JP2009153305A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブラシレスモータの飛躍的な高トルク化を、大型化や複雑化を招くことなく、簡単な構成で実現することを初期課題とする。
【解決手段】 回転方向にN極、S極を交互に着磁した着磁面121を有するロータ1と、コイル31が巻回された突極3を複数有し、各突極3の先端面を前記着磁面11に対してラジアル方向に対向させたステータ2と、前記突極3の先端面に回転方向に交互に並ぶように形成されたものであって、軸方向に延びるとともに回転方向の幅がN極又はS極の回転方向の幅と略合致する凹溝33及び突条32と、前記凹溝33及び着磁面11の間に形成される空隙6に、当該凹溝33及び着磁面11のいずれにも非接触状態で介装された磁性体4と、前記ステータ2から軸方向に離間して配置され前記各磁性体4を磁気的に連結する環状の磁気連結部材5と、を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、安価で出力トルクを大幅に向上できるブラシレスモータに関するものである。
従来、ブラシレスモータに関しては、磁石の性能向上、低損失の鉄心材料、あるいは、巻線の占積率を向上して銅損を低減する技術等の開発により高性能化が図られてきている。例えば、洗濯機等のダイレクトドライブ用のモータは、モータの出力軸にギヤ等の加減速機構を設けず直接負荷に接続されるため、負荷の特性上、モータは低速時に大トルクを出力する必要がある。そのためには低速運転時の温度上昇を抑える必要があるところ、従来の技術では、モータの多極化(例えばロータ48極、ステータ36スロット)によって、ステータの巻線の周長を短くし、抵抗値を下げるようにしている。すなわち、ステータを多極化(多スロット化)することで、多極化しない場合と比べて、ティースの太さを薄くし、巻線1ターン当りの周長をティースの太さ分短くして、1相あたりの巻数を等しく設計した場合に、1相当りの抵抗値を小さくするようにしている。
また、近年では、ブラシレスモータの大トルク化、低価格化に対する要求がさらに大きくなってきており、上述した構成での対応にも限界がきていることから、最近では、基本構造を大幅に変更したブラシレスモータが開発されつつある。例えば、これまで主としてステッピングモータに使用されてきたバーニヤ型のモータ(特許文献1参照)を、特許文献2に示すように、ブラシレスモータに応用したものが考えだされている。
このブラシレスモータA100は、図12に示すように、回転方向にN極、S極を交互に着磁した着磁面A11を有するロータA1と、コイルA31が巻回された突極A3を複数有したステータとを具備したものであり、異なる位相で駆動される各突極A3が、N極、S極に対して互いにずれた位置となるように構成してある。突極A3の先端面は、前記着磁面A11に対してラジアル方向に対向させてあり、当該先端面には、軸方向に延びるとともに回転方向の幅がN極又はS極の回転方向の幅と略合致する凹溝A33及び突条A32が、回転方向に交互に設けてある。そして、ロータA1の位置に応じて、対応する突極A3のコイルA31に通電することで、ロータA1が回転駆動されるように構成してある。
かかる構成によれば、凹溝A33と着磁面A11とのギャップA6が、突条A32と着磁面A11とのギャップA6よりも長くなるため、各ティースに鎖交する磁束が向上し、同一巻線(1相当り巻数)であっても、各極に突極A3をそれぞれ対向させた従来のブラシレスモータA100に比べて、高トルク化を図ることができる(図12参照)。
特許第3140814号公報 特開2006−61326号公報
しかしながら、前述した特許文献2記載のブラシレスモータA100では、なお、高トルク化に問題がある。図12に示すように、例えばU相巻線の中心に対向しているS極と突極A3とのラジアル方向の空隙距離は、その両端のN極における空隙距離と比較して大きいため、S極の磁束は、N極の磁束ほど大きくはならないが発生し、その磁束は、両隣のN極へ流れる漏れ磁束Mとなる。そして、この漏れ磁束Mが、U相巻線に鎖交する有効磁束を大幅に減少させてしまう。
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたものであって、バーニヤ型を基本構成として、ブラシレスモータの飛躍的な高トルク化を、大型化や複雑化を招くことなく、簡単な構成で実現することを、その主たる所期課題としたものである。
すなわち、本発明に係るブラシレスモータは、回転方向にN極、S極を交互に着磁した着磁面を有するロータと、コイルが巻回された突極を複数有し、各突極の先端面を前記着磁面に対してラジアル方向に対向させたステータと、前記突極の先端面に回転方向に交互に並ぶように形成されたものであって、軸方向に延びるとともに回転方向の幅がN極又はS極の回転方向の幅と略合致する凹溝及び突条と、前記着磁面及び凹溝の間に形成される空隙に、当該着磁面及び凹溝のいずれにも非接触状態で介装された磁性体と、前記ステータから軸方向に離間して配置され複数の磁性体を磁気的に連結する環状の磁気連結部材と、を具備していることを特徴とする。
このようなものであれば、前記凹溝に対向する前記着磁面から出る磁束が前記磁性体及び前記磁気連結部材を介して磁気回路を形成するので、両隣の前記着磁面に磁束が流れる漏れ磁束を大幅に減少させることができる。その結果、前記磁性体と前記磁気連結部材とを配置しない場合には、前記突条に入らない磁束を前記突条に入れることができ、コイルに鎖交する有効磁束を増やすことができる。従って、ブラシレスモータの高トルク化を図ることができる。
しかも、この効果を、前記凹溝の空隙に磁性体を入れ、その磁性体を磁気連結部材で連結するだけという簡単な構成のみで実現することができる。
ブラシレスモータの高トルク化をより図るためには、前記連結部材が各磁性体を連結する環状のものであるのが好ましい。
高トルク化を実現するための最も好ましい態様としては、前記磁性体が、各空隙に配置されているものを挙げることができる。
また、前記磁性体を設けるコストを抑えるなどの場合は、前記磁性体を、一定間隔毎に空隙に配置してもよい。
高トルク化を実現するためのその他の態様としては、互いに分かれている複数の磁気連結部材を具備してなり、各磁気連結部材から複数の磁性体が延出するように構成してあるものを挙げることができる。
前記磁性体を介して前記磁気連結部材がモータ内の磁界から受ける力をつり合わせるとともに、渦電流が流れないようにするためには、前記磁気連結部材が、ステータを中心にして軸方向の両側に略対称に配置された対をなすものであり、各磁気連結部材から互いに略同一形状の磁性体が、同一空隙内にそれぞれ延出するように構成してあるものが好ましい。
前記磁性体を介して前記磁気連結部材がモータ内の磁界から受ける力をつり合わせる別の態様としては、前記磁気連結部材が、磁性体の軸方向における一端及び他端から回転方向に互いに逆向きに延出され、当該磁性体を中心とする両隣の磁性体にそれぞれ接続されるように構成してあるものも考えられる。
このように構成した本発明によれば、凹溝に対向する着磁面から出る磁束が、磁性体及び磁気連結部材を介して磁気回路を形成することによって、漏れ磁束を大幅に減少させることができる。従って、コイルに鎖交する有効磁束を増やすことができるので、ブラシレスモータのトルクを向上させることができる。さらに、従来のブラシレスモータに磁性体と磁気連結部材とを設けるという簡単な構成のみでトルクを向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
第1実施形態に係るブラシレスモータ100は、図1及び図2に示すように、ロータ1と、ステータ2と、漏れ磁束を減少させるための磁性体4と、その磁性体4を磁気的に連結し、磁束が流れる磁気連結部材5と、を具備している。このブラシレスモータ100は、前記ロータ1と前記ステータ2との位置に応じて通電することによって、ロータ1が回転駆動されるように構成されている。
前記ロータ1は、円環状のバックヨーク11と、そのバックヨーク11の内周面の円周方向に略等間隔で設けられた永久磁石12とから構成される。
前記永久磁石12は、その着磁面121がラジアル方向にN極とS極とが交互に向くように設けられており、極数が50となるように構成されている。
前記ステータ2は、中央に設けられた円環状のコア21と、そのコア21からラジアル方向へ放射状に等間隔で突出する突極3から構成されるものである。この突極3はお互いに接触せず、N極、S極に対して互いにずれた位置になるように15個配置されており、本実施形態のスロットコンビネーション(前記突極3の数と前記着磁面121の数の比)は3:10で構成されている。
前記突極3は、ラジアル方向に延伸する支柱部材と、その支柱部材の先端部から周方向に互いに逆向きに延伸する周方向突起部とを具備する概略T字形のものであって、前記支持部材にはコイルが巻回されるものである。この実施形態では、先端面の中央に凹溝33を形成した形状をしたものである。その支柱部分にはコイル31が巻回されており、前記凹溝33によって形成される2つの突条32の先端面は前記着磁面121と対向するように構成されている。
前記突条32のロータ回転方向の幅と、軸方向の幅は、前記永久磁石12のそれらと略同じになるように構成されている。
前記凹溝33は、軸方向に貫通しており、前記着磁面121との間に空隙6を形成するものである。
前記磁性体4は、図3及び図4に示すように、回転方向に電気角で120度の幅を有し、軸方向には前記凹溝33と略同じ長さを有する前記ロータ1側が凸の薄曲板状のものである。この磁性体4は、前記突条32の先端面が形成する仮想平面より前記凹溝33の底面側に配置され、前記凹溝33の2つの側面から漏れ磁束を低減するのに適切な距離で等距離離間して、凹溝33及び着磁面121に接触しないように各空隙6に1つずつ配置されている。
前記磁気連結部材5は、各磁性体4の端面と物理的、磁気的に連結し、各突条32の軸方向上側を経由して、各磁性体4と同じ厚みを有する円環を構成している。この実施形態では、磁気連結部材5は、各突条32の側面に非磁性体である樹脂(図示しない)によって固定されたものである。
次に、第1実施形態での前記凹溝33に対向する前記着磁面121から出る磁束について詳述する。
図4は第1実施形態のブラシレスモータ100を直線状に展開し、U相巻線、V相巻線、W相巻線がそれぞれ巻線された前記突極3U、3V、3Wの周辺を拡大したものであり、U相巻線された前記突極3Uの前記凹溝33の対面にS極がある状態を示している。
U相巻線された突極3Uに配置された磁性体4の図面視で右側、電気角60度の部分に入る磁束について注目する。
S極から出た磁束はU相巻線された突極3Uに配置された磁性体4に入り、前記磁気連結部材5を介して、隣接するW相巻線がされた突極3に配置された磁性体4から、その磁性体4が対向するN極に入る。そして、磁束は、N極から隣接するS極に流れた後にW相巻線された突極3Wの内部に流入し、U相巻線された突極3Uの突条32から対向するN極に入るという磁気回路7を形成する。
U相巻線された突極3Uに配置された磁性体4の図面視で左側、電気角60度の部分に入る磁束も同様のU相巻線された突極3UとV相巻線された突極3Vとの間で磁気回路7を形成する。
V相巻線された突極3に配置されている磁性体4に注目すると、120度の幅のうち30度がS極に、90度がN極に対向しており、S極からでた30度分の磁束のみが、隣接するN極と打ち消しあうことになる。
W相巻線された突極3に配置された磁性体4に注目すると、120度の幅のうち、30度がN極に、90度がS極に対向しており、V相と同様に、S極からでた30度分の磁束のみが、隣接するN極と打ち消しあうことになる。
このように構成された第1実施形態によれば、図4に示すように、磁性体4を配置しなかった場合には漏れ磁束により打ち消されていた磁束を、前記磁性体4及び前記磁気連結部材5を経由する図4に示すような磁気回路7を形成することによって、大幅に減少させることができる。
その結果、前記突条32に入り、巻線と鎖交する有効磁束の量を増加させることができるため、モータの高トルク化を図ることができる。
具体的に、200r/minで回転させたときのモータの誘起電圧の解析結果を図5に示す。第1実施形態におけるモータは巻線と鎖交する有効磁束の量を増加させることができるので、磁性体4及び磁気連結部材5を配置していないモータと比較して、誘起電圧が約30%改善できていることが分かる。
また、図6に示す電流−トルク特性の解析結果の比較からも、第1実施形態のモータは、従来のモータに比べて、同一電流時のトルクが約30%向上し、最大出力トルクが約30%向上していることが分かる。
さらに、凹溝33とロータ1によってできる空隙6の全てに磁性体4が設けられているので、最もトルク向上を図ることができ、一部の突極3だけでトルクが向上することによるトルクむらが発生することもない。
加えて、このようなトルクの向上を、前記磁性体4と前記磁気連結部材5を従来のバーニヤ型のブラシレスモータ100に配置するだけで実現することができる。
ところで、前記磁気連結部材5が各突極3に固定されていることによって、ステータ2の剛性を向上させることもできる。その結果、例えば、ステータ2の固有振動数が高くなり、発振しにくくなるため、モータの低騒音化にも効果がある。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下に示す説明において、第1実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
この第2実施形態でのブラシレスモータ100は、突極3をラジアル方向から見た図7に示すように、一対の磁気連結部材5がステータ2を中心として軸方向の両側に一定距離離間して配置され、各磁気連結部材5から互いに略同一形状の磁性体4が同一空隙6内に延出したものである。各磁性体4は、ステータ2の軸方向の略中央で互いに接触しておらず、軸方向に上下に配置された前記磁気連結部材5及び前記磁性体4はそれぞれ、電気的に独立している。
このように構成された第2実施形態によれば、前記磁性体4を通過する磁束の変化によって生じる渦電流を流れないようにすることができる。
さらに、軸方向にステータ2を中心として軸方向に対象に前記磁性体4及び前記磁気連結部材5が配置されているので、モータ内の磁界によってそれら磁性体4及び磁気連結部材5にかかる力をキャンセルさせることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下に示す説明においても、第1実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
この第3実施形態でのブラシレスモータ100は、突極3をラジアル方向から見た図8で示すように、一対の磁気連結部材5がステータ2を中心として軸方向の両側に一定距離離間して配置され、各磁気連結部材5から略同一形状の磁性体4が同一の空隙6に延出するものである。各磁性体4は、その延出位置が回転方向で互いにずらされており、前記磁性体4が接触しないように構成されている。
この第3実施形態のブラシレスモータ100でも、第2実施形態のブラシレスモータ100と略同一の効果を発揮することができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下に示す説明においても、第1実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
この第4実施形態でのブラシレスモータ100を、突極3をラジアル方向から見た図9で示す。このブラシレスモータ100は、空隙6に配置された磁性体4の軸方向における一端及び他端から回転方向に互いに逆向きに延出し、当該磁性体4を中心とする両隣の磁性体4にそれぞれ接続されるように構成したものである。
この第4実施形態でも、前記磁性体4及び前記磁気連結部材5がステータ2を中心として対称に配置されているので、モータ内の磁界によってそれら磁性体4及び磁気連結部材5にかかる力をキャンセルさせることができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。以下に示す説明において、第1実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
この第5実施形態でのブラシレスモータ100は、極数が38極でスロット数が12に構成している。図10の平面展開図に示すように、一対の突極3において、片方には右巻きのコイル31を、もう片方には左巻きのコイル31をそれぞれ巻回しているものが複数配置されているものである。この一対の突極3のコイル31には、同相の電圧が印加されており、発生する磁極の向きがお互いに逆向きになるように構成されている。
この第5実施形態では、互いに分かれた複数の磁気連結部材5が配置してある。それら磁気連結部材5からそれぞれ複数の磁性体4がお互いに異なる空隙6に延出している。より具体的には、一対の突極3U、3U’に注目すると、磁気連結部材5がステータ2から軸方向に一定距離離間して配置してあり、この磁気連結部材5は、片方の突極3に設けてある凹溝33からもう片方の突極3に設けてある凹溝33まで円周方向に延びている。それら磁気連結部材5の端からそれぞれ、互いに略同一形状の磁性体4が空隙6に、凹溝33の軸方向の長さと略同じ長さだけ同じ長さだけ延出するように構成している。ラジアル方向から視ると、図11に示すように磁気連結部材5と磁性体4が概略コの字型の形状を構成している。
このようなものであっても、漏れ磁束を小さくすることができ、ブラシレスモータ100のトルクを向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
磁性体を配置することによるコストを抑えつつ、トルクを向上させるには、磁性体を一定間隔ごとに空隙に配置すればよい。例えば、1つ置きや、2つ置きに空隙に磁性体を配置することが考えられる。このとき、トルクむらが発生しないようにするには、U相、V相、W相の巻線がされた突極群間で発生するトルクが均一になるように、スロットコンビネーションと磁性体の配置との関係を考慮すればよい。
前記実施形態では、スロットコンビネーションが3:10のものであったが、勿論、これ以外のものであっても構わない。
前記実施形態では、1つの突極には2つの突条と1つの凹溝が設けられたものであったが、例えば、1つの突極に3つの突条とそれぞれの間に凹溝が2つ設けられたものであってもよい。
磁性体及び磁気連結部材が積層鋼板で構成されるものであれば、渦電流が流れないようにすることができる。
磁気連結部材が、2つの部材から構成され、磁気的に連結されるものであっても構わない。
第5実施形態のブラシレスモータでは、同相の電圧がかけられている隣り合う突極に配置されている磁性体を連結するように磁気連結部材を配置しているが、相の異なる電圧をかけている隣の突極の磁性体と連結するようにしても構わない。
もちろん、38極12スロットのブラシレスモータにおいても、各磁性体を環状の連結部材で連結しても構わない。
その他、本発明は前記図示例や実施形態に限られず、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータの模式図。 同実施形態におけるブラシレスモータの模式的斜視図。 同実施形態におけるブラシレスモータのラジアル方向から見た模式図。 同実施形態におけるブラシレスモータの平面展開図。 同実施形態におけるブラシレスモータの誘起電圧の解析結果を示すグラフ。 同実施形態におけるブラシレスモータの電流−トルク特性の解析結果を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータのラジアル方向から見た模式図。 本発明の第3実施形態に係るブラシレスモータのラジアル方向から見た模式図。 本発明の第4実施形態に係るブラシレスモータのラジアル方向から見た模式図。 本発明の第5実施形態に係るブラシレスモータの平面展開図。 本発明の第5実施形態に係るブラシレスモータのラジアル方向から見た模式図。 従来のブラシレスモータの平面展開図。
符号の説明
100・・・ブラシレスモータ
1・・・ロータ
121・・・着磁面
2・・・ステータ
3・・・突極
31・・・コイル
32・・・突条
33・・・凹溝
4・・・磁性体
5・・・磁気連結部材
6・・・空隙

Claims (7)

  1. 回転方向にN極、S極を交互に着磁した着磁面を有するロータと、
    コイルが巻回された突極を複数有し、各突極の先端面を前記着磁面に対してラジアル方向に対向させたステータと、
    前記突極の先端面に回転方向に交互に並ぶように形成されたものであって、軸方向に延びるとともに回転方向の幅がN極又はS極の回転方向の幅と略合致する凹溝及び突条と、
    前記凹溝及び着磁面の間に形成される空隙に、当該凹溝及び着磁面のいずれにも非接触状態で介装された磁性体と、
    前記ステータから軸方向に離間して配置され複数の磁性体を磁気的に連結する磁気連結部材と、を具備していることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記磁気連結部材が各磁性体を連結する環状のものである請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 前記磁性体が、各空隙に配置されている請求項1又は2記載のブラシレスモータ。
  4. 前記磁性体が、一定間隔毎に空隙に配置されている請求項1又は2記載のブラシレスモータ。
  5. 互いに分かれている複数の磁気連結部材を具備してなり、各磁気連結部材から複数の磁性体が延出するように構成してある請求項1、2、3又は4記載のブラシレスモータ。
  6. 前記磁気連結部材が、ステータを中心にして軸方向の両側に略対称に配置された対をなすものであり、各磁気連結部材から互いに略同一形状の磁性体が、同一空隙内にそれぞれ延出するように構成してある請求項1、2、3又は4記載のブラシレスモータ。
  7. 前記磁気連結部材が、磁性体の軸方向における一端及び他端から回転方向に互いに逆向きに延出され、当該磁性体を中心とする両隣の磁性体にそれぞれ接続されるように構成してある請求項1、2、3又は4記載のブラシレスモータ。
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