JP2009138597A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置した燃料供給装置において、車両への搭載性向上およびコスト低減を図る。
【解決手段】フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間の燃料をプライミングポンプ9とフィードポンプ5との間に戻すリターン通路14と、リターン通路14を開閉するリターンバルブ100とを設ける。リターンバルブ100は、フィードポンプ5の吐出圧力が第1設定圧に達したときには、スリーブ孔111と第1室112とを連通させ、フィードポンプ5下流側の燃料の一部をフィードポンプ5上流側へ戻す。また、リターンバルブ100は、プライミングポンプ9の吐出圧力が第2設定圧以上になったときには、スリーブ孔111と連通路141とを連通させ、リターン通路14を開く。これにより、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関用の燃料噴射システムに適用される燃料供給装置に関する。
ディーゼルエンジン用の畜圧式燃料噴射システムに適用される燃料供給装置は、畜圧式燃料噴射システムにおいて高圧燃料を蓄えるコモンレールへ高圧燃料を圧送する高圧ポンプ、燃料タンクから高圧ポンプへ燃料を供給するフィードポンプ、燃料を濾過する燃料フィルタ等を備えている。そして、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置することにより、燃料フィルタの前後に大きな差圧を発生させて、濾過材のメッシュサイズ縮小を可能とし、異物補足性を向上させている。
ここで、燃料供給装置をエンジンに組み付けた時や、燃料フィルタの交換時には、エンジンが確実に始動できるようにするために、燃料タンクからフィードポンプまでの燃料配管と燃料フィルタに燃料を充填する必要がある。しかしながら、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置した燃料供給装置では、プライミングポンプで送油する際にフィードポンプが抵抗になってしまい、フィードポンプの下流に配置された燃料フィルタへの燃料充填が困難である。
そこで、本出願人は、特願2006−352241にて新規な燃料供給装置(以下、先願の燃料供給装置という)を提案した。その先願の燃料供給装置では、フィードポンプを迂回して燃料フィルタに連絡するバイパス通路を設け、プライミング時にはバイパス通路を介して燃料フィルタへの燃料充填を行うようにしている。また、プライミング後にそのバイパス通路を燃料が逆流しないようにする逆止弁を備えている。
さらに、先願の燃料供給装置は、フィードポンプ下流側かつ燃料フィルタ上流側の燃料をフィードポンプ上流側へ戻すリターン通路を設け、このリターン通路には、リターン通路を通過してフィードポンプ上流側に戻る燃料流量を調整するリターンバルブを設けている。このように、リターン通路を介してフィードポンプ下流側の燃料をフィードポンプ上流側へ戻すことにより、フィードポンプの吸入圧力損失を低減している。
しかしながら、先願の燃料供給装置では、プライミング時にバイパス通路を介して燃料フィルタへ燃料充填を容易に行うことができるが、バイパス通路や逆止弁が必要となるため、車両への搭載性やコスト面で問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置した燃料供給装置において、車両への搭載性向上およびコスト低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧燃料を蓄えるコモンレール(1)内の高圧燃料を内燃機関の燃焼室内へ噴射するインジェクタ(2)を有する蓄圧式燃料噴射システムに適用され、コモンレール(1)内に高圧燃料を供給する燃料供給装置であって、燃料を加圧してコモンレール(1)へ圧送する高圧ポンプ(6)と、燃料を溜めておく燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて高圧ポンプ(6)へ供給するフィードポンプ(5)と、燃料タンク(4)とフィードポンプ(5)との間に配置されて、燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ(9)と、フィードポンプ(5)と高圧ポンプ(6)との間に配置されて、フィードポンプ(5)から吐出された燃料を濾過する燃料フィルタ(12)と、フィードポンプ(5)と燃料フィルタ(12)との間とプライミングポンプ(9)とフィードポンプ(5)との間を連通させるリターン通路(14)と、フィードポンプ(5)と燃料フィルタ(12)との間の燃料圧力であるフィード燃料圧力が第1設定圧以上になったときにリターン通路(14)を開くとともに、プライミングポンプ(9)にて圧送される燃料の圧力であるプライミング燃料圧力が第2設定圧以上になったときにリターン通路(14)を開くリターンバルブ(100)とを備えることを特徴とする。
このように、プライミング燃料圧力が第2設定圧以上になったときにリターン通路(14)を開く機能をリターンバルブ(100)に持たせることにより、プライミング時にはリターン通路(14)を介して燃料フィルタ(12)への燃料充填を行うことができる。したがって、プライミングのためのバイパス通路や逆止弁が不要となり、車両への搭載性向上およびコスト低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の燃料供給装置において、リターンバルブ(100)は、一端側にフィード燃料圧力を受けて他端側に向かって付勢され、フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときに所定位置に移動してリターン通路(14)を開くとともに、両端がリターン通路(14)に接続される連通路(142、142a)が内部に形成された第1弁体(140)と、プライミング燃料圧力が第2設定圧以上になったときに連通路(142、142a)を開く第2弁体(160)とを備えて構成することができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の燃料供給装置において、リターンバルブ(100)は、第1弁体(140)がリターン通路(14)を閉じる向きに第1弁体(140)を付勢する第1スプリング(171)と、第2弁体(160)が連通路(142、142a)を閉じる向きに第2弁体(160)を付勢する第2スプリング(172)とを備えて構成することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の燃料供給装置において、第2スプリング(172)は、第1弁体(140)と第2弁体(160)とによって挟持されていることを特徴とする。
これによると、第2スプリング(172)のバネ力は第1弁体(140)の作動に影響しないため、第1弁体(140)の開弁圧のばらつきを小さくすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の燃料供給装置において、第2弁体(160)および第2スプリング(172)は連通路(142、142a)に配置され、連通路(142、142a)の途中に弁座面(143)が形成され、第2弁体(160)が弁座面(143)と接離することにより連通路(142、142a)が開閉されることを特徴とする。
これによると、第2弁体(160)および第2スプリング(172)は第1弁体(140)内に収容されるため、リターンバルブ(100)を小型にすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の燃料供給装置において、弁座面(143)は円錐状であり、第2弁体(160)は球状であることを特徴とする。これによると、良好なシール性能を得ることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1に記載の燃料供給装置において、リターンバルブ(100)は、燃料圧力を受けて作動する第1弁体(140)を備え、第1弁体(140)は、一端側にフィード燃料圧力を受けて他端側に向かって付勢され、フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときに第1所定位置に移動してリターン通路(14)を開くとともに、他端側にプライミング燃料圧力を受けて一端側に向かって付勢され、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときに第2所定位置に移動してリターン通路(14)を開くことを特徴とする。
これによると、リターンバルブ(100)が第1弁体(140)と第2弁体(160)とを備える場合よりも、リターンバルブ(100)の構成を簡素にすることができる。
請求項8に記載の発明のように、請求項7に記載の燃料供給装置において、第1弁体(140)は、一端がリターン通路(14)に常時接続されるとともに他端がリターン通路(14)に選択的に接続される連通路(141)が内部に形成され、第2所定位置に移動したときに連通路(141)の他端がリターン通路(14)に接続される構成とすることができる。
請求項9に記載の発明のように、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の燃料供給装置において、リターンバルブ(100)は、筒状のスリーブ(110)を備え、スリーブ(110)は、その軸方向中間部にスリーブ孔(111)を備え、スリーブ孔(111)はリターン通路(14)を介してプライミングポンプ(9)とフィードポンプ(5)との間に接続され、スリーブ(110)の内部に第1弁体(140)が摺動自在に挿入され、第1弁体(140)によってスリーブ(110)内の空間が第1室(112)と第2室(113)に分離され、第1室(112)はリターン通路(14)を介してフィードポンプ(5)と燃料フィルタ(12)との間に接続され、第2室(113)はリターン通路(14)を介してプライミングポンプ(9)とフィードポンプ(5)との間に接続され、フィード燃料圧力が第1設定圧未満のときには、第1弁体(140)によってスリーブ孔(111)が塞がれてスリーブ孔(111)と第1室(112)との間が遮断され、フィード燃料圧力が第1設定圧以上になったときに、第1弁体(140)がスリーブ孔(111)を開放する位置に移動してスリーブ孔(111)と第1室(112)との間が直接連通されるようにすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る燃料供給装置3を適用した車両用ディーゼルエンジンの畜圧式燃料噴射システムの全体構成図である。
この蓄圧式燃料噴射システムは、4気筒のディーゼルエンジンに使用されており、高圧燃料を蓄えるコモンレール1、コモンレール1内の高圧燃料をディーゼルエンジンの各燃焼室に噴射するインジェクタ2、コモンレール1に高圧燃料を供給する燃料供給装置3を備えて構成されている。
コモンレール1は、燃料供給装置3より供給された高圧燃料を目標レール圧に保持して蓄える畜圧手段である。なお、目標レール圧は、例えば、アクセル開度信号、エンジン回転数信号といったディーゼルエンジンの運転状態に基づいて、図示しない制御装置(以下、ECUという。)によって決定される。
さらに、コモンレール1には、コモンレール1内の燃料圧力が予め定めた上限値を超えたときに開弁してコモンレール1の燃料圧力を逃がすプレッシャリミッタ1aが取り付けられている。プレッシャリミッタ1aより流出した燃料は、燃料配管1bを介して、後述する燃料供給装置3の燃料タンク4に戻される。
インジェクタ2は、高圧燃料をディーゼルエンジンの燃焼室に噴射する燃料噴射手段である。インジェクタ2には、高圧配管2aを介してコモンレール1の高圧燃料が供給され、コモンレール1から供給された燃料のうち噴射されない余剰燃料は、燃料配管2bを介して、燃料タンク4へ戻される。なお、このインジェクタ2はECUに接続されており、ECUの制御信号によって、燃料の噴射時期および噴射量が制御される。
次に、燃料供給装置3は、燃料を溜めておく燃料タンク4、燃料タンク4から燃料を汲み上げるフィードポンプ5、フィードポンプ5から供給される燃料を加圧してコモンレール1へ圧送する高圧ポンプ6、フィードポンプ5から高圧ポンプ6へ供給される燃料流量を調整する吸入調量弁7等を有して構成される。
フィードポンプ5は、吸入配管4aを介して、燃料タンク4から汲み上げた燃料を高圧ポンプ6に供給するものである。本実施形態では、フィードポンプ5として内接歯車ポンプであるトロコイドポンプを採用しており、後述する高圧ポンプ6のカム軸61に連結され、このカム軸61から回転駆動力が伝達される。
吸入配管4aには、燃料タンク4より吸入された燃料を濾過して異物を除去するプレフィルタ8、および、車両の組立時等に配管内のエア抜きを行うために手動操作により燃料タンク4から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ9が配置されている。さらに、吸入配管4aのうちフィードポンプ5入口側には、プレフィルタ8以降の配管内で燃料に混入した異物を除去するゴーズフィルタ10が設けられている。なお、プレフィルタ8およびゴーズフィルタ10として、具体的に金属メッシュ等の金属フィルタを採用できる。
フィードポンプ5下流側には、燃料通路5aを介して、燃料フィルタ12が接続されている。この燃料フィルタ12により、フィードポンプ5から吐出される燃料が濾過される。燃料フィルタ12には、燃料フィルタ12に作用する燃料圧力が予め定めた値以上になったときに燃料フィルタ12に作用する燃料圧力を逃がすリリーフ弁13が配置されている。このリリーフ弁13が開弁すると、フィードポンプ5より吐出された燃料の一部が、燃料配管13aを介して、燃料タンク4へ戻される。
なお、本実施形態では、リリーフ弁13が開弁する予め定めた値として、燃料フィルタ12の耐圧許容上限値以下の値で、かつ、ディーゼルエンジンのアイドリング時に発生するフィードポンプ5の吐出圧より高い値を採用している。従って、このリリーフ弁13の作用によって、フィードポンプ5からの過大な燃料圧力が燃料フィルタ12に作用することを防止できる。
また、燃料フィルタ12には、フィードポンプ5からの吐出圧力を作用させることができるので、燃料フィルタ12は、プレフィルタ8およびゴーズフィルタ10に対して、目の細かい濾過性能の高いフィルタを採用できる。従って、燃料フィルタ12は、プレフィルタ8やゴーズフィルタ10で除去できない小さな異物や水分等を取り除くことができる。
さらに、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間と、プライミングポンプとフィードポンプ5との間は、リターン通路14にて接続されている。このリターン通路14には、フィードポンプ5の作動時にはリターン通路14を通過してフィードポンプ5上流側に戻る燃料流量を調整するとともに、プライミングポンプ9の作動時にはリターン通路14を開いて燃料フィルタ12への燃料充填を可能にするリターンバルブ100(詳細後述)が配置されている。
燃料フィルタ12下流側には、燃料通路12aを介して、吸入調量弁7が接続されている。さらに、燃料通路12aにはオリフィス16が配置されている。吸入調量弁7は、弁開度を連続的に変更可能に構成されたリニアソレノイド式の電磁弁であって、ディーゼルエンジンの運転状態に基づいてECUから出力される制御信号によって弁開度が制御される。
オリフィス16は、燃料フィルタ12から吸入調量弁7へ至る燃料通路12aの通路径を絞って、燃料フィルタ12を通過する燃料流量を制限する流量制限手段である。また、燃料通路12aのうちオリフィス16下流側かつ吸入調量弁7上流側の部位は、燃料通路12bを介して、ゴーズフィルタ10下流側かつフィードポンプ5上流側に接続されており、燃料通路12bには、レギュレートバルブ17が配置されている。
レギュレートバルブ17は、燃料通路開度を調整する弁体部、弁体部を閉弁させるように付勢するバネ手段等を有して構成され、機械的機構によってオリフィス16下流側の燃料圧力を一定以下に制御するものである。また、燃料通路12bには、レギュレートバルブ17上流側から後述する高圧ポンプ6のカム室64へ燃料を導く燃料通路12cが接続されている。
吸入調量弁7下流側には、燃料通路7aを介して、高圧ポンプ6が接続される。さらに、この燃料通路7aには、オリフィス18を介して、ゴーズフィルタ10上流側へ燃料を戻す燃料通路7bが設けられており、例えば、吸入調量弁7が閉弁状態のときに、吸入調量弁7下流側の余剰燃料をフィードポンプ5上流側へ戻すことができる。
高圧ポンプ6は、図1の一点鎖線の枠内に示すように、ディーゼルエンジンによって回転するカム軸61、カム軸61から駆動力が伝達されてシリンダの内部を往復運動するプランジャ62等を有して構成される。なお、本実施形態の高圧ポンプ6では、プランジャ62がカム軸61の径方向に対向して2個設けられており、2個のプランジャ62を交互に作動させて燃料の吸入および圧送を行う構成になっている。
カム軸61には、カム軸61の回転運動を直線運動に変換してプランジャ62に伝達するカム63が連結されており、カム63はポンプハウジングに形成されるカム室64に配置される。従って、前述の燃料通路12cを介してカム室64へ導かれる燃料は、カム室64において、カム63からプランジャ62へ駆動力が伝達される際の潤滑油として作用する。
なお、燃料通路12cには、オリフィス19が配置されており、このオリフィス19の作用によってカム室64へ供給される燃料(潤滑油)の流量が適切な値となる。また、カム室64からオーバフローした余剰燃料は、燃料通路6aを介して、燃料タンク4へ戻される。
シリンダの内部には、プランジャ62の往復運動に応じて容積変化する加圧室65が形成されている。この加圧室65には、燃料通路7aを介して加圧室65へ供給される燃料が通過する吸入通路65a、および、加圧室65からコモンレール1側へ吐出される燃料が通過する吐出通路65bが接続されている。
また、吸入通路65aには、加圧室65に燃料が吸入される際に開弁する吸入弁66が配置され、吐出通路65bには、加圧室65より燃料が吐出される際に開弁する吐出弁67が配置されている。そして、吐出通路65bは、燃料通路1cを介して、コモンレール1へ接続される。
図2はリターンバルブ100の閉弁状態を示す断面図、図3はフィードポンプ5の作動時におけるリターンバルブ100の開弁状態を示す断面図、図4はプライミングポンプ9の作動時におけるリターンバルブ100の開弁状態を示す断面図である。
この図2〜図4に示すように、リターンバルブ100は、円筒状のスリーブ110を備え、このスリーブ110の軸方向中間部には、貫通したスリーブ孔111が形成されている。このスリーブ孔111は、リターン通路14を介して、吸入配管4aにおけるプレフィルタ8とフィードポンプ5との間に接続されている。スリーブ110の一端側に円筒状のストッパ120が圧入して固定されており、スリーブ110の他端側に円盤状のプラグ130が固定されている。
スリーブ110の内部には、円柱状の第1弁体140が摺動自在に挿入され、この第1弁体140によってスリーブ110内の空間が2つの室112、113に分離されている。2つの室112、113のうち、ストッパ120側に位置する第1室112は、リターン通路14を介して、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間の燃料通路5aに接続されている。2つの室112、113のうち、プラグ130側に位置する第2室113は、リターン通路14を介して、吸入配管4aにおけるプレフィルタ8とフィードポンプ5との間に接続されている。
第1弁体140の内部には、一端が第1室112側の端面に開口するとともに、他端が外周面に開口する連通路141が形成されている。この連通路141の一端は、第1室112に常時連通し、第1室112を介してリターン通路14に常時接続されている。連通路141の他端は、第1弁体140が所定位置に移動したときにスリーブ孔111と連通し、スリーブ孔111を介してリターン通路14に接続されるようになっている。
第1室112には、第1弁体140を第2室113側に向かって付勢するスプリング151が挿入されている。第2室113には、第1弁体140を第1室112側に向かって付勢するスプリング152が挿入されている。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。まず、車両用ディーゼルエンジンの作動に伴って、高圧ポンプ6のカム軸61が回転する。前述の如く、カム軸61にはフィードポンプ5が連結されているので、カム軸61からフィードポンプ5へ回転駆動力が伝達される。
この駆動力によって、フィードポンプ5は、吸入配管4aを介して、燃料タンク4から燃料を汲み上げる。この際、燃料はプレフィルタ8→ゴーズフィルタ10の順に通過して濾過される。さらに、フィードポンプ5から圧送された燃料は、燃料通路5aを介して燃料フィルタ12へ流入し、燃料フィルタ12を通過する際に濾過され、さらに、燃料通路12aを介して吸入調量弁7へ流入する。
吸入調量弁7の弁開度は、ECUから出力された制御信号によって制御されているので、車両用ディーゼルエンジンの作動に必要十分な流量の燃料が、燃料通路7aを通過して高圧ポンプ6へ流入する。
さらに、カム軸61とともにカム63が回転すると、高圧ポンプ61のプランジャ62が往復運動する。この往復運動によってプランジャ62がシリンダの内部をカム軸61側へ移動すると、加圧室65の容積が拡大して加圧室65の圧力が低下する。これにより、吸入弁66が開弁して吸入調量弁7下流側の燃料が燃料通路7a→吸入通路65aの順に流れ加圧室65に吸入される。
また、プランジャ62がシリンダの内部を反カム軸側へ移動すると、加圧室65の容積が縮小して加圧室65に吸入された燃料が加圧される。加圧された燃料圧力が吐出弁67の開弁圧を超えると、吐出弁67が開弁して、加圧室65の燃料が吐出通路65b→燃料通路1cを通過してコモンレール1へ圧送される。
これにより、コモンレール1に高圧燃料が蓄えられる。そして、コモンレール1に蓄えられた高圧燃料は、ECUの制御信号によって駆動されるインジェクタ2からディーゼルエンジンの各燃焼室に噴射される。
ここで、フィードポンプ5が作動している際には、第1弁体140における第1室112側の端面に、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間の燃料圧力(以下、この燃料圧力をフィード燃料圧力という)が作用し、第1弁体140はこのフィード燃料圧力により第2室113側に向かって付勢され、第1弁体140はフィード燃料圧力の上昇に伴ってスプリング152に抗して第2室113側に向かって移動する。
そして、フィード燃料圧力が第1設定圧未満のときには、図2に示すように、第1弁体140はスリーブ孔111を塞ぐ位置にあって、スリーブ孔111と第1室112との間を遮断し、リターン通路14が閉じられた状態になる。フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときには、図3に示すように、第1弁体140はスリーブ孔111を開放してスリーブ孔111と第1室112とが直接連通する第1所定位置に移動し、リターン通路14が開かれた状態になる。これにより、フィードポンプ5下流側の燃料の一部がフィードポンプ5上流側へ戻され、フィードポンプ5の吸入圧力損失が低減される。
なお、第1設定圧は、リリーフ弁13の開弁圧に近い値であって、かつ、リリーフ弁13の開弁圧よりも低い値に設定してある。従って、リリーフ弁13が開弁する前に、リターンバルブ100が開弁して、フィードポンプ5下流側の燃料がフィードポンプ5上流側に戻される。さらに、リターンバルブ100が開弁していても、フィードポンプ5下流側の燃料圧力が上昇してしまうような場合に、リリーフ弁13が開弁する。
一方、例えば燃料供給装置3をエンジンに組み付けた後のプライミング時、すなわち、プライミングポンプ9の作動時には、第1弁体140における第2室113側の端面に、プライミングポンプ9にて圧送する燃料の圧力(以下、この燃料の圧力をプライミング燃料圧力という)が作用し、第1弁体140はこのプライミング燃料圧力によって第1室112側に向かって付勢され、第1弁体140はプライミング燃料圧力の上昇に伴ってスプリング151に抗して第1室112側に向かって移動する。
そして、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときには、図4に示すように、第1弁体140はスリーブ孔111と連通路141とが連通する第2所定位置に移動し、これによりスリーブ孔111と第1室112とが連通路141を介して連通して、リターン通路14が開かれた状態になる。したがって、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、吸入配管4a→リターン通路14→スリーブ孔111→連通路141→第1室112→リターン通路14→燃料通路5a→燃料フィルタ12の順に流れる。換言すると、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。したがって、燃料フィルタ12への燃料充填を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図5は第2実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。本実施形態は、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときにリターン通路14を開く機能を、第2弁体160に持たせたものである。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、リターンバルブ100の第1弁体140の内部には、一端が第1室112側の端面に開口するとともに、他端が第2室113側の端面に開口する連通路142が形成されている。この連通路142の一端は、第2弁体160が開弁位置にあるときには第1室112に連通し、第1室112を介してリターン通路14に接続されるようになっている。連通路142の他端は、第2室113と常時連通し、第2室113を介してリターン通路14に接続されている。
第2室113内には、第1弁体140を第1室112側に向かって付勢する第1スプリング171が配置されている。換言すると、第1スプリング171は、第1弁体140がリターン通路14を閉じる向きに第1弁体140を付勢している。
第1弁体140における第1室112側の端面には、第2弁体160が接離する平坦な弁座面143が形成されている。第1室112内には、弁座面143と接離して連通路142を開閉する円板状の第2弁体160と、この第2弁体160を弁座面143に向かって(すなわち、閉弁向きに)付勢する第2スプリング172が配置されている。換言すると、第2スプリング172は、第2弁体160がリターン通路14を閉じる向きに第2弁体160を付勢している。
本実施形態では、フィードポンプ5が作動している際には、第1弁体140における第1室112側の端面に作用するフィード燃料圧力の上昇に伴って、第1弁体140は第1スプリング171に抗して図示位置から第2室113側に向かって移動する。そして、フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときには、第1弁体140はスリーブ孔111と第1室112とが直接連通する所定位置に移動し、これにより、フィードポンプ5下流側の燃料の一部がフィードポンプ5上流側へ戻される。
一方、プライミングポンプ9の作動時には、プライミング燃料圧力が第2室113や連通路142を介して第2弁体160に作用し、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときには、第2弁体160は第2スプリング172に抗して弁座面143から離れる向きに移動し、第1室112と第2室113が連通路142を介して連通して、リターン通路14が開かれた状態になる。したがって、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、吸入配管4a→リターン通路14→第2室113→連通路142→第1室112→リターン通路14→燃料通路5a→燃料フィルタ12の順に流れる。換言すると、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図6は第3実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。本実施形態は、第2実施形態における第2弁体160および第2スプリング172を第1弁体140に内蔵させたものである。なお、上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、第1弁体140の連通路142の途中に円錐状の弁座面143が形成され、球状の第2弁体160および第2スプリング172が連通路142に配置されている。換言すると、第2弁体160および第2スプリング172は、第1弁体140内に収容されている。また、第1弁体140の連通路142の端部に、第2スプリング172の一端を支持する円筒状のバネ受け144が圧入して固定されている。バネ受け144は第1弁体140の一部をなすものであり、したがって、第2スプリング172は、第1弁体140と第2弁体160とによって挟持されている。
本実施形態では、フィードポンプ5が作動している際には、第2実施形態と同様に作動して、フィードポンプ5下流側の燃料の一部がフィードポンプ5上流側へ戻される。
一方、プライミングポンプ9の作動時には、プライミング燃料圧力が第2室113や連通路142を介して第2弁体160に作用し、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときには、第2弁体160は第2スプリング172に抗して弁座面143から離れる向きに移動し、第1室112と第2室113が連通路142を介して連通して、リターン通路14が開かれた状態になる。したがって、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。
また、第2スプリング172は第1弁体140と第2弁体160とによって挟持されていて、第2スプリング172のバネ力は第1弁体140の作動に影響しないため、第1弁体140の開弁圧のばらつきを小さくすることができる。
さらに、円錐状の弁座面143と球状の第2弁体160とにより、良好なシール性能を得ることができる。
さらにまた、第2弁体160および第2スプリング172は、第1弁体140内に収容されているため、リターンバルブ100を小型にすることができる。
なお、図7に示す変形例のように、弁座面143を平坦にし、円板状の第2弁体160を用いてもよい。この場合、弁座面143および第2弁体160はともに平面であるため、その加工が容易である。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図8は第4実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。本実施形態は、第2実施形態における第2弁体160および第2スプリング172を第1弁体140に内蔵させたものである。なお、上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、第1弁体140は、略カップ状の第1部材145と、略円筒状の第2部材146とからなり、第1部材145と第2部材146は圧入または螺合により一体化されている。第2部材146は、スリーブ110に対して気密的に且つ摺動自在に挿入されている。一方、第1部材145の外周面は、スリーブ110と接触しないようになっている。
第1部材145と第2部材146とによってバネ室147が形成され、このバネ室147は、第2スプリング172が配置されるとともに、第1部材145に形成された連通穴148を介して第2室113に連通している。第1部材145は、径方向外側に突出する鍔部149を備え、この鍔部149は、スリーブ110に形成された段付部114に当接可能になっている。
第2部材146には、一端が第1室112側の端面に開口するとともに、他端が外周面に開口する連通路142aが形成されている。この連通路142aの途中に円錐状の弁座面143が形成されている。
第2弁体160は、円柱状に形成され、第2部材146に対して気密的に且つ摺動自在に挿入されている。第2弁体160における第1室112側の端部には、円錐状の弁座面161が形成され、この弁座面161が第2部材146の弁座面143と接離することにより、連通路142aが開閉される。第2弁体160におけるバネ室147の端部には、第2弁体160の一部をなすリング162が装着され、このリング162と第2部材146とによって第2スプリング172が挟持されている。そして、第2弁体160は、第2弁体160の弁座面161が第2部材146の弁座面143に当接する向きに、第2スプリング172により付勢されている。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。まず、フィードポンプ5およびプライミングポンプ9がともに非作動のときには、図8に示すように、第1弁体140は、第1スプリング171に付勢されて鍔部149がスリーブ110の段付部114に当接する位置まで移動し、スリーブ孔111を塞いでいる。また、第2弁体160は、第2スプリング172に付勢されて第2弁体160の弁座面161が第2部材146の弁座面143に当接し、連通路142aを閉じている。
フィードポンプ5が作動している際には、第1弁体140における第1室112側の端面、および第2弁体160における第1室112側の端面に、フィード燃料圧力が作用し、第1弁体140はこのフィード燃料圧力により第2室113側に向かって付勢され、第1弁体140はフィード燃料圧力の上昇に伴って第1スプリング171に抗して第2室113側に向かって移動する。
そして、フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときには、第1弁体140における第1室112側の端部がスリーブ孔111の部位まで移動する。すなわち、第1弁体140はスリーブ孔111と第1室112とが直接連通する所定位置に移動し、これにより、フィードポンプ5下流側の燃料の一部がフィードポンプ5上流側へ戻される。
プライミングポンプ9の作動時には、プライミング燃料圧力がスリーブ孔111や連通路142aを介して第2弁体160に作用するとともに、プライミング燃料圧力が第2室113や連通穴148を介して第2弁体160に作用する。そして、プライミング燃料圧力が第2設定圧に達したときには、第2弁体160は、第2スプリング172に抗して第2弁体160の弁座面161が第2部材146の弁座面143から離れる向きに移動し、連通路142aを開く。したがって、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。
本実施形態では、第2スプリング172は第1弁体140と第2弁体160とによって挟持されていて、第2スプリング172のバネ力は第1弁体140の作動に影響しないため、第1弁体140の開弁圧のばらつきを小さくすることができる。
また、第2弁体160の弁座面161および第2部材146の弁座面143はともに円錐面であるため、極めて良好なシール性能を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る燃料供給装置3を適用した車両用ディーゼルエンジンの畜圧式燃料噴射システムの全体構成図である。 図1のリターンバルブ100の閉弁状態を示す断面図である。 図1のフィードポンプ5の作動時におけるリターンバルブ100の開弁状態を示す断面図である。 図1プライミングポンプ9の作動時におけるリターンバルブ100の開弁状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。 第3実施形態の変形例を示すリターンバルブ100の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 コモンレール
2 インジェクタ
4 燃料タンク
5 フィードポンプ
6 高圧ポンプ
9 プライミングポンプ
12 燃料フィルタ
14 リターン通路
100 リターンバルブ

Claims (9)

  1. 高圧燃料を蓄えるコモンレール(1)内の高圧燃料を内燃機関の燃焼室内へ噴射するインジェクタ(2)を有する蓄圧式燃料噴射システムに適用され、前記コモンレール(1)内に高圧燃料を供給する燃料供給装置であって、
    燃料を加圧して前記コモンレール(1)へ圧送する高圧ポンプ(6)と、
    燃料を溜めておく燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて前記高圧ポンプ(6)へ供給するフィードポンプ(5)と、
    前記燃料タンク(4)と前記フィードポンプ(5)との間に配置されて、前記燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ(9)と、
    前記フィードポンプ(5)と前記高圧ポンプ(6)との間に配置されて、前記フィードポンプ(5)から吐出された燃料を濾過する燃料フィルタ(12)と、
    前記フィードポンプ(5)と前記燃料フィルタ(12)との間と前記プライミングポンプ(9)と前記フィードポンプ(5)との間を連通させるリターン通路(14)と、
    前記フィードポンプ(5)と前記燃料フィルタ(12)との間の燃料圧力であるフィード燃料圧力が第1設定圧以上になったときに前記リターン通路(14)を開くとともに、前記プライミングポンプ(9)にて圧送される燃料の圧力であるプライミング燃料圧力が第2設定圧以上になったときに前記リターン通路(14)を開くリターンバルブ(100)とを備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記リターンバルブ(100)は、一端側に前記フィード燃料圧力を受けて他端側に向かって付勢され、前記フィード燃料圧力が前記第1設定圧に達したときに所定位置に移動して前記リターン通路(14)を開くとともに、両端が前記リターン通路(14)に接続される連通路(142、142a)が内部に形成された第1弁体(140)と、前記プライミング燃料圧力が前記第2設定圧以上になったときに前記連通路(142、142a)を開く第2弁体(160)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記リターンバルブ(100)は、前記第1弁体(140)が前記リターン通路(14)を閉じる向きに前記第1弁体(140)を付勢する第1スプリング(171)と、前記第2弁体(160)が前記連通路(142、142a)を閉じる向きに前記第2弁体(160)を付勢する第2スプリング(172)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記第2スプリング(172)は、前記第1弁体(140)と前記第2弁体(160)とによって挟持されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記第2弁体(160)および前記第2スプリング(172)は前記連通路(142、142a)に配置され、
    前記連通路(142、142a)の途中に弁座面(143)が形成され、
    前記第2弁体(160)が前記弁座面(143)と接離することにより前記連通路(142、142a)が開閉されることを特徴とする請求項4に記載の燃料供給装置。
  6. 前記弁座面(143)は円錐状であり、前記第2弁体(160)は球状であることを特徴とする請求項5に記載の燃料供給装置。
  7. 前記リターンバルブ(100)は、燃料圧力を受けて作動する第1弁体(140)を備え、
    前記第1弁体(140)は、一端側に前記フィード燃料圧力を受けて他端側に向かって付勢され、前記フィード燃料圧力が前記第1設定圧に達したときに第1所定位置に移動して前記リターン通路(14)を開くとともに、他端側に前記プライミング燃料圧力を受けて一端側に向かって付勢され、前記プライミング燃料圧力が前記第2設定圧に達したときに第2所定位置に移動して前記リターン通路(14)を開くことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  8. 前記第1弁体(140)は、一端が前記リターン通路(14)に常時接続されるとともに他端が前記リターン通路(14)に選択的に接続される連通路(141)が内部に形成され、前記第2所定位置に移動したときに前記連通路(141)の他端が前記リターン通路(14)に接続されることを特徴とする請求項7に記載の燃料供給装置。
  9. 前記リターンバルブ(100)は、筒状のスリーブ(110)を備え、
    前記スリーブ(110)は、その軸方向中間部にスリーブ孔(111)を備え、
    前記スリーブ孔(111)は前記リターン通路(14)を介して前記プライミングポンプ(9)と前記フィードポンプ(5)との間に接続され、
    前記スリーブ(110)の内部に前記第1弁体(140)が摺動自在に挿入され、
    前記第1弁体(140)によって前記スリーブ(110)内の空間が第1室(112)と第2室(113)に分離され、
    前記第1室(112)は前記リターン通路(14)を介して前記フィードポンプ(5)と前記燃料フィルタ(12)との間に接続され、
    前記第2室(113)は前記リターン通路(14)を介して前記プライミングポンプ(9)と前記フィードポンプ(5)との間に接続され、
    前記フィード燃料圧力が第1設定圧未満のときには、前記第1弁体(140)によって前記スリーブ孔(111)が塞がれて前記スリーブ孔(111)と前記第1室(112)との間が遮断され、
    前記フィード燃料圧力が第1設定圧以上になったときに、前記第1弁体(140)が前記スリーブ孔(111)を開放する位置に移動して前記スリーブ孔(111)と前記第1室(112)との間が直接連通されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の燃料供給装置。
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