JP2009128500A - アクチュエータ、撮像装置、撮像機器、およびアクチュエータの製造方法 - Google Patents

アクチュエータ、撮像装置、撮像機器、およびアクチュエータの製造方法 Download PDF

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敬文 岩井
Kyoji Kasuga
恭二 春日
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Abstract

【課題】組立性や耐落下衝撃性に優れ、カメラモジュールの小型化、薄型化を実現することができるアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ101は、1以上のレンズを一定の光軸6に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するためのホルダ5bと、このホルダ5bの周囲においてホルダ5bを光軸6方向に摺動するための筐体8と、ホルダ5bを光軸6方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材7とを備え、この付勢部材7は、筐体8に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクチュエータ、撮像装置、撮像機器およびアクチュエータの製造方法に関するものである。
携帯電話や小型機器などに搭載される撮像装置(以下、「カメラモジュール」ともいう。)は、数百万画素といった高い画素数に対応したり、変倍機構を設けて広角や望遠の撮影が可能な構成にしたり、画質を向上させるためにオートフォーカス機構を設けた構成にしたりするなど高機能化が図られている。その一方で、これらカメラモジュールを備える撮像機器の小型化や薄型化に対応するために、カメラモジュールの小型化や薄型化が求められている。その結果、カメラモジュールを構成する光学系や部材のサイズは小さくせざるを得ず、部材の組立や、光学系の組立調整が困難になってきている。
したがって、光学系や部材の構成を簡便なものとすることや、それらの組立および調整をなるべく少ない手数で出来るような構成とすることが求められている。
カメラモジュールに用いられるオートフォーカス機構とは、光学系を光軸方向に移動させるために設けられた駆動機構であり、たとえば、マグネットとコイルとにより磁気回路を構成し、電磁誘導現象により、マグネット(ムービングマグネット)またはコイル(ムービングコイル)を摺動させる方法、すなわちいわゆるボイスコイル方式がある。他に、圧電素子などを用いて圧電変形させたときに生じる摩擦力により、光学系を駆動する方法もある。
現在、カメラモジュールにおいては、ボイスコイル方式が広く用いられている。ボイスコイル方式について記載した文献の一例として、たとえば特開2006−81387号公報(特許文献1)がある。
上記特許文献1では、光学系を保持したレンズ組立体の外周部にボイスコイル方式の駆動機構を設け、レンズ組立体の光軸方向の両端に板バネの一端を固定し、この板バネの他端を駆動機構に固定した構成としている。その結果、電磁誘導現象により発生した推力により、両端に固定した板バネが変形してレンズ組立体が光軸方向に移動する構成となっている。
特開2006−81387号公報
携帯電話や小型機器に搭載されるカメラモジュールは、小型化、薄型化が必要とされている。これに伴って、光学系や部材に求められるサイズがますます小さくなり、部品の組立や、光学系の組立調整が困難となってきている。
従来のカメラモジュールにおいては、レンズ組立体の両端に固定した板バネが変形することによってレンズの光軸方向にレンズ組立体を駆動させる構成としている。部材のサイズが小さくなれば、マグネットやコイルも小さくせざるを得ないが、その場合、電磁誘導現象によって発生する推力も低下することとなる。小さな推力でも動作することができるようにするためには、得られる推力に対応して板バネの形状も変更する必要がある。その際には、板バネのサイズを小さくするだけでなく、板バネの厚みも薄くする必要がある。板バネが小さく薄くなることによって、板バネの取扱い、組立が困難になってくる。特に駆動機構の一部であってマグネットを取り付けてあるヨークにさらに板バネを固定することは、全体的にサイズが小さくなっているため、困難な状態となってくる。
さらに、携帯電話や小型機器に搭載されるカメラモジュールは、使用者によって携帯されることから耐落下衝撃性が要求されるが、板バネのサイズを小さくしたり、厚みを薄くしたりすることは、落下衝撃によって板バネが変形したり破損したりする危険性を増すことになってしまう。
本発明は、以上述べた問題を解決するためのものである。すなわち、本発明は、組立作業がしやすく、耐落下衝撃性に優れ、カメラモジュールの小型化、薄型化を実現することができるアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくアクチュエータは、1以上のレンズを一定の光軸に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するためのホルダと、前記ホルダの周囲において前記ホルダを前記光軸方向に摺動するための駆動機構を有する筐体と、前記ホルダを前記光軸方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材とを備え、前記付勢部材は、前記筐体に固定されている。
本発明によれば、部品の取扱いがしやすくなり、組立作業がしやすくなる。また、高精度に組み立てることができるようになる。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図3を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるアクチュエータについて説明する。本発明に基づくアクチュエータを備える撮像装置を図1に示す。この撮像装置201は、アクチュエータ101と固体撮像部151とを備える。アクチュエータ101が本実施の形態におけるアクチュエータである。
このアクチュエータ101は、1以上のレンズ1,2,3を一定の光軸6に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するためのホルダ5bと、ホルダ5bの周囲においてホルダ5bを光軸6方向に摺動するための駆動機構を有する筐体8と、ホルダ5bを光軸6方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材7とを備える。付勢部材7は、筐体8に固定されている。撮像装置201のうちアクチュエータ101のみを単独で取り出したところを図2に示す。アクチュエータ101のうち筐体8のみを取り出したところを図3に示す。図1では筐体8のうち紙面より奥に見えるはずの部分は表示していないが、図3では紙面より奥に見える部分も表示している。図2では紙面より奥に見える部分を破線で簡易的に表示している。
外周面にネジが切られた鏡筒5aと内周面にネジが切られたホルダ5bとを合わせたものを「レンズ組立体」5と呼ぶものとする。鏡筒5aは内側にレンズ1,2,3を保持している。鏡筒5aはホルダ5bの内側にねじ込まれることによってホルダ5bに対して固定されている。鏡筒5aとホルダ5bとの間のネジは、レンズ1,2,3の焦点位置の微調整のためのものである。ホルダ5bのような部材は、一般に「バレル」と呼ばれる場合もある。
なお、本実施の形態では、鏡筒5aとホルダ5bとが別部材であってネジによって結合されている構成、すなわちホルダがレンズを間接的に保持している構成としたが、本発明の適用対象はこのような構成に限らず、ホルダが直接レンズを保持する構成であってもよい。
本実施の形態では、好ましいことに、付勢部材7は弾性材料で形成されており、付勢部材7は弾性変形した状態で鏡筒5を押圧している。付勢部材7はたとえば金属製であってよい。付勢部材7は二重円構造の板バネである。付勢部材7は内側部分7aと外側部分7bとを備えており、両者は数ヶ所でブリッジ状の部分によってつながって付勢部材7全体で一体物となっている。付勢部材7は鏡筒5に対して少なくとも3ヶ所で当接していることが好ましい。ここでいう3ヶ所とは、たとえば上から見たときに120°間隔となる3ヶ所である。
図1、図2に示すように、レンズ組立体5と筐体8との間には複数の回転体9が介在している。回転体9は、たとえばボールであってもよい。固体撮像部151は、固体撮像素子(図示せず)を備える。本実施の形態におけるアクチュエータ101は、固体撮像素子を備える固体撮像部151と組み合わせられるものであるので、このアクチュエータ101の鏡筒5の下端は、固体撮像部151の搭載面に当接するようにしておいてもよい。
なお、本実施の形態ではレンズ組立体と筐体との間に回転体が介在する構成としているが、回転体がない構成であってもよい。ただし、もしホルダが筐体に対して偏った配置となった場合は、間隙の大小によって推力が変化し、チルトの原因となるので偏らないように注意が必要である。本実施の形態のように回転体を用いた構成であれば、レンズ組立体のホルダを筐体の内周形状に対して均等にセンタリングした状態で容易に維持できるので、推力を効率良く得ることができるとともに、光軸方向への駆動を高精度に行なうことができる。
図4は、本発明のアクチュエータ101を搭載した撮像装置(以下、「カメラモジュール」ともいう。)201を簡略化して表示した図である。図4では表示されている撮像装置201は図1で示したものと同じであるが、撮像装置201の各部分が単純化されて表示されている。図1および図4を参照して、この撮像装置201の各部分について詳しく説明する。
〔固体撮像部〕
既に述べたように、固体撮像部151は固体撮像素子(図示せず)を備える。固体撮像素子としては、必要とされる画素数にあわせてCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサといったもののいずれかが採用可能である。固体撮像部151は、これらの公知技術によって構成される固体撮像素子を基板などに搭載し、固体撮像素子と対向した位置で光線の通過する領域をガラスで封止した構成とすることによって構成されている。本実施の形態では、図1に示すように、固体撮像素子は基板に搭載されており、ガラス封止部15が固体撮像素子の上面を覆っている。周辺部11は樹脂などにより封止した構成となっている。ガラス封止部15には、必要に応じてIRカットフィルタなどを形成または配置してもよい。
〔光学系〕
撮像装置(カメラモジュール)は、携帯電話やデジタルスチルカメラなどといった撮像機器に搭載される。撮像装置における光学系および固体撮像部の大きさは、これらの撮像機器の大きさにより制約を受ける。また、固体撮像部に備わっている固体撮像素子に対して、光学系は、光学性能を最も良く発揮できるように、光学設計によってレンズの形状や配置が最適化される。
〔レンズ〕
既に述べたように、アクチュエータの一部であるホルダによって鏡筒が保持されている。この鏡筒に保持されるレンズは、1枚であっても複数枚であってもよい。ホルダが直接レンズを保持する場合も同様である。レンズがいずれの枚数であっても本発明の適用対象となりうる。レンズは、ガラス、プラスチックなどの透明材料によって形成されている。レンズは、削り出しや金型を用いたモールドによって所望のレンズ形状に加工される。通常、レンズは複数枚の組合せとなっている。レンズの形状は複数枚のレンズによる光学系の光学設計によって最適化され、必要な透明性や屈折率に相当するガラス材料や樹脂材料が選定され、球面レンズや非球面レンズとして形成される。各レンズにはさらに必要に応じてコバが形成される。「コバ」とは、レンズを鏡筒に固定するために外周部に設けられる面であり、想定している光学系における光の出入に関与せず、他の部材が当接してもよい外周面である。
カメラモジュールの小型化、薄型化や、高画素化といった要望に対しては、レンズ材料をプラスチックとし、非球面形状をモールドによって形成したプラスチックレンズを用いればよい。プラスチックレンズは、小さな形状や複雑な非球面形状を形成するのに適しており、さらに金型を用いたモールド成形によって生産することができるので、同様のレンズを多数個作製する場合に適している。プラスチックレンズを採用した場合、このようにして、光学性能が同一のカメラモジュールを量産することが容易である。
さらに、近年、カメラモジュールの小型化によって組立調整が困難になってきているが、レンズの有効径外に設けたコバによってレンズ同士を嵌合できる形状とすれば、レンズの調整をしなくてもレンズ同士のコバ嵌合によってレンズの組立調整が容易にできるようになる。
また、光学系を通過する光線の一部や、レンズの有効径外を通過した光に起因する不要光を防止するために、レンズ同士の隙間の空間に遮光部材を設けた構成としてもよい。また、光学系に絞りを設ける場合、いずれかの遮光部材を絞りとしても機能させてもよいし、鏡筒の一部に絞りの機能を付与した構成としてもよい。光学系の光学設計を行なった結果、絞りの位置によって適宜構成していけばよい。
鏡筒の一部に絞りの機能をもたせるように光学系の絞りの位置を最適化すれば、新たに絞りを設ける必要がなく、遮光部材が不要となって部品点数を削減できるので好ましい。さらに絞りとレンズ中心との光軸合わせに関しても調整作業が不要となるので、高精度で組み立てることができるようになり、好ましい。
〔鏡筒〕
1以上のレンズを含む光学系は、鏡筒に取り付けられ、調整されている。レンズは接着剤などにより、鏡筒に固定されている。
鏡筒は、通常、黒色のプラスチックからなっている。鏡筒は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、ポリカーボネート(Polycarbonate)、液晶ポリマーなどの樹脂を材料として、成型や切削などの加工を行なうことによって形成されている。このときに使用する樹脂材料の種類は、鏡筒を搭載するカメラモジュールの用途に応じて選定する必要がある。たとえば、携帯端末などに搭載するカメラモジュールに鏡筒を用いる場合、このカメラモジュールには小型化・薄型化が要求される。これに伴い、鏡筒を構成する壁面の厚みも薄くする必要に迫られる。しかし、落下時の衝撃によって形状が変形したり破損したりしないように高い剛性を有することも求められる。そこで、壁面が薄くても高い剛性を発揮できるような樹脂材料を選択することが望ましい。また、事前に衝撃解析を行なうことによって、変形が大きくなりがちな箇所や破損しやすい箇所を特定し、その箇所において局所的に厚みを増したり、リブを追加したりするなど、変形や破損に強い形状を設計することによって対策することが好ましい。
〔駆動機構〕
カメラモジュールの光学系としてのレンズ組立体を光軸に沿って摺動させるための駆動機構としては、いくつかの方式が採用可能である。たとえば、ステッピングモータを用いてカムやシャフト軸などに沿って光軸方向にレンズ組立体を摺動させる方式(以下、「ステッピングモータ方式」という。)、マグネットとコイルとにより発生する電磁誘導現象によって発生した推力によって光軸方向にレンズ組立体を摺動させる方式(以下、「VCM方式」という。)、圧電素子等により発生する摩擦力によって光軸方向にレンズ組立体を摺動させる方式(以下、「摩擦駆動方式」という。)といった方法が採用可能である。
駆動機構の方式は、カメラモジュールのサイズや、光学系を摺動させる範囲によって適宜選択すればよい。たとえば、オートフォーカス機能を有するカメラモジュールとしては、特開2006-81387号公報に記載されているようにVCM方式が用いられることが多い。VCM方式は、これまでのカメラモジュールであれば、部材が容易に扱えるサイズであったこと、組立が容易であったことから、広く用いられてきた方式である。
〔VCM方式〕
次に、VCM方式を用いた駆動機構について、より詳細に説明する。VCM方式による駆動機構は、マグネットとコイルとを備え、電磁誘導現象によって発生した推力によって光軸方向に鏡筒を摺動させるものである。
鏡筒を保持するレンズ組立体は筐体の内側に配置されており、レンズ組立体と筐体とは分離されている。マグネットおよびコイルのうちのいずれか一方がレンズ組立体において鏡筒の外周を取り囲むように配置されており、他方は筐体に設けられている。筐体の枠体は、たとえば、軽量化が必要な場合であれば、樹脂材料で構成してもよい。たとえば、筐体の内周面にコイルを配置した構成とすれば、外周面にマグネットを有するレンズ組立体が光軸方向に摺動することとなる。この方式は「ムービングマグネット」とも呼ばれる。逆に、筐体の内周面にマグネットを配置した構成とすれば、外周面にコイルを有するレンズ組立体が光軸方向に摺動することとなる。この方式は「ムービングコイル」とも呼ばれる。本発明を適用する上では、ムービングマグネット、ムービングコイルのいずれの方式であってもよい。
カメラモジュールの小型化、薄型化に伴い、内蔵されているマグネットやコイルも小型化する必要に迫られ、小型化を進めた結果、従来に比べて推力が低下している。したがって、鏡筒を含むレンズ組立体はできるだけ軽量である方が好ましい。コイルは巻き数により生じる重量、マグネットは加工サイズにより生じる重量を考慮して、適宜選択して構成すればよい。
レンズ組立体側ではなく筐体側にマグネットやコイルを配置することとした場合、マグネットやコイルは筐体の枠体に固定すればよいが、小型機器にあっては、漏洩磁界が電磁ノイズとして問題になる可能性がある。したがって、枠体の一部を磁性材料(「ヨーク」ともいう。)で形成することとして、駆動機構として配置されるマグネットまたはコイルの外周を取り囲む構成とすることが好ましい。たとえば、レンズ組立体のホルダの外周にコイルを配置し、さらに間隔をあけてその外側の筐体側にマグネットをヨークに固定して配置した構成(以下、「開磁回路」という。)としてもよい。この構成とすれば、漏洩磁界を低減することができるとともに、電磁誘導現象に寄与する磁界の低下を抑制することができるので、推力をより効率良く得ることができる。また、ヨークの断面形状がマグネットまたはコイルをコの字形に囲む構成(以下、「閉磁回路」という。)としてもよく、このようにすることによってさらに効率良く推力を得ることができる。
カメラモジュールに要求されるサイズと、駆動機構に要求される推力とに対応して適宜方式を選定して駆動機構を作製すればよい。
〔摩擦駆動方式〕
次に、摩擦駆動方式を用いた駆動機構について、一例を以下に説明する。摩擦駆動方式の駆動機構は、圧電素子などを用いて構成する。圧電素子とは、電圧を加えることによって変形を引き起こす素子である。光軸方向に変形が生じるように圧電素子などを配置する。光軸に平行な方向にシャフト軸を配置し、シャフト軸の一端は圧電素子に固定される。さらに鏡筒の外周を覆う部材のうち、シャフト軸に対応する位置には、ガイド穴を設けておく。ガイド穴の深さ方向は光軸方向に平行とする。シャフト軸の圧電素子に固定されていない方の端はガイド穴に挿入される。このとき、シャフト軸とガイド穴とは互いに摩擦力が発生するような嵌め合わせとしておく。
圧電素子などが変形することによってシャフト軸が光軸方向に沿って変位する。これによって生じる摩擦力によって、ガイド穴を有するレンズ組立体は光軸方向に沿って摺動する。このとき変位の向きによって速度に差を設けておけば、レンズ組立体を前進させたり後退させたりすることが可能となる。すなわち、たとえば圧電素子を高速で伸ばして低速で縮めることによりレンズ組立体を前進させることができる。その場合、逆に圧電素子を低速で伸ばして高速で縮めることによりレンズ組立体を後退させることができる。
〔ステッピングモータ方式〕
次に、ステッピングモータ方式を用いた駆動機構について、以下に説明する。この方式の駆動機構においては、ステッピングモータに設けたギアとシャフト軸に設けたギアとがかみ合わさっている。ステッピングモータが作動することによってシャフト軸が所望角度だけ回転する。鏡筒の外周面にはネジが切られており、シャフト軸の回転角度に対応して鏡筒が光軸方向に摺動する。このとき、鏡筒を光軸方向に摺動させるためには、ガイド軸を別途設けておく必要がある。このようにしておけば、ガイド軸に沿って摺動させることができる。
本発明をアクチュエータまたは撮像装置に適用するに当たっては、いずれの方式の駆動機構を用いてアクチュエータを構成してもよい。カメラモジュールの小型化、薄型化と、それに伴う部品サイズの小型化とを考慮して最適な駆動機構の方式を選定すればよい。
〔本発明の付勢部材〕
以上のように、カメラモジュールは、固体撮像素子を搭載した固体撮像部と、固体撮像素子の中心軸上に設けられ、固体撮像素子に対して光線を導くために1以上のレンズからなる光学系を固定した鏡筒と、その鏡筒の光学系をレンズの光軸方向に摺動させる駆動機構とを備えている。
アクチュエータでは、鏡筒を光軸方向に安定して摺動させるために、鏡筒と筐体との間に、鏡筒と筐体との相対的位置関係を規定する部材を設けた構成としている。図1に示した例においては、相対的位置関係を規定する部材として回転体9が配置されている。
(作用・効果)
本実施の形態におけるアクチュエータでは、部品の取扱いがしやすくなり、組立作業がしやすくなる。また、耐落下衝撃性に優れ、カメラモジュールの小型化、薄型化を実現することができる。また、高精度に組み立てることができるようになる。これらについて、以下に詳しく説明する。
たとえば、上記特許文献1に記載されているVCM方式においては、鏡筒の光軸方向の両端に板バネを設け、閉磁回路を構成するヨークに鏡筒の上端の板バネを固定し、下端を枠体に固定することによって、鏡筒を光軸方向に安定して摺動させる構成としている。
これまでに説明したようにカメラモジュールの小型化、薄型化によって部品のサイズも小さくなっている。特に板バネは、サイズが小さくなるだけでなく、厚みも薄くする必要に迫られている。なぜなら、磁気回路を構成するマグネットおよびコイルのサイズが小さくなったことによる推力の低下に対応するためである。小さな推力によっても鏡筒を移動っせることができるようにするために、板バネは小さく薄くする必要がある。このようにして板バネのサイズが小さくなり、厚みも薄くなることにより、板バネを介して鏡筒を固定することは困難な状況になっている。
さらに、カメラモジュールの小型化、薄型化は、カメラモジュールを搭載する携帯電話などの撮像機器の小型化によるものであり、それはつまり携帯できることが求められているためである。携帯された小型の撮像機器は落下衝撃をしばしば受けることとなるので、これらの撮像機器に搭載されたカメラモジュールにおいては、特に板バネの変形などによる破損が問題となってくる。
そこで、図4に示すように、付勢部材7としての板バネを用いて、この付勢部材7の一端は外側の筐体8に固定し、付勢部材7の他端をレンズ組立体5に当接させる構成とした。この構成を採用することによって、付勢部材7の端がレンズ組立体5を押さえることとなり、レンズ組立体5が自由に摺動することを規制することができるので、落下衝撃の影響を抑制することができる。また、付勢部材7とレンズ組立体5との当接の位置精度を向上させることにより、簡便にレンズ組立体5の位置精度、すなわち鏡筒5aの位置精度を確保することができると共に、光軸方向への摺動におけるチルトも抑制することができる。
さらに、図4に示した構成では、付勢部材7によりレンズ組立体5を一方向に押圧することによって、レンズ組立体5の初期状態を決定することができるため、レンズ組立体5に保持された鏡筒5aに設けられた1枚または複数枚のレンズと固体撮像素子との間の光軸方向の間隔を所望の値に保つことができ、安定した光学性能を得ることができる。
(実施の形態2)
(構成)
図5を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるアクチュエータについて説明する。本実施の形態におけるアクチュエータ102は、筐体8に対して固定されている固定部材10を備え、付勢部材7は固定部材10に固定されている。
本実施の形態におけるアクチュエータ102では、付勢部材7はホルダ5bの光軸方向に沿った一方の端部すなわち上端部5uを押圧している。筐体8は、ホルダ5bの光軸6に沿った他方の端部すなわち下端部5vに当接して、ホルダ5bが付勢部材7による押圧で移動してしまわないように止めている当接部14を備えている。
当接部14は、筐体8の一部をなす樹脂部分と一体となるように形成しても別部品として形成してもよい。図1に示した例では当接部14を金属部材で形成している。当接部は、樹脂で形成しても金属で形成してもよい。
(作用・効果)
本実施の形態におけるアクチュエータ102のように付勢部材が固定部材に固定されていると付勢部材の取扱いが容易となるので、好ましい。特に、本実施の形態では、筐体8が当接部14を備えているので、アクチュエータの組立作業がしやすくなり、好ましい。カメラモジュールを組立する上で、先にホルダと筐体とを組み合わせ、その後で、固体撮像部を取り付ける場合においては、本実施の形態に示すように、筐体にホルダを受け止める当接部を設けておけば、先にホルダと筐体とを組み立てて安定させることができるからである。
このように筐体の下端近傍にホルダを受け止めるための当接部を設ける構成においては、固体撮像素子の表面とホルダとの間の間隔については、当接部の厚みを考慮して設計しておけばよい。必要に応じて当接部の厚みを変えることとすれば、固体撮像素子の表面とホルダとの間の間隔を所望の値にすることができるので、レンズがホルダに対して正確に取り付けられてさえいれば、組立後に前記間隔を調整することなく、カメラモジュールを組み立てることができる。
なお一般に、カメラモジュールの小型化、薄型化によって、カメラモジュールを構成する部材のサイズも小さくなり、その取扱いはますます困難となる。特に、駆動機構の種類を問わず、小型化、薄型化によって駆動機構を構成する部品も小さくなるので、駆動機構がレンズ組立体を変位させる推力や摩擦力は低下する。したがって、駆動機構が発する小さな力でも動かせるようにするには、付勢部材は柔軟なものとしておくことが望まれる。そこで、付勢部材を構成する弾性部材はサイズを小さくするのみならず、その厚みを薄くしたり弾性領域を狭くしたりするなどの対策が取られている。その結果、付勢部材の取扱いは、ますます困難となってきている。
本実施の形態におけるアクチュエータ102においては、固定部材10は、付勢部材7の一部を取り込むようにインサート成形されている。付勢部材7の固定部材10に対する固定方法は他の方法であってもよいが、このようにインサート成形されていると付勢部材の取扱いが容易となるので、好ましい。この構成とすれば、取扱いが容易になるだけでなく、組立も容易となる。さらにはインサート成形によって固定部材との位置精度も確保することができることから、鏡筒の安定性も得ることができる。
なお、図1に示した例では、当接部14は回転体9が飛び出すのを防止する役割も兼ねた構成となっている。
なお、当接部は、固体撮像措置に対するレンズの位置関係を調整するための部材として活用できる構成となっていてもよい。この構成を採用すれば、これまでレンズを保持する鏡筒の焦点位置調整のために鏡筒とホルダとの間に設けることが必要であったネジを不要とすることができる。したがって、カメラモジュールのさらなる小型化を図ることができるようになる。
(実施の形態3)
(製造方法)
図6〜図8を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるアクチュエータの製造方法について説明する。
図6は、使用する部品の分解図である。ここでは、筐体8と、複数枚のレンズ(図示せず)を保持した鏡筒を保持するためのホルダ5bと、ホルダ5bを押圧するための付勢部材7と、付勢部材を固定するための固定部材16とが表示されている。筐体8は下端に当接部14を備えている。筐体8は円筒形状であって、内側の空間はホルダ収納領域17となっている。
本実施の形態におけるアクチュエータの製造方法は、1以上のレンズを一定の光軸に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するためのホルダ5bを、ホルダ5bを前記光軸方向に摺動するための筐体8の内側に設けられたホルダ収納領域17に配置する工程と、ホルダ5bを前記光軸方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材7を固定部材16によって筐体8に固定する工程とを含む。すなわち、図6に示したようにばらばらの状態から、図7に示すように、筐体8の内側のホルダ収納領域17にホルダ5bを搭載する。実際には空のホルダ5bではなく、内部にレンズを保持した鏡筒5aが固定された状態のホルダ5b、すなわちレンズ組立体を搭載するのが現実的である。このとき、ホルダ5bに直接的または間接的に保持されている1枚または複数枚のレンズによる光軸6と筐体8の中心線とが一致するように、ホルダ5bと筐体8との間に、等間隔の隙間を強制的に形成させるための部材を配置してもよい。たとえば、ホルダ5bと筐体8との間の隙間に、直径が均一な複数の球状体を配置すれば、等間隔の隙間を構成することが可能である。球状体に限らない何らかの回転体を配置することとしてもよい。図1に示したような回転体9をレンズ組立体5の周りの隙間に配置することで、さらに耐落下衝撃性を向上させたアクチュエータとすることも可能である。
さらに図8に示すように、ホルダ5bを押圧する付勢部材7を、ホルダ5bから筐体8にまたがって覆い被さるように載せ、この付勢部材7の外側の端、すなわち筐体8に載っている端部を固定部材16によって固定する。この固定部材16を筐体8に対して固定するには、接着剤などを用いればよい。付勢部材7は、筐体8の外周部や、筐体8に適宜設けた位置決め用の構造によって、位置精度を確保すればよい。あるいは、固定部材16の側に位置決め用の構造を設けて位置精度を確保することとしてもよい。いずれにしても、ホルダ5bの端部に付勢部材7が当接することとなり、この付勢部材7がホルダ5bを押圧支持することによって、筐体8の中心軸と、ホルダ5bに保持される1枚または複数枚のレンズによる光軸6とを一致させることができる。こうして、図8に示すようにアクチュエータ103が得られる。
(作用・効果)
以上述べたような本実施の形態におけるアクチュエータの製造方法は、駆動機構の方式の種類を問わず適用することができ、同様の工程によって図8に示す構造にまで組み立てることができる。したがって、簡便な構成でかつ簡便な組立方法によって鏡筒の位置精度を確保することができる。
(実施の形態4)
(構成)
図9を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるアクチュエータについて説明する。本実施の形態におけるアクチュエータ104においては、付勢部材7は、前記光軸方向に対して傾斜した面である付勢部材傾斜面7cを有し、付勢部材傾斜面7cはホルダ5bの端部に当接している。
(作用・効果)
本実施の形態では、ホルダ5bの端部の角と付勢部材とを接触させることができるので、ホルダ5bが光軸6方向に不所望に変位することを防ぎ、ホルダ5bの位置を安定させることが可能である。これにより、耐落下衝撃性も向上させることができる。
(変形例)
さらに、本実施の形態の変形例を図10に示す。この変形例で用いるホルダ5bを単独で取り出したところを図11に示す。この例では、傾斜させた付勢部材傾斜面7cと面接触するように、ホルダ5bの側にもホルダ端部傾斜面5cが設けられている。この変形例のアクチュエータ105においては、ホルダ5bは端部に、光軸方向に対して傾斜した面であるホルダ端部傾斜面5cを有し、図10に示すように、付勢部材傾斜面7cはホルダ端部傾斜面5cに当接している。このような構成にすれば、図9に示したアクチュエータ104と同様の効果を得ることができるだけでなく、さらに、光軸6と垂直な平面に沿った方向に関するホルダ5bの位置精度を確保することが可能となる。これにより、耐落下衝撃性も向上させることができる。
なお、ホルダ端部傾斜面5cは、ホルダ5bを構成する材料の削り出しによって形成してもよい。ホルダ5bが成形加工によって作製されるものであれば、ホルダ5bの金型にホルダ端部傾斜面5cに対応した形状部分を設けておけばよい。
一方、付勢部材7に設けられる付勢部材傾斜面7cも、弾性部材を変形させることによって簡便に作製することができる。このように、本実施の形態およびその変形例では、複雑な構造を必要とせず、組立が容易なアクチュエータとすることができる。
本実施の形態の変形例では、ホルダの端部に傾斜面を設けた構成としたが、傾斜面でなく溝を設けてもよい。その場合、たとえば図12に示すようにホルダ5bの外形と同心円状の溝18をホルダ5bの上面に形成した構成とし、付勢部材7の内側端部が溝18と当接するような構成とする。付勢部材7の内側端部には折れ曲がり部7dを設けておき、折れ曲がり部7dが溝18に入り込むようにする。この構成であっても本実施の形態で最初に説明した例と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
(構成)
図13、図14を参照して、本発明に基づく実施の形態5におけるアクチュエータについて説明する。本実施の形態におけるアクチュエータ106においては、付勢部材7は、ホルダ5bの端部に部分的に取り込まれるようにインサート成形されている。図13に示した例では付勢部材7の一方の端がインサート成形されているホルダ5bの端部は、上端部5uである。付勢部材7のもう一方の端、すなわち外側の端は、固定部材16によって筐体8の上部に対して固定されている。
(作用・効果)
本実施の形態では、付勢部材7がホルダ5bと一体的になるようにインサート成形されているので、組立時に付勢部材7の取扱いが容易となり、好ましい。この構成を採用すれば、取扱いが容易であるので、組立作業も容易となる。これにより、耐落下衝撃性も向上させることができる。
上記各実施の形態では、駆動機構の構成について詳しく述べていなかったが、各実施の形態のアクチュエータにおいては、駆動機構は以下に例示する各方式であってよい。
第1の例としては、駆動機構はVCM方式であってもよい。すなわち、駆動機構は、磁石とコイルとによる電磁誘導現象によって鏡筒5を光軸方向に摺動させるためのものであってよい。たとえば図14に示す撮像装置202に備わっているアクチュエータ107のような構成である。このアクチュエータ107においては、駆動機構はヨーク31と、コイル32と、マグネット33とを備える。ヨーク31は筐体8の一部である。図14では、コイル32がホルダ5bの外周面に配置され、マグネット33がヨーク31の内周面に配置された例を示したが、逆にマグネットがホルダ5bの外周面に配置され、コイルがヨーク31の内周面に配置された構成であってもよい。このような第1の例の構成であれば、コイルおよびマグネットをホルダの外周部に均等に配置した構成とすることができる。このように均等に配置されたコイルとマグネットとの相互作用によって均等に推力が発生するので、安定したアクチュエータとすることができるので好ましい。その場合、付勢部材による押圧も均等にすればよいので設計しやすく、好都合である。
第2の例としては、駆動機構は摩擦駆動方式であってもよい。すなわち、駆動機構は、ホルダ5bの周囲で圧電素子を変位させることによって摩擦力でホルダ5bを光軸方向に摺動させるためのものであってよい。このような第2の例の構成であれば、少なくとも1つの圧電素子による駆動機構をホルダ5bの周囲に配置すればよいので、駆動機構を構築するために利用できるスペースが少ししかない場合であっても実現しやすい。その結果、カメラモジュールをより小型化する上で好ましい。
(撮像装置)
以上、各実施の形態においては、本発明に基づくアクチュエータの構成について説明してきた。これらのアクチュエータは固体撮像部151と組み合わせることにより、カメラモジュールすなわち撮像装置となる。したがって、本発明に基づく撮像装置は、上述のいずれかのアクチュエータと、固体撮像素子を搭載した固体撮像部151とを備える。たとえば図1に示した撮像装置201である。このような撮像装置であれば、アクチュエータ部分の組立作業がしやすい。また、耐落下衝撃性に優れ、信頼性の高い撮像装置とすることができる。
(撮像機器)
本発明に基づく撮像機器は、上述の撮像装置を備える。「撮像機器」とは、たとえば携帯電話やデジタルスチルカメラなどである。その一例を図15に概念的に示す。この図に示すように、撮像機器としての携帯電話301は、撮像装置201を搭載している。このような撮像機器においても、同様の効果を得ることができる。特に、小型化されて携帯しやすさが重視される分野の撮像機器においては、耐落下衝撃性が求められるので、本発明に基づく撮像装置を搭載すれば好都合である。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1における撮像装置の断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における撮像装置が備えるアクチュエータの断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアクチュエータが備える筐体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における撮像装置の概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態2におけるアクチュエータの概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるアクチュエータの製造方法の第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるアクチュエータの製造方法の第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるアクチュエータの製造方法の第3の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアクチュエータの概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアクチュエータの変形例の概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアクチュエータの変形例に備わる鏡筒の概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアクチュエータのさらなる変形例の部分概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態5におけるアクチュエータの概略断面図である。 本発明に基づく実施の形態5におけるアクチュエータがVCM方式である場合の断面図である。 本発明に基づく撮像機器の概念図である。
符号の説明
1,2,3 レンズ、5 レンズ組立体、5a 鏡筒、5b ホルダ、5c ホルダ端部傾斜面、5u (ホルダの)上端部、5v (ホルダの)下端部、6 光軸、7 付勢部材、7a 内側部分、7b 外側部分、7c 付勢部材傾斜面、7d 折れ曲がり部、8 筐体、9 回転体、10,16 固定部材、11 周辺部、14 当接部、15 ガラス封止部、17 ホルダ収納領域、18 溝、31 ヨーク、32 コイル、33 マグネット、101,102,103,104,105,106 アクチュエータ、151 固体撮像部、201 撮像装置、301 携帯電話。

Claims (13)

  1. 1以上のレンズを一定の光軸に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するためのホルダと、
    前記ホルダの周囲において前記ホルダを前記光軸方向に摺動するための駆動機構を有する筐体と、
    前記ホルダを前記光軸方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材とを備え、
    前記付勢部材は、前記筐体に固定されている、アクチュエータ。
  2. 前記付勢部材は弾性材料で形成されており、前記付勢部材は弾性変形した状態で前記ホルダを押圧している、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記付勢部材は前記ホルダに対して少なくとも3ヶ所で当接している、請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記筐体に対して固定されている固定部材を備え、前記付勢部材は前記固定部材に固定されている、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 前記固定部材は、前記付勢部材の一部を取り込むようにインサート成形されている、請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記付勢部材は、前記光軸方向に対して傾斜した面である付勢部材傾斜面を有し、前記付勢部材傾斜面は前記ホルダの端部に当接している、請求項1から5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 前記ホルダは端部に、前記光軸方向に対して傾斜した面であるホルダ端部傾斜面を有し、前記付勢部材傾斜面は前記ホルダ端部傾斜面に当接している、請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記付勢部材は、前記ホルダの端部に部分的に取り込まれるようにインサート成形されている、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  9. 前記付勢部材は前記ホルダの前記光軸方向に沿った一方の端部を押圧しており、
    前記筐体は、前記ホルダの前記光軸に沿った他方の端部に当接して、前記ホルダが前記付勢部材による押圧で移動してしまわないように止めている当接部を備えている、請求項1から8のいずれかに記載のアクチュエータ。
  10. 前記駆動機構は、磁石とコイルとによる電磁誘導現象によって前記ホルダを前記光軸方向に摺動させるためのものである、請求項1から9のいずれかに記載のアクチュエータ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記ホルダに保持された1以上のレンズと、
    固体撮像素子を搭載した固体撮像部とを備える、撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置を備える、撮像機器。
  13. 1以上のレンズを一定の光軸に従って配置した状態で直接的または間接的に保持するホルダを、前記ホルダを前記光軸方向に摺動するための筐体の内側に設けられたホルダ収納領域に配置する工程と、
    前記ホルダを前記光軸方向に平行な一方の向きに押圧するための付勢部材を固定部材によって前記筐体に固定する工程とを含む、アクチュエータの製造方法。
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