴とする。
<パス状態管理プログラム>
また、本発明にかかるパス状態管理プログラムは、
ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置に実行させるパス状態管理プログラムであって、
GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理処理を、前記パス状態管理装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、GMPLS対応ネットワーク機器が非同期にネットワーク上に設定したパスの状態を管理することが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態のパス状態管理システムの概要について説明する。
本実施形態におけるパス状態管理システムは、ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置(NMS;1に相当)と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)と、を少なくとも有して構成するパス状態管理システムである。
そして、パス状態管理装置(1)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がパス状態管理装置(1)と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器(4)から取得し、該取得したパスの情報を管理する。
これにより、パス状態管理装置(1)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がパス状態管理装置(1)と非同期にネットワーク上に設定したパスの状態を管理することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態におけるパス状態管理システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<パス状態管理システムのシステム構成>
まず、図1を参照しながら、本実施形態におけるパス状態管理システムのシステム構成について説明する。
本実施形態におけるパス状態管理システムは、NMS(1)と、オペレータ端末(2)と、GMPLS非対応ネットワーク機器(3)と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)と、を有して構成している。
<NMS;1>
NMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御を基に、ネットワーク機器(3、4)を監視/制御する。また、NMS(1)は、ネットワーク機器(3、4)の障害情報等を、オペレータ端末(2)に通知する。
なお、本実施形態におけるNMS(1)は、構成管理部(11)と、データベース(12)と、イベント制御部(13)と、を有して構成する。
構成管理部(11)は、ネットワークを構成するトポロジ情報を構成して管理する。なお、トポロジ情報とは、パスの端点となるネットワーク機器(3、4)の情報、及び、そのネットワーク機器(3、4)間を接続する光ファイバ/リンク等の光通信ネットワーク情報のことを示す。
構成管理部(11)は、オペレータ端末(2)の制御(A1)を基に、ネットワーク機器(3、4)を監視/制御し(A2)、データベース(12)の情報を更新する(A4)。また、構成管理部(11)は、ネットワーク機器(3、4)の障害情報等をオペレータ端末(2)に通知する(A5)。
データベース(12)は、トポロジ情報を保持する。
イベント制御部(13)は、GMPLSイベントを受け付けた場合に(A9)、構成管理部(11)を制御し(A10)、データベース(12)の情報を更新する(A11)。
<オペレータ端末;2>
オペレータ端末(2)は、NMS(1)を介してネットワーク機器(3、4)の監視制御を行う端末である。オペレータ端末(2)は、監視制御対象のネットワーク機器(3、4)の情報、トポロジ情報の登録、パスの登録/設計等を行う。
<GMPLS非対応ネットワーク機器;3>
GMPLS非対応ネットワーク機器(3)は、光ファイバや同軸ケーブル等のネットワークケーブルで他のネットワーク機器と接続し、クロスコネクトによりパスを設定する。GMPLS非対応ネットワーク機器(3)は、管理ネットワークを経由してNMS(1)と接続する。なお、管理ネットワークは、NMS(1)がネットワーク機器(3、4)を制御する為のネットワークである。
GMPLS非対応ネットワーク機器(3)は、構成管理部(31)と、データベース(32)と、を有して構成する。
構成管理部(31)は、ネットワークを構成する為の装置構成情報(主信号/クロスコネクト及びその端点等)を管理し、データベース(32)の情報を更新する(A3)。
データベース(32)は、装置構成情報(主信号/クロスコネクト及びその端点等)を保持する。
<GMPLS対応ネットワーク機器;4>
GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、上述したGMPLS非対応ネットワーク機器(3)の機能に対し、GMPLS機能(GMPLS制御部;43)を追加したものである。
GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、シグナリングネットワークを経由してGMPLS対応ネットワーク機器同士が互いに接続し、GMPLSのシグナリングプロトコルによりデータベース(42)にLSPを設計し、ネットワーク上にパスを設定する。なお、シグナリングネットワークは、GMPLS対応ネットワーク機器同士がシグナリングを実施する為に相互に接続する為のネットワークである。
GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、構成管理部(41)と、データベース(42)と、GMPLS制御部(43)と、を有して構成する。
構成管理部(41)は、ネットワークを構成する為の装置構成情報(主信号/クロスコネクト及びその端点等)を管理し、データベース(42)の情報を更新する(A3)。
データベース(42)は、装置構成情報(主信号/クロスコネクト及びその端点等)を保持する。
GMPLS制御部(43)は、GMPLSのシグナリングプロトコルにより(A6)、データベース(42)にLSPを設計し、ネットワーク上にパスを設定する。また、GMPLS制御部(43)は、GMPLSのシグナリングを基に(A6)、構成管理部(41)を制御し(A7)、データベース(42)の情報を更新する(A8)。また、GMPLS制御部(43)は、GMPLSイベントをNMS(1)に通知する(A9)。
<パスのライフサイクル状態>
次に、図2を参照しながら、ネットワーク上のパスを管理する為のパスのライフサイクル状態について説明する。なお、パスのライフサイクル状態とは、ネットワーク上のパスの段階的な状態を識別する為のものであり、NMS(1)のデータベース(12)で管理することになる。図2では、パスのライフサイクル状態として、『計画済み』状態;(S1)、『予約済み』状態;(S2)、『設定済み』状態;(S3)がある。
『計画済み』状態;(S1)
『計画済み』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点がNMS(1)のデータベース(12)に設定され、パスの設計経路がデータベース(12)に設定されていない状態
ネットワーク機器(3、4);クロスコネクトが設定されていない状態
なお、『計画済み』状態に遷移する条件としては、以下の条件が挙げられる。
パスの名称等の基本情報、及び、パスの始点/終点をNMS(1)のデータベース(12)に設定することで、『計画済み』状態に遷移する。
NMS(1)のデータベース(12)に設定されているパスの設計経路を削除することで『予約済み』状態から『計画済み』状態に遷移する。
『予約済み』状態;(S2)
『予約済み』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設計経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定された状態
ネットワーク機器(3、4);クロスコネクトが設定されていない状態
なお、『予約済み』状態に遷移する条件としては、以下の条件が挙げられる。
パスの設計経路をNMS(1)のデータベース(12)に設定することで『計画済み』状態から『予約済み』状態に遷移する。
ネットワーク機器(3、4)のクロスコネクトを削除することで『設定済み』状態から『予約済み』状態に遷移する。
『設定済み』状態;(S3)
『設定済み』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設定経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定された状態
ネットワーク機器(3、4);クロスコネクトが設定された状態
なお、『設定済み』状態に遷移する条件としては、以下の条件が挙げられる。
ネットワーク機器(3、4)にクロスコネクトを設定することで『予約済み』状態から『設定済み』状態に遷移する。
なお、上述したように、パスのライフサイクル状態には、『計画済み』状態、『予約済み』状態、『設定済み』状態、がある。NMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御を契機に、NMS(1)のデータベース(12)に各種情報を設定することで、『計画済み』状態→『予約済み』状態に遷移する。そして、NMS(1)は、ネットワーク機器(3、4)に対し、クロスコネクトを設定することで、『予約済み』状態→『設定済み』状態に遷移することになる。
一方、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、オペレータ端末(2)の制御のみならず、他のGMPLS対応ネットワーク機器(4')からのシグナリングの受信、ネットワーク上の障害情報の検知を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになる。このため、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のクロスコネクトは、NMS(1)と非同期で変化することになり、上述したライフサイクル状態に該当しない以下の状態が発生することになる。
GMPLS対応ネットワーク機器(4)がLSP情報を設計中の状態
GMPLS対応ネットワーク機器(4)が他のGMPLS対応ネットワーク機器(4')に対し、クロスコネクトを設定、又は、解除している状態
なお、NMS(1)が、オペレータ端末(2)の制御を契機に、ネットワーク上にパスを設定した場合には、NMS(1)のデータベース(12)に設定されているパスの情報と、ネットワーク機器(3,4)のデータベース(32、42)に設定されているパスの情報と、は一致することになる。
しかし、GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、オペレータ端末(2)の制御のみならず、他のGMPLS対応ネットワーク機器(4')からのシグナリングの受信、ネットワーク上の障害情報の検知を契機に、ネットワーク上にパスを設定することになるため、NMS(1)のデータベース(12)に設定されているパスの情報と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)に設定されているパスの情報と、が一致しないことになる。
このため、NMS(1)のデータベース(12)に設定されているパスの情報と、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のデータベース(42)に設定されているパスの情報と、が一致するように、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期にネットワーク上に設定するパスの情報をNMS(1)のデータベース(12)で統合管理するための仕組みが必要視されることになる。
このため、本発明者らは、様々な改良を試み、鋭意研究を重ねた結果、上述した図2に示すライフサイクル状態に対し、図3に示す新たな状態を追加し、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期にネットワーク上に設定したパスの状態をNMS(1)のデータベース(12)で統合管理するように構築した。
なお、新たに追加する状態は、図3に示す以下の状態が挙げられる。
『設定中』状態;(S13)
『設定中』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設計経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定され、パスの設定経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定されていない状態
GMPLS対応ネットワーク機器(4);LSP情報及び設計経路がデータベース(42)に設定され、シグナリングが実施中で、クロスコネクトがGMPLSにより設定されている状態
なお、設計経路とは、データベースに設計されたパスの経路のことを示す。また、設定経路とは、ネットワーク上に設定されたパスの経路のことを示す。
なお、『設定中』状態に遷移する条件としては以下の条件が挙げられる。
NMS(1)がGMPLS対応ネットワーク機器に対し、LSPの設定(シグナリング実行)を要求することで、『予約済み』状態から『設定中』状態に遷移する。
『切断中』状態;(S14)
『切断中』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設計経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定され、パスの設定経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定されていない状態
GMPLS対応ネットワーク機器(4);LSP情報及び設計経路がデータベース(42)に設定され、シグナリングが実施中で、クロスコネクトがGMPLSにより解除されている状態
なお、『切断中』状態に遷移する条件としては以下の条件が挙げられる。
NMS(1)がGMPLS対応ネットワーク機器に対し、LSPの切断(シグナリング実行)を要求することで、『設定済み』状態から『切断中』状態に遷移する。
なお、上述した『設定中』状態、『切断中』状態の追加により、本実施形態では、図2に示す『予約済み』状態、『設定済み』状態を、以下のように変更することになる。
『予約済み』状態;(S12)
『予約済み』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設計経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定された状態
ネットワーク機器(3,4);クロスコネクトが設定されていない状態
なお、『予約済み』状態に遷移する条件は以下のようになる。
NMS(1)のデータベース(12)にパスの設計経路を設定することで『計画済み』状態から『予約済み』状態に遷移する。
NMS(1)がネットワーク機器(3、4)のクロスコネクトを削除することで『設定済み』状態から『予約済み』状態に遷移する。
NMS(1)がGMPLSイベント(クロスコネクトの切断結果成功)を受信することで、『切断中』状態から『予約済み』状態に遷移する。
『設定済み』状態;(S15)
『設定済み』状態におけるNMS/ネットワーク機器の状態は以下のようになる。
NMS(1);パスの名称等の基本情報、パスの始点/終点、パスの設定経路がNMS(1)のデータベース(12)に設定された状態
ネットワーク機器(3、4):クロスコネクトが設定された状態
なお、『設定済み』状態に遷移する条件は以下のようになる。
NMS(1)がネットワーク機器(3、4)にクロスコネクトを設定することで『予約済み』状態から『設定済み』状態に遷移する。
NMS(1)がGMPLSイベント(クロスコネクトの設定結果成功)を受信し、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のLSP情報、及び、クロスコネクト情報を収集し、NMS(1)のデータベース(12)の情報を更新することで『設定中』状態から『設定済み』状態に遷移する。
なお、上述したライフサイクル状態の追加により変更した『予約済み』状態、『設定済み』状態では、GMPLSイベントの受信を契機に状態が遷移することになる。このため、本実施形態におけるNMS(1)は、オペレータ端末(2)の制御だけではなく、GMPLSイベントの受信を契機に動作する機能(イベント制御部;13)を有して構成している。これにより、NMS(1)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期にネットワーク上に設定するパスの情報をNMS(1)データベース(12)で統合して管理することが可能となる。
なお、本実施形態におけるイベント制御部(13)は、GMPLS対応ネットワーク機器(4)から通知されるGMPLSイベントを監視する。そして、イベント制御部(13)は、GMPLSイベントの受信を契機に、オペレータ端末(2)からの制御を契機に行う処理と同様な処理を行うことになる。これにより、NMS(1)の機能を大幅に改良することなく、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期にネットワーク上に設定するパスの情報をデータベース(12)で統合管理するように構築することが可能となる。従って、既存のNMS(1)に対しても、イベント制御部(13)の機能を容易に追加することが可能となる。
<処理動作>
次に、図4〜図12を参照しながら、本実施形態のパス状態管理システムにおける一連の処理動作について説明する。なお、図4〜図5は、本実施形態のパス状態管理システムにおける一連の処理動作を示し、図6〜図8は、図4に示す処理の詳細動作を示し、図9〜図12は、図5に示す処理の詳細動作を示す。
まず、オペレータ端末(2)は、GMPLS制御によるパスの登録要求をNMS(1)に送信する(ステップB1)。
NMS(1)は、パスの登録要求を受け付けた場合に、パス登録を開始する(ステップB2)。これにより、NMS(1)は、データベース(12)のトポロジ情報を基に、パスの設計経路をデータベース(12)に設定することになる。なお、パスの設計経路は、NMS(1)のデータベース(12)に設計されたパスの経路のことを示す。オペレータ端末(2)が設計するパスの経路は、全体または一部を指定することが可能である。
次に、NMS(1)の構成管理部(11)は、データベース(12)に設定したパスの設計経路を基に、パス経路の始点となるGMPLS対応ネットワーク機器(4)を特定する。また、構成管理部(11)は、データベース(12)に設定したパスの設計経路を基に、LSP情報(パスの始点/終点、パスの設計経路の全体または一部)を指定する。そして、構成管理部(11)は、上記指定したLSP情報と共に、LSP設定要求を、パス経路の始点となるGMPLS対応ネットワーク機器(4)に送信する(ステップB3)。
始点GMPLS対応ネットワーク機器(4)は、LSP情報と、LSP設定要求と、を受け付けた場合に、そのLSP情報を基に、LSP設定開始処理を開始する(ステップB4)。
始点GMPLS対応ネットワーク機器(4)のGMPLS制御部(43)は、LSP設定要求と共に受け付けたLSP情報をデータベース(42)に設定する(ステップB5)。
次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、次のパス経路となる中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')を特定する。なお、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、パスの設計経路の全体が指定されていないと判断した場合には、未指定のパス経路を算出し、次のパス経路となる中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')を特定する。そして、GMPLS制御部(43)は、次のパス経路となる中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')に対し、シグナリングを送信する(ステップB6)。なお、GMPLS制御部(43)は、LSP情報を含めたシグナリングを中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')に送信する。
次に、GMPLS制御部(43)は、NMS(1)からのLSP設定要求に対するLSP設定応答をNMS(1)に送信する(ステップB7)。
NMS(1)は、LSP設定応答を受け付けた場合に、NMS(1)の構成管理部(11)は、データベース(12)に設定したパスのライフサイクル状態が『予約済み』状態→『設定中』状態に遷移するように、データベース(12)の情報を更新する(ステップB8)。
次に、構成管理部(11)は、オペレータ端末(2)からのパス登録要求に対するパス登録応答をオペレータ端末(2)に送信する(ステップB9)。
なお、上記ステップB6の処理でシグナリングを受信した中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')は、そのシグナリングに含まれるLSP情報を基に、LSP設定開始処理を開始する(ステップB4')。そして、中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')のGMPLS制御部(43)は、シグナリングに含まれるLSP情報をデータベース(42)に設定する(ステップB5')。次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、次のパス経路となるGMPLS対応ネットワーク機器(4'')を特定する。なお、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、パスの設計経路の全体が指定されていないと判断した場合には、未指定のパス経路を算出し、次のパス経路となるGMPLS対応ネットワーク機器(4'')を特定する。そして、GMPLS制御部(43)は、次のパス経路となるGMPLS対応ネットワーク機器(4'')に対し、シグナリングを送信する(ステップB6')。
なお、中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')からシグナリングを受信した次のパス経路となる終点GMPLS対応ネットワーク機器(4'')は、そのシグナリングに含まれるLSP情報を基に、LSP設定開始/完了処理を開始する(ステップB10')。そして、GMPLS対応ネットワーク機器(4'')のGMPLS制御部(43)は、シグナリングに含まれるLSP情報をデータベース(42)に設定する。次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、自身がパス経路の終点GMPLS対応ネットワーク機器と判断した場合は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、構成管理部(41)を制御し、クロスコネクトを構成管理部(41)に設定する(ステップB11')。
次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報と、構成管理部(41)に設定したクロスコネクトの情報(クロスコネクト情報)と、を基に、データベース(42)の情報を更新する(ステップB12')。そして、GMPLS制御部(43)は、シグナリングを中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')に送信する(ステップB13')。次に、GMPLS制御部(43)は、LSP設定完了通知を、NMS(1)に通知することになる(ステップB13')。
終点GMPLS対応ネットワーク機器(4'')からシグナリングを受信した中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')は、LSP設定完了処理を開始する(ステップB10'')。
中継GMPLS対応ネットワーク機器(4')のGMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、構成管理部(41)を制御し、クロスコネクトを構成管理部(41)に設定する(ステップB11'')。
次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報と、構成管理部(41)に設定したクロスコネクトの情報(クロスコネクト情報)と、を基に、データベース(42)の情報を更新する(ステップB12'')。そして、GMPLS制御部(43)は、シグナリングをパス経路の始点GMPLS対応ネットワーク機器(4)に送信する(ステップB13'')。次に、GMPLS制御部(43)は、LSP設定完了通知を、NMS(1)に通知することになる(ステップB13'')。
このように、シグナリングを受信した中継のGMPLS対応ネットワーク機器(4')は、LSP情報を基に、次のパス経路が設定可能か否かを判断し、次のパス経路が設定可能であると判断した場合には、パス経路の終点のGMPLS対応ネットワーク機器(4'')に向かってシグナリングをマルチホップで順に送信していくことになる。そして、終点のGMPLS対応ネットワーク機器(4'')は、LSP情報を基に、パス経路全体が確立可能と判断した場合に、クロスコネクトを設定し、そのクロスコネクト設定後に、中継のGMPLS対応ネットワーク機器(4')に向けてシグナリングを返信することになる。そして、中継のGMPLS対応ネットワーク機器(4')は、クロスコネクト設定後に、パス経路の始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)に向けてシグナリングをマルチホップで順に返信することになる。
なお、パス経路の始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)は、中継のGMPLS対応ネットワーク機器(4')からシグナリングを受信した場合に、LSP設定完了処理を開始する(ステップB10)。
始点GMPLS対応ネットワーク機器(4)のGMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報を基に、構成管理部(41)を制御し、クロスコネクトを構成管理部(41)に設定する(ステップB11)。
次に、GMPLS制御部(43)は、データベース(42)に設定したLSP情報と、構成管理部(41)に設定したクロスコネクトの情報(クロスコネクト情報)と、を基に、データベース(42)の情報を更新する(ステップB12)。そして、GMPLS制御部(43)は、LSP設定完了通知をNMS(1)に送信する(ステップB13)。
これにより、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)は、パスの経路全体にクロスコネクトが設定されたことをGMPLSイベントとしてNMS(1)に通知することになる。
NMS(1)は、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)からLSP設定完了通知を受け付けた場合に、パスのライフサイクル状態更新を開始する(ステップB14)。
NMS(1)のイベント制御部(13)は、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)の構成管理部(41)から、クロスコネクト情報を取得する(ステップB15)。
イベント制御部(13)は、構成管理部(41)から取得したクロスコネクト情報をデータベース(12)に設定すると共に、データベース(12)のライフサイクル状態が『設定中』状態→『設定済み』状態に遷移するように、データベース(12)の情報を更新する(ステップB16)。
次に、イベント制御部(13)は、パス設定完了通知をオペレータ端末(2)に送信する(ステップB17)。
<本実施形態における作用・効果>
このように、本実施形態におけるNMS(1)は、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)から送信されたGMPLSイベント(LSP設定完了通知)の受信を契機に、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)からパスの情報を取得し、該取得したパスの情報を基にデータベース(12)の情報を更新することになるため、GMPLS対応ネットワーク機器(4)がNMS(1)と非同期にネットワーク上に設定するパスの情報をNMS(1)において統合管理することが可能となる。
また、本実施形態におけるNMS(1)は、既存のパスのライフサイクル状態(計画済み、予約済み、設定済み)に対し、新たな状態(設定中、切断中)を追加するように構築したため、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のパスの情報を統合管理するための機能を、既存のNMS(1)に対して容易に追加することが可能となる。
また、本実施形態におけるNMS(1)は、イベント制御部(13)を独立した機能として構築したため、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のパスの情報を統合管理するための機能を、既存のNMS(1)に対して容易に追加することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)から送信されたGMPLSイベント(LSP設定完了通知)の受信を契機に、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)からパスの情報を取得し、該取得したパスの情報を基にデータベース(12)の情報を更新することにしたが、始点のGMPLS対応ネットワーク機器(4)から送信されたGMPLSイベント(LSP設定完了通知)の受信だけではなく、中継、終点のGMPLS対応ネットワーク機器(4',4'')から送信されたGMPLSイベント(LSP設定完了通知)の受信を契機に、その該当するGMPLS対応ネットワーク機器(4'、4'')からパスの情報を取得し、該取得したパスの情報を基にデータベース(12)の情報を更新するように構築することも可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、図3に示すパスのライフサイクル状態に対し、更に新たな状態を追加して管理することを特徴とする。これにより、ネットワーク上のパスのライフサイクル状態を詳細に管理することが可能となる。なお、本実施形態におけるパス状態管理システムのシステム構成は、第1の実施形態と同様に構成し、パスのライフサイクルの状態が異なるだけであるため、本実施形態では、パスのライフサイクル状態について説明する。
本実施形態におけるNMS(1)は、図3に示すパスのライフサイクル状態に対し、以下の状態を追加して管理する。なお、第2の実施形態におけるパスのライフサイクル状態を図13に示す。
『設定失敗』状態;S21
GMPLS対応ネットワーク機器(4)へのLSPの設定(シグナリング実行)要求が失敗したことで『予約済み』状態や『設定中』状態から『設定失敗』状態に遷移する。
『切断失敗』状態;S22
GMPLS対応ネットワーク機器(4)へのLSPの切断(シグナリング実行)要求が失敗したことで『設定済み』状態や『切断中』状態から『切断失敗』状態に遷移する。
『状態異常』状態
『設定中』状態でのGMPLSイベント(切断成功通知)受信や、『設定済み』状態でのGMPLSイベント(設定成功通知)受信など、予め想定していない異常状態が発生した場合に『状態異常』状態に遷移する。なお、異常状態が発生したか否かはNMS(1)が判断することになる。
このように、本実施形態におけるパス状態管理システムは、シグナリング要求の失敗時や、予め想定していない異常状態発生時の状態を新たに追加し、パスのライフサイクル状態を詳細に管理することになるため、NMS(1)の運用停止/再開時や、ネットワーク機器(4)の異常発生時等にも対応することが可能となる。なお、本実施形態におけるパス状態管理システムは、『設定失敗』状態、『切断失敗』状態、『状態異常』状態の少なくとも1つの状態を追加し、パスのライフサイクル状態を管理するように構築することも可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、NMS(1)は、ネットワーク機器(3、4)として、光/電気等のネットワーク機器を管理対象にすることが可能である。また、GMPLS対応ネットワーク機器(4)のGMPLS機能については、ネットワーク機器に組み込まれたGMPLS機能以外にも、外部のGMPLS機器によりネットワーク機器が制御される場合にも、外部のGMPLS機器のイベントを契機にNMS(1)が動作するように構築することも可能である。
また、上述した本実施形態におけるパス状態管理システムを構成する各装置における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。なお、リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態におけるパス状態管理システムは、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
本発明は、光ネットワーク等に適用可能である。
本実施形態のパス状態管理システムのシステム構成例を示す図である。 本実施形態のNMS(1)で管理するパスのライフサイクル状態を説明するための第1の図である。 本実施形態のNMS(1)で管理するパスのライフサイクル状態を説明するための第2の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第1のシーケンスチャートである。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第2のシーケンスチャートである。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第1の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第2の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第3の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第4の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第5の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第6の図である。 本実施形態のパス状態管理システムの処理動作を説明するための第7の図である。 第2の実施形態のNMS(1)で管理するパスのライフサイクル状態を説明するための図である。 本発明と関連するパス状態管理システムのシステム構成例を示す図である。
符号の説明
1 NMS(パス状態管理装置)
11 構成管理部
12 データベース
13 イベント制御部
2 オペレータ端末
3、3' GMPLS非対応ネットワーク機器
31 構成管理部
32 データベース
4、4'、4'' GMPLS対応ネットワーク機器
41 構成管理部
42 データベース
43 GMPLS制御部

Claims (8)

  1. ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置であって、
    GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理手段を有することを特徴とするパス状態管理装置。
  2. 前記管理手段は、
    前記GMPLS対応ネットワーク機器からイベントが通知された場合に、当該GMPLS対応ネットワーク機器から前記パスの情報を取得することを特徴とする請求項1記載のパス状態管理装置。
  3. 前記管理手段は、
    ネットワーク上のパスの状態を、
    計画済み状態と、予約済み状態と、設定中状態と、切断中状態と、設定済み状態と、の段階に分けて管理し、
    前記計画済み状態は、
    パスの始点、終点が前記パス状態管理装置に設定された状態であり、
    前記予約済み状態は、
    前記計画済み状態に対し、更に、パスの経路が前記パス状態管理装置に設計された状態であり、
    前記設定中状態は、
    前記予約済み状態に対し、更に、クロスコネクトが前記GMPLS対応ネットワーク機器に設定されている状態であり、
    前記切断中状態は、
    前記予約済み状態に対し、更に、クロスコネクトが前記GMPLS対応ネットワーク機器から解除されている状態であり、
    前記設定済み状態は、
    前記計画済み状態に対し、更に、パスの経路が前記パス状態管理装置に設定された状態であることを特徴とする請求項1または2記載のパス状態管理装置。
  4. 前記管理手段は、
    前記計画済み状態、前記予約済み状態、前記設定中状態、前記設定済み状態の順で段階的に遷移し、
    また、
    前記設定済み状態、前記切断中状態、前記予約済み状態、前記計画済み状態の順で段階的に遷移することを特徴とする請求項3記載のパス状態管理装置。
  5. 前記管理手段は、
    設定失敗状態、切断失敗状態、状態異常状態の少なくとも1つの状態を更に管理し、
    前記設定失敗状態は、
    前記GMPLS対応ネット機器に対するLSPの設定要求が失敗した状態であり、
    前記切断失敗状態は、
    前記GMPLS対応ネットワーク機器に対するLSPの切断要求が失敗した状態であり、
    前記状態異常状態は、
    異常が発生したと前記パス状態管理装置が判断した状態であることを特徴とする請求項3または4記載のパス状態管理装置。
  6. ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置と、GMPLS対応ネットワーク機器と、を少なくとも有して構成するパス状態管理システムであって、
    前記パス状態管理装置は、
    前記GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理手段を有することを特徴とするパス状態管理システム。
  7. ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置で行うパス状態管理方法であって、
    GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理工程を、前記パス状態管理装置が行うことを特徴とするパス状態管理方法。
  8. ネットワーク上のパスの状態を管理するパス状態管理装置に実行させるパス状態管理プログラムであって、
    GMPLS対応ネットワーク機器が前記パス状態管理装置と非同期でネットワーク上に設定したパスの情報を、当該GMPLS対応ネットワーク機器から取得し、該取得したパスの情報を管理する管理処理を、前記パス状態管理装置に実行させることを特徴とするパス状態管理プログラム。
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