JP2009148146A - 電動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることのできる技術を提供する。
【解決手段】電動装置は、複数の永久磁石を有する第1の駆動部材30と、複数の電磁コイルを有する第2の駆動部材10と、第1と第2の駆動部材のうちの少なくとも一方を移動させることにより、第1の駆動部材と第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさを変化させる隙間制御部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動装置に関するものである。
従来、電動装置に関する技術としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
国際公開番号WO2005/112230 A1
しかし、このモータでは、一定の負荷を与えている場合において、モータへの印加電圧が一定の場合には、定常状態におけるモータの回転速度は一定となる。したがって、モータに一定の負荷を与えたまま、定常状態におけるモータの回転速度を上昇させるには、印加電圧を上昇させる方法しかなかった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
電動装置であって、
複数の永久磁石を有する第1の駆動部材と、
複数の電磁コイルを有する第2の駆動部材と、
前記第1と第2の駆動部材のうちの少なくとも一方を移動させることにより、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさを変化させる隙間制御部と、
を備える電動装置。
第1の駆動部材と第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさを変化させると、電磁コイルを通過する磁束密度は変化し、電磁コイルに発生する逆起電力が変化する。したがって、適用例1の電動装置によれば、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることができる。
[適用例2]
適用例1記載の電動装置であって、
前記第2の駆動部材は、前記第1の駆動部材を挟むように2つ設けられており、
前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材を移動させることにより、前記隙間の大きさを変化させる、電動装置。
適用例2の電動装置の構成によっても、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることができる。
[適用例3]
適用例1記載の電動装置であって、
前記第1の駆動部材は、前記第2の駆動部材を挟むように2つ設けられており、
前記第2の駆動部材は、前記2つの第1の駆動部材の間に2つ設けられており、
前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材を移動させることにより、前記隙間の大きさを変化させる、電動装置。
適用例3の電動装置の構成によっても、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
前記隙間制御部は、前記隙間の大きさを、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との相対速度に応じて予め定められた所定の値に設定する、電動装置。
電動装置が発生する駆動力の大きさは、第1の駆動部材と第2の駆動部材との相対速度と、第1の駆動部材と第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさとによって定まる。したがって、適用例4の電動装置によれば、相対速度に応じて隙間の大きさを制御するので、電動装置が発生する駆動力を適切に制御することができる。
[適用例5]
適用例4記載の電動装置であって、
前記隙間制御部は、前記相対速度において前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に発生する駆動力が最も大きな値となるように、前記相対速度に応じて前記隙間の大きさを制御する、電動装置。
適用例5の電動装置によれば、相対速度に応じた最大の駆動力を発生することができる。
[適用例6]
適用例1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
前記隙間制御部は、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との相対加速度に応じて前記隙間の大きさを制御する、電動装置。
適用例6の電動装置によれば、第1の駆動部材と第2の駆動部材との相対加速度に応じて隙間の大きさを制御するので、電動装置が発生する駆動力を適切に制御することができる。
[適用例7]
適用例1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
前記隙間制御部は、前記電動装置を発電機として利用して電力を回生する場合において、前記隙間の大きさを制御することにより、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に発生する制動力を制御する、電動装置。
電動装置を発電機として利用した場合に発生する制動力の大きさは、第1の駆動部材と第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさと相関がある。したがって、適用例7の電動装置によれば、電力回生時に生じる制動力を制御することができる。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれかに記載の電動装置であって、さらに、
前記永久磁石の位相を検出する磁気センサを備え、
前記磁気センサは、前記隙間の大きさが変化した場合であっても、前記永久磁石との位置関係が変化しない場所に配置されている、電動装置。
適用例8の電動装置によれば、第1の駆動部材と第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさが変化した場合であっても、永久磁石の位相を安定して検出することができる。
[適用例9]
適用例1ないし8のいずれかに記載の電動装置であって、
前記電磁コイルは、コア材として機能する磁性部材を有さない、電動装置。
適用例9の電動装置によれば、磁性部材と永久磁石との間に吸着力が発生しない。したがって、隙間制御部は、電磁コイルに磁性部材がある場合に比べて、より小さな力で、隙間の大きさを変化させることが可能となる。また、電磁コイルが磁性部材を有さないようにすれば、電磁コイルが磁性部材を有する場合に比べて、隙間の大きさを変化させることによって得られる相対速度の範囲を広くすることができる。
[適用例10]
適用例2または3に記載の電動装置であって、
前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材をそれぞれ逆方向に同時に移動させる、電動装置。
適用例10の電動装置によっても、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電動モータ及びその制御方法、それらを用いた移動体、鉄道車両、プロジェクタ、携帯機器、ロボット、アクチュエータ、電子機器等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.電動装置の構成と動作の概要:
A2.隙間制御機構部の構成:
A3.回路の構成:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A1.電動装置の構成と動作の概要:
図1は、本発明の一実施例としてのモータ本体の構成を示す断面図である。このモータ本体100は、それぞれ略円盤状のステータ部10及びロータ部30を有している。ロータ部30は、複数の磁石を有する磁石列34Mを有しており、回転軸112に固定されている。磁石列34Mの磁化方向は上下方向である。ステータ部10は、ロータ部30を挟んで2つ設けられている。ロータ部30の上部に配置されたステータ部10は、A相コイル列14Aを有しており、ロータ部30の下部に配置されたステータ部10は、B相コイル列24Bを有している。隙間制御機構部15は、2つのステータ部10を上下に移動させることにより、ステータ部10とロータ部30との間に形成される隙間の大きさを変更することができる。この隙間の大きさを変更する理由については後述する。ステータ部10及びロータ部30の周囲には、ケース20が設けられている。ケース20と回転軸112とが接触する部分には、軸受け114が設けられている。ケース20の内周部には、基板13が設置されており、基板13にはアナログ磁気センサ16A,26Bが配置されている。基板13とステータ部10との間には、フレキシブルケーブル13aが設けられており、基板13とステータ部10との間でセンサ信号の通信を行うことができる。ケース20の内周部にアナログ磁気センサ16A,26Bを配置する理由は、ステータ部10が上下に移動した場合であっても、ロータ部30とアナログ磁気センサ16A,26Bとの位置関係を変化させないことにより、磁気センサ16A,26Bがロータ部30の位相を安定して検出できるようにするためである。ただし、このアナログ磁気センサ16A,26Bは、ステータ部10に設けることとしてもよい。
図2(A)〜(C)は、ステータ部10の第1のコイル列14Aと、ロータ部30と、ステータ部10の第2のコイル列24Bとを分離して示したものである。この例では、A相コイル列14AとB相コイル列24Bは、それぞれ6つのコイルを有しており、磁石列34Mも6つの磁石を有している。但し、コイルや磁石の数は任意の値に設定することが可能である。
図3(A)は、コイル列14A,24Bと磁石列34Mの位置関係を示している。A相コイル列14Aは支持部材12Aに固定されており、B相コイル列24Bは支持部材22Bに固定されている。A相コイル列14Aは、逆方向に励磁される2種類のコイル14A1,14A2が一定のピッチPcで交互に配置されたものである。図3(A)の状態では、3つのコイル14A1は磁化方向(N極からS極に向く方向)が下向きになるように励磁されており、また、他の3つのコイル14A2は磁化方向が上向きになるように励磁されている。B相コイル列24Bも、逆方向に励磁される2種類のコイル24B1,24B2が一定のピッチPcで交互に配置されたものである。なお、本明細書では、「コイルピッチPc」は、A相コイル列のコイル同士のピッチ、または、B相コイル列のコイル同士のピッチとして定義されている。
ロータ部30の磁石列34Mは、支持部材32Mに固定されている。この磁石列34Mの永久磁石は、磁化方向が磁石列34Mの配列方向(図3(A)の左右方向)とは垂直な方向に向くようにそれぞれ配置されている。磁石列34Mの磁石は、一定の磁極ピッチPmで配置されている。この例では、磁極ピッチPmはコイルピッチPcに等しく、電気角でπに相当する。なお、電気角の2πは、コイル列に供給される駆動信号の位相が2πだけ変化したときに移動する機械的な角度又は距離に対応づけられる。本実施例では、A相コイル列14AとB相コイル列24Bの駆動信号の位相が2πだけ変化すると、磁石列34MがコイルピッチPcの2倍だけ移動する。
なお、A相コイル列14AとB相コイル列24Bは、電気角で互いにπ/2だけ異なる位置に配置されている。A相コイル14AとB相コイル列24Bは、位置が異なるだけであり、他の点は実質的に同じ構成を有している。従って、以下では、コイル列に関する説明の際に特に必要な場合を除いてA相コイル列についてのみ説明する。
図3(B)は、A相コイル列14AとB相コイル列24Bに供給される交流駆動信号の波形の一例を示している。A相コイル列14AとB相コイル列24Bには、二相交流信号がそれぞれ供給される。また、A相コイル列14AとB相コイル列24Bの駆動信号の位相はπ/2だけ互いにずれている。図3(A)の状態は、位相ゼロ(又は2π)の状態に相当する。
図3(A)に示すように、モータ本体100は、さらに、A相コイル列14A用のアナログ磁気センサ16Aと、B相コイル列24B用のアナログ磁気センサ26Bとを有している。これらを以下では「A相センサ」、「B相センサ」と呼ぶ。この例では、A相センサ16AおよびA相センサ26Bは、ステータ部10上に設けられているものとして説明するが、これらのセンサ16A,26Bは、図1で示したように、ケース20の内周部に設けられていることとしてもよい。A相センサ16AはA相コイル列14Aの2つのコイルの間の中央の位置に配置されており、B相センサ26BはB相コイル列24Bの2つコイルの間の中央の位置に配置されている。本実施例では、これらのセンサ16A,26Bのアナログ出力を利用して、図3(B)に示す交流駆動信号が生成される。これらのセンサ16A,26Bとしては、例えばホール効果を利用したホールICを採用することができる。
図4は、磁気センサの出力波形の例を示す説明図である。この例では、A相センサ出力SSAとB相センサ出力SSBは、いずれも正弦波である。これらのセンサ出力は、A相コイル14AとB相コイル24Bの逆起電力とほぼ同じ波形形状を有している。逆起電力の波形は、コイル形状や磁石とコイルとの位置関係にも依存するが、正弦波か、正弦波に近い波形となるのが普通である。
ところで、電動モータは、機械的エネルギと電気的エネルギとを相互に変換するエネルギ変換装置として機能するものである。そして、コイルの逆起電力は、電動モータの機械的エネルギが電気的エネルギに変換されたものである。従って、コイルに印加する電気的エネルギを機械的エネルギに変換する場合(すなわちモータを駆動する場合)には、逆起電力と同じ波形の電圧を印加することによって、最も効率良くモータを駆動することが可能である。なお、以下に説明するように、「逆起電力と同じ波形の電圧」は、逆起電力と逆向きの電流を発生する電圧を意味している。
図5(A)は、コイルの印加電圧と逆起電力との関係を示す模式図である。ここで、コイルは交流の逆起電力Ecと抵抗Rcとで模擬されている。また、この回路では、交流印加電圧Ei及びコイルと並列に電圧計Vが接続されている。なお、逆起電力Ecを「誘起電圧Ec」とも呼び、また、印加電圧Eiを「励磁電圧Ei」とも呼ぶ。コイルに交流電圧Eiを印加してモータを駆動すると、印加電圧Eiと逆の電流を流す方向に逆起電力Ecが発生する。モータが回転している状態でスイッチSWを開放すると、電圧計Vで逆起電力Ecを測定することができる。スイッチSWを開放した状態で測定される逆起電力Ecの極性は、スイッチSWを閉じた状態で測定される印加電圧Eiと同じ極性である。上述の説明において「逆起電力とほぼ相似波形の電圧を印加する」という文言は、このような電圧計Vで測定された逆起電力Ecと同じ極性を有するほぼ相似形状の波形を有する電圧を印加することを意味している。
図5(B)は、本実施例で採用している駆動方法の概要を示している。ここでは、モータを、A相コイル14Aと、永久磁石34Mと、A相センサ16Aとで模擬している。永久磁石34Mを有するロータ部30が回転すると、センサ16Aに交流電圧Es(「センサ電圧Es」とも呼ぶ)が発生する。このセンサ電圧Esは、コイル14Aの誘起電圧Ecと相似な波形形状を有している。そこで、センサ電圧Esの模擬したPWM信号を生成してスイッチSWをオン/オフ制御することによって、誘起電圧Ecとほぼ相似波形の励磁電圧Eiをコイル14Aに印加することが可能となる。この時の励磁電流Iiは、Ii=(Ei−Ec)/Rcで与えられる。
上述したように、モータを駆動する場合には、逆起電力と相似波形の電圧を印加することによって、最も効率良くモータを駆動することが可能である。なお、正弦波状の逆起電力波形の中位点近傍(電圧0の近傍)ではエネルギ変換効率が比較的低く、反対に、逆起電力波形のピーク近傍ではエネルギ変換効率が比較的高いことが理解できる。逆起電力と相似波形の電圧を印加してモータを駆動すると、エネルギ変換効率の高い期間において比較的高い電圧を印加することになるので、モータ効率が向上する。一方、例えば単純な矩形波でモータを駆動すると、逆起電力がほぼ0となる位置(中位点)の近傍においてもかなりの電圧が印加されるので、モータ効率が低下する。また、このようにエネルギ変換効率の低い期間において電圧を印加すると、渦電流により回転方向以外の方向の振動が生じ、これによって騒音が発生するという問題も生じる。
上述の説明から理解できるように、逆起電力と相似波形の電圧を印加してモータを駆動すると、モータ効率を向上させることができ、また、振動や騒音を低減することができるという利点がある。
図6は、A相コイル列14Aの2種類のコイル14A1,14A2の結線方法を示す図である。図6(A)の結線方法では、A相コイル列14Aに含まれるすべてのコイルが直列に接続されている。一方、図6(B)の結線方法では、一対のコイル14A1,14A2で構成される直列接続が、複数組並列に接続されている。このいずれの結線方法の場合にも、2種類のコイル14A1,14A2は、常に逆の極性に磁化される。
図7は、本実施例の電動モータの動作を示している。なお、この例では、コイル列14A,24Bに対して磁石列34Mが時間の経過とともに右に移動する様子が描かれている。これらの図の左右方向は、図1に示すロータ部30の回転方向に相当することが理解できる。
図7(A)は位相が2πの直前のタイミングの状態を示している。なお、コイルと磁石との間に描かれた実線の矢印は吸引力の方向を示しており、破線の矢印は反発力の方向を示している。この状態では、A相コイル列14Aは磁石列34Mに対して動作方向(図の右方向)の駆動力を与えておらず、磁石列34MをA相コイル列14Aに引きつける方向に磁力が働いている。従って、位相が2πのタイミングでは、A相コイル列14Aへの印加電圧をゼロにすることが好ましい。一方、B相コイル列24Bは、磁石列34Mに動作方向の駆動力を与えている。また、B相コイル列24Bは磁石列34Mに対して吸引力だけで無く反発力も与えているので、B相コイル列24Bから磁石列34Mに対する上下方向(磁石列34Mの動作方向と垂直な方向)の正味の力はゼロである。従って、位相が2πのタイミングでは、B相コイル列24Bへの印加電圧をピーク値にすることが好ましい。
図7(B)に示されているように、位相が2πのタイミングでA相コイル列14Aの極性が反転する。図7(B)は、位相がπ/4の状態であり、A相コイル列14Aの極性が図7(A)から反転している。この状態では、A相コイル列14AとB相コイル列24Bが、磁石列34Mの動作方向に同じ駆動力を与えている。図7(C)は、位相がπ/2直前の状態である。この状態は、図7(A)の状態とは逆に、A相コイル列14Aのみが、磁石列34Mに動作方向の駆動力を与えている。位相がπ/2のタイミングではB相コイル列24Bの極性が反転し、図7(D)に示す極性となる。図7(D)は、位相が3π/4の状態である。この状態では、A相コイル列14AとB相コイル列24Bが、磁石列34Mの動作方向に同じ駆動力を与えている。
図7(A)〜(D)から理解できるように、A相コイル列14Aの極性は、A相コイル列14Aの各コイルが磁石列34Mの各磁石と対向するタイミングで切り換えられる。B相コイル列も同様である。この結果、すべてのコイルからほとんど常に駆動力を発生させ得るので、大きなトルクを発生することが可能である。
なお、位相がπ〜2πの期間は、図7(A)〜(D)とほぼ同様なので詳しい説明を省略する。但し、A相コイル列14Aの極性は位相がπのタイミングで再び反転し、B相コイル列24Bの極性は位相が3π/2のタイミングで再び反転する。
上述の説明から理解できるように、本実施例の電動モータは、コイル列14A,24Bと磁石列34Mとの間の吸引力と反発力を利用することによって、磁石列34Mに対する動作方向の駆動力を得ている。特に、本実施例では、磁石列34Mを挟んだ両側にコイル列14A,24Bが配置されているので、磁石列34Mの両側の磁束を駆動力の発生に利用することができる。従って、従来の電動モータのように、磁石の片側のみを駆動力の発生に利用する場合に比べて磁束の利用効率が高く、効率が良くトルクの大きなモータを実現することができる。但し、2つのコイル列14A,24Bの一方を省略することも可能である。また、コイル列14A,24Bの内部には、磁性体製のコアを設けないこととすることも可能である。なお、図7では、吸引力と反発力とによって駆動力が発生する現象を説明したが、フレミング左手の法則に従って、駆動力(電磁力)が発生する現象を説明することも可能である。
なお、支持部材12A,22B,32Mは、非磁性体材料でそれぞれ形成されていることが好ましい。また、本実施例のモータ本体の各種の部材のうちで、コイルやセンサを含む電気配線と、磁石と、回転軸と、その軸受け部以外の部材は、すべて非磁性で非導電性の材料で形成されていることが好ましい。また、コイルの内部には、磁性体製のコアを設けないようにすれば、いわゆるコギングが発生せず、なめらかで安定した動作を実現することができる。また、磁気回路を構成するためのヨークを設けないようにすれば、いわゆる鉄損(渦電流損)が極めて少なく、効率の良いモータを実現することができる。
A2.隙間制御機構部の構成:
図8は、ステータ部10とロータ部30との間に形成される隙間の大きさについての説明図である。図8(A)は、ステータ部10がロータ部30に最も接近した状態を示している。この図8(A)の初期状態を相対隙間G=0と定義する。図1で示したように、ステータ部10は、隙間制御機構部15によって上下方向(図8では左右方向)に移動することが可能である。図8(B)は、隙間制御機構部15によってステータ部10が移動した状態を示している。この図8(B)のように、ステータ部10が移動することによってロータ部30との間に初期状態よりも大きな隙間ができた状態を、相対隙間G=G1+G2>0と定義する。
図9は、相対隙間Gと無負荷状態でのモータの回転数との関係を示すグラフである。なお、このグラフは実測されたデータに基づいて描かれている。隙間制御機構部15によって、ステータ部10とロータ部30との間に形成される相対隙間Gを大きくすると、無負荷状態におけるモータの回転数を大きくすることができる。この理由については、後述する。
ところで、電磁コイル内に流れる電流Iiは、オームの法則より、以下の(1)式で示される。
Figure 2009148146
ここで、Iiは電磁コイルに流れる電流、Eiは電磁コイルへの印加電圧、Ecは電磁コイルに発生する逆起電力、Rcは電磁コイル等の内部抵抗である。
ステータ部10とロータ部30との間に発生するトルクTは、電磁コイルに流れる電流Iiと、磁束密度Bに比例するため、以下の(2)式で示される。
Figure 2009148146
ここで、K1は、比例定数である。
逆起電力Ecは、磁束密度Bと、モータの回転速度ωに比例するため、以下の(3)式で示される。
Figure 2009148146
ここで、K2は、比例定数である。
(1)式、(2)式より、Iiを消去すると、
Figure 2009148146
(3)式、(4)式より、Ecを消去すると、
Figure 2009148146
ここで、K1,K2,Rc,Eiは定数なので(印加電圧Eiを一定とした場合)、以下の(6)式、(7)式でK3、K4を定義すると、上記(5)式は、以下の(8)式となる。
Figure 2009148146
Figure 2009148146
Figure 2009148146
この(8)式は、モータのトルクTと回転速度ωとの直線的関係を示している。ここで、隙間制御機構部15によって相対隙間Gを大きくすると、電磁コイルを通過する磁束密度Bは小さくなるので、トルクTと回転速度ωとの関係を示す直線の傾きと切片が変化することが理解できる。
図10は、モータのトルクTと回転速度ωとの関係を示すグラフである。このグラフには、隙間制御機構部15によって相対隙間Gを3段階に変化させた場合、すなわち、電磁コイルを通過する磁束密度Bを3段階に変化させた場合の3本のグラフgr1(B=B1,G=G1),gr2(B=B2,G=G2),gr3(B=B3,G=G3)が示されている。ここで、G1<G2<G3である。また、磁束密度Bは、相対隙間Gが大きくなるほど小さくなるので、B3<B2<B1となる。この図10によると、同一の相対隙間Gでは、モータの回転速度ωが小さいほど、モータに発生するトルクが大きくなることが理解できる。
回転速度ωが0≦ω≦ω1の領域では、相対隙間G=G1(グラフgr1)の場合に、トルクTが最も大きくなっていることが理解できる。回転速度ωがω1<ω≦ω2の領域では、相対隙間G=G2(グラフgr2)の場合に、トルクTが最も大きくなっており、また、回転速度ωがω2<ωの領域では、相対隙間G=G3(グラフgr3)の場合に、トルクTが最も大きくなっている。
したがって、隙間制御機構部15は、相対隙間Gを変更することにより、同一の回転速度ωにおいて発生するトルクTを変更することができる。また、隙間制御機構部15は、モータの回転速度ωに応じて、相対隙間Gを設定することも可能である。特に、隙間制御機構部15は、回転速度ωに応じて、3段階の相対隙間Gを以下で示すように切り替えれば、全ての回転速度ωの範囲において、最大のトルクTを発生させることが可能である。
(1)0≦ω≦ω1の領域 相対隙間G=G1に設定
(2)ω1<ω≦ω2の領域 相対隙間G=G2に設定
(3)ω2<ωの領域 相対隙間G=G3に設定
一方、トルクTが0≦T≦T2の領域では、相対隙間G=G3(グラフgr3)の場合に、定常状態における回転速度ωが最も大きくなっていることが理解できる。トルクTがT2<T≦T1の領域では、相対隙間G=G2(グラフgr2)の場合に、定常状態における回転速度ωが最も大きくなっており、また、トルクTがT1<Tの領域では、相対隙間G=G1(グラフgr1)の場合に、定常状態における回転速度ωが最も大きくなっている。
したがって、隙間制御機構部15は、モータに一定の負荷を与えている場合、または無負荷の場合において、相対隙間Gを変更することにより、定常状態におけるモータの回転速度ωを変更することができる。また、隙間制御機構部15は、モータの負荷の大きさ(=トルクT)に応じて、3段階の相対隙間Gを以下で示すように切り替えれば、全てのトルクTの範囲において、最大の回転速度ωを得ることが可能である。
(1)0≦T≦T2の領域 相対隙間G=G3に設定
(2)T2<T≦T1の領域 相対隙間G=G2に設定
(3)T1<Tの領域 相対隙間G=G1に設定
なお、図10において、隙間制御機構部15は、相対隙間Gを3段階に設定しているが、この代わりに、相対隙間Gを任意の段階に設定することや、相対隙間Gを連続的な値に設定することが可能である。回転速度ωの値に応じて相対隙間Gを細かく設定可能とすれば、回転速度ωにおいて発生するトルクTや、モータに所定の負荷を与えている場合の定常状態での回転速度ωを常に最大とするように、相対隙間Gを設定することが可能となる。
また、図9において、相対隙間Gが大きいほど、無負荷状態でのモータの回転数が大きい理由は、前述した(8)式の右辺第2項で与えられる切片の値(K4/B)が、相対隙間Gが大きいほど大きくなるからである。
図11は、隙間制御機構部15による相対隙間Gの制御の例を示すグラフである。図11(A)では、隙間制御機構部15は、回転速度ωを3つの領域に分けて、各速度領域ごとに、相対隙間Gを設定している。このように相対隙間Gを設定すれば、各速度領域ごとに大きなトルクTを発生させることが可能となる。図11(B)では、隙間制御機構部15は、各回転速度ωにおいて最も大きなトルクTが発生するように、相対隙間Gを回転速度ωに応じて連続的に変化させている。図11(C)では、隙間制御機構部15は、モータの加減速度に応じて、相対隙間Gを連続的に変化させている。以上で示したように、相対隙間Gを制御すれば、モータの定常状態での回転速度ωを制御することや、大きなトルクTを発生させることによりモータの加減速を効率よく行うことが可能となる。
また、このモータを発電機として利用して、電力を回生する場合にも、相対隙間Gを隙間制御機構部15によって制御することにより、発電機に発生する制動力を制御することができる。例えば、電力回生時において、相対隙間Gを小さく設定すれば、大きな制動力を得ることが可能となる。
なお、電磁コイルの内部には、磁性体製のコア(例えば、鉄芯)を設けないようにすることが好ましい。こうすれば、鉄芯と永久磁石間に吸着力が発生しないため、隙間制御機構部15は、鉄芯がある場合に比べて、より小さな力で、相対隙間Gを制御することが可能となる。さらに、鉄芯がある場合では、相対隙間Gを制御して得られる回転速度は、最小回転速度(G=0の場合に得られる回転速度)から2倍程度の回転速度までであるのに対し、鉄芯がない場合では、図9で示すように、最小回転速度から4倍以上の回転速度を得ることができる。ただし、電磁コイルの内部には、磁性体製のコアを設けることとしてもよい。
A3.回路の構成:
図12は、モータの回路ユニットの構成を示すブロック図である。この回路ユニット500は、CPU220と、駆動制御部240と、回生制御部200と、ドライバ回路250と、整流回路251と、電源ユニット300と、速度・加減速度計測部302と、隙間制御機構部15とを備えている。2つの制御部240,200は、バス102を介してCPU220と接続されている。駆動制御部240とドライバ回路250は、電動モータに駆動力を発生させる場合の制御を行う回路である。また、回生制御部200と整流回路251は、電動モータから電力を回生する場合の制御を行う回路である。回生制御部200と整流回路251とをまとめて「回生回路」とも呼ぶ。また、駆動制御部240を「駆動信号生成回路」とも呼ぶ。速度・加減速度計測部302は、センサ出力SSAまたはSSBを入力とし、モータの回転速度や加減速度を検出する。センサ出力SSAまたはSSBの周波数は、モータの回転速度と相関がある。したがって、速度・加減速度計測部302は、例えば、センサ出力SSAが正の値を示している期間の長さをカウンタ等で計測すれば、モータの回転速度を算出することができる。また、モータの加減速度は、回転速度から算出することができる。隙間制御機構部15は、前述したように、モータの回転速度や加減速度に応じて、相対隙間Gを制御する。また、隙間制御機構部15は、CPU220と接続されており、相対隙間Gの制御特性(図11の(A)ないし(C))を任意に変更することが可能である。電源ユニット300は、図12に示されている他の回路に電源電圧を供給するための回路である。図12では、図示の便宜上、電源ユニット300から駆動制御部240及びドライバ回路250に向かう電源配線のみが描かれており、他の回路に向かう電源配線は省略されている。
図13は、ドライバ回路250の内部構成を示している。A相ドライバ回路250Aは、H型ブリッジ回路であり、交流駆動信号DRVA1,DRVA2に応じてA相コイル列14Aを駆動する。なお、駆動信号を示すブロックの端子部分に付されている白丸は、負論理であり信号が反転していることを示している。また、符号IA1,IA2が付された矢印は、駆動信号DRVA1,DRVA2によって流れる電流方向をそれぞれ示している。B相ドライバ回路250Bの構成もA相ドライバ回路250Aの構成と同じであり、交流駆動信号DRVB1,DRVB2によって電流IB1,IB2が流れることが示されている。
図14は、駆動制御部240(図12)の内部構成と動作を示す説明図である。駆動制御部240は、基本クロック生成回路510と、1/N分周器520と、PWM部530と、正逆方向指示値レジスタ540と、乗算器550,552と、符号化部560,562と、AD変換部570,572と、電圧指令値レジスタ580と、励磁区間設定部590とを備えている。
基本クロック生成回路510は、所定の周波数を有するクロック信号PCLを発生する回路であり、例えばPLL回路で構成される。分周器520は、このクロック信号PCLの1/Nの周波数を有するクロック信号SDCを発生する。Nの値は所定の一定値に設定される。このNの値は、予めCPU220によって分周器520に設定される。PWM部530は、クロック信号PCL,SDCと、乗算器550,552から供給される乗算値Ma,Mbと、正逆方向指示値レジスタ540から供給される正逆方向指示値RIと、符号化部560,562から供給される正負符号信号Pa,Pbと、励磁区間設定部590から供給される励磁区間信号Ea,Ebとに応じて、交流駆動信号DRVA1,DRVA2,DRVB1,DRVB2(図13)を生成する。この動作については後述する。
正逆方向指示値レジスタ540内には、モータの回転方向を示す値RIがCPU220によって設定される。本実施例では、正逆方向指示値RIがLレベルのときにモータが正転し、Hレベルのときに逆転する。
PWM部530に供給される他の信号Ma,Mb,Pa,Pb,Ea,Ebは以下のように決定される。なお、乗算器550と符号化部560とAD変換部570はA相用の回路であり、乗算器552と符号化部562とAD変換部572はB相用の回路である。これらの回路群の動作は同じなので、以下ではA相用の回路の動作について主に説明する。
磁気センサの出力SSAは、AD変換部570に供給される。このセンサ出力SSAのレンジは、例えばGND(接地電位)からVDD(電源電圧)までであり、その中位点(=VDD/2)が出力波形の中位点(正弦波の原点を通る点)である。AD変換部570は、このセンサ出力SSAをAD変換して、センサ出力のデジタル値を生成する。AD変換部570の出力のレンジは、例えばFFh〜0h(語尾の”h”は16進数であることを示す)であり、中央値80hがセンサ波形の中位点に相当する。
符号化部560は、AD変換後のセンサ出力値のレンジを変換するとともに、センサ出力値の中位点の値を0に設定する。この結果、符号化部560で生成されるセンサ出力値Xaは、正側の所定の範囲(例えば+127〜+0)と負側の所定の範囲(例えば−0〜−127)の値を取る。但し、符号化部560から乗算器550に供給されるのは、センサ出力値Xaの絶対値であり、その正負符号は正負符号信号PaとしてPWM部530に供給される。
電圧指令値レジスタ580は、CPU220によって設定された電圧指令値Yaを格納する。この電圧指令値Yaは、後述する励磁区間信号Eaとともに、モータの印加電圧を設定する値として機能するものであり、例えば0〜1.0の値を取る。仮に、非励磁区間を設けずに全区間を励磁区間とするように励磁区間信号Eaを設定した場合には、Ya=0は印加電圧をゼロとすることを意味し、Ya=1.0は印加電圧を最大値とすることを意味する。乗算器550は、符号化部560から出力されたセンサ出力値Xaと、電圧指令値Yaとを乗算して整数化し、その乗算値MaをPWM部530に供給する。
図14(B)〜14(E)は、乗算値Maが種々の値を取る場合におけるPWM部530の動作を示している。ここでは、全期間が励磁区間であり非励磁区間が無いものと仮定している。PWM部530は、クロック信号SDCの1周期の間に、デューティがMa/Nであるパルスを1つ発生させる回路である。すなわち、図14(B)〜14(E)に示すように、乗算値Maが増加するに従って、駆動信号DRVA1,DRVA2のパルスのデューティが増加する。なお、第1の駆動信号DRVA1は、センサ出力SSAが正のときにのみパルスを発生する信号であり、第2の駆動信号DRVA2はセンサ出力SSAが負のときにのみパルスを発生する信号であるが、図14(B)〜14(E)ではこれらを合わせて記載している。また、便宜上、第2の駆動信号DRVA2を負側のパルスとして描いている。
図15(A)〜15(D)は、センサ出力の波形とPWM部530で生成される駆動信号の波形の対応関係を示す説明図である。図中、「Hiz」はハイインピーダンス状態を意味している。図14で説明したように、A相用の駆動信号DRVA1,DRVA2はA相センサ出力SSAのアナログ波形をそのまま利用したPWM制御によって生成される。B相用の駆動信号DRVB1,DRVB2も同様である。従って、これらの駆動信号を用いて、A相コイルとB相コイルに、センサ出力SSA,SSBの変化と対応するレベル変化を示す実効電圧を供給することが可能である。
PWM部530は、さらに、励磁区間設定部590から供給される励磁区間信号Ea,Ebで示される励磁区間のみに駆動信号を出力し、励磁区間以外の区間(非励磁区間)では駆動信号を出力しないように構成されている。図15(E),15(F)は、励磁区間信号Ea,Ebによって励磁区間EPと非励磁区間NEPを設定した場合の駆動信号波形を示している。励磁区間EPでは図15(C),15(D)の駆動信号パルスがそのまま発生し、非励磁区間NEPでは駆動信号パルスが発生しない。このように、励磁区間EPと非励磁区間NEPを設定するようにすれば、逆起電力波形の中位点近傍(すなわち、センサ出力の中位点近傍)においてコイルに電圧を印加しないので、モータの効率をさらに向上させることが可能である。なお、励磁区間EPは、逆起電力波形のピークを中心とする対称な区間に設定されることが好ましく、非励磁区間NEPは、逆起電力波形の中位点(中心点)を中心とする対称な区間に設定されることが好ましい。
なお、前述したように、電圧指令値Yaを1未満の値に設定すれば、乗算値Maが電圧指令値Yaに比例して小さくなる。従って、電圧指令値Yaによっても、実行的な印加電圧を調整することが可能である。
上述の説明から理解できるように、本実施例のモータでは、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaとの両方を利用して印加電圧を調整することが可能である。B相についても同様である。望ましい印加電圧と、電圧指令値Ya及び励磁区間信号Eaとの関係は、予め回路ユニット500内のメモリにテーブルとして格納されていることが望ましい。こうすれば、回路ユニット500が、外部から望ましい印加電圧を受信したときに、CPU220がその制御信号に応じて、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaとを駆動制御部240に設定することが可能である。なお、印加電圧の調整には、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaの両方を利用する必要はなく、いずれか一方のみを利用するようにしてもよい。
図16は、PWM部530(図14)の内部構成の一例を示すブロック図である。PWM部530は、カウンタ531,532と、EXOR回路533,534と、駆動波形形成部535,536とを備えている。カウンタ531とEXOR回路533と駆動波形形成部535はA相用の回路であり、カウンタ532とEXOR回路534と駆動波形形成部536はB相用の回路である。これらは以下のように動作する。
図17は、モータ正転時のPWM部530の動作を示すタイミングチャートである。この図には、2つのクロック信号PCL,SDCと、正逆方向指示値RIと、励磁区間信号Eaと、乗算値Maと、正負符号信号Paと、カウンタ531内のカウント値CM1と、カウンタ531の出力S1と、EXOR回路533の出力S2と、駆動波形形成部535の出力信号DRVA1,DRVA2とが示されている。カウンタ531は、クロック信号SDCの1期間毎に、クロック信号PCLに同期してカウント値CM1を0までダウンカウントする動作を繰り返す。カウント値CM1の初期値は乗算値Maに設定される。なお、図17では、図示の便宜上、乗算値Maとして負の値も描かれているが、カウンタ531で使用されるのはその絶対値|Ma|である。カウンタ531の出力S1は、カウント値CM1が0で無い場合にはHレベルに設定され、カウント値CM1が0になるとLレベルに立ち下がる。
EXOR回路533は、正負符号信号Paと正逆方向指示値RIとの排他的論理和を示す信号S2を出力する。モータが正転する場合には、正逆方向指示値RIがLレベルである。従って、EXOR回路533の出力S2は、正負符号信号Paと同じ信号となる。駆動波形形成部535は、カウンタ531の出力S1と、EXOR回路533の出力S2から、駆動信号DRVA1,DRVA2を生成する。すなわち、カウンタ531の出力S1のうち、EXOR回路533の出力S2がLレベルの期間の信号を第1の駆動信号DRVA1として出力し、出力S2がHレベルの期間の信号を第2の駆動信号DRVA2として出力する。なお、図17の右端部付近では、励磁区間信号EaがLレベルに立ち下がり、これによって非励磁区間NEPが設定されている。従って、この非励磁区間NEPでは、いずれの駆動信号DRVA1,DRVA2も出力されず、ハイインピーダンス状態に維持される。
図18は、モータ逆転時のPWM部530の動作を示すタイミングチャートである。モータ逆転時には、正逆方向指示値RIがHレベルに設定される。この結果、2つの駆動信号DRVA1,DRVA2が図17から入れ替わっており、この結果、モータが逆転することが理解できる。なお、PWM部530のB相用の回路532,534,536も上述と同様に動作する。
図19は、励磁区間設定部590の内部構成と動作を示す説明図である。励磁区間設定部590は、電子可変抵抗器592と、電圧比較器594,596と、OR回路598とを有している。電子可変抵抗器592の抵抗値Rvは、CPU220によって設定される。電子可変抵抗器592の両端の電圧V1,V2は、電圧比較器594,596の一方の入力端子に与えられている。電圧比較器594,596の他方の入力端子には、センサ出力SSAが供給されている。なお、図19ではB相用の回路は図示の便宜上省略されている。電圧比較器594,596の出力信号Sp,Snは、OR回路598に入力されている。OR回路598の出力は、励磁区間と非励磁区間とを区別するための励磁区間信号Eaである。
図19(B)は、励磁区間設定部590の動作を示している。電子可変抵抗器592の両端電圧V1,V2は、抵抗値Rvを調整することによって変更される。具体的には、両端電圧V1,V2は、電圧レンジの中央値(=VDD/2)からの差分が等しい値に設定される。センサ出力SSAが第1の電圧V1よりも高い場合には第1の電圧比較器594の出力SpがHレベルとなり、一方、センサ出力SSAが第2の電圧V2よりも低い場合には第2の電圧比較器596の出力SnがHレベルとなる。励磁区間信号Eaは、これらの出力信号Sp,Snの論理和を取った信号である。従って、図19(B)の下部に示すように、励磁区間信号Eaは、励磁区間EPと非励磁区間NEPとを示す信号として使用することができる。励磁区間EPと非励磁区間NEPの設定は、CPU220が可変抵抗値Rvを調整することによって行なわれる。
図20は、図12に示した回生制御部200と整流回路251の内部構成を示す図である。回生制御部200は、バス102に接続されたA相充電切換部202と、B相充電切換部204と、電子可変抵抗器206とを有している。2つの充電切換部202,204の出力信号は、2つのAND回路211,212の入力端子に与えられている。
A相充電切換部202は、A相コイル14Aからの回生電力を回収する場合には「1」レベルの信号を出力し、回収しない場合には「0」レベルの信号を出力する。B相充電切換部204も同様である。なお、これらの信号レベルの切換えは、CPU220によって行われる。また、A相コイル14Aからの回生の有無と、B相コイル24Bからの回生の有無とは、独立に設定することができる。従って、例えばA相コイル14Aを用いてモータに駆動力を発生させつつ、B相コイル24Bから電力を回生することも可能である。
なお、図12に示した駆動制御部240も、同様に、A相コイル14Aを用いて駆動力を発生するか否かと、B相コイル24Bを用いて駆動力を発生するか否かとを、独立に設定できるように構成してもよい。このようにすれば、2相のコイル14A,24Bのうちの任意の一方で駆動力を発生させつつ、他方で電力を回生する運転モードでモータを運転することが可能である。
電子可変抵抗器206の両端の電圧は、4つの電圧比較器221〜224の2つの入力端子の一方に与えられている。電圧比較器221〜224の他方の入力端子には、A相センサ信号SSAとB相センサ信号SSBが供給されている。4つの電圧比較器221〜224の出力信号TPA,BTA,TPB,BTBは、「マスク信号」または「許可信号」と呼ぶことができる。
A相コイル用のマスク信号TPA,BTAはOR回路231に入力されており、B相用のマスク信号TPB,BTBは他のOR回路232に入力されている。これらのOR回路231,232の出力は、上述した2つのAND回路211,212の入力端子に与えられている。これらのAND回路211,212の出力信号MSKA,MSKBも、「マスク信号」または「許可信号」と呼ぶ。
ところで、4つの電圧比較器221〜224とOR回路231,232の構成は、図19に示した励磁区間設定部590内の電圧比較器594,596とOR回路598を2つ並べたものと同じである。従って、A相コイル用のOR回路231の出力信号は、図19(B)に示した励磁区間信号Eaと同様な波形を有する。また、A相充電切換部202の出力信号が「1」レベルの場合には、A相コイル用のAND回路211から出力されるマスク信号MSKAはOR回路231の出力信号と同じものとなる。これらの動作はB相についても同様である。
整流回路251は、A相コイル用の回路として、複数のダイオードを含む全波整流回路252と、2つのゲートトランジスタ261,262と、バッファ回路271と、インバータ回路272(NOT回路)とを有している。なお、B相用にも同じ回路が設けられている。ゲートトランジスタ261,262は、回生用の電源配線280に接続されている。また、複数のダイオードとしては、低Vf特性に優れたショットキーダイオードを用いることが好ましい。
電力回生時にA相コイル14Aで発生した交流電力は、全波整流回路252で整流される。ゲートトランジスタ261,262のゲートには、A相コイル用のマスク信号MSKAとその反転信号が与えられており、これに応じてゲートトランジスタ261,262がオン/オフ制御される。従って、電圧比較器221,222から出力されたマスク信号TPA,BTAの少なくとも一方がHレベルの期間では回生電力が電源配線280に出力され、一方、マスク信号TPA,BTAの双方がLレベルの期間では電力の回生が禁止される。
以上の説明から理解できるように、回生制御部200と整流回路251を用いて、回生電力を回収することが可能である。また、回生制御部200と整流回路251は、A相コイル用のマスク信号MSKA及びB相コイル用のマスク信号MSKBに応じて、A相コイル14AとB相コイル24Bからの回生電力を回収する期間を制限し、これによって回生電力の量を調整することが可能である。
このように、第1実施例では、ステータ部10とロータ部30との間に形成される相対隙間Gを変化させるので、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることが可能である。
なお、隙間制御機構部15(図1)は、本発明における「隙間制御部」に相当し、ロータ部30は、本発明における「第1の駆動部材」に相当し、ステータ部10は、本発明における「第2の駆動部材」に相当する。
B.第2実施例:
図21は、第2実施例におけるモータ本体100bの構成を示す説明図である。図1に示した第1実施例におけるモータ本体100との違いは、隙間制御機構部の構成が異なっているという点だけであり、他の構成は第1実施例と同じである。なお、この図21では、説明のため、モータ本体100bの下部(B相側)の図示が省略されている。
図21(A)は、ステータ部10が隙間制御機構部15bによって移動される前の状態を示しており、図21(B)は、ステータ部10が隙間制御機構部15bによって移動された後の状態を示している。隙間制御機構部15bは、ステータ部10の外周部と接続されており、第1実施例と同様に、ステータ部10を上下に移動させることが可能である。
図22(A)は、第2実施例における隙間制御機構部15bの構成を示す説明図である。この隙間制御機構部15b1は、回転モータ17と、回転部18と、可動ナット19と、可動部21とを備えている。回転モータ17は、回転部18を回転させることにより、可動ナット19及び可動部21を上下に移動させることが可能である。なお、図示は省略するが、可動部21には、図21で示したように、コイル14Aが配置されている。図22(B)においても同様である。
図22(B)は、隙間制御機構部15bの他の構成を示す説明図である。この隙間制御機構部15b2は、ボイスコイルモータ23と、可動部21とを備えている。このような構成としても、コイル14Aを備える可動部21を上下に移動させることが可能である。
このように隙間制御機構部15bを構成しても、第1実施例と同様に、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることが可能である。
C.第3実施例:
図23は、第3実施例におけるモータ本体100cの構成を示す説明図である。このモータ本体100cでは、ステータ部10とロータ部30との間に慣性機構部25が設置されている。また、ステータ部10は、ガイド24に沿って上下に移動可能である。慣性機構部25は、ロータ部30の回転と共に回転し、ロータ部30の回転速度に応じて発生する遠心力によって、ステータ部10を上に押し上げる。ロータ部30の回転速度が小さくなると、慣性機構部25がロータ部30を上に押し上げる力は小さくなり、ステータ部10は、バネ26の力によって、元の位置に戻される。
このように、遠心力を利用してステータ部10を移動させる慣性機構部25を用いても、第1実施例と同様に、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることが可能である。なお、慣性機構部25は、本発明における「隙間制御部」に相当する。
D.第4実施例:
図24は、第4実施例におけるステータ部10とロータ部30の位置構成を示す説明図である。この図24では、説明のため、ステータ部10と、ロータ部30と、回転軸112と、2つの磁気センサ16A,26Bのみを示し、モータの他の構成部分は省略している。
この第4実施例では、ロータ部30は、ステータ部10を挟むように2つ設けられており、ステータ部10は、その2つのステータ部10の間に2つ設けられている。2つのステータ部10は、2つのロータ部30の間で移動可能であり、ステータ部10とロータ部30との間に形成される隙間G1,G2の大きさを変化させることができる。ステータ部10を移動させる機構としては、第1〜第3実施例で示した種々の隙間制御機構部を採用することができる。2つの磁気センサ16A,26Bは、図1と同様に、ケース20(図1)に配置することが好ましい。ただし、2つの磁気センサ16A,26Bは、ステータ部10に配置することとしてもよい。
このように、2つのロータ部30の間に2つのステータ部10を配置する構成としても、第1実施例と同様に、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることが可能である。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
本発明は、各種の装置に適用可能である。例えば、本発明は、ファンモータ、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、鉄道車両、振動モータなどの種々の装置のモータに適用可能である。本発明をファンモータに適用した場合には、上述した種々の効果(低消費電力、低振動、低騒音、低回転ムラ、低発熱、高寿命)が特に顕著である。このようなファンモータは、例えば、デジタル表示装置や、車載機器、燃料電池式パソコン、燃料電池式デジタルカメラ、燃料電池式ビデオカメラ、燃料電池式携帯電話などの燃料電池使用機器、プロジェクタ等の各種装置のファンモータとして使用することができる。本発明のモータは、さらに、各種の家電機器や電子機器のモータとしても利用可能である。例えば、光記憶装置や、磁気記憶装置、ポリゴンミラー駆動装置等において、本発明によるモータをスピンドルモータとして使用することが可能である。また、本発明によるモータは、移動体やロボット用のモータとしても利用可能である。
図25は、本発明の実施例によるモータを利用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ600は、赤、緑、青の3色の色光を発光する3つの光源610R、610G、610Bと、これらの3色の色光をそれぞれ変調する3つの液晶ライトバルブ640R、640G、640Bと、変調された3色の色光を合成するクロスダイクロイックプリズム650と、合成された3色の色光をスクリーンSCに投写する投写レンズ系660と、プロジェクタ内部を冷却するための冷却ファン670と、プロジェクタ600の全体を制御する制御部680と、を備えている。冷却ファン670を駆動するモータとしては、上述した各種のブラシレスモータを利用することができる。
図26(A)〜(C)は、本発明の実施例によるモータを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。図26(A)は携帯電話700の外観を示しており、図26(B)は、内部構成の例を示している。携帯電話700は、携帯電話700の動作を制御するMPU710と、ファン720と、燃料電池730とを備えている。燃料電池730は、MPU710やファン720に電源を供給する。ファン720は、燃料電池730への空気供給のために携帯電話700の外から内部へ送風するため、或いは、燃料電池730で生成される水分を携帯電話700の内部から外に排出するためのものである。なお、ファン720を図26(C)のようにMPU710の上に配置して、MPU710を冷却するようにしてもよい。ファン720を駆動するモータとしては、上述した各種のブラシレスモータを利用することができる。
図27は、本発明の実施例によるモータ/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。この自転車800は、前輪にモータ810が設けられており、サドルの下方のフレームに制御回路820と充電池830とが設けられている。モータ810は、充電池830からの電力を利用して前輪を駆動することによって、走行をアシストする。また、ブレーキ時にはモータ810で回生された電力が充電池830に充電される。制御回路820は、モータの駆動と回生とを制御する回路である。このモータ810としては、上述した各種のブラシレスモータを利用することが可能である。
図28は、本発明の実施例によるモータを利用したロボットの一例を示す説明図である。このロボット900は、第1と第2のアーム910,920と、モータ930とを有している。このモータ930は、被駆動部材としての第2のアーム920を水平回転させる際に使用される。このモータ930としては、上述した各種のブラシレスモータを利用することが可能である。
図29は、本発明の実施例によるモータを利用した鉄道車両を示す説明図である。この鉄道車両1000は、モータ1010と、車輪1020とを有している。このモータ1010は、車輪1020を駆動する。さらに、モータ1010は、鉄道車両1000の制動時には発電機として利用され、電力が回生される。このモータ1010としては、上述した各種のブラシレスモータを利用することができる。
E2.変形例2:
上記実施例では、ブラシレスモータとして説明したが、本発明は、ブラシレスモータに限られず、その他の種々のモータ(例えば、直流モータ等)に適用することができる。
E3.変形例3:
上記実施例では、ステータ部が電磁コイルを有し、ロータ部が永久磁石を有していたが、本発明は、ロータ部が電磁コイルを有し、ステータ部が永久磁石を有する構造のモータにも適用することができる。
E4.変形例4:
上記実施例では、隙間制御機構部は、ステータ部10を移動させて相対隙間Gを変更していたが、この代わりに、ロータ部30を移動させて相対隙間Gを変更することも可能である。
E5.変形例5:
上記実施例では、2相のブラシレスモータとして説明したが、本発明は、1相または3相以上のブラシレスモータにも適用することができる。
E6.変形例6:
上記実施例では、相対隙間Gを変更することにより電動装置のトルクや回転速度を制御していたが、相対隙間Gだけでなく、印加電圧も変更することにより、電動装置のトルクや回転速度を制御することも可能である。
F.その他の実施例:
図30は、その他の実施例におけるモータ本体100eの構成を示す説明図である。このモータ本体100bでは、隙間制御機構部15eの構成が、第2実施例における隙間制御機構部15b(図21)と異なっている。
図30(A)は、上下のステータ部10が隙間制御機構部15eによって移動される前の状態を示しており、図30(B)は、上下のステータ部10が隙間制御機構部15eによって移動された後の状態を示している。後述するように、この隙間制御機構部15eの構成によれば、上下の2つのステータ部10を同時に移動させることができる。
図31は、隙間制御機構部15eの構成を示す説明図である。この隙間制御機構部15eは、回転モータ17eと、3つの回転軸部18e1,18e2,18e3と、上下の可動部21U,21Lと、2つの可動ナット19U,19Lとを備えている。回転モータ17eは、3つの回転軸部18e1,18e2,18e3を回転させる。3つの回転軸部18e1,18e2,18e3は、同一軸上に構成されており、一体となって回転する。回転軸部18e3は、ケース20の支持部20eによって支持されている。回転軸部18e3と支持部20eとの接触部には、ベアリング20e1が設けられている。回転軸部18e1と、回転軸部18e2には、可動ナット19U,19Lに螺合するように、それぞれねじ山が形成されている。ここで、回転軸部18e1のねじ山の向きは、回転軸部18e2のねじ山とは逆向きに構成されている。したがって、回転軸部18e1,18e2を回転させると、上下の可動ナット19U,19Lを、互いに逆の向きに移動させることができる。この結果、上下の可動部21U,21Lは、ロータ部30(図30)を中心として上下に対称に移動する。
このように、本実施例における隙間制御機構部15eによれば、単一の回転モータ17eによって、2つのステータ部10を上下に同時に移動させることができる。この結果、相対隙間Gを変更することが可能となる。したがって、この隙間制御機構部15eによっても、第1実施例と同様に、印加電圧の変化とは異なる方法で、電動装置のトルクや、回転速度を変化させることが可能である。
なお、図24では、2つのステータ部10が、2つのロータ部30の間に挟まれている構成について説明したが、この構成にも、隙間制御機構部15eを適用することができる。すなわち、図24に示す2つのステータ部10に、上下の可動ナット19U,19Lをそれぞれ設ければ、2つのステータ部10を上下に(図24では左右)対称に移動させることができる。
本発明の一実施例としてのモータ本体の構成を示す断面図である。 ステータ部の第1のコイル列と、ロータ部と、ステータ部の第2のコイル列とを分離して示した説明図である。 コイル列と磁石列の位置関係を示す説明図である。 磁気センサの出力波形の例を示す説明図である。 コイルの印加電圧と逆起電力との関係を示す模式図である。 A相コイル列の2種類のコイルの結線方法を示す説明図である。 本実施例の電動モータの動作を示す説明図である。 ステータ部とロータ部との間に形成される隙間の大きさについての説明図である。 相対隙間Gと無負荷状態でのモータの回転数との関係を示すグラフである。 モータのトルクTと回転速度ωとの関係を示すグラフである。 隙間制御機構部による相対隙間Gの制御の例を示すグラフである。 モータの回路ユニットの構成を示すブロック図である。 ドライバ回路の内部構成を示す説明図である。 駆動制御部の内部構成と動作を示す説明図である。 センサ出力の波形とPWM部で生成される駆動信号の波形の対応関係を示す説明図である。 PWM部の内部構成の一例を示すブロック図である。 モータ正転時のPWM部の動作を示すタイミングチャートである。 モータ逆転時のPWM部の動作を示すタイミングチャートである。 励磁区間設定部の内部構成と動作を示す説明図である。 回生制御部と整流回路の内部構成を示す回路図である。 第2実施例におけるモータ本体の構成を示す説明図である。 第2実施例における隙間制御機構部の構成を示す説明図である。 第3実施例におけるモータ本体の構成を示す説明図である。 第4実施例におけるステータ部とロータ部の位置構成を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用したプロジェクタを示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータ/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用したロボットの一例を示す説明図である。 本発明の実施例によるモータを利用した鉄道車両を示す説明図である。 その他の実施例におけるモータ本体の構成を示す説明図である。 その他の実施例における隙間制御機構部の構成を示す説明図である。
符号の説明
10…ステータ部
12A…支持部材
13…基板
13a…フレキシブルケーブル
14A…電磁コイル列
15…隙間制御機構部
15b…隙間制御機構部
15b1…隙間制御機構部
15b2…隙間制御機構部
16A…アナログ磁気センサ
17…回転モータ
18…回転部
19…可動ナット
20…ケース
21…可動部
22B…支持部材
23…ボイスコイルモータ
24…ガイド
24B…第2のコイル列
25…慣性機構部
26…バネ
26B…アナログ磁気センサ
30…ロータ部
32M…支持部材
34M…永久磁石
100…モータ本体
100b…モータ本体
100c…モータ本体
102…バス
112…回転軸
114…軸受け
200…回生制御部
202…充電切換部
206…電子可変抵抗器
220…CPU
221…電圧比較器
240…駆動制御部
250…ドライバ回路
251…整流回路
252…全波整流回路
261…ゲートトランジスタ
271…バッファ回路
272…インバータ回路
280…電源配線
300…電源ユニット
302…速度・加減速度計測部
500…回路ユニット
510…基本クロック生成回路
520…分周器
530…PWM部
531…カウンタ
532…カウンタ
533…EXOR回路
534…EXOR回路
535…駆動波形形成部
536…駆動波形形成部
540…正逆方向指示値レジスタ
550…乗算器
552…乗算器
560…符号化部
562…符号化部
580…電圧指令値レジスタ
590…励磁区間設定部
592…電子可変抵抗器
594…第1の電圧比較器
596…第2の電圧比較器
600…プロジェクタ
610R…光源
640R…液晶ライトバルブ
650…クロスダイクロイックプリズム
660…投写レンズ系
670…冷却ファン
680…制御部
700…携帯電話
720…ファン
730…燃料電池
800…自転車
810…モータ
820…制御回路
830…充電池
900…ロボット
910…第1のアーム
920…第2のアーム
930…モータ
1000…鉄道車両
1010…モータ
1020…車輪
15e…隙間制御機構部
17e…回転モータ
18e1…回転軸部
18e2…回転軸部
18e3…回転軸部
19U…可動ナット
19L…可動ナット
20e…支持部
20e1…ベアリング
21U…可動部
21L…可動部

Claims (16)

  1. 電動装置であって、
    複数の永久磁石を有する第1の駆動部材と、
    複数の電磁コイルを有する第2の駆動部材と、
    前記第1と第2の駆動部材のうちの少なくとも一方を移動させることにより、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に形成される隙間の大きさを変化させる隙間制御部と、
    を備える電動装置。
  2. 請求項1記載の電動装置であって、
    前記第2の駆動部材は、前記第1の駆動部材を挟むように2つ設けられており、
    前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材を移動させることにより、前記隙間の大きさを変化させる、電動装置。
  3. 請求項1記載の電動装置であって、
    前記第1の駆動部材は、前記第2の駆動部材を挟むように2つ設けられており、
    前記第2の駆動部材は、前記2つの第1の駆動部材の間に2つ設けられており、
    前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材を移動させることにより、前記隙間の大きさを変化させる、電動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
    前記隙間制御部は、前記隙間の大きさを、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との相対速度に応じて予め定められた所定の値に設定する、電動装置。
  5. 請求項4記載の電動装置であって、
    前記隙間制御部は、前記相対速度において前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に発生する駆動力が最も大きな値となるように、前記相対速度に応じて前記隙間の大きさを制御する、電動装置。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
    前記隙間制御部は、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との相対加速度に応じて前記隙間の大きさを制御する、電動装置。
  7. 請求項1ないし3のいずれかに記載の電動装置であって、
    前記隙間制御部は、前記電動装置を発電機として利用して電力を回生する場合において、前記隙間の大きさを制御することにより、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に発生する制動力を制御する、電動装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の電動装置であって、さらに、
    前記永久磁石の位相を検出する磁気センサを備え、
    前記磁気センサは、前記隙間の大きさが変化した場合であっても、前記永久磁石との位置関係が変化しない場所に配置されている、電動装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の電動装置であって、
    前記電磁コイルは、コア材として機能する磁性部材を有さない、電動装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電動装置と、
    前記電動装置によって駆動される被駆動部材と、
    を備える装置。
  11. 請求項10記載の装置であって、
    前記装置は移動体である、装置。
  12. 請求項11記載の移動体であって、
    前記移動体は鉄道車両である、移動体。
  13. 請求項10記載の装置であって、
    前記装置はプロジェクタである、装置。
  14. 請求項10記載の装置であって、
    前記装置は携帯機器である、装置。
  15. 請求項10記載の装置であって、
    前記装置はロボットである、装置。
  16. 請求項2または3に記載の電動装置であって、
    前記隙間制御部は、前記2つの第2の駆動部材をそれぞれ逆方向に同時に移動させる、電動装置。
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