JP2009159126A - 字幕付き映像再生装置、字幕付き映像再生装置の画面制御方法及びプログラム - Google Patents

字幕付き映像再生装置、字幕付き映像再生装置の画面制御方法及びプログラム Download PDF

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真弓 中出
Tomoya Ozaki
友哉 尾崎
Masahiro Yamazaki
正裕 山崎
Masaki Wakabayashi
正樹 若林
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Abstract


【課題】ユーザの視線の移動を小さくする。
【解決手段】表示部21は、制御部23に制御されて、通常視聴モード、字幕リスト付視聴モードにおいて、映像領域と字幕領域とを近接させた表示領域を、LCDの画面の中央部に表示する。また、表示部21は、この画面における表示領域を、通常視聴モードと字幕リスト付視聴モードとで、ほぼ同じ位置に表示する。このため、モードを切り替えた場合、ユーザの視線の移動は小さくなる。記憶部18は、このような各領域の位置等を規定する各フォーマットのデータを記憶し、制御部23は、このフォーマットに従って、字幕文、字幕リスト、映像を表示するように表示部21を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、字幕付き映像再生装置、字幕付き映像再生装置の画面制御方法及びプログラムに関するものである。
従来、字幕文を表示時刻が付与された状態でストリームから抽出し、ユーザが字幕文を選択したときに、その字幕文とその字幕文の表示時刻に対応する映像とを合成して表示する字幕付き映像再生装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このような字幕付き映像再生装置では、モードとして、映像とともに再生した字幕文を画面に表示する通常視聴モードと、前記映像、前記字幕文とともに、字幕リストを画面に表示する字幕リスト付視聴モードとがある。
字幕リスト付視聴モードでは、映像領域に表示されている映像に対応した字幕文は、字幕文を表示する字幕領域と、字幕リストを表示する字幕リスト領域と、に表示される。
ユーザは、例えば、携帯電話に備えられたキーを操作して通常視聴モード又は字幕リスト付視聴モードを選択し、字幕領域に表示する字幕文を選択する。
特開2003−18491号公報(第3頁、図1)
しかし、従来の字幕付き映像再生装置では、モードを切り替えた場合、映像と字幕文との位置が変化してしまい、ユーザの視線が大きく移動してしまう。
また、字幕リスト付視聴モードでは、ユーザが字幕リストから字幕文を選択している時は字幕リスト領域の中央部の字幕文を読み、選択し終えると、映像領域と字幕領域とに視線を移動する必要がある。従って、視線をできるだけ移動させずに字幕文と映像とを視認できるようにした方が望ましい。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、モードを切り替えるときに視線の移動をできるだけ小さくすることが可能な字幕付き映像再生装置、字幕付き映像再生装置の画面制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、字幕文を選択するときに、視線の移動をできるだけ小さくすることが可能な字幕付き映像再生装置、字幕付き映像再生装置の画面制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る字幕付き映像再生装置は、
モードが通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する表示手段と、
前記表示手段が表示する画面に、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する画面制御手段と、を備え、
前記画面制御手段は、
前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像領域と前記字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定することを特徴とする。
前記画面制御手段は、
前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像領域と前記字幕領域とを近接させて同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定するようにしてもよい。
前記画面制御手段は、
前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
前記字幕リスト領域を第1の字幕リスト領域と第2の字幕リスト領域との2つに分けて、
前記表示手段が表示する画面の上側から順に、前記第1の字幕リスト領域、前記映像領域、前記字幕領域、前記第2の字幕リスト領域を配置するようにしてもよい。
前記画面制御手段は、
前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
前記字幕領域に表示された前記字幕文を上にスクロールするときは、前記第1の字幕リスト領域と前記映像領域とを入れ替えて、前記第1の字幕リスト領域と前記字幕領域とを近接させるようにしてもよい。
前記画面制御手段は、
前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
前記字幕領域の字幕文を上にスクロールするときは、前記第1の字幕リスト領域と同じ字幕文を表示する第3の字幕リスト領域を新たに設け、新たに設けた前記第3の字幕リスト領域を前記映像領域に重ねて前記第3の字幕リスト領域と前記字幕領域とを近接させるようにしてもよい。
前記画面制御手段は、
前記映像領域に表示された映像が視認可能となるように、前記第3の字幕リスト領域の字幕文の背景色を透明又は半透明とするようにしてもよい。
各領域の位置を規定するフォーマットのデータを記憶する記憶手段を備え、
前記画面制御手段は、前記記憶手段から前記フォーマットのデータを読み出し、読み出したデータの前記フォーマットに従って各領域の位置を規定するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係る字幕付き映像再生装置の画面制御方法は、
モードが通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する表示ステップと、
前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定して、表示する画面に、前記映像領域と前記字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する画面制御ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
モードが前記通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する手順、
前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定して、表示する画面に、前記映像領域と前記字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する手順、を実行させるためのものである。
本発明によれば、モードを切り替えるときに視線の移動をできるだけ小さくすることができる。また、字幕文を選択するときに、視線の移動をできるだけ小さくすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る字幕付き映像再生装置を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、字幕付き映像再生装置を携帯電話として説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係る携帯電話の構成を図1に示す。
本実施形態に係る携帯電話1は、アンテナ11と、通信部12と、マイク13と、スピーカ14と、アンテナ15と、チューナ16と、デコード部17と、記憶部18と、DAC19と、スピーカ20と、表示部21と、操作部22と、制御部23と、バス24と、を備える。
図2は、この携帯電話1の外観を示す図であり、携帯電話1は、この図2に示すように、例えば、上側筐体1aと下側筐体1bとに分かれた折り畳み型のものである。
この携帯電話1は、字幕文と映像とを表示するとともに、字幕リストの表示が可能なものであり、字幕リストで選択された字幕文に基づいて映像を選択できるように構成されている。
また、この携帯電話1は、モードを切り替えるとき、字幕文を選択するときに、ユーザの視線の移動をできるだけ小さくするように、映像を表示する映像領域、字幕文を表示する字幕領域等の位置を規定する。
図1に示すバス24は、各部間で相互にデータを伝送するものである。制御部23と、記憶部18と、DAC19と、表示部21とは、バス24を介して接続される。
アンテナ11は、基地局(図示せず)との間で通話音声、各種のデータ等の電波信号を送受信するものであり、図2に示すように、携帯電話1の上側筐体1aの上部に設けられる。
通信部12は、アンテナ11が送受信する電波信号の信号処理を行うものである。
マイク13は、図2に示すように下側筐体1bに設けられ、通話時等に、音声を収集して音声信号に変換するものであり、変換した音声信号を通信部12に供給する。
スピーカ14は、図2に示すように上側筐体1aに設けられ、通話時等において、音声信号に基づいて音声を出力するものである。
アンテナ15は、ワンセグ放送の放送信号の電波信号を受信するものであり、携帯電話1に内蔵される。このワンセグ放送の放送信号は、放送番組のコンテンツデータとして映像データと音声データと字幕文(データ)とを含んでいる。尚、アンテナ15が受信する電波信号は、例えば、ワンセグ放送におけるデータ転送方式に則った形式である。
チューナ16とデコード部17とは、アンテナ15が受信した放送信号を解析して映像データと音声データと字幕文とを取得するものである。チューナ16は、アンテナ15が受信した電波信号から、ワンセグ放送の信号を復調するものであり、復調後の復調信号をデコード部17に供給する。
デコード部17は、供給された復調信号の復号を行い、図3(a)に示すようなTS(Transport Stream、トランスポートストリーム)を生成する。
TSは、TSP(Transport Stream Packet、トランスポートストリームパケット)が多重化されたストリームであり、TSPには、映像データ用の映像パケットV、音声データ用の音声パケットA、字幕用の字幕パケットCがある。
各TSPは、図3(b)に示すように、TSヘッダとペイロード部とからなる。TSヘッダは、TSパケットの開始を示すデータ、パケット識別子等を格納する領域である。
ペイロード部は、データを格納する領域であり、図3(c)に示すようなPES(Packetized Elementary Stream)パケットが分割されて格納される。この各ペイロード部に格納されたデータにより、図3(c)に示すようなPESが構成される。
PESは、PESヘッダとPESペイロード部とからなる。PESヘッダは、PESの始まりを示すデータ、パケット識別子、パケット長等のデータが格納される領域である。PESペイロード部は、ES(Elementary Stream)が分割されて格納される領域であり、映像データ、音声データ、字幕データは、圧縮符号化されてPESペイロード部に格納される。
尚、ビデオPESのPESには、常に1つ以上のアクセスユニット(AU:Access
Unit)が格納される。このアクセスユニットは、ビットストリームを復号するときのアクセス単位であり、1つのピクチャに関する圧縮データとそれに付随する制御情報からなる複数のNAL(Network
Abstraction Layer;ネットワーク抽象層)ユニットで構成される。
デコード部17は、TSヘッダに格納された情報に基づいて、TSから映像パケットV、音声パケットA、字幕パケットCを分離し、各TSPのペイロード部からPESを取り出す。
さらに、デコード部17は、PESヘッダに格納されているデータに基づいて、図3(c)に示すような、映像データを含むビデオPES、音声データを含む音声PES、字幕データを含む字幕PESを生成する。
尚、TSパケットは固定長であり、PESは、可変長である。このため、TSPには、TSPの長さを一定長とするためのアダプテーションフィールドが含まれる場合がある。
図4は、表示される映像、字幕文を含むTV信号SGの例を示す。携帯電話1は、このTV信号SGの形式に従って映像を表示する。
ワンセグ放送におけるデータは予測符号化方式に則ったデータであり、ビデオPESは、IDR(Instantaneous Decoder Refresh)フレームと、Pフレームとを含む。
図4において、Id_1,Id_2,Id_3,Id_qは、IDRフレームを示し、P11,P12,P21,P22,Pq1はPフレームを示す。
IDRフレームId_1〜Id_qは、他の映像フレームを参照しないフレームであり、独立映像パケットVIに対応する。PフレームP11〜Pq1は、自己の再生タイミングよりも先に再生されるIDRフレームId_1〜Id_qを参照するフレームであり、参照映像パケットVPに対応する。
各映像フレームは、アクセスユニットに対応し、IDRフレーム(ピクチャ)を含むアクセスユニットは、IDRアクセスユニットと呼ばれる。IDRアクセスユニットは、必ず、PESペイロード部の先頭に格納される。また、アクセスユニットを構成するNALユニットには、そのアクセスユニットがIDRアクセスユニットか否かを判別するためのデータが含まれている。
ビデオPESの先頭のPESパケットのPESヘッダには、再生タイミングTfが格納される。再生タイミングTfは、構築されるTV信号SGの先頭の映像の再生時刻を示すデータである。また、TSPヘッダには、IDRフレームId_1〜Id_qの表示時刻を示すシークポイントTRが含まれている。
図4において、TR_1,TR_2,TR_3,TR_qは、それぞれ、再生タイミングTfからIDRフレームId_1,Id_2,Id_3,Id_qの経過時間を示す。
字幕PESの各PESペイロード部には、圧縮符号化された字幕文(データ)M(1〜p)(p:整数)が格納される。字幕文M(1〜p)は、映像に付加される字幕文の内容を示すデータである。
字幕PESの各PESヘッダには、字幕表示時刻TM(1〜p)と制御符号CS(1〜p)とが含まれる。
字幕表示時刻TM(1〜p)は、それぞれ、字幕文M1〜Mpを表示するタイミングを表す時刻情報であり、制御符号CS(1〜p)は、それぞれ、字幕文M(1〜p)の区切りを示す情報であり、字幕文M(1〜p)の表示を切り替えるタイミングを示す。
図3(b)に示すTSヘッダには、PCR(Program Clock
Reference)と呼ばれる基準時間情報が格納され、PESヘッダには、PTS(Presentation Time Stamp)が格納される。このPTSは、そのPES内のES(Elementary
Stream)を再生する時間を示す時間情報であり、90kHzのクロック周波数に基づいて表される。
携帯電話1は、PCRを受信した瞬間の時刻をPCR値で示された時刻と解釈し、携帯電話1のSTC(System Time Clock;基準時刻)をPCRに同期させる。これにより、すべての受信機(携帯電話1)の時刻が同期する。
尚、再生タイミングTf、字幕表示時刻TM(1〜p)は、経過時間TR(_1〜q)は、PTS単位のデータで格納される。
デコード部17は、復号したビデオPES、音声PES、字幕PESとともに、TSヘッダ、PESヘッダの情報を制御部23に供給する。
図1に戻り、記憶部18は、各種データを記憶するものであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等による内部メモリ、外部記録メディアによって構成される。記憶部18は、制御部23の動作制御用プログラムのデータを記憶するとともに、制御部23のワークメモリとしても機能する。
記憶部18には、図5に示すように、コンテンツ録画データ記憶領域181と、字幕管理データ記憶領域182と、表示データ記憶領域183と、フォーマット記憶領域184と、が設けられる。
コンテンツ録画データ記憶領域181は、データとして、デコード部17が解析したビデオPES、音声PES、字幕PESを記憶する領域である。
字幕管理データ記憶領域182は、図6に示すような字幕管理データを記憶する領域である。字幕管理データは、「字幕表示時刻TMi」(i=1〜p)と「字幕文Mi」とを対応付けるテーブルデータであり、制御部23によって生成される。
「字幕表示時刻TMi」は、字幕文Miを表示する時刻を示す。本実施形態では、字幕表示時刻TMiを、コンテンツ録画データの再生開始時(TV信号の先頭の映像の再生時刻)の再生タイミングTfを基準とするオフセット時刻とする。
表示データ記憶領域183は、表示部21が表示する映像、字幕文Mi等の各データが格納される領域である。
フォーマット記憶領域184は、図7(a)〜(c)に示すようなフォーマット(又はテンプレート)F1〜F3を記憶する領域である。
図7(a),(b),(c)にそれぞれ示すフォーマットF1,F2,F3は、通常視聴モード用、字幕リスト付視聴モード用、字幕リスト付視聴モードにおいて字幕リストを上にスクロールする上スクロール用のフォーマットである。
この携帯電話1は、「字幕リスト付視聴モード」と「通常視聴モード」との2つのモードを有している。「通常視聴モード」は、字幕リストを表示することなく、映像とともに再生した字幕を画面に表示するモードである。
「字幕リスト付視聴モード」は、映像と映像に対応した字幕文とを表示するとともに字幕リストを画面に表示して字幕リストから映像の選択を可能とするモードである。
図7(a)に示す通常視聴モード用のフォーマットF1は、映像領域RA1と字幕領域MA1とソフトキー領域FAとの各位置、サイズ、色等を規定する。
映像領域RA1は、動画もしくは静止画の映像を表示する領域であり、字幕領域MA1は、映像領域RA1に表示された映像に対応した字幕文を表示する領域である。
ソフトキー領域FAは、ソフトキーSoft1,Soft2を表示する領域である。ソフトキーSoft1は、現在のモードが「字幕リスト付視聴モード」であることを示すために用いられる。ソフトキーSoft2は、現在のモードが「通常視聴モード」であることを示すために用いられる。ソフトキーSoft1,Soft2は、キーボード32を操作することによって選択される。
尚、LCD31の画面の上部には、携帯電話1の電波の受信状況やバッテリの残量、現在日時等、携帯電話1の動作情報が表示される。
この「通常視聴モード」では、ユーザは、字幕文を参考にしながら映像、音声を視聴していることが多い。このような場合、映像と字幕文とが近接していた方が、ユーザの視線の移動は小さくなる。また、映像と字幕文とは、LCD31の中央部に表示された方が見やすくなる。
このため、フォーマットF1では、図7(a)に示すように、映像領域RA1と字幕領域MA1とは近接し、映像領域RA1と字幕領域MA1とからなる表示領域GAは、LCD31の中央部に配置される。
図7(b)に示す字幕リスト付視聴モード用のフォーマットF2は、映像領域RA1と字幕領域MA1とソフトキー領域FAと字幕リスト領域LA1,LA2との各位置、サイズ、色等を規定する。
モードを切り換えるとき、通常、ユーザは、映像と字幕文とを視認している。このため、モードを切り換えるときに、同じ位置に映像と字幕文とが表示された方が、ユーザの視線は移動しなくなり、モードの切り換えに伴う見にくさはなくなる。
このため、フォーマットF2においても、フォーマットF1と同様、映像領域RA1と字幕領域MA1との位置は、通常視聴モードと字幕リスト付視聴モードとで同じになるように規定される。即ち、フォーマットF2においても、映像領域RA1と字幕領域MA1とは近接し、表示領域GAは、LCD31の中央部に配置される。
このフォーマットF2では、画面の上側から順に、字幕リスト領域LA1、映像領域RA1、字幕領域MA1、字幕リスト領域LA2、ソフトキー領域FAが配置される。
字幕リスト領域LA1,LA2は、複数の字幕文をリスト形式で並べて表示する領域である。フォーマットF2では、映像領域RA1と字幕領域MA1とが近接してLCD31の中央部に表示されるため、字幕リストを表示する領域は、字幕リスト領域LA1,LA2の2つに分割される。
字幕リスト領域LA1は、字幕表示時刻TMiが、字幕領域MA1に表示された字幕文Mi(i=1〜p)よりも前の2つの字幕文Mi−1,Mi−2をリスト形式で並べて表示する領域であり、映像領域RA1よりも上部に配置される。
字幕リスト領域LA2は、字幕表示時刻TMiが、字幕領域MA1に表示された字幕文Miよりも後の2つの字幕文Mi+1,Mi+2をリスト形式で並べて表示する領域であり、映像領域RA1の下に配置される。
図7(c)に示す上スクロール用のフォーマットF3は、字幕リスト付視聴モードにおいて、字幕リストを上にスクロールするときに、映像領域RA1と字幕領域MA1とソフトキー領域FAと字幕リスト領域LA2,LA3との各位置、サイズ、色等を規定する。
ユーザが字幕文を検索するために字幕リストを上にスクロールするとき、ユーザは、映像を見るよりは、字幕文と字幕リストとをほぼ同時に見ていることが多い。
このような場合、字幕領域MA1と字幕リスト領域LA2,LA3とは、できるだけ近接した方が、ユーザの視線の移動は少なくなるし、字幕文を検索しやすくなる。また、ユーザは、映像をみなくても、字幕文を検索できるため、映像領域RA1と字幕領域MA1とを切り離しても支障はない。
このため、このフォーマットF3では、映像領域RA1と字幕リスト領域LA1とを入れ替え、字幕リスト領域LA3が字幕領域MA1の上に近接して配置され、字幕リスト領域LA2が字幕領域MA1の下に近接して配置される。映像領域RA1は、字幕リスト領域LA2の上に配置される。
尚、フォーマットF3における字幕領域MA1の位置は、フォーマットF2における字幕領域MA1の位置と同じになるように規定される。
図1に戻り、DAC19は、制御部23からのディジタルオーディオ信号(音声データ)をアナログオーディオ信号に変換するものであり、変換したアナログオーディオ信号をスピーカ20に供給する。
スピーカ20は、DAC19から供給されたアナログオーディオ信号に基づいて音声を出力するものであり、図2に示すように上側筐体1aに設けられる。
表示部21は、LCD31(Liquid Crystal Display)31とドライバ回路(図示せず)等から構成されて、映像とともに再生した字幕文MiをLCD31に表示するものである。
LCD31は、ドットマトリクスタイプのものであり、上側筐体1aに設けられる。尚、LCD31は、画像をカラーで表示する機能を有し、表示部21は、この色を制御する機能を備えている。
表示部21は、制御部23の制御下にて、記憶部18の表示データ記憶領域183からデータを読み出し、読み出したデータに基づいて映像とともに再生した字幕文MiをLCD31に表示する。
操作部22は、例えば、テレビジョン放送の受信の開始・終了の指示や、ユーザがテレビ番組を録画するときのコンテンツの録画の開始・終了の指示、ユーザ認証時のパスワードの入力等といったユーザによる入力を受け付けるものである。
操作部22は、図2に示すようなキーボード32を備える。このキーボード32は、電源スイッチ33、モード切替ボタン34R,34L、カーソルキー35、メニューボタン36を含む。
電源スイッチ33は、携帯電話1のオン、オフしたり、種々の動作を終了させたりするためのスイッチである。
モード切替ボタン34R,34Lは、それぞれ、「字幕リスト付視聴モード」、「通常視聴モード」を選択するためのボタンである。
カーソルキー35は、画面上に表示されたカーソルを移動させて、字幕リストから任意の字幕文Miを指定するためのキーである。カーソルキー35は、図8に示すように、上カーソルキー35Uと下カーソルキー35Dとを備える。上カーソルキー35U、下カーソルキー35Dは、それぞれ、LCD31に表示されたカーソルを上、下に移動させるためのキーである。
メニューボタン36は、ワンセグ放送の放送信号を受信するメニューを選択したり、ワンセグ放送のコンテンツを録画するメニューを選択したり、検索機能を選択したりするためのボタンである。
操作部22は、ユーザによる入力を受け付けると、この操作情報を制御部23に供給する。
制御部23は、マイクロプロセッサユニット等から構成され、記憶部18に格納された動作制御プログラムデータに従って、携帯電話1全体の動作を制御する。
制御部23は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、携帯電話1の動作を制御する。
具体的に、制御部23は、操作部22から、モード切替ボタン34R又は34Lが押下された旨の操作情報が供給されたときは、フォーマットF1又はF2に従って映像等がLCD31の画面に表示されるように、表示部21を制御する。
フォーマットF1に従って映像、字幕文Miを表示する場合、制御部23は、フォーマットF1に従って映像領域RA1,字幕領域MA1の各位置、サイズ、色等を規定し、記憶部18の表示データ記憶領域183の規定された位置に、映像データ、字幕文Miのデータを書き込む。そして、制御部23は、映像、字幕文MiをLCD31に表示するように表示部21を制御する。
フォーマットF2に従って映像、字幕文Mi、字幕文リストを表示する場合、制御部23は、フォーマットF2に従って映像領域RA1,字幕領域MA1、字幕リスト領域LA1,LA2の各位置、サイズ、色等を規定する。
そして、制御部23は、記憶部18の表示データ記憶領域183の規定された位置に、映像データ、字幕文データ、字幕リストの各データを書き込み、映像、字幕文Mi、字幕リストをLCD31に表示するように表示部21を制御する。
制御部23は、字幕リスト付視聴モードにおいて、操作部22から、上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dが押下された旨の操作情報が供給されると、フォーマットF2に従って映像、字幕文Mi、字幕リストを表示しつつ、字幕文データ、字幕リストの各データを切り替える。
下カーソルキー35D又は上カーソルキー35Uが予め設定された時間よりも短い期間、押下された場合、制御部23は、フォーマットF2に従って映像、字幕文Mi、字幕リストを表示しつつ、字幕文データ、字幕リストの各データを切り替える。
制御部23は、字幕領域MA1に表示する字幕文Miを特定し、次の字幕表示時刻TMi+1の字幕文Mi+1、その次の字幕表示時刻TMi+2の字幕文Mi+2を、字幕領域LA2に表示するように表示部21を制御する。
また、制御部23は、前の字幕表示時刻TMi−1の字幕文Mi−1、その前の字幕表示時刻TMi−2の字幕文Mi−2を、字幕領域LA1に表示するように表示部21を制御する。
制御部23は、切り替えた字幕文Miに対応する映像データをシークして、この映像が、字幕文Mi、字幕リストとともにLCD31に表示されるように表示部21を制御する。
字幕リスト付視聴モードにおいて、操作部22から、上カーソルキー35Uが予め設定された時間内に連続して押下されるか、または、予め設定された時間、長押しされた旨の操作情報が供給されると、制御部23は、上カーソルキー35Uが連続押下、あるいは、長押しされたと判定する。そして、制御部23は、フォーマットF3に従って映像、字幕文Mi、字幕リストを表示しつつ、字幕文データ、字幕リストの各データを切り替える。
制御部23は、切り替えた字幕文Miに対応する映像データをシークして、この映像が、字幕文Mi、字幕リストとともにLCD31に表示されるように表示部21を制御する。
次に実施形態1に係る携帯電話1の動作を説明する。
制御部23は、操作部22から電源スイッチ33が押下された旨の操作情報が供給される毎に、携帯電話1の電源をオン、オフする。
制御部23は、操作部22から、ワンセグ放送の放送信号を受信するメニューを選択するメニューボタン36の操作情報が供給されると、アンテナ15、チューナ16、デコード部17を制御してワンセグ放送の受信を開始する。
アンテナ15は、ワンセグ放送の電波信号を受信し、チューナ16は、アンテナ15が受信した電波信号から、ワンセグ放送の信号を復調し、復調後の復調信号をデコード部17に供給する。
デコード部17は、供給されたコンテンツデータに含まれている映像データ、音声データ、字幕データを分離するとともに、これらのデータを復号し、復号したビデオPES、音声PES、字幕PESを制御部23に供給する。
制御部23は、操作部22から、ワンセグ放送のコンテンツを録画するメニューが選択された旨のメニューボタン36の操作情報が供給されると、ワンセグ放送を録画する。
即ち、制御部23は、デコード部17から供給されたビデオPES、音声PES、字幕PESを、記憶部18のコンテンツ録画データ記憶領域181に格納する。
制御部23は、ビデオPES、音声PES、字幕PESをコンテンツ録画データ記憶領域181に格納すると、字幕管理データ生成処理のプログラムデータを読み出し、図9に示すフローチャートに従い、この字幕管理データ生成処理を実行する。
制御部23は、字幕PESの取得が可能か否かを判定する(ステップS11)。
字幕PESを取得できないと判定した場合(ステップS11;No)、制御部23は、この字幕管理データ生成処理を終了させる。
字幕PESが取得可能であると判定した場合(ステップS11;Yes)、制御部23は、字幕文Miが存在するか否かを判定する(ステップS12)。
字幕文Miが存在しないと判定した場合(ステップS12;No)、制御部23は、再度、字幕PESの取得が可能か否かを判定する(ステップS11)。
字幕文Miが存在すると判定した場合(ステップS12;Yes)、制御部23は、取得した字幕PESを解析し、字幕PESのPESヘッダに格納されているPTSから再生タイミングTfを減じ、先頭映像からの経過時間を取得する(ステップS13)。
制御部23は、求めたPTS単位の経過時間を時分秒単位の経過時間に換算し(ステップS14)、換算した経過時間を字幕表示時刻TMiとして、この字幕表示時刻TMiを、記憶部18の字幕管理データ記憶領域182の字幕管理データに登録する(ステップS15)。
制御部23は、字幕PESに含まれている制御符号CSでデータを区切り、制御符号CSの直前の字幕文Miを取得し、取得した字幕文Miを、記憶部18の字幕管理データ記憶領域182の字幕管理データに登録する(ステップS16)。
制御部23は、この字幕文Miが最後のデータか否かを判定する(ステップS17)。制御部23は、制御符号CSがあれば、この字幕文Miが最後のデータではないと判定し、制御符号CSがなければ、この字幕文Miが最後のデータと判定する。
この字幕文Miが最後のデータではないと判定した場合(ステップS17;No)、制御部23は、再度、ステップS11〜16を実行する。
この字幕文Miが最後のデータと判定した場合(ステップS17;Yes)、制御部23は、この字幕管理データ生成処理を終了させる。
次に、モード切替ボタン34R又は34Lが押下されると操作部22部は、この操作情報を制御部23に供給する。制御部23は、操作部22からこの操作情報が供給されると、図10に示すフローチャートに従い、モード切替処理を実行する。
制御部23は、字幕リスト付視聴モードへの切り替えか否かを判定する(ステップS21)。
制御部23は、操作部22から、モード切替ボタン34Lが押下された旨の操作情報が供給されたときは、字幕リスト付視聴モードへの切り替えと判定する(ステップS21;Yes)。
制御部23は、このように判定すると、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF2を読み出す(ステップS22)。
制御部23は、フォーマットF2に従って、映像、字幕文Mi、字幕文リストを、それぞれ、映像領域RA1,字幕領域MA1、字幕リスト領域L1,L2に表示するように、表示部21を制御する(ステップS23)。
制御部23は、操作部22から、モード切替ボタン34Rが押下された旨の操作情報が供給されたときは、通常視聴モードへの切り替えと判定する(ステップS21;No)。
制御部23は、このように判定すると、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF1を読み出す(ステップS24)。
制御部23は、フォーマットF1に従って、映像、字幕文Miを、それぞれ、映像領域RA1,字幕領域MA1、字幕リスト領域L1に表示するように、表示部21を制御する(ステップS25)。そして、制御部23は、このモード切替処理を終了させる。
次に、このモード切替処理を具体的に説明する。
図11(a)に示すように、通常視聴モードが選択されている場合、表示部21は、制御部23に制御されて、フォーマットF1によって各領域の位置等が規定された通常視聴モードの画面D1をLCD31に表示する(ステップS24の処理)。
この画面D1において、映像領域RA1と字幕領域MA1とからなる表示領域GAは、フォーマットF1に従って画面D1の中央部に配置される。
字幕管理データが図6に示すように登録されている場合に、字幕表示時刻がTM3のとき、字幕領域MA1には、字幕文M3「今日は、とても良い天気ですね。」が表示され、映像領域RA1には、この字幕文M3に対応する映像が表示される(ステップS25の処理)。
映像領域RA1と字幕領域MA1とが近接するため、映像から字幕文M3又は字幕文M3から映像へのユーザの視線の移動は小さくなり、また、表示領域GAが画面D1の中央部に配置されるため、映像と字幕文M3とが見やすくなる。
モード切替ボタン34Lが押下されると(ステップS21;Yes)、表示部21は、制御部23に制御されて、図11(b)に示すようなフォーマットF2によって各領域が規定された字幕リスト付視聴モードの画面D2をLCD31に表示する(ステップS22の処理)。
この画面D2において、字幕リスト領域LA1には、上から、字幕表示時刻TM1の字幕文M1、字幕表示時刻TM2の字幕文M2が表示される。また、字幕リスト領域LA2には、上から、字幕表示時刻TM4の字幕文M4、字幕表示時刻TM5の字幕文M5が表示される(ステップS23の処理)。
この画面D2においても、映像領域RA1と字幕領域MA1とが近接しているため、ユーザの視線の移動は小さくなり、また、表示領域GAが画面D1の中央部に配置されるため、映像と字幕文Miとが見やすくなる。
また、モードを通常視聴モードから字幕リスト付視聴モードに切り替えても、字幕リスト付視聴モードから通常視聴モードに切り替えても 画面D1における表示領域GAと画面D2における表示領域GAとは同じ位置に配置されているので、ユーザの視線は移動しなくなる。
次に、字幕リスト付視聴モードにおいて、上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dが押下されると、制御部23は、操作部22から、この操作情報が供給され、図12に示すフローチャートに従い、字幕表示切替処理を実行する。
制御部23は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、操作されたカーソルキー35が上カーソルキー35Uか下カーソルキー35Dかを判別する(ステップS31)。
制御部23は、現在、字幕領域MA1に表示中の字幕文Miの字幕表示時刻TMiを取得する(ステップS32)。
制御部23は、判別したカーソルキー35に基づいて、カーソルを移動させ、字幕領域MA1に表示する字幕文Miを特定する(ステップS33)。
制御部23は、特定した字幕文Miを字幕領域MA1に表示するように表示部21を制御する(ステップS34)。
制御部23は、特定した字幕文Miに従って、字幕リスト領域LA1,LA2に、字幕文Miを表示するように表示部21を制御する(ステップS35)。
制御部23は、字幕領域MA1に表示した字幕文Miに対応する映像を取得して、この映像を映像領域RA1に表示するように表示部21を制御する(ステップS36)。制御部23は、図13に示すフローチャートに従い、映像表示処理を実行する。
制御部23は、映像フレームを先頭からシークして、ビデオPESのNALユニットから先頭の映像フレームのデータを取得する(ステップS41)。
制御部23は、取得したデータに基づいて、映像フレームがIDRフレームか否かを判定する(ステップS42)。
映像フレームがIDRフレームではないと判定した場合(ステップS42;No)、制御部23は、ビデオPESのNALユニットから、次の映像フレームのデータを取得し、取得したデータに基づいて映像フレームがIDRフレームか否かを判定する(ステップS41,S42)。
映像フレームがIDRフレームであると判定した場合(ステップS42;Yes)、制御部23は、再生タイミングTfからの経過時間Trを取得する(ステップS43)。
制御部23は、字幕表示時間TMと取得した経過時間Trとを比較し、字幕表示時間TMが経過時間Trを越えたか否かを判定する(ステップS44)。
字幕表示時間TMが経過時間Trを越えたと判定した場合(ステップS44;Yes)、制御部23は、取得した現映像の表示時刻を記憶部18に格納し(ステップS45)、次の映像フレームのデータを取得する(ステップS41)。
字幕表示時間TMが経過時間Tr未満と判定した場合(ステップS44;No)、制御部23は、格納したデータ位置に存在する映像データを、映像領域RA1に表示するように表示部21を制御する(ステップS46)。そして、制御部23は、この映像表示処理を終了させ、字幕表示切替処理を終了させる。
次に、この字幕表示切替処理を具体的に説明する。
表示部21が図14(a)に示すような画面D2をLCD31に表示している場合に、下カーソルキー35Dが押下されると、表示部21は、制御部23に制御されて、図14(b)に示すような画面D3をLCD31に表示する。
この画面D3の各領域の位置等は、画面D2と同じように、フォーマットF2によって各領域等の位置が規定されている(ステップS22の処理)。
字幕領域MA1には、字幕表示時刻TM4の字幕文M4「明日は、どうでしょうか?」が表示される(ステップS32〜S34の処理)。
制御部23は、字幕文M4に基づいて映像をシークする(ステップS36の処理)。即ち、字幕文M3を字幕文M4に変更した場合、TV信号SGは、図15に示すようになり、制御部23は、順次、IDRフレームId_4〜Id_7をシークして、IDRフレームId_4〜Id_7の各データを取得する(ステップS41の処理)。
IDRフレームId_6の経過時間TR_6を取得すると、この経過時間Tr_6は、図6に示す字幕管理データの字幕表示時刻TM4(=00:01:43)よりも小さくなる(ステップS44;Yes)。このため、制御部23は、IDRフレームId_6を記憶部18に格納する(ステップS45の処理)。
次にIDRフレームId_7の経過時間TR_7を取得すると(ステップS41の処理)、経過時間TR_7は、字幕表示時刻TM4以上となる(ステップS44;No)。このため、制御部23は、記憶部18に格納したIDRフレームId_6を表示するように表示部21を制御する(ステップS46の処理)。
画面D3の映像領域RA1には、字幕文M4「明日は、どうでしょうか?」に対応する映像が表示される。
次に、上カーソルキー35Uが連続押し又は長押しされると、制御部23は、操作部22から、この操作情報が供給され、図16に示すフローチャートに従い、上スクロール処理(1)を実行する。
制御部23は、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF3のデータを読み出す(ステップS51)。
制御部23は、上カーソルキー35Uの操作が停止したか否かを判定する(ステップS52)。
上カーソルキー35Uの操作中と判定した場合(ステップS52;No)、制御部23は、現在、字幕領域MA1に表示中の字幕文Miの字幕表示時刻TMiを取得する(ステップS53)。
制御部23は、取得した字幕表示時刻TMiに基づいて字幕領域MA1に表示する字幕文Miを特定する(ステップS54)。
制御部23は、特定した字幕文Miを字幕領域MA1に表示するように表示部21を制御する(ステップS55)。
制御部23は、特定した字幕文Miに従って、字幕リスト領域LA2,LA3に、字幕リストを表示するように表示部21を制御し(ステップS56)、再度、上カーソルキー35Uの操作が停止したか否かを判定する(ステップS52)。
上カーソルキー35Uの操作が停止したと判定した場合(ステップS52;Yes)、制御部23は、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF2を読み出す(ステップS57)。
制御部23は、図13に示すフローチャートに従い、映像表示処理を実行し(ステップS58)、この上スクロール処理(1)を終了させる。
次に、この上スクロール処理(1)を具体的に説明する。
表示部21が、図17(a)に示すような画面D2を表示しているときに、上カーソルキー35Uが連続押し、長押しされると、LCD31に表示された画面D2は、遷移し、時間が図6に示す字幕表示時刻TM5まで経過すると、図17(b)に示すような画面D4になる。
この画面D4は、図7(c)に示すフォーマットF3に従って各領域の位置等が規定され、フォーマットF3における字幕領域MA1の位置は、フォーマットF2における字幕領域MA1の位置と同じとなるように規定されている。このため、画面D2から画面D4に遷移しても、字幕領域MA1の位置は変わらないため、ユーザは、視線を移動させることなく、上スクロールを行うことができる。
字幕領域MA1には、字幕文M5「明日は、雨ですね。」が表示される(ステップS53,S54の処理)。また、字幕リスト領域LA3には、上から、字幕表示時刻TM3の字幕文M3、字幕表示時刻TM4の字幕文M4が表示される。また、字幕リスト領域LA2には、上から、字幕表示時刻TM6の字幕文M6、字幕表示時刻TM7の字幕文M7が表示される(ステップS56の処理)。
この画面D4では、字幕リスト領域LA3が字幕領域MA1に近接するため、ユーザの視線の移動は少なくなり、字幕文Miの検索が容易となる。
LCD31に画面D4が表示されているときに、ユーザが上カーソルキー35Uから指を離すと(ステップS52;Yes)、画面D4は、図17(c)に示すようなフォーマットF3に従って各領域の位置等が規定された画面D5に遷移する(ステップS57の処理)。
画面D4が画面D5に遷移しても、字幕領域MA1の位置は変わらないため、ユーザは、字幕領域MA1から視線を移動させることなく、字幕リスト付視聴モードの画面を視認できる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、携帯電話1は、通常視聴モード用のフォーマットF1と字幕リスト付視聴モード用のフォーマットF2とで、映像領域RA1と字幕領域MA1とを近接させた表示領域GAを、LCD31の中央部に配置するようにした。また、携帯電話1は、表示領域GAの位置を、フォーマットF1,F2で規定し、表示領域GAを同じ位置に配置するようにした。
従って、視聴モードを切り替えるときにユーザの視線の移動をできるだけ小さくすることができる。また、字幕文Miを選択するときも、ユーザの視線の移動をできるだけ小さくすることができる。
このため、ユーザが字幕文Miの選択や、視聴モードを変えてもユーザの視線はほとんど移動することがなく、ユーザは、表示されている映像に対応する字幕文Miから目を動かすことなく次々に表示される字幕文Miを読むことができる。
また、映像領域RA1と字幕領域MA1とが近接してLCD31の中央部に配置されるので、映像と字幕文Miとを同時に視認しても、視線の移動は小さくなり、画面を見やすくすることができる。
また、前にある字幕文Miをより早く、読みたいときに上スクロールして字幕文Miを検索する場合、制御部23は、上スクロール用のフォーマットF3に従って、字幕リスト領域LA1と映像領域RA1とを入れ替え、字幕領域MA1と字幕リスト領域LA1,LA2とが近接するように、各領域の位置等を規制するようにした。
このため、上スクロールして字幕文Miを検索する場合でも、ユーザの視線の移動をできるだけ小さくすることができ、ユーザは、スクロールを停止することなく字幕表示領域LA1のすぐ上の字幕リスト領域LA3の字幕文Miあるいはすぐ下の字幕リスト領域LA2の字幕文Miを、より少ない視線の動きで追いかけることができる。
また、フォーマットF3における字幕領域MA1の位置とフォーマットF2における字幕領域MA1の位置とは、同じとなるように規定されるため、ユーザは、字幕表示領域LA1を視認したまま、視線を移動させることなく、上スクロールすることができる。
さらに、上スクロールを停止させたときも、字幕領域MA1の位置は変化しないので、字幕文Miから目を離すことなく、この字幕文Miを読むことができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る携帯電話は、字幕リスト付視聴モードにおいて、上スクロールして字幕文を検索する場合に、映像領域の上に重なって字幕領域に近接した字幕リスト領域を新たに設けるようにしたものである。
実施形態1では、字幕リスト付視聴モードにおいて、上スクロールして字幕文Miを検索する場合、映像領域と字幕リスト領域とを入れ替えるようにした。しかし、入れ替えると映像領域と字幕リスト領域との位置が変わることになる。
そこで、実施形態2では、映像領域の上に重ねて字幕領域に近接させた字幕リスト領域を新たに設けて、映像領域と字幕リスト領域との位置が変わらないようにした。
実施形態2の記憶部18は、図18に示すようなフォーマットF4のデータをフォーマット記憶領域184に記憶する。
このフォーマットF4は、字幕リスト付視聴モードにおいて、上スクロールして字幕文Miを検索する場合に、映像領域RA1と字幕領域MA1とソフトキー領域FAと字幕リスト領域LA2,LA3,LA4との各位置、サイズ、色等を規定するフォーマットである。
このフォーマットF4における字幕領域MA1の位置は、フォーマットF2における字幕領域MA1の位置と同じになるように規定される。
このフォーマットF4では、字幕リスト領域LA3の他に、字幕リスト領域LA4が新たに設けられる。この字幕リスト領域LA4は、字幕領域MA1に近接させ、映像領域RA1の上に重ねて配置される。
字幕リスト領域LA4に表示される字幕文Miは、字幕リスト領域LA3に表示される字幕文Miと同じであり、映像領域RA1と字幕リストLA1との位置は、上スクロールしない場合と同じである。
尚、文字リスト領域LA4の背景色は不透明であってもよいし、映像領域RA1に表示している映像をできるだけ見えるようにするため、半透明あるいは透明としてもよい。
また、映像領域RA1が字幕リスト領域LA1より大きい場合は、文字リスト領域LA1に表示している字幕文Miの数以上の字幕文Miを字幕リスト領域LA4に表示してもよい。
次に、実施形態2に係る携帯電話1の動作を説明する。
字幕リスト付視聴モードにおいて、上カーソルキー35Uが連続押し又は長押しされると、制御部23は、操作部22から、この操作情報が供給され、図19に示すフローチャートに従い、上スクロール処理(2)を実行する。
制御部23は、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF4のデータを読み出す(ステップS51−1)。
フォーマットF4のデータを読み出すと、制御部23は、実施形態1の上スクロール処理(1)と同様に、ステップS52〜58を実行し、この上スクロール処理(2)を終了させる。
次に、この上スクロール処理(2)を具体的に説明する。
表示部21が、図20(a)に示すような画面D2をLCD31に表示しているときに、上カーソルキー35Uが連続押し、又は長押しされると、LCD31に表示された画面D2は、図18に示すフォーマットF4に従って各領域の位置が規定された画面に遷移する(ステップS51−1の処理)。
時間が図6に示す字幕表示時刻TM5まで経過すると、画面D2は、図20(b)に示すような画面D6に遷移する。
字幕領域MA1には、字幕文M5「明日は、雨ですね。」が表示される(ステップS53〜S55の処理)。また、字幕リスト領域LA1と新たに設けられた字幕リスト領域LA4とには、ともに、上から、字幕表示時刻TM3の字幕文M3、字幕表示時刻TM4の字幕文M4が表示される。また、字幕リスト領域LA2には、上から、字幕表示時刻TM6の字幕文M6、字幕表示時刻TM7の字幕文M7が表示される(ステップS56の処理)。
字幕リスト領域LA4が映像領域RA1上に重なっているため、ユーザは、視線を大きく移動させることなく、字幕文Miを検索する。
LCD31に画面D6が表示されているときに、ユーザが上カーソルキー35Uから指を離すと(ステップS52;Yes)、画面D6は、図20(c)に示すような画面D7に遷移する(ステップS57の処理)。
画面D7に遷移すると、字幕リスト領域LA4がなくなり、字幕文M5に対応する映像が、画面D2,D6と同じ位置の映像領域RA1に表示される(ステップS58の処理)。
以上説明したように、本実施形態2によれば、携帯電話1は、字幕リスト付視聴モードにおいて、上カーソルキー35Uが連続押し又は長押しされると、フォーマットF4に従って、新たに字幕リスト領域LA4を設け、この字幕リスト領域LA4を映像領域の上に重ねて字幕領域に近接させるようにした。
従って、上スクロールして字幕文Miを検索する場合でも、映像の位置は変化しなくなる。また、ユーザの視線をあまり移動させることなく字幕リストを表示させることができる。
特に、処理に時間がかかる等の理由で、字幕文Miの上スクロール中は映像を変更しない場合、処理が容易であるため、この方法は有効である。
(実施形態3)
実施形態2に係る携帯電話は、上スクロール時又は下スクロール時に、スクロール方向の字幕リストのみを表示するようにしたものである。
上スクロール中又は下スクロール中に、ユーザがすばやく所望の字幕を探す為には、より多くの字幕リストを表示することが有効である。
ユーザは、上スクロール中、上スクロール方向の字幕文Miを中心に字幕文Miを検索し、下スクロール方向の字幕文Miを視認することはあまり多くない。一方、ユーザは、下スクロール中、下スクロール方向の字幕文Miを中心に字幕文Miを検索し、上スクロール方向の字幕文Miを視認することはあまり多くない。
このような場合、スクロール方向の字幕文Miを多く表示するようにした方が字幕文Miを検索し易くなる。
そこで、実施形態3では、スクロール方向の字幕リストのみを表示するようにして、字幕文Miを容易に検索できるようにした。
実施形態3の記憶部18は、図21(a)に示すようなフォーマットF5、図21(b)に示すようなフォーマットF6のデータをフォーマット記憶領域184に記憶する。
フォーマットF5は、字幕リスト付視聴モードにおいて、字幕リストを表示したまま、カーソルを下にスクロールするときに、映像領域RA2と字幕領域MA1とソフトキー領域FAと字幕リスト領域LA5との各位置、サイズ、色等を規定する。
このフォーマットF5では、字幕領域MA1が画面の中央部に配置され、字幕領域MA1の下に字幕リスト領域LA5が配置される。映像領域RA2は、字幕領域MA1の上に配置される。
字幕リスト領域LA5は、字幕領域MA1に表示された字幕文Miの字幕表示時刻TMi以降の字幕表示時刻TMi+1〜i+4のそれぞれの字幕リストMi+1〜i+4を表示する領域である。
フォーマットF6は、字幕リスト付視聴モードにおいて、字幕リストを上にスクロールするときに、映像領域RA3と字幕領域MA1とソフトキー領域FAと字幕リスト領域LA6との各位置、サイズ、色等を規定する。
このフォーマットF6では、フォーマットF5と同様に字幕領域MA1が画面の中央部に配置され、カーソルを下にスクロールしているときに、上へのスクロールに切り替えても、あるいは、カーソルを上にスクロールしているときに、下へのスクロールに切り替えても、字幕領域MA1は変化しない。
また、このフォーマットF6では、字幕領域MA1の上に字幕リスト領域LA6が配置される。映像領域RA3は、字幕領域MA1の下に配置される。
字幕リスト領域LA6は、字幕領域MA1に表示された字幕文Miの字幕表示時刻TMi以前の字幕表示時刻TMi−1〜i−4のそれぞれの字幕リストMi−1〜i−4を表示する領域である。
次に、実施形態3に係る携帯端末1の動作を説明する。
字幕リスト付視聴モードにおいて、上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dが押下されると、操作部22は、この操作情報を制御部23に供給する。制御部23は、操作部22から、この操作情報が供給されると、図22に示すフローチャートに従い、上下スクロール処理を実行する。
制御部23は、操作部22から供給された操作情報に基づいて上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dが操作されたか否かを判定する(ステップS61)。
上カーソルキー35Uが操作されたと判定した場合(ステップS61;Yes)、制御部23は、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF5のデータを読み出す(ステップS62)。
下カーソルキー35Dが操作されたと判定した場合(ステップS61;No)、制御部23は、記憶部18のフォーマット記憶領域184から、フォーマットF6のデータを読み出す(ステップS63)。
制御部23は、上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dの操作が停止したか否かを判定する(ステップS64)。
上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dの操作が停止していないと判定した場合(ステップS64;No)、制御部23は、図16に示すフローチャートと同様に、ステップS53〜56を実行する。
上カーソルキー35U又は下カーソルキー35Dの操作が停止したと判定した場合(ステップS64;Yes)、制御部23は、ステップS57,S58を実行し、この上下スクロール処理を終了させる。
次に、上下スクロール処理を具体的に説明する。
表示部21が、図23(c)に示すような画面D2をLCD31に表示しているときに、上カーソルキー35Uが連続押し、又は長押しされると、LCD31に表示された画面D2は、図21(a)に示すフォーマットF5に従って各領域の位置が規定された画面に遷移する(ステップS62;Yes、ステップS62の処理)。
字幕表示時刻がTM3の場合、画面は、図23(a)に示すような画面D9となり、字幕領域MA1には、字幕文M3「今日は、とてもよい天気ですね。」が表示される(ステップS53〜S55の処理)。
また、字幕リスト領域LA5には、上から、順次、ユーザが確認したい方向の字幕文M4〜M7が表示される。映像領域RA2には、字幕文M5に対応する映像が表示される(ステップS56の処理)。
下カーソルキー35Dが連続押し、又は長押しされると、LCD31に表示された画面D9は、図21(b)に示すフォーマットF6に従って各領域の位置が規定された画面に遷移する(ステップS62;No、ステップS63の処理)。
このフォーマットF6とフォーマットF5とでは、字幕領域MA1が画面の中央部に配置され、下へのスクロールに切り替えても、字幕領域MA1は変化しないため、ユーザは、字幕領域MA1から視線を移動させることなく、下へのスクロールに切り替えることができる。
時間が図6に示す字幕表示時刻TM5まで経過すると、画面D9は、図23(b)に示すような画面D10に遷移する。
字幕領域MA1には、字幕文M5「明日は、雨ですね。」が表示される(ステップS53〜S55の処理)。また、字幕リスト領域LA6には、下から、順次、ユーザが確認したい方向の字幕文M4〜M1が表示される。映像領域RA3には、字幕文M5に対応する映像が表示される(ステップS56の処理)。
再度、上カーソルキー35Uが連続押し、又は長押しされると、画面D10は、図21(a)に示すフォーマットF5に従って各領域の位置が規定された画面に遷移し(ステップS62;Yes、ステップS62の処理)、字幕表示時刻がTM3の場合、画面は、図23(a)に示すような画面D9となる。
ユーザの指が上カーソルキー35Uから離れると(ステップS64;Yes)、画面D9は、図23(c)に示す画面D2に遷移する(ステップS57,58の処理)。
以上説明したように、本実施形態3によれば、携帯電話1は、字幕リスト付視聴モードにおいて、上カーソルキー35Uが押下されたときは、フォーマットF5に従って字幕領域MA1の下に字幕リスト領域LA5を配置し、下カーソルキー35Dが押下されたときは、フォーマットF6に従って字幕領域MA1の上に字幕リスト領域LA6を配置するようにした。
従って、ユーザが確認したい方向の字幕文Miをより多く表示することができ、特に、画面サイズが限られる携帯端末の字幕表示には有効である。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態1では、字幕リスト領域LA1,LA2に、それぞれ、2つの字幕リストを配置して、表示する字幕文Miの数を5つとした。しかし、字幕文Miの数は5つに限られるものではなく、2つ、3つ、あるいは、6つ以上であってもよい。
上記実施形態3において、上カーソルキー35Uの押下を停止したとき、予め設定した時間、画面を切り替えないようにしてもよい。このようにすれば、この時間内に上カーソルキー35Uを押下したときは、画面配置が変化しなくなるため、ユーザは視線を移動することなく、再度、上スクロールを行うことができる。
上記実施形態1において、制御部23は、図13に示すフローチャートに従って、映像データをシークし、映像を表示するようにした。しかし、映像データのシーク方法は、このものに限られるものではない。
例えば、制御部23は、図24に示すような映像シークポイント管理情報を生成して、この映像シークポイント管理情報に従って映像データをシークするようにしてもよい。
この映像シークポイント管理情報は、シークポイントTRj(j=1〜q)と、映像位置PRjと、を対応付けるテーブルデータであり、制御部23によって生成される。
「シークポイントTRj」は、各映像フレームが表示される時刻を示し、PTS単位で表される。「映像位置PRj」は、コンテンツ録画データにおける映像フレームの位置を示すデータであり、インデックスとして機能する。ワンセグ放送の場合、「映像位置PRj」は、通常、IDRフレームの先頭を含むTSPの番号となる。
制御部23は、デコード部17から供給されたTSヘッダのデータに基づいてTSPを順次解析する。制御部23は、解析した結果のデータを、記憶部18のシークポイント管理情報記憶領域183のシークポイント管理情報に登録し、シークポイント管理情報を生成する。そして、制御部23は、生成したシークポイント管理情報を記憶部18に記憶し、この映像シークポイント管理情報に従って映像データをシークする。
上記実施形態では、携帯端末を携帯電話1として説明した。しかし、携帯端末は、このものに限られるものではなく、例えば、例えば、PHS、PDA(Personal Digital Assistants)、電子カメラ、電子腕時計、ノート型PC、携帯型TV、携帯型映像記録装置・再生装置、カーナビゲーション装置であっても、本実施形態を適用できる。
また、上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、字幕付き映像再生装置を、全体装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto
Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態1に係る携帯電話の構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯電話の外観を示す図である。 受信する信号の構成を示す図であり、(a)は、TS、(b)は、TSP、(c)は、PESを示す。 TV信号の構成を示す図である。 図1に示す記憶部の各記憶領域を示す図である。 記憶部が記憶する字幕管理データを示す図である。 表示される画面の各領域を規定するフォーマットを示すものであり、(a)は、通常視聴用のフォーマット、(b)は、字幕リスト付視聴モード用のフォーマット、(c)は上スクロール用のフォーマットを示す。 図2に示すカーソルキーの詳細を示す図である。 図1に示す制御部が実行する字幕管理データ生成処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行するモード切替処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行するモード切替処理の具体例を示す図である。 図1に示す制御部が実行する字幕表示切替処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する映像表示処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する字幕表示切替処理の具体例を示す図である。 字幕表示切替処理の具体例としてのTV信号を示す図である。 図1に示す制御部が実行する上スクロール処理(1)を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する上スクロール処理(1)の具体例を示す図である。 本発明の実施形態2において、表示される画面の各領域を規定するフォーマットを示す図である。 図1に示す制御部が実行する上スクロール処理(2)を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する上スクロール処理(2)の具体例を示す図である。 本発明の実施形態2において、表示される画面の各領域を規定するフォーマットを示す図である。 図1に示す制御部が実行する上下スクロール処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する上下スクロール処理の具体例を示す図である。 映像データのシーク方法の応用例として、映像データのシークに用いるシークポイント管理情報を示す図である。
符号の説明
1・・・携帯電話、11,15・・・アンテナ、16・・・チューナ、17・・・デコード部、18・・・記憶部、21・・・表示部、31・・・LCD、23・・・制御部、183・・・表示データ記憶領域

Claims (9)

  1. モードが通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段が表示する画面に、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する画面制御手段と、を備え、
    前記画面制御手段は、
    前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像領域と前記字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定する、
    ことを特徴とする字幕付き映像再生装置。
  2. 前記画面制御手段は、
    前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像領域と前記字幕領域とを近接させて同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の字幕付き映像再生装置。
  3. 前記画面制御手段は、
    前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
    前記字幕リスト領域を第1の字幕リスト領域と第2の字幕リスト領域との2つに分けて、
    前記表示手段が表示する画面の上側から順に、前記第1の字幕リスト領域、前記映像領域、前記字幕領域、前記第2の字幕リスト領域を配置する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の字幕付き映像再生装置。
  4. 前記画面制御手段は、
    前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
    前記字幕領域に表示された前記字幕文を上にスクロールするときは、前記第1の字幕リスト領域と前記映像領域とを入れ替えて、前記第1の字幕リスト領域と前記字幕領域とを近接させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の字幕付き映像再生装置。
  5. 前記画面制御手段は、
    前記字幕リスト付視聴モードにおいて、
    前記字幕領域の字幕文を上にスクロールするときは、前記第1の字幕リスト領域と同じ字幕文を表示する第3の字幕リスト領域を新たに設け、新たに設けた前記第3の字幕リスト領域を前記映像領域に重ねて前記第3の字幕リスト領域と前記字幕領域とを近接させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の字幕付き映像再生装置。
  6. 前記画面制御手段は、
    前記映像領域に表示された映像が視認可能となるように、前記第3の字幕リスト領域の字幕文の背景色を透明又は半透明とする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の字幕付き映像再生装置。
  7. 各領域の位置を規定するフォーマットのデータを記憶する記憶手段を備え、
    前記画面制御手段は、前記記憶手段から前記フォーマットのデータを読み出し、読み出したデータの前記フォーマットに従って各領域の位置を規定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の字幕付き映像再生装置。
  8. モードが通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する表示ステップと、
    前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定して、表示する画面に、前記映像領域と前記字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する画面制御ステップと、を備えた、
    ことを特徴とする字幕付き映像再生装置の画面制御方法。
  9. コンピュータに、
    モードが通常視聴モードのときは、映像とともに再生した字幕文を画面に表示し、前記モードが字幕リスト付視聴モードのときは、前記映像、前記字幕文及び字幕リストを画面に表示する手順、
    前記モードが前記通常視聴モードと前記字幕リスト付視聴モードとにおいて、前記映像表示用の映像領域と前記字幕文表示用の字幕領域とが同じ位置となるように、前記映像領域と前記字幕領域との位置を規定して、表示する画面に、前記映像領域と前記字幕領域と前記字幕リスト表示用の字幕リスト領域とを配置する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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