JP2009124853A - 電力系統監視制御システム - Google Patents

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昌次 河本
Kenichiro Nunogami
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Abstract

【課題】機器の現地確認試験を行う際に、監視制御装置の表示部の通常の操作画面から新たに試験モード用の操作画面に切り替えることで、試験の対象となる機器のみの制御を可能とし、他の現在運転中の機器の誤操作の防止を図った電力系統用監視システムを提供する。
【解決手段】機器の確認試験を実施する場合、機器の試験を行うための専用の操作画面に遷移させて機器の確認試験が実施される。この操作画面は、試験機器を選択するため試験機器選択モード画面Cと、実際に確認試験を実施する試験モード画面Dとで構成される。制御部は、試験モード画面Dでは、試験機器選択モード画面Cにおいて選択された試験機器のみの操作を可能するように制御し、試験機器選択モード画面Cにおいて選択されていない他の運転中の機器は操作できないように制御する。これにより、試験中において他の運転中の機器に対する誤操作を確実に防止できる。
【選択図】図6

Description

本願発明は、電力系統監視制御システムに関する。詳細には、機器の確認試験をする際に、監視制御装置の表示部の操作画面を試験モード用の操作画面に切り替えることで、試験の対象となる機器のみの制御を可能とし、他の運転中の機器の誤操作の防止を図った電力系統用監視システムに関する。
従来から、安定した電力を継続的に工場や家庭に供給するために、担当区域内に設置される発電所・変電所を遠隔から監視・制御する電力系統監視制御システムが広く導入されている。この電力系統用監視システムは、発電所・変電所等の複数の機器と、これらを遠隔監視・制御する監視制御装置とがネットワークを介して接続されて構成される。そして、監視制御装置は、ディスプレイに表示される操作画面をマウス等の操作部によって操作することで、例えば、遠隔の機器の電圧・周波数等の監視や各機器のスイッチ等の切り替えの制御を行っている。
ところで、上述した電力系統監視制御システムでは、発電所・変電所等の設備の機器の安全性の確保や機器の故障などにより、機器の取り替えや点検などが行われる。このとき、監視制御装置側では、取り替えや点検を行った機器が正常に動作するか否かの現地確認試験を実施している(特許文献1および2参照)。
確認試験では、監視制御装置のディスプレイの操作画面に表示される電力系統図で試験対象となる機器を選択することで機器を特定して行うが、ディスプレイの操作画面には現在運転中の機器も同時に表示される。そのため、電力系統監視制御システムでは、確認試験を実施する際に、同一画面中に表示される運転中の機器の誤操作を回避するための方法が採用される。例えば、試験の対象外となる運転中の機器には操作禁止マークを設定することで運転中の機器の操作できないようにしたり、運転中の機器を網掛け表示(強調表示)することで視覚的に運転中の機器であることを認識させる方法が利用されている。
特開平5−83886号公報 特開2003−29817号公報
しかしながら、上述した方法では、以下の問題がある。
(1)操作禁止マークを設定する方法では、機器毎に操作禁止マークを設定しなければならないため、運転中の機器が多数の場合にはその機器の個数分だけ時間を要するという問題がある。
(2)網掛け表示する方法では、視覚的なアピールのみで、実際には網掛け部分の機器の選択は可能であるため、試験対象以外の機器の誤動作を回避するといった根本的な問題の解決には至っていない。
(3)確認試験中において運転中の機器に事故が発生した場合、上述した方法では、操作禁止マークや網掛けの設定を解除しなければならず、事故が発生した機器の復旧操作に取りかかれないという問題がある。また、機器に事故が発生した場合には、例えば操作画面中の機器を点灯させたりすることでオペレータに告知するが、網掛け設定にすると網掛け表示と点灯表示とが重なってしまい、事故機器の発見、特定が遅れてしまうという問題もある。
(4)上述した方法では、上司はオペレータが他の運転中の機器を誤って操作しないかを対象機器の試験が終了するまで、逐次監視、確認しながら行う必要がある。従って、確認試験を常に2人で行う必要があり、作業負担が大きいという問題がある。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、機器の現地確認試験を行う際に、監視制御装置の表示部の通常の操作画面から新たに試験モード用の操作画面に切り替えることで、試験の対象となる機器のみの制御を可能とし、他の現在運転中の機器の誤操作の防止を図った電力系統用監視システムを提供することにある。
本発明の電力系統監視制御システムは、上記課題を解決するために、複数の機器と、当該複数の機器を遠隔制御する監視制御装置とが通信手段を介して接続された電力系統監視制御システムであって、前記監視制御装置は、前記複数の機器を操作する操作画面を表示する表示部と、前記表示部に表示された前記操作画面を操作するための操作部と、前記操作部の操作に基づいて、前記複数の機器を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記表示部の前記操作画面に、前記複数の機器の電力系統および前記機器の試験を行うための操作画面に切り替える試験ボタンを表示し、前記操作部によって前記試験ボタンが選択されたとき、試験機器を選択するための前記電力系統が表示された試験機器選択モード画面に遷移させ、前記試験機器選択モード画面において試験機器が前記操作部によって選択されたときには、前記試験機器選択モード画面において選択された前記試験機器のみの操作を可能とする試験モード画面に遷移させることを特徴とする。
表示部の操作画面には、試験ボタンの他に、監視ボタン、制御ボタン、事故ボタン、記録ボタンなどの種々の機能ボタンを表示することができる。
本発明では、機器の確認試験を実施する場合、機器の試験を行うための専用の操作画面に切り替えて機器の確認試験が実施される。この操作画面は、試験機器を選択するため試験機器選択モード画面と、実際に確認試験を実施する試験モード画面とで構成される。制御部は、試験モード画面では、試験機器選択モード画面において選択された試験機器のみの操作を可能するように制御し、試験機器選択モード画面において選択されていない他の運転中の機器は操作できないように制御する。
本発明によれば、機器の確認試験を実施する場合には、操作画面を試験機器選択モード画面および試験モード画面に遷移させ、試験モード画面では、試験機器選択モード画面において選択された試験機器のみ操作可能であるため、他の運転中の機器に対する誤操作を確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力系統監視制御システム100の概略構成を示す図である。図2は、下位監視制御装置10の構成を示すブロック図である。図3は、上位監視制御装置30の構成を示すブロック図である。
電力系統監視制御システム100は、図1に示すように、担当区域内に建設された発電所54、変電所56、ダム58などの各設備において使用される断路器、開閉器または遮断器などの機器120を、遠方から遠隔監視制御装置110によって監視・遠隔制御して安定して電力供給を図るシステムである。この電力系統監視制御システム100は、発電所54、変電所56、ダム58等の電力系統設備の機器120と、これらを遠隔監視、制御する遠隔監視制御装置110とがネットワーク50を介して接続される。電力系統設備とネットワーク50との間にはサーバとして機能する中継用制御装置52が設けられる。
遠隔監視制御装置110は、実施卓に設けられた下位監視制御装置10とこの下位監視制御装置10で行われる操作を主に監視する当直長卓(上位卓)に設けられた上位監視制御装置30とで構成される。本例では、下位監視制御装置10側で発電所54等の設備の機器120の監視、制御が行われるものとする。また、下位監視制御装置10は実際には複数台設置されるが、本例ではそのうちの1台について操作する場合を説明する。
下位監視制御装置10は、図2に示すように、ネットワーク50を介して接続された機器120を遠隔制御するための操作画面を表示する表示部16と、この表示部16に表示された操作画面を操作するための操作部(ソフトキー操作部)18と、操作部18の操作に基づいて複数の機器120を制御する制御部14とを備えている。
表示部16は、出入力インタフェース部28を介してバス80に接続される。表示部16は、液晶表示装置などで構成される。この表示部16は、制御部14から供給される画像信号に基づいて表示動作を行い、表示部16に機器120を監視・制御するための操作画面を表示する。操作画面の構成については後述する。
操作部18は、例えばキーボードやマウスで構成され、出入力インタフェース部28を介してバス80に接続されている。操作部18では、表示部16の操作画面を操作、選択して操作信号を制御部14に供給する。
制御部14は、操作信号や機器120からの信号に基づいて、表示制御や機器120などの制御を行う。また、制御部14は、CPU(Central Processing Unit)20と、ROM(read only memory)22と、RAM(random access memory)24とを有し、これらはバス80に接続されている。CPU20は、ROM22に記憶されているプログラムを実行して、下位監視制御装置10自身が所望の動作となるように各部の制御を行う。ROM22は、下位監視制御装置10を動作させるための各種のプログラムや処理に必要なデータなどが記録されたものである。本例では、ROM22や図示しないHDD(Hard Disk Drive)などの記録装置には、後述する各制御モード(監視、試験など)に対応した画面データが記録される。RAM24は、CPU20で各種の処理を行うときに得られたデータを一時的に記憶保持するなど、主に各種の処理の作業領域として用いられるものである。
また、バス80には、スピーカ82と通信インタフェース部26とがそれぞれ接続されている。
スピーカ82は、制御部14を介して供給された操作部18の操作に基づく音声信号を出力する。本例では、後述するように、試験モードが終了したときなどに、ブザー音や案内音を出力し、上位監視制御装置30を操作する上長に対して試験モードの終了を告知する。
通信インタフェース部26は、操作部18の操作に基づく操作信号を、所定の通信プロトコルに準拠した信号に変換する。この変換後の信号に送信する機器120のアドレス等を付加し、通信信号としてネットワーク50を介して中継用制御装置52に送信する。また、通信インタフェース部26は、ネットワーク50を介して中継用制御装置52から供給された機器120に対応した通信信号に基づく操作信号を制御部14に供給する。
上位監視制御装置30は、図3に示すように、上述した下位監視制御装置10と同一の構成であり、表示部34、操作部36、制御部32を有し、これらはバス78に接続される。バス78には、出入力インタフェース部46を介してスピーカ84および通信インタフェース部44が接続される。制御部32は、CPU38、ROM40およびRAM42で構成される。
図1に戻り、中継用制御装置52は、ネットワーク50を介して送信された通信信号を操作信号に変換し、この操作信号を変電所56,発電所54,ダム58などのそれぞれの設備に設置されている機器120に供給する。操作信号には、各機器120の入/切を制御する操作情報等が含まれる。
変電所56などの各設備の機器120では、中継用制御装置52を介して下位監視制御装置10から供給される操作信号に基づいて、所定の制御が行われる。また、各機器120には、センサや監視モニターなどの検出装置が設けられる。検出装置では、例えば、各機器120の異常を検出したときの異常情報や各機器120の監視データ等を下位監視制御装置10に送信する。
次に、上述した下位監視制御装置10の表示部16に表示される操作画面Gの構成について説明する。図4は、表示部16に表示される操作画面の構成例を示す図である。なお、図4では、表示部16の操作画面を便宜上簡略化して示している。
操作画面(スケルトン画面)Gは、図4に示すように、画面の略全体に表示される電力系統図92と、画面の上部および下部に表示される機能ボタンとで主として構成される。電力系統図92はある変電所の例を示す。
電力系統図92は、複数の機器120をシンボル化して表示したものであり、これを選択(クリック)し、入または切ボタンを押すことで、機器120の所定の制御を行うことができる。電力系統図92は、例えば、断路器76、接地開閉器74および遮断器(電流遮断器)72、変圧器77などが配線75を介して接続されて構成される。
操作部を構成する機能ボタンは、本例では、画面上部に表示される監視ボタン62、制御ボタン64および試験ボタン66と、画面下部に表示される縮小ボタン86、拡大ボタン88および終了ボタン90とで構成される。例えば、監視ボタン62は、表示部16の画面を監視モード画面に切り替えるためのボタンであり、この監視モード画面では電力系統の電圧、周波数などの監視や電力設備の運転状況・事故の表示を行う。試験ボタン66は、表示部16の画面を試験機器選択モード画面に切り替えるためのボタンであり、試験機器選択モード画面では試験機器の選択を行い、試験モード画面では選択した試験機器の確認試験を行う。このように、各機能ボタンを選択することで、それぞれの機能に応じた操作画面に遷移し、各操作画面で所定の制御が行われる。
次に、上述した下位監視制御装置10の表示部16の操作画面Gで機器120の試験を実施する場合の下位監視制御装置10の動作について説明する。
図5は、機器120の確認試験を行うときの下位監視制御装置10の動作を示すフローチャートである。図6は、下位監視制御装置10の表示部16に表示される操作画面の遷移状態を示す図である。図7は、上位監視制御装置30の表示部34に表示される監視モード画面Aの構成を示す図である。図8は、下位監視制御装置10の表示部16に表示される監視モード画面Bの構成を示す図である。図9は、下位監視制御装置10の表示部16に表示される試験機器選択モード画面Cの構成を示す図である。図10は、試験モード画面Dの構成を示す図である。なお、以下では、下位監視制御装置10および上位監視制御装置30の初期(通常)画面は、監視モード画面である例を示す。
まず、図6を参照して状態遷移を説明する。
(1)下位監視制御装置10側に表示された監視モード画面Bの状態で上位監視制御装置30に対し解除要求を行う。
(2)上位監視制御装置30側から解除の指示があると、監視モード画面Bまたは制御モード画面Eから試験機器選択モード画面Cに遷移できる。
(3)監視モード画面Bの状態で、試験ボタンを押すと、試験機器選択モード画面Cに遷移する。
(4)試験機器選択モード画面Cの状態で、選択完了ボタンを押すと、試験モード画面Dに遷移する。
(5)各モード画面から遷移できるモード画面を矢印で示す。それぞれのモードに遷移するには、対応するボタンを操作する。どのモード画面からも監視モード画面Bまたは制御モード画面Eに直接遷移できる。
各モード画面の状態のとき、電力系統に異常が発生した場合には、まず、監視モード画面Bに遷移して、事故機器を確認した後、制御モード画面Eに遷移する。これで、実際の事故に対する復旧操作を実行できる。これにより、試験中においても迅速に事故機器の把握・特定と復旧操作が可能となる。
続いて、具体例を説明する。
まず、機器120の試験を実施する場合、予め、試験機器が設置された区間を停電させる必要がある。本例では、後述する電力系統図中の破線領域S(図9(B)参照)の機器120の試験を実施するため、図8で示す監視モード画面B中の遮断器72b,72c,72dを切り状態とする。この作業は、図5に示すフローチャートでステップS14の前までに行えば良い。
下位監視制御装置10で取り替え等を行った機器120の現地確認試験を行う場合、表示部16の監視モード画面B中の試験ボタン66を選択するが、この試験ボタン66は、上位卓の上位監視制御装置30の解除操作が無ければ選択することができないようにロックされている。
そこで、まず、下位監視制御装置10は、上位卓の上位監視制御装置30に対して試験ボタン66のロックの解除を要求する(ステップS10、図6のB−A)。解除操作の要求は、ブザー音、案内音声や上位監視制御装置30に信号を送信して表示部16に解除要求のダイヤログを表示させても良い。解除要求を行うには、例えば、操作画面中に試験ボタン66の解除要求ボタン(図示はしない)を設け、この解除要求ボタンを選択することにより行うことが好ましい。もちろん、下位監視制御装置10の操作者が上位監視制御装置30の操作者に対して直接要求しても良い。
図7に示すように、上位監視制御装置30の表示部16に表示される監視モード画面Aの下部には例えば試験ボタン66を選択可能にする解除ボタン68が設けられる。上位監視制御装置30では、下位監視制御装置10からの試験ボタン66のロック解除要求に基づいて、解除ボタン68が選択される。
ステップS12で下位監視制御装置10の制御部14は、上位監視制御装置30で解除ボタン68が選択されたか否かを判断する。これは、上位監視制御装置30から解除信号が供給されたか否かによって判断できる。解除ボタン68が選択されたと判断したときには、試験ボタン66のロックを解除し、監視モード画面B中の試験ボタン66が選択できるように制御する(図8参照)。このとき、監視モード画面Bにロックが解除されたことを告知するダイヤログを表示しても良いし、ブザー音や案内音声よってロックの解除を告知しても良い。さらに、操作画面の試験ボタン66の色を強調表示させても良いし、下位監視制御装置10やこの周辺に設置されたLEDを点灯させて告知しても良い。
一方、制御部14は、解除ボタン68が選択されていないと判断したときには、ステップS10に戻り、再度、上位監視制御装置30側に解除要求をする。
ステップS14で制御部14は、監視モード画面Bで試験ボタン66が選択されたか否かを判断する。制御部14は、監視モード画面Bの試験ボタン66が選択されたと判断したときには、ステップS16に進む。一方、試験ボタン66以外の制御ボタン64が選択された場合には、ステップS30に進み、再度試験ボタンをロックし、選択した機能ボタンに応じた操作画面に遷移する(ステップS32)。例えば、監視モード画面Bで制御ボタン64が選択されたときには、監視モード画面Bから制御モード画面Eに遷移させる(図6のB−E参照)。なお、監視モードのままの状態で監視を行う場合には、例えば、一定の時間が経過した後、ステップS30に進み試験ボタンがロックされるように制御しても良い。
ステップS16で制御部14は、監視モード画面Bを試験機器選択モード画面Cに切り替えて表示する(図6のB−C参照)。試験機器選択モード画面Cは、試験機器を選択するための画面であり、図9に示すように、試験ボタン66が強調表示され、操作画面の下部に機器120の選択終了の際に選択する選択完了ボタン70が表示される。さらに、操作画面の右上に試験機器選択モードの文字が表示され、容易に試験機器選択モードに遷移したことを確認できる。
ステップS18では、試験機器選択モード画面Cにおいて試験機器を操作部18により選択(クリックや範囲指定)する。本例では、図9に示すように、試験機器選択モード画面Cの電力系統図92中のこの例では断路器76、接地開閉器74および遮断器72の機器120を選択する。操作部18によってこれらの機器120が選択されると、制御部14は、断路器76、接地開閉器74および遮断器72を他の機器120とは異なる色に強調表示し、例えば、試験対象となる機器120を灰色に表示し、他の機器を黒色に表示する。試験対象の機器120と他の機器とが視覚的に区別できる。試験機器選択モード画面Cでの試験機器の選択中、上位監視制御装置30を操作する当直長は、誤操作を防止するため、下位監視制御装置10側の試験機器の選択を遂次監視・確認する。なお、この試験機器選択モード画面Cでは、制御部14は、試験機器の選択のみの操作を可能とし、機器120の制御等は操作できないように制御する。
ステップS20で制御部14は、試験機器選択モード画面Cで他の監視ボタン62などが選択されたか否かを判断する。他の機能ボタンが選択されたと判断したときには、ステップS30に進み、上述したように試験ボタン66がロックされる。例えば、試験機器選択モード画面Cで監視ボタン62が選択されたときには、試験機器選択モード画面Cから監視モード画面Bに遷移させる(図6のC−B参照)。制御ボタン64が選択されたときには、試験機器選択モード画面Cから制御モード画面Eに遷移させる(図6のC−E参照)。
ステップS22で制御部14は、試験機器選択モード画面Cで選択完了ボタン70が選択されたか否かを判断する。試験機器の選択完了ボタン70が選択されたときには、試験機器の選択が完了したと判断してステップS24に進む。
ステップS24で制御部14は、試験機器選択モード画面Cを試験モード画面Dに切り替えて表示する(図6のC−D参照)。試験モード画面Dは、試験機器に対して確認試験を行うための画面であり、図10に示すように、試験ボタン66が強調表示され、操作画面右上に試験モードの文字が表示される。このとき、試験機器選択モード画面Cで選択された試験機器と、選択されていない機器との表示色を反転させて表示しても良い。この試験モード画面Dでは、制御部14は、試験モード画面Dで表示される電力系統図92の運転中の機器120上に操作部18のカーソルが位置してもこの機器120を選択できないように制御したり、仮に操作部18によって運転中の機器120が選択できたとしても試験機器選択モード画面Cにおいて選択されていない機器120の信号は無効にするように制御する。この制御は、ソフトウエアやハードウエアによって構築できる。このようにして、試験モード画面Dでは、試験機器選択モード画面Cで選択されていない機器120の選択、操作はできず、試験機器選択モード画面Cで選択された試験機器のみ操作することが可能となる。
ステップS26では、実際に選択した試験機器に対して確認試験が実施される。確認試験を実施する際には、下位監視制御装置10のオペレータが現地の作業員に電話にて試験を行う旨を通知する。
ステップS28で制御部14は、試験モード画面Dで監視ボタン62などの他の機能ボタンまたは終了ボタン90が選択されたか否かを判断する。他の機能ボタンが選択されないときには、確認試験が続行される。一方、他の機能ボタンまたは終了ボタン90が選択されたときには、ステップS30に進む。例えば、試験モード画面Dで監視ボタン62が選択されたときには、試験モード画面Dから監視モード画面Bに遷移させる(図6のD−B参照)。制御ボタン64が選択されたときには、試験モード画面Dから制御モード画面Eに遷移させる(図6のD−E参照)。
試験モード画面Dから他の画面に一旦遷移すると、制御部14は各操作画面に表示される試験ボタン66を再度ロックし、試験ボタン66を選択できないように制御する(ステップS30)。従って、再度、機器120の確認試験を行いたい場合(ステップS34)には、ステップS10まで戻り、上位監視制御装置30に対して試験ボタン66のロック解除を要求しなければならない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、試験モード画面Dにおいては、他の運転中の機器120を選択、操作することができないように制御されるため、誤操作を確実に防止できる。
また、本実施の形態では、試験モード中に、他の運転中の機器120に事故が発生した場合でも、試験機器選択モード画面または試験モード画面で他の機能ボタンなどを選択することで試験モードから事故に対応した操作画面に直ちに遷移する。そのため、事故が発生した機器120に対して直ちに所定の制御を行える。従って、迅速な事故対応が可能となり、復旧時間の遅延を回避できる。
また、確認試験を実施する下位監視制御装置10の画面操作は、他の下位監視制御装置10には反映されないため、機器120に事故が発生した場合には、他の下位監視制御装置10から事故機器120を制御することもできる。
さらに、本実施の形態では、試験モード(試験機器選択モード画面C、試験モード画面D)に遷移するためには、上位卓の上位監視制御装置30による試験ボタン66のロック解除が必要になる。そのため、試験モードへの遷移を必ず当直長が把握でき、例えば、オペレータ単独での確認試験の実施による誤操作を防止できる。さらに、試験モード画面Dでは他の運転中の機器120の操作はできないため、当直長は試験対象機器の選択(試験機器選択モード画面C)まで確認すれば、その後はオペレータ一人でも試験対応が可能となる。従って、当直長は、他の作業を行うことができ、作業の効率化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
本発明の一実施形態に係る電力系統監視制御システムの概略構成を示す図である。 下位監視制御装置の構成を示すブロック図である。 上位監視制御装置の構成を示すブロック図である。 操作画面の構成を示す図である。 機器の確認試験時の下位監視制御装置の動作を示すフローチャートである。 操作画面の遷移状態を示す図である。 上位監視制御装置の監視モード画面の構成を示す図である。 下位監視制御装置の監視モード画面の構成を示す図である。 試験機器選択モード画面の構成を示す図である。 試験モード画面の構成を示す図である。
符号の説明
10…下位監視制御装置、 14…制御部、 16…表示部、 18…操作部、 30…上位監視制御装置、 50…ネットワーク、 54…発電所、 56…変電所、 58…ダム、 62…監視ボタン、 64…制御(操作)ボタン、 66…試験ボタン、 68…解除ボタン、 70…選択完了ボタン、 72…遮断器、 74…接地開閉器、 76…断路器、 92…電力系統図、 100…電力系統監視制御システム、 110…遠隔監視制御装置、 120…機器、 C…試験機器選択モード画面、 D…試験モード画面

Claims (5)

  1. 複数の機器と、当該複数の機器を遠隔制御する監視制御装置とが通信手段を介して接続された電力系統監視制御システムであって、
    前記監視制御装置は、
    前記複数の機器を操作する操作画面を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記操作画面を操作するための操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて、前記複数の機器を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記表示部の前記操作画面に、前記複数の機器の電力系統および前記機器の試験を行うための操作画面に切り替える試験ボタンを表示し、
    前記操作部によって前記試験ボタンが選択されたとき、試験機器を選択するための前記電力系統が表示された試験機器選択モード画面に遷移し、
    前記試験機器選択モード画面において試験機器が前記操作部によって選択されたときは、前記試験機器選択モード画面において選択された前記試験機器のみの操作を可能とする試験モード画面に遷移させる
    ことを特徴とする電力系統監視制御システム。
  2. 前記制御部は、
    前記試験モード画面では、前記試験機器選択モード画面において選択されていない前記機器を前記操作部によって操作できないように制御する
    ことを特徴する請求項1に記載の電力系統監視制御システム。
  3. 前記制御部は、
    前記試験機器選択モード画面で前記操作部によって選択された前記試験機器を、前記試験機器選択モード画面または前記試験モード画面において強調表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力系統監視制御システム。
  4. 前記表示部には、前記試験ボタンとは異なる少なくとも1以上の機能ボタンが表示され、
    前記制御部は、
    前記試験機器選択モード画面または前記試験モード画面において、前記複数の機能ボタンのいずれかが選択されたときには、
    前記試験機器選択モード画面または前記試験モード画面から、選択された前記機能ボタンに対応した操作画面に遷移させ、当該操作画面において運転中の前記機器の制御を可能とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力系統監視制御システム。
  5. 前記監視制御装置は下位監視制御装置として機能し、
    前記下位監視制御装置を監視および/または制御する上位監視制御装置をさらに備え、
    前記下位監視制御装置の前記制御部は、
    前記上位監視制御装置の表示部に表示された、前記下位監視制御装置の前記操作画面に表示される前記試験ボタンのロックを解除する解除ボタンが選択されたときにのみ、前記下位監視制御装置の前記表示部に表示される前記試験ボタンを選択可能とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力系統監視制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125103A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Toshiba Corp 監視制御装置およびその画面表示方法
JP2014164455A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Mitsubishi Electric Corp 保守装置
JP2014194592A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Azbil Corp 機器管理システム
JP2015159654A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 三菱電機株式会社 電力設備監視制御装置および電力設備監視制御システム

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