JP2009156228A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の始動直後であっても、スロットル弁に付着する氷を速やかに溶解することができる内燃機関を提供する。
【解決手段】スロットル弁20の開度を変更するステッピングモータ201には回転位置検出器202が組み込まれており、スロットル弁20の開度は、回転位置検出器202によって検出される。制御コンピュータCは、把握したエンジン負荷とエンジン回転数とに基づいて、スロットル弁20の開度θyを指定してステッピングモータ201の回転位置を制御する。検出開度と指定開度とが一致しない場合、制御コンピュータCは、排気弁28の開閉タイミングを進角させるように、油圧供給調整機構42を制御して排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定する。これにより、燃焼室111内の既燃焼ガスが吸気ポート121を経由して吸気通路18側へ吹き返される。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃焼室に至る吸気通路上にスロットル弁が配設されている内燃機関に関する。
外気温度が低温の場合には、吸気通路内の空気に含まれる水分が氷結することがある。あるいは、排気ガスの一部を吸気通路へ還流させて排気ガスの浄化を行なう内燃機関では、還流排気ガス中に含まれる水分が、吸気通路内で低温の新気と混合し、氷結することがある。前述の氷結により、吸気通路上に配置されるスロットル弁、及びスロットル弁を収めた筐体をなすスロットルボディとの間に氷が付着すると、スロットル弁が固着し、適正に回動しなくなるおそれがある。
このような問題を解決する手段として、例えば、特許文献1に開示のスロットル装置では、スロットルボディを外側パイプと内側パイプよりなる2重構造とし、EGR通路の出口側が、外側パイプと内側パイプの間にてスロットル弁の全周にわたって設けられている。前記通路へ還流される排気ガスは、スロットルボディを暖めてスロットル弁に付着する氷を溶解するために利用される。
特開平10−169474号公報
しかし、特許文献1に開示のスロットル装置では、エンジンの始動直後に、十分に機能するまでに時間がかかるという問題がある。具体的に詳述すると、エンジンの始動直後は、燃焼室より排出される排気ガスの温度自体が比較的低い。加えて、排気通路及びEGR通路をなす管路構造の壁面温度も低い為、排気通路及びEGR通路を経由して吸気通路に還流される迄に、排気ガス温度が更に低下する。このため、エンジン始動直後には前記通路へ還流された排気ガスの温度が低くなり、氷結によるスロットル弁の固着を解消するには時間が掛かる。
本発明は、内燃機関の始動直後であっても、スロットル弁に付着する氷を速やかに溶解することができる内燃機関を提供することを目的とする。
本発明は、燃焼室に至る吸気通路上にスロットル弁が配設されている内燃機関を対象とし、請求項1の発明は、前記燃焼室内の既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返す吹き返し手段と、前記スロットル弁の固着を検出する固着検出手段と、前記固着検出手段によって前記スロットル弁の固着が検出された場合には、前記吹き返し手段を吹き返し状態にして前記既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返すように制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
燃焼室内の既燃焼ガスは高温であり、吸気通路側へ吹き返された既燃焼ガスの温度低下は少ない。そのため、内燃機関の始動直後であっても、スロットル弁に付着した氷は、速やかに溶解する。
好適な例では、前記固着検出手段は、前記スロットル弁の開度を指定する開度指定手段と、前記スロットル弁の開度を検出する開度検出手段とを備え、前記開度検出手段によって検出された検出開度が前記開度指定手段によって指定された指定開度に一致しない場合には、前記制御手段は、前記吹き返し手段を吹き返し状態にして前記既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返すように制御する。
検出された検出開度が指定された指定開度に一致しない場合には、吹き返し手段が吹き返し状態にされ、燃焼室内の既燃焼ガスが吸気通路側へ吹き返される。燃焼室内の既燃焼ガスは高温であり、吸気通路側へ吹き返された既燃焼ガスの温度低下は少ない。そのため、内燃機関の始動直後であっても、スロットル弁に付着した氷は、速やかに溶解する。
好適な例では、前記制御手段は、前記開度検出手段によって検出された検出開度が前記開度指定手段によって指定された指定開度に一致しない状態が所定時間継続した場合には、故障発生との判定を行なう。
ここにおける故障発生とは、氷結以外の原因によってスロットル弁が正常に動かなくなる場合のことを言う。このような判定は、氷結以外の原因による本来のスロットル弁の故障と、この故障とは異なる氷結によるスロットル弁の作動不良との区別を可能にする。
好適な例では、前記制御手段は、前記吹き返し手段が吹き返し状態にある場合には、エンジン停止をもたらさないためのフェイルセーフ制御を行なう。
フェイルセーフ制御は、運転者の操作(アクセルペダルの踏み込み操作)内容よりも、エンジンの稼働継続を優先する制御である。このようなフェイルセーフ制御を行なうことによって、スロットル弁が故障している場合にも、エンジンが停止してしまうことはない。
好適な例では、前記吹き返し手段は、前記燃焼室に通じる排気ポートを開閉する排気弁と、前記排気弁の開閉タイミングを調整可能な排気側可変バルブタイミング機構とを備えており、前記既燃焼ガスの吹き返しは、前記排気側可変バルブタイミング機構によって前記排気弁の閉タイミングを上死点より進角させることによって行われる。
排気弁の閉タイミングが燃焼室内に既燃焼ガスを閉じ込め可能な進角位置まで変更されると、吸気通路と燃焼室との間が連通したときには、燃焼室内に閉じ込められた既燃焼ガスの一部が吸気通路側へ吹き返される。排気側可変バルブタイミング機構は、吹き返し手段を構成する機構として好適である。
好適な例では、前記吹き返し手段は、前記燃焼室に通じる排気ポートを開閉する排気弁と、前記排気弁の開閉タイミングを調整可能な排気側可変バルブタイミング機構と、前記燃焼室に通じる吸気ポートを開閉する吸気弁と、前記吸気弁の開閉タイミングを調整可能な吸気側可変バルブタイミング機構とを備えており、前記既燃焼ガスの吹き返しは、前記排気側可変バルブタイミング機構によって前記排気弁の閉タイミングを上死点より進角させ、且つ前記吸気側可変バルブタイミング機構によって前記吸気弁の開タイミングを上死点より遅角させることによって行われる。
吸気弁の開タイミングを遅角させると、排気弁の閉タイミングを進角させるのみの場合に比べて吹き返し直前の燃焼室内の圧力が低くなる。つまり、吸気弁の開タイミングの遅角を調整して吹き返し直前の燃焼室内の圧力を調整することができる。吹き返し直前の燃焼室内の圧力が低いほど、既燃焼ガスの吹き返し圧力が低くなる。
本発明の内燃機関は、内燃機関の始動直後であっても、スロットル弁に付着する氷を速やかに溶解することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図2(a)に示すように、ディーゼルエンジン10(内燃機関)を構成するシリンダブロック49は、複数の気筒11〔図1(a)に示すように本実施形態では4つ〕を備えており、シリンダブロック49に連結されたシリンダヘッド12には気筒11毎に燃料噴射ノズル13が取り付けられている。
図1(a)に示すように、燃料は、燃料ポンプ14及びコモンレール15を経由して燃料噴射ノズル13へ供給され、燃料噴射ノズル13は、各気筒11内に燃料を噴射する。
シリンダヘッド12にはインテークマニホールド16が接続されている。インテークマニホールド16には吸気管17が接続されており、吸気管17にはエアクリーナ171が接続されている。吸気管17及びインテークマニホールド16は、吸気通路18を構成する。吸気管17の途中には、上流側より、過給機19のコンプレッサ部191、インタークーラ50、スロットル弁20が配設されている。過給機19は、排気ガス流によって作動される公知の可変ノズル式ターボチャージャーであり、インタークーラ50は、過給により昇温した吸気を、エンジン冷却水との熱交換で冷却する熱交換器である。
スロットル弁20は、吸気通路18に吸入される空気流量を調整するためのものである。スロットル弁20は、ステッピングモータ201によって開度変更される。ステッピングモータ201は、制御コンピュータCの制御を受ける。ステッピングモータ201には回転位置検出器202が組み込まれており、スロットル弁20の開度θxは、開度検出手段としての回転位置検出器202によって検出される。回転位置検出器202によって検出されたスロットル開度θxの情報は、制御コンピュータCに送られる。なお、スロットル弁20の開度が最小の場合においても、スロットル弁20が吸気管17を完全に閉じてしまうことはない。つまり、スロットル弁20の開度が最小の場合においても、空気は、スロットル弁20の周囲を通過可能である。
シリンダヘッド12にはエキゾーストマニホールド21が接続されている。エキゾーストマニホールド21には排気管22が接続されている。排気管22上にはパティキュレートフィルタ23が介在されている。気筒11から排出される排気ガスは、エキゾーストマニホールド21、排気管22及びパティキュレートフィルタ23を経由して大気に放出される。エキゾーストマニホールド21、排気管22及びパティキュレートフィルタ23は、排気通路を構成する。
図2(a)に示すように、気筒11にはピストン24が往復動可能に収容されている。気筒11内に燃焼室111を区画するピストン24は、コネクティングロッド25を介してクランク軸26に連結されている。ピストン24の往復運動は、コネクティングロッド25を介してクランク軸26の回転運動に変換される。
シリンダブロック49に連結されたシリンダヘッド12には吸気ポート121及び排気ポート122が形成されている。シリンダヘッド12には吸気弁27が吸気ポート121を開閉可能に設けられており、シリンダヘッド12には排気弁28が排気ポート122を開閉可能に設けられている。吸気ポート121にはインテークマニホールド16の枝管が接続されており、排気ポート122にはエキゾーストマニホールド21の枝管が接続されている。
シリンダヘッド12の上方には吸気カム軸29及び排気カム軸30が配設されている。吸気カム軸29には吸気カム31が設けられており、排気カム軸30には排気カム32が設けられている。吸気カム31は、吸気カムレバー33を駆動可能であり、排気カム32は、排気カムレバー34を駆動可能である。
吸気通路18内の空気は、ピストン24が上死点から下死点に向かう行程の時に吸気ポート121が開いていると、燃焼室111へ吸入される。燃焼室111内の空気(新気)は、ピストン24が下死点から上死点に向かう行程の時に吸気弁27が吸気ポート121を閉じていると共に、排気弁28が排気ポート122を閉じていると、圧縮される。ピストン24が下死点から上死点に向かう圧縮行程においてピストン24が上始点付近に達すると、燃料噴射ノズル13から燃料が燃焼室111内の圧縮された高温の空気中に噴射される。圧縮された高温の空気中に噴射された燃料は、順次燃焼し、ピストン24が上死点から下死点へと向かう。
燃焼室111内の既燃焼ガスは、ピストン24が下死点から上死点に向かう行程の時に排気弁28が排気ポート122を開いていると、エキゾーストマニホールド21へ排出される。
制御コンピュータCには、クランク角度検出器35、アクセルセンサ36、圧力検出器37、エアフロメータ38、水温検出器39及び警告ランプ40が信号接続されている。
クランク角度検出器35は、クランク軸26の回転角度(クランク角度)を検出する。クランク角度検出器35によって検出されたクランク角度情報は、制御コンピュータCへ送られる。制御コンピュータCは、クランク角度検出器35によって検出されたクランク角度の情報に基づいて、エンジン回転数を算出する。
アクセルセンサ36は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出する。アクセルセンサ36によって検出された踏み込み量検出情報は、制御コンピュータCに送られる。制御コンピュータCは、踏み込み量検出情報及びエンジン回転数情報に基づいて、燃料噴射ノズル13における燃料噴射量を算出して制御する。制御コンピュータCは、算出した燃料噴射量をエンジン負荷として把握する。又、制御コンピュータCは、把握したエンジン負荷とエンジン回転数とに基づいて、スロットル弁20の開度θyを指定してステッピングモータ201の回転位置を制御する。つまり、制御コンピュータCは、スロットル弁20の開度が指定された開度θyとなるようにステッピングモータ201の回転位置を制御する。クランク角度検出器35、アクセルセンサ36及び制御コンピュータCは、スロットル弁20の開度を指定する開度指定手段を構成する。
圧力検出器37は、インテークマニホールド16内の圧力(過給圧)を検出する。圧力検出器37によって検出された過給圧の情報は、制御コンピュータCに送られる。制御コンピュータCは、エンジン回転数や燃料噴射量等に基づいて、予め設定されたマップから目標過給圧を決定する。制御コンピュータCは、圧力検出器37によって検出される過給圧が目標過給圧になるように、過給機19のタービン部192におけるベーン開度を制御する。
エアフロメータ38は、吸気通路18を流れる吸気の流量を検出する。エアフロメータ38によって得られた吸気流量情報は、制御コンピュータCへ送られる。制御コンピュータCは、エアフロメータ38によって得られた吸気流量情報、圧力検出器37によって検出された過給圧情報、エンジン回転数情報等に基づいて、燃料噴射ノズル13における最大燃料噴射量を制限する。
水温検出器39は、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する。制御コンピュータCは、水温検出器39によって得られた水温情報に基づいて暖機が完了したか否かを判断する。
図1(b)及び図2(a)に示すように、排気カム軸30の端部側には公知の油圧式の排気側可変バルブタイミング機構41が設けられている。排気側可変バルブタイミング機構41は、クランク軸26の回転駆動力を排気カム軸30に伝達し、かつ油圧によって排気カム軸30の回転位相を変更可能な構成となっている。
排気側可変バルブタイミング機構41には油圧供給調整機構42が油圧通路を介して接続されている。油圧供給調整機構42は、排気カム軸30の回転位相を調整している排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定する。油圧供給調整機構42は、制御コンピュータCの制御を受ける。
吸気弁27は、図2(b),(c),(d)に曲線D1で示す開閉タイミングで駆動される。排気弁28は、例えば図2(b),(c),(d)に曲線E1,E2,E3で示す開閉タイミングで駆動される。これらの曲線E1,E2,E3で示す排気弁28の開閉タイミングは、油圧供給調整機構42を制御して排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定することによってもたらされる。
排気弁28が例えば図2(b)に曲線E1で示す開閉タイミングで駆動される状態では、ピストン24が上死点に達する前に排気弁28が排気ポート122を閉じることはなく、既燃焼ガスが燃焼室111内に閉じ込められることはない。
排気弁28が例えば図2(b)に曲線E2で示す開閉タイミングで駆動される状態では、ピストン24が上死点に達する前に排気弁28が排気ポート122を閉じ、既燃焼ガスの一部が燃焼室111内に閉じ込められる。この場合の既燃焼ガスの閉じ込めは、窒素酸化物の発生を抑制するために行われるものである。以下においては、エンジン負荷とエンジン回転数との組(エンジン運転状態)に応じて行われる既燃焼ガスの閉じ込めを含む制御を「通常の内部EGR制御」と言うことにする。通常の内部EGR制御を行なうための排気弁28の開閉タイミングは、運転状態を表すエンジン負荷とエンジン回転数との組に応じて予め特定されている。通常の内部EGR制御は、暖機が完了した後に遂行される。
図3は、燃焼室111内の既燃焼ガスを吸気通路18側へ吹き返す制御を行なう吹き返し制御プログラムを示すフローチャートであり、制御コンピュータCは、図3のフローチャートで示す吹き返し制御プログラムに基づいて吹き返し制御を行なう。以下、図3に示すフローチャートに基づいて吹き返し制御を説明する。
制御コンピュータCは、指定される開度θyと、回転位置検出器202によって検出されたスロットル弁20の開度θxとが一致するか否かの判断を行なっている(ステップS1)。θy−α≦θx≦θy+αである場合(ステップS1においてYES)、制御コンピュータCは、ステップS1の判断を繰り返す。αは、許容誤差を表し、本実施形態では、θy−α≦θx≦θy+αである場合は、検出開度θxが指定開度θyに一致するものと見なされる。
θy−α≦θx≦θy+αでない場合(ステップS1においてNO)、制御コンピュータCは、排気弁28の開閉タイミングを進角させるように、油圧供給調整機構42を制御して排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定する(ステップS2)。ステップS2におけるNOの判断は、検出開度θxと指定開度θyとが一致しないという判断である。図2(d)における曲線E3は、排気弁28の進角された開閉タイミングを表し、排気弁28の閉タイミングが上死点より進角されている。排気弁28の開閉タイミングが曲線E3で示すように進角されると、ピストン24が上死点に達する前に排気弁28が排気ポート122を閉じ、既燃焼ガスの一部が燃焼室111内に閉じ込められる。吸気弁27は、図2(d)に曲線D1で示すように吸気ポート121を開閉し、吸気ポート121が開かれると、燃焼室111内の既燃焼ガスが吸気ポート121を経由して吸気通路18側へ吹き返される。吸気通路18側へ吹き返された既燃焼ガスは、スロットル弁20付近を暖める。
排気側可変バルブタイミング機構41及び排気弁28は、燃焼室111内の既燃焼ガスを吸気通路18側へ吹き返す吹き返し手段を構成する。排気弁28の開閉タイミングが曲線E3で示すように進角された状態は、吹き返し手段の吹き返し状態である。
制御コンピュータCは、ステップS1のNOの判断から所定時間tが経過したか否かを判断している(ステップS3)。所定時間tが経過した場合(ステップS3においてYES)、制御コンピュータCは、指定開度θyと検出開度θxとが一致するか否かの判断を行なう(ステップS4)。θy−α≦θx≦θy+αでない場合(ステップS4においてNO)、制御コンピュータCは、警告ランプ40を点灯させる(ステップS5)。所定時間tが経過した後においてもθy−α≦θx≦θy+αでない状況は、氷結が原因ではないスロットル弁20の固着(スロットル弁20の故障)の発生を示している。ステップS4におけるNOの判断は、氷結が原因ではないスロットル弁20の故障発生の判定であり、制御コンピュータCは、検出開度θxが指定開度θyに一致しない状態が所定時間t継続した場合には、故障発生との判定を行なう。
θy−α≦θx≦θy+αである場合(ステップS4においてYES)、制御コンピュータCは、通常制御へ移行(ステップS6)すると共に、ステップS1へ移行する。所定時間tが経過した後にθy−α≦θx≦θy+αである状況は、氷結が原因であるスロットル弁20の固着の発生を示している。ステップS4におけるYESの判断は、氷結が原因であるスロットル弁20の固着発生の判定である。通常制御とは、図2(b)あるいは図2(c)のタイミングチャートで示す排気弁28の開閉タイミング制御のことである。
前記した開度検出手段及び前記した開度指定手段は、スロットル弁20の固着を検出する固着検出手段を構成する。開度指定手段を構成する制御コンピュータCは、開度検出手段によって検出された検出開度θxが開度指定手段によって指定された指定開度θyに一致しない場合には、吹き返し手段を吹き返し状態にして既燃焼ガスを吸気通路18側へ吹き返すように制御する制御手段である。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)検出開度θxが指定開度θyに一致しない場合には、燃焼室111内の既燃焼ガスが吸気通路18側へ吹き返される。燃焼室111内の既燃焼ガスは高温であり、吸気通路18側へ吹き返された既燃焼ガスの温度低下は少ない。そのため、スロットル弁20に付着している氷は、速やかに溶解する。
(2)エンジン始動直後においても燃焼室111内の既燃焼ガスは高温であり、吸気通路18側へ吹き返された既燃焼ガスの温度低下は少ない。そのため、エンジン停止中にスロットル弁20に付着した氷も、速やかに溶解する。
(3)検出開度θxが指定開度θyに一致しない状況が所定時間t続く場合には、制御コンピュータCは、故障発生との判定を行なう。ここにおける故障発生とは、氷以外の異物がスロッットル弁に付着してスロットル弁が正常に動かなくなったり、ステッピングモータ201の故障によってスロットル弁が正常に動かなくなる場合のことを言う。氷以外の異物としては、例えば、過給機が用いられている内燃機関であれば、過給機から洩れ出た油が付着して固化したものや、排気ガスの一部が吸気通路に還流される内燃機関であれば、排気ガス中の煤が付着して固化したもの等が挙げられる。
このような判定は、前記した異物の付着あるいはステッピングモータ201の故障に起因する本来のスロットル弁20の故障と、この故障とは異なる氷結によるスロットル弁20の作動不良との区別を可能にする。従って、制御コンピュータCは、本来のスロットル弁20の故障が発生したときにのみ警告ランプ40を点灯させるため、氷結に起因する警告ランプ40の誤作動は生じない。
(4)排気ガス浄化のために使用される排気側可変バルブタイミング機構41は、吹き返し手段を構成する機構として好適である。
次に、図4のフローチャートで示す第2の実施形態を説明する。装置構成は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態におけるフローチャートと同じステップは、同じ符合を付し、その詳細説明は省略する。
ステップS1においてNOの場合(θy−α≦θx≦θy+αでない場合)、制御コンピュータCは、フェイルセーフ制御へ移行する(ステップS2a)。ここにおけるフェイルセーフ制御は、運転者の操作(アクセルペダルの踏み込み操作)内容よりも、エンジンの稼働継続を優先する制御であり、例えば、アクセルペダルの踏み込み操作に関係なく、燃料噴射量を所定量以下に制限したり、可変ノズル式ターボチャージャー型の過給機19のタービン部192におけるベーン開度を全開にして過給圧を減らす制御である。前記所定量は、エアフロメータ38によって検出された吸気流量に応じて予め特定されている最大燃料噴射量である。
ステップS4においてNOの場合(θy−α≦θx≦θy+αでない場合)、制御コンピュータCは、フェイルセーフ制御を継続する(ステップS5b)。ここにおけるフェイルセーフ制御は、ステップS2aにおけるフェイルセーフ制御と、通常の内部EGR制御を中止する制御とを含む。θy−α≦θx≦θy+αである場合(ステップS4においてYES)、制御コンピュータCは、フェイルセーフ制御を解除して通常制御へ移行(ステップS6e)すると共に、ステップS1へ移行する。ステップS2aにおけるフェイルセーフ制御は、検出開度θxが指定開度θyに一致しない状態が継続している間は行われる。つまり、制御コンピュータCは、吹き返し手段が吹き返し状態にある場合にはステップS2aにおけるフェイルセーフ制御を行なう。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。又、フェイルセーフ制御を行なうことによって、氷結状態におけるスロットル弁20の作動不良が生じている場合、あるいはスロットル弁20が故障している場合にも、エンジンが停止してしまうことはない。
次に、図5及び図6の第3の実施形態を説明する。図5においては第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、図6においては第2の実施形態のフローチャートと同じステップには同じ符合を用い、それらの詳細説明は省略する。
図5(a)に示すように、吸気カム軸29の端部側には公知の油圧式の吸気側可変バルブタイミング機構43が設けられている。吸気側可変バルブタイミング機構43は、クランク軸26の回転駆動力を吸気カム軸29に伝達し、かつ油圧によって吸気カム軸29の回転位相を変更可能な構成となっている。吸気側可変バルブタイミング機構43には油圧供給調整機構44が油圧通路を介して接続されている。油圧供給調整機構44は、吸気カム軸29の回転位相を調整している吸気側可変バルブタイミング機構43の調整状態を規定する。油圧供給調整機構44は、制御コンピュータCの制御を受ける。
排気弁28は、例えば図5(b),(c),(d)に曲線E1,E2,E3で示す開閉タイミングで駆動される。これらの曲線E1,E2,E3で示す排気弁28の開閉タイミングは、油圧供給調整機構42を制御して排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定することによってもたらされる。吸気弁27は、例えば図5(b),(c),(d)に曲線D1,D2,D3で示す開閉タイミングで駆動される。これらの曲線D1,D2,D3で示す吸気弁27の開閉タイミングは、油圧供給調整機構44を制御して吸気側可変バルブタイミング機構43の調整状態を規定することによってもたらされる。
吸気弁27が例えば図5(b)に曲線D2で示す開閉タイミングで駆動される状態では、ピストン24が上死点に達する前に排気弁28が排気ポート122を閉じ、ピストン24が上死点に達してから下死点に向かっている途中に吸気弁27が吸気ポート121を開く。従って、既燃焼ガスの一部が燃焼室111内に閉じ込められ、閉じ込められた既燃焼ガスの一部が吸気通路18側へ吹き返される。この場合の既燃焼ガスの閉じ込め及び吹き返しは、窒素酸化物の発生を抑制するために行われるものである。以下においては、エンジン負荷とエンジン回転数との組(エンジン運転状態)に応じて行われる既燃焼ガスの閉じ込め及び吹き返しを含む制御を「通常の内部EGR制御」と言うことにする。
図6のフローチャートにおけるステップS1においてNOの場合(θy−α≦θx≦θy+αでない場合)、制御コンピュータCは、フェイルセーフ制御へ移行する(ステップS2a)。そして、制御コンピュータCは、排気弁28の開閉タイミングを進角させるように、油圧供給調整機構42を制御して排気側可変バルブタイミング機構41の調整状態を規定し、且つ吸気弁27の開閉タイミングを遅角させるように、油圧供給調整機構44を制御して吸気側可変バルブタイミング機構43の調整状態を規定する(ステップS2e)。
図5(d)における曲線D3は、吸気弁27の遅角された開閉タイミングを表す。吸気弁27の開タイミングが曲線D3で示すように上死点より遅角されると、ピストン24が上死点に達してから下死点に向かっている途中に吸気弁27が吸気ポート121を開く。従って、燃焼室111内の既燃焼ガスは、ピストン24が上死点に達してから下死点に向かっている途中から吸気ポート121を経由して吸気通路18側へ吹き返し開始される。吸気通路18側へ吹き返された既燃焼ガスは、スロットル弁20付近を暖める。
排気側可変バルブタイミング機構41、吸気側可変バルブタイミング機構43、排気弁28及び吸気弁27は、燃焼室111内の既燃焼ガスを吸気通路18側へ吹き返す吹き返し手段を構成する。排気弁28の閉タイミングが曲線E3で示すように上死点より進角され、且つ吸気弁27の開タイミングが曲線D3で示すように上死点より遅角された状態は、吹き返し手段の吹き返し状態である。
制御コンピュータCは、ステップS2eに続いてステップS4の判断を行なう。ステップS4においてNOの場合(θy−α≦θx≦θy+αでない場合)、制御コンピュータCは、所定時間tが経過している場合(ステップS3においてYES)には、警告ランプ40を点灯させる(ステップS5)。つまり、制御コンピュータCは、検出開度θxが指定開度θyに一致しない状態が所定時間t継続した場合には、故障発生との判定を行なう。
ステップS4においてYESの場合(θy−α≦θx≦θy+αである場合)、制御コンピュータCは、フェイルセーフ制御を解除すると共に、通常制御へ移行(ステップS6e)する。つまり、制御コンピュータCは、吹き返し手段が吹き返し状態にある場合には、エンジン停止をもたらさないためのフェイルセーフ制御を行なう。
第3の実施形態では第2の実施形態と同様の効果が得られる。又、第3の実施形態では、吸気弁27の開タイミングを調整できるため、吸気弁27の開タイミングの遅角を調整して吹き返し直前時の燃焼室111内の圧力を調整することができる。つまり、吸気弁27の開タイミングを遅角させれば、排気弁28の閉タイミングを進角させるのみの場合に比べて吹き返し直前の燃焼室111内の圧力が低くなる。従って、既燃焼ガスの吹き返し量が第1,2の実施形態の場合と同じであっても、吸気通路18側へ吹き返される既燃焼ガスの吹き返し圧力を低減するように調整することができる。これは、既燃焼ガスの吹き返しによって煤がスロットル弁20に付着しないように吹き返し圧力を適正に制御できることを意味する。
次に、図7(a),(b),(c)の第4の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
図7(b)に示すように、吸気カム軸29には2度開き吸気カム45及び吸気カム31が設けられている。吸気カム31は、吸気カムレバー33を駆動可能であり、2度開き吸気カム45は、2度開き吸気カムレバー46を駆動可能である。吸気カム軸29、吸気カム31、吸気カムレバー33、2度開き吸気カム45及び2度開き吸気カムレバー46は、吸気側可変動弁機構47を構成する。2度開き吸気カムレバー46は、吸気カムレバー33から切り離し可能である。
図7(a)に示すように、吸気側可変動弁機構47には油圧供給調整機構48から油圧が供給可能である。油圧供給調整機構48は、制御コンピュータCの制御を受ける。油圧供給調整機構48から吸気側可変動弁機構47へ油圧が供給されると、2度開き吸気カムレバー46が吸気カムレバー33に連結され、2度開き吸気カムレバー46は、2度開き吸気カム45によって駆動される。図7(c)における曲線D4,D1は、2度開き吸気カムレバー46が吸気カムレバー33に連結された状態で2度開き吸気カムレバー46が駆動されたときの、吸気弁27の開閉タイミングの一例を示す。
吸気弁27が曲線D4,D1で示す開閉タイミングで開閉されると、ピストン24が上死点に達する前に吸気弁27が吸気ポート121を一旦開き、燃焼室111内の既燃焼ガスの一部が吸気通路18側へ吹き返される。吸気通路18側へ吹き返された既燃焼ガスは、スロットル弁20付近を暖める。
2度開き吸気カム45と2度開き吸気カムレバー46とによって吸気弁27が曲線D4,D1で示す開閉タイミングで開閉されるのは、図3,4,6のフローチャートにおけるステップS1におけるNOの場合(θy−α≦θx≦θy+αでない場合)のときである。
吸気側可変動弁機構47及び吸気弁27は、燃焼室111内の既燃焼ガスを吸気通路18側へ吹き返す吹き返し手段を構成する。曲線D4,D1で示すように吸気弁27が吸気ポート121を2度開きする状態は、吹き返し手段の吹き返し状態である。
油圧供給調整機構48から吸気側可変動弁機構47へ油圧供給が停止されると、2度開き吸気カムレバー46が吸気カムレバー33から切り離される。これにより、2度開き吸気カムレバー46が空揺動し、吸気カムレバー33は、吸気カム31によって駆動される。図7(c)における曲線D1は、吸気カムレバー33が駆動されたときの、吸気弁27の開閉タイミングでもある。
第4の実施形態では、第1の実施形態における(1)〜(3)項と同様の効果が得られる。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○図3,4のフローチャートにおけるステップS2あるいは図6のフローチャートにおけるステップS2eから所定時間t経過した後においても検出開度θxと指定開度θyとが一致しない場合には、スロットル弁20の故障と判定するようにしてもよい。
○外部EGR可能な内燃機関においては、フェイルセーフ制御は、外部EGRの遂行を中止する制御を含むようにしてもよい。
○排気側可変バルブタイミング機構及び吸気側可変バルブタイミング機構を電動モータによって駆動するようにしてもよい。
○スロットル弁20を駆動するステッピングモータにおける電流の異常を検出してスロットル弁20の固着を検出するようにした固着検出手段も可能である。
○燃料噴射ノズルを備えたガソリンエンジンに本発明を適用してもよい。
前記した実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
〔1〕前記吹き返し手段は、吸気側可変動弁機構である請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関。
第1の実施形態を示し、(a)は、内燃機関の概略構成図。(b)は、排気側可変バルブタイミング機構を示す部分平面図。 (a)は、内燃機関の側断面図。(b)は、通常運転時における排気弁及び吸気弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。(c)は、通常の内部EGR制御時における排気弁及び吸入弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。(d)は、吹き返し制御時における排気弁及び吸入弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。 吹き返し制御プログラムを示すフローチャート。 第2の実施形態を示す吹き返し制御プログラムを示すフローチャート。 第3の実施形態を示し、(a)は、内燃機関の側断面図。(b)は、通常運転時における排気弁及び吸気弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。(c)は、通常の内部EGR制御時における排気弁及び吸入弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。(d)は、吹き返し制御時における排気弁及び吸入弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。 吹き返し制御プログラムを示すフローチャート。 第4の実施形態を示し、(a)は、部分平断面図。(b)は、吸気側可変動弁機構を示す斜視図。(c)は、吹き返し制御時における排気弁及び吸入弁の開閉タイミングを示すタイミングチャート。
符号の説明
10…内燃機関としてのディーゼルエンジン。111…燃焼室。121…吸気ポート。122…排気ポート。18…吸気通路。20…スロットル弁。202…開度検出手段としての回転位置検出器。27…吹き返し手段を構成する吸気弁。28…吹き返し手段を構成する排気弁。35…開度指定手段を構成するクランク角度検出器。36…開度指定手段を構成するアクセルセンサ。41…吹き返し手段を構成する排気側可変バルブタイミング機構。43…吹き返し手段を構成する吸気側可変バルブタイミング機構。C…開度指定手段を構成する制御手段としての制御コンピュータ。t…所定時間。θx…検出開度。θy…指定開度。

Claims (6)

  1. 燃焼室に至る吸気通路上にスロットル弁が配設されている内燃機関において、
    前記燃焼室内の既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返す吹き返し手段と、
    前記スロットル弁の固着を検出する固着検出手段と、
    前記固着検出手段によって前記スロットル弁の固着が検出された場合には、前記吹き返し手段を吹き返し状態にして前記既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返すように制御する制御手段とを備えた内燃機関。
  2. 前記固着検出手段は、前記スロットル弁の開度を指定する開度指定手段と、前記スロットル弁の開度を検出する開度検出手段とを備え、前記開度検出手段によって検出された検出開度が前記開度指定手段によって指定された指定開度に一致しない場合には、前記制御手段は、前記吹き返し手段を吹き返し状態にして前記既燃焼ガスを前記吸気通路側へ吹き返すように制御する請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記制御手段は、前記開度検出手段によって検出された検出開度が前記開度指定手段によって指定された指定開度に一致しない状態が所定時間継続した場合には、故障発生との判定を行なう請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記制御手段は、前記吹き返し手段が吹き返し状態にある場合には、エンジン停止をもたらさないためのフェイルセーフ制御を行なう請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記吹き返し手段は、前記燃焼室に通じる排気ポートを開閉する排気弁と、前記排気弁の開閉タイミングを調整可能な排気側可変バルブタイミング機構とを備えており、前記既燃焼ガスの吹き返しは、前記排気側可変バルブタイミング機構によって前記排気弁の閉タイミングを上死点より進角させることによって行われる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 前記吹き返し手段は、前記燃焼室に通じる吸気ポートを開閉する吸気弁と、前記吸気弁の開閉タイミングを調整可能な吸気側可変バルブタイミング機構とを備えており、前記既燃焼ガスの吹き返しは、前記排気側可変バルブタイミング機構によって前記排気弁の閉タイミングを上死点より進角させ、且つ前記吸気側可変バルブタイミング機構によって前記吸気弁の開タイミングを上死点より遅角させることによって行われる請求項5に記載の内燃機関。
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