JP2009148536A - 椅子および椅子装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】用途に応じた本来の機能を有した椅子および椅子装着具を提供する。
【解決手段】3つに分割された第1座面部3、第2座面部4、第3座面部5のうち第2座面部4を第1座面部3および第3座面部5よりも保持力を高めることで体幹の前方移動の軸となる坐骨部を強く保持し、背凭れ部6は体幹の前方移動の起点となる左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部が押し付け可能で高い弾性率を有し、例えば摂食用の椅子としては、摂食時に利用者は体幹の前方移動を効率良く行うことができ肉体的疲労を軽減し摂食のし易いものとなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、椅子および椅子装着具に関する。
高齢化社会の到来により、高齢者および介護者の生活の質を向上させることが重要となってきており、高齢者の摂食という観点からの生活の質の向上が一つの重要な課題となってきている。体幹機能、嚥下機能、呼吸機能、免疫機能等の低下或いは低下傾向にある高齢者の摂食、食事介護の基本は「無駄な体力を使うことなく円滑な嚥下が実現され誤嚥させる事なく一回の食事で如何に円滑且つ短時間で必要なカロリー、栄養素の十分な摂取を図るか」ということである。そこで、従来、高齢者施設用と称する食事用椅子が登場している。
向井美恵著「老年者の摂食・嚥下機能障害とリハビリテーション.歯界展望」、91(2) 、1998年、p.309-318 才籐栄一著「老年者の摂食・嚥下障害の評価法と訓練の実際.歯界展望」、91(3)、1998年、p.649-656
しかし、上記従来の食事用椅子は、座面、背凭れの汚れに対する対応や肘掛の形状、位置等の配慮による立ち座りの際の安定感を強調するのみであり、摂食時の疲労軽減、円滑な嚥下の実現、誤嚥を可能な限り回避するという高齢者のための摂食専用椅子としての本来の目的と機能が欠落していた。
そこで、本発明は、用途に応じた本来の機能を有した椅子および椅子装着具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の本発明に係る椅子では、背凭れを備え、利用者の座位時に左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部を押し付けるための単層または複数層からなる弾性部材を前記背凭れが有するよう構成した。
請求項2の本発明に係る椅子では、請求項1の本発明において、座面を備え、前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる二つの他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および二つの前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および二つの前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすよう構成した。
請求項3の本発明に係る椅子では、請求項1または請求項2の本発明において、前記背凭れの高さを利用者の座位時の第2腰椎部までとしている構成とした。
請求項4の本発明に係る椅子では、請求項1〜請求項3のいずれかの本発明において、前記弾性部材の上方に、利用者の座位時に肩甲骨部の後方移動を制限する制限部を備えるよう構成した。
請求項5の本発明に係る椅子では、請求項1〜請求項4のいずれかの本発明において、利用者を支持する座面部を有する座面を備え、前記座面部が後方から視認できるよう前記弾性部材の下方に隙間が設けられているよう構成した。
請求項6の本発明に係る椅子では、請求項1の本発明において、座面を備え、前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる一つまたは三つ以上の他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および一つまたは三つ以上の前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および一つまたは三つ以上の前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすよう構成した。
また、上記目的を達成するために請求項7の本発明に係る椅子では、背凭れを備え、利用者の座位時に左右後腸骨棘部および上部仙骨部を押し付けるための単層または複数層からなる弾性部材を前記背凭れが有するよう構成した。
請求項8の本発明に係る椅子では、請求項7の本発明において、座面を備え、前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる少なくとも一つの他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および少なくとも一つの前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および少なくとも一つの前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすよう構成した。
また、上記目的を達成するために請求項9の本発明に係る椅子では、利用者の座位時での大腿部を支持する単層または複数層からなる第1座面部と、利用者の座位時での坐骨部を支持する単層または複数層からなる第2座面部と、利用者の座位時での臀部を支持する単層または複数層からなる第3座面部と、を備え、前記第2座面部は、前記第1座面部および前記第3座面部よりも保持力が大きくなるよう構成されるように構成した。
また、上記目的を達成するために請求項10の本発明に係る椅子装着具では、椅子の背凭れに装着可能であり、利用者の座位時に背部の後方移動を制限する制限部を椅子への装着時に椅子の背凭れより上方に備えるよう構成した。
請求項11の本発明に係る椅子装着具では、請求項10の本発明において、クリップ式またはねじ式の装着機構を有するよう構成した。
請求項1の本発明に係る椅子によれば、例えば摂食用の椅子としては、利用者は座位時に左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部を弾性部材に押し付けることで、効率の高い体幹の前方移動を行うことができ、摂食時の肉体的疲労が軽減され摂食のし易さが向上する。また、例えば作業用の椅子としては、作業時の肉体的疲労が軽減され作業効率が向上する。
請求項2の本発明に係る椅子によれば、体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持することができ、円滑な嚥下を実現できる。また、この姿勢の安定維持により、誤嚥を引き起こし易い頸部伸展位姿勢を防止し、誤嚥を可能な限り回避できる。
請求項3の本発明に係る椅子によれば、利用者が第7乃至第10胸椎あたりで体幹をサポートしようとすることがなくなり、非効率的な体幹移動を防ぐことができる。また、摂食時に繰り返される上肢の運動を妨げることもない。
請求項4の本発明に係る椅子によれば、利用者の体幹の後方移動を制限し、誤嚥を引き起こし易い頸部伸展位姿勢を確実に防止できる。
請求項5の本発明に係る椅子によれば、汚れ易い座面部の清掃がし易くなる。
請求項6の本発明に係る椅子によれば、体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持することができ、円滑な嚥下を実現できる。また、この姿勢の安定維持により、誤嚥を引き起こし易い頸部伸展位姿勢を防止し、誤嚥を可能な限り回避できる。
請求項7の本発明に係る椅子によれば、例えば摂食用の椅子としては、利用者は座位時に左右後腸骨棘部および上部仙骨部を弾性部材に押し付けることで、効率の高い体幹の前方移動を行うことができ、摂食時の肉体的疲労が軽減され摂食のし易さが向上する。また、例えば作業用の椅子としては、作業時の肉体的疲労が軽減され作業効率が向上する。
請求項8の本発明に係る椅子によれば、体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持することができ、円滑な嚥下を実現できる。また、この姿勢の安定維持により、誤嚥を引き起こし易い頸部伸展位姿勢を防止し、誤嚥を可能な限り回避できる。
請求項9の本発明に係る椅子によれば、例えば摂食用の椅子としては、摂食時における体幹の前後移動の際の軸となっている坐骨部がずれ難くなり、摂食時の効率的な体幹移動が可能となり、摂食時の肉体的疲労が軽減され摂食のし易さが向上する。また、例えば作業用の椅子としては、作業時の肉体的疲労が軽減され作業効率が向上する。
請求項10の本発明に係る椅子装着具によれば、例えば摂食用の椅子装着具としては、利用者の背部の後方移動が制限され、円滑な嚥下を実現しまた誤嚥を可能な限り回避させ得る体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持でき、摂食のし易さが向上する。
請求項11の本発明に係る椅子装着具によれば、クリップ式の装着機構を有する場合は椅子への装着が容易となり、ねじ式の装着機構を有する場合は様々な厚みの背凭れを有する椅子に装着可能となる。
本発明を完成させるにあたり、発明者は、摂食時における高齢者にとって座り易い姿勢についての精査、高齢者の嚥下し易い姿勢についての精査、摂食中の高齢者の姿勢変化経緯についての精査、そして高齢者の誤嚥を可能な限り回避する姿勢についての精査を行った。
上記精査の結果、円滑な摂食においては、高齢者は図1の坐骨部aを軸として図1の左右後腸骨棘部b、上部仙骨部cおよび第5腰椎部dから第2腰椎部gまでの腰椎部を背凭れに押し付けることで円滑に体幹を前方に移動させているという知見が得られた。また、体幹の前方移動の際、脊柱をサポートする力の弱い人ほど上の部位である第2腰椎部を他の部位より強く背凭れに押し付け、脊柱をサポートする力の強い人ほど下の部位である左右後腸骨棘部および上部仙骨部を他の部位より強く背凭れに押し付ける傾向があった。これにより、円滑な摂食の基本となる効率的な体幹移動を実現させるための座面および背凭れの構成が求められる。
また、上記精査の結果、摂食時において摂食し易く、円滑な嚥下の出来る高齢者特有の座位姿勢は、背凭れに深く腰掛け、腰椎100度(骨盤のアップライト)の状態で両足底がしっかり床に接し、股関節部、膝関節部、足関節部がほぼ90度に近い座位姿勢であり、その際、体幹は上部腰椎部を彎曲起始部とした頭蓋の重さに逆らわない自然な前傾姿勢を形成し、頭頸部は(頸部屈曲姿勢ではなく)体幹の前傾に伴った自然な前傾姿勢を形成していた(図2を参照)。これにより、円滑な嚥下を実現するこのような自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持するための背凭れの構成が求められる。
また、上記精査の結果、図3に示した真横を向いた座位姿勢での坐骨iより垂直に引いた直線上に後頭骨後端部jがある姿勢が誤嚥を可能な限り回避するための限界姿勢であり、この限界より後頭骨後端部が前方に位置すると誤嚥は限りなく回避され、反対にこの限界より後頭骨後端部が後方に位置すると容易に頸部伸展位を生ずることとなり誤嚥を引き起こし易いという知見が得られた。これにより、(不顕性誤嚥を含む)誤嚥を可能な限り回避するために上記自然な彎曲を伴う前傾姿勢(図2)を摂食中および摂食後暫らくの間、安定して維持することができる背凭れの構成が求められる。
また、上記精査の結果、高い背凭れでの高齢者の摂食の場合、第7乃至第10胸椎あたりで体幹をサポートしようとする傾向が強く、この姿勢での摂食時の体幹の前後移動は腹筋に極めて大きな負荷を掛け、第7乃至第10胸椎を背凭れに押し付ける事で体幹を前方に移動させるか或いは最初に第3腰椎部辺りが背凭れに押し当てられるまで体幹を丸め、最終的に第3腰椎部辺りを背凭れに押し付けることで体幹を前方移動するという極めて非効率な体幹移動をとっていた。この精査結果から、高齢者による摂食時の体幹移動の高い効率性のための適切な背凭れ高さを設定することが求められる。
以上のような精査結果に基づき、発明者は以下で説明する本発明に係る椅子を完成させた。図4に、本発明に係る椅子の全体斜視図を示す。
図4に示すように、本発明に係る椅子100は、フレーム1と、座面部支持部2と、第1座面部3と、第2座面部4と、第3座面部5と、第1背凭れ部6と、第2背凭れ部7と、第3背凭れ部8と、背凭れ部支持部9とを備えている。
フレーム1は木製であり、四つの脚フレーム部1aと、それらの上方に設けられる座面フレーム部1bと、さらにその上方に設けられる背凭れフレーム部1cとからなる。
本発明に係る椅子100に備えられる座面Aは、座面フレーム部1bと、座面部支持部2と、第1座面部3と、第2座面部4と、第3座面部5とを有する。ベニヤ板である座面部支持部2は両面テープにより座面フレーム部1bに接着される。また、第1座面部3と、第2座面部4と、第3座面部5とはそれぞれ両面テープにより座面部支持部2に接着される。
第1座面部3は、利用者の座位時での大腿部を支持し、下層部3a、中層部3b、上層部3cの3層構造となっている。下層部3aは発泡倍率15倍の発泡ポリエチレン(以下、発泡ポリエチレン15倍)から構成され、中層部3bは発泡倍率30倍の発泡ポリエチレン(以下、発泡ポリエチレン30倍)から構成され、上層部3cは軟質ウレタンフォームから構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第2座面部4は、利用者の座位時での坐骨部を支持し、下層部4a、中層部4b、上層部4cの3層構造となっている。下層部4aは発泡ポリエチレン30倍から構成され、中層部4bは発泡ポリエチレン30倍から構成され、上層部4cは軟質ウレタンフォームから構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第3座面部5は、利用者の座位時での臀部を支持し、下層部5a、中層部5b、上層部5cの3層構造となっている。下層部5aは発泡ポリエチレン15倍から構成され、中層部5bは発泡ポリエチレン30倍から構成され、上層部5cは軟質ウレタンフォームから構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第1座面部3、第2座面部4、第3座面部5を上記のような構成にしたことにより、第2座面部4の反発力を第1座面部3および第3座面部5の反発力よりも小さくしている。これにより、利用者の座位時に坐骨部が沈み込み、第2座面部4の保持力が第1座面部3および第3座面部5の保持力よりも大きくなり(ここで保持力とは、利用者の前後方向のずれを抑えるための座面部が利用者に与える力である)、摂食時における体幹の前後移動の際の軸となっている坐骨部がずれ難くなり、摂食時の効率的な体幹移動が可能となる。
また、坐骨部を支持する第2座面部4を上記のような構成にしたことにより、坐骨部周りの沈み込む範囲を最小限とし、沈み込みの深さも適正とし、体幹の前後移動の効率性を高めている。また、第1座面部3、第2座面部4、第3座面部5を上記のような構成にしたことにより、それぞれの反発力のバランスを適正にし、坐骨部に隣接する臀部、下部大腿部の座位時の違和感を解消した。
また、第1座面部3、第2座面部4、第3座面部5を3層構造とすることにより、それぞれ反発力の微調整が可能となり、適正な反発力のバランスを得ることができる。なお、3層構造に限らず、2層以上の複数層であれば同様の効果が得られ、複数層構造とすることが望ましいが、単層でもよい。
なお、第1座面部3、第2座面部4、第3座面部5を覆うような汚れ防止のためのカバーを設けるようにしてもよい。
また、本発明に係る椅子100に備えられる背凭れBは、背凭れフレーム部1cと、背凭れ部支持部9と、第1背凭れ部6と、第2背凭れ部7と、第3背凭れ部8とを有する。
ベニヤ板である背凭れ部支持部9は両面テープにより背凭れフレーム部1cに接着される。そして、第1背凭れ部6(弾性部材)の下方に第2背凭れ部7(他の弾性部材)、第3背凭れ部8(他の弾性部材)がこの順序で座面Aに向かう方向に並べられて配置され、各背凭れ部はそれぞれ両面テープにより背凭れ部支持部9に接着される。また、第1背凭れ部6、第2背凭れ部7および第3背凭れ部8の各背凭れ面は一つの平面上にあり、この平面は座面Aの上面に対して略100度の角度をなす。ここで、略100度とは、97度〜105度であることを示す。発明者の精査によると、上記角度が97度〜105度である場合、誤嚥の防止効果が著しく向上することが分かった。
第1背凭れ部6は、利用者の座位時に左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部(図1)を押し付け可能となっており、下層部6a、中層部6b、上層部6cの3層構造となっている。下層部6aは発泡ポリエチレン15倍から構成され、中層部6bは発泡ポリエチレン30倍から構成され、上層部6cは発泡ポリエチレン15倍から構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第2背凭れ部7は、下層部7a、中層部7b、上層部7cの3層構造となっている。下層部7aは発泡ポリエチレン15倍から構成され、中層部7bは発泡ポリエチレン30倍から構成され、上層部7cは発泡ポリエチレン30倍から構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第3背凭れ部8は、下層部8a、中層部8b、上層部8cの3層構造となっている。下層部8aは発泡ポリエチレン30倍から構成され、中層部8bは発泡ポリエチレン30倍から構成され、上層部8cは発泡ポリエチレン30倍から構成され、各層は互いに両面テープにより接着される。
第1背凭れ部6、第2背凭れ部7、第3背凭れ部8を上記のような構成にしたことにより、第2背凭れ部7の弾性率は第1背凭れ部6の弾性率より小さく、第3背凭れ部8の弾性率は第2背凭れ部7の弾性率より小さくなっている。ここで、弾性率とは、背凭れ前面側から部材に掛ける圧力と、その圧力を掛けた場合の部材の変形量との比を示す。そして、利用者は座位時に左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部を最も高い弾性率を有する第1背凭れ部6に押し付けることで、極めて効率の高い体幹の前方移動を行うことができる。
また、各背凭れ部の背凭れ面が一つの平面上にありこの平面が座面Aの上面に対して略100度の角度をなし、上記のように各背凭れ部の弾性率が下方ほど小さくなっているので、体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢(図2)を安定して維持することができ、円滑な嚥下を実現できる。また、この姿勢の安定維持により、胃の圧迫を防ぎ呼吸や咳を阻害せず、誤嚥の際にもしっかり咳嗽できる。また、この姿勢の安定維持により、頸部伸展位姿勢を防止し、誤嚥を可能な限り回避できる。
また、背凭れBの高さ(図4のH)は利用者の座位時での第2腰椎部までとしており、これにより第7乃至第10胸椎あたりで体幹をサポートしようとすることがなくなり、非効率的な体幹移動を防ぐことができる。また、摂食時に繰り返される上肢の運動を妨げることもない。
また、第3背凭れ部8の下端から座面Aの表面までにかけて隙間が形成されており、第3座面部5が後方より視認され、これにより汚れ易い第3座面部5の清掃がし易くなる。
また、第1背凭れ部6、第2背凭れ部7、第3背凭れ部8を3層構造とすることにより、それぞれ弾性率の微調整が可能となり、適正な弾性率のバランスを得ることができる。なお、3層構造に限らず、2層以上の複数層であれば同様の効果が得られ、複数層構造とすることが望ましいが、単層でもよい。
また、第1背凭れ部6、第2背凭れ部7、第3背凭れ部8については図5のように構成してもよい(図5は、背凭れを前面側から見た状態を示す)。図5(a)では、背凭れフレーム部1cに対して額縁状の外枠90を取り付け、この外枠90に対して第1メッシュ部材60(弾性部材)、第2メッシュ部材70(他の弾性部材)、第3メッシュ部材80(他の弾性部材)を張り付けている。外枠90は例えば、ABS樹脂から構成される。また、第1メッシュ部材60、第2メッシュ部材70、第3メッシュ部材80は、例えばポリエステル樹脂からなる糸材をメッシュ状に構成したものである。そして、第1メッシュ部材60、第2メッシュ部材70、第3メッシュ部材80の順に弾性率が小さくなるよう構成され、糸材の太さを変えたり、メッシュ部材が張られる張力の大きさを変えることにより各メッシュ部材の弾性率を異ならせることができる。また、第1メッシュ部材60、第2メッシュ部材70および第3メッシュ部材80の各背凭れ面は一つの平面上にあり、この平面は座面Aの上面に対して略100度の角度をなす。なお、図5(b)のように、背凭れフレーム部1cに対して第1メッシュ部材60、第2メッシュ部材70、第3メッシュ部材80を張り付けるようにしてもよい。
また、図6のように、面積の異なる第1メッシュ部材110、第2メッシュ部材120、第3メッシュ部材130を用意し、背凭れフレーム部1cに第1メッシュ部材110を張り付け、その上に上端を合わせるように第2メッシュ部材120を張り付け、さらにその上に上端を合わせるように第3メッシュ部材130を張り付けてもよい。これにより、上方から順に、3層からなる背凭れ部C(弾性部材)、2層からなる背凭れ部D(他の弾性部材)、1層からなる背凭れ部E(他の弾性部材)が形成され、弾性率は背凭れ部C、背凭れ部D、背凭れ部Eの順に小さくなる。また、背凭れ部C、背凭れ部D、背凭れ部Eの各背凭れ面を含む3つの各平面は、座面Aの上面に対して略100度の角度をなす。
また、第1背凭れ部6、第2背凭れ部7、第3背凭れ部8を1つのカバーに入れて構成してもよい。
このように本発明に係る椅子100によれば、摂食時の効率の高い体幹移動により肉体的疲労を軽減し、また、円滑な嚥下を実現し、誤嚥を可能な限り防止でき、短時間で必要なカロリー、栄養素を摂取するという高齢者の摂食の基本的な目的を達成できる。また、誤嚥の回避により、誤嚥性肺炎発症の予防に大きく貢献すると共に食事介護者の精神的、肉体的ストレスの解消につながる。
図7(a)は本発明に係る椅子100においてフレーム1の幅を広くして左右に肘掛を設けた場合の実施例を示し、図7(b)は本発明に係る椅子100にテーブルを加えた実施例を示す。着座者の座部水平状態且つ上半身前方傾斜姿勢が安定維持されており、また着座者の両足底は完全に接床し、前方傾斜に伴い着座者の肘部より上肢先端部は図に示したように自然に肘掛またはテーブルに接していることにより座位姿勢は更に安定を得ている。この肘掛が設けられた椅子および椅子とテーブルでつくられる姿勢は、胃の圧迫を防ぎ呼吸や咳を阻害せず、誤嚥の際にしっかり咳嗽できる座位姿勢である。
また、図8のように、本発明に係る椅子100において背凭れフレーム部1cをさらに上方に延長してもよい。この延長された背凭れフレーム部は、背凭れの高さHまでは背凭れフレーム部1cと同一の形状であり、背凭れの高さHを越える位置では利用者の体から離れる方向に斜め上方に延長される形状となるよう形成される。即ち、背凭れフレーム部は側面視で略「く」の字状に形成される。そして、背凭れの高さHを越える位置での背凭れフレーム部の表面には、別の背凭れ部支持部(不図示)を介して、別の弾性部材(不図示)が設けられる。また、この弾性部材の上方において背凭れフレーム部の表面に、利用者の座位時に肩甲骨部を押し当て可能なクッション部10(制限部)が設けられる。クッション部10は、エアクッションやスポンジをカバーで覆ったもの等で構成すればよい。誤嚥を頻繁に引き起こし易い要食事介護高齢者が利用者である場合に、このようなクッション部10により肩甲骨部の後方移動を制限し、体幹の後方移動を制限し、誤嚥を引き起こし易い頸部伸展位姿勢を確実に防止できる。
なお、本発明に係る椅子100では第1背凭れ部6(弾性部材)の下方に二つの背凭れ部7、8(他の弾性部材)が設けられるが、一つだけの背凭れ部(他の弾性部材)が設けられてもよいし、三つ以上の背凭れ部(他の弾性部材)が設けられてもよい。
また、本発明に係る椅子100において第1背凭れ部6を第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部は除き左右後腸骨棘部および上部仙骨部を押し付け可能な大きさに変更し、第2背凭れ部7および第3背凭れ部8を取り除いたような構成としてもよい。利用者が若年者であれば体幹の前方移動の際に左右後腸骨棘部および上部仙骨部さえ背凭れ部に押し付けることができれば効率的な体幹移動が可能であるので、このような構成の椅子であれば若年者の摂食時の効率的な体幹移動が可能となり、また摂食用に限らず工場ラインでの作業用椅子として導入すれば、若年者である作業者の作業時に効率的な体幹移動が可能となり、肉体的疲労が軽減され作業効率を向上できる。
次に、本発明に係る椅子装着具に関して以下説明する。
図9(a)に、本発明に係る椅子装着具200の側面図を示す。本発明に係る椅子装着具200は、本体部11と、押圧部12と、軸13と、クッション部14(制限部)とを備える。本体部11は、コ字状部11aと、クッション部支持部11bと、軸支持部11cとからなり、樹脂や金属等の一体成型品である。コ字状部11aは板状部材を側面視コ字状に折り曲げたような形状であり、コ字状部11aが有する対向する前面片11dと後面片11eのうち前面片11dは後面片11eよりも長めに延在している。後面片11eの左右端部に軸支持部11cが形成される。また、押圧部12は、板状部材を山形に折り曲げたような形状の本体部12aと、本体部12aの左右両端部に形成された軸受部12bとからなる。そして、軸支持部11cの穴部および軸受部12bの穴部を軸13が貫通し、軸13は軸支持部11cに固定され、押圧部12が回動自在に支持される。また、軸13は不図示の巻きばねも貫通し、この巻きばねが押圧部12を前面片11dに近づける回転方向(紙面時計回り)に付勢している。また、クッション部支持部11bは前面片11d上部に延在する板状部であり、クッション部14を支持する。クッション部14は例えばスポンジをカバーで覆ったものである。
図9(b)は、上記構成の本発明に係る椅子装着具200を椅子に装着した状態を示す。本発明に係る椅子装着具200を椅子に装着する際は、まず押圧部12に外力を加えて押圧部12を巻きばねによる付勢に反して前面片11dから離れるように回動させ、利用者が凭れる背凭れの面に前面片11dが当接するよう背凭れをコ字状部11aで挟むようにし、押圧部12に加えていた外力を除くと押圧部12が巻きばねによる付勢により背凭れを押圧し、本発明に係る椅子装着具200が椅子に固定される。この状態で利用者の座位時に肩甲骨部がクッション部14に押し付け可能となっている。このような本発明に係る椅子装着具200により、利用者の肩甲骨部の後方移動が制限され、円滑な嚥下を実現しまた誤嚥を可能な限り回避させ得る体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持できる。また、本発明に係る椅子装着具200は上記のようにクリップ式の装着機構を有するので、装着が容易となる。
図10(a)に、本発明の別の実施形態に係る椅子装着具200’の側面図を示す。本発明に係る椅子装着具200’は、本体部15と、表面にねじが形成された棒状部材である締付けねじ部16と、押圧部17と、把持部18と、クッション部19(制限部)とを備える。本体部15は、コ字状部15aと、クッション部支持部15bとからなり、樹脂や金属等の一体成型品である。コ字状部15aは板状部材を側面視コ字状に折り曲げたような形状であり、コ字状部15aが有する対向する前面片15cと後面片15dのうち前面片15cは後面片15dよりも長めに延在している。後面片15dにはねじ穴15eが形成され、締付けねじ部16がねじ穴15eを螺通している。締付けねじ部16の一端に押圧部17が設けられ、他端付近に把持部18が設けられる。また、クッション部支持部15bは前面片15c上部に延在する板状部であり、クッション部19を支持する。クッション部19は例えばスポンジをカバーで覆ったものである。
図10(b)は、上記構成の本発明に係る椅子装着具200’を椅子に装着した状態を示す。本発明に係る椅子装着具200’を椅子に装着する際は、利用者が凭れる背凭れの面に前面片15cを当接させ、把持部18を把持して締付けねじ部16を回転させ締付けねじ部16と共に押圧部17を背凭れに近づけ、締付けねじ部16を締め付けることにより押圧部17を背凭れに押圧させ、本発明に係る椅子装着具200’が椅子に固定される。この状態で利用者の座位時に肩甲骨部がクッション部19に押し付け可能となっている。このような本発明に係る椅子装着具200’により、利用者の肩甲骨部の後方移動が制限され、円滑な嚥下を実現しまた誤嚥を可能な限り回避させ得る体幹の自然な彎曲を伴う前傾姿勢を安定して維持できる。また、本発明に係る椅子装着具200’は上記のようにねじ式の装着機構を有するので、様々な厚みの背凭れを有する椅子に装着可能となる。
本発明に係る椅子および椅子装着具は、医療機関、高齢者収容施設、要介護者収容施設をはじめ一般の家庭、飲食物提供施設、交通機関等に高齢者の摂食用に設置することで、高齢者および介護者双方の生活の質の向上につながる。また、本発明に係る椅子には、高齢者の摂食用に限らず、工場ラインにおける若年者の作業用に設置することで作業効率を高めるといった利用方法もある。本発明に係る椅子および椅子装着具には、その他様々な利用方法が想定される。
は、摂食時における高齢者の体幹移動の際の軸点、基点となる箇所を示す図である。 は、円滑な嚥下を実現し誤嚥を可能な限り回避し得る摂食時姿勢を示す図である。 は、誤嚥を可能な限り回避するための限界姿勢を示す図である。 は、本発明に係る椅子の全体斜視図である。 は、(a)本発明に係る椅子の背凭れ構成の第1変形例、(b)本発明に係る椅子の背凭れ構成の第2変形例を示す図である。 は、本発明に係る椅子の背凭れ構成の第3変形例を示す図である。 は、(a)肘掛を加えた本発明に係る椅子の変形例を用いた実施例、(b)本発明に係る椅子にテーブルを加えた実施例を示す図である。 は、誤嚥を引き起こし易い要食事介護高齢者のための誤嚥回避を目的とした頸部伸展位姿勢を防止するクッション部を加えた本発明に係る椅子の変形例を示す図である。 は、(a)本発明に係る椅子装着具の側面図、(b)本発明に係る椅子装着具を椅子に装着した状態を示す図である。 は、(a)本発明の別実施形態に係る椅子装着具の側面図、(b)本発明の別実施形態に係る椅子装着具を椅子に装着した状態を示す図である。
符号の説明
a 左右坐骨部
b 左右後腸骨棘部
c 上部仙骨部
d 第5腰椎部
e 第4腰椎部
f 第3腰椎部
g 第2腰椎部
h 体幹部
i 坐骨部
j 後頭骨後端部
A 座面
B 背凭れ
H 背凭れの高さ
1 フレーム
1a 脚フレーム部
1b 座面フレーム部
1c 背凭れフレーム部
2 座面部支持部
3 第1座面部
4 第2座面部
5 第3座面部
6 第1背凭れ部
7 第2背凭れ部
8 第3背凭れ部
9 背凭れ部支持部
10 クッション部
11 本体部
12 押圧部
13 軸
14 クッション部
15 本体部
16 締付けねじ部
17 押圧部
18 把持部
19 クッション部
60 第1メッシュ部材
70 第2メッシュ部材
80 第3メッシュ部材
90 外枠
110 第1メッシュ部材
120 第2メッシュ部材
130 第3メッシュ部材
C、D、E 背凭れ部

Claims (11)

  1. 背凭れを備え、利用者の座位時に左右後腸骨棘部、上部仙骨部および第5腰椎部から第2腰椎部までの腰椎部を押し付けるための単層または複数層からなる弾性部材を前記背凭れが有することを特徴とする椅子。
  2. 座面を備え、
    前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる二つの他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および二つの前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および二つの前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすことを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記背凭れの高さを利用者の座位時の第2腰椎部までとしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の椅子。
  4. 前記弾性部材の上方に、利用者の座位時に肩甲骨部の後方移動を制限する制限部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の椅子。
  5. 利用者を支持する座面部を有する座面を備え、前記座面部が後方から視認できるよう前記弾性部材の下方に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の椅子。
  6. 座面を備え、
    前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる一つまたは三つ以上の他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および一つまたは三つ以上の前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および一つまたは三つ以上の前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすことを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  7. 背凭れを備え、利用者の座位時に左右後腸骨棘部および上部仙骨部を押し付けるための単層または複数層からなる弾性部材を前記背凭れが有することを特徴とする椅子。
  8. 座面を備え、
    前記背凭れにおいて前記弾性部材の下方に単層または複数層からなる少なくとも一つの他の弾性部材が前記座面に向かう方向に並べられて設けられ、前記弾性部材および少なくとも一つの前記他の弾性部材は下方にゆくほど弾性率が小さく、前記弾性部材および少なくとも一つの前記他の弾性部材が有する各背凭れ面を含む少なくとも一つの平面は前記座面の上面に対して略100度の角度をなすことを特徴とする請求項7に記載の椅子。
  9. 利用者の座位時での大腿部を支持する単層または複数層からなる第1座面部と、利用者の座位時での坐骨部を支持する単層または複数層からなる第2座面部と、利用者の座位時での臀部を支持する単層または複数層からなる第3座面部と、を備え、前記第2座面部は、前記第1座面部および前記第3座面部よりも保持力が大きくなるよう構成されることを特徴とする椅子。
  10. 椅子の背凭れに装着可能であり、利用者の座位時に背部の後方移動を制限する制限部を椅子への装着時に椅子の背凭れより上方に備えることを特徴とする椅子装着具。
  11. クリップ式またはねじ式の装着機構を有することを特徴とする請求項10に記載の椅子装着具。
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