JP2009141484A - 画像処理装置、情報処理装置、それらの制御方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置、それらの制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像処理装置と情報処理装置を接続し、画像処理装置を操作して情報処理装置に画像データを表示するシステムにおいて、画像処理装置の姿勢を情報処理装置側の表示にも反映させたい。
【解決手段】 画像処理装置は、自機に表示されている画像データを特定するための情報を情報処理装置に送信し、画像処理装置の表示と情報処理装置の表示を同期させる。さらに、自機の姿勢に基づき、情報処理装置に表示されている画像データの向きを制御するための情報を送信することで、情報処理装置側の画像データを適切な向きで表示することが可能となる。
【選択図】 図19

Description

本発明は、コンピュータ等の情報処理装置にデジタルカメラなどの画像処理装置を接続し、画像処理装置を操作することで情報処理装置の表示を制御する技術に関する。
一般的にデジタルカメラなどの撮像装置で撮影した画像データは、撮像装置に装着されているSDカード等の記憶媒体に画像ファイルとして記憶される。そして、記憶された画像データはパーソナルコンピュータ等(以下「PC」)に取り込むことが可能である。取込みを行うために、ユーザはケーブルなどを用いて撮像装置をPCと接続する。そしてコンピュータ側のアプリケーションを起動し、PCを操作することで撮像装置に画像ファイルを転送させることができる。
また現在では、撮像装置とPCの間の通信をPTP(Picture Transfer Protocol)で行うことで、通信に関する処理を撮像装置の操作に基づいて行う技術も知られている(例えば、特許文献1)。
このような技術を用いることにより、例えば、撮像装置の表示部に画像データを表示させることに応じて、同じ画像データをPCの表示部に表示させることで、撮像装置側とPC側の表示を同期させることも可能である。
ここで、撮像装置の機能として、撮影時の撮像装置の姿勢情報を撮影で得られた画像ファイルに付加することができる。例えば、撮像装置を縦位置(撮像装置の長辺が鉛直方向)に構えて撮影したか否かの情報を付加することができる(例えば、特許文献2参照)。そして、撮影した画像データを後から正位置(撮像装置の長辺が水平方向)にて表示する場合に、撮像装置は姿勢情報に基づき、縦位置で撮影された画像データを回転して表示する。この処理により、撮影時の被写体の上下関係が正しく表示される。
また、撮像装置で撮影された画像をPCに表示するシステムにおいて、撮像装置側の姿勢情報をPC側の表示に反映させる技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−085377号公報 特開2005−143126号公報 特開平11−205724号公報
現在の撮像装置の中には、画像データの表示方向を示す属性情報を画像データに付加できるものが存在する。すると、属性情報が付加されたものと付加されていないものの両方が撮像装置やPCに表示される可能性がある。しかしながら、上述の特許文献2、3は、もっぱら撮像装置の姿勢に基づいて画像データの表示方向を決定しているにすぎず、画像データに付与された属性については何ら考慮されていない。したがって、必ずしもユーザにとって適切な向きに画像が表示されるとは限らない。
そこで、上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像データを表示する表示手段と、前記表示手段に表示されている画像データの識別情報を外部装置に送信し、前記外部装置に同じ画像データを表示させる第1の送信手段と、前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されているか否かを判断する判断手段と、自機の姿勢を検知する検知手段と、前記判断手段により、前記表示手段に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていないと判断された場合、前記検知手段により判断された自機の姿勢に基づき、前記外部装置に表示される画像データの向きを決定する決定手段とを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置は、外部装置から、前記外部装置に表示されている画像データの識別情報を受信する第1の受信手段と、前記受信手段により受信された画像データの情報に基づき、前記外部装置に表示された画像データと同じ画像データを表示部に表示する表示制御手段と、前記外部装置の姿勢または前記画像データの属性情報に基づき送信された、画像データの向きを示す信号を前記外部装置から受信する第2の受信手段とを有し、前記表示制御手段は、前記第2の受信手段により受信された信号の示す向きにしたがって前記画像データを表示することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の制御方法は、画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に表示されている画像データの識別情報を外部装置に送信し、前記外部装置に同じ画像データを表示させる第1の送信ステップと、前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されているか否かを判断する判断ステップと、自機の姿勢を検知する検知ステップと、前記判断ステップで、前記表示部に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていないと判断された場合、前記検知ステップで判断された自機の姿勢に基づき、前記外部装置に表示される画像データの向きを決定する決定ステップとを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、外部装置から、前記外部装置に表示されている画像データの識別情報を受信する第1の受信ステップと、前記受信ステップで受信された画像データの情報に基づき、前記外部装置に表示された画像データと同じ画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記外部装置の姿勢または前記画像データの属性情報に基づき送信された、画像データの向きを示す信号を前記外部装置から受信する第2の受信ステップとを有し、前記表示ステップでは、前記第2の受信ステップにより受信された信号の示す向きにしたがって前記画像データを表示することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置を操作して情報処理装置に画像データを表示させる場合に、画像データの属性情報や画像処理装置側の姿勢情報に基づき、情報処理装置に表示される画像データの表示方向が決定される。したがって、情報処理装置に表示されている画像データを閲覧するユーザも、適切な向きの画像データを閲覧することが可能となる。
<第1の実施形態>
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下に説明する実施形態では、画像処理装置の一例として、静止画像データと動画像データとの撮影が可能な撮像装置である撮像装置に適用した場合を例にして説明する。
<撮像装置の構成について>
図1は実施形態による撮像装置の外観図である。図1において、28は表示部であり、画像データや各種情報を表示する。72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。61はシャッターボタンである。60はモード切替スイッチであり、撮像装置100における各種モードを切り替える。より具体的には、静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のモードの切り替えが可能である。111は接続ケーブルであり、撮像装置100と外部機器を接続する。本実施例においては、外部機器としてストレージデバイスを有するコンピュータを想定している。112はコネクタであり、接続ケーブル111と撮像装置100とを接続する。
70は操作部であり、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部70は図示の各種ボタンや、画像表示部28の画面上に設けられたタッチパネル等の操作部材を有する。操作部70の各種ボタンとは、具体的に例示すると、消去ボタン、メニューボタン、SETボタン、十字に配置された4方向ボタン(上ボタン、下ボタン、右ボタン、左ボタン)、ホイール73等である。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。201は記録媒体スロットであり、記録媒体200を格納する。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、撮像装置100との通信が可能となる。202は記録媒体スロット201の蓋である。
図2は、本実施形態による撮像装置100の構成例を示すブロック図である。図2において、103は撮影レンズ、101は絞り機能を備えるシャッター、22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部である。23はA/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合や、音声制御部11から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合に用いられる。102はバリアであり、撮像装置100の、レンズ103を含む撮像部を覆うことにより、レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
12はタイミング発生部であり、撮像部22、音声制御部11、A/D変換器23、D/A変換器13にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部12は、メモリ制御部15及びシステム制御部50により制御される。24は画像処理部であり、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、画像表示部28に表示するための画像データを格納する。尚、メモリ32は、マイク10において録音された音声データ、静止画像、動画像および画像ファイルを構成する場合のファイルヘッダを格納するのにも用いられる。従って、メモリ32は、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データおよび音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
圧縮/伸張部16は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮、伸張する。圧縮/伸張部16は、シャッター101をトリガにしてメモリ32に格納された撮影画像データを読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えたデータをメモリ32に書き込む。また、記録媒体200の記録部19などからメモリ32に読み込まれた圧縮画像データに対して伸張処理を行い、処理を終えたデータをメモリ32に書き込む。圧縮/伸張部16によりメモリ32に書き込まれた画像データは、システム制御部50のファイル部においてファイル化され、インターフェース18を介して記録媒体200に記録される。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。13はD/A変換器であり、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して画像表示部28に供給する。28は画像表示部であり、LCD等の表示器上に、A/D変換器23からのアナログ信号に応じた表示を行う。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して画像表示部28により表示される。
10はマイクである。マイク10から出力された音声信号は、アンプ等で構成される音声制御部11を介してA/D変換器23に供給され、A/D変換器23においてデジタル信号に変換された後、メモリ制御部15によってメモリ32に格納される。一方、記録媒体200に記録されている音声データは、メモリ32に読み込まれた後、D/A変換器13によりアナログ信号に変換される。音声制御部11は、このアナログ信号によりスピーカ39を駆動し、音声出力する。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
50はシステム制御部であり、撮像装置100全体を制御する。システム制御部50は、上述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替えることができる。第1シャッタースイッチ62は、撮像装置100に設けられたシャッターボタン61の操作途中(半押し)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了(全押し)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、画像表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種設定が可能なメニュー画面が画像表示部28に表示される。利用者は、画像表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替える。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
30は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。33及び34はコネクタであり、電源部30と電源制御部80とを接続する。
40はRTC(Real Time Clock)であり、日付及び時刻を計時する。RTC40は、電源制御部80とは別に内部に電源部を保持しており、電源部30が落ちた状態であっても、計時状態を続ける。システム制御部50は起動時にRTC40より取得した日時を用いてシステムタイマを設定し、タイマ制御を実行する。
18はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。35は記録媒体200とインターフェース18との接続のためのコネクタである。98は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ35に記録媒体200が装着されているか否かを検知する。
106は、姿勢検知部であり、撮像素子14の姿勢を検出する。姿勢には第1の向きとして例えば「横位置」が、第2の向きとして例えば「縦位置」とがある。本実施形態では、撮像素子14の長辺が水平方向となす角度が短辺が水平方向となす角度より小さい場合を横位置、撮像素子14の長辺が鉛直方向となす角度が短辺が鉛直方向となす角度よりも大きい場合を縦位置とする。なお、一般に撮像素子14の姿勢と撮像装置100の姿勢は対応する場合が多く、この場合に縦位置、横位置は撮像装置100の縦向き、横向きといった姿勢に対応するものでもある。
姿勢検知部106は重力を感知するセンサにより構成されており、自機のどの方向に重力がかかっているかを感知することで、自機の姿勢を検知する。例えば、撮像装置100の長辺方向に重力がかかっていれば、姿勢検知部106は縦位置であると判断し、短辺方向に重力がかかっていれば横位置であると判断する。
姿勢検知部106による姿勢検知を撮影時に行うことにより、撮像装置100は横位置で撮影が行われたのか、縦位置で撮影が行われたのかを検知することができる。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部19、撮像装置100とのインターフェース37、及び、記録媒体200と撮像装置100とを接続するためのコネクタ36を備えている。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信処理を行う。コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、通信部110を介して撮像装置100を他の機器と接続する。
<撮像装置の全体動作について>
まず、撮像装置100がパーソナルコンピュータ(以下「PC」)と接続していない場合の動作について説明する。図3は、本実施形態における撮像装置100の動作を説明するフローチャートである。なお、本フローは、各部から入力された信号または不揮発性メモリ56等に記憶されたプログラムにしたがい、システム制御部50が各部を制御することで実現される。
まず本フローは、ユーザにより電源スイッチ72が操作され、電源がオン状態とされることでスタートする。
ステップS301において、システム制御部50はフラグや制御変数等を初期化する。
ステップS302において、システム制御部50はカメラの姿勢検知に関するフラグ設定S302を行う。以下、ステップS302の姿勢モードフラグ設定について説明する。
図5は図3のステップS302における、撮像装置100の姿勢モードフラグの設定に関する処理を示すフローチャートである。本実施形態における姿勢モードフラグとは、姿勢検知部106による姿勢の検知をオンにするかオフにするかを切り替えるフラグである。
ステップS501において、システム制御部50は、操作部70に含まれる姿勢モードスイッチの設定がONかOFFか判断する。姿勢モードスイッチがONに設定されていると判断した場合は、処理をステップS502に進め、姿勢モードフラグを有効にする。姿勢モードスイッチがOFFに設定されていると判断した場合は、処理をステップS503に進め、姿勢モードフラグを解除する。
なお、システム制御部50は、姿勢モードのフラグが有効か否かの情報を、システムメモリ52に記憶する。
以上がステップS302における処理である。以下、図3のステップS303以降の説明を行う。
次に、ステップS303において、システム制御部50はモード切替スイッチ60が静止画記録モードに設定されているか判断する。静止画記録モードであった場合には処理をステップS304に進め、静止画記録モードの処理を行う。静止画記録モードでなかった場合には処理をステップS305に進める。ステップS305において、システム制御部50は、再生モードの処理を行う。
ステップS304、S305の処理の内容については後述する。これらの処理を行った後、システム制御部50は処理をステップS306に進める。ステップS308において、システム制御部50は電源スイッチ72の設定位置を判断する。電源スイッチ72が電源オンに設定されていれば、ステップS303に処理を戻す。一方、電源スイッチ72が電源オフに設定されていたならば、処理をステップS307に進める。
ステップS307において、システム制御部50は終了処理を行う。終了処理には、例えば以下の処理が含まれる。すなわち、画像表示部28の表示を終了状態に変更し、レンズバリア102を閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源供給が不要な部分への電源を遮断する。ステップS307の終了処理が完了すると、本処理を終了し、電源をOFF状態へ移行する。
<静止画記録モード処理について>
以下、図3のステップS304における静止画記録モードの処理について説明する。図4は、静止画記録モードにおける撮像装置100の処理を示すフローチャートである。なお、図4に示される静止画記録モード処理は、モード切替スイッチ60により他のモードへの切替が行われた場合、電源スイッチ72がOFFにセットされた場合に、割り込み処理等により終了するものとする。
まず、システム制御部50は、静止画記録モードを開始すると、ステップS401において撮影モードを確定する。撮影モードの確定は、
(1)不揮発性メモリ56より前回の静止画記録モード終了時における撮影モードを取得してシステムメモリ52に格納する、あるいは、
(2)ユーザにより操作部70が操作されて撮影モードの設定する旨の指示があった場合に、その指示された撮影モードをシステムメモリ52に格納する、ことでなされる。ここで、撮影モードとは撮影シーンに適したシャッター速度や絞り値、ストロボ発光状態、感度設定等を組み合わせて実現されるモードのことである。
ステップS402において、システム制御部50は、続いて撮像部22により得られた画像データを画像表示部28に表示する(スルー表示)。
ステップS403において、システム制御部50は,電源制御部80を用いて電池等により構成される電源部30の残容量や、記録媒体200の有無や残容量が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断する。問題があるならば、処理をステップS407に進め、画像表示部28を用いて画像データや音声により所定の警告表示を行い、処理をステップS401に戻す。
電源部30や記録媒体200の状態に問題が無いならば、ステップS404において、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1がONであるか否かを判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1がOFFの場合は、処理をステップS404に戻す。一方、第1シャッタースイッチ信号SW1がONの場合は、処理をステップS405に進める。
ステップS405において、システム制御部50は姿勢モードフラグの判定を行う。姿勢モードフラグがONの場合、処理をステップS406に進める。OFFの場合は、処理をステップS408に進める。
ステップS406において、システム制御部50は姿勢検知処理を行い、処理をステップS408に進める。姿勢検知処理については後述する。
ステップS408において、システム制御部50は、測距処理を行ってレンズ103の焦点を被写体に合わせるとともに、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間(シャッタースピード)を決定する。尚、測光処理において、必要であればフラッシュの設定も行われる。
次に、ステップS409、S410では、第1シャッタースイッチ信号SW1と第2シャッタースイッチ信号SW2のON/OFF状態を判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1がONした状態で第2シャッタースイッチ信号SW2がONになると、処理はステップS409からステップS411へ進む。第1シャッタースイッチ信号SW1がOFFになると(第2シャッタースイッチ信号SW2がONせずに、更に第1シャッタースイッチ信号SW1も解除された場合)、処理はステップS410からステップS407へ戻る。また、第1シャッタースイッチ信号SW1がON、第2シャッタースイッチ信号SW2がOFFの間は、ステップS409,S410の処理が繰り返される。
ステップS411において、システム制御部50は、画像表示部28に固定色表示を行う。固定色表示とは、センサが撮像処理を行っている間、代わりの画像データを表示させることをいう。一般には、予め記憶された黒い画像データが用いられる。
そして、ステップS412において、システム制御部50は、露光処理や現像処理を含む撮影処理を実行する。尚、露光処理では、撮像部22、A/D変換器23を経て得られた画像データが、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いはA/D変換器23から直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。また、現像処理では、システム制御部50が、メモリ制御部15そして必要に応じて画像処理部24を用いて、メモリ32に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う。なお、この撮影処理の開始時に、システム制御部50は内部タイマから現在の日時情報を取得し、システムメモリ52に記憶する。この日時情報が画像ファイルに付加される撮影日時の情報となる。
次に、システム制御部50は、ステップS413において、画像表示部28に撮影処理で得られた画像データのレックレビュー表示を行う。レックレビューとは、撮影画像データの確認のために、被写体の撮影後、記録媒体への記録前に、予め決められた時間(レビュー時間)だけ画像データを画像表示部28に表示する処理である。
レックレビュー表示後、ステップS414において、システム制御部50は撮影処理で得られた画像データを画像ファイルとして記録媒体200に対して書き込む記録処理を実行する。記録処理の詳細については後述する。
ステップS414の記録処理が終了すると、ステップS415において、システム制御部5は、第2シャッタースイッチ信号SW2のON/OFF状態を判定する。第2シャッタースイッチ信号SW2がONの場合は、ステップS415の判定を繰り返し、第2シャッタースイッチ信号SW2がOFFになるのを待つ。この間、上記レックレビューの表示を継続させる。即ち、ステップS414の記録処理が終了した際に、第2シャッタースイッチ信号SW2が放されるまで画像表示部28におけるレックレビュー表示を継続させる。このように構成することにより、ユーザは、シャッターボタン61の全押し状態を継続することで、レックレビューを用いた撮影画像データの確認を入念に行うことが可能となる。
ユーザがシャッターボタン61を全押し状態にして撮影を行った後、シャッターボタン61から手を放すなどして全押し状態が解除されると、システム制御部50は処理をステップS416に進める。
ステップS416において、システム制御部50は、予め定められたレビュー時間が経過したか否かを判断し、レビュー時間が経過していれば処理をステップS417に進める。
ステップS417において、システム制御部50は、画像表示部28の表示状態をレックレビュー表示からスルー表示状態に戻す。この処理により、レックレビュー表示によって撮影画像データを確認した後、画像表示部28の表示状態は次の撮影のために撮像部22からの画像データを逐次表示するスルー表示状態に自動的に切り替わることになる。
そして、ステップS418において、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1のON/OFFを判定し、第1シャッタースイッチ信号SW1がONの場合はステップS409へ、OFFの場合はステップS407へ処理を戻す。即ち、シャッターボタン61の半押し状態が継続している(第1シャッタースイッチ信号SW1がON)場合は、システム制御部50は次の撮影に備える(ステップS409)。一方、シャッターボタン61が放された状態(第1シャッタースイッチ信号SW1がOFF)であったならば、システム制御部50は、一連の撮影動作を終えて撮影待機状態に戻る(ステップS407)。
<姿勢検知処理について>
次に、静止画記録モードにおける姿勢検知処理について説明する。この処理は、図4のステップS406に対応する処理である。図6に、姿勢検知処理における撮像装置100の処理フローを示す。
まず、ステップS601において、システム制御部50は、姿勢検知部106により、撮像装置100の姿勢(具体的には撮像素子14の姿勢)を検知する。
ステップS602において、システム制御部50は、ステップS1801でのカメラ姿勢検知処理の結果が横位置か縦位置かを判断する。縦位置であった場合には処理をステップS603に進め、姿勢フラグを縦位置を示す「V」に設定する。横位置であった場合には処理をステップS604に進め、姿勢フラグを横位置を示す「H」に設定する。これらのフラグの値はシステムメモリ52または不揮発性メモリ56に記憶される。
<記録処理について>
次に、静止画記録モードにおける記録処理について説明する。この処理は図4のステップS414における処理に対応する。図7は、本実施形態の記録処理における撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
まずステップS701において、システム制御部50は所定のルールにしたがい、記録対象の画像データ、つまりステップS412よる撮影処理で得られた画像データのファイル名を生成する。
ステップS702において、システム制御部50は、システムメモリ52に記憶した日時情報を取得する。
ステップS703において、システム制御部50は、記録対象の画像データのデータサイズを取得する。
ステップS704において、システム制御部50は記録媒体200にアクセスし、記録対象の画像データから生成する画像ファイルを記憶すべきディレクトリが記録媒体200に存在するか否かを判定する。ディレクトリが存在しない場合は、処理をステップS705に進める。ディレクトリが存在する場合はステップS705の処理をスキップし、処理をステップS706に進める。
ステップS705において、システム制御部50は、画像ファイルを記憶するためのディレクトリを生成し、処理をステップS706に進める。
ステップS706において、システム制御部50は、記憶対象の画像データに対し、撮影日時や撮影時条件等から構成されるファイルヘッダを生成する。ヘッダの生成処理については後述する。
ステップS707において、システム制御部50は、ステップS701で取得したファイル名及びステップS703で取得した日時情報からディレクトリエントリを生成する。また、画像ファイルを記録媒体200に記録し、記録処理を終了する。
<ヘッダ生成処理について>
ここで、静止画記録モードにおけるヘッダ生成処理について説明する。この処理は図7のステップS706の処理に対応する。図8は、本実施形態のヘッダ生成処理における、撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
まずステップS801において、システム制御部50は、システムメモリ52を参照し、図5を用いて前述した姿勢モードフラグがオンか否かを判定する。姿勢モードフラグがオンであると判断した場合は処理をステップS802に進める。姿勢モードフラグがオンでない、つまりオフであると判断した場合は処理をステップS803に進める。
ステップS802において、システム制御部50は、ステップS406の姿勢検知処理でシステムメモリ52に記憶された姿勢フラグの値を読み出す。そして、読み出した姿勢フラグの値が横位置である場合には、回転属性が水平方向である旨をヘッダに書き込む。また、書き込む読み出した姿勢フラグの値が縦位置である場合には、回転属性が垂直方向である旨をヘッダに書き込む。回転属性の書込みを完了すると、処理をステップS803に進める。
ステップS803において、システム制御部50は、日時情報等の設定値を用いてヘッダ情報を作成し、本処理を完了する。
ここで、記録処理において記録媒体200に記録する静止画像ファイルのデータの構造例を図9に示す。ヘッダ情報には、各種属性情報が書き込まれる。
画像ファイル901は先頭に画像ファイルの開始を示すマーカ(SOI)902を有し、その後にヘッダ部に相当するアプリケーションマーカ(APP1)903を有する。アプリケーションマーカ(APP1)903内には、
・サイズ(APP1 Length)904、
・アプリケーションマーカの識別コード(APP1 Identifier Code)905、
・画像データの作成日時(Date Time)906、
・画像データが生成された日時(Date Time Original)907、
・画像データの回転情報(Orientation)908、
・その他の撮影情報909、
・サムネイル画像(Thumbnail Data)910から構成される。
これらのヘッダ情報のうち、ステップS802で説明した回転属性は、回転情報908のフィールドに書き込まれる。属性情報として回転属性が書き込まれることにより、画像データが表示される方向を示す属性情報が付加されることとなる。
また画像ファイル901に記録される画像データは、量子化テーブル(DQT)911、ハフマンテーブル(DHT)912、フレーム開始マーカ(SOF)913、スキャン開始マーカ(SOS)914、そして圧縮データ915から構成される。そして、画像ファイルデータの最後を示すマーカ(EOI)916で終端される。
ここまで、図3のステップS304における静止画記録モードにおける処理について説明した。次に、再生モードの処理について説明する。
<再生モード処理について>
以下、再生モードにおける処理について説明する。この処理は、図3のステップS306における処理に対応する。図10は、再生モードにおける撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS1001において、システム制御部50は、記録媒体200にアクセスし、最新画像ファイルの情報を取得する。本実施形態における最新画像ファイルとは、記録媒体200に記憶された画像ファイルのうち、最も新しく記憶された画像ファイルをいう。
ステップS1002において、システム制御部50は、ステップS1001で取得した最新画像ファイルの情報を元に、記録媒体200から最新画像データを読み込む。
ステップS1003において、システム制御部50は読み込んだ画像データを表示する。このステップにおける画像表示処理については後述する。
ステップS1004において、システム制御部50は、撮像装置100をユーザ操作などの入力待ち状態に移行させる。
<画像表示処理>
ここで、再生モードにおける画像表示処理について説明する。この処理は図10のステップS1003に相当する。図11は画像表示処理における撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
まずステップS1101において、システム制御部50は姿勢検知処理を行う。これは図4のステップS406における処理と同様である。
S1102において、システム制御部50はファイルヘッダより回転属性908を取得する。
そして、ステップS1003において、回転属性の有無を判断する。ステップS1103の判定において回転属性が付加されていた場合、すなわち水平方向または垂直方向を示す値が書き込まれていた場合には、処理をステップS1104に進める。
ステップS1104において、システム制御部50は、回転属性の種類を判断する。回転属性が水平方向であると判断した場合、処理をステップS1105に進める。垂直方向であると判断した場合は処理をステップS1107に進める。
まず、回転属性が水平方向の場合について説明する。ステップS1105において、システム制御部50は、ステップS1101で検知した撮像装置の姿勢が縦位置か横位置かを判断する。横位置であれば処理をステップS1106に進め、画像データを横位置に表示する処理を行う。縦位置であれば処理をステップS1108に進め、画像データを回転して表示する処理を行う。
回転属性が垂直方向の場合は、ステップS1107においてシステム制御部50は、ステップS1101で検知した撮像装置の姿勢フラグが「H」か「V」かを判断する。「H」であれば処理をステップS1108に進め、画像データを回転して縦位置に表示する処理を行う。「V」であれば処理をステップS1106に進め、横位置に画像データを表示する処理を行う。
画像データの表示の一例を図12及び図13に示す。まず、画像データに付加された回転属性が水平方向の場合について図12を用いて説明する。図12(a)は撮像により得られた画像データである。
図12(b)は、撮像装置100の姿勢が横位置である場合の表示を示す。この場合には、システム制御部50は画像データをメモリ32のアドレス方向に画像データが展開した表示となり、画像表示部28の表示領域いっぱいに画像データが表示される。これが、第1の向きでの表示形態の一例である横位置表示である。
図12(c)は、撮像装置100の姿勢が縦位置である場合の表示を示す。この場合には、システム制御部50は画像データをメモリ32のアドレス方向と垂直に画像データが展開される。したがって、画像データは90度回転して表示される。なお、このような回転表示を行う場合には空白の領域が生じるため、黒などの固定色データを表示する(1201,1202)。これが、第2の向きでの表示形態の一例である縦位置表示である。
次に、回転属性が垂直方向の場合について図13を用いて説明する。図13(a)は撮像により得られた画像データである。
図13(b)は、撮像装置100の姿勢が横位置である場合の表示を示す。この場合には、システム制御部50は画像データをメモリ32のアドレス方向と垂直に画像データが展開される。したがって、画像データは縦位置で表示される。
図13(c)は、撮像装置100の姿勢が縦位置である場合の表示を示す。この場合には、システム制御部50は画像データをメモリ32のアドレス方向に画像データを展開し、横位置表示を行う。
なお、ステップS1103において、回転属性が存在しない、すなわち回転情報のフィールド908に何も書き込まれていないと判断した場合には、システム制御部50は処理をステップS1106に進める。
ここで、回転属性が存在しない場合について説明する。撮像装置の中には、撮影時に回転属性を付加しない撮像装置も存在する。そして、回転属性を付加されていない画像ファイルが記憶された記憶媒体が、撮像装置100に装着される場合がある。このような場合には、付加に記憶された画像ファイルの中に、回転属性のない画像ファイルが存在することになる。このような場合、システム制御部50は回転属性に基づいて画像データの表示方向を判断することができない。そこで本実施形態におけるシステム制御部50は、回転属性が存在しない画像データの場合は処理をステップS1106に進め、一律に横位置表示する。
このように、本実施形態におけるシステム制御部50は、画像ファイルの回転属性と撮像装置100の姿勢に合わせた表示を行う。なお、本フローは初めて画像データを表示する場合だけでなく、画像データの表示中に姿勢検知部106が撮像装置100の姿勢の変化を検知した場合にも行われる。つまり、ユーザが撮像装置100の向きを変化させると、表示中の画像データの縦位置表示、横位置表示切り替わる。
<通信システム構成について>
ここまで、撮像装置100で画像データを撮影し表示する処理について説明した。次に、撮像装置100とPCが接続した場合について説明する。
図14は、本実施形態における情報処理装置の一種であるPCの構成を示すブロック図である。
図14において、1401は表示部であり、その表示画面には、例えば編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
1402はVRAMであり、表示部1401の表示画面に表示するための画像が描画される。このVRAM1402に生成された画像データは、表示部1401に送信され、これにより表示部1401に画像データが表示される。
1403はビットムーブユニット(BMU)であり、例えば、メモリ間(例えば、VRAM1402と他のメモリ)のデータ送信や、メモリと各I/Oデバイスとの間のデータ送信を制御する。
1404はキーボードやポインティングデバイスなどのユーザ操作を受け付けるための操作部である。
1405は画像入力インターフェイス(以下「画像入力I/F」)であり、デジタルスチルカメラやデジタルビデオ、スキャナなどからの画像データの入力を制御する。撮像装置100からの画像データの入力もこのインタフェースを介して行う。
1406はCPUである。CPU1406はROM1407、HDD1409又はフレキシブルディスクに格納された制御プログラムに基づき、CPU1406に接続された各デバイスを制御する。
1407はROMであり、各種の制御プログラムやデータを保持する。
1408はRAMであり、CPU1406のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。
1409はハードディスク(以下「HDD」)である。HDD1409は、PC内で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。
1410はフレキシブルディスクドライブ(FDD)である。FDD2010はフレキシブルディスクやCompact Disk(CD)、Digital Versatile Disk(DVD)等の光ディスクメディアなどへのアクセスを制御する。また、ICカードやメモリカード等のカード型メディアのような外部記憶装置に対するアクセスを制御する。
1411はネットワークインタフェース(以下「ネットワークI/F」)であり、他の外部装置とインターネットを介して通信することができる。
1412はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU1406に対する制御プログラムの提供は、ROM2007、HDD1409、FDD1410から行うこともできるし、ネットワークインタフェース1411を介してインターネット経由で他の情報処理装置等から行うこともできる。
図15は、PC1501と撮像装置100において、通信インターフェース1505によって接続が行われるときに、主要となるモジュール構成を示す図である。
1502はPC1501上で動作するアプリケーションであり、事前にOS(オペレーティングシステム)1503により制御できるよう登録されている。アプリケーション1502は、OS1503が撮像装置100との接続を検知したことに応じて起動されるものでもよいし、ユーザの操作に応じて起動されるものでもよい。なお、本実施形態におけるPC1501は、OS1503が撮像装置100との接続を検知したことに応じてアプリケーションを起動し、撮像装置100の付加に記憶されている画像データを受信する処理を行う。
1504は、PTPのイニシエータドライバである。このドライバはOS1503にインストールされており、OSの要求によってロードされる。
通信インターフェース1505は、PTP通信可能な通信インターフェースであり、PTP通信が可能であるならば、有線、無線を問わず、また脱着可能、不可能を問わない。例えば、USBケーブルなどを用いてもよいし、無線LANなどによる通信を行ってもよい。
<通信モードにおける画像データの送信>
通信モードにおける画像データの送信について説明する。図16に、撮像装置100とPC1501が行う処理のフローチャートを示す。フローチャートの点線から左側が撮像装置100の処理を示し、点線から右側がPC1501の処理を示す。
まず、ステップS1601において、CPU1406は画像入力I/F1405の状態に基づき、撮像装置との接続を検知したか否かを判断する。接続を検知したと判断した場合には処理をステップS1602に進める。検知していないと判断した場合には処理を繰り返す。
ステップS1602において、PC1501は撮像装置100に対して、撮像装置100の記録媒体200に記録された画像データのリストを要求する。
ステップS1603において、システム制御部50はPC1501からの要求に応じてリストを作成し、送信する。このリストには、記録媒体200に記録された画像データなどのオブジェクトハンドルが記述されている。
ステップS1604において、CPU1406は撮像装置100からリストを受信する。
ステップS1605において、CPU1406は撮像装置100から受信したリストに従い、画像データを指定して取得要求を撮像装置100に送信する。なお、この処理に先立って画像データのサムネイルを取得してもよい。また、リストが示す画像データもしくはサムネイルを一括して取得する要求を行ってもよい。
ステップS1606において、システム制御部50はPC1501から要求された画像データを送信する。
ステップS1607において、CPU1406は撮像装置100から送信された画像データを受信し、HDD1409に記録して処理を終了する。これらの処理を所望の画像データの分だけ繰り返す。
ステップS1608において、CPU1406はリストに示すすべての画像データを撮像装置100から受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合には処理を終了する。受信していないと判断した場合には処理をステップS1605に戻し、受信していない画像データの取得要求を送信する。
以上が、撮像装置100からPC1501へと画像データを送信する処理である。これで、撮像装置100とPC1501は同じ画像データを保持した状態となる。次に、撮像装置100とPC1501が接続した状態での、画像データの再生処理について述べる。
<同期再生モードにおける動作について>
撮像装置100とPC1501が接続が確立すると、撮像装置100、PC1501はともに同期再生モードに移行する。
まず、同期再生モードにおける撮像装置100の動作について説明する。図17は、同期再生モードにおける撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1701において、システム制御部50は画像表示部28に画像データを表示する。ここで表示される画像データは予め定められた画像データであり、例えば最も最近に撮影された画像データとしてもよいし、撮像装置100と接続する直前に既に表示していた画像データとしてもよい。なお、画像データが縦位置で表示されるか横位置で表示されるかは、図11のフローチャートに従い決定される。
まず第1の送信処理として、ステップS1702において、システム制御部50はステップS1701で表示した画像データを特定する情報をPC1501に送信する。ここで送信する情報は、例えば表示中の画像データのファイル名やオブジェクトハンドルなど、PC1501が、撮像装置100で表示中の画像データを特定するための識別情報であればよい。このステップでの処理により、PC1501は撮像装置100と表示を同期させることができる。
ステップS1703において、システム制御部50は、表示中の画像データに回転属性が付加されているか否か判断する。付加されている場合には処理をステップS1704に進める。付加されていない場合には処理をステップS1706に進める。
まず、回転属性が付加されていると判断された場合について説明する。ステップS1705において、システム制御部50は表示中の画像データの回転属性を参照し、回転情報が水平方向か垂直方向かを判断する。水平方向である場合には処理をステップS1705に進める。垂直方向である場合には処理をステップS1707に進める。このステップでの判断結果に基づいて、ステップS1705またはステップS1707における第2の送信処理で送信される信号が決定される。
ステップS1705において、システム制御部50は、PC1501に対して横位置表示要求を送信する。この横位置表示要求は、PC1501の表示部1401に表示された画像データを横位置で表示させるための指示を含む。この処理により、PC1501側でも回転属性を反映した表示を行うことができる。
ステップS1706において、つまり、システム制御部50は自身の姿勢に応じて、PC1501の表示部1401に表示された画像データを回転させる指示を送信する。
ステップS1707において、システム制御部50は、PC1501に対して縦位置表示要求を送信する。この縦位置表示要求は、PC1501の表示部1401に表示された画像データを縦位置で表示させるための指示を含む信号である。この処理により、PC1501側でも回転属性を反映した表示を行うことができる。
本実施形態ではステップS1704において撮像装置100が回転属性を判断し、PC1501の表示を制御する要求を送信したが、PC1501が画像データに付加された回転属性を参照し、撮像装置100と同様の表示制御を行ってもよい。
次に、ステップS1703において回転属性が付加されていないと判断された場合について説明する。ステップS1706において、撮像装置100の姿勢を検知し、姿勢フラグが「H」か「V」かを判断する。姿勢検知処理は図6のフローチャートにしたがって実行される。姿勢フラグが「H」であると判断した場合には処理をステップS1705に進め、横位置表示要求を送信する。「V」であると判断した場合には処理をステップS1707に進め、縦位置表示要求を送信する。つまり、ステップS1706、S1705、S1707の処理において、システム制御部50は、撮像装置100の姿勢に応じて、PC1501の表示を制御するための指示を送信する。
本実施形態におけるPC1501は、回転属性の付加されていない画像データに対して回転属性を付加することができる。この回転属性を付加する指示は、ユーザが撮像装置100を操作することにより行うことが可能である。
ステップS1708において、ユーザ操作により、システム制御部50は回転属性の付加を指示されたか否かを判断する。指示されたと判断した場合には処理をステップS1709に進める。指示されていないと判断した場合には処理をステップS1710に進める。
第3の送信処理として、ステップS1709において、システム制御部50は回転情報付加要求をPC1501に送信する。回転情報付加要求は、PC1501の表示部1401に表示中の画像データに回転属性を付加するよう、PC1501に要求する信号である。
ステップS1710において、システム制御部50は、表示する画像データの切り替えがユーザ操作により指示されたか否かを判断する。切り替えられたと判断した場合には処理をステップS1701に戻し、切り替え後の画像データを表示し、その画像データを特定する情報をPC1501に送信する。切り替えられていないと判断した場合には処理をステップS1703に戻す。
また、同期再生モードの間にユーザが撮像装置100を動かし、撮像装置100の姿勢が変化した場合は、ステップS1703から処理を開始する。そして、回転属性または撮像装置100の姿勢に基づき、横位置表示要求または縦位置表示用旧を再送信する。
以上が、同期再生モードにおける撮像装置100の動作である。
次に、同期再生モードにおけるPC1501の動作について説明する。図18は、同期再生モードにおけるPC1501の処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1801において、CPU1406は、第1の受信処理として撮像装置100で表示されている画像データを特定する情報を撮像装置100から受信したか否かを判断する。画像データを特定する情報は、図17のステップS1702で撮像装置100から送信される。受信したと判断した場合には処理をステップS1802に進める。受信していないと判断した場合は処理を繰り返す。
ステップS1802において、CPU1406はステップS1801で受信した情報から画像データを特定してHDD1409から読み出す。そして、表示部1401に表示する。この処理により、撮像装置100に表示される画像データとPC1501に表示される画像データとが同じものとなり、画像データの同期表示が実現する。
ステップS1803において、CPU1406は、第2の受信処理として縦位置表示要求または横位置表示要求のいずれかの表示要求を撮像装置100から受信したか否かを判断する。これらの表示要求は、図17のステップS1705、S1707で撮像装置100から送信される。横位置表示要求を受信したと判断した場合には処理をステップS1804に進める。縦位置表示要求を受信したと判断した場合には処理をステップS1805に進める。いずれの表示要求も受信していないと判断した場合には処理を終了する。
ステップS1804において、CPU1406は、表示中の画像データが横位置で表示されている場合は画像データを回転し、縦位置で表示する。既に縦位置で表示されている場合はそのまま表示を続ける。
ステップS1805において、CPU1406は、表示中の画像データが縦位置で表示されている場合は画像データを回転し、横位置で表示する。既に縦位置で表示されている場合はそのまま表示を続ける。
図19(a)、(b)に、同期再生モードにおける撮像装置100及びPC1501の表示画面の一例を示す。
図19(a)は、回転属性の付加されていない画像データを、撮像装置100を縦位置にして閲覧する場合の画面である。この場合、回転属性はなし(図17のステップS1703/NO)、姿勢フラグは「V」となる(図17のステップS1706/V)。その結果、PC1501には、縦位置表示要求が送信される。その結果、PC1501には図19(b)に示す画面が表示される。つまり、撮像装置100が縦向きの姿勢(縦位置)となっている場合には、撮像装置100からPC1501に対し、縦位置で画像データを表示するよう指示が送信される。したがって、PC1501側の表示部1401は、画像データを回転させて縦位置で画像データを表示する。上記の処理により、CPU1406が撮像装置100の姿勢に応じて画像データを回転させて表示し、撮像装置100に表示された画像データの向きとPC1501に表示された画像データの向きを揃えることができる。
図18に戻り、ステップS1806以下の処理を説明する。本実施形態におけるPC1501は、回転属性の付加されていない画像データに対して回転属性を付加することができる。ステップS1806以下の処理では、回転属性を付加する処理について説明する。
ステップS1806において、CPU1406は、画像データに回転属性が付加されているか否かを判断する。回転属性が付加されていると判断した場合には処理を終了する。回転属性が付加されていないと判断した場合には処理をステップS1807に進める。
ステップS1807において、CPU1406は、第3の受信処理として回転属性付加要求を撮像装置100から受信したか否かを判断する。回転属性付加要求は、図17のステップS1709で撮像装置100から送信される。回転属性付加要求を受信したと判断した場合は、処理をステップS1808に進める。受信していないと判断した場合には、処理を終了する。
ステップS1808において、CPU1406は、表示中の画像データに回転属性を付加する。表示中の画像データが横位置で表示されている場合は、水平方向の回転属性を付加し、縦位置で表示されている場合は、垂直方向の回転属性を付加する。
ステップS1809において、CPU1406は、回転属性を付加した画像データを複製し、撮像装置100に送信する。送信された画像データを受信したシステム制御部50は、記録媒体200内の対応する画像データを上書きする。この処理により、PC1501のHDD1409に記憶された画像データだけでなく、撮像装置100の記録媒体200に記憶された画像データにも回転属性を付加することが可能となる。なお、PC1501からは画像データを送信せずに、回転属性を付加するよう撮像装置100に対して指示を送信してもよい。
なお、同期再生モードの間に画像データを特定する情報を受信した場合には、ステップS1801から処理を開始する。例えば、図17のステップS1710のように画像データの表示切り替えが行われた場合は、新たに画像データを特定する情報を受信することとなる。その場合、システム制御部50は再度ステップS1801から処理を実行する。
また、同期再生モードの間に縦位置表示要求または横位置表示要求を受信した場合には、ステップS1803から処理を開始する。例えば、本フローの途中に、ユーザが撮像装置100を動かすことにより撮像装置100の姿勢が変化した場合は、新たに縦位置表示要求または横位置表示要求を受信することとなる。その場合、撮像装置100は再度ステップS1803から処理を実行する。
以上が、同期再生モードにおける動作である。以上述べたように、本実施形態におけるシステム制御部50は、撮像装置100の姿勢に応じて縦位置表示要求または横位置表示要求を送信することにより、PC1501側の表示を制御するようにした。
また、本実施形態におけるシステム制御部50は、縦位置表示要求または横位置表示要求のどちらをPC1501に送信するかを、画像データに回転属性が付加されているか否かに応じて決定することとした。このことにより、PC1501側では、回転属性が付加されている画像はその回転属性に応じた向きで画像が表示され、回転属性が付加されていない画像は撮像装置100の姿勢に応じた向きで画像が表示されることとなる。
このことにより、PC1501側に表示される画像データの縦位置、横位置が適切に表示されるようになるため、ユーザは快適にPC1501に表示された画像データを閲覧することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、撮像装置100及びPC1501が画像データを1画面に1枚ずつ表示する場合について述べた。本実施形態では、撮像装置100及びPC1501が1画面に複数枚の画像データを表示する、いわゆるマルチ表示を実行する場合について説明する。
本実施形態は第1の実施形態に共通する部分が多いため、共通部分は説明を省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。なお、第1の実施形態と第2の実施形態は適宜組み合わせることも可能である。
本実施形態における撮像装置100は、表示モードを設定することが可能である。表示モードには1画面に1枚画像データを表示する通常表示モードと1画面に複数枚の画像データを一覧表示するマルチ表示モードがある。表示モードは、ユーザが操作部70を操作して所望のモードを選択することで設定される。図20(a)にマルチ表示モードにおける撮像装置100の表示画面の一例を示す。図20(a)に示すように、撮像装置100の画像表示部28には、1画面に9枚の画像データが表示される。2001は選択状態となっている画像データであり、太枠で強調表示される。
次に、同期再生モードにおいて、マルチ表示モードが設定されている場合について、図17、図18を用いて説明する。ここでは第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
ステップS1701において、システム制御部50はマルチ表示されているすべての画像データについて、画像データを特定するための情報を送信する。つまり、図20(a)の例であれば、9枚分の画像データを特定するための情報を送信する。また、選択状態となっている画像データを特定する情報もPC1501に送信する。
ステップS1802において、CPU1406は、ステップS1801で受信した情報に基づき、表示部1401に画像データをマルチ表示する。PC1501に表示される画面の一例を図20(b)に示す。PC1501は選択状態にある画像データを特定する情報も受信しているため、選択状態にある画像データ2002を太枠で強調表示する。
このように、マルチ表示の場合であっても、撮像装置100側とPC1501側の表示を同期して再生することが可能である。
次に、マルチ表示と縦位置・横位置表示との関連について説明する。本実施形態におけるマルチ表示モードで画像表示部28に表示される画像データは、常に横位置で表示される。これは回転属性や撮像装置100の姿勢に依存しない。一例として、撮像装置100を縦向きにした場合の表示例を図21(a)に示す。例えば2103の画像データに回転属性「水平方向」が付加されていたとしても、本実施形態におけるマルチ表示モードでは横位置で表示されることになる。その理由は以下の通りである。すなわち、マルチ表示モードでは一画面に複数の画像データを表示するため、画像データ1つあたりの表示サイズが小さくなる。そのため、通常表示モードにくらべて一覧性は向上するものの、個々の画像データの視認性は悪くなる。そのようなマルチ表示モードにおいて縦位置表示を行うと、さらに画像データの表示サイズが小さくなり、画像データが見づらくなるおそれがある。また、撮像装置のような携帯型の装置であれば、ユーザは撮像装置を90度回転させれば正しい位置で画像データを閲覧することが可能である。そこで、本実施形態におけるマルチ表示モードでは、回転属性や撮像装置100の姿勢によらず、すべての画像データを横位置で表示することとした。
次に、同期再生モードと縦位置・横位置表示の関連について説明する。図17のステップS1703〜ステップS1709の処理を、選択状態にある画像データについてのみ行う。例えば、図21(a)の例では、画像データ2101が選択状態にあるため、システム制御部50は画像データ2101に関してのみステップS1703〜ステップS1709を実行する。
例えば、画像データ2101に回転属性が付加されていない場合を考える。この場合に撮像装置100が縦向きにされると、システム制御部50はステップS1703、S1706の処理を実行した結果、ステップS1707においてPC1501に縦位置表示要求を送信する。この縦位置表示要求に、選択状態にある画像データを特定するための情報を含む。
CPU1406は、受信した情報に基づき、選択状態にある画像データを特定し、縦位置で表示する。図21(b)に表示画面の一例を示す。図21(a)ように撮像装置100が縦向きにされると、PC1501の表示部1401の画像データ2102は縦位置で表示される。他の画像データは横位置のままである。
ここまで説明したように、本実施形態における撮像装置100は、マルチ表示画面においても、撮像装置100の状態を考慮してPC1501の表示を制御する構成とした。このことにより、マルチ表示画面でもユーザがより快適に画像データを閲覧することが可能となる。
また、本実施形態におけるマルチ表示モードでは、撮像装置100側には常に横位置で表示し、PC1501側では必要に応じて縦位置表示を行うこととした。このことにより、撮像装置側に表示された個々の画像データの視認性を保つことができる。それに対して、PC1501は撮像装置100に比べて大きな表示部1401を有するのが一般的であるため、縦位置表示しても視認性を保つことができる。そこで、PC1501側には縦位置で表示することを可能とし、ユーザはPC1501を特に操作をすることなく快適に画像データを閲覧することが可能となる。
なお、マルチ表示されているすべての画像データに対してステップS1703〜ステップS1709の処理を行ってもよい。しかし、ユーザが着目している画像データを適切に表示するという観点から考えると、選択状態にある画像データに対してのみステップS1703〜ステップS1709の処理を実行する方がより好ましい。
<他の実施形態>
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
第1の実施形態における撮像装置の外観を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における撮像装置の全体的な動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における撮像装置の静止画記録モードにおける一連の処理を示すフローチャートである。 撮像装置の姿勢モードフラグ設定処理を示すフローチャートである。 撮像装置の姿勢検知処理を示すフローチャートである。 撮像装置の記録処理を示すフローチャートである。 撮像装置のヘッダ生成処理を示すフローチャートである。 記録媒体200に記録された静止画ファイルの構成例を示す図である。 撮像装置の再生処理を示すフローチャートである。 撮像装置の画像表示処理を示すフローチャートである。 撮像装置に表示される画面の一例を示す図である。 撮像装置に表示される画面の一例を示す図である。 PCの構成を示すブロック図である。 撮像装置及びPCのシステム構成を示す図である。 撮像装置からPCへの画像データの送信処理を示す図である。 撮像装置の同期再生処理を示すフローチャートである。 PCの同期再生処理を示すフローチャートである。 撮像装置及びPCに表示される画面の一例を示す図である。 撮像装置の画像姿勢対応処理を示すフローチャートである。 撮像装置の画像姿勢対応処理を示すフローチャートである。

Claims (17)

  1. 画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されている画像データの識別情報を外部装置に送信し、前記外部装置に同じ画像データを表示させる第1の送信手段と、
    前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されているか否かを判断する判断手段と、
    自機の姿勢を検知する検知手段と、
    前記判断手段により、前記表示手段に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていないと判断された場合、前記検知手段により判断された自機の姿勢に基づき、前記外部装置に表示される画像データの向きを決定する決定手段とを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段により決定された向きで前記外部装置に画像データを表示させるための信号を、前記外部装置に送信する第2の送信手段をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判断手段により、前記表示手段に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていると判断された場合、前記決定手段は、前記属性情報に基づき前記外部装置に送信する信号を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記外部装置に表示された画像データに前記属性情報を付加させるための信号を、前記外部装置に送信する第3の送信手段をさらに有する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記表示手段に複数の画像の画像データが一覧表示されている場合に、前記複数の画像データから少なくとも1つの画像データを選択する選択手段をさらに有し、
    前記2の送信手段は、前記外部装置に表示される画像データのうち、前記選択手段により選択された画像データの向きを制御するための信号を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の送信手段により信号が送信された後に、前記検知手段により自機の姿勢の変化が検知された場合、前記第2の送信手段は、前記検知手段により検知された自機の姿勢に基づき、信号を再送信することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記外部装置に表示される画像データの向きは、第1の向きと、前記第1の向きを90度回転した方向のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像の際に前記検知手段により検知された自機の姿勢に基づき、前記画像データが表示される方向を示す属性情報を前記撮像された画像データに付加する付加手段をさらに有する請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 外部装置から、前記外部装置に表示されている画像データの識別情報を受信する第1の受信手段と、
    前記受信手段により受信された画像データの情報に基づき、前記外部装置に表示された画像データと同じ画像データを表示部に表示する表示制御手段と、
    前記外部装置の姿勢または前記画像データの属性情報に基づき送信された、画像データの向きを示す信号を前記外部装置から受信する第2の受信手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記第2の受信手段により受信された信号の示す向きにしたがって前記画像データを表示することを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されている場合、前記表示制御手段は前記属性情報に基づいて前記画像データを表示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記外部装置から、前記画像データが表示される方向を示す前記属性情報を前記画像データに付加させるための信号を受信する第3の受信手段と、
    前記第3の受信手段により受信された信号に基づき、前記表示部に表示された画像データに前記属性情報を付加する付加手段とをさらに有する請求項9または10に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の受信手段により複数の画像データに関する情報が受信された場合、前記表示制御手段は前記複数の画像データを一覧表示し、
    前記第2の受信手段により画像データの向きを示す信号が受信された場合、前記表示制御手段は、前記一覧表示した複数の画像データのうち、前記外部装置により選択されている画像データを、前記第2の受信手段により受信した向きにしたがって表示することを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像データの向きは、第1の向きと、前記第1の向きを前記第1の向きを90度回転した方向であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 画像データを表示部に表示する表示ステップと、
    前記表示部に表示されている画像データの識別情報を外部装置に送信し、前記外部装置に同じ画像データを表示させる第1の送信ステップと、
    前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されているか否かを判断する判断ステップと、
    自機の姿勢を検知する検知ステップと、
    前記判断ステップで、前記表示部に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていないと判断された場合、前記検知ステップで判断された自機の姿勢に基づき、前記外部装置に表示される画像データの向きを決定する決定ステップとを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  15. 外部装置から、前記外部装置に表示されている画像データの識別情報を受信する第1の受信ステップと、
    前記受信ステップで受信された画像データの情報に基づき、前記外部装置に表示された画像データと同じ画像データを表示部に表示する表示ステップと、
    前記外部装置の姿勢または前記画像データの属性情報に基づき送信された、画像データの向きを示す信号を前記外部装置から受信する第2の受信ステップとを有し、
    前記表示ステップでは、前記第2の受信ステップにより受信された信号の示す向きにしたがって前記画像データを表示することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  16. コンピュータに、
    画像データを表示部に表示する表示ステップと、
    前記表示部に表示されている画像データの識別情報を外部装置に送信し、前記外部装置に同じ画像データを表示させる第1の送信ステップと、
    前記画像データが表示される方向を示す属性情報が前記画像データに付加されているか否かを判断する判断ステップと、
    自機の姿勢を検知する検知ステップと、
    前記判断ステップで、前記表示部に表示されている画像データに前記属性情報が付加されていないと判断された場合、前記検知ステップで判断された自機の姿勢に基づき、前記外部装置に表示される画像データの向きを決定する決定ステップとを実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
  17. コンピュータに、
    外部装置から、前記外部装置に表示されている画像データの識別情報を受信する第1の受信ステップと、
    前記受信ステップで受信された画像データの情報に基づき、前記外部装置に表示された画像データと同じ画像データを表示部に表示する表示ステップと、
    前記外部装置の姿勢または前記画像データの属性情報に基づき送信された、画像データの向きを示す信号を前記外部装置から受信する第2の受信ステップとを実行させるプログラムであって、
    前記表示ステップでは、前記第2の受信ステップにより受信された信号の示す向きにしたがって前記画像データを表示することを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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