JP2009158903A - Led発光ユニット及び発光装置 - Google Patents

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桂輔 小野
Masahiro Toda
雅宏 戸田
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一斎 樋口
Iwatomo Moriyama
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【課題】比較的簡易な工程で、発光色のばらつきが低減できるLED発光ユニット及びそれを用いた発光装置を安価に製造することを目的とする。
【解決手段】本発明は、所定の表色系における色度座標によってランク分けされたLED発光要素1の正規分布よりなる複数の母集団1−1、1−2から少なくとも1個ずつ抽出されて組合せられる複数のLED発光要素1と、この複数のLED発光要素1が配設された取付体2とを具備するLEDユニット10である。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光色のばらつきを低減するLED発光ユニット及びそれを用いた発光装置に関する。
近時、一般照明用の光源としてLEDが用いられるようになってきている。しかし、LEDには個体差があり、LED個々の発光色のばらつきが大きく、視覚的に色の違いがはっきり識別できるレベルである。このようなLEDを基板上に複数個配置して照明用の光源として用いる場合、その色のばらつきから、光源全体としても色のばらつきが生じてしまうという問題点がある。特に、発光色として白色系を用いる照明用途ではその問題は大きい。
この種、LED個々の発光色のばらつきの問題を解決するため、LEDチップと波長変換部材とを組合せて色ばらつきの低減を実現するものが提案されている(特許文献1参照)。ここに示されたものは、LEDチップと波長変換部材とを別工程で作成するもので、LEDチップの特性を計測してランク分けし、この各ランクに対応した波長変換部材を作成し、最適のLEDチップと波長変換部材とを組合せ、発光装置を製造するものである。さらに、これら発光装置の特性を計測してランク分けし、異なるランクから発光装置を適宜選択し、選択した発光装置を組合せ、複数のユニットが略同じ発光特性になるように発光装置ユニットを製造する方法が開示されている。
特開2006−303140号公報
しかしながら、特許文献1に示されたものにあっては、発光装置の製造では、発光装置単体の色ばらつきの低減を行うもので、LEDチップと波長変換部材とを別工程で作成するため、製造設備が大規模となる可能性があり、また、LEDチップの特性の計測、ランク分け、組合せといった工程が必要になるため工程が複雑化し、発光装置のコストアップが免れない。さらに、発光装置ユニットの製造では、発光装置の特性の計測、ランク分け、選択、組合せといった複雑化する工程が必要となり、しかも、その工程は抽象的に開示されているにとどまり具体的開示はない。
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたもので、市場における部品の供給構造に着目し、統計的手法を用いてLED発光ユニットを構成することにより、比較的簡易な工程で、発光色のばらつきが低減できるLED発光ユニット及びそれを用いた発光装置を安価に製造することを目的とする。
請求項1に記載のLED発光ユニットは、所定の表色系における色度座標によってランク分けされたLED発光要素の正規分布よりなる複数の母集団から少なくとも1個ずつ抽出されて組合せられる複数のLED発光要素と;この複数のLED発光要素が配設された取付体と;を具備することを特徴とする。
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。所定の表色系における色度座標とは、国際照明委員会(CIE)の表色系におけるxy色度図等を意味する。LED発光要素とは、いわゆる表面実装型に用いられるLEDパッケージ、砲弾型のLED、チップ・オン・ボード方式による基板等を含み、また、LEDチップをも含む概念である。複数の母集団とは、ランクの異なるLED発光要素の母集団、同一ランクであって製造ロットが異なるLED発光要素の母集団、同一ランク同一製造ロットの複数のLED発光要素の母集団等を意味する。取付体には、LED発光要素が配設される基板、装置本体等が含まれる。なお、LED発光要素の発光色は、白色系が好適だが、白色系に限定されない。青色や赤色であってもよい。
請求項2に記載のLED発光ユニットは、請求項1に記載のLED発光ユニットにおいて、前記複数の母集団は、前記ランクが異なるLED発光要素の母集団であることを特徴とする。
請求項3に記載のLED発光ユニットは、請求項2に記載のLED発光ユニットにおいて、前記ランクが異なるLED発光要素の母集団は、隣接したランクの母集団であることを特徴とする。
請求項4に記載のLED発光ユニットは、相関色温度及び色偏差の分布が異なるLED発光要素の複数の母集団から任意に抽出したLED発光要素の組合せを複数パターン抽出し、これらの組合せのうち、目標となる相関色温度及び色偏差の範囲内に存在する確率が所定の値よりも高いもの又は最も高いものとなる組合せを選択し、この選択された抽出母集団から少なくとも1個ずつ抽出された複数のLED発光要素と;この複数のLED発光要素が配設された取付体と;を具備することを特徴とする。
請求項5に記載のLED発光ユニットは、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のLED発光ユニットにおいて、前記LED発光要素は、発光色が白色系であることを特徴とする。白色系には、白色、温白色、電球色等のタイプがある。
請求項6に記載の発光装置は、装置本体と;この装置本体に配設された請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載のLED発光ユニットと;を具備したことを特徴とする。本発明の発光装置は、照明器具やディスプレイ装置等を含む概念である。
本発明によれば、比較的簡易な工程で、発光色のばらつきが低減できるLED発光ユニット及びそれを用いた発光装置を安価に製造することができる。
以下、本発明のLEDユニットの第1の実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施形態の基本的構成図である。まず、LED発光要素としてLEDパッケージ1が示されている。このLEDパッケージ1は、セラミックスで形成された本体1aと、この本体1aに設けられたリフレクター1bと、本体1aとリフレクター1bとで形成された凹部に実装されたLEDチップ1cと、このLEDチップ1cを封止するシリコーン樹脂1dとから構成されている。LEDチップ1cは、青色光を発光する青色のLEDチップである。シリコーン樹脂1dはLEDチップ1cの発光を吸収して黄色系の光を発生する蛍光体を含有している。したがって、LEDチップ1cからの光は、結果的にLEDパッケージ1から白色系の発光色となって外部へ放射されるようになっている。因みに、LEDパッケージ1の外形寸法は、縦3mm、横2mm、高さ1mm程度であり、直方体形状をなしている。このようなLEDパッケージ1を複数個、取付体としての長方形状の基板2や円形状の基板3に表面実装し、LEDユニット10を構成する。
ところで、LEDパッケージ1からLEDユニット10、さらに、発光装置へと一貫して一の製造者が製造する場合もあるが、ここでは、現実的な市場における部品の供給構造を前提として説明する。概略的には、LEDパッケージを供給する部品メーカと、そのLEDパッケージを用いて完成品を製作するセットメーカとが存在する構造になっている。そこで、例えば、部品メーカから電球色相当のLEDパッケージを調達し、セットメーカがLEDユニットを製作する場合を想定する。
図2は国際照明委員会(CIE)の表色系におけるxy色度図である。この色度図に示すように、部品メーカから、電球色相当として色度範囲Sに応じたLEDパッケージ1が市販されている。さらに、この色度範囲Sは、例えば、A〜Hに8分割されてランク付けされており、セットメーカは、所望の色度範囲、すなわち、ランクを指定してLEDパッケージ1を所定数調達することとなる。仮に、AランクのLEDパッケージ1を2,000個調達してLEDユニット10を製作する場合を考えると、LEDパッケージ1は同一製造ロット内であってもAランクの範囲内において、前記「背景技術」にも述べたように色のばらつきがあり、色のばらつきのあるLEDパッケージを複数個基板に実装すると、この色のばらつきがLEDユニット10全体に反映されてしまうこととなる。
統計的にみると、各A〜Hのランクに含まれるLEDパッケージ1は、色度において標準偏差σの正規分布に従う母集団と考えることができる。図3は、これを示す正規分布図である。つまり、各ランクは、それぞれ平均値μを中心として標準偏差σの正規分布に従う母集団を形成しているということになる。したがって、上記のようにAランクのLEDパッケージ1を複数個用いてLEDユニット10を構成すると、標準偏差σに従う色のばらつきが反映されたLEDユニット10が構成される。
そこで、この各ランクの標準偏差を変えることなくLEDユニット10間の色ばらつきを低減すべくLEDユニット10を構成する方法を説明する。図4は、本実施形態の説明図である。
(実施例1)図4において、例えば、Aランクの母集団1−1とBランクの母集団1−2との2つの母集団を準備する。勿論、各母集団1−1、1−2は、多数のLEDパッケージ1から構成されている。そして、これら母集団1−1、1−2からそれぞれランダムに12個ずつ均等個数のLEDパッケージ1を抽出する。この抽出した24個のLEDパッケージ1を基板2に実装してLEDユニット10を構成する。この場合、各母集団1−1、1−2の標準偏差σは、色度の2成分(x、y)毎についての標準偏差σであり、各平均値をμ1、μ2とする。なお、前記標準偏差σは、以下の説明を分かりやすくするために各母集団ともに同一としているものである。そして、2つの母集団1−1、1−2から均等個数抽出して組合せて実装した結果は、平均値は(μ1+μ2)/2となり、標準偏差σ/√2となる正規分布を得る。したがって、標準偏差は1つの母集団によってLEDユニット10を構成する場合に比し、1/√2倍となり、ばらつきが小さくなり、LEDユニット10間の色のばらつきを低減することができる。
図5は、本実施例のイメージを示す色度図である。AランクとBランクの範囲のLEDパッケージを組合せると、混色されてAランクとBランクの範囲内に領域ABを有するLEDユニット10が構成される。上述したように、この領域ABは、標準偏差が小さくなり、色のばらつきが低減されたものとなる。
なお、母集団としては、例えば、AランクとCランク、CランクとDランク、あるいはAランクとHランクのように適宜選択することができる。また、本実施例では、偶数個、すなわち、24個のLEDパッケージ1を基板2に実装してLEDユニット10を構成する場合について説明したが、奇数個、例えば、25個のLEDパッケージ1を基板2に実装する場合は、Aランクの母集団1−1から13個、Bランクの母集団1−2から12個のLEDパッケージ1を、それぞれから略均等個数抽出するようにすればよい。
(実施例2)同一ランクの2つの母集団を準備してもよい。図4において、例えば、製造ロットL1のAランクの母集団1−1と製造ロットL2のAランクの母集団1−2との2つの母集団を準備する。上述の実施例1と同様に、これら母集団1−1、1−2からそれぞれランダムに均等個数のLEDパッケージ1を抽出し、基板2に実装してLEDユニット10を構成する。この場合も標準偏差は1つの母集団によってLEDユニットを構成する場合に比し、1/√2倍となり、ばらつきが小さくなり、色のばらつきを低減することができる。
(実施例3)本実施例では、3つ以上の母集団を準備することを想定している。例えば、Aランクの母集団1−1、Bランクの母集団1−2、Cランクの母集団1−nの3つの母集団を準備する。そして、これら母集団1−1、1−2、1−nからそれぞれランダムに均等個数のLEDパッケージ1を抽出し、基板2に実装してLEDユニット10を構成する。各母集団1−1、1−2、1−nの標準偏差σは、色度の2成分(x、y)毎についての標準偏差σであり、各平均値をμ1、μ2とする。なお、前記標準偏差σは、以下の説明を分かりやすくするために各母集団ともに同一とする。そして、3つの母集団1−1、1−2、1−nから均等個数抽出して組合せて実装した結果は、平均値は(μ1+μ2+μ3)/3となり、標準偏差σ/√3となる正規分布をとる。よって、標準偏差は1つの母集団によってLEDユニットを構成する場合に比し、1/√3倍となり、ばらつきが小さくなり、色のばらつきを低減することができる。
以上のように本実施形態によれば、比較的簡易な工程で、LED発光ユニット間の発光色のばらつきが低減できるLED発光ユニットを安価に製造することができる。また、隣接したランクの母集団を選択して組合せる場合には、目標とする発光色に合わせ易い効果が期待できる。
次に、本発明のLEDユニットの第2の実施形態について図6を参照して説明する。図6は本実施形態の説明図である。本実施形態では、母集団の構成単位は、LEDチップ20が搭載されたチップ・オン・ボード方式の基板21である。例えば、製造ロットの異なる母集団を用いる。製造ロットL1の母集団1−1と製造ロットL2の母集団1−2との2つの母集団を用い、これら母集団1−1、1−2からそれぞれランダムに6個ずつ均等個数の基板21を抽出する。この抽出した6個の基板21を取付体としての装置本体31等に取付けてLEDユニット10を構成する。
各母集団1−1、1−2は、色度において、標準偏差σであり、各平均値をμ1、μ2とすると、2つの母集団1−1、1−2から均等個数抽出して組合せた結果は、平均値は(μ1+μ2)/2となり、標準偏差σ/√2となる正規分布を得る。したがって、標準偏差は1つの母集団によってLEDユニットを構成する場合に比し、1/√2倍となり、ばらつきが小さくなり、LEDユニット10間の色のばらつきを低減することができる。したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
次に、本発明のLEDユニットの第3の実施形態について図7乃至図9を参照して説明する。図7乃至図9は、相関色温度−色偏差を示す模式的説明図である。前述の部品の供給構造において、セットメーカーは、部品メーカから所望の色度範囲のLEDパッケージを所定数調達するが、これを相関色温度Tcと色偏差duvとの関係から検討する。図7において、横軸は相関色温度Tc、縦軸は色偏差duvを示しており、外枠は部品メーカからのLEDパケージの調達範囲Aを示している。ここで、セットメーカーは、LEDユニット間の色のばらつきを低減するため、相関色温度Tcと色偏差duvの目標範囲Bを図示破線で示すように狭い範囲に設定する。
図8において、例えば、LEDパッケージを50リール調達し、このリールから4個LEDパッケージ1を抽出し、この抽出した4個のLEDパッケージ1を基板2に実装してLEDユニット10を構成する場合を想定する。因みに、一般的には、LEDパッケージは、リール部に巻かれたテープに配設されて供給され、1リールには1,000個〜2,000個のLEDパッケージが配設されている。したがって、ここでは、1リールが1つの母集団を形成しており、50個の母集団1−1〜1−50が準備されている(図示では、説明上、16個の母集団を示し他は省略している)。これら母集団1−1〜1−50は、図示のように、それぞれ相関色温度Tc、色偏差duvの分布が異なり、相関色温度Tcの平均値及び標準偏差、色偏差duvの平均値及び標準偏差が異なっている。
そこで、LEDユニット10が相関色温度Tcと色偏差duvの目標範囲B、すなわち、設計中心にはいる計算、選択方法について説明する。まず、計算にあたり50リールの母集団1−1〜1−50の相関色温度Tc及び色偏差duvの平均値、標準偏差σを入力する。これらの数値データは、部品メーカから提供されている。
(1)LEDユニットの相関色温度と色偏差の期待値計算
前記部品メーカから提供されている各リールの相関色温度Tc及び色偏差duvの平均値、標準偏差σを表1のような配列データとする。
Figure 2009158903
そして、LEDパッケージn個使用するLEDユニットの場合、LEDのリールは、1ポジション1リールの原則で、実装されるため、n個リールが必要となる。本LEDユニット用のリールの在庫がm個存在していた場合、リールの組合数は、mCnとおりの組合せが可能となる。各リールの組合せにおける相関色温度Tc及び色偏差duvの平均値、標準偏差σを計算する。具体的には、n=4、m=50として計算する。
(2)歩留推定計算
上記計算して求めた各リールの組合せによるLEDユニットの相関色温度Tc及び色偏差duvの平均値、標準偏差σと、目標範囲Bの相関色温度Tc及び色偏差duvから、Z−スコア及び目標範囲Bの上限、下限をはずれる確率を表2のように求める。
Figure 2009158903
表2の目標範囲Bをはずれる確率から、歩留推定率Fを次のように求める。
F=(100−(PTc-max+PTc-min))×(100−(Pduv-max+Pduv-min))
(3)リールの組合せ(LEDパッケージを抽出する抽出母集団の組合せ)の選択
歩留推定率Fが所定の値よりも高いもの(例えば、98%以上であるもの)又は最も歩留推定率Fの値が高いものの組合せを選択する。因みに、この歩留推定率Fの値が高いほどLEDユニットは、目標範囲Bの中心に近いものとなる。
以上のように目標範囲Bの範囲にはいる確率の高い4リールの組合せの選択に基づいて、各リールから1個ずつLEDパッケージ1を抽出し、基板2に実装する(図8参照)。図9においては、各リールから抽出される4個のLEDパッケージ1の相関色温度Tcと色偏差duvの位置関係を示している。各LEDパッケージ1の色にはばらつきがあるが、これらを組合せることによって、ばらつきを平均化することができ、組合せた結果(図示星印)は、目標範囲Bの領域にはいることとなる。
本実施形態によれば、比較的簡易な工程で、LED発光ユニット間の発光色のばらつきが低減できるLED発光ユニットを提供することができる。
なお、本実施形態では、発光色のばらつきに着目して、統計的手法を適用する場合について説明したが、LEDには個体差があり、光度等の明るさや点灯電圧等の電気的特性についてもばらつきを生じる要因が存在する。したがって、これら光度や電気特性についても上記手法を適用してばらつきの軽減を図ることができる。
次に、本発明の発光装置の実施形態を図10を参照して説明する。図10は、発光装置を示す斜視図である。発光装置として照明器具であるダウンライト30・・・が示されている。ダウンライト30は、本体31と、本体31内に配設された上述のLED発光ユニット10と、LED発光ユニット10からの光を下方に照射する照射開口32とから構成されている。なお、33は、ダウンライト30を天井に取付けるための取付バネである。
以上のように本実施形態によれば、簡易な工程で、複数のダウンライト30間の発光色のばらつきが低減できるダウンライト30・・・を提供することができる。
一方、本発明者等は、LEDパッケージの色のばらつきの低減に関し、研究を行ってきたところ、色度において正規分布をとる母集団を色度図上、所定の偏差duv値で2分割し、これら分割された中からLEDパッケージを抽出し、LEDユニットを構成することにより、色のばらつきが低減できるとの知見を得た。この場合、偏差duv値の高い分割グループは発光色において赤味が強いため、ここから抽出するLEDパッケージを屋内用の照明器具に用い、偏差duv値の低い分割グループは発光色において温白色に近い色味のため、ここから抽出するLEDパッケージを屋外用の照明器具に用いることができる。このように、使い分けることにより、照明器具間の色のばらつきを低減できるとともに、屋内用の照明器具では、際立った電球色が得られ、屋外用の照明器具では、際立った明るさ感を得ることが可能となる。
本発明のLEDユニットの第1の実施形態を示す基本的構成図である。 同色度図である。 同正規分布図である。 同説明図である。 同イメージを示す色度図である。 本発明のLEDユニットの第2の実施形態を示す説明図である。 本発明のLEDユニットの第3の実施形態を示す模式的説明図である。 同模式的説明図である。 同模式的説明図である。 本発明の発光装置の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・LED発光要素、 1−1、1−2・・・母集団、
2・・・取付体、 10・・・LED発光ユニット、
30・・・発光装置(ダウンライト)

Claims (6)

  1. 所定の表色系における色度座標によってランク分けされたLED発光要素の正規分布よりなる複数の母集団から少なくとも1個ずつ抽出されて組合せられる複数のLED発光要素と;
    この複数のLED発光要素が配設された取付体と;
    を具備することを特徴とするLED発光ユニット。
  2. 前記複数の母集団は、前記ランクが異なるLED発光要素の母集団であることを特徴とする請求項1に記載のLED発光ユニット。
  3. 前記ランクが異なるLED発光要素の母集団は、隣接したランクの母集団であることを特徴とする請求項2に記載のLED発光ユニット。
  4. 相関色温度及び色偏差の分布が異なるLED発光要素の複数の母集団から任意に抽出したLED発光要素の組合せを複数パターン抽出し、これらの組合せのうち、目標となる相関色温度及び色偏差の範囲内に存在する確率が所定の値よりも高いもの又は最も高いものとなる組合せを選択し、この選択された抽出母集団から少なくとも1個ずつ抽出された複数のLED発光要素と;
    この複数のLED発光要素が配設された取付体と;
    を具備することを特徴とするLED発光ユニット。
  5. 前記LED発光要素は、発光色が白色系であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のLED発光ユニット。
  6. 装置本体と;
    この装置本体に配設された請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載のLED発光ユニットと;
    を具備したことを特徴とする発光装置。
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