JP2009157917A - 印刷システム、画像形成装置及び情報処理方法 - Google Patents

印刷システム、画像形成装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来、ユーザごとの印刷制御を行いつつ、クライアント装置からの不正な印刷要求に基づく印刷データを画像形成装置で受け取らないといったような制御を行い、加えてジョブごとに印刷の許可・不許可を制御するといった仕組みは提供されていない。
【解決手段】 管理サーバ101でユーザの上限管理などのユーザごとの印刷制御のための管理を行い、印刷装置で通信制御とジョブ実行後のクライアント装置に対する通信の遮断を行うための許可リストの更新を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、不正な印刷を抑制するための印刷システムに関する。
近年、企業のオフィス等に複写装置、印刷装置などの画像形成装置が普及し、誰でも簡単に複写、印刷ができるようになった。しかしながら、社内文書の印刷物の流出などのセキュリティ上の問題、無駄なプリント、誰が出力したかわからない放置プリントなどの問題が発生している。
これらの問題を解決するために、ユーザ毎に印刷文書名、印刷日時、用紙、部数、カラー/モノクロ等の印刷などの処理に関する情報を集計する印刷管理システムが存在する。また、印刷管理システムにおいて、ユーザごとに印刷可能な枚数を設定し、クライアント装置から画像形成装置への印刷指示の際に、アプリケーションで集計された印刷履歴(ログ)をもとに、印刷可能な枚数を超えた場合に印刷の制限を行うといった技術がある。
さらに、印刷アプリケーションやプリンタドライバでは通常付加されない追加情報(例えば顧客情報、印刷単価または課金先情報など)をクライアント装置などで特殊なアプリケーションを用いて印刷ジョブに対応させて付加する。そして、その追加情報を印刷履歴に含ませて管理するといったことが行われている。
クライアント装置から画像形成装置へ送信するジョブに追加情報を対応付ける方法として、ジョブの生成時に印刷設定ダイアログから入力し、プリンタドライバで印字情報を格納する領域とは別の領域(例えば、ヘッダー)に書き込む方法があった。また、画像形成装置へジョブを送信する際に追加情報と印刷ジョブを予め対応付けておき、その後、別々に送信するといったことも行われている。
特許文献1では、プリントサーバが許可リストを持ち、クライアント装置で生成された印刷ジョブに含まれるクライアント名を見て、自身の許可リストにないときはそのジョブに基づく印刷を禁止するといった開示がある。これにより、印刷ジョブを画像形成装置に送信することなく、許可したクライアント名以外の印刷を抑制することを可能としている。
特許文献2では、印刷装置が許可リストをもち、保守用コンピュータからの保守用メッセージに基づきネットワークアドレスを印刷許可リストに追加・削除する。印刷データとともに印刷要求を受け取った印刷装置は、印刷要求の送信元のネットワークアドレスが印刷許可リストに含まれるときは印刷し、含まれないときはその送信元に対して印刷不許可のメッセージを送信し、印刷を行わない。
特開2000−035871号公報 特開2004−168069号公報
特許文献1では、クライアント装置ではなく、プリントサーバにおいて印刷許可の判定を行っている。このような構成をとった場合、少なくともクライアント装置からプリントサーバに対して印刷要求に関するパケット送信が行われる必要がある。
また、特許文献2では、印刷装置が静的な情報として印刷許可リストを保持する構成をとっている。また、印刷装置の印刷許可リストにはクライアント装置のネットワークアドレスが登録され、印刷許可・不許可の判定は装置ごとに行われる。ここで、1台のクライアント装置が複数のユーザに利用されるといった際に、ユーザごとの印刷枚数の上限管理などの印刷制御を行うためには更なる技術的な工夫が望まれる。
従って、本発明は、ユーザごとの印刷制御を行いつつ、加えてジョブごとに印刷の許可・不許可を制御する仕組みを提供することを目的とする。
更に、クライアント装置からの不正な印刷要求に基づく印刷データを画像形成装置で受け取らないといったような制御も行える仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明における印刷システムは、ジョブを生成するクライアント装置と、前記クライアント装置から受信するジョブに基づく印刷処理を行う画像形成装置と、印刷処理の制御を行うための管理装置とを含む印刷システムであって、前記クライアント装置は、ユーザからの指示に基づきジョブを生成するジョブ生成手段と、前記画像形成装置において前記ジョブの実行の許可を申請するため、前記ジョブ生成手段で生成したジョブを識別するためのジョブ識別情報とクライアント装置を識別するためのクライアント識別情報と前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を含む許可申請データを生成する許可申請生成手段と、前記許可申請生成手段で生成された許可申請データを前記管理装置に送信する許可申請送信手段と、前記ジョブ生成手段で生成したジョブを前記画像形成装置に送信するジョブ送信手段とを有し、前記管理装置は、前記クライアント装置より許可申請データを受信する許可申請受信手段と、前記画像形成装置での印刷を許可するユーザを識別するユーザ識別情報を管理するユーザリストと、前記許可申請データに含まれるユーザ識別情報が前記ユーザリストに管理されていたことに基づき、前記許可申請データに対応する印刷を許可するための前記ジョブ識別情報と前記クライアント識別情報を含む許可コマンドを生成する許可コマンド生成手段と、前記許可コマンド生成手段により生成された許可コマンドを前記画像形成装置に送信する許可コマンド送信手段とを有し、前記画像形成装置は、前記管理装置より許可コマンドを受信する許可コマンド受信手段と、前記ジョブに対する処理を行うことを許可するクライアント装置を識別するクライアント識別情報を管理する許可リストと、前記許可コマンド受信手段により受信した許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報とを対応させて前記許可リストに登録する登録手段と、前記許可リストで管理されているクライアント識別情報で識別されるクライアント装置からの前記ジョブを受信するジョブ受信手段と、前記ジョブ受信手段により受信したジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷手段によるジョブに基づく印刷処理を実行した後に、前記許可リストにおける、当該ジョブのジョブ識別情報と、当該ジョブ識別情報に対応して管理されているクライアント識別情報を削除する許可解除手段とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、本発明は、ユーザごとの印刷制御を行いつつ、加えてジョブごとに印刷の許可・不許可を制御する仕組みを提供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る印刷システムについて説明する。
図1は、本実施例の画像形成システムの構成を示す図である。101〜104は一般的な情報処理装置で実現され、イーサネット(登録商標)などのネットワークケーブルによって、ネットワーク106に接続されている。
103、104はクライアント装置であって、アプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行可能であり、印刷データを印刷装置などの画像形成装置に対応するプリンタ言語に変換する機能を有するプリンタドライバを搭載している。また、ネットワーク106に接続されている他の機器と双方向に通信可能な通信部を備えている。
プリンタドライバは複数の画像形成装置をサポートするものである。ここで画像形成装置は、電子写真方式を採用したレーザービームプリンタ、インクジェット方式を採用したインクジェットプリンタ、熱転写方式を利用したプリンタ等、何れの方式であってもよい。
101は管理サーバ、102はプリントサーバである。管理サーバ101およびプリントサーバ102はネットワークケーブルによってネットワーク106に接続されており、ネットワーク106で使用されるファイルを蓄積したり、ネットワーク106の使用状態を監視したりする。
管理サーバ101、およびプリントサーバ102は、クライアント装置103〜104としての機能を併せて持つこともできる。
プリントサーバ102は、さらにクライアント装置103、104から印刷要求が出された印字データを含む印刷ジョブを格納し、画像形成装置に対して送信できる。または、クライアント装置103、104から印字データを含まないジョブ情報のみを受け取ってジョブの印刷順序を管理し、印刷の順番が来たクライアント装置に対して印字データを含むジョブの送信許可を通知する。さらに、画像形成装置のステータスや印刷ジョブの各種情報を取得してクライアント装置103、104に通知したりする機能を揃えている。
105は印刷装置などの画像形成装置であり、不図示のネットワークインターフェィスを介してネットワーク106に接続されている。さらに、クライアント装置103、104から送信される例えば印刷言語などで記述された印字データを含む印刷ジョブを解析して、イメージデータに変換して印刷するといった機能を備える。
図2は、クライアント装置などの情報処理装置とプリンタなどの画像形成装置のハードウェアの構成を示す模式図である。
まず、情報処理装置について説明する。
200は制御手段であるCPUである。CPU200は、ハードディスク(HD)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OSや本発明のネットワークプリンタ制御プログラム等を実行する。さらに、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201は記憶手段であるROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データが記憶される。
202は一時記憶手段であるRAMであり、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
203は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブである。後述する図5に示すように、このFDドライブ203を介して、記憶媒体としてのフロッピー(登録商標)ディスク(FD)204に記憶されたプログラム等をクライアントである本コンピュータシステムにロードすることができる。なお、記憶媒体はFDに限らず、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
FD204には、コンピュータによって読み取り可能なプログラムが格納されている。
205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能するハードディスク(HD)であり、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS、ネットワークプリンタ制御プログラム、関連プログラム等が格納されている。さらにスプーラがここに確保される。スプーラは、クライアントにおいてはクライアントスプーラであり、プリントサーバではサーバスプーラである。また、プリントサーバでは、クライアントから受けたジョブ情報を格納し、順序制御を行うためのテーブルもこの外部記憶手段に生成されて格納される。
206はキーボードであり、ユーザがクライアントに対して、また、オペレータや管理者がプリントサーバに対して、画像形成装置の制御コマンドの命令等を入力するものである。
207はディスプレイであり、キーボード206から入力されたコマンドや情報処理装置内の処理に基づく表示、プリンタから取得した状態等を表示するものである。
208はシステムバスであり、クライアントであるコンピュータ内のデータの流れを司るものである。
209はインターフェィス(入出力手段)であり、該インターフェィス209を介してクライアントは外部装置とのデータのやり取りを行う。
本実施の形態では、FD204からネットワークプリンタ制御プログラム及び関連データを直接にRAM202にロードして実行する例を示す。これ以外にも、FD204からネットワークプリンタ制御プログラムを動作させる度に、既にHD205にインストールされているネットワークプリンタ制御プログラムをRAM202にロードするようにしてもよい。なお、ネットワークプリンタ制御プログラムを記憶する媒体は、FD以外にCD−ROM、CD−R、PCカード、DVD、ICメモリカードであってもよい。さらに、ネットワークプリンタ制御プログラムをROM201に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接にCPU200で実行することも可能である。
次に画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置2は、詳細を後述する接続部226、データ制御部(プリンタエンジン)225、操作部224、外部メモリ223、PCPU220、PRAM222、及びPROM221を主要な構成要素する。これらの構成要素がシステムバス227を介して互いに接続されている。
プリンタCPU(PCPU)220は、画像形成装置2の全体制御を司るものである。PCPU220は、後述するPROM221或いは外部メモリ223に記憶された制御プログラムに基づいて、接続部226で受信したプリンタ制御コマンドより、画像信号をデータ制御部225に送信する。
PRAM222は、PCPU220の主メモリとして、PCPU220による制御実行時、ワークデータエリアとして使用される各種データの一時記憶領域を備えている。外部メモリ223は、オプションとしても接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。PROM221はプリンタ内部メモリであり、外部メモリと同様に、各種データや本画像形成装置を制御するプリンタ制御プログラム等を記憶している。
データ制御部225はプリンタエンジンであり、PCPU220により制御され、PROM221、或いは外部メモリ223に記憶された制御プログラムよりシステムバス227を介して出力された画像信号を受け、実際の印刷処理を行う。操作部224は、操作パネルや操作スイッチ等の入力部、及びLED、液晶パネル等の表示部等から構成され、オペレータの操作指示の入力を受け付ける、また装置で実行される処理の結果を表示するものである。
226は接続部であり、前述の双方向インターフェィス209を介して情報処理装置1の接続部210に接続し、印刷制御コマンドの受信や、画像形成装置内部の状態等を通知する事も可能である。
また、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
印刷ジョブを生成するクライアント装置と、印刷ジョブを送信するプリントサーバ、システムを管理する管理サーバは、同一の情報処理装置であっても、別の情報処理装置であっても本発明は適用可能である。
図3は、本実施例における情報入力画面の一例である。このダイアログは、後述の図4記載のスプーラ監視モジュールによって、クライアント装置の表示部207に表示され、ユーザからのキーボード206等を介した指示を入力するためのGUI表示である。課金コード入力領域、入力確定ボタン、ジョブ操作ボタン(一時停止、再開、削除)、表示の更新ボタン、ジョブリスト表示部304を持つ。ジョブリスト表示部では、1行毎にジョブID、ドキュメント名、ジョブオナー、課金コード、状態を一覧表示することができる。ユーザの指示により、ジョブを複数選択可能である。選択されたジョブは反転表示される。ジョブが選択されると、課金コード入力領域301〜303が有効になり、任意の文字列を入力すること可能になる。ここで入力された文字列は、選択されたジョブIDで識別されるジョブと対応付けられ、ジョブに関する集計を行う際に管理サーバによって管理される。
図4は、本実施例の印刷システムを構成するクライアント装置上で動作する主要モジュール、画像形成装置で動作する主要モジュールなどを示す図である。
クライアント装置では、例えば一般的に普及しているパーソナルコンピュータ(本発明の情報処理装置に相当する)にMicrosoft社のWindows(登録商標)をオペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ)として使用する。さらに、印刷処理の指示が可能なMicrosoft社製Word(登録商標)等のアプリケーション401を起動されるとする。
ユーザは、アプリケーション401を用いてドキュメントを生成し、印刷指示を行う。アプリケーション401は、印刷指示されたドキュメントに関するデータをプリンタドライバ402に渡し、プリンタドライバではアプリケーションから受け取ったデータに基づき印刷ジョブを生成する(ジョブ生成)。プリンタドライバ402は生成した印刷ジョブをスプーラ403に渡す。
スプーラ403は複数のドライバから渡された印刷ジョブを、指定された画像形成装置ごとに印刷ジョブをスケジューリングする。そして、スケジューリングされた印刷ジョブをプリンタの接続ポートに対応するポーモニタ404にジョブを渡す。
ポートモニタ(Port Monitor)404は、ポート(例えばUSBやネットワーク)に対応するデバイスドライバ405を適宜呼び出し、ジョブを渡す。デバイスドライバ405は、接続部210を介し、通信データ送信(後述するSYNパケットの送信など)をきっかけに画像形成装置406とコネクションを確立する。その後、そのコネクションを用いてジョブ送信を行う。
スプーラ監視モジュール407は、クライアント装置の起動時に自動的に動作開始し、スプーラ403を監視する。プリンタドライバの追加、削除、変更ならびに、プリンタドライバ毎のジョブの生成、状態も監視する。スプーラにジョブが生成されたとことを検出したときは、ジョブリスト408(記憶領域)に、ジョブを状態やサイズ、プリンタドライバ名、オーナー、ドキュメント名、日時等の付属情報とともに格納する。同時に情報入力のためUI409を表示する。情報入力UI409は、クライアント装置の表示部207に、例えば図3に図示する情報入力ダイアログを表示する。情報入力UI409はユーザからの入力を受け取ったら、ジョブリスト408に入力情報を反映する。
印刷許可申請モジュール410は、クライアント装置の起動時に自動的に動作開始し、ジョブリスト408の監視を行う。ユーザの所定の指示に基づくジョブリストの更新に応じて、管理サーバのクライアント管理モジュール411に、ユーザに指定された画像形成装置における印刷許可を管理サーバに対して申請する。つまり印刷許可申請モジュール410は、ジョブを実行するための許可申請生成、生成後に許可申請送信を行う。
画像形成装置は、受信データ解析モジュール413、印刷制御モジュール415、コマンド制御モジュール414、および、許可リスト406を保持する。
受信データ解析モジュール413は、クライアント装置からのデータを解析し、受信データが印刷ジョブ以外のコマンドデータ(後述)の場合は、受信データをコマンド制御モジュール414に渡し、ジョブ受信の場合は印刷制御モジュールに渡す。
コマンド制御モジュール414は、クライアント装置から送信されたコマンドデータを解析し、コマンドデータに基づく制御を行う。例えば、コマンドがステータス要求の場合は、ステータス応答コマンドとして、クライアント装置に画像形成装置のステータス(エラー状態など)を応答する。
印刷制御モジュール415は、クライアント装置から送信された印刷ジョブを解析し、印刷の実行を行う。
許可リスト406は、印刷を許可するクライアント装置を識別する識別情報を保持する。
印刷制御モジュール415は、印刷処理の実行時に許可リスト406を参照し、印刷許可されたクライアント装置から渡された印刷ジョブを順次印刷実行する。
クライアント装置の印刷許可申請モジュール410から、ジョブ情報またはクライアント情報を受け取った管理サーバのクライアント管理モジュール411は、ユーザリスト412から該当ユーザが登録されているか検索する。登録されているときは、管理サーバのクライアント管理モジュール411は該当画像形成装置に対して該当クラインアントコンピュータの印刷許可を通知する。
管理サーバのクライアント管理モジュール411から印刷許可を申請された画像形成装置は、許可リスト406に印刷許可申請により申請されたクライアントを識別するための識別情報を追加する。
図6は、本実施例における許可リスト406に対して、情報を追加、削除する際に管理サーバから送信される通信パケットの一例である。
パケットの中身は共通ヘッダー、データ領域からなる。共通ヘッダーには、すべてのパケットにおいて共通のフォーマットとなりお、バージョンや、パケットサイズ(パケット長)、コマンドが一意に決まるコマンドIDなどが格納されている。
データ領域は、コマンドによって任意の情報を持つ。例えば、ジョブを送信するパケットの場合は、コマンドには、ジョブを意味する0が、データ領域にはジョブデータ(印刷データなど)が格納される。
画像形成装置の許可リストへのリスト追加コマンド(例えば、後述の許可コマンド)、リスト削除コマンドのデータ領域にはクライアント装置を識別する識別情報、ジョブ識別情報などが格納される。
クライアント識別情報には、例えば、ホスト名、IPアドレス、MACアドレス等のクライアント装置を識別する情報や、ユーザ名、ユーザID、ニックネーム等のクライアント装置を使用しているユーザを識別する情報などが格納される。
ジョブ情報には、例えば、スプーラID、ドキュメント名、ジョブID、ジョブデータから生成したハッシュ値などジョブを一意に識別する情報が少なくとも格納される。
図7は、本実施例における画像形成装置が保持する許可リストの一例である。予め、PRAM222等の記憶装置に確保された領域に保持される。
リストの1レコードはクライアント識別情報、ユーザ識別情報、ジョブ識別情報、許可時間からなる。
クライアント識別情報として、例えば、ホスト名、IPアドレス、MACアドレス等のクライアント装置を識別する情報が設定される。
ユーザ識別情報として、ユーザ名、ユーザID、ニックネーム等のクライアント装置を使用しているユーザを識別する情報が設定される。
また、ジョブ情報として、例えば、スプーラID、ドキュメント名、ジョブID、ジョブデータから生成したハッシュ値などジョブを一意に識別する情報が設定される。
許可時間は、印刷許可された時刻が設定される。
以下、図5、図8、図9、図10、図11、図12を用いて説明する。
クライアント装置を識別するクライアント識別情報として、IPアドレスを例に取り説明する。
図5は、本実施例における画像形成装置で実行されるプログラムに基づく処理を示すフローの一例である。
ステップ501で、受信データ解析モジュール413はデータを受信したか判断する。双方向インターフェィス209、接続部226を介し、ネットワークからデータを受信したときは、データをPRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存する。ここではデータを受信するまでこのステップを繰り返す(待機する)こととする。ステップ501でデータを受信した判断したときはステップ502に遷移する。
ステップ502において、受信データ解析モジュール413は受信データが印刷ジョブ以外のコマンドデータ(制御コマンド)であるか否か判断する。すなわち、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データを解析し、所定の制御コマンドフォーマットのときは、制御コマンドと判断する。
ステップ502で受信データが制御コマンドであると判断したときは、ステップ503で、コマンド制御モジュール414が受信データをリスト追加コマンドであるか否か判断する。ここでは、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データを解析し、予め決められたリスト追加コマンドフォーマットのときは、リスト追加コマンドと判断する。
ステップ503で、コマンド制御モジュール414が受信データをリスト追加コマンド(例えば、後述する許可コマンド)であると判断した場合、ステップ504に遷移する。ステップ504では、コマンド制御モジュール414は許可リスト406に受信したリスト追加コマンドにより指定されたクライアントの情報(クライアント識別情報)を追加する。ここではPCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データから、図6に図示したデータ領域に格納されたクライアント識別情報(例えば、IPアドレス)を取り出す。次に、PRAM222等の記憶装置に保持している許可リストに追加する。例えばここでは、後述する許可コマンド受信が行われた場合には、許可コマンドに含まれるクライアント識別情報、ジョブ識別情報及び許可時間などの情報を対応させて許可リストに追加することになる。その後ステップ501に戻る。
ステップ503で、コマンド制御モジュール414が受信データをリスト追加コマンドでないと判断したときは、ステップ505で、リスト削除コマンドか否かを判断する。ここでは、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データを解析し、予め決められたリスト削除コマンドフォーマットのときは、リスト削除コマンドと判断する。
次にステップ506で、受信データがリスト削除コマンドであると判断された場合、コマンド制御モジュール414は許可リスト406からリスト削除コマンドにより指定されたレコードを削除する。ここでは、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データから、図6に図示したデータ領域に格納されたクライアント識別情報(IPアドレス)を取り出す。次に、PRAM222等の記憶装置に保持している許可リストから、該当するクライアント識別情報を含むレコードを削除する。その後ステップ501に戻る。
ステップ502で、受信データ解析モジュール413は、受信データを制御コマンドではないと判断した場合、ステップ507で受信データが印刷ジョブか否かを判断する。すなわち、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存した受信データを解析し、予め決められた印刷ジョブのフォーマットのときは、印刷ジョブであると判断する。
ステップ507で、受信データ解析モジュール413が受信データを印刷ジョブと判断しなかったときは、本プログラムで処理されるべきデータではないとして、ステップ501に戻る。ステップ507で、受信データ解析モジュール413が受信データを印刷ジョブと判断したときはステップ508に遷移する。
ステップ508では、印刷制御モジュール415が許可リスト406を検索し、受信した印刷ジョブに基づく印刷が許可されているか判断する。すなわち、PCPU220を用い、PRAM等の222に確保したワークエリアに保存した印刷ジョブを解析して、印刷ジョブを送信したクライアント装置のクライアント識別情報(IPアドレス)及び印刷ジョブのジョブ識別情報を取得する。その後、PRAM222等の記憶装置に保持した許可リストと印刷ジョブから取得したクライアント識別情報及びジョブ識別情報を照合する。許可リストに該当するものが存在する場合は、印刷許可されていると判断する。
ステップ508で、印刷許可がされていると判断したときは、ステップ509で印刷制御モジュール415は印刷ジョブに基づく印刷を指示する。その後、ステップ501に戻る。ステップ508で、印刷許可がされていないと判断したときは、ステップ510で、印刷制御モジュール415は受信した印刷ジョブを印刷せずに、削除する。そして、ステップ501に戻る。
図8は、本実施例におけるクライアント装置で実行されるプログラムに基づく処理のフローを示すものであり、スプーラ監視モジュールの基本動作となる。
ステップ801で、取得したジョブの一覧を取得する。例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数EnumJob()を呼び出し、印刷ジョブの一覧を取得し、予めRAM202、HD205等の記憶装置に確保されているワーク領域に保存する。
次にステップ802で、前記ステップ801で取得したジョブ一覧の中に、新規ジョブが発生したか否かを判断する。すなわち、CPU200によりジョブリスト408と比較され、新しいジョブIDをもつジョブが追加されている場合は、新規のジョブが発生したと判断する。
ステップ802で、新規ジョブが発生したと判断した場合はステップ803で、ステップ801で取得したジョブの一覧の中の、その新規ジョブとそのジョブに付属する情報をジョブリスト408に追加する。ジョブリストでは、ジョブ1件毎に、ジョブIDおよび、ドキュメント名等のジョブに付属する情報が管理され、さらに、ジョブ1件毎に、課金コード等の所定のアプリケーションなどで付加する追加情報も併せて管理される。ここで、ジョブに付属する情報は、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数GetJob()などで取得する。
次に、ステップ804で、ジョブリスト408にジョブが1件以上あるか否かを判断する。すなわち、CPU200によりジョブリストを検索し、リスト中のレコード数を計算する。ジョブが1件以上ないと判断されたときは、ステップ801に戻る。
ステップ804で、ジョブが1件以上あると判断された場合、ステップ805で、情報入力UI409が表示済か判断する。例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数FindWindow()を呼び出し、情報入力UI409が使用するウィンドウが存在する場合は、既に情報入力UI409が表示済と判断する。情報入力UIが表示済の場合は、ステップ801以降を繰り返す。
ステップ805で情報入力UIが表示していないと判断した場合はステップ806で、所定の手続きに基づき、情報入力UI409をCRT207等の表示装置に表示する。
ステップ802で新規ジョブが発生が検出されなかった場合は、ステップ807でジョブが終了したか判断する。ここでは、CPU200により、ステップ801で取得したジョブ一覧とジョブリスト408を比較する。ジョブリストに存在するジョブがジョブの一覧の中からなくなっていれば、ジョブリストに保存していたジョブが終了したと判断する。またここで、終了したジョブをジョブリスト408から削除してもよい。
図9は、実施の形態にかかる情報入力UIを介した指示の入力を受け付ける際の処理のフローの一例である。
ステップ901で、画面上のボタンなどがマウスでクリックするなどして押下されるといったイベントが発生したか否かを判断する。例えば、Microsoft社のMSDNLibrary(登録商標)で開示されている方法では、マウスによるクリックやキーボード入力等の操作と、ウィンドウ内のボタンやリストボックス等の各リソースを一意に決定するIDが、イベントとして通知される。ここではイベントが発生するまで待機する。
ステップ901において、イベントが発生したと判断した場合、ステップ902でイベントがジョブ選択か判断する。すなわち、図3のジョブリスト表示部304のいずれかのレコードが選択されたか否かを通知されたイベントに基づき判断するする。
ステップ902において、通知されたイベントがジョブ選択と判断された場合、ステップ903で該当レコードを画面上で識別可能に反転表示する。
ステップ902において、通知されたイベントがジョブ選択と判断されなかった場合、ステップ904で「入力」ボタンが押下されたか否かを判断する。すなわち、図3の「入力」ボタンが押下されたか否かを通知されたイベントに基づき判断するする。
ステップ904において、通知されたイベントが「入力」ボタンの押下と判断された場合、ステップ905でジョブリスト表示部304で選択されているジョブのジョブIDなどに基づいて、対応するジョブリスト408に格納されたジョブに課金コードを設定する。ここでは、ジョブリスト408中のそのジョブのレコードの課金コード領域に、図3の第1コード、第2コード、第3コードのそれぞれの値を設定する。
ステップ904において、通知されたイベントが「入力」ボタンの押下ではない判断された場合、ステップ906で「一時停止」ボタンが押下されたか否かを判断する。すなわち、図3の「一時停止」ボタンが押下されたか否かを通知されたイベントに基づき判断する。
ステップ906において、通知されたイベントが「一時停止」ボタンの押下と判断された場合、ステップ907でジョブリスト表示部304で選択されているジョブのジョブIDを取得する。次に、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数SetJob()で該当ジョブを指定し、ジョブの一時停止処理(pause)を行う。
ステップ906において、通知されたイベントが「一時停止」ボタンの押下ではないと判断された場合、ステップ908で「再開」ボタンが押下されたか否かを判断する。すなわち、図3の「再開」ボタンが押下されたか否かを通知されたイベントに基づき判断するする。
ステップ908において、通知されたイベントが「再開」ボタンの押下と判断された場合、ステップ909でジョブリスト表示部304で選択されているジョブのジョブIDを取得する。次に、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数SetJob()で該当ジョブを指定し、選択されたジョブの再開(Resume)を行う。
ステップ908において、通知されたイベントが「再開」ボタンの押下ではないと判断された場合、ステップ910で「削除」ボタンが押下されたか否かを判断する。すなわち、図3の「削除」ボタンが押下されたか否かを通知されたイベントに基づき判断する。
ステップ910において、通知されたイベントが「削除」ボタンの押下と判断された場合、ステップ911でジョブリスト表示部304で選択されているジョブのジョブIDを取得する。次に、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数SetJob()で該当ジョブを指定し、選択されているジョブの削除(Delete)を行う。
ステップ910おいて、通知されたイベントが「削除」ボタンの押下ではないと判断された場合、ステップ912で「更新」ボタンが押下されたか否かを判断する。すなわち、図3の「更新」ボタンが押下されたか否かを通知されたイベントに基づき判断する。
ステップ912において、通知されたイベントが「更新」ボタンの押下と判断した場合、ステップ913でジョブの一覧を再取得する。例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)に用意されているWin32関数EnumJob()、Win32関数GetJob()等により、ジョブおよびその付属情報の一覧を再取得する。ここで取得したジョブ情報で、ジョブリスト408の情報を更新する。
次に、ステップ914において、ステップ913で更新したジョブリストの情報を元に、図3のジョブリスト表示部304の表示を更新する。
図10は、本実施例における管理サーバのクライアント管理モジュールが保持する許可リストの一例である。
許可リストは、管理サーバのRAM202、HD205等の記憶装置に確保された領域に保持される。許可リストの1レコードは、ユーザ識別、クライアント識別、画像形成装置、ジョブ識別、許可時間などからなる。
ユーザ識別には、ユーザ名、ユーザID、ニックネーム等のクライアント装置を使用しているユーザを識別する情報が格納される。本実施例では、印刷許可申請があったとき印刷許可を与えるユーザを登録することができ、登録されているユーザはすべて記載されている。
クライアント識別情報には、例えば、ホスト名、IPアドレス、MACアドレス等のクライアント装置を識別する情報が格納される。印刷申請が受理されるまでは、空欄になっている。
画像形成装置には、例えばIPアドレス、ホスト名、MACアドレス等の印刷を所望する画像形成装置を識別する情報が格納される。
ジョブ情報には、例えば、スプーラID、ドキュメント名、ジョブID、ジョブデータから生成したハッシュ値などジョブを一意に識別する識別情報が格納される。
許可時間は、印刷申請の許可が下りた時刻が設定される。
図11は、本実施例において印刷許可申請モジュールの基本動作を示すフローの一例である。
ステップ1101で、ユーザによって追加情報が入力されたか判断する。すなわち、CPU200を用いて、ジョブリスト408を検索し、追加情報が記載されているレコードが見つかったときは、ユーザによって追加情報が入力されたとジョブがあると判断する。
ステップ1101で、ユーザによって追加情報が入力されたと判断した場合は、ステップ1102で、クライアント管理モジュールに送付する印刷の許可申請データを生成する。生成されたデータには、クライアント装置のIPアドレス、ログインユーザ名、ジョブ識別情報、印刷したいプリンタのIPアドレスを格納したデータパケットを含む。
次に、ステップ1103において、ステップ1102で生成した印刷の許可申請データを、管理サーバのクライアント管理モジュールに送付する。
ステップ1101で、ユーザによって追加情報が入力されなかったと判断した場合は、ステップ1101を繰り返す。
図12は、本実施例における管理サーバのクライアント管理モジュールの基本動作を示すフローの一例である。
ステップ1201で、クライアント装置から許可申請データを受信したか判断する。双方向インターフェィス209、接続部226を介し、ネットワークから許可申請データを受信したときは、RAM202、HD205等の記憶装置に確保したワークエリアに保存する。許可申請データを受信するまで本ステップを繰り返す。
ステップ1201で許可申請データを受信したときは、ステップ1202で、ユーザリスト412に登録された登録ユーザからの印刷許可申請か否かを判断する。ここでは、許可申請データから、ユーザ情報を取得し、ユーザリスト412のリストから検索する。同一のユーザ情報が見つかったときは、登録ユーザからの印刷許可申請と判断する。
ステップ1202で、登録ユーザからの印刷許可申請と判断したときは、ステップ1203で、ユーザリスト412を更新する。具体的には、ここでユーザリストはユーザごとの上限管理を行うためのリストであって、ユーザ識別情報に加えユーザの月ごとの現在までの印刷枚数を管理するものとする。ユーザ識別情報で識別されるユーザの印刷の上限枚数が例えば月ごとに決められているとする。印刷許可申請を受けた際にこの上限枚数に達した場合は、ユーザがその月は印刷をできないように制御するため一時的にユーザリストから削除する。尚、上限管理する際の期間はどのような期間であってもよい。また、管理するものは枚数以外の各種印刷設定や画像形成装置で提供可能な機能であれば何れのものであってもよい。更にユーザリストで管理する印刷枚数などの実績は、許可申請の受け付けた際に更新してもよいが、画像形成装置において処理が実行された後に実行通知を受けて、それに基づいて実績計上を行うといった厳密な実装であってもよい。
次に、ステップ1204で、CPU200の処理により図6に図示するフォーマットで画像形成装置の許可リストへの情報の追加するための許可コマンド生成を行う。また、ワークエリアに保持した許可申請データからクライアント識別情報、ユーザ識別情報、および、ジョブ識別情報を取得し、さらに現在時刻を取得し、許可コマンドに設定する。次に、ワークエリアに保持した許可申請データから取得した画像形成装置へ、生成した許可コマンド送信を行う。許可コマンドに対して課金先情報などの追加情報を含ませても良い。
ステップ1202で、登録ユーザ以外からの印刷許可申請と判断したときは、ステップ1201に戻る。
画像形成装置においては、本実施例で用いるような許可リストへの追加コマンドのフォーマット(図6)のときは、リストへの情報の追加コマンドである判断する。これにより、許可リストの随時更新が行われる。
(実施例2)
本実施例においては、画像形成装置において許可コマンドを受信後、タイムアウトを設け、ユーザの印刷許可を自動で解除する。ここでは、実施例1と異なる点に関して図13を用いて説明する。
図13は、画像形成装置に保持されるプログラムに基づき実現されるタイムアウト監視処理に関するフローである。図5の画像形成装置のフローとは独立して動作している。
ステップ1301で、PCUP220により、PRAM222等の記憶装置に保存された許可リストを検索し、印刷許可されているクライアント数が0でないか判断する。
ステップ1301で印刷許可されているクライアント数が0であると判断したときは、ステップ1301に戻る。
ステップ1301で印刷許可されているクライアント数が0でないと判断したときはステップ1302で、PCPU220により許可リストから1レコード取り出し、PRAM222等の記憶装置に確保したワークエリアに保存する。
次に、ステップ1303で、PCPU220が、画像形成装置は自身が保持する時計などから現在時刻を取得する。そして、ステップ1302で取得したレコードに設定されている許可時間からの経過時間が、画像形成装置で予め設定、保持しているタイムアウト値を超えているか否かを判断する。
ここで許可リストの許可情報(レコード)のタイムアウトを判断する場合は、管理サーバから許可する時間を直接許可コマンドに含ませるような形式で受け取っても良い。そうすることにより、画像形成装置ではタイムアウト値を保持する必要が無く、許可コマンドを受信した時刻を管理し、許可時間との比較により、上記と同様な判断が行える。
ステップ1303でタイムアウト値を超えていると判断したときは、ステップ1304で、該当するレコードのユーザに対する印刷許可を解除する。すなわち、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に保持している許可リストから、該当のレコードを削除する。
次に、ステップ1305で、PCPU220により全レコードに対してタイムアウトの計算を行ったか否かを判断する。
ステップ1305で全レコード終了したと判断したときは、ステップ1301へ戻る。
ステップ1305で全レコード終了していないと判断したときは、ステップ1302に戻り、許可リストの次のレコードを取得することになる。
ステップ1303でタイムアウト値を超えていないと判断したときは、ステップ1302に戻り、許可リストの次のレコードを取得することになる。
他の実施例として、管理サーバ、または、クライアント装置において、タイムアウトを監視し、印刷許可の解除申請をすることでも同様な効果を得られる。
(実施例3)
クライアント装置における許可申請を行った後、画像形成装置に送信したその許可申請に対応するジョブの終了に応じて、そのユーザの許可を自動で解除するという改良が考えられる。この改良は上述する全ての実施例に適用可能である。
本実施例では、画像形成装置において、印刷の許可解除を行う例を説明する。上述の実施例と異なる点に関して、図5のステップ509の処理に関する改良点について図14を用いて説明する。
図5のステップ508で、印刷許可がされていると判断したときは、ステップ1401で、印刷制御モジュール415は受信したジョブに基づく印刷を実行する。
次に、ステップ1402で、印刷終了後、印刷制御モジュール415は印刷許可の許可解除を行う。すなわち、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に保持している許可リストから、ステップ1401で印刷したジョブと同じジョブ識別情報を持つレコードを削除する。そして、ステップ501に戻る。
これにより、ジョブを送信するために許可申請を行ったクライアントやユーザごとに印刷許可、その許可の解除を厳密にジョブ単位で行えるといった効果を奏する。
(実施例4)
印刷許可されているクライアント装置からの印刷であっても、不正のジョブを送信した場合は、画像形成装置で印刷許可を解除するという改良が考えられる。実施例1と異なる点に関して、図5のステップ509の処理に関する改良点について図15を用いて説明する。
図5ステップ508で、印刷許可がされていると判断したときは、ステップ1501で、印刷制御モジュール415はジョブが不正か否かを判断する。
例えば、RAM222等の記憶装置に保存された許可リストを検索しジョブ識別情報に格納されたジョブのハッシュ値と、双方向インターフェィス209を介して受信したジョブから生成したハッシュ値を比較する。比較結果が異なる場合は、許可後にジョブが改竄されたとみなし、不正なジョブであることを判断する。あるいは、ジョブが所定のフォーマットに基づき生成されていないときは、ジョブが不正と判断する。
ステップ1501でジョブが不正と判断したときは、ステップ1502で、印刷制御モジュール415は、不正なジョブを送信したクライアント装置自体の印刷許可を解除する。すなわち、PCPU220を用い、PRAM222等の記憶装置に保持している許可リストから、ステップ1501で判定したジョブと同じクライアント識別情報を持つレコードを削除する。
次にステップ1503で、印刷制御モジュール415は該当ジョブを印刷せずに、削除する。
ステップ1501でジョブが不正でない判断したときは、ステップ1504で、印刷制御モジュール415は該当ジョブを印刷する。そして、ステップ501に戻る。
(実施例5)
画像形成装置において、クライアント装置間との通信を制限を行うことによって印刷制御するという改良が考えられる。図16を用いて、上述の実施例と異なる点に関して説明する。この改良は上述する全ての実施例に適用可能である。
ここでは、画像形成装置のRAM222等の記憶装置に保持した許可リストには、予め管理サーバのIPアドレスが登録されているとする。これにより画像形成装置、管理サーバ間の通信は保証される。
図16は、画像形成装置の受信データ解析モジュールがネットワーク通信のコネクションを開始する際に動作するフローである。具体的には、図5のステップ501を改良する。
ステップ1601、通信コネクションのリクエストを受け付ける。すなわち、双方向インターフェィスを介し、クライアント装置などからのコネクション確立のための通信データ受信を行う。例えば、広く普及しているTCP通信においては、SYNパケットと呼ばれるデータを受信する。
次にステップ1602で、ステップ1601で受け取った通信データのパケットに含まれるコネクションのリクエスト元が、通信許可されているか判断する。すなわち、PCPU220を用いて、ステップ1601で取得したコネクションのリクエスト元(クライアント装置)の識別情報が、許可リストのクライアント識別情報に存在するか検索する。見つかったときは、通信が許可されていると判断する。例えば、広く普及しているネットワーク通信方式のTCP通信においては、SYNパケットのIPヘッダーに発信元IPアドレスが記載されており、このアドレスが、許可リストのクライアント識別に記載があるときは、許可済みと判断する。
ステップ1602で通信が許可されていると判断したときは、ステップ1603でコネクション応答を行う。例えば、広く普及しているTCP通信においては、ACKパケットを返す。以降、所定の通信手順で、通信経路が確立し、通信コネクション要求元と通信が可能となる。
次にステップ1604で、ネットワークを介した後続のデータ(ジョブ)を受信する。
ステップ1602で通信が許可されていないと判断したときは、ステップ1604で要求を拒絶する。例えば、広く普及しているTCPにおいては、ACKを返さない。
次に、ステップ1601へ戻る。
本実施例においては、クライアント装置と画像形成装置間のコネクションを張るか否かについて、許可リストを参照して判断することで、実際のジョブを受け取る前に不許可ユーザのアクセスを禁止する。これにより、画像形成装置においては不正なジョブをそもそも受け取ることもなく、装置内での無駄な処理を減らせるといった効果をも奏する。
本実施例において、許可されたクライアント装置からの印刷ジョブとして受信したジョブを、前記許可リストにクライアント識別情報に対応して保持されたジョブ識別情報を用いて、さらに照合する処理を行ってもよい。許可されていない印刷ジョブは、S510での処理同様、印刷処理が行われない。この構成により、許可されたクライアント装置を用いた、不正な印刷ジョブの印刷が行れることを防ぐことが可能になる。
(実施例6)
画像形成装置に特別な機能を持たせず、ネットワーク設定により通信を制限するという改良が考えられる。実施例1と異なる点に関して説明する。本実施例では、例えば画像形成装置は、受信した印刷ジョブを印刷するといった処理のみ行うものとする。
図17は本実施例における印刷システムの模式図である。印刷システムには、クライアント装置、画像形成装置、管理サーバ、ネットワーク管理装置が含まれる。ここでは、上述した実施例と異なり、管理サーバとネットワーク管理装置がネットワークなどを介して接続されている。
クライアント装置の印刷許可申請モジュール1710は、ジョブリスト1708を監視する。ユーザからの指示に基づき、管理サーバのクライアント管理モジュール1711に、所望のプリンタへの印刷許可を申請するための許可申請データを送信する。
クライアント装置の印刷許可申請モジュール1710から、許可申請データを管理サーバのクライアント管理モジュール1711は、許可申請データに含まれる識別情報をもとにユーザリスト1712を検索し、該当ユーザが登録されているか判断する。登録されているときは、ネットワーク管理装置1713にクラインアント装置と画像形成装置の通信許可の設定を行う。
ネットワーク管理装置1711は、ゲートウェイやスイッチングハブ等のネットワークに接続している機器の通信を制御できる装置である。管理サーバのクライアント管理モジュール1711から通信許可の設定をされたクラインアント装置と画像形成装置の通信を可能に設定する。
(実施例7)
本実施例では、管理サーバにおける図12で説明した処理に関する改良を説明する。
本実施例では、クライアント装置からの印刷許可申請を受信した際に、印刷が許可されるユーザであった場合に管理サーバ内で新たに仮識別情報(仮ID)を発行する。ここで発行された仮IDは、S1204で画像形成装置に送信され、許可リスト406でクライアント識別情報など共に対応付けて管理される。加えて管理サーバは、この仮IDをクライアントに印刷許可申請の応答として送信する。
クライアント装置では、印刷ジョブを画像形成装置に送信する際に、管理サーバから受信した仮IDを含ませて送信する。
画像形成装置では、印刷ジョブを受け取った際に、ジョブ識別情報に代わって、この仮IDにより印刷ジョブの実行するか否かの判断を行う。クライアント識別情報に対応して許可リスト406にとう録されている仮IDが、印刷ジョブに含まれる仮IDと一致した場合に印刷を許可する。
本実施例による改良によって、ジョブ識別にかんしても、クライアント装置ではなく、第3者である管理サーバが発行した一時的な情報を用いるので、よりセキュリティが向上する。また、ジョブ識別情報をクライアント装置で発行し、各装置に配信する必要もなくなる。
以上説明してきた各実施例について、少なくとも以下のような効果が挙げられる。
実施例1では、ユーザは、クライアント装置でジョブに対して課金先情報のような追加情報の入力実行することにより印刷許可され、追加情報を入力しないと印刷が行えない。
実施例2では、一定時間後にタイムアウトし、印刷許可が解除されるものとした。これによりジョブが途中で行方不明になる、管理サーバと画像形成装置による通信ができなくなるなどといった不都合が発生しても、印刷の許可がされつづけることがなくなる。
実施例3では、ジョブの終了後に、そのジョブに対応する印刷許可が解除されるので、印刷を許可している時間を短く抑えることができセキュリティが向上する。
実施例4では、改竄や複製等の不正ジョブ等の印刷を防ぐことができる。また、そのような不正なジョブを送信してきたクライアント装置の許可を解除することができる。
実施例5では、印刷許可されていないクライアント装置からの印刷ジョブは、画像形成装置で受信されないので、画像形成装置での冗長な処理や無駄なトラフィックを減らすことができる。
実施例6では、画像形成装置に特別な機能を設ける必要がない。既に市場に出ている画像形成装置も特別な改造をせずに本発明の印刷システムを適用できる。
本発明における印刷システムの構成の一例を示す図である。 本発明におけるクライアント装置及び画像形成装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。 本発明における情報入力画面の一例である 本発明における、印刷システムにおけるモジュール構成図である。 実施例1にかかる画像形成装置における処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例1における通信パケットの一例である。 実施例1における画像形成装置が保持する許可リストの一例である。 実施例1におけるスプーラ監視モジュールにおける処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例1における情報入力UIにおける処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例1における管理サーバのクライアント管理モジュールが保持する許可リストの一例である 実施例1における印刷許可申請モジュールにおける処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例1におけるクライアント管理モジュールにおける処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例2における画像形成装置の印刷許可解除の処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例3における画像形成装置の印刷許可解除の処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例4における画像形成装置の処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例5における画像形成装置の処理動作を示すフローチャートを示す図である。 実施例6における印刷システムにおけるモジュール構成図である。
符号の説明
101 管理サーバ
103、104 クライアント装置
105 画像形成装置
106 ネットワーク

Claims (14)

  1. ジョブを生成するクライアント装置と、前記クライアント装置から受信するジョブに基づく印刷処理を行う画像形成装置と、印刷処理の制御を行うための管理装置とを含む印刷システムであって、
    前記クライアント装置は、
    ユーザからの指示に基づきジョブを生成するジョブ生成手段と、
    前記画像形成装置において前記ジョブの実行の許可を申請するため、前記ジョブ生成手段で生成したジョブを識別するためのジョブ識別情報とクライアント装置を識別するためのクライアント識別情報と前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を含む許可申請データを生成する許可申請生成手段と、
    前記許可申請生成手段で生成された許可申請データを前記管理装置に送信する許可申請送信手段と、
    前記ジョブ生成手段で生成したジョブを前記画像形成装置に送信するジョブ送信手段とを有し、
    前記管理装置は、
    前記クライアント装置より許可申請データを受信する許可申請受信手段と、
    前記画像形成装置での印刷を許可するユーザを識別するユーザ識別情報を管理するユーザリストと、
    前記許可申請データに含まれるユーザ識別情報が前記ユーザリストに管理されていたことに基づき、前記許可申請データに対応する印刷を許可するための前記ジョブ識別情報と前記クライアント識別情報を含む許可コマンドを生成する許可コマンド生成手段と、
    前記許可コマンド生成手段により生成された許可コマンドを前記画像形成装置に送信する許可コマンド送信手段とを有し、
    前記画像形成装置は、
    前記管理装置より許可コマンドを受信する許可コマンド受信手段と、
    前記ジョブに対する処理を行うことを許可するクライアント装置を識別するクライアント識別情報を管理する許可リストと、
    前記許可コマンド受信手段により受信した許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報とを対応させて前記許可リストに登録する登録手段と、
    前記許可リストで管理されているクライアント識別情報で識別されるクライアント装置からの前記ジョブを受信するジョブ受信手段と、
    前記ジョブ受信手段により受信したジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段によるジョブに基づく印刷処理を実行した後に、前記許可リストにおける、当該ジョブのジョブ識別情報と、当該ジョブ識別情報に対応して管理されているクライアント識別情報を削除する許可解除手段とを有することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記クライアント装置は、
    前記ジョブ生成手段で生成したジョブを前記画像形成装置に送信する際のコネクションを確立するために、前記クライアント識別情報を含む通信データを送信する通信データ送信手段を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記クライアント装置から前記通信データを受信する通信データ受信手段と、
    前記通信データ受信手段により受信した通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されていない場合は前記通信データに対する応答を行わず、前記判断手段により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されている場合は前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションを確立するためのクライアント装置への前記通信データに対する応答を行う応答手段とを更に有し、
    前記ジョブ受信手段は、前記応答手段による応答の結果に応じて前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションが確立した後に、前記ジョブを受信することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記許可コマンド生成手段は、更に前記ジョブの実行を許可する許可時間を含む許可コマンドを生成し、
    前記登録手段は前記許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報と前記許可時間とを対応させて前記許可リストに登録し、前記許可解除手段は前記許可リストで管理される許可時間に基づき、当該許可時間に対応して管理されている情報を削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記ジョブ識別情報は前記ジョブ生成手段で生成されたジョブに関するハッシュ値を含み、
    前記画像形成装置は前記ジョブ受信手段で受信したジョブのハッシュ値を取得する取得手段を更に有し、
    前記ジョブを受信したクライアント装置のクライアント識別情報に対応して前記許可リストにおいて管理されているジョブ識別情報のハッシュ値が、前記取得手段で取得したハッシュ値がと異なる場合、前記印刷手段により当該ジョブに基づく印刷処理を実行せず、かつ前記許可解除手段は前記許可リストにおける当該クライアント識別情報に対応して管理されている情報を削除することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記許可申請データに含まれるユーザ識別情報が前記ユーザリストに管理されていたことに基づき、仮識別情報を発行する発行手段と、
    前記クライアント装置に前記発行手段で発行した仮識別情報を送信する送信手段とを有し、
    前記許可コマンド生成手段は、前記発行手段で発行した仮識別情報を更に含む許可コマンドを生成し、
    前記クライアント装置のジョブ送信手段は、前記ジョブとともに前記送信手段から送信された仮識別情報を画像形成装置に対して送信し、
    前記画像形成装置は、
    前記登録手段は、前記許可リストに許可コマンドに含まれるクライアント識別情報と前記ジョブ識別情報と仮識別情報とを対応させて登録し、
    前記印刷手段は、前記ジョブに含まれる仮識別情報が、当該ジョブを送信したクライアント装置のクライアント識別情報に対応して前記許可リストに登録されていることに応じて、当該ジョブに基づく印刷処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. ジョブを生成するクライアント装置と、前記クライアント装置から受信するジョブに基づく印刷処理を行う画像形成装置と、印刷処理の制御を行うための管理装置とを含む印刷システムにおける情報処理方法であって、
    前記クライアント装置は、
    ユーザからの指示に基づきジョブを生成するジョブ生成工程と、
    前記画像形成装置において前記ジョブの実行の許可を申請するため、前記ジョブ生成工程で生成したジョブを識別するためのジョブ識別情報とクライアント装置を識別するためのクライアント識別情報と前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を含む許可申請データを生成する許可申請生成工程と、
    前記許可申請生成工程で生成された許可申請データを前記管理装置に送信する許可申請送信工程と、
    前記ジョブ生成工程で生成したジョブを前記画像形成装置に送信するジョブ送信工程とを有し、
    前記管理装置は、
    前記クライアント装置より許可申請データを受信する許可申請受信工程と、
    前記画像形成装置での印刷を許可するユーザを識別するユーザ識別情報を管理するユーザリストと、
    前記許可申請データに含まれるユーザ識別情報が前記ユーザリストに管理されていたことに基づき、前記許可申請データに対応する印刷を許可するための前記ジョブ識別情報と前記クライアント識別情報を含む許可コマンドを生成する許可コマンド生成工程と、
    前記許可コマンド生成工程により生成された許可コマンドを前記画像形成装置に送信する許可コマンド送信工程とを有し、
    前記画像形成装置は、
    前記管理装置より許可コマンドを受信する許可コマンド受信工程と、
    前記ジョブに対する処理を行うことを許可するクライアント装置を識別するクライアント識別情報を管理する許可リストと、
    前記許可コマンド受信工程により受信した許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報とを対応させて前記許可リストに登録する登録工程と、
    前記許可リストで管理されているクライアント識別情報で識別されるクライアント装置からの前記ジョブを受信するジョブ受信工程と、
    前記ジョブ受信工程により受信したジョブに基づき印刷処理を実行する印刷工程と、
    前記印刷工程によるジョブに基づく印刷処理を実行した後に、前記許可リストにおける、当該ジョブのジョブ識別情報と、当該ジョブ識別情報に対応して管理されているクライアント識別情報とを削除する許可解除工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記クライアント装置は、
    前記ジョブ生成工程で生成したジョブを前記画像形成装置に送信する際のコネクションを確立するために、前記クライアント識別情報を含む通信データを送信する通信データ送信工程を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記クライアント装置から前記通信データを受信する通信データ受信工程と、
    前記通信データ受信工程により受信した通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されていない場合は前記通信データに対する応答を行わず、前記判断工程により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されている場合は前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションを確立するためのクライアント装置への前記通信データに対する応答を行う応答工程とを更に有し、
    前記ジョブ受信工程は、前記応答工程による応答の結果に応じて前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションが確立した後に、前記ジョブを受信することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記許可コマンド生成工程は、更に前記ジョブの実行を許可する許可時間を含む許可コマンドを生成し、
    前記登録工程は前記許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報と前記許可時間とを対応させて前記許可リストに登録し、前記許可解除工程は前記許可リストで管理される許可時間に基づき、当該許可時間に対応して管理されている情報を削除することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記ジョブ識別情報は前記ジョブ生成工程で生成されたジョブに関するハッシュ値を含み、
    前記画像形成装置は前記ジョブ受信工程で受信したジョブのハッシュ値を取得する取得工程を更に有し、
    前記ジョブを受信したクライアント装置のクライアント識別情報に対応して前記許可リストにおいて管理されているジョブ識別情報のハッシュ値が、前記取得工程で取得したハッシュ値がと異なる場合、前記印刷工程により当該ジョブに基づく印刷処理を実行せず、かつ前記許可解除工程は前記許可リストにおける当該クライアント識別情報に対応して管理されている情報を削除することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  10. ジョブを生成するクライアント装置と、印刷処理の制御を行うための管理装置と通信可能な画像形成装置であって、
    前記管理装置から印刷を許可するジョブのジョブ識別情報と当該ジョブを送信するクライアント装置のクライアント識別情報を含む許可コマンドを受信する許可コマンド受信手段と、
    前記ジョブに対する処理を行うことを許可するクライアント装置を識別するクライアント識別情報を管理する許可リストと、
    前記許可コマンド受信手段により受信した許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報とを対応させて前記許可リストに登録する登録手段と、
    前記許可リストで管理されているクライアント識別情報で識別されるクライアント装置からの前記ジョブを受信するジョブ受信手段と、
    前記ジョブ受信手段により受信したジョブに基づき印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段によるジョブに基づく印刷処理を実行した後に、前記許可リストにおける、印刷処理が実行された当該ジョブのジョブ識別情報と、当該ジョブ識別情報に対応して管理されているクライアント識別情報とを削除する許可解除手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記クライアント装置から前記ジョブを前記画像形成装置に送信する際のコネクションを確立するためのクライアント識別情報を含む通信データを受信する通信データ受信手段と、
    前記通信データ受信手段により受信した通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されていない場合は前記通信データに対する応答を行わず、前記判断手段により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されている場合は前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションを確立するためのクライアント装置への前記通信データに対する応答を行う応答手段とを更に有し、
    前記ジョブ受信手段は、前記応答手段による応答の結果に応じて前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションが確立した後に、前記ジョブを受信することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. ジョブを生成するクライアント装置と、印刷処理の制御を行うための管理装置と通信可能な画像形成装置における情報処理方法であって、
    前記管理装置から印刷を許可するジョブのジョブ識別情報と当該ジョブを送信するクライアント装置のクライアント識別情報を含む許可コマンドを受信する許可コマンド受信工程と、
    前記ジョブに対する処理を行うことを許可するクライアント装置を識別するクライアント識別情報を管理する許可リストと、
    前記許可コマンド受信工程により受信した許可コマンドに含まれるクライアント識別情報とジョブ識別情報とを対応させて前記許可リストに登録する登録工程と、
    前記許可リストで管理されているクライアント識別情報で識別されるクライアント装置からの前記ジョブを受信するジョブ受信工程と、
    前記ジョブ受信工程により受信したジョブに基づき印刷処理を実行する印刷工程と、
    前記印刷工程によるジョブに基づく印刷処理を実行した後に、前記許可リストにおける、印刷処理が実行された当該ジョブのジョブ識別情報と、当該ジョブ識別情報に対応して管理されているクライアント識別情報を削除する許可解除工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記クライアント装置から前記ジョブを前記画像形成装置に送信する際のコネクションを確立するためのクライアント識別情報を含む通信データを受信する通信データ受信工程と、
    前記通信データ受信工程により受信した通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されていない場合は前記通信データに対する応答を行わず、前記判断工程により前記通信データに含まれるクライアント識別情報が前記許可リストに管理されている場合は前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションを確立するためのクライアント装置への前記通信データに対する応答を行う応答工程とを更に有し、
    前記ジョブ受信工程は、前記応答工程による応答の結果に応じて前記クライアント装置と前記画像形成装置との間の前記ジョブを送信するためのコネクションが確立した後に、前記ジョブを受信することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 請求項12又は13に記載の情報処理方法をコンピュータにより実現させるためのプログラム。
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