JP2009136937A - 加工方法、加工プログラム、加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う複数の凹面を含む加工形状の創成における凹面の境界部で発生する加工誤差を抑制して、理想形状に近い高精度な加工形状を得る。
【解決手段】加工後の凹面の計測結果に、許容範囲外の大きな加工誤差を含む場合(ステップ204)、加工後の成形面の誤差分布を関数1で近似し(ステップ205)、この関数1の値から所定値以上逸脱した測定点を除外して関数1を求める処理を当該測定点がなくなるまで反復した後に誤差量を推測し(ステップ206〜208)、除外された測定点の誤差分布を近似する関数2を生成し、関数1と関数2から全体の誤差を推測して(ステップ210)、補正加工の工具軌跡を出力する操作を反復する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、加工方法、加工プログラム、加工装置に関する。
たとえば、任意の自由曲面からなる複数の光学機能面が配列された光学素子の製造方法として、金型を用いたプレス成形を用いることが考えられる。
その場合、金型に形成される自由曲面からなる成形面を高精度に形成することが、得られる光学素子の精度向上の観点から重要となる。
ところで、被加工物に自由曲面を加工する技術としては、特許文献1に開示される技術か知られている。
この特許文献1では、加工工具が載置されるツール台上に形状測定器を搭載して、加工工具と形状測定器が共通の送り機構で移動される構成とすることにより、形状測定器を加工工具と同一の軌跡で移動させて形状測定を行うようにして、形状誤差の測定時間を削減しようとする自由曲面加工装置が開示されている。
そして、加工工具を被加工物に対して移動させて自由曲面形状を加工した後、同じ軌跡で形状測定器により自由曲面形状を計測して誤差量を算出し、算出した誤差量を補正して再度、自由曲面加工を行うものである。
しかし、この特許文献1の技術では、金型の成形面に複数の凹面を隣接して形成する場合における以下のような技術的課題を認識していない。
この技術的課題について、図面を参照して説明を行う。
後述の図3Aから後述の図3Cに示される成形用型101に複数の光学機能面102を隣り合うように形成する場合について説明する。
図16は一つの光学機能面の断面の計測結果を示す線図である。図17は一つの光学機能面の補正加工後の計測結果を示す線図である。図18は加工状態の説明図である。図19A、図19B、図19Cは、光学機能面の境界部のだれの発生要因を説明する説明図である。
成形用型101は、成形面に複数の凹型の光学機能面102が重なり合って存在しており、境界部分は凸のエッジ部102a(ふち部)となっている。この形状を通常の走査研削加工により加工した結果を計測し理想形状との誤差量を図16に示す。ここで図16は、一つの光学機能面102の中心断面部分の計測を行った結果を示している。理想形状104と、この理想形状104との誤差量105が示されている。隣接する光学機能面102が重なり合うエッジ部102aでは、一般的にだれ部107と呼ばれる形状不良が発生する。
この、だれ部107の発生要因については多種の要因が複合しているといわれている。その中の発生要因の一部を、図19Aから図19Cを用いて説明する。
図19Aは、エッジ部の近傍における研削砥石110と成形用型101との接触部位111の断面図である。
図19Bは、エッジ部102aの近傍の通常箇所の研削加工部分の拡大断面図である。この図19Bでは、成形用型101と研削砥石110との接触部位111を正面(法線方向)からみた接触部形状111aが併せて図示されている。
図19Cは、エッジ部102aにおける研削加工の拡大断面図である。この図19Cには、エッジ部102aにおける成形用型101と研削砥石110との接触部位111を正面(法線方向)からみた接触部形状111bが併せて図示されている。
研削加工では、図19Bの接触部形状111aに示すとおり、研削砥石110は一定圧力の元に弾性変形を起こし、ワーク35に対して一定の接触面積を持って加工を行っている。つまり、研削は点接触での加工ではない。
そこで、一定以上の角度がつく箇所、例えば複数の光学機能面が重なり合うエッジ部102aでは、図19Cの接触部形状111bに示すとおり研削砥石110の接触部は面積が減少することになる。
ところが、研削砥石110にかかる圧力は一定であるためエッジ部102aでは成形用型101の研削量が局部的に増えてしまい、理想形状からの誤差量が増し、だれ部107の発生の一要因となっていると考えられている。他にも要因があるといわれているが、全てを解析できているわけでは無い為、だれの発生を無くすことが出来ないのが現状である。
この計測結果をそのまま補正して再度加工を行うと、図17に示す形状へと変化する。この図17では、補正加工後の理想形状との誤差量が誤差量106であり、理想形状104および誤差量105とともに図示されている。
図18は加工状態を示し、補正加工ライン108と通常加工ライン109が示されている。
図17の着目部50bは、図18の着目部60bに対応し、通常加工ライン109でだれ部107が発生していた着目部50bの部位は、補正加工ライン108ではだれ部107が発生しない着目部60bの部位になり、通常加工ライン109でのだれ部107の部分を補正した誤差量分が逆にZ軸方向に対して正の誤差としての形状不良となる。
また、図17の着目部50aは、図18の着目部60aに対応し、この着目部50aの部位は、補正加工ライン108での光学機能面102が重なり合うエッジ部102aとなり、着目部60aのように、だれ部107が発生する部位となるため、図17の誤差量106がエッジ部102aで局部的に増加する不良形状106aへと変化してしまう可能性があった。
特開2003−39282号公報
本発明の目的は、隣り合う複数の凹面を含む加工形状の創成における凹面の境界部で発生する加工誤差を抑制して、理想形状に近い高精度な加工形状を得ることが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を制御して加工する加工方法であって、
前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工するステップと、
前記凹面の加工形状を複数の測定点で計測するステップと、
前記凹面の理想形状と前記測定点に基づく前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
前記第1近似関数の値から所定の閾値以上に離れた誤差量を持つ前記測定点を除外して当該第1近似関数を決定する操作を除外される前記測定点がなくなるまで反復するステップと、
前記第1近似関数の決定操作で除外された前記測定点の範囲に対する誤差量を、前記第1近似関数を用いて推定し、得られた前記誤差量から第2近似関数を決定するステップと、
前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
補正された前記加工軌跡を用いて前記ワークを加工するステップと、
を含む加工方法を提供する。
本発明の第2の観点は、ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を制御して加工する加工方法であって、
前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工するステップと、
前記凹面の加工形状を複数の測定点で計測するステップと、
前記ワークにおける特定領域の前記測定点を除外して、前記凹面の理想形状と前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
除外された前記特定領域の前記測定点の誤差量を前記第1近似関数によって推定し、当該誤差量を使用して第2近似関数を決定するステップと、
前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
補正された前記加工軌跡を用いて前記ワークを加工するステップと、
を含む加工方法を提供する。
本発明の第3の観点は、ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を生成する加工プログラムであって、
前記ワークに隣り合うように加工された複数の凹面からなる加工形状の複数の測定点の測定結果を入力するステップと、
前記凹面の理想形状と前記測定点に基づく前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
前記第1近似関数の値から所定の閾値以上に離れた誤差量を持つ前記測定点を除外して当該第1近似関数を決定する操作を除外される前記測定点がなくなるまで反復するステップと、
前記第1近似関数の決定操作で除外された前記測定点の範囲に対する誤差量を、前記第1近似関数を用いて推定し、得られた前記誤差量から第2近似関数を決定するステップと、
前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
をコンピュータに実行させる加工プログラムを提供する。
本発明の第4の観点は、ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を生成する加工プログラムであって、
前記ワークに隣り合うように加工された複数の凹面からなる加工形状の複数の測定点の測定結果を入力するステップと、
前記ワークにおける特定領域の前記測定点を除外して、前記凹面の理想形状と前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
除外された前記特定領域の前記測定点の誤差量を前記第1近似関数によって推定し、当該誤差量を使用して第2近似関数を決定するステップと、
前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
をコンピュータに実行させる加工プログラムを提供する。
本発明の第5の観点は、ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を数値制御して、前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工する数値制御手段と、
前記ワークの表面形状を計測する計測手段と、
前記凹面の理想形状と加工後の前記ワークに形成された前記凹面の計測結果との誤差量から第1補正加工量を算出する機能と、加工後の前記ワークの計測結果から隣り合う前記凹面の境界部の形状の誤差量を予測し第2補正加工量を算出する機能と、算出した前記第1および第2補正加工量に基づいて前記工具の前記加工軌跡を演算する機能とを含む演算手段と、
を具備する加工装置を提供する。
本発明によれば、隣り合う複数の凹面を含む加工形状の創成における凹面の境界部で発生する加工誤差を抑制して、理想形状に近い高精度な加工形状を得ることが可能な技術を提供することができる。
本実施の形態の第1態様では、
同時に2軸以上の直動軸を制御可能で3軸以上の移動軸を持ち、加工工具とワークを相対移動させて加工を行う装置であり、複数光学機能面を有した光学素子をプレス成形する成形型の成形面を加工する加工装置において、
加工工具軌跡を数値制御する数値制御手段と、
ワークを保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されたワークを加工する工具と、
理想形状と加工後のワークの計測結果との誤差量から補正加工量を算出する機能と、加工後のワークの計測結果から光学機能面が重なり合うふち形状の誤差量を予測し補正加工量を算出する機能と、算出した補正加工量を元に加工工具軌跡を再演算する機能とを有する演算手段と、を具備することを特徴とする加工装置を使用し、複数光学機能面を有する成形金型の成形面を加工する。
本第1態様は以下のように作用する。
(1) 演算装置に光学機能面形状と工具形状を入力し、工具軌跡を算出する。
(2) ワーク保持手段にワークを取り付け、各光学機能面に対して加工工具を(1)にて算出した工具軌跡に沿って相対移動させることによって走査加工する。
(3) 各光学機能面の形状計測を行う。
(4) 計測結果と理想形状との誤差量を関数近似し、近似関数と誤差量とを比較し、既定のしきい値以上に近似関数から離れた誤差量を持つ計測点を計測結果から除外する。
(5) 残った計測点群を使用して(4)の工程を除外される計測点が存在しなくなるまで繰り返す。
(6) (4)(5)で除外された計測点の範囲に対する誤差量を、(4)(5)にて算出された近似関数を使用して推定する。
(7) 除外された計測点の誤差量を使用して、近似関数を算出する。
(8) 補正加工を行うことによって拡大する加工範囲に発生すると予測される誤差量を(4)(5)で算出した近似関数と、(7)で算出した近似関数とで算出する。
(9) 算出された誤差量と理想形状と工具形状から誤差量を補正する工具軌跡を演算する。
(10) 算出された工具軌跡にしたがって、ワークと工具を相対移動させて光学機能面を走査加工する。
この第1態様によれば、複数の凹面状の光学機能面が重なり合う形状の成型用金型の成形面加工において、光学機能面の重なり合う境界のエッジ部も、理想形状に近い形状に加工を行うことが出来る。
上述の第1態様の装置を以下の第2態様のように作用させることもできる。
(1) 演算装置に光学機能面形状と工具形状を入力し、工具軌跡を算出する。
(2) ワーク保持手段にワークを取り付け、各光学機能面に対して加工工具を(1)にて算出した工具軌跡に沿って相対移動させることによって走査加工する。
(3) 各光学機能面の形状計測を行う。
(4) あらかじめ、だれ形状が発生すると予測される範囲を設定しておき、前記範囲の計測結果を全体の計測結果から除外し、残った計測結果と理想形状との誤差量を関数近似する。
(5) (4)で除外された範囲の誤差量を、(4)にて算出された近似関数を使用して推定する。
(6) 除外された範囲の誤差量を使用して、近似関数を算出する。
(7) 補正加工を行うことによって拡大する加工範囲に発生すると予測される誤差量を(4)で算出した近似関数と、(6)で算出した近似関数とで算出する。
(8) 算出された誤差量と理想形状と工具形状から誤差量を補正する工具軌跡を演算する。
(9) 算出された工具軌跡にしたがって、ワークと工具を相対移動させて光学機能面を走査加工する。
この第2態様によれば、上述の第1態様の効果に加えて誤差量推測のアルゴリズムを簡略化でき、処理時間を短縮することが出来る。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である加工方法を実施する加工装置の構成の一例を示す概念図であり、図2は、本実施の形態の加工装置を構成する加工機構部の構成の一部を取り出して示す平面図である。
図3Aは本実施の形態の加工装置に供されるワークとしての成形用金型の外観斜視図である。図3Bは、本実施の形態の加工装置に供されるワークとしての成形用金型の正面図である。図3Cは本実施の形態の加工装置に供されるワークとしての成形用金型の中央部の断面図である。
本実施の形態のワーク35は、成形用型101からなる。この成形用型101の加工主面には、複数の凹型の自由曲面からなる光学機能面102(凹面)が隣接して重なり合うように刻設される。このため、複数の光学機能面102の境界部には、凸形状のエッジ部102aが存在する。
このようなワーク35としての成形用型101を加工する本実施の形態の加工装置について以下に説明する。
図1に例示されるように本実施の形態の加工装置30は、加工機構部31、数値制御装置32(数値制御手段)、演算装置33(演算手段)、機上計測装置34(計測手段)、を備えている。
数値制御装置32および演算装置33はコンピュータで構成されている。数値制御装置32は、演算装置33から入力される後述のようなNCプログラム33b(加工軌跡)に基づいて、加工機構部31を制御することで、ワーク35の加工を行う。
演算装置33には、加工プログラム33a(演算手段)が実装され、この加工プログラム33aを実行することで、数値制御装置32において後述のような工具軌跡を制御するために用いられるNCプログラム33bを生成する。
演算装置33には、成形用型101に形成すべき複数の光学機能面102の理想形状、および後述の加工工具37の形状等の情報が、設計データ33cとして入力される。
加工機構部31は、ワーク35を支持する取り付け台座36と、加工工具37(工具)およびスピンドル38を備えている。
加工機構部31は、XYZの移動軸を備え、軸移動は数値制御装置32で制御される。ワーク35は取り付け台座36のZ軸端面に固定される。XY軸上にスピンドル38が固定され、スピンドル38に加工工具37が取り付けられており、スピンドル38の回転により、加工工具37を回転させることが出来る。
本実施の形態の加工機構部31は直動軸スケールに0.3nmの分解能を持つ機構を使用した超精密加工機であり、位置決め精度は0.1μm以下の精度である。この加工機構部31の仕様は一例であって、加工工具37とワーク35が相対的に同時に2軸以上の制御が出来、かつ3軸の移動ができる構成であれば良い。
演算装置33は、数値制御装置32から加工機構部31の前記XYZ軸の現在座標値を読み取ることと記録することが出来る。
さらに、演算装置33は機上計測装置34から出力される計測値34aを読み取ることと記録することが出来る。
また、演算装置33の加工プログラム33aは、設計データ33cとして入力された理想形状と加工工具37の形状から、理想形状を成形用型101に加工するための工具軌跡を算出すると共に、当該加工軌跡を実現するNCプログラム33bを作成し数値制御装置32へ転送する機能を演算装置33に実現させることが出来る。
さらに、加工プログラム33aは、加工したワーク35を機上計測装置34にて計測した複数の計測点での計測値34aを解析することによって、ワーク35の加工形状と理想形状の誤差を算出することができ、誤差量を解析演算することにより誤差を補正加工するための工具軌跡を再演算し、NCプログラム33bを再作成することが出来る機能を演算装置33にて実現する。
数値制御装置32は、加工機構部31の各軸をNCプログラム33bに従って制御することにより、ワーク35を加工工具37により任意形状に加工することが出来る。
上述の加工機構部31の構成も一例であり、機上計測装置34は加工機構部31の外部に存在しても良い。
以下、上述のような構成の本実施の形態の加工装置30の作用の一例を説明する。
図4は、本実施の形態の加工装置における加工工程の一例を示すフローチャートである。
図5は、ワーク35としての成形用型101における一つの光学機能面102の形状の計測結果を示すグラフである。
図6は、図5に示すグラフの一つの断面を示すグラフである。
図7は、図6に示すグラフを簡略化した線図である。
図8は、図7に示すグラフからだれ部107のデータを除去した後のグラフである。
図9は、だれ部107のデータに対して、推測した誤差を付加したグラフである。
図10は、だれ部107のデータを示すグラフである。
図11は、補正加工範囲全体の誤差量の分布を示すグラフである。
図12は、図11での拡大される加工範囲の予測誤差量部を拡大して示すグラフである。
図13は、ワーク35としての成形用型101における光学機能面102のエッジ部102aにおける加工範囲拡大部位を図示した概念図である。
本実施の形態の作用を図4に示すフローチャートに沿って説明する。
図4(ステップ201) 演算装置33の加工プログラム33aはワーク形状工具形状を入力し工具軌跡を演算し、工具軌跡に従ったNCプログラム33bを数値制御装置32へ転送する。
図4(ステップ202) 数値制御装置32はNCプログラム33bに従って加工機構部31を動作させ、ワーク35の成形用型101に対して複数の光学機能面102の加工を行う。
図4(ステップ203) 加工プログラム33aは、機上計測装置34により光学機能面102の形状を計測し、得られた計測値34aの解析を行う。
一つの光学機能面102上の誤差量の分布を示すグラフを図5に示す。現実的には3次元形状であるが図示および説明が煩雑となるため、一つの断面に着目して説明を行う。図5における一つの断面の誤差量のグラフを図6に示す。また、図6の略図を図7に示す。
図4(ステップ204) 加工プログラム33aは、形状誤差が許容値内に収まっているか否かの判別を行う。全ての計測点での形状誤差が許容値内ならば処理を終了する。一つでも許容値を逸脱していれば、(ステップ205)に分岐する。
図4(ステップ205) 加工プログラム33aは、計測点群の誤差量を関数近似する。本実施の形態では、X軸方向で7次関数近似、Y軸方向で7次関数近似を行うこととする。ここで、近似に用いられる関数はスプライン曲線などの別種の関数でも良い。また、ここでの近似関数を関数1(第1近似関数)と呼称する。
関数1をdZ=f(x、y) とし、dZは誤差量を表す。
図7では、誤差量曲線10と、近似関数曲線9の両曲線を例示している。
図4(ステップ206) 加工プログラム33aは、誤差量(誤差量曲線10)と関数1の近似関数曲線9との差があらかじめ設定したしきい値Te以上の計測点の存在を判別する。
図4(ステップ207) 加工プログラム33aは、しきい値Te以上の関数1の近似関数曲線9と誤差量(誤差量曲線10)との差がある計測点を除外する。つまり、誤差量を関数に変換してその関数と誤差量を比較することにより、誤差量が急激な変化を示す点を探し、全体計測点から除外することによって、だれ部107の部分の計測点を除外することが出来る。
加工プログラム33aは、だれ部107の計測点群が除去された計測点群を使用して上述の(ステップ205)と(ステップ206)を繰り返す。
これにより、だれ部107の計測点群を全て除外することが出来る。だれ部107の計測点が全て除外された状態を図8に示す。図8では、だれ部107が除去された範囲の座標値をXsからXeとし、計測点が除去された計測点除去範囲11として示されている。
図4(ステップ208) 加工プログラム33aは、計測点群が除去された計測点除去範囲11の誤差量を、関数1を使用して推測する。
つまり、dZ=f(Xs,y)からdZ=f(Xe、y)にて誤差量を算出する。算出ピッチは計測ピッチと同一する。
さらに、補正加工を行う為にZ軸方向に切り込むと図13に示すとおり、エッジ部102aの近傍には、X−Y平面内で加工範囲拡大部12が発生する。加工プログラム33aは、この加工範囲拡大部12の誤差量を、関数1を使用して推測する。つまり、dZ=f(Xds,y)からdZ=f(Xde、y)にて誤差量を算出する。算出ピッチは計測ピッチと同一する。
図4(ステップ209) 加工プログラム33aは、除去された計測点群の誤差量の関数近似を行う。ここで、除去された計測点群の誤差量には、だれ部107のだれ量以外に本来の形状の誤差量が含まれていると考えられるため、推測される誤差量を差し引いて関数近似を行う。
つまり、加工プログラム33aは、計測点PがP(x、y、dz)とすると、PをP(x、y、dz−f(x、y))として計測点Pを算出して関数近似を行うものとする。
推測される誤差量を減算する前を図10のだれ部データaとし、減算後を図10のだれ部データbとする。
本実施の形態の加工プログラム33aではX軸方向で7次関数近似、Y軸方向で7次関数近似を行うこととする。ここで関数近似に用いられる関数はスプライン曲線などの別関数でも良い。また、ここでの近似関数を関数2(第2近似関数)と呼称し、dZ‘=g(x,y)とする。
さらに、補正加工により加工範囲が拡大するX軸方向の距離をdxとするとdx分だけX軸方向に関数をシフトさせる必要がある。
つまりdZ’=g((x+dx)、y)の関数とする。
シフト後が図10のだれ部データcとなる。
図4(ステップ210) 加工プログラム33aは、加工範囲拡大部12の誤差量を関数1と関数2を使用して推測する。図12に示す様に加工範囲拡大部12の範囲をXdsからXdeとすると、当該加工範囲拡大部12における関数1の解と関数2の解の加算により算出を行う。
図4(ステップ211) 加工プログラム33aは、演算装置33は全誤差量を加味して工具軌跡を再演算してNCプログラム33bを数値制御装置32に出力する。
その後、図4(ステップ202)に分岐し、数値制御装置32による加工機構部31の制御で加工を行った後、加工プログラム33aが、上述の(ステップ203)以降を実施する。
本実施の形態によれば、ワーク35として、複数の光学機能面102が隣接して重なり合う形状の成形面を有する成形用型101の加工において、隣り合う光学機能面102の重なり合うエッジ部102aにおけるだれ部107の発生を抑止して、理想形状に近い形状にて成形用型101の成形面の加工を行うことが出来る。
(実施の形態2)
本発明の他の実施の形態について、図14および図15を参照して説明する。
なお、装置構成は、上述の実施の形態1の場合と同様であり、加工プログラム33aによって実現される加工方法の作用を、本実施の形態2として図14と図15によって説明する。
図14は、本実施の形態2の作用を示すフローチャートである。
図15は、本実施の形態2によって解消されるだれ部107が発生すると予測される範囲を示す説明図である。
本実施の形態の作用を図14に示すフローチャートに沿って説明する。
図14(ステップ301) 演算装置33の加工プログラム33aは、設計データ33cからワーク35の形状および加工工具37の形状を入力して工具軌跡を演算し、工具軌跡に従ったNCプログラム33bを数値制御装置32へ転送する。
図14(ステップ302) 数値制御装置32はNCプログラム33bに従って加工機構部31を動作させ、ワーク35に対して光学機能面の加工を行う。
図14(ステップ303) 加工プログラム33aは、機上計測装置34により光学機能面形状を計測し、計測値34aの解析を行う。一つの光学機能面102上の誤差量の分布のグラフを図5に示す。現実的には3次元形状であるが図示と説明が複雑となるため、一つの断面に着目して説明を行う。図5におけるフグラフの一つの断面の誤差量の分布を示すグラフを図6に示す。また、図6の略図を図7に示す。
図14(ステップ304) 加工プログラム33aは、形状誤差が許容値内か否かの判別を行う。全て許容値内ならば処理を終了する。
図14(ステップ305) 本実施の形態2の場合、加工プログラム33aは、あらかじめ、図15に示すだれ部107が発生すると予測されるだれ部予想範囲13(特定領域)を定める。
本実施の形態では、加工プログラム33aは、このだれ部予想範囲13を、成形用型101の設計データから得られる光学機能面102が重なり合う稜線(エッジ部102a)から、寸法dだけ内側として定義を行う。加工プログラム33aは、計測点群から、だれ部予想範囲13の計測点を除外する。
図14(ステップ306) だれ部予想範囲13の計測点群が除去された範囲の誤差量を、関数1を使用して推測する。つまり、dZ=f(Xs,y)からdZ=f(Xe、y)にて誤差量を算出する。算出ピッチは計測ピッチと同一する。
図14(ステップ307) さらに、補正加工を行う為にZ軸方向に切り込むと図13に示すとおり加工範囲拡大部12が発生する。加工プログラム33aは、この加工範囲拡大部12の誤差量を、関数1を使用して推測する。つまり、dZ=f(Xds,y)からdZ=f(Xde、y)にて誤差量を算出する。算出ピッチは計測ピッチと同一する。
図14(ステップ308) 加工プログラム33aは、除去された計測点群の誤差量の関数近似を行う。ここで、除去された計測点群の誤差量には、だれ量以外に本来の形状の誤差量が含まれていると考えられるため、推測される誤差量を差し引いて関数近似を行う。
つまり、加工プログラム33aは、計測点PがP(x、y、dz)とすると、PをP(x、y、dz−f(x、y))として計測点Pを算出して関数近似を行うものとする。推測される誤差量を減算する前を図10のだれ部データaとし、減算後を図10のだれ部データbとする。
本実施の形態では加工プログラム33aは、X軸方向を7次関数で近似し、Y軸方向を7次関数で近似する操作を行うこととする。ここで関数はスプライン曲線などの別関数でも良い。また、ここでの近似関数を関数2と呼称し、dZ‘=g(x,y)とする。さらに、補正加工により加工範囲が拡大するX軸方向の距離をdxとするとdx分だけX軸方向に関数をシフトさせる必要がある。つまりdZ’=g((x+dx)、y)の関数とする。シフト後が図10のだれ部データcとなる。
図14(ステップ309) 加工プログラム33aは、加工範囲拡大部12の誤差量を関数1と関数2を使用して推測する。図12に示す様に加工範囲拡大部12をXdsからXdeとすると、加工プログラム33aは、当該加工範囲拡大部12の関数1の解と関数2の解の加算により算出を行う。
図14(ステップ310) 演算装置33(加工プログラム33a)は全誤差量を加味して工具軌跡を再演算してNCプログラム33bを出力する。
その後、図14(ステップ302)で、数値制御装置32は再演算してNCプログラム33bを用いてワーク35を加工し、加工プログラム33aは、(ステップ304)以降を実施する。
本実施の形態2によれば、上述の実施の形態1の効果に加えて、誤差量推測のアルゴリズムを簡略化でき、処理時間を短縮することが出来る。
以上の説明から明らかなように、本発明の各実施の形態によれば、複数の凹面形状の光学機能面102が重なり合う形状の成形用型101の成形面加工において、光学機能面102の重なり合うエッジ部102aにおける加工誤差の発生を抑止して、理想形状に近い形状に光学機能面102の加工を行うことが出来る。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ワーク35としては成形用型101に限らず、複数の隣り合う凹面を形成することが必要な一般のワークに広く適用できる。
(付記1)
同時に2軸以上の直動軸を制御可能で3軸以上の移動軸を持ち、加工工具とワークを相対移動させて加工を行う装置であって、複数光学機能面を有した光学素子をプレス成形する成形型の成形面を加工する加工装置において、
加工工具軌跡を数値制御する数値制御手段と、
ワークを保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されたワークを加工する工具と、
理想形状と加工後のワークの計測結果との誤差量から補正加工量を算出する機能と、加工後のワークの計測結果から光学機能面が重なり合うふち形状の誤差量を予測し補正加工量を算出する機能と、算出した補正加工量を元に加工工具軌跡を再演算する機能とを有する演算手段と、を具備することを特徴とする加工装置。
(付記2)
付記(1)によって予測したふち形状を元に補正加工を行うことを特徴とした成形型の成形面加工方法。
本発明の一実施の形態である加工方法を実施する加工装置の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置を構成する加工機構部の構成の一部を取り出して示す平面図である。 本発明の一実施の形態である加工装置に供されるワークとしての成形用金型の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態である加工装置に供されるワークとしての成形用金型の正面図である。 本発明の一実施の形態である加工装置に供されるワークとしての成形用金型の中央部の断面図である。 本発明の一実施の形態である加工装置における加工工程の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である加工装置に供されるワークとしての成形用金型における一つの光学機能面の形状の計測結果を示すグラフである。 図5に示すグラフの一つの断面を示すグラフである。 図6に示すグラフを簡略化した線図である。 図7に示すグラフからだれ部のデータを除去したグラフである。 だれ部のデータに対して、推測した誤差を付加したグラフである。 だれ部のデータを示すグラフである。 補正加工範囲全体の誤差量の分布を示すグラフである。 図11における拡大される補正加工範囲の予測誤差量部を拡大して示すグラフである。 本発明の一実施の形態である加工装置に供されるワークとしての成形用金型における光学機能面のエッジ部における加工範囲拡大部位を図示した概念図である。 本発明の他の実施の形態の作用を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態によって解消されるだれ部が発生すると予測される範囲を示す説明図である。 一つの光学機能面の中心断面部分の計測を行った結果を示す線図である。 一つの光学機能面の補正加工後の計測結果を示す線図である。 凹型の複数の光学機能面の境界部における加工状態の説明図である。 光学機能面の境界部のだれの発生要因を説明する説明図である。 光学機能面の境界部のだれの発生要因を説明する説明図である。 光学機能面の境界部のだれの発生要因を説明する説明図である。
符号の説明
9 近似関数曲線
10 誤差量曲線
11 計測点除去範囲
12 加工範囲拡大部
13 だれ部予想範囲
30 加工装置
31 加工機構部
32 数値制御装置
33 演算装置
33a 加工プログラム
33b NCプログラム
33c 設計データ
34 機上計測装置
34a 計測値
35 ワーク
36 取り付け台座
37 加工工具
38 スピンドル
50a 着目部
50b 着目部
60a 着目部
60b 着目部
101 成形用型
102 光学機能面
102a エッジ部
104 理想形状
105 誤差量
106 誤差量
106a 不良形状
107 だれ部
108 補正加工ライン
109 通常加工ライン
110 研削砥石
111 接触部位
111a 接触部形状
111b 接触部形状
Te しきい値
a だれ部データ
b だれ部データ
c だれ部データ
d 寸法

Claims (11)

  1. ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を制御して加工する加工方法であって、
    前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工するステップと、
    前記凹面の加工形状を複数の測定点で計測するステップと、
    前記凹面の理想形状と前記測定点に基づく前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
    前記第1近似関数の値から所定の閾値以上に離れた誤差量を持つ前記測定点を除外して当該第1近似関数を決定する操作を除外される前記測定点がなくなるまで反復するステップと、
    前記第1近似関数の決定操作で除外された前記測定点の範囲に対する誤差量を、前記第1近似関数を用いて推定し、得られた前記誤差量から第2近似関数を決定するステップと、
    前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
    補正された前記加工軌跡を用いて前記ワークを加工するステップと、
    を含むことを特徴とする加工方法。
  2. ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を制御して加工する加工方法であって、
    前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工するステップと、
    前記凹面の加工形状を複数の測定点で計測するステップと、
    前記ワークにおける特定領域の前記測定点を除外して、前記凹面の理想形状と前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
    除外された前記特定領域の前記測定点の誤差量を前記第1近似関数によって推定し、当該誤差量を使用して第2近似関数を決定するステップと、
    前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
    補正された前記加工軌跡を用いて前記ワークを加工するステップと、
    を含むことを特徴とする加工方法。
  3. 請求項2記載の加工方法において、
    前記特定領域は、隣り合う複数の前記凹面の境界部を含むことを特徴とする加工方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の加工方法において、
    前記ワークは、複数の前記凹面が転写される複数の光学機能面を有する光学素子を成形する成形面を有する成形型であることを特徴とする加工方法。
  5. ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を生成する加工プログラムであって、
    前記ワークに隣り合うように加工された複数の凹面からなる加工形状の複数の測定点の測定結果を入力するステップと、
    前記凹面の理想形状と前記測定点に基づく前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
    前記第1近似関数の値から所定の閾値以上に離れた誤差量を持つ前記測定点を除外して当該第1近似関数を決定する操作を除外される前記測定点がなくなるまで反復するステップと、
    前記第1近似関数の決定操作で除外された前記測定点の範囲に対する誤差量を、前記第1近似関数を用いて推定し、得られた前記誤差量から第2近似関数を決定するステップと、
    前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする加工プログラム。
  6. ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を生成する加工プログラムであって、
    前記ワークに隣り合うように加工された複数の凹面からなる加工形状の複数の測定点の測定結果を入力するステップと、
    前記ワークにおける特定領域の前記測定点を除外して、前記凹面の理想形状と前記加工形状との誤差分布を示す第1近似関数を決定するステップと、
    除外された前記特定領域の前記測定点の誤差量を前記第1近似関数によって推定し、当該誤差量を使用して第2近似関数を決定するステップと、
    前記第1および第2近似関数を用いて算出された誤差量と、前記理想形状および前記工具の形状とに基づいて当該誤差量を補正する前記加工軌跡を演算するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする加工プログラム。
  7. 請求項6記載の加工プログラムにおいて、
    前記特定領域は、隣り合う複数の前記凹面の境界部を含むことを特徴とする加工プログラム。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の加工プログラムにおいて、
    前記ワークは、複数の前記凹面が転写される複数の光学機能面を有する光学素子を成形する成形面を有する成形型であることを特徴とする加工プログラム。
  9. ワークに対する工具の相対的な加工軌跡を数値制御して、前記ワークに隣り合う複数の凹面を加工する数値制御手段と、
    前記ワークの表面形状を計測する計測手段と、
    前記凹面の理想形状と加工後の前記ワークに形成された前記凹面の計測結果との誤差量から第1補正加工量を算出する機能と、加工後の前記ワークの計測結果から隣り合う前記凹面の境界部の形状の誤差量を予測し第2補正加工量を算出する機能と、算出した前記第1および第2補正加工量に基づいて前記工具の前記加工軌跡を演算する機能とを含む演算手段と、
    を具備することを特徴とする加工装置。
  10. 請求項9記載の加工装置において、
    前記第1補正加工量の算出では、前記ワークの隣り合う複数の前記凹面の境界部に属する前記測定点を除外し、
    前記第2補正加工量の算出では、除外された前記測定点を用いることを特徴とする加工装置。
  11. 請求項9または請求項10記載の加工装置において、
    前記ワークは、複数の前記凹面が転写される複数の光学機能面を有する光学素子を成形する成形面を有する成形型であることを特徴とする加工装置。
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