(1) 遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)から出力される出力情報(たとえば、2次元コード191)を取得する出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図13のステップS123〜ステップS125)を有する携帯端末(たとえば、携帯端末100)と、前記出力情報を取得した前記携帯端末からのアクセスに応じて特典(たとえば、買物ポイント,記念品)を付与するための処理を行なうサーバ(たとえば、遊技機メーカサーバ200)とを備える遊技用システム(たとえば、特典付与システム10)であって、
前記携帯端末は、
前記特典を受けるための特定アクセス(たとえば、非公開URLへのアクセス)を行なうための前記携帯端末の処理手順を示す特定プログラム(たとえば、特典受取アプリ+復号アプリ)を記憶するプログラム記憶手段(たとえば、データ処理部110、記憶部120、図9のステップS105,ステップS119)と、
前記出力情報取得手段によって前記出力情報が取得されたこと(たとえば、図13のステップS125で2次元コード191が記憶されて、ステップS134でその2次元コード191で示される非公開URLが正常に復号されたと判断されたこと)を条件として、前記プログラム記憶手段に記憶された前記特定プログラムに従って、前記サーバに前記特定アクセスを行なう特定アクセス手段(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図13のステップS135)とを備え、
前記サーバは、
前記携帯端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、図15のステップS221,ステップS231)と、
該アクセス受付手段によって受付けられたアクセスが前記特定アクセスであること(たとえば、図15のステップS231で非公開URLにアクセスが有ったと判断されたこと)を条件として、前記特典を付与するための特典付与処理(たとえば、特別特典ページを携帯端末100に送信する処理)を行なう特典付与手段(たとえば、データ処理部210、通信部260、図15のステップS237)とを備える。
このような構成によれば、携帯端末によって、遊技機から出力される出力情報が取得され、出力情報が取得されたことを条件として、記憶された特典を受けるための特定アクセスを行なうための携帯端末の処理手順を示す特定プログラムに従って、サーバに特定アクセスが行なわれる。また、サーバによって、携帯端末からのアクセスが受付けられ、受付けられたアクセスが特定アクセスであることを条件として、特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、出力情報を正規に取得した遊技者が特典の付与を受けられないといった事態を防止しつつ、特定プログラムを記憶していない携帯端末を用いた出力情報の使い回しを効果的に制限することが可能な遊技用システムを提供することができる。
このような構成によれば、携帯端末によって、遊技機での遊技結果を特定可能な遊技結果情報を含む出力情報が取得され、特定アクセスに伴って遊技結果情報がサーバに送信される。また、サーバによって、受付けられた特定アクセスに伴って送信される遊技結果情報に応じた特典付与処理が行なわれる。
(3) 前記特定アクセス手段は、前記特定アクセスに伴って、前記出力情報取得手段によって取得された前記出力情報を特定可能な出力特定情報(たとえば、遊技機IDおよび2次元コード191の取得日時)を前記サーバに送信し(たとえば、図13のステップS135)、
前記サーバは、さらに、
前記アクセス受付手段によって受付けられた前記特定アクセスに伴って送信される前記出力特定情報を少なくとも管理する管理手段(たとえば、データ処理部210、記憶部220、図8の付与済特定情報DB、図15のステップS236)と、
前記アクセス受付手段によって前記特定アクセスが受付られたとき(図15のステップS231で非公開URLにアクセスがあったと判断されたとき)に、前記アクセス受付手段によって受付けられた前記特定アクセスに伴って送信される前記出力特定情報が前記管理手段によって既に管理されていること(たとえば、図15のステップS235でYESと判断されること)を条件として、前記特典付与手段による前記特典付与処理を禁止する特典付与禁止手段(たとえば、データ処理部210、ステップS237で特別特典ページを送信せずに、ステップS238で特典を付与済である旨を送信する)とを備える。
このような構成によれば、携帯端末によって、特定アクセスに伴って、遊技機から取得された出力情報を特定可能な出力特定情報がサーバに送信される。また、サーバによって、受付けられた特定アクセスに伴って送信される出力特定情報が少なくとも管理され、特定アクセスが受付けられたときに、受付けられた特定アクセスに伴って送信される出力特定情報が既に管理されていることを条件として、特典付与処理が禁止される。
このため、ある出力情報に基づいて特定アクセスが行なわれ特典が付与されると、当該出力情報を特定可能な出力特定情報が管理されるので、その後に、その出力情報に基づいて特定アクセスが行なわれてもその出力情報の出力特定情報が既に管理されているので、特典の付与が禁止される。その結果、同一の出力情報に基づいて繰返しアクセスを行ない特典の付与を受けるような行為を防止することができる。
このような構成によれば、サーバによって、特典付与処理を禁止する対象とする出力情報である禁止対象出力情報が設定され、受付けられた特定アクセスに伴って送信される出力特定情報によって特定される出力情報が、設定された禁止対象出力情報であることをさらに条件として、特典付与処理が禁止される。
このような構成によれば、サーバによって、受付けられたアクセスが特定アクセスでないことを条件として、当該アクセスを行なった携帯端末に対して、特典を受けるためには特定プログラムが必要である旨を示す示唆情報が返信される。
このような構成によれば、遊技用サーバによって、携帯端末において遊技機から出力される出力情報が取得されたことを条件として前記携帯端末の処理手順を示す特定プログラムに従って行なわれる特典を受けるための特定アクセスが受付けられ、受付けられたアクセスが特定アクセスであることを条件として、特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、出力情報を正規に取得した遊技者が特典の付与を受けられないといった事態を防止しつつ、特定プログラムを記憶していない携帯端末を用いた出力情報の使い回しを効果的に制限することが可能な遊技用サーバを提供することができる。
(7) 遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)から出力される出力情報(たとえば、2次元コード191)を取得する携帯端末(たとえば、携帯端末100)に記憶され実行される携帯端末用プログラム(たとえば、特典受取アプリ+復号アプリ)と、前記出力情報を取得した前記携帯端末からのアクセスに応じて特典(たとえば、買物ポイント,記念品)を付与するための処理を行なうサーバ(たとえば、遊技機メーカサーバ200)によって実行されるサーバ用プログラム(図15の特典付与処理)とを含む遊技用プログラムであって、
前記携帯端末用プログラムは、
前記特典を受けるための特定アクセス(たとえば、非公開URLへのアクセス)を行なうための処理手順を示すプログラム(たとえば、特典受取アプリ+復号アプリ)であって、
前記出力情報が取得されたこと(たとえば、図13のステップS125で2次元コード191が記憶されて、ステップS134でその2次元コード191で示される非公開URLが正常に復号されたと判断されたこと)を条件として、前記サーバに前記特定アクセスを行なうステップ(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図13のステップS135)を前記携帯端末に実行させ、
前記サーバ用プログラムは、
前記携帯端末からのアクセスを受付けるステップ(たとえば、通信部260、データ処理部210、図15のステップS221,ステップS231)と、
受付けられたアクセスが前記特定アクセスであること(たとえば、図15のステップS231で非公開URLにアクセスが有ったと判断されたこと)を条件として、前記特典を付与するための特典付与処理(たとえば、特別特典ページを携帯端末100に送信する処理)を行なうステップ(たとえば、データ処理部210、通信部260、図15のステップS237)とを前記サーバに実行させる。
このような構成によれば、携帯端末によって、遊技機から出力される出力情報が取得される。また、携帯端末に記憶される特典を受けるための特定アクセスを行なうための処理手順を示す携帯端末用プログラムが携帯端末によって実行されることによって、出力情報が取得されたことを条件として、サーバに特定アクセスが行なわれる。また、サーバ用プログラムがサーバによって実行されることによって、携帯端末からのアクセスが受付けられ、受付けられたアクセスが特定アクセスであることを条件として、特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、出力情報を正規に取得した遊技者が特典の付与を受けられないといった事態を防止しつつ、特定プログラムを記憶していない携帯端末を用いた出力情報の使い回しを効果的に制限することが可能な遊技用プログラムを提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一のまたは相当する部品には同一の符号を付しており、それらの名称および機能は同様であるので、それらの詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明に係る特典付与システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。図1を参照して、特典付与システム10は、携帯端末100と、遊技機メーカサーバ200とを含む。
遊技機メーカサーバ200および携帯端末キャリアサーバ500は、それぞれ、インターネット910に接続される。携帯端末キャリアサーバ500は、アンテナ510を用いて無線で、携帯端末100と通信することが可能である。これにより、携帯端末100および遊技機メーカサーバ200は、通信することが可能である。
遊技場30には、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどが設置される。カードユニット600は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンごとに設けられる。
携帯端末100は、少なくとも、遊技機メーカサーバ200にアクセスを行なって通信する前述の機能に加えて、パチンコ遊技機700の変動表示装置745に表示された2次元コード191を取得する機能を有する。ここで、「サーバにアクセスする」とは、サーバに通信の要求をすることをいう。
さらに、携帯端末100は、アプリケーションソフト実行機能、ウェブページ閲覧機能、および、電子メール機能を有する。また、携帯端末100は、本実施の形態においては用いられない機能であるが、通話機能を有する。
図2は、本実施の形態における携帯端末100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯端末100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、カメラ部190とを含む。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯端末100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのアプリケーションプログラムなどのプログラムやデータを記憶する。
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部からマイクに入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、スピーカで外部に出力する。
無線通信部160は、他の携帯端末またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯端末またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
カメラ部190は、2次元コード191などの被写体を撮像して、撮像された画像を画像データに変換して、変換された画像データをデータ処理部110に出力する。
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたアプリケーションプログラムなどのプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、カメラ部190から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、または、音声入出力部150に出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯端末100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
図3は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、遊技機メーカサーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、遊技機メーカサーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、遊技機メーカサーバ200の管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部210に受渡す。
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部260は、携帯端末100または他のサーバから、インターネット910または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210からインターネット910または他のネットワークを介して携帯端末100または他のサーバに送信するデータを出力する。
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
なお、携帯端末キャリアサーバ500の構成は、図3で説明した遊技機メーカサーバ200の構成と同様である。
図4は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、パチンコ遊技機700は、遊技媒体としての遊技球を用いて所定の遊技を行う遊技機である。図1に示したように、パチンコ遊技機700には、額縁状に形成されたガラス扉枠、ガラス扉枠の下部表面に打球供給皿(上皿)、および、打球供給皿の右下部に遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)などが設けられる。ガラス扉枠の背面には、遊技盤が着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤の前面には遊技盤の表面に立設する打球レールによって囲まれた領域である遊技領域が形成される。
遊技領域の中央付近には、識別情報としての飾り図柄を可変表示(変動表示)する複数の可変表示部を含む変動表示装置745が設けられている。変動表示装置745には、たとえば「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。
変動表示装置745は、遊技の演出を行う演出装置であり、液晶表示装置(LCD)によって構成される。たとえば、変動表示装置9の3つの可変表示部に表示される飾り図柄として、「0」〜「9」の数字の図柄を用いている。そして、変動表示装置9の表示領域各々にて飾り図柄を「0」から順に表示することにより飾り図柄の可変表示を実行する。
遊技球が遊技領域に発射され、遊技領域を流下して、始動入賞口に入賞すると、各種スイッチ730の1つである始動口スイッチが、入賞した遊技球を検出し、検出信号を遊技制御部710に出力する。遊技制御部710は、始動口スイッチからの検出信号を受けたことを条件として、乱数を用いて大当り遊技状態を発生させるか否かを決定し、その決定結果に基づいた演出制御コマンドを演出制御部740に出力する。
演出制御部740は、遊技制御部710から受けた演出制御コマンドに従って、特別図柄を可変表示するように制御するとともに、飾り図柄を可変表示するよう変動表示装置745を制御する。そして、遊技制御部710によって大当り遊技状態を発生させることが事前に決定されている旨の演出制御コマンドを受けた場合、演出制御部740は、特別図柄の大当り図柄(特定表示結果)を停止表示させるように制御するとともに、飾り図柄の大当り図柄を停止表示させるよう変動表示装置745を制御する。
そして、大当り図柄が停止表示されると、遊技制御部710は、大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行させる。大当り遊技状態において、遊技制御部710は、大入賞口および開閉板によって構成される特別可変入賞装置を、各種アクチュエータ750の1つであるソレノイドを動作させて開閉板を開状態にすることで遊技球が入賞可能な開放状態にするように制御し、所定回数、特別可変入賞装置を開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変化させることでラウンド継続させる。
始動入賞口および大入賞口などの入賞口への遊技球の入賞に応じて、それぞれ、始動口スイッチおよびカウントスイッチなどの各種スイッチ730によって出力された検出信号を受けると、遊技制御部710は、入賞口に応じた設定した賞球個数を示す払出制御コマンドを払出制御部760に出力する。
遊技制御部710から払出制御コマンドを受けると、払出制御部760は、当該払出制御コマンドに応じて球払出装置765を駆動して賞球を打球供給皿に払出す。
カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。カードユニット600は、遊技者からプリペイドカードを受付けて、パチンコ遊技機700に設けられた球貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカードに記録されたプリペイドデータで示される価値のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値を減算して、減算した価値に見合った遊技球を払出すことを指示する球貸操作信号をパチンコ遊技機700に送信する。
カードユニット600から球貸操作信号を受けると、払出制御部760は、当該球貸操作信号に応じて球払出装置765を駆動して貸球を打球供給皿に払出す。
カードユニット600は、遊技者から現金を受付けると、プリペイドカードに受付けた現金で示される価値を追加記録する。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に設けられた返却ボタンの操作に応じて、プリペイドカードを排出する。
図5は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される会員情報DB(Database)を説明するための図である。本実施の形態においては、遊技者は、特別特典を受取るための特典受取アプリおよび復号アプリをダウンロードするために、会員登録する必要がある。特別特典とは、遊技機メーカサーバ200の非公開URLへのアクセスで付与される特典であり、図6で後述する一般特典とは異なり、たとえば、特別な待受け画像、着信音楽、買物ポイントおよび記念品などである。たとえば、遊技者は、買物ポイント10ptを使用して携帯端末のストラップと交換できたり、また、買物ポイント100ptを使用してプレミアム動画を受取ったりできる。
ここで、特典受取アプリは、特別特典を受取るための遊技機メーカサーバ200の非公開URLへのアクセスを行なうための携帯端末100の処理手順を示すアプリケーションプログラムである。また、復号アプリは、機種ごとに暗号化された非公開URLを復号するための携帯端末100の処理手順を示すアプリケーションプログラムである。なお、復号アプリには、復号アプリ自体に加えて、機種ごとの非公開URLを暗号化した暗号化キーに対応する復号キーが含まれる。
図5を参照して、会員情報DBには、遊技者の会員IDに対応付けて、遊技者の氏名、性別、生年月日、特典付与機種数、特典付与機種ID、および、メールアドレスが記憶される。後述する遊技機の新機種が発表されたときにその新機種の復号アプリがダウンロード可能となった旨を会員の携帯端末に送信するために、このメールアドレスが利用される。
特典付与機種数は、その遊技者に付与された特別特典に対応する機種の数である。特典付与機種IDは、その遊技者に付与された特別特典に対応する機種の機種IDである。
たとえば、会員IDが「0001」の遊技者については、氏名が「佐藤太郎」、性別が「男」、生年月日が「1970年11月22日」、特典付与機種数が「3」機種、特典付与機種IDが「A,B,C」、メールアドレスが「sato@abc」であることが会員情報DBによって示されている。
また、会員IDが「0002」の遊技者については、氏名が「鈴木花子」、性別が「女」、生年月日が「1971年8月4日」、特典付与機種数が「2」機種、特典付与機種IDが「B,C」、メールアドレスが「suzuki@def」であることが会員情報DBによって示されている。
図6は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される一般特典DBを説明するための図である。一般特典とは、遊技機メーカサーバ200の公開URLへのアクセスで付与される特典であり、前述した特別特典と異なり、たとえば、携帯端末100の待受け画像または着信メロディなどである。一般特典は、公開URLごとにそれぞれ用意される。
なお、特別特典は、会員登録をして特典受取アプリおよび復号アプリをダウンロードしないと取得することができないので、一般特典と比較して、遊技者が取得する手間が掛かる。このため、取得したいといったインセンティブを遊技者に与えるために、特別特典は、一般特典に対して、遊技者が取得したいと思うような価値の高い特典とする必要がある。
たとえば、一般特典の待受け画像が、単独のキャラクタで構成される画像であれば、特別特典の特別な待受け画像は、複数のキャラクタで構成される画像とする。また、一般特典の着信メロディが、1曲の音楽の一部を単音のメロディとして普通の音質でデジタルデータ化したものであれば、特別特典の着信音楽は、1曲すべてを複音で高音質にデジタルデータ化した音楽とする。
また、待受け画像、着信メロディおよび着信音楽などの著作物のコンテンツなどの無体物と異なり、有体物を購入することに用いることができる買物ポイント、および、有体物である記念品などが、特別特典には含まれるが、一般特典には含まれない。
図6を参照して、一般特典DBには、各公開URLに対して一意に割振られる特典No.に対応させて、公開URL、および、その公開URLにアクセスすることで取得できる特典の内容が記憶される。ここで、「URLにアクセスする」とは、URLで示される処理の要求をすることである。
たとえば、特典No.110に対応付けて、公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/kokai1」、および、特典「待受け画像a」が記憶される。同様に、特典No.120および特典No.190に対応付けて、それぞれ、公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/kokai2」および「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/kokai9」、ならびに、特典「待受け画像b」および「着信メロディ」が記憶される。
図7は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される特別特典DBを説明するための図である。図7を参照して、特別特典DBには、各非公開URL、大当り回数および特典付与機種数の組合せに対して一意に割振られる特典No.に対応させて、非公開URL、ならびに、大当り回数、ならびに、特典付与機種数、ならびに、その非公開URL、大当り回数、および、特典付与機種数の組合せでアクセスすることで取得できる特典の内容、ならびに、制限情報、ならびに、対応一般特典No.が記憶される。
ここで、大当り回数とは、パチンコ遊技機700に備えられる遊技終了ボタンが操作されてから、次に遊技終了ボタンが操作されるまでに、大当り遊技状態となった回数である。制限情報とは、特別特典の付与を制限、たとえば、特別特典の付与回数を1回に制限する制限対象とするか否かを示す情報である。対応一般特典No.とは、当該特別特典に対応する非公開URLを含む2次元コードに含まれる公開URLに対応する一般特典の番号である。
たとえば、特典No.「111」に対応付けて、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai11」、大当り回数「0〜4」回、特典付与機種数「−」、特典「ab合体待受け画像」、制限情報「制限なし」、対応一般特典No.「110」が記憶される。
同様に、特典No.「112」,「114」,「115」のそれぞれに対応付けて、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai11」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai12」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai12」、大当り回数「5〜9」回,「−」,「−」、特典付与機種数「−」,「5,10以外」,「5」、特典「ab合体待受け画像+買物ポイント10pt」,「ab合体待受け画像」,「ab合体待受け画像+記念品α」、制限情報「制限あり」,「制限なし」,「制限あり」、対応一般特典No.「112」,「114」,「115」が記憶される。
このように、特別特典の内容に応じて、特別特典の付与を制限することによって、繰返し付与すると不都合が発生するような特別特典の繰返しの特典付与を防止することができる。たとえば、買物ポイントおよび記念品のような、付与回数が増えるとコストが増大する特別特典については、付与回数を制限することによって、コストの増大を防止することができるとともに、待受け画像および着信音楽のような、付与回数が増えてもコストが増大しない特別特典については、付与回数を制限せずに、遊技者の利便性を向上させることができる。
図8は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。図8を参照して、付与済特定情報DBには、非公開URLに対応付けて、当該非公開URLに行なわれたアクセスに伴って送信される情報に含まれる遊技機IDおよび取得日時が記憶される。
たとえば、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai11」に対応付けて、遊技機IDおよび取得日時の組合せ「1111111」および「10021030」、ならびに、「1234567」および「10091520」が記憶される。
図9は、本実施の形態における携帯端末100で実行されるウェブブラウザ処理および遊技機メーカサーバ200で実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。図9を参照して、まず、携帯端末100において、ステップS101で、携帯端末100のデータ処理部110は、会員登録ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。URLの指定は、他のウェブページまたは電子メールなどに添付されたリンクが選択されることによってなされたり、携帯端末100に直接URLが入力されることによってなされたりする。
会員登録ページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS101でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS105以降の処理に進める。
一方、会員登録ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS101でYESと判断した場合)、ステップS102で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の会員登録ページにアクセスをするよう無線通信部160を制御する。ここで、「ウェブページにアクセスする」とは、ウェブページの送信の要求をすることをいう。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS201で、遊技機メーカサーバ200のデータ処理部210は、会員登録ページにアクセスが有ったかを判断する。
会員登録ページへのアクセスが無いと判断した場合(ステップS201でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS205以降の処理に進める。
一方、会員登録ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS201でYESと判断した場合)、ステップS202で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、会員登録ページを送信するよう通信部260を制御する。
ここで、「ページを送信する」とは、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたウェブページを表示するためのハイパーテキストデータを送信することである。
携帯端末100においては、ステップS103で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から会員登録ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した会員登録ページを表示するよう表示部140を制御する。
図10は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図10(A)を参照して、図9のステップS103で携帯端末100の表示部140に表示される会員登録ページには、最上段に、このウェブページの名称である「会員登録ページ」、以下の段に、氏名入力欄、性別選択欄、生年月日入力欄、および、入力された内容を遊技機メーカサーバ200に送信するために操作される「登録」ボタンが表示される。
遊技者は、携帯端末100のデータ入力部130を用いて、この会員登録ページに、必要事項を入力する。ここでは、氏名として「佐藤太郎」、性別として「男」、生年月日として「1970/11/11」が入力されている。
図9に戻って、携帯端末100において、遊技者によって必要事項が入力され、「登録」ボタンが操作されると、ステップS104で、データ処理部110は、会員登録ページに会員登録のために入力された必要事項の情報を、遊技機メーカサーバ200に送信するよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS203で、データ処理部210は、携帯端末100から、会員登録の入力情報を受信するよう通信部260を制御する。
そして、ステップS204で、データ処理部210は、新たに会員IDを発行し、発行した会員ID、ならびに、受信した会員登録の入力情報に基づく氏名、性別および生年月日を、図5で説明した記憶部220の会員情報DBに登録する。
次に、ステップS205で、データ処理部210は、記憶部220に記憶された特典受取アプリを読出して、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS105で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から特典受取アプリを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した特典受取アプリを記憶部120に記憶させる。
図10に進んで、図10(B)で示される特典受取アプリダウンロードページは、特典受取アプリの受信前に携帯端末100の表示部140に表示される。図10(B)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の文章、ダウンロードを開始するために「開始」ボタンの操作を促すための文章、および、特典受取アプリのダウンロードを開始させるための「開始」ボタンが表示される。
「開始」ボタンが遊技者によって操作されると、携帯端末100において、特典受取アプリの受信が開始される。そして、特典受取アプリの受信後に、図10(C)で示される特典受取アプリダウンロードページが、携帯端末100の表示部140に表示される。
図10(C)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典受取アプリのダウンロードが完了した旨、特典受取アプリを起動して遊技機に表示される2次元コード191を読取ると特典を受取ることができる旨、および、特典受取アプリのダウンロードのための処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
図9に戻って、携帯端末100において、ステップ111で、遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS111でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS113以降の処理に進める。
一方、遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS111でYESと判断した場合)、ステップS112で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の遊技機機種選択ページにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS211で、データ処理部210は、遊技機機種選択ページにアクセスが有ったかを判断する。遊技機機種選択ページにアクセスが無いと判断した場合(ステップS211でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS212以降の処理に進める。
一方、遊技機機種選択ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS211でYESと判断した場合)、ステップS212で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、遊技機機種選択ページを送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS113で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から遊技機機種選択ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した遊技機機種選択ページを表示するよう表示部140を制御する。
図11は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図11(A)を参照して、図9のステップS113で携帯端末100の表示部140に表示される遊技機機種選択ページには、最上段に、このウェブページの名称である「遊技機機種選択ページ」、以下の段に、遊技機の情報を取得したい機種の選択を遊技者に促す旨の文章、「機種A」を選択するためのボタン、「機種B」を選択するためのボタン、および、「機種C」を選択するためのボタンが表示される。
図9に戻って、携帯端末100において、ステップS111で、データ処理部110は、遊技者の所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されたか否かを判断する。遊技機機種情報ページのURLが指定されていないと判断した場合(ステップS111でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS116以降の処理に進める。
一方、図11(A)の遊技機機種選択ページで、遊技者によって所望の機種のボタンが操作されて、当該機種の遊技機機種情報ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS111でYESと判断した場合)、ステップS112で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の当該機種の遊技機機種情報ページにアクセスをするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS211で、データ処理部210は、いずれかの機種の遊技機機種情報ページにアクセスが有ったかを判断する。
いずれの機種の遊技機機種情報ページへのアクセスも無いと判断した場合(ステップS211でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS212以降の処理に進める。
一方、いずれかの機種の遊技機機種情報ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS211でYESと判断した場合)、ステップS212で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、当該機種の遊技機機種情報ページを送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS113で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から遊技機機種情報ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した遊技機機種情報ページを表示するよう表示部140を制御する。
図11に進んで、図11(B)を参照して、図9のステップS116で携帯端末100の表示部140に表示される遊技機機種情報ページには、最上段に、このウェブページの名称である「遊技機機種情報ページ」、以下の段に、当該ページの機種の名称,特徴,大当り確率などの機種に関する情報、当該機種に対応する復号アプリのダウンロードを確認する旨の文章、および、当該機種の復号アプリのダウンロードを開始するための「はい」ボタンが表示される。
図9に戻って、携帯端末100において、ステップ117で、遊技者の所望機種の復号アプリDL(download)ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。復号アプリDLページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS117でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS119以降の処理に進める。
一方、図11(B)の遊技機機種情報ページで、遊技者によって「はい」ボタンが操作されて、復号アプリDLページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS117でYESと判断した場合)、ステップS118で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の復号アプリDLページにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS215で、データ処理部210は、いずれかの機種の復号アプリDLページにアクセスが有ったかを判断する。
いずれの機種の復号アプリDLページへのアクセスも無いと判断した場合(ステップS215でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS216以降の処理に進める。
一方、いずれかの機種の復号アプリDLページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS215でYESと判断した場合)、ステップS216で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、当該機種に対応する復号アプリを送信するよう通信部260を制御する。
ここで、すでに他の機種の復号アプリが携帯端末100に送信済である場合は、当該機種に対応する差分で復号アプリを更新するための情報を送信する。前述したように、本実施の形態においては、復号アプリには、復号アプリ自体に加えて、機種ごとの非公開URLを暗号化した暗号化キーに対応する復号キーが含まれるので、ここでの差分は、当該機種に対応する復号キーを復号アプリに加えるための情報である。
携帯端末100においては、ステップS119で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から復号アプリを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した復号アプリを記憶部120に記憶させる。
図11に進んで、復号アプリの受信後に、図11(C)で示されるウェブページが、携帯端末100の表示部140に表示される。図11(C)を参照して、このウェブページには、所望の機種に対応する復号アプリのDLが完了した旨の文章、特典受取アプリを起動して、当該機種に表示される2次元コード191を読取ると、ダウンロードした復号アプリで非公開URLが復号されて特別特典が受取れる旨の文章、および、復号アプリのダウンロードのための処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
図12は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の演出制御部740で実行される2次元コード関連処理の流れを示すフローチャートである。この2次元コード関連処理は、演出制御部740によって行なわれるパチンコ遊技機700における変動表示装置745およびスピーカなどでの演出を制御するための処理のサブルーチンとして実行される処理である。
図12を参照して、パチンコ遊技機700において、ステップS701で、演出制御部740は、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が終了したか否かを判断する。大当り遊技状態が終了していないと判断した場合(ステップS701でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS703の処理に進める。
一方、大当り遊技状態が終了したと判断した場合(ステップS701でYESと判断した場合)、ステップS702で、演出制御部740は、大当り回数を1回加算更新する。
次に、ステップS703で、演出制御部740は、図1のパチンコ遊技機700の変動表示装置745で示すように、大当り回数を含まない2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。
この2次元コード191は、パチンコ遊技機700の機種に対応して生成され演出制御部740のROMに予め記憶される。また、この2次元コード191は、公開URL、暗号化非公開URL、当該機種の機種ID、および、当該パチンコ遊技機700に対して一意に割振られる遊技機IDを含む情報がコード化された画像である。
次に、ステップS704で、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が3回連続で発生する3連チャンが終了したか否かを判断する。3連チャンが終了していないと判断した場合(ステップS704でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS706の処理に進める。
一方、3連チャンが終了したと判断した場合(ステップS704でYESと判断した場合)、ステップS705で、演出制御部740は、ステップS703と同様に、大当り回数を含まない2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。
次に、ステップS706で、演出制御部740は、遊技者によって遊技終了ボタンが操作されることによって遊技終了操作が行なわれたか否かを判断する。遊技終了ボタンが操作されていないと判断した場合(ステップS706でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
一方、遊技終了ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS706でYESと判断した場合)、ステップS707で、演出制御部740は、図1のパチンコ遊技機700の変動表示装置745で示すように、大当り回数に応じた2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。
この2次元コード191は、パチンコ遊技機700の機種に対応して大当り回数ごとに生成され演出制御部740のROMに予め記憶される。また、この2次元コード191は、公開URL、暗号化非公開URL、当該機種の機種ID、および、当該パチンコ遊技機700に対して一意に割振られる遊技機IDを含む情報がコード化された画像である。
次に、ステップS708で、演出制御部740は、大当り回数を0回にリセットする。その後、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
図13は、本実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。図13を参照して、携帯端末100において、特典受取アプリが起動されると、まず、ステップS121で、データ処理部110は、メニュー画面を表示するよう表示部140を制御する。
図14は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。図14(A)を参照して、図13のステップS121で携帯端末100の表示部140に表示されるメニュー画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、メニューとして、2次元コードの読取りを開始するための「1.2次元コード読取」リンク、特典の受取りを開始するための「2.特典受取」リンク、特典受取アプリを終了させるための「3.終了」リンク、および、いずれかのリンクの選択を促す旨の文章が表示される。
図13に戻って、携帯端末100において、ステップS122で、データ処理部110は、図14(A)のメニュー画面で、遊技者によって「2次元コード読取」リンクが操作されることによって、2次元コードの読取りを開始することが選択されたか否かを判断する。2次元コード読取が選択されていないと判断した場合(ステップS122でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS131の処理に進める。
一方、2次元コード読取が選択されたと判断した場合(ステップS122でYESと判断した場合)、ステップS123で、データ処理部110は、カメラ機能を起動させて、カメラ部190で撮影されている画像を表示するよう表示部140を制御する。
図14に進んで、図14(B)を参照して、特典受取アプリの2次元コード読取中の画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、2次元コード読取中である旨の文章、および、カメラ部190で撮影されている画像が表示される。
図13に戻って、ステップS124で、データ処理部110は、遊技者によって携帯端末100が動かされて、撮影されている画像に2次元コードが含まれるようになったか否かを判断する。撮影画像に2次元コードが含まれないと判断した場合(ステップS124でNOと判断した場合)、データ処理部110は、ステップS124の処理を繰返す。
一方、撮影画像に2次元コードが含まれるようになったと判断した場合(ステップS124でYESと判断した場合)、ステップS125で、データ処理部110は、撮影された2次元コードで示される情報および2次元コードの取得日時を記憶部120に記憶させ、記憶が完了した旨を表示するよう表示部140を制御する。2次元コードで示される情報には、公開URL、暗号化非公開URL、機種ID、および、遊技機IDが含まれる。
図14に進んで、図14(C)を参照して、図13のステップS125で携帯端末100の表示部140に表示される画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、2次元コードで示される情報が記憶された旨の文章、および、2次元コードの読取りを終了するための「OK」ボタンが表示される。
図13に戻って、図14(C)の画面で「OK」ボタンが操作されると、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
次に、ステップS131で、データ処理部110は、図14(A)のメニュー画面で、遊技者によって「特典受取」リンクが操作されることによって、特典の受取りを開始することが選択されたか否かを判断する。特典受取が選択されていないと判断した場合(ステップS131でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS141の処理に進める。
一方、特典受取が選択されたと判断した場合(ステップS131でYESと判断した場合)、ステップS132で、データ処理部110は、少なくとも1つの復号アプリが記憶部120に記憶されているか否かを判断する。
復号アプリが少なくとも1つ記憶されていると判断した場合(ステップS132でYESの場合)、ステップS133で、データ処理部110は、ステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードで示される情報のうち暗号化非公開URLを、記憶部120に記憶されている復号アプリに含まれるすべての機種および非公開URLごとの復号キーで、順次、復号することを試みる。
そして、ステップS134で、データ処理部110は、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあるか否かを判断する。正常に復号されたか否かは、復号されたものがURLの体をなしているか否か、たとえば、復号されたものが「http://」の文字で始まる文字列であるか否かを判断することによって判断することができる。
復号アプリが1つも記憶されていないと判断した場合(ステップS132でNOと判断した場合)、または、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがないと判断した場合(ステップS134でNOと判断した場合)、ステップS137で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の公開URLのうちの1つであるステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードで示される情報に含まれる公開URLにアクセスし、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、当該2次元コードで示される情報に含まれる機種IDおよび遊技機ID、ならびに、ステップS125で記憶部120に記憶された取得日時を、遊技機メーカサーバ200に送信する。
図15は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200で実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。図15を参照して、遊技機メーカサーバ200において、まず、ステップS221で、データ処理部210は、通信部260を確認することによって、公開URLのうちの1つにアクセスが有ったか否かを判断する。
公開URLにアクセスが無いと判断した場合(ステップS221でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231の処理に進める。
一方、公開URLの1つにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS221でYESと判断した場合)、ステップS222で、データ処理部210は、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報である会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
特典受取アプリからの公開URLへのアクセスであれば、図13のステップS137で説明したように、当該アクセスに伴って会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時が送信される。
このため、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報を受信していないと判断した場合(ステップS222でNOと判断した場合)、特典受取アプリからのアクセスでないので、ステップS223で、データ処理部210は、特別特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の示唆情報、および、記憶部220に記憶された図6で説明した一般特典DBのアクセスされた公開URLに対応する一般特典である待受け画像または着信メロディをダウンロードするためのリンクを含む一般特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報を受信したと判断した場合(ステップS222でYESと判断した場合)、特典受取アプリからのアクセスであり、特典受取アプリは既にダウンロードされているので、ステップS224で、データ処理部210は、図9および図11(B)で説明した遊技機機種情報ページにアクセスして機種に応じた復号アプリをダウンロードすればさらに特別特典を受取ることが可能である旨の案内情報、および、記憶部220に記憶された図6で説明した一般特典DBのアクセスされた公開URLに対応する一般特典である待ち受画像または着信メロディをダウンロードするためのリンクを含む一般特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
図13に戻って、携帯端末100においては、ステップS138で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から一般特典ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した一般特典ページを表示するよう表示部140を制御する。
図16は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図16(A)を参照して、特典受取アプリからのアクセスでない公開URLへのアクセスに応じてステップS138で携帯端末100の表示部140に表示される一般特典ページには、上段から順に、当該公開URLに対応する一般特典である待受け画像a、特別特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の示唆情報、特典受取アプリのダウンロードを促す旨の文章、および、特典受取アプリをダウンロードするためのウェブページのホームページのURLへのリンクが表示される。
また、図16(B)を参照して、特典受取アプリからの公開URLへのアクセスに応じてステップS138で携帯端末100の表示部140に表示される一般特典ページには、最上段に、一般特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該公開URLに対応する一般特典である待受け画像a、機種ごとの復号アプリをインストールするとさらに豪華な特別特典を受取ることができる旨の案内情報、特典受取アプリのダウンロードを促す旨の文章、および、特典受取アプリをダウンロードするためのウェブページのホームページのURLへのリンクが表示される。
図13に戻って、一方、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあると判断した場合(ステップS134でYESと判断した場合)、ステップS135で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の非公開URLのうちの1つである、ステップS133で復号された非公開URLにアクセスするとともに、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、ステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードで示される情報に含まれる機種ID、遊技機IDおよび大当り回数、ならびに、ステップS125で記憶部120に記憶された取得日時を、遊技機メーカサーバ200に送信する。
図15に進んで、遊技機メーカサーバ200において、ステップS231で、データ処理部210は、通信部260を確認することによって、非公開URLのうちの1つにアクセスが有って、非公開URLへのアクセスに伴って送信される情報である会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
会員IDの送信は、特定プログラム(たとえば、特典受取アプリ+復号アプリ)を記憶している携帯端末100がその特定プログラムに従ってアクセスしなければ送信できないものであり、このステップS231により、携帯端末100からの受信情報中に会員IDが含まれているか否かを判断することが、特定プログラムに従ったアクセスであるか否かの判断となる。
本実施の形態においては、復号された非公開URLは遊技者に表示されないようにしているが、該遊技者が該特定プログラムを改造し、復号後の非公開URLが表示された場合であっても、サーバにて、非公開URLへのアクセスに伴って送信される会員ID等の情報を受信したか否かを判断することによって、非公開URLが一度復号されたものが、特定プログラムを記憶していない携帯端末にコピーされて使い回された場合であっても、特定プログラムを記憶していない携帯端末からは、会員ID等が送信されないため、ステップS231にてNOと判断され、特別特典は付与されない。これにより、効果的に使い回しを防止することができる。
また、復号された非公開URLを表示するようにした場合であっても、特定プログラムを記憶していない携帯端末からは、会員ID等が送信されないため、ステップS231にてNOと判断され、特別特典は付与されない。つまり、この場合であっても、効果的に使い回しを防止することができる。
非公開URLへのアクセスが無いと判断した場合(ステップS231でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、非公開URLへのアクセスが有って、伴って送信される情報も受信されたと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、データ処理部210は、記憶部220に記憶されている図5で説明した会員情報DBに、ステップS231で受信した会員IDに対して、ステップS231で受信した機種IDが既に記憶されているか否かを判断する。
当該会員IDに対して当該機種IDが既に記憶されていると判断した場合(ステップS232でYESと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS234の処理に進める。
一方、当該会員IDに対して当該機種IDが記憶されていないと判断した場合(ステップS232でNOと判断した場合)、ステップS233で、データ処理部210は、図5の会員情報DBに、当該会員IDに対応させて当該機種IDを特典付与済機種IDとして記憶させ、当該会員IDに対応する特典付与機種数を1加算更新する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS234の処理に進める。
次に、ステップS234で、データ処理部210は、アクセスが有った非公開URLに対応する大当り回数または特典付与機種数に応じた特別特典が、付与を制限する制限対象特典であるか否かを判断する。アクセスが有った非公開URLに対応する特別特典が制限対象でないと判断した場合(ステップS234でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS237の処理に進める。
一方、アクセスが有った非公開URLに対応する特別特典が制限対象であると判断した場合(ステップS234でYESと判断した場合)、ステップS235で、データ処理部210は、記憶部220に記憶されている図8で説明した付与済特定情報DBに、当該非公開URLおよびステップS231で受信した遊技機IDに対して記憶されている取得日時を含む所定時間の範囲(たとえば、取得日時の前後1分の範囲)に、ステップS231で受信した取得日時が含まれるような、遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されているか否かを判断する。
なお、このように判断することが、2次元コードを特定可能な情報であるステップS231で受信した遊技機IDおよび取得日時の組合せが、付与済特定情報DBに既に記憶されているか否かを判断することであるとみなす。
たとえば、2次元コードがt分間表示される場合、図8の付与済特定情報DBに、取得日時として、10月2日10時30分を示す「10021030」が記憶されているとすると、10月2日10時(30−t)分から(30+t)分までの間に、複数回2次元コードが撮影されている可能性があるので、所定時間の範囲は、記憶されている取得日時の前後t分の範囲を少なくとも含む範囲とすることが好ましい。
これによって、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードをそのまま他の携帯端末にコピーして使い回すこと、および、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードを複数台の携帯端末で同時に撮影して使うことだけでなく、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードを時間をずらして1台または複数の携帯端末で撮影して使うことも防止することができる。
遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されていると判断した場合(ステップS235でYESと判断した場合)、ステップS238で、データ処理部210は、当該非公開URLに対応する特別特典は既に付与済である旨を、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、遊技機IDおよび取得日時の組合せが未だ記憶されていないと判断した場合(ステップS235でNOと判断した場合)、ステップS236で、データ処理部210は、図8の付与済特定情報DBに、アクセスが有った非公開URLに対応させて、ステップS231で受信した遊技機IDおよび取得日時の組合せを記憶させる。
次に、ステップS237で、ステップS231で受信した情報に大当り回数が含まれていれば、大当り回数に応じた特別特典を含む特別特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信し、ステップS231で受信した情報に大当り回数が含まれていなければ、特典付与機種数に応じた特別特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
図13に戻って、携帯端末100においては、ステップS136で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から特別特典ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した特別特典ページを表示するよう表示部140を制御する。
図16に進んで、図16(C)を参照して、携帯端末100から遊技機メーカサーバ200へ送信される情報に大当り回数が含まれない非公開URLへのアクセスに応じてステップS136で携帯端末100の表示部140に表示される特別特典ページには、最上段に、特別特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該非公開URLに対応する特別特典であるab合体待受け画像、特典付与機種数に応じた特別特典である記念品が付与される旨、および、当該記念品の受取方法を説明するウェブページへのリンクである「コチラ」が表示される。
また、携帯端末から遊技機メーカサーバ200へ送信される情報にに大当り回数が含まれる非公開URLへのアクセスに応じてステップS136で携帯端末100の表示部140に表示される特別特典ページには、最上段に、特別特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該非公開URLに対応する特別特典であるab対決待受け画像、および、大当り回数に応じた特別特典である買物ポイントが付与された旨が表示される。
図13に戻って、ステップS136またはステップS138の後、ステップS139で、データ処理部110は、ステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードで示される情報を記憶部120から削除する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
また、ステップS141では、データ処理部110は、図14(A)のメニュー画面で、遊技者によって「終了」リンクが操作されることによって、特典受取アプリを終了させることが選択されたか否かを判断する。特典受取アプリの終了が選択されていないと判断した場合(ステップS141でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS121に戻す。
一方、特典受取アプリの終了が選択されたと判断した場合(ステップS141でYESと判断した場合)、データ処理部110は、この特典受取アプリを終了させる。
図17は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200で実行される特典設定処理の流れを示すフローチャートである。図17を参照して、遊技機メーカサーバ200において、まず、ステップS301で、ある遊技機の機種に対応する、公開URLおよび一般特典の組合せ、ならびに、非公開URL、大当り回数、特典付与機種数、特別特典および制限対象であるか否かを示す制限情報の組合せが、データ入力部230から入力されたか否かを判断する。
それぞれの組合せに含まれる各情報が入力されていないと判断した場合(ステップS301でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS313の処理に進める。
一方、それぞれの組合せに含まれる各情報が入力されたと判断した場合(ステップS301でYESと判断した場合)、ステップS302で、データ処理部210は、入力されたそれぞれの組合せに含まれる情報を、図6で説明した一般特典DB、および、図7で説明した特別特典DBに記憶させる。
たとえば、公開URLとして「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/kokai1」、
一般特典として「待受け画像a」が入力された場合、図6で説明した一般特典DBの特典No.110で示すように、公開URLおよび一般特典の組合せが記憶される。
また、非公開URLとして「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/hikokai11」、大当り回数として「5〜9」回、特典付与機種数として「−」、特別特典として「ab合体待受け画像+買物ポイント10pt」、制限対象として「制限あり」、対応一般特典No.として「110」が入力された場合、図7で説明した特別特典DBの特典No.112で示すように、非公開URL、大当り回数、特典付与機種数、特別特典、制限情報および対応一般特典No.の組合せが記憶される。
次に、ステップS303で、2次元コードを記憶させる当該機種の遊技機の機種IDおよび複数の遊技機IDが、データ入力部230から入力されたか否かを判断する。入力されていないと判断した場合(ステップS303でNOと判断した場合)、データ処理部210は、ステップS303の処理を繰返す。
一方、機種IDおよび複数の遊技機IDが入力されたと判断した場合(ステップS303でYESと判断した場合)、ステップS304で、データ処理部210は、機種ごとの暗号キーで、ステップS301で入力された非公開URLを暗号化する。
そして、ステップS305で、データ処理部210は、当該暗号キーに対応する復号キーを含む復号アプリを生成して、記憶部220に記憶させる。
次に、データ処理部210は、当該パチンコ遊技機700の新機種情報HP(HomePage)の公開日であれば(ステップS313でYESであれば)、ステップS314で、図5で説明した会員情報DBのメールアドレス宛に、当該新機種の復号アプリがダウンロード可能となった旨を会員の携帯端末100に電子メールで送信する。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1−1) 図13のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードが取得される。図9のステップS105,ステップS119で説明したように、携帯端末100によって、特別特典を受けるための非公開URLへのアクセスを行なうための携帯端末100の処理手順を示す特典受取アプリ+復号アプリが記憶部120に記憶される。図13のステップS125,ステップS134,ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、2次元コードが取得されたことを条件として、記憶された特典受取アプリ+復号アプリに従って、サーバの非公開URLへのアクセスが行なわれる。
また、図15のステップS221,ステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられる。図15のステップS231,ステップS237で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられたアクセスが非公開URLへのアクセスであることを条件として、特別特典ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。
このように、2次元コードを正規に取得した遊技者が特別特典の付与を受けられないといった事態を防止しつつ、特典受取アプリ+復号アプリを記憶していない携帯端末100を用いた2次元コードの使い回しを効果的に制限することができる。
また、背景技術にも記載したように、従来のように、遊技機が、現在時刻情報に基づきQRコードを表示して、サーバが、QRコードの時刻情報によってQRコードが正規のものであるか否かを判断するシステムの場合、時刻を計時して時刻情報により暗号化したQRコードを作成する機能を遊技機に搭載する必要があるため、このような機能を有さない遊技機(既存の遊技機、および、コスト低減のため当該機能が搭載されなかった新機種)については、QRコードに含められたURLの使い回し等の行為を制限できないという問題があった。
しかし、本実施の形態における特典付与システム10によれば、図12のステップS703,ステップS705,ステップS707で説明したように、パチンコ遊技機700によって、予め記憶された2次元コードが表示されて、図13のステップS123〜ステップS125,ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、当該2次元コードが取得されて、特典受取アプリが実行されることによって、2次元コードで示される情報と特典受取アプリに含まれる会員IDとが遊技機メーカサーバ200に送信されて、図15のステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、会員ID等の情報が受信されることによって、正規の2次元コードに含められたURLに基づくアクセスであると判断するようにする。
このように、遊技機メーカサーバ200および特典受取アプリの機能によって正規のアクセスであるか否かを判断するので、RTC(RealTimeClock)機能およびQRコード作成機能などの特別な出力情報を作成する機能をパチンコ遊技機700に備えなくても、2次元コードの使い回しを効果的に制限することができる。
(1−2) 図13のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700での大当り回数を特定可能な情報を含む2次元コードが取得される。図13のステップS135で説明したように、携帯端末100によって、非公開URLへのアクセスに伴って大当り回数を特定可能な情報が遊技機メーカサーバ200に送信される。また、図15のステップS237で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される大当り回数を特定可能な情報で特定される大当り回数に応じた買物ポイントを付与する特別特典ページが携帯端末100に送信される。
このように、特典付与システム10によって、大当り回数などの遊技結果に応じた特別特典が付与される。その結果、遊技者の遊技意欲を掻き立てることができる。
(1−3) 図13のステップS135で説明したように、携帯端末100によって、非公開URLへのアクセスに伴って、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードを特定可能な遊技機IDおよび2次元コードの取得日時が遊技機メーカサーバ200に送信される。また、図15のステップS236で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される遊技機IDおよび2次元コードの取得日時が、当該非公開URLに対応させて、図8の付与済特定情報DBに記憶される。また、図15のステップS231,ステップS235,ステップS237,ステップS238で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、非公開URLへのアクセスが受付けられたときに、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される遊技機IDおよび取得日時が付与済特定情報DBに既に記憶されていることを条件として、特別特典ページが付与されずに、当該特別特典を付与済である旨が送信される。
このように、ある2次元コードに基づいて非公開URLへのアクセスが行なわれ特別特典が付与されると、当該2次元コードを特定可能な遊技機IDおよび取得日時が付与済特典DBに記憶されるので、その後に、その2次元コードに基づいて非公開URLへのアクセスが行なわれてもその2次元コードの遊技機IDおよび取得日時が既に記憶されているので、当該非公開URLに対応する特別特典の付与が禁止される。その結果、同一の2次元コードに基づいて繰返し非公開URLへのアクセスを行ない特別特典の付与を受けるような行為を防止することができる。
(1−4) 図17のステップS301で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、2次元コードの遊技機IDおよび取得日時が既に記憶されている場合に特別特典の付与を禁止する対象、つまり制限対象とする2次元コードで示される非公開URL、大当り回数および特典付与済機種数の組合せが設定される。図15のステップS234,ステップS235,ステップS237,ステップS238で説明したように、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される遊技機IDおよび取得日時によって特定される2次元コードが、設定された制限対象とする2次元コードであることをさらに条件として、2次元コードの遊技機IDおよび取得日時が既に記憶されている場合に特別特典の付与が禁止される。
このように、特別特典の内容に応じて、繰返しの特別特典の付与を禁止する制限対象とするか否かを適切に設定できる。
(1−5) 図15のステップS221,ステップS223で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられたアクセスが非公開URLへのアクセスでないことを条件として、当該アクセスを行なった携帯端末100に対して、特別特典を受けるためには特典受取アプリが必要である旨を示す示唆情報が返信される。
このように、特別特典の付与を受けるためには特典受取アプリの取得が必要であることを遊技者に認識させることができる。
(2−1) 図13のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードが取得される。図9のステップS211〜ステップS214で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からの遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスに応じて予め記憶している遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページが送信される。図9のステップS201,ステップS211,ステップS213,ステップS215、図15のステップS221,ステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられる。図9のステップS215,ステップS216で説明したように、図9のステップS212で送信された遊技機機種選択ページにおいて、ステップS114で遊技者によって所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されてステップS115で行なわれたアクセスに応じてステップS214で送信された遊技機機種情報ページにおいて、ステップS117で遊技者によって復号アプリのDLページのURLが指定されてステップS118で行なわれた復号アプリのDLページへのアクセスがステップS215で有ったと判断されたことを条件として、当該アクセスを行なった携帯端末100に対して、暗号化非公開URLを復号するための携帯端末100の処理手順を示す復号アプリが送信される。
また、図9のステップS119で説明したように、携帯端末100によって、遊技機メーカサーバ200から送信されてきた復号アプリが記憶部120に記憶される。図13のステップS133で説明したように、携帯端末100によって、記憶された復号アプリに従って、取得された2次元コードで示される情報に含まれる暗号化非公開URLが復号される。
そして、図13のステップS137で説明したように、携帯端末100によって、図13のステップS132で復号アプリが当該携帯端末100に記憶されていないと判断され、かつ、図13のステップS123からステップS125までで2次元コードが撮影され2次元コードで示される情報が記憶されたことを条件として、当該2次元コードで示される情報に含まれる公開URLに基づくアクセスが行なわれる。一方、図13のステップS135で説明したように、図13のステップS132で復号アプリが当該携帯端末100に記憶されていると判断され、かつ、図13のステップS123からステップS125までで2次元コードが撮影され2次元コードで示される情報が記憶されたことを条件として、復号された非公開URLに基づくアクセスが行なわれる。
また、図15のステップS224で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図15のステップS221で公開URLへのアクセスが受付けられたと判断されたことを条件として、一般特典ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。一方、図15のステップS237で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図15のステップS231で非公開URLへのアクセスが受付けられたと判断されたことを条件として、特別特典ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。
このように、特別特典を受けるためには、復号アプリの配信を受けておく必要があるので、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを行なう必要がある。また、復号アプリの配信を受けた後特別特典を受けるためには、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードを取得する必要があるので、実際にパチンコ遊技機700で遊技する必要がある。
その結果、パチンコ遊技機700での遊技が遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページにアクセスすることに対する動機付けになるとともに、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスがパチンコ遊技機700において遊技することに対する動機付けとなるといった相乗効果を得ることが可能な特典付与システム10を提供することができる。
(2−2) 図15のステップS224で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、公開URLへのアクセスを行なった携帯端末100に対して、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを条件に特別特典の付与が受けられる旨を示す案内情報が返信される。
このように、特別特典の付与を受けられることを知らない遊技者に案内情報が送信される。その結果、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを新たな遊技者に対して促すことができるので、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
(2−3) 図9のステップS214で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、パチンコ遊技機700の各機種ごとの機種情報を含む遊技機機種情報ページが送信される。図9のステップS216で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図9のステップS114で遊技者の所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されることに応じてステップS214で送信された遊技機機種情報ページの復号アプリDLページのURLが指定されることに応じて対応する復号アプリが送信される。また、図13のステップS132〜ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、ステップS132で、少なくとも1つの復号アプリが記憶されていると判断され、ステップS133で、記憶されたすべての復号アプリで暗号化非公開URLの復号が試みられ、ステップS134で、正常に復号されたものがあったと判断されることによって、間接的に、取得された2次元コードに含まれる機種IDから特定される機種の復号アプリが記憶部110に記憶されていると判断されることをさらに条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれる。
このように、特別特典を受けるためには、さらに、2次元コードが出力されるパチンコ遊技機700の機種の復号アプリが必要である。その結果、遊技機機種情報ページへアクセスして機種ごとに復号アプリを取得する必要があるため、遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
(2−4) 図17のステップS314で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、ステップS313で新機種情報HPの公開日であると判断されたことを条件として、当該新機種の復号アプリが送信可能とされた旨を示す電子メールが携帯端末100に送信される。
このため、新機種の復号アプリが送信可能となったことを遊技者に認識させることができ、特別特典を受けるための準備を事前に遊技者にさせることができる。その結果、遊技者の利便性を向上させることができる。
(2−5) 図13のステップS135で説明したように、携帯端末100によって、非公開URLへのアクセスに伴って、当該携帯端末100を識別可能な会員IDおよび取得された2次元コードに含まれる機種IDが送信される。そして、図15のステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、非公開URLへのアクセスに伴って送信される会員IDおよび機種IDが受信される。図15のステップS233で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、各会員IDごとの、受付けられた機種IDで特定される機種の累計の特典付与済機種数が加算更新される。図15のステップS237で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、非公開URLへのアクセスを行なった携帯端末100の会員IDの計数された特典付与済機種数に応じた特別特典を含む特別得点ページが送信される。
このように、遊技者が2次元コードを取得したパチンコ遊技機700の特典付与済機種数に応じた特別特典が付与される。その結果、より多くの機種で遊技することを遊技者に促すことができる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態においては、携帯端末の例として、たとえば電話機能を有する携帯端末100を示した。しかし、これに限定されず、本発明における携帯端末は、2次元コード191などのアクセス先を特定可能な情報を取得する機能と、サーバにアクセスを行なう機能とを有する携帯端末であれば、どのような携帯端末であってもよく、たとえば、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型パーソナルコンピュータ、および、腕時計などであってもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、特典受取アプリと復号アプリとを遊技機メーカサーバ200から携帯端末100がダウンロードするものを示したが、それに代えて、それらアプリの一方または双方を予め記憶している携帯端末100であってもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、特典付与システム10のサーバの例として、遊技機メーカサーバ200を示した。しかし、これに限定されず、本発明におけるサーバは、ウェブサーバ機能(機種情報を提供する機能を含む)と、携帯端末100に特典を付与する機能とを有するサーバであれば、どのようなサーバであってもよく、たとえば、ウェブサーバ機能を有するサーバと、携帯端末100に特典を付与する機能を有するサーバとを含むサーバ群であってもよい。この場合、アクセス受付手段は、各々のサーバに設けられる。つまり、アクセス受付手段は、複数のものから構成されていてもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、遊技機の例として、たとえばパチンコ遊技機700を示した。しかし、これに限定されず、本発明における遊技機は、2次元コード191などのアクセス先を特定可能な情報を表示する機能を有する遊技機であれば、どのような遊技機であってもよく、たとえば、スロットマシン、業務用ゲーム機、および、家庭用ゲーム機などであってもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、図13のステップS135で、携帯端末100によって、非公開URLへのアクセスに伴って、遊技者の携帯端末を識別可能な会員IDおよびパチンコ遊技機700から取得した2次元コードで示される情報にふくまれる機種IDが送信されるようにした。そして、図15のステップS231で、遊技機メーカサーバ200によって、非公開URLへのアクセスに伴って送信される会員IDおよび機種IDが受信され、ステップS233で、会員IDごとに図5の会員情報DBに記憶された、受信された機種IDで特定される機種の累計の特典付与機種数が加算更新され、ステップS237で、非公開URLへのアクセスを行なった携帯端末の加算更新された特典付与機種数に応じた特別特典を含む特別特典ページが当該携帯端末100に送信されることによって特別特典を付与するための処理が行なわれるようにした。
しかし、これに限定されず、携帯端末100における特典受取アプリにおいて、パチンコ遊技機700から2次元コードが取得されたことを条件として、当該2次元コードで示される情報に含まれる機種IDから特定される機種の累計の特典付与機種数が加算更新され、非公開URLへのアクセスに伴って、加算更新された特典付与機種数を特定可能な特典付与機種数情報が遊技機メーカサーバ200に送信されるようにする。そして、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からの非公開URLへのアクセスに伴って送信される特典付与機種数情報が受信され、受信された特典付与機種数情報で特定される特典付与機種数に応じた特別特典を含む特別特典ページを当該携帯端末100に送信されることによって特別特典を付与するための処理が行なわれるようにしてもよい。
(6) 前述した実施の形態においては、パチンコ遊技機700などの遊技機から出力される出力情報またはアクセス情報である2次元コードに、特典の付与を受けるアクセスのアクセス先の公開URLおよび非公開URLが含まれるようにした。しかし、これに限定されず、出力情報またはアクセス情報は、特典の付与を受けるアクセスのアクセス先を特定可能なものであればよい。
たとえば、予め特典受取アプリまたは復号アプリに特典の付与を受けるアクセスのアクセス先を当該アクセス先の識別情報とともに記憶しておき、出力情報またはアクセス情報には、当該識別情報を含むようにしてもよい。
また、2次元コードに、公開URLや非公開URLが含まれずに、出力特定情報としての出力情報の種類を示すコード情報(特典種別ID)が含まれるようにしてもよい。この場合、特典受取アプリに1つのURLが含まれており、そのURLへのアクセスに伴ってコード情報(特典種別ID)を送信するようにしてもよい。
また、出力情報またはアクセス情報は、単なる画像であり、当該画像を取得した携帯端末100によって、当該画像が電子メールに添付されて遊技機メーカサーバ200に送信され、遊技機メーカサーバ200によって、当該画像が認識されて、当該画像が正当なものであれば当該画像に対応するアクセス先を示す情報が携帯端末100に送信されるようにしてもよいし、当該アクセス先に代えて、特典が添付された電子メールを返信するようにしてもよい。
(7) 前述した実施の形態においては、図15のステップS237で、大当り回数に応じた特別特典を付与するようにした。しかし、これに限定されず、遊技結果情報に応じて特別特典を付与するものであればよい。たとえば、遊技結果情報は、遊技時間であってもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、図12のステップS706で、遊技終了操作が行なわれたときに、ステップS708で、遊技結果情報である大当り回数をリセットするようにした。しかし、これに限定されず、所定時間、遊技機の稼動がないことで遊技結果情報をリセットするようにしてもよい。
また、遊技終了ボタンに加えて遊技開始ボタンを設け、遊技終了ボタンが操作されると、図12のステップS707で説明したように、大当り回数に応じた2次元コードを変動表示装置745に表示制御する一方、遊技開始ボタンが操作されると、ステップS708のように、大当り回数を0回にリセットするようにしてもよい。
(9) 前述した実施の形態においては、パチンコ遊技機700から取得した2次元コードを特定可能な情報が、2次元コードで示される情報に含まれる遊技機ID、および、図13のステップS125で2次元コードが取得されたときに携帯端末100によって定められる取得日時であることとした。
しかし、これに限定されず、パチンコ遊技機700に2次元コードを生成する機能およびリアルタイムクロック機能を設けるようにして、パチンコ遊技機700から取得した2次元コードを特定可能な情報が、予めパチンコ遊技機700に記憶され2次元コードで示される情報に含められた遊技機ID、および、2次元コード生成時に2次元コードに含められた時刻情報であることとしてもよい。
(10) 前述した実施の形態のおいては、図8の付与済特定情報DBで、パチンコ遊技機700から取得した2次元コードを特定可能な情報として、アクセスがあった非公開URLに対応付けて、遊技機IDおよび取得日時を管理するようにした。しかし、これに限定されず、さらに、アクセス回数を会員IDごとに管理するようにしてもよい。
(11) 前述した実施の形態においては、図15のステップS236で、2次元コードを特定可能な情報として遊技機IDおよび取得日時の組合せが一度記憶されると、次に、同じ遊技機IDおよび当該取得日時の所定範囲の取得日時の組合せでアクセスが行なわれたとしても、ステップS235で、既にその組合せが記憶されているとして、ステップS237で特典を付与しないようにした。
しかし、これに限定されず、アクセスの上限回数を設定するようにして、設定された上限回数以上アクセスが行なわれたときに、特典を付与しないようにしてもよい。
(12) 前述した実施の形態においては、遊技機メーカサーバ200によって、図15のステップS231で、非公開URLへのアクセスがあったと判断されたことを条件として、ステップS236で、そのアクセスに伴って送信された2次元コードを特定可能な情報である遊技機IDおよび取得日時の組合せが記憶されるようにし、その後に、図15のステップS231で、非公開URLへのアクセスがあったと判断されたときに、当該アクセスに伴って送信される遊技機IDに対して記憶された取得日時の所定範囲に当該アクセスに伴って送信される取得日時が含まれる遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されていることを条件として、ステップS237での特典の付与を禁止するようにした。
そして、遊技機メーカサーバ200によって、図7の特別特典DBで示されるように、図17のステップS301,ステップS302で非公開URL、大当り回数および特典付与機種数の組合せを制限対象とするか否かが予め設定され、図15のステップS234で制限対象であるか否かが判断されるようにして、制限対象であると判断されたことを条件として、前述のステップS235での判断に基づいて、特典の付与を禁止するか否かを判断するようにした。
しかし、これに限定されず、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードを特定可能な情報である遊技機IDおよび取得日時の組合せが記憶されるようにし、その後に、パチンコ遊技機700から取得されたときに、2次元コードで示される情報に含まれる遊技機IDに対して記憶された取得日時の所定範囲に当該2次元コードの取得日時が含まれる遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されていることを条件として、遊技機メーカサーバ200への当該2次元コードに基づくアクセスが行なわれないようにしてもよい。
そして、携帯端末100によって、非公開URL、大当り回数および特典付与機種数の組合せを制限対象とするか否かを示す制限対象情報を更新するための更新情報が予めサーバから配信され、配信された更新情報に従って携帯端末に記憶された特典受取アプリに含まれている制限対象情報が更新されるようにして、2次元コードを取得した携帯端末100によって、当該制限対象情報に基づいて制限対象であるか否かが判断されるようにし、制限対象であることを条件として、前述の判断に基づいて、遊技機メーカサーバ200への2次元コードに基づくアクセスが行なわれないようにしてもよい。
(13) 前述した実施の形態においては、遊技機の情報を提供する情報提供サイトである図11(B)で示した遊技機機種情報ページにアクセスして当該遊技機機種情報ページにリンクされた復号アプリダウンロードページにアクセスするだけで、図9のステップS216およびステップS119で復号アプリがダウンロードできることとした。しかし、これに限定されず、さらに、会員登録されていること、または、遊技結果(大当り回数)に応じたポイント使用をダウンロードの条件としてもよい。
(14) 前述した実施の形態のおいては、図9のステップS216で、すでに他の機種の復号アプリが携帯端末100に記憶されている場合には、遊技者の所望の機種に対応する差分で復号アプリを更新するための情報を携帯端末100に送信するようにした。
しかし、これに限定されず、各機種ごとに個別に復号アプリを設け、他の機種の復号アプリがすでに携帯端末100に記憶されていたとしても、遊技者の所望の機種に対応する新たな復号アプリを携帯端末100に送信するようにしてもよい。
(15) 前述した実施の形態においては、復号アプリは、一度、携帯端末100にダウンロードされれば、特に期限はなく使えるものとした。しかし、これに限定されず、復号アプリの使用可能期限を設けるようにしてもよい。
具体的には、遊技機メーカサーバ200によって、図17のステップS304で、所定期間ごと(たとえば月ごと)の複数の暗号キーで非公開URLがそれぞれ暗号化され、ステップS305で、それぞれの暗号キーごとの復号アプリが生成され、2次元コードに所定期間ごとの暗号化非公開URLを示す情報が含められるようにし、図9のステップS216で、日に応じた所定期間に対応する復号アプリがダウンロードされるようにする。そして、パチンコ遊技機700によって、日に応じた所定期間に対応する2次元コードが表示されるようにする。これによって、復号アプリの使用可能期限を所定期間とすることができる。
(16) 前述した実施の形態においては、図13のステップS132で、少なくとも1つの復号アプリが記憶されているか否かを判定するようにした。しかし、これに限定されず、各機種IDからそれに対応する復号アプリを特定できるように携帯端末100に記憶させておき、読取った2次元コードに含まれている機種IDに対応する復号アプリが記憶されているか否か判定し、記憶されている場合にその復号アプリを用いて暗号化非公開URLを復号するようにしてもよい。
また、アプリとしては、特典受取アプリと復号アプリとがあるが、特典受取アプリのみにしてもよい。この場合には、読取った2次元コードに含まれている機種情報に基づいて対応する復号キーが特典受取アプリに記憶され、その復号キーを用いて特典受取アプリが暗号化非公開URLを復号する。
(17) 前述の実施の形態では、遊技機メーカサーバ200の記憶部220に一般特典DBを記憶させて公開URLにアクセスしてきた遊技者に一般特典を付与するものを示したが、この一般特典DBを記憶させないようにして遊技者に一般特典を付与しないようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、復号アプリを携帯端末100にダウンロードした会員のみが、暗号化URLを復号して非公開URLにアクセスして特別特典を取得できるようにしたが、2次元コード191に暗号化されていない平文のURLを含ませ、読取った平文のURLに直接アクセスして特別特典を取得できるようにしてもよい。
さらに、前述の実施の形態では、携帯端末100により非公開URLにアクセスしてデータを送信する際に遊技機IDと取得日時も送信し(図13のステップS135参照)、遊技機メーカサーバ200側において、同じ遊技機IDおよび取得日時の組合せの重複した送信による重複した特典の取得という不正行為を防止している(図15のステップS234参照)。しかし、この遊技機IDおよび取得日時の送信およびそれに基づいた不正行為のチェックを行なわないようにしてもよい。
(18) 前述した実施の形態では、パチンコ遊技機700の変動表示装置745から表示される2次元コード191を携帯端末100が撮影してそれに含まれるURLにアクセスするものを示したが、それに代えて、変動表示装置745により予め定められた演出画像が表示され、その演出画像を携帯端末100で撮影して遊技機メーカサーバ200に送信するようにしてもよい。
その場合に、特典DBにおいて、URLの代わりに演出画像を記憶させ、送信されてきた演出画像がどの種類の演出画像に一致するかを判別して、その一致する演出画像に対応して記憶されている特典を付与するとともに、その一致する演出画像に対応して記憶されている特典種別IDを当該会員IDに対応付けて取得特典DBに記憶させる。
なお、各種演出画像とそれに対応した演出画像コードとを記憶する専用の演出画像DBを構築し、送信されてきた演出画像をその演出画像DBで照合チェックして、一致する演出画像に対応する演出画像コードを割出すようにしてもよい。そして特典DBには演出画像自体を記憶させるのではなく演出画像コードを記憶させ、割出された演出画像コードに対応して記憶されている特典および特典種別IDを特典DBを検索して割出すようにしてもよい。
(19) 前述の実施の形態では、大当り終了時あるいは連チャン終了時において、2次元コードを変動表示装置745により表示するものを示したが、それに代えてまたはそれに加えて、プレミアムリーチ成立時等に、2次元コードを変動表示装置745で表示するようにしてもよい。
(20) 前述の実施の形態では、新機種のパチンコ遊技機700の発表時に、その新機種のパチンコ遊技機700における特別特典DB用のデータを新たに設定し、当該新たに設定された新機種を特定可能な案内情報を携帯端末100に送信するものを示した。
しかし、それに限らず、この案内情報の携帯端末100への送信時期は、特別特典DB用のデータが設定されたとき、携帯端末100が遊技機メーカサーバ200のホームページにアクセスしたとき、パチンコ遊技機700からの出力情報(2次元コードや演出画像等)を携帯端末100が取込んで遊技機メーカサーバ200にアクセスしたとき等、どのようなときであってもよい。
(21) 前述した実施の形態においては、図17のステップS314で説明したように、新機種情報は電子メールで送信するようにした。しかし、これに限定されず、携帯端末100から遊技機メーカサーバ200にアクセスがあったことを条件として、新機種情報を返信するようにしてもよい。
(22) 前述した実施の形態においては、携帯端末100によって、遊技機機種情報ページへアクセスされて機種ごとの復号キーを含む復号アプリが取得されて、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードに含まれる機種IDで特定される機種の復号キーを含む復号アプリが記憶されていることを条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれるようにした。つまり、当該復号アプリが記憶されていなければ非公開URLへのアクセスが行なわれない。
しかし、これに限定されず、次のようにしてもよい。すなわち、全機種の暗号化非公開URLを復号可能な復号キーおよび復号アプリが、予め携帯端末に記憶されていることを前提にして、携帯端末100によって、遊技機機種情報ページへアクセスされることを条件として、当該ページへアクセスをしたことを示すフラグが記憶されるようにして、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードに含まれる機種IDで特定される機種の遊技機機種情報ページへアクセスしたことを示すフラグが記憶されていることを条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれるようにしてもよい。つまり、非公開URLは復号されるが、当該フラグが記憶されていなければ非公開URLへのアクセスが行なわれないようにしてもよい。
これによっても、特別特典をうけるためには、さらに、2次元コードが出力されるパチンコ遊技機700の機種の遊技機機種情報ページへアクセスすることが必要である。その結果、遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
(23) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 特典付与システム、30 遊技場、100 携帯端末、110 データ処理部、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 カメラ部、191 2次元コード、200 遊技機メーカサーバ、210 データ処理部、220 記憶部、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、500 携帯端末キャリアサーバ、510 アンテナ、600 カードユニット、700 パチンコ遊技機、710 遊技制御部、730 各種スイッチ、740 演出制御部、745 変動表示装置、750 各種アクチュエータ、760 払出制御部、765 球払出装置、745 変動表示装置、910 インターネット。