JP2009128887A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続して媒体を供給すると媒体非通過部分が過熱状態になり、ときには定着ベルト4が破損してしまうという危険性を解消すること。
【解決手段】 定着ローラ3は、定着ベルト4に内接し、熱源6とともに上記定着ベルトを張架し、加圧ローラ2は、定着ローラ3との間に定着ベルト4を挟持し、金属板7は、定着ベルト4の内面に当接し、定着ベルト4の走行方向を横断して配設され定着ベルトにおける媒体非通過部分から媒体通過部分への熱量の伝導が可能になり、両者間に温度差が発生するのを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等に用いられる定着装置、及び該定着装置を用いた画像形成装置に関する。
近年、省電力化や立ち上がり時間の短縮化を目的として無端ベルトを用いた定着装置を備える画像形成装置が実用化されている(特許文献1参照)。ここで無端ベルトを用いた定着装置の概要について説明する。
図9は、従来の無端ベルトを用いた定着装置の説明図である。
図に於いて、2は加圧ローラであり、芯金2aと弾性層2bとを有し、芯金2aを介して図示しない駆動源から回転駆動力を受け入れるローラである。3は定着ローラであり、芯金3aと弾性層3bとを有し、加圧ローラ2によって押圧されニップ部Nを形成するローラである。定着ベルト4は無端ベルトであり、図に示すように定着ローラ3と、支持体5とで張架される円筒状のベルトである。6は熱源であり、定着ベルト4の内面に当接されている面状の熱源である。
かかる構成を有する従来の無端ベルトを用いた定着装置は、図示しない駆動源により加圧ローラ2が回転駆動される。加圧ローラ2が回転駆動されると、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力、及び定着ベルト4と定着ローラ3との摩擦力を介して、定着ローラ3が従動回転される。定着ローラ3が従動回転されると、定着ベルト4と支持体5との摩擦力に抗して、定着ベルト4が走行駆動される。この定着ベルト4は熱源6によって所定の温度に維持される。かかる目的を達成するために、定着ベルト4は、耐熱性が高く熱伝導率の低い材料(後述する)により構成されている。記録シート(図示しない)は、所定の温度に維持された定着ベルト4により走行され、ニップ部Nを通過する。その結果、未定着トナーが記録シート上に加熱、加圧定着される。ここで、加圧ローラ2が定着ローラ3を押圧してニップ部Nを形成するのは、記録シート及び未定着トナーに十分な熱量を供給するためである。
特願2006−154823号
記録シート(図示しない)が、所定の温度に維持された定着ベルト4により搬送され、ニップ部Nを通過するときに、媒体搬送方向に垂直な媒体幅に対応する定着ベルト4の媒体通過部分では、媒体による熱量の吸収が発生する。一方、上記媒体幅を超える部分に対応する定着ベルト4の媒体非通過部分では、媒体による熱量の吸収は発生しない。又、定着ベルト4が、熱伝導率の低い材料で構成されている場合には、媒体通過部分と媒体非通過部分との間に温度差が発生し、連続して媒体を供給すると媒体非通過部分が過熱状態になり、ときには定着ベルト4が破損してしまうという解決すべき課題が残されていた。
本発明は、トナー像が転写された記録媒体を、加熱部材により加熱された無端ベルトを用いて定着する定着装置であって、上記無端ベルトに内接し、上記加熱部材とともに上記無端ベルトを張架する第1の加圧部材と、上記第1の加圧部材との間に上記無端ベルトを挟持し、該無端ベルトを加圧する第2の加圧部材と、上記無端ベルトの内面に当接し、上記無端ベルトの内面に当接し、上記無端ベルトの走行方向を横断して配設される熱良導部材とを備えることを主要な特徴とする。
無端ベルトの内面に当接し、上記無端ベルトの走行方向を横断して配設される熱良導部材を備えるので、無端ベルトにおける媒体非通過部分から媒体通過部分への熱量の伝導が可能になり、両者間に温度差が発生するのを抑制出来る。その結果、連続して媒体を供給すると媒体非通過部分が過熱状態になり、ときには無端ベルトが破損してしまうという危険性が解消されるという効果を得る。
図1は、本発明を適用する画像形成装置の説明図である。
本発明を適用する画像形成装置としてカラープリンタを1例に挙げて説明する。図に於いて、40K、40Y、40M、40Cは、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色を現像する現像装置である。50は、定着装置である。各色毎の現像装置の構成は同様なので、ここでは1例としてブラック現像装置40Kのみについて説明する。
ブラック現像装置40Kは、像担持体41Kと、帯電部42Kと、潜像形成部43Kと、現像部44Kと、転写部45Kとを備える。像担持体41Kは感光ドラムである。帯電部42Kは像担持体41Kの表面を負に帯電させる。潜像形成部43Kは、負に帯電された像担持体41Kの表面に光照射して静電潜像を形成する。現像部44Kは、静電潜像にトナーを供給して現像する。現像されたトナー像は転写部45Kで記録媒体に転写される。更に、記録媒体上に転写されたトナー像は、定着装置50で記録媒体上に定着され排出される。以下に説明する実施例は、この定着装置50にかかるものである。以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
図2は、実施例1の定着装置の説明図である。
図に示すように実施例1の定着装置50Aは、加圧ローラ2と、定着ローラ3と、定着ベルト4と、支持体5と、熱源6と、金属板7とを備える。
加圧ローラ2は、芯金2aと弾性層2bとを有し、対向する定着ローラ3に押圧力Fを加えてニップ部Nを形成し、且つ、図示しない駆動源から回転駆動力を受け入れる外径20mmから40mmのローラである。ここで芯金2aは、鉄材などで構成される軸芯であり、図示しない駆動源から回転駆動力を受け入れると共に、図示しない軸受け部に回転自在に軸支されている。又、弾性層2bは、芯金2aの外周面に同心円上に形成されている例えばシリコンゴム等からなる1mmから10mmの耐熱弾性材である。更に、その表面には離型層として図示しないフッ素系樹脂が10μmから50μm積層されている。
定着ローラ3は、芯金3aと弾性層3bとを有し、加圧ローラ2によって押圧力Fが加えられ、ニップ部Nを形成する、外径20mmから40mmのローラである。この定着ローラ3は、加圧ローラ2から、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力、及び定着ベルト4と定着ローラ3との摩擦力を介して回転駆動力を受け入れ、従動回転しながら定着ベルト4を走行駆動するローラである。加圧ローラ2と同様に芯金3aは、鉄材などで構成される軸芯であり、図示しない軸受け部に回転自在に軸支されている。又、弾性層3bは、芯金3aの外周面に同心円上に形成されている例えばシリコンゴム等からなる1mmから10mmの耐熱弾性材である。更に、その表面には離型層として図示しないフッ素系樹脂が10μmから50μm積層されている。
定着ベルト4は、図に示すように定着ローラ3と、支持体5とで張架されている無端ベルトである。ここで定着ベルト4の内容について他の図を用いて詳細に説明する。
図3は、無端ベルトの説明図である。
図に示すように、無端ベルト(定着ベルト4)は、ニッケル、ポリイミド、ステンレス等の薄板からなる基材4cの外周面に弾性層4bとしてのシリコンゴム又はフッ素系樹脂が薄く積層されている円筒状のベルトである。更に、離型層4aとして耐熱性に優れた(但し、熱伝導率が低い)PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)、FEP(パーフルオロチレンプロペンコポリマー)等が、弾性層4bの表面に薄く積層されている。強度や耐熱性の点から、基材4cは30μmから150μm、弾性層4bは50μmから300μm程度、離型層4aは10μmから50μmが望ましい。
図2に戻って、支持体5は、定着ローラ3と共に定着ベルト4を張架する部分である。この部分は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性の高い樹脂で構成される。熱による変形、破損を考慮してガラスファイバ、ガラスビーズなどを添加して強化されているものであっても良い。また、定着ベルト4又は、支持体5には、摩擦を低減するためにフッ素グリスなどを塗布しても良い。
熱源6は、定着ベルト4の内面に当接して配設され、定着ベルト4を加熱する面状の熱源である。この熱源6は、図示してあるように、定着ベルト4の走行方向に対してニップ部Nよりも上流方向に配設される。また、媒体の走行方向に対してもニップ部よりも上流方向に配設される。ここで、熱源6の構成について他の図を用いて詳細に説明する。
図4は、熱源の説明図である。
図に示すように、熱源6は、ステンレスやセラミックの板からなる基板6a上にガラス材などからなる電気絶縁層6bを設ける。その上にニッケルクロム合金や、銀パラジューム合金などからなる抵抗発熱体6cを設け、更に、ガラスやフッ素系樹脂(PFA、PTFE、FEP)などの保護層6dで保護して構成される。尚、熱源6の外面は、定着ローラ3と、支持体5とで張架されている状態での定着ベルト4の曲率と等しい曲率に形成されると好適である。
上記熱源6の形態は1例である。ここで、熱源の他の形態について説明する。
図5は、他の形態の熱源の説明図である。
図に示すように、金属パイプPの内部に熱源としてのハロゲンヒータHを配設し、金属パイプPを介在させて定着ベルト4を加熱するようにしても良い。
再度図2に戻って、金属板7は、定着ベルト4の幅方向における温度の均一性を維持するために走行方向を横断して配設される、断面Ssが30平方ミリから150平方ミリ程度の熱伝導率の高い部材(例えばアルミ材等)である。これは金属に限るものではないが、少なくとも、定着ベルト4よりも熱伝導率の高い材質の部材でなければならない。この金属板7は、図示するように支持体5上に、熱源6よりもニップ部Nに対してベルト走行方向上流側で支持されて、定着ベルト4の内面に当接するように配設される。定着ベルト4の内面に当接させるために金属板7の表面は、定着ローラ3と、支持体5とで張架されている状態での定着ベルト4の曲率と等しい曲率に形成されると好適である。他の図を用いて金属板7の構成について詳細に説明する。
図6は、金属板の構成の説明図である。
図に示すように、金属板7は、長手方向(定着ベルト4の走行方向に垂直方向)の位置により定着ベルト4が金属板7と接触している走行距離が異なるように構成されている。即ち、金属板7の長手方向の両端部分Se1では、金属板7における定着ベルト4の走行方向に対して、全長Le1に亘って定着ベルト4は金属板7に接触するように構成されている。
一方、金属板7の長手方向の中央部分では、金属板7における定着ベルト4の走行方向に対して、部分長Lc1のみで定着ベルト4は金属板7に接触するように構成されている。通常、この金属板7の長手方向の中央部分の長さは、B5媒体の短辺に設定されることが好ましい(印刷実績により確認されている)。又、この中央部分は、定着ベルト4が金属板7に接触する中央接触部分Sc1と、定着ベルト4が金属板7に接触しない中央非接触部分Sh1とに分割されている。ここで中央接触部分Sc1は、両端部分Se1と同一曲面に設定され、中央非接触部分Sh1には、中央接触部分Sc1と所定の段差が設けられている。
金属板7の表面は、定着ベルト4との摺動性を向上させるために、摺動性、且つ耐熱性に優れたPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)、FEP(パーフルオロチレンプロペンコポリマー)等でコーティングされることが好ましい。
以上説明した実施例1の定着装置50Aは以下のように動作する。
図2に於いて、加圧ローラ2が、対向する定着ローラ3に押圧力Fを加えてニップ部Nを形成し、図示しない駆動源から回転駆動力を受け入れると、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力、及び定着ベルト4と定着ローラ3との摩擦力を介して、定着ローラ3が従動回転される。
同時に、加圧ローラ2は、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力を介して、定着ベルト4を走行駆動する。定着ベルト4は、この走行駆動力を受け入れて支持体5、熱源6、及び金属板7に対して摺動しながら走行する。
又、熱源6に電力が供給されると、熱源6が発熱し、定着ベルト4との摺動面を介して定着ベルト4が加熱される。温度検知手段(図示しない)により、定着ベルト4の表面温度が検知され、この検知された温度に基づいて図示しない制御系統の制御により熱源6への供給電力が制御される。その結果、定着ベルト4の表面温度は適正温度に維持される。
未定着トナー18が転写された記録媒体9は、定着ベルト4と、加圧ローラ2とのニップ部Nを通って搬送される。このとき記録媒体9上の未定着トナー18が定着ベルト4による加熱、及び加圧ローラ2による加圧により記録媒体9上に定着される。ここで定着ベルト4は、定着ローラ3と支持体5に0.5kgから2kg程度の力で張架されることが望ましいことが実験的に求められている。
ここで、記録媒体9が、1例として長辺方向に走行しているB5媒体であると想定する。従って、中央接触部分Sc1(図6)の長手方向の長さに対応する定着ベルト4の媒体通過部分では、記録媒体9がニップ部Nを通過するときに媒体から熱量の吸収を受ける。一方、両端部分Se1(図6)の長手方向の長さに対応する定着ベルト4の媒体非通過部分は、媒体から熱量の吸収を受けることはない。ここで両端部分Se1(図6)が定着ベルト4の走行方向に対して定着ベルト4と摺動する距離は、全長Le1(図6)であり、中央接触部分Sc1(図6)が定着ベルト4の走行方向に対して定着ベルト4と摺動する距離は、部分長Lc1(図6)なので、Le1>Lc1である。
上述のように定着ベルト4の表面に積層されている弾性層4b(図3)としてのシリコンゴム又はフッ素系樹脂は熱伝導率が低い。その結果、B5の媒体が連続して通過すると金属板7(図3)において、両端部分Se1の表面温度をTe1、中央接触部分Sc1の表面温度をTc1、中央非接触部分Sh1の表面温度をTh1と置くと、Te1>Tc1>Th1となる。
この状態を所定の時間継続すると、中央非接触部分Sh1は、定着ベルト4に当接していないので、次第にTe1=Th1>Tc1となる。更に、この状態を長時間継続すると、中央非接触部分Sh1と中央接触部分Sc1とは、金属板7の長手方向同一部分であり熱伝導距離が短いので、熱量は中央非接触部分Sh1から中央接触部分Sc1へ容易に移動する。その結果、金属板7の長手方向の温度が均一化される。この現象は、中央非接触部分Sh1が形成されていない場合に比べて格段の優位性をもって認識される。
以上説明したように、本実施例では、長手方向(定着ベルト4の走行方向に垂直方向)の位置により定着ベルト4が金属板7と接触している走行時間が異なるように構成されている金属板7を備えることにより、幅の狭いB5媒体、葉書などが連続して供給されても、定着ベルトの幅方向の位置により発生する温度差を低減することが可能になる。その結果定着装置の特性安定化と、寿命の長期化を図ることができるという効果を得る。また、金属板7を熱源6の上流側に配設することにより、熱源6の上流側で、ベルトの温度を均一化させることが出来る。
尚、本実施例で幅の広いA3媒体、又はA4媒体を連続して供給された場合には、両端部分Se1の一部でも媒体による熱量の吸収が発生するので、定着ベルト4の媒体通過部分とベルト端部との間に温度差が発生する。従って、上記の効果を得ることが出来る。
上記実施例1では、定着ベルト4(図2)を定着ローラ3(図2)と共に張架する支持体5(図2)は、熱伝導率の低い樹脂で構成されているため、B5媒体や葉書等、幅の狭い媒体を通過させると、定着ベルト4(図2)の媒体非通過部に熱量が蓄積され易い。かかる不都合を解消することが本実施例の目的である。この目的を達成するために本実施例の定着装置は以下のように構成される。
図7は、実施例2の定着装置の外観斜視図である。
図に示すように実施例2の定着装置50Bは、加圧ローラ2と、定着ローラ3と、定着ベルト4と、熱源6と、支持体8とを備える。以下に実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
支持体8は、その内部に図に示すように熱源6が、定着ベルト4の内面に当接するように埋設され、更に、実施例1で説明した金属板7(図6)の機能を含み、定着ローラ3と共に定着ベルト4を張架する部分である。以下に支持体8の構成について説明する。
図8は、実施例2の支持体の外観斜視図である。
図に示すように、支持体8は、アルミ材等の金属板で構成され、長手方向(定着ベルト4の走行方向に垂直方向)の位置により定着ベルト4が支持体8と接触している走行距離が異なるように構成されている。即ち、支持体8の長手方向の両端部分Se2では、支持体8における定着ベルト4の走行方向に対して、熱源6上の走行距離Ldを含む全長Le2に亘って定着ベルト4は支持体8に接触するように構成されている。
一方、支持体8の長手方向の中央部分では、支持体8における定着ベルト4の走行方向に対して、熱源6上の走行距離Ldを含む部分長Lc2のみで定着ベルト4は支持体8に接触するように構成されている。通常、この支持体8の長手方向の中央部分の長さは、B5媒体の短辺に設定されることが好ましい(印刷実績により確認されている)。又、中央部分は、定着ベルト4が支持体8に接触する中央接触部分Sc2と、定着ベルト4が支持体8に接触しない中央非接触部分Sh2とに分割されている。ここで中央接触部分Sc2は、両端部分Se2と同一曲面に設定され、中央非接触部分Sh2は、中央接触部分Sc2と所定の段差が設けられている。
又、熱源6が、中央接触部分Sc2を含み、両端部分Se2に至る位置に定着ベルト4の内面に当接して埋設されている。熱源6の埋設位置は、ベルト走行方向に対して、支持体8の下流寄りに配設される。即ち、熱源6の上流側で、定着ベルト4に接触する領域を多くできるようにし、熱源6の上流側で、出来るだけ熱を均一化するようにしている。支持体8の表面は、支持体8と定着ベルト4との摺動性を向上させるために、摺動性、且つ耐熱性に優れたPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)、FEP(パーフルオロチレンプロペンコポリマ)等でコーティングされることが好ましい。
以上説明した実施例2の定着装置50Bは以下のように動作する。
図7に於いて、加圧ローラ2が、対向する定着ローラ3に押圧力Fを加えてニップ部Nを形成し、図示しない駆動源から回転駆動力を受け入れると、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力、及び定着ベルト4と定着ローラ3との摩擦力を介して従動回転される。
同時に、加圧ローラ2は、加圧ローラ2と定着ベルト4との摩擦力を介して、定着ベルト4を走行駆動する。定着ベルト4は、この走行駆動力を受け入れて支持体8(熱源6を含む)に対して摺動しながら走行する。
又、熱源6に電力が供給されると、熱源6と、定着ベルト4との摺動面が加熱される。温度検知手段(図示しない)により、定着ベルト4の表面温度が検知され、この検知された温度に基づいて図示しない制御系統の制御により熱源6への供給電力が制御される。その結果、定着ベルト4の表面温度は適正温度に維持される。
図示しない未定着トナーが転写された記録媒体は、定着ベルト4と、加圧ローラ2とのニップ部Nを通って走行される。このとき記録媒体上の未定着トナーが定着ベルト4による加熱、及び加圧ローラ2による加圧により記録媒体上に定着される。ここで定着ベルト4は、定着ローラ3と支持体5に0.5kgから2kg程度の力で張架されることが望ましいことが実験的に求められている。
ここで、記録媒体が、1例として長辺方向に走行しているB5媒体であると想定する。従って、中央接触部分Sc2(図8)の長手方向の長さに対応する定着ベルト4の媒体通過部分では、記録媒体9がニップ部Nを通過するときに媒体から熱量の吸収を受ける。一方、両端部分Se2(図8)の長手方向の長さに対応する定着ベルト4の媒体非通過部分は、媒体から熱量の吸収を受けることはない。ここで両端部分Se2(図8)が定着ベルト4の走行方向に対して定着ベルト4と摺動する距離は、熱源6上の走行距離Ldを含む全長Le2(図6)であり、中央接触部分Sc2(図8)が定着ベルト4の走行方向に対して定着ベルト4と摺動する距離は、熱源6上の走行距離Ldを含む部分長Lc2(図8)なので、(Le2−Ld)>(Lc2−Ld)である。
上述のように定着ベルト4の表面に積層されている弾性層4b(図3)としてのシリコンゴム又はフッ素系樹脂は熱伝導率が低い。その結果、支持体8(図8)において、両端部分Se2(Ld部分を除く)の表面温度をTe2、中央接触部分Sc2(Ld部分を除く)の表面温度をTc2、中央非接触部分Sh2の表面温度をTh2と置くと、Te2>Tc2>Th2となる。
この状態を所定の時間継続すると、中央非接触部分Sh2は、定着ベルト4に当接していないので、次第にTe2=Th2>Tc2となる。更に、この状態を長時間継続すると、中央非接触部分Sh2と熱源6の部分を除く中央接触部分Sc1とは、支持体8(図8)の長手方向同一部分であり熱伝導距離が短いので、熱量は中央非接触部分Sh2から中央接触部分Sc2へ容易に移動する。その結果、支持体8(図8)の長手方向の温度が均一化される。この現象は、中央非接触部分Sh2が形成されていない場合に比べて格段の優位性をもって認識される。
以上説明したように、本実施例では、長手方向(定着ベルト4の走行方向に垂直方向)の位置により定着ベルト4が支持体8と接触している走行距離が異なるように構成されている支持体8を備えることにより、幅の狭いB5媒体、葉書などが連続して供給されても、定着ベルト4の幅方向の位置により発生する温度差を低減することが可能になる。とくに実施例1における金属板7の機能を熱容量の大きい支持体8に含ませることとしたので、その結果定着装置の特性安定化をより一層高めることができるという効果を得る。
尚、本実施例で幅の広いA3媒体、又はA4媒体を連続して供給された場合には、両端部分Se2の一部でも媒体による熱量の吸収が発生するので、媒体通過部分と、ベルト端部との間に温度差が発生する。従って、上記の効果を得ることが出来る。
上記実施例では、本発明による定着装置を画像形成装置としてのカラー電子プリンタに適用した場合に限定して説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置にも適用可能である。かかる場合には、カラー電子プリンタ等の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成るトナーを形成し、目的とする画像情報に対応した未定着のトナー画像を加熱・加圧定着処理する手段・装置として本発明による定着装置を利用することが可能である。
本発明を適用する画像形成装置の説明図である。 実施例1の定着装置の説明図である。 無端ベルトの説明図である。 熱源の説明図である。 他の形態の熱源の説明図である。 金属板の構成の説明図である。 実施例2の定着装置の外観斜視図である。 実施例2の支持体の外観斜視図である。 従来の無端ベルトを用いた定着装置の説明図である。
符号の説明
1 定着ベルトアセンブリ
2 加圧ローラ
2a 芯金
2b 弾性層
3 定着ローラ
3a 芯金
3b 弾性層
4 定着ベルト
5 支持体
6 熱源
7 金属板
18 未定着トナー
9 記録媒体
50A 定着装置

Claims (10)

  1. トナー像が転写された記録媒体を、加熱部材により加熱された無端ベルトを用いて定着する定着装置であって、
    前記無端ベルトに内接し、前記加熱部材とともに前記無端ベルトを張架する第1の加圧部材と、
    前記第1の加圧部材との間に前記無端ベルトを挟持し、該無端ベルトを加圧する第2の加圧部材と、
    前記無端ベルトの内面に当接し、前記無端ベルトの走行方向を横断して配設される熱良導部材とを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記熱良導部材は、前記無端ベルトの走行方向を横断する中央部に前記走行方向の一部に非当接部分を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記熱良導部材は、前記中央部に於いて、前記無端ベルトとの走行方向における当接長さが端部よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記加熱部材は、面状ヒータであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記面状ヒータを支持する支持部材を更に備え、
    該支持部材は、前記第1の加圧部材とともに、前記無端ベルトを張架することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記面状ヒータは、前記無端ベルトの走行方向に対して、該無端ベルトと前記第2の加圧部材との接触部よりも上流側に配設されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記支持部材は、更に、前記熱良導部材を支持することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  8. 前記熱良導部材は、前記加熱部材のベルト走行方向上流側に配設されることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記熱良導部材は、前記面状ヒータを支持するとともに、前記無端ベルトを張架することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  10. 請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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