JP2009144755A - 回転防止機能付き管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の管部どうしの回動規制が確実になされると共に、コンパクト化を図ることができ、装着されたシールリングの損傷も防止できる、回転防止機能付き管継手を提供する。
【解決手段】この回転防止機能付き管継手10は、雄部材20と雌部材40とを有している。雄部材20は、雄管部21と、その外周に間隙を設けて配設されたリング部28と、リング部28内周に形成された係合爪部30と、リング部28端部から径方向の外方に延出され、その先端に嵌合部34が設けられた回動片32と、回動片32の基部側に突設された突出片36とを有し、雌部材40は、雌管部41と、雌管部41外周に突設され、係合爪部30に係合する係合部43と、突出片36を押して回動片32を回動させる押圧部47と、回動片32が回動したとき、前記嵌合部34と嵌合して一対の管部どうしの回動を規制する回動規制部45とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、チューブやパイプ等の一対の管部どうしを接続するために用いられ、特に一対の管部どうしの回転を規制することができる、回転防止機能付き管継手に関する。
例えば、チューブ、パイプ及びホース等の一対の管部どうしを接続する際には、種々の方法が採用されるが、簡単かつ迅速に接続する必要がある場合には、雄部材と雌部材とを有し、それらが連結されることにより、一対の管部どうしを接続する構造の管継手が用いられている。また、一対の管部どうしが接続された状態で、それらが互いに回転してしまうと、管部のねじれ等の原因となるため、管部どうしの回動を規制するための回転防止機能を備えた管継手が用いられつつある。
従来のこの種の管継手として、下記特許文献1には、雄部材と雌部材とからなり、雄部材は、その本体に係止突起を有する一対の対向する支持腕を連設し、雌部材は、その本体の外周面に上記各支持腕の係止突起を係止する鍔部を設けて、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、雌部材の鍔部に雄部材の各支持腕が有する係止突起が係止する管継手であって、雌部材の本体の先端開口縁に上記各支持腕の基部を嵌入する一対の対向する凹溝部が形成された管継手が開示されている。また、雄部材の本体外周には、雌部材内周に当接し、雄部材外周と雌部材内周との隙間をシールするシールリングが装着されている。
そして、支持腕と凹溝部を整合させ、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、係止突起に鍔部が係合して、雄部材と雌部材とが接続されると共に、雌部材の切欠き状の凹溝部に、雄部材の支持腕の基部が嵌入して、雌部材に対する雄部材の回り止めがなされ、それらに接続される一対の管部どうしの回転も防止される。
特開2000−249275号公報
ところで、雌部材に雄部材を差し込んで連結させる管継手においては、接続強度や気密性の確保の観点から、雌部材内周に雄部材外周が所定長さ重なるようになっている。しかしながら、上記特許文献1の場合、雌部材本体の切欠き状の凹溝部に、雄部材の支持腕の基部が嵌入する構造となっているので、それらの凹溝部及び支持腕の分だけ、雄部材本体及び雌部材本体が長くなってしまって、管継手全体が大型化するというデメリットが生じる。また、雄部材と雌部材との回動規制をより高めたい場合には、支持腕の基部を凹溝部にしっかりと嵌入させるべく、凹溝部を本体の軸方向に長く形成する必要があるので、雌部材が大型化する結果となる。
更に、引用文献1においては、雄部材と雌部材との気密性を確保すべく、雄部材の本体にシールリングが装着されることがあるが、このとき、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入していくと、雌部材の切欠き状の凹溝部にシールリングが引っ掛かって、シールリングが損傷してしまうという不都合が生じることがあった。
したがって、本発明の目的は、一対の管部どうしの回動規制が確実になされると共に、コンパクト化を図ることができ、更にシールリングが装着された場合に、その損傷も防止することができる、回転防止機能付き管継手を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、一対の管部を接続する雄部材と雌部材とからなる管継手において、前記雄部材は、前記雌部材に挿入される雄管部と、この雄管部の外周に支持片を介して所定間隙を設けて配設されたリング部と、このリング部の内周に形成された係合爪部と、前記リング部の前記雌部材受け入れ側の端部から径方向の外方に延出され、その先端に前記雌部材外周に嵌合する嵌合部が設けられた回動片と、該回動片の基部側に突設され、前記雄管部が前記雌部材に挿入されるとき、前記雌部材に当接して前記回動片を回動させる突出片とを有し、前記雌部材は、前記雄管部を内周に受け入れて前記雄管部と前記リング部との間隙に挿入される雌管部と、該雌管部外周に突設され、前記リング部内周の係合爪部に係合する係合部と、前記突出片を押して前記回動片を回動させる押圧部と、前記回動片が回動したとき、前記回動片の嵌合部と嵌合して一対の管部どうしの回動を規制する回動規制部とを有していることを特徴とする回転防止機能付き管継手を提供するものである。
上記発明によれば、雄部材の雄管部を、雌部材の雌管部内周に挿入すると共に、雌部材の雌管部を雄部材の雄管部とリング部との間隙に挿入すると、リング部の端部から延出された回動片の突出片が雌部材の押圧部に当接して、回動片が雌部材の外周に向けて回動する。そして、雄部材の雄管部を雌部材の雌管部内に完全に挿入すると、雌部材の係合部が雄部材の係合爪部に係合して、雄部材と雌部材とが抜け止めされて接合される。このとき、回動片の突出片が雌部材の押圧部に更に強く押されて、回動片の先端の嵌合部が雌部材の回動規制部に嵌合し、雄部材と雌部材とが回動規制された状態でしっかりと接続される。このように、ワンタッチの挿入操作で、雄部材と雌部材とを接続できると共に、回動規制することができ、管接続作業を効率よく行うことができる。
また、回動片はリング部の径方向外方に向かって伸びていて、雄部材と雌部材とを接続するときに回動して、回動片の嵌合部が雌部材の回動規制部に嵌合する構造なので、雄部材の雄管部及び雌部材の雌管部の長さを長くとる必要がなく、管継手の形状を比較的コンパクトに維持できる。
更に、本発明によれば、引用文献1のように、雌部材の先端部に切欠き状の凹溝部を設ける必要がないので、雄部材の外周にシールリングが設けられる場合に、シールリングが損傷することを防止できる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記回動片に設けられた突出片は、前記回動片の基部側の側面からほぼ垂直方向に突出した基部と、この基部の先端側から前記リングの内径方向に屈曲した先端部とを有しており、前記雄管部が前記雌部材に挿入されるとき、前記雌部材の押圧部に前記先端部が先に当接し、その後に前記基部が当接するように構成されている回転防止機能付き管継手を提供するものである。
上記発明によれば、回動片に設けられた突出片が、回動片の基部側の側面からほぼ垂直方向に突出した基部と、この基部の先端側からリング部の内径方向に屈曲した先端部とを有しているので、突出片の先端が雌部材の押圧部に当接しやすくなり、雄部材の雄管部と雌部材の雌管部との差込ストロークが比較的短くても、回動片を確実に回動させることができ、管継手をコンパクト化することができる。また、接続状態では、突出片の基部が雌部材の押圧部に当接するので、回動片の嵌合部を雌部材の回動規制部にしっかりと当接させて、雄部材に対する雌部材の回動規制状態を保持することができる。
本発明の回転防止機能付き管継手によれば、雄管部を雌管部内に挿入することにより、係合部が係合爪部に係合すると共に、突出片が押圧部に強く押され、嵌合部が回動規制部に嵌合するので、ワンタッチの挿入操作で、雄部材と雌部材とを接続できると共に回動規制することができ、管接続作業を効率よく行うことができる。
また、回動片はリング部の径方向外方に向かって伸びていて、雄部材と雌部材とを接続するときに回動して、回動片の嵌合部が雌部材の回動規制部に嵌合する構造なので、雄部材の雄管部及び雌部材の雌管部の長さを長くとる必要がなく、管継手の形状を比較的コンパクトに維持できる。更に、引用文献1のように、雌部材の先端部に切欠き状の凹溝部を設ける必要がないので、雄部材の外周にシールリングが設けられる場合に、シールリングが損傷することを防止できる。
以下、図面を参照して本発明の回転防止機能付き管継手の一実施形態について説明する。
本発明の回転防止機能付き管継手10(以下、「管継手10」という)は、例えば、自動車のラジエータ、ヒーターユニット、燃料供給系等において用いられる、チューブやパイプ、ホース等の一対の管部どうしを接続するために用いられるもので、図1に示すように、雄部材20と雌部材40とを有している。
まず、雄部材20について説明する。図1,2に示すように、この雄部材20は、所定角度で屈曲した管状部材からなり、その一端が後述する雌部材40の雌管部41内に挿入される雄管部21をなし、それとは反対側の他端は、チューブやパイプ等の管部が接続される管接続部23をなしている。
図2に示すように、前記雄管部21の軸方向途中の外周には凹溝21aが形成され、該凹溝21aに環状のシールリング50が装着されている。雄管部21の基端外周からは、環状のフランジ部25が突設され、このフランジ部25外周の対向する部分からは、一対の支持片27,27が雄管部21の先端に向けて延設されている。この一対の支持片27,27を介して雄管部21の先端外周には、所定の間隙Cを設けて撓み可能とされた楕円状のリング部28が配設されている(図2,3参照)。
長径及び短径を有する(図3参照)楕円状をなしたリング部28は、その短径部分に前記一対の支持片27,27が連結され、この短径部分の内周に、後述する雌部材40の係合部43に係合する係合爪部30,30が対向して設けられている(図2参照)。各係合爪部30の先端側には、雄管部21先端に向かって次第に高さが低くなるテーパ面30aが形成されており、同係合爪部30の基端側は段状をなし、後述する雌部材40の係合部43の係合壁部43bに係合する係合段部30bとなっている(図5参照)。
また、リング部28の長径部分の外周には、凹凸状の把持部28a,28aが対向して設けられ、この把持部28a,28aを把持して互いに近接する方向に押し付けることにより、雄管部21外周と係合爪部30内周との隙間が広がるように、リング部28が弾性変形して、環状の係合部43とそれに係合する一対の係合爪部30,30との係合が解除されるようになっている。
また、上記リング部28の外周であって、雌部材40受け入れ側の端部からは、薄肉ヒンジ部31を介して、リング部28の径方向外方に向かって、回動片32が延設されている。この実施形態における回動片32は、リング部28の短径部分の外周側の一ヵ所であって、前記係合爪部30に整合する位置に設けられている(図1参照)。更に、図2に示すように回動片32は、雄管部21の軸心に直交する方向Aに対して、角度θで傾いた状態でリング部28外周に設けられている。この角度θは15〜75°が好ましく、回動片32の回動量や、回動片32の雌部材40外周に対する嵌合位置等によって適宜選択することができる。
更に、上記回動片32の先端側には、雌部材40の外周に嵌合して、雄部材20と雌部材40との回動規制を図るための、嵌合部34が設けられている。この実施形態における嵌合部34は、回動片32先端の幅方向の両側縁から、雌部材40への挿入方向に向かって突設した一対の嵌合片35,35からなり、この内側に雌部材40の突条をなした回動規制部45が嵌り込むようになっている。なお、この嵌合部34は、回動片32先端から突設した一対の嵌合片35,35に限らず、例えば、突条をなした形状等であってもよく(この場合、回動規制部45は凹溝状をなす)、特に限定されるものではない。
また、回動片32の基部側には、雄管部21が雌部材40に挿入されるときに、雌部材40に当接して回動片32を回動させるための、突出片36が突設されている。この実施形態における突出片36は、回動片32の基部側の、雌部材40への挿入方向側の一側面から、ほぼ垂直方向に突出した基部37と、該基部37の先端側からリング部28の内径方向に屈曲した先端部38とを有している。そして、雄管部21が雌管部41内に挿入されるときに、後述する押圧部47に前記先端部38が先に当接し(図4参照)、その後に、基部37が当接するように構成されている(図5参照)。
また、嵌合部34が回動規制部45に嵌合すると共に、係合爪部30が係合部43に係合して、雄部材20と雌部材40とが接続されたときに、図5に示すように、突出片36の基部37が押圧部47に当接するようになっている。これにより、回動片32の径方向外方への回動を規制して、嵌合部34と回動規制部45との嵌合状態を維持できるようになっている。また、この実施形態では、基部37は、突出片36の基部側の一側面からほぼ垂直に突出しているので、垂直面をなした押圧部47にしっかりと当接し(図5参照)、回動規制部45に嵌合した回動片32が外れにくくなっている。なお、上記回動片32は、この実施形態ではリング部28の外周に一つのみ設けたが、リング部28外周に複数設けていてもよく、特に限定されるものではない。
次に、上記雄部材20に接続される雌部材40について説明する。この雌部材40は、全体として筒状をなし、その一端に、前記雄管部21を内周に受け入れると共に、雄管部21とリング部28との間隙Cに挿入される雌管部41を有している。
この雌管部41の軸方向先端よりの外周には、雄部材20の係合爪部30に係合する、環状の係合部43が突設されている。この係合部43の先端には、雌管部41の先端に向かって次第に縮径するテーパ面43aが形成され、同係合部43の基端部は段状をなして、係合爪部30の係合段部30bに係合する係合壁部43bとなっている。なお、この係合部43は環状に突設したものに限定されず、環状の凹溝状をなしていてもよく(この場合、係合爪部30は、凹溝に嵌り込む突起状をなす)、特に限定されない。また、係合部43は、雌管部41全周に環状に設けなくとも、一対の係合爪部30,30に対応して、雌管部41外周の対向した位置に設けてもよく、特に限定されない。
また、雌管部41の軸方向途中の外周には、前記回動片32の嵌合部34と嵌合して、雄部材20と雌部材40との回動規制を図るための、回動規制部45が設けられている。この実施形態の回動規制部45は、所定幅の突条をなし、嵌合部34をなす一対の嵌合片35,35の間に嵌り込むようになっている。また、突条をなした回動規制部45よりも基端側の雌管部41の外周には、雄部材20の管接続部23と同様に、チューブやパイプ等の管部が接続されるようになっている。
更に、突状の回動規制部45の先端側の端面は、雄部材20の回動片32の突出片36を押して、同回動片32を回動させるための、押圧部47をなしている。この実施形態の押圧部47は、雌管部41の軸心に対して垂直な面をなしており、雄部材20と雌部材とが接続されたときに、突出片36の基部37にしっかりと当接するようになっている(図5参照)。
次に、上記構成からなる管継手10の使用方法について説明する。
すなわち、図1に示すように、雌部材40の回動規制部45に、雄部材20の回動片32を整合させた後、図2に示すように、雌部材40に対して雄部材20を押し込んで、雄管部21を雌管部41内周に挿入していくと共に、雌管部41を雄管部21とリング部28との間隙Cに挿入していく。
すると、テーパ面30a,43aにガイドされつつ、係合爪部30と雄管部21との間に、雌管部41の係合部43が入り込んで、リング部28内周が係合部43に押圧されて、リング部28が押し広げられ、それと共に、突出片36の先端部38が押圧部47に当接する(図4参照)。
上記状態で更に雌管部41内に雄管部21が挿入されると、突出片36の先端部38が押圧部47に押圧されて、回動片32が雌部材40の外周に向けて回動し始める。更に雄管部21を押し込んで、雄管部21が雌管部41内に完全に挿入されると、係合部43が係合爪部30を乗り越えて、係合部43の係合壁部43bが係合爪部30の係合段部30bに係合して、雄部材20と雌部材40とが抜け止めされた状態で接合される。
このとき、突出片36の先端部38が、雌部材40の押圧部47に更に強く押されて、回動片32が雌部材40の外周側に大きく回動して、回動片32先端の嵌合部34をなす一対の嵌合片35,35の内側に、突条の回動規制部45が入り込んで嵌合し、それと共に突出片36の基部37が押圧部47に当接して、嵌合部34と回動規制部45との嵌合状態が維持されて、雄部材20と雌部材40とが回動規制された状態でしっかりと接続することができる。その結果、雄部材20及び雌部材40に接続される一対の管部どうしを、回動させることなく確実に接続することができる。また、雄管部21外周に装着されたシールリング50が雌管部41内周に当接して、雄管部21外周と雌管部41内周との隙間が気密的にシールされる。
以上説明したように、この管継手10においては、雌管部41内に雄管部21を挿入するというワンタッチの挿入操作で、雄部材20と雌部材40とを簡単に接続できると共に、回動規制することができるので、管接続作業を効率よく行うことができる。
また、この管継手10においては、回動片32はリング部28の径方向外方に向かって伸びていて、雄部材20と雌部材40とを接続するときに回動して、回動片32の嵌合部34が回動規制部45に嵌合するという構造を採用したので、雄部材20の雄管部21及び雌部材40の雌管部41の長さを長くとる必要がなく、管継手10の形状を比較的コンパクトに維持できる。
更に、この管継手10においては、上述のような回動規制構造を採用したので、引用文献1のように、雌部材40の先端部に切欠き状の凹溝部を設ける必要がない。そのため、雌管部41内に雄管部21を挿入する際に、雄管部21外周に装着されたシールリング50が損傷することを防止できる。
また、回動片32は、リング部28の半径方向外方に向かって延設されているので、雄部材20全体を軸方向に見たときに、雄部材20の雄管部21やリング部28と重なる部分が少なく、雄部材20を射出成型する際の型構造を比較的簡単にすることができる。その結果、回動片32の形状の自由度を高めることができ、雌部材40外周に対する嵌合力を損なわずに、回動片32を形成することができる。例えば、図3の想像線S1のように、回動片32をリング部28の周方向に沿って幅広にしたり、或いは、図2の想像線S2のように、雄管部21の軸心に直交する方向Aに対する回動片32の角度θを変更したり、同図2の想像線S3のように、回動片32先端の嵌合部34を高く突設したり、必要に応じて回動片32の形状を適宜決定でき、その結果、回動規制部45に対する嵌合部34の嵌合力を保持でき、一対の管部どうしの回動規制を確実に図ることが可能となる。
また、回動片32はリング部28の半径方向外方に向かって伸びているので、雌管部41内に雄管部21を挿入する際の障害とならず、雌管部41に雄管部21をスムーズに挿入することができる。
更に、この実施形態においては、回動片32に設けた突出片36は、回動片32の基部側の側面からほぼ垂直方向に突出した基部37と、この基部37の先端側からリング部28の内径方向に屈曲した先端部38とを有しているので、突出片36の先端が雌部材40の押圧部47に当接しやすくなり、雄管部21と雌管部41との差込ストロークが比較的短くても、回動片32を確実に回動させることができ、管継手10のコンパクト化を図ることができる。
また、雄部材20と雌部材40との接続状態では、突出片36の基部37が押圧部47に当接するので、回動片32の嵌合部34を回動規制部45にしっかりと当接させて、雄部材20に対する雌部材40の回動規制状態を強固に保持することができる。
なお、メンテナンス等の理由により、一対の管部どうしを外したい場合には、まず、リング部28外周の把持部28a,28aを互いに近接するように押し付ける。すると、雄管部21外周と係合爪部30内周との隙間が広がるように、リング部28が弾性変形して、環状の係合部43と一対の係合爪部30,30との係合が解除される。この状態で雌管部41内から雄管部21を引き抜くと、突出片36の基部37が押圧部47から離れて、回動片32が元の位置に弾性復帰すると共に、雄部材20と雌部材40との接続を解除することができる。
本発明の回転防止機能付き管継手の一実施形態を示す分解斜視図である。 同回転防止機能付き管継手の断面図である。 同回転防止機能付き管継手を構成する雄部材の側面図である。 同回転防止機能付き管継手の使用状態を示しており、雌部材に雄部材を所定深さ挿入した状態の断面図である。 同回転防止機能付き管継手の使用状態を示しており、雌部材に雄部材を完全に挿入した状態の断面図である。
符号の説明
10 回転防止機能付き管継手(管継手)
20 雄部材
21 雄管部
27 支持片
28 リング部
30 係合爪部
32 回動片
34 嵌合部
36 突出片
37 基部
38 先端部
40 雌部材
41 雌管部
43 係合部
45 回動規制部
47 押圧部
C 間隙

Claims (2)

  1. 一対の管部を接続する雄部材と雌部材とからなる管継手において、
    前記雄部材は、前記雌部材に挿入される雄管部と、この雄管部の外周に支持片を介して所定間隙を設けて配設されたリング部と、このリング部の内周に形成された係合爪部と、前記リング部の前記雌部材受け入れ側の端部から径方向の外方に延出され、その先端に前記雌部材外周に嵌合する嵌合部が設けられた回動片と、該回動片の基部側に突設され、前記雄管部が前記雌部材に挿入されるとき、前記雌部材に当接して前記回動片を回動させる突出片とを有し、
    前記雌部材は、前記雄管部を内周に受け入れて前記雄管部と前記リング部との間隙に挿入される雌管部と、該雌管部外周に突設され、前記リング部内周の係合爪部に係合する係合部と、前記突出片を押して前記回動片を回動させる押圧部と、前記回動片が回動したとき、前記回動片の嵌合部と嵌合して一対の管部どうしの回動を規制する回動規制部とを有していることを特徴とする回転防止機能付き管継手。
  2. 前記回動片に設けられた突出片は、前記回動片の基部側の側面からほぼ垂直方向に突出した基部と、この基部の先端側から前記リング部の内径方向に屈曲した先端部とを有しており、前記雄管部が前記雌部材に挿入されるとき、前記雌部材の押圧部に前記先端部が先に当接し、その後に前記基部が当接するように構成されている請求項1記載の回転防止機能付き管継手。
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CN107407451A (zh) * 2015-03-03 2017-11-28 亨恩有限及两合股份公司 用于连接管路的插塞连接器组件

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