JP2009124223A - Avシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置と外部機器とがHDMI接続されたAVシステムにおいて、外部機器側で標準/映画/ゲームなどの映像モード毎に映像と音声の時間ずれを調整する。
【解決手段】TV20は、DVDプレーヤ10とHDMI接続される。TV20は、ユーザがリモコンRを操作することにより、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード制御部22と、設定した映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から抽出し、抽出した音声調整量をCECメッセージによりDVDプレーヤ10に通知するCEC I・F23とを備える。DVDプレーヤ10は、TV20からのCECメッセージをCEC I/F15を介して受信・解析し、当該映像モードの音声調整量を取得し、バッファ制御部16は、取得した音声調整量に基づいて、バッファ13,14を制御することにより、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して、HDMIトランスミッタ17から出力させる。
【選択図】図1
【解決手段】TV20は、DVDプレーヤ10とHDMI接続される。TV20は、ユーザがリモコンRを操作することにより、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード制御部22と、設定した映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から抽出し、抽出した音声調整量をCECメッセージによりDVDプレーヤ10に通知するCEC I・F23とを備える。DVDプレーヤ10は、TV20からのCECメッセージをCEC I/F15を介して受信・解析し、当該映像モードの音声調整量を取得し、バッファ制御部16は、取得した音声調整量に基づいて、バッファ13,14を制御することにより、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して、HDMIトランスミッタ17から出力させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、AVシステムに関し、より詳細には、表示装置と外部機器とがHDMI(High Definition Multimedia Interface)接続され、映像と音声の時間ずれを調整可能なAVシステムに関する。
現在のテレビジョン装置(テレビ)には、放送コンテンツや他の記録媒体から入力するコンテンツを再生する際に、そのコンテンツを目的のディスプレイに表示するための種々の画像処理や、高画質化の要求に応えるための種々の画質改善機能が付与されている。例えば、コンポジット映像信号のY/C分離を行うためのY/C分離回路、入力映像のノイズを除くためのノイズリダクション回路、インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するためのIP変換回路、及びその他各種の画質改善回路等が付与されている。
特に、最近のテレビでは、上記のY/C分離回路、ノイズリダクション回路、IP変換回路等において、フレーム内に加えて時間軸上前後のフレームを対象として処理を行う3次元処理回路が多用されている。
上記のような画質改善等の映像処理においては、入力した映像信号を一旦メモリに蓄積してから、処理が行われる。特に時間的に前後するフレームを対象として処理を行う3次元処理回路では相対的に多くのメモリ容量が必要となる。
この場合、入力した映像信号を一旦メモリに蓄積し、その蓄積映像から新たな映像信号を生成するまでに必然的に時間差が生じることになる。この時間差は、例えば、数フレーム分に相当する時間差であり、例えば、25フレーム/秒の映像信号であれば、遅延時間は1/25秒の数倍に相当する。
この場合、入力した映像信号を一旦メモリに蓄積し、その蓄積映像から新たな映像信号を生成するまでに必然的に時間差が生じることになる。この時間差は、例えば、数フレーム分に相当する時間差であり、例えば、25フレーム/秒の映像信号であれば、遅延時間は1/25秒の数倍に相当する。
このようなテレビで通常の放送コンテンツを受信・再生する場合、テレビは映像出力の遅延分だけ音声出力を遅延させてタイミングを合わせている。これは所謂リップシンク機能と呼ばれている。このリップシンク機能により、ユーザは違和感なくコンテンツを視聴することができる。
例えば、特許文献1には、ネットワーク接続された機器間において映像と音声の時間ずれを解消できるようにしたものが記載されている。これによれば、モニタとDVDプレーヤとアンプとがネットワーク接続され、DVDプレーヤからネットワークに映像及び音声情報が供給され、モニタはネットワークから映像情報を取得・表示し、アンプはネットワークから音声情報を取得・出力する。モニタは音声に対する映像表示の遅延時間情報を送出する手段を備え、アンプはこの遅延時間情報に基づいて音声を遅延させ、映像と音声の時間ずれを解消できるようにしている。
ところで、テレビとレコーダなどの外部機器間をデジタル接続するためのデジタルインタフェースの一つとして、HDMIが普及している。HDMIは、PCとディスプレイの接続標準規格であるDVIに音声伝送機能や著作権保護機能を加えて、AV機器向けにアレンジしたものとなっている。
従来は機器間の接続にビデオ、オーディオ,コントロールの各信号用の複数のケーブルを用いていたが、HDMIではケーブル1本で済むために、機器間の配線を簡略化することができる。
従来は機器間の接続にビデオ、オーディオ,コントロールの各信号用の複数のケーブルを用いていたが、HDMIではケーブル1本で済むために、機器間の配線を簡略化することができる。
HDMIに関する規格は規格化団体であるHDMI Licensing,LLCにより2002年12月に基本仕様が策定され(HDMI規格Ver1.0)、2005年12月(HDMI規格バージョン1.2a)においてAV機器間のコントロールを行うための制御プロトコルとしてCEC(Consumer Electronics Control)の規定が追加された。
なお、CECに関する用語は、HDMI規格の「2.2 Glossary of Terms」,「CEC 2.2 Glossary of Terms」他に定義されており、HDMI入力端子を持ちAVストリームを表示出力するものはシンク(Sink)機器と、HDMI出力端子を持ちAVストリームを出力するものはソース(Source)機器と、HDMI入力端子と出力端子を持ちAVストリームの入出力(転送)を行うものはリピータ(Repeater)機器と定義されている。
HDMI規格ではCECを使った機器間制御が定義されている。このCECによれば、HDMIネットワーク上に存在する各機器に割り当てられる固有の物理アドレスと論理アドレスに基づいて様々な制御を可能としている。例えば、ユーザがテレビでデジタル放送を視聴しているときに、HDMIで接続されたDVDプレーヤを再生すると、テレビは自動的にDVDプレーヤの接続された入力に切り換える。また、このDVDプレーヤで表示しているメニュー操作や、電源のオン/オフなどをテレビのリモコンから操作することができる。
このHDMIにおいても、HDMI規格のバージョン1.3aから、上述のリップシンク機能が追加されている。
図6は、HDMI規格バージョン1.3aで規定されているリップシンク機能を実行するためのEDIDについて説明するための図である。
HDMI規格に準拠したシンク機器(以下、TV)は、EDID(Extended Display Identification Data)を内部メモリに持っている。このEDIDは、TVと接続される外部機器(ソース機器など)に、TV(モニタ)の機種名や設定値(解像度など)を伝えるためのTV独自のIDであり、EDIDのやり取りにはHDMIのコントロール信号ライン(I2C)が用いられる。例えば、DVDプレーヤ等のソース機器は、TVとHDMI接続された際に、TVへアクセスしてEDIDを読み取り、当該TVに応じた解像度で映像を出力することができる。
図6は、HDMI規格バージョン1.3aで規定されているリップシンク機能を実行するためのEDIDについて説明するための図である。
HDMI規格に準拠したシンク機器(以下、TV)は、EDID(Extended Display Identification Data)を内部メモリに持っている。このEDIDは、TVと接続される外部機器(ソース機器など)に、TV(モニタ)の機種名や設定値(解像度など)を伝えるためのTV独自のIDであり、EDIDのやり取りにはHDMIのコントロール信号ライン(I2C)が用いられる。例えば、DVDプレーヤ等のソース機器は、TVとHDMI接続された際に、TVへアクセスしてEDIDを読み取り、当該TVに応じた解像度で映像を出力することができる。
図6に示すEDIDは、TVの内部メモリに格納されており、TVにおける映像、音声の遅延量(リップシンク情報)が記載されている。DVDプレーヤ等のソース機器は、TVから読み込んだEDIDの値により、映像と音声のタイミングを調整して出力することができる。
このリップシンク情報は、物理アドレスやDeep Color情報と同じブロックにあり、TVでの映像、音声の遅延量がそれぞれ0〜500ms(2ms単位)で設定可能に記載されている。また、映像がプログレッシブ、インターレースで別の値を記載することができる。なお、Deep Color情報とは、HDMI規格バージョン1.3aで追加されたもので、伝送帯域拡大により、各色10/12/16bit(30/36/48bit)までの色深度に対応可能とするものである。
このリップシンク情報は、物理アドレスやDeep Color情報と同じブロックにあり、TVでの映像、音声の遅延量がそれぞれ0〜500ms(2ms単位)で設定可能に記載されている。また、映像がプログレッシブ、インターレースで別の値を記載することができる。なお、Deep Color情報とは、HDMI規格バージョン1.3aで追加されたもので、伝送帯域拡大により、各色10/12/16bit(30/36/48bit)までの色深度に対応可能とするものである。
例えば、TVのEDIDに映像遅延量が30ms、音声遅延量が0msと記載されていた場合、TVで映像及び音声を受信したときから映像が画面に表示されるまで30ms遅延することを意味する。すなわち、音声は遅延なくすぐに出力されるのに対して、映像は音声に対して30ms遅延して出力される。リップシンク機能によれば、ソース機器は、TVからこの遅延情報を取得すると、音声を映像に対して30ms遅らせて出力する。これにより、TVは映像と音声のタイミングを合わせて出力することができる。
特開2002−344898号公報
しかしながら、実際には、TVにおける映像と音声の時間差は、TVが持つ映像モード(標準/映画/ゲームなど)に応じて異なるが、上記EDIDは固定値であるため、映像モードによらず一定になってしまうという問題がある。例えば、映画モードの場合、画質向上のための映像処理に時間を要するため、映像に対して音声を遅らせ、一方、ゲームモードの場合、即時性が重視されるため、映像と音声を同時に出力させている。具体的には、映像と音声の時間差は前者の場合には約33ms、後者の場合には約0msとなるが、EDIDには約0〜33msの平均値となる約16msが固定値として書き込まれている。従って、ソース機器は、TVからこの遅延情報(16ms)を取得すると、映像モードに係らず音声を映像に対して16ms遅らせて出力してしまう。この結果、映画モード,ゲームモードの各モードにおいて映像と音声が同期していないため、ユーザに違和感を与えることになる。
上記において、映像モードの変更に伴いTVのEDIDを書き換えることも考えられるが、EDIDの音声遅延量を変更する場合、一旦HDMI接続を切断してから、EDIDを読み出して書き換える必要があり、手間がかかり、一般ユーザにとっては容易な作業ではない。
また、上述の特許文献1に記載の発明は、HDMIではなく、IEEE1394を用いて外部機器(アンプ)側で音声遅延させるものであるが、やはり映像モードの違いについては考慮されておらず、TVにおける映像と音声の時間差は常に一定になってしまう。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、表示装置と外部機器とがHDMI接続されたAVシステムにおいて、外部機器側で標準/映画/ゲームなどの映像モード毎に映像と音声の時間ずれを調整できるようにすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、映像及び音声信号を出力する外部機器と、該外部機器とHDMI接続された表示装置とを備えるAVシステムであって、前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記外部機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、前記外部機器は、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記外部機器は、映像及び音声信号を再生出力する再生機器であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、表示装置と再生機器とがリピータ機器を介してHDMI接続され、前記再生機器からの音声信号を前記リピータ機器から音声出力するAVシステムであって、前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記リピータ機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、前記リピータ機器は、該リピータ機器の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量から減算し、該減算後の音声調整量を前記再生機器に通知し、前記再生機器は、前記リピータ機器から通知された前記減算後の音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、表示装置と再生機器とがリピータ機器を介してHDMI接続され、前記再生機器からの音声信号を前記リピータ機器から音声出力するAVシステムであって、前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記リピータ機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、前記リピータ機器は、該リピータ機器の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量から減算し、該減算後の音声調整量及び前記音声遅延量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記リピータ機器は、前記再生機器から送信される映像及び音声信号を同時に入力することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第3乃至第5のいずれか1の技術手段において、前記リピータ機器は、前記再生機器からの映像信号を前記表示装置に転送し、音声信号をスピーカから音声出力するAVアンプであることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至第6のいずれか1の技術手段において、前記音声調整量通知手段は、前記表示装置の音声調整量を通知するためのCECメッセージを送信するCECインタフェースであることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1乃至第7のいずれか1の技術手段において、前記映像モード設定手段は、映像モードとして、音声調整量が最大となる第1のモード、音声調整量が最小となる第2のモード、これらの平均となる第3のモードを設定可能としたことを特徴としたものである。
本発明によれば、表示装置と外部機器とがHDMI接続されたAVシステムにおいて、外部機器側で標準/映画/ゲームなどの映像モード毎に映像と音声の時間ずれを調整できるため、表示装置のどの映像モードにおいても映像と音声のタイミングを同じにできる。
また、再生機器やリピータ機器等の外部機器側で映像と音声のタイミングが調整されるため、表示装置側にタイミングを調整するバッファ等を設ける必要がなくなる。
また、再生機器やリピータ機器等の外部機器側で映像と音声のタイミングが調整されるため、表示装置側にタイミングを調整するバッファ等を設ける必要がなくなる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のAVシステムの好適な実施の形態について説明する。本発明の実施形態においては、HDMI規格に含まれるCECメッセージを使用する。このCECメッセージとはHDMIで規格化されている機器制御信号である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るAVシステムの要部構成例を示すブロック図で、図中、10は外部機器(以下、DVDプレーヤで代表する)、20は表示装置(以下、TVで代表する)を示す。DVDプレーヤ10は、DVD18の映像信号を処理する映像処理部11と、DVD18の音声信号を処理する音声処理部12と、映像信号を一時的に記憶するための映像用バッファ13と、音声信号を一時的に記憶するための音声用バッファ14と、CECメッセージを送受信するためのCECインタフェース(CEC I/F)15と、映像用バッファ13と音声用バッファ14とを制御するバッファ制御部16と、映像及び音声信号を送信するHDMIトランスミッタ17とを備える。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るAVシステムの要部構成例を示すブロック図で、図中、10は外部機器(以下、DVDプレーヤで代表する)、20は表示装置(以下、TVで代表する)を示す。DVDプレーヤ10は、DVD18の映像信号を処理する映像処理部11と、DVD18の音声信号を処理する音声処理部12と、映像信号を一時的に記憶するための映像用バッファ13と、音声信号を一時的に記憶するための音声用バッファ14と、CECメッセージを送受信するためのCECインタフェース(CEC I/F)15と、映像用バッファ13と音声用バッファ14とを制御するバッファ制御部16と、映像及び音声信号を送信するHDMIトランスミッタ17とを備える。
また、TV20は、リモコンRからの操作信号を受信するリモコン受光部21と、リモコンRで選択された映像モードに対応する音声調整量をメモリ29から取得する映像モード制御部22と、CECメッセージを送受信するためのCEC I/F23と、映像及び音声信号を受信するHDMIレシーバ24と、映像信号を処理する映像処理部25と、音声信号を処理する音声処理部26と、映像信号を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部27と、音声信号を音声出力するスピーカ28と、映像モード毎に音声調整量を記憶するメモリ29とを備える。
本実施形態では、ソース機器であるDVDプレーヤ10と、シンク機器であるTV20とがHDMI接続され、機器間においてCECメッセージを送受信することができる。DVDプレーヤ10とTV20間はHDMIケーブルで接続される。このHDMIケーブルは、機器間で共通の制御信号(CECメッセージ)を伝送する双方向バスであるCECラインと、デジタル信号である映像・音声信号を差動方式で伝送するためのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ライン(デジタル信号ライン)とを含んでいる。またこの他、HDMIケーブルには、EDIDの送信やHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)認証等に利用されるI2Cラインが含まれる。
なお、本発明の外部機器としては、TV等のシンク機器にHDMI接続可能なソース機器やリピータ機器のことをいい、ソース機器としては、再生専用のDVDプレーヤに限らず、DVDレコーダ、HDDレコーダ、BD(Blu-ray)レコーダなどの録画・再生機器も含まれ、また、リピータ機器としては、音声出力可能なAVアンプなどが含まれる。
ここで、CECにおける論理アドレスと物理アドレスについて簡単に説明する。
まず、論理アドレスは、HDMI CECにおける規格では、0〜15まで扱えることになっており、HDMIネットワーク内では唯一名となっている。この論理アドレスは外部機器の種類に応じて異なっている。
まず、論理アドレスは、HDMI CECにおける規格では、0〜15まで扱えることになっており、HDMIネットワーク内では唯一名となっている。この論理アドレスは外部機器の種類に応じて異なっている。
また、物理アドレスは、HDMIネットワーク内では唯一名となっているが、外部機器がHDMIネットワークに追加されたり、切り離されたりすると自動的に調整される。物理アドレスは、5階層のアドレスを持ち、同一階層における唯一番号nから構成され、n.n.n.n形式で表現される。表示装置に直接接続された外部機器の階層を第1階層とした場合、この第1階層の機器に接続された外部機器が第2階層となり、表示装置から離れるに従って階層番号を増やしていく。そして、上記形式n.n.n.nの左端のnから右に行くに従って階層番号が増えるように表記する。
表示装置にHDMI接続された外部機器は、このような論理アドレスと物理アドレスを持つために、たとえ複数台の外部機器が接続されていても、特定の1台を指定してCECメッセージを送信することが可能となる。
本発明の主たる特徴部分は、表示装置と外部機器とがHDMI接続されたAVシステムにおいて、外部機器側で標準/映画/ゲームなどの映像モード毎に映像と音声の時間ずれを調整することである。このための構成として、TV20は、TV20での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段に相当するメモリ29と、映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から取得する音声調整量取得手段に相当する映像モード制御部22と、取得した音声調整量をDVDプレーヤ10に通知する音声調整量通知手段に相当するCEC I/F23とを備える。なお、映像モード制御部22は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段としても機能する。この音声調整量はCECメッセージにより通知される。このCECメッセージとしては、例えば、メーカ独自に定義されるベンダメッセージを用いることができる。
また、DVDプレーヤ10は、映像及び音声信号を再生出力する再生機器であり、CEC I/F23からCECメッセージにより通知された音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力するための各手段(映像用バッファ13、音声用バッファ14、及びバッファ制御部16)を備える。なお、本実施形態の場合、TV20に接続する外部機器はソース機器であるDVDプレーヤ10としているが、後述の第2の実施形態に示すように、リピータ機器を介してソース機器を接続してもよい。
図1において、メモリ29には予め映像モード毎の音声調整量が記憶されている。この音声調整量は、TV内部での映像処理に起因する映像信号と音声信号の時間差を調整するためのもので、映像モード毎に異なっている。例えば、音声調整量が最大となる第1のモードに相当する映画モード、音声調整量が最小となるとなる第2のモードに相当するゲームモード、これらの平均となる第3のモードに相当する標準モードに対して、それぞれ約33ms、約0ms、約16msの音声調整量が記憶されているものとする。ユーザはリモコンRを操作して、上記映像モードのいずれか一つを選択すると、映像モード制御部22は、ユーザ選択された映像モードをTV20に設定すると共に、この映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から取得する。そして、映像モード制御部22は、CEC I/F23を制御して、メモリ29から取得した音声調整量を通知するためのCECメッセージをDVDプレーヤ10へ送信させる。
DVDプレーヤ10は、TV20からのCECメッセージをCEC I/F15を介して受信・解析し、当該映像モードの音声調整量を取得する。そして、バッファ制御部16は、取得した音声調整量に基づいて、映像用バッファ13、音声用バッファ14を制御することにより、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して、映像信号と音声信号を別々にHDMIトランスミッタ17から出力させる。
例えば、ユーザ選択された映像モードが映画モードであれば、TV20では音声信号に対して映像信号が33ms遅れるため音声調整量は33msとなる。この場合、DVDプレーヤ10は、映像信号に対して音声信号を33ms遅らせて出力する。これにより、TV20において、映像信号に対して高画質化のための映像処理に33ms要したとしても、音声信号が同じ時間(33ms)だけ遅れてくるので、結果的に映像と音声の出力タイミングが一致することになる。
一方、ユーザ選択された映像モードがゲームモードであれば、TV20では音声信号に対して映像信号の遅れが発生しないため音声調整量は0msとなる。この場合、DVDプレーヤ10は、映像信号に対して音声信号を遅らせることなく同時に出力する。TV20は、ゲームモード時に映像信号に対する映像処理を省略するため、DVDプレーヤ10からの映像と音声を同時に出力することができる。
図2は、図1に示すAVシステムにおいて映像モードを変更した際の音声遅延調整処理の一例を説明するための図である。まず、TV20は、ユーザのリモコンRの操作により、映像モードが変更されたことを検知すると(S1)、その映像モードに応じた音声調整量をCECメッセージによりDVDプレーヤ10へ通知する(S2)。DVDプレーヤ10は、TV20から受信したCECメッセージを解析し、当該映像モードに応じた音声調整量を取得する。そして、DVDプレーヤ10は、取得した音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整し、映像信号と音声信号を別々にHDMIトランスミッタ17から出力する(S3)。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るAVシステムの要部構成例を示すブロック図である。本実施形態のシステム構成は、TV20とDVDプレーヤ10とが、リピータ機器(以下、AVアンプで代表する)30を介してHDMI接続されている点で前述の第1の実施形態のシステム構成と異なる。AVアンプ30は、映像及び音声信号を転送可能なリピータ機器であるが、音声出力用のスピーカ36を接続することで、DVDプレーヤ10からの映像信号をTV20に転送出力し、音声信号をスピーカ36から音声出力することもできる。なお、TV20とDVDプレーヤ10は前述の第1の実施形態の構成と同様であるため、ここでの説明は省略するものとする。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るAVシステムの要部構成例を示すブロック図である。本実施形態のシステム構成は、TV20とDVDプレーヤ10とが、リピータ機器(以下、AVアンプで代表する)30を介してHDMI接続されている点で前述の第1の実施形態のシステム構成と異なる。AVアンプ30は、映像及び音声信号を転送可能なリピータ機器であるが、音声出力用のスピーカ36を接続することで、DVDプレーヤ10からの映像信号をTV20に転送出力し、音声信号をスピーカ36から音声出力することもできる。なお、TV20とDVDプレーヤ10は前述の第1の実施形態の構成と同様であるため、ここでの説明は省略するものとする。
AVアンプ30は、CECメッセージを送受信するためのCEC I/F31と、音声用バッファ35を制御するバッファ制御部32と、映像及び音声信号を受信するHDMIレシーバ33と、音声信号を処理する音声処理部34と、音声信号をバッファリングする音声用バッファ35と、音声信号を音声出力するスピーカ36と、映像及び音声信号を送信するHDMIトランスミッタ37とを備える。
本実施形態のように構成し、DVDプレーヤ10からの音声信号をAVアンプ30をスルー(転送)してTV10のスピーカ28から音声出力する場合、AVアンプ30では映像信号と音声信号の時間差は発生しないため、第1の実施形態の場合と同様に、DVDプレーヤ10は、TV20からの音声調整量に従い、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力すればよい。
しかし、DVDプレーヤ10からの音声信号をAVアンプ30のスピーカ36から音声出力する場合、AVアンプ30では内部の音声処理により映像信号に対する音声信号の遅延が発生する。従って、DVDプレーヤ10が、上記のように、TV20からの音声調整量に従い、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力したとしても、AVアンプ30での音声遅延により、TV20からの映像信号の出力タイミングと、AVアンプ30からの音声信号の出力タイミングとがずれてしまう。
そこで、AVアンプ30のスピーカ36から音声出力する場合、TV20は音声調整量を通知するCECメッセージをAVアンプ30に送信する。なお、TV20は、音声信号の出力先がTV20なのか、AVアンプ30なのかを認識することができるため、音声信号の出力先がAVアンプ30であると認識した場合にはAVアンプ30にCECメッセージを送信し、一方、音声信号の出力先がTV20であると認識した場合にはTV20にCECメッセージを送信する。
図3において、TV20は、ユーザ操作により映像モードが選択されると、この映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から取得する。そして、TV20は、CEC I/F23を制御して、この音声調整量をCECメッセージによりAVアンプ30に送信する。
AVアンプ30は、TV20からのCECメッセージをCEC I/F31を介して受信・解析し、当該映像モードの音声調整量を取得する。AVアンプ30は、AVアンプ30の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、TV20より取得された音声調整量から減算し、減算後の音声調整量をDVDプレーヤ10に通知する。なお、AVアンプ30の音声遅延量は固定値としてAVアンプ30の図示しないメモリに予め保持されているものとする。
DVDプレーヤ10は、AVアンプ30からのCECメッセージをCEC I/F15を介して受信・解析し、当該映像モードの減算後の音声調整量を取得する。そして、バッファ制御部16は、減算後の音声調整量に基づいて、映像用バッファ13、音声用バッファ14を制御することにより、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して、映像信号と音声信号を別々にHDMIトランスミッタ17から出力させる。
本実施形態において、例えば、ユーザ選択された映像モードが映画モードである場合に、TV20での音声調整量は33msとなり、さらにAVアンプ30での音声遅延量が5msとすれば、DVDプレーヤ10には28(33−5)msの音声調整量が通知される。この音声調整量を受けて、DVDプレーヤ10は、映像信号に対して音声信号を28ms遅らせて出力する。
TV20において、映像信号に対して高画質化のための映像処理に33ms要したとしても、DVDプレーヤ10で音声信号が映像信号に対して28ms遅れて出力され、さらにAVアンプ30で音声信号が映像信号に対して5ms遅れることにより、結果的にAVアンプ30は、音声信号をTV20での映像処理と同じ時間(33ms)だけ遅れてスピーカ36から出力するため、TV20からの映像信号とAVアンプ30からの音声信号の出力タイミングが一致することになる。
一方、ユーザ選択された映像モードがゲームモードである場合には、映像信号に対する映像処理を省略するためTV20での音声調整量は0msとなり、さらにAVアンプ30での音声遅延量が5msとすれば、DVDプレーヤ10には−5(0−5)msの音声調整量が通知される。この場合、AVアンプ30からの出力タイミングを一致させるためには音声信号を映像信号よりも5ms早めて出力する必要がある。この音声調整量を受けて、DVDプレーヤ10は、映像信号に対して音声信号を−5ms、すなわち、音声信号を映像信号に対して5ms早く(あるいは映像信号を音声信号に対して5ms遅く)出力する。
AVアンプ30において、DVDプレーヤ10からの音声信号が映像信号に対して5ms早く入力され、さらに音声処理部34で音声信号が映像信号に対して5ms遅れることにより、映像信号と音声信号の時間差が相殺される。結果的にAVアンプ30は、音声信号を映像信号に対して遅れなくスピーカ36から出力するため、TV20からの映像信号とAVアンプ30からの音声信号の出力タイミングが一致することになる。
図4は、図3に示すAVシステムにおいて映像モードを変更した際の音声遅延調整処理の一例を説明するための図である。まず、TV20は、ユーザのリモコンRの操作により、映像モードが変更されたことを検知すると(S11)、その映像モードに応じた音声調整量をCECメッセージによりAVアンプ30へ通知する(S12)。AVアンプ30は、TV20から受信したCECメッセージを解析し、当該映像モードに応じた音声調整量を取得する。そして、AVアンプ30は、AVアンプ30での音声遅延量をTV20から通知された音声調整量から減算し(S13)、減算後の音声調整量をCECメッセージによりDVDプレーヤ10へ通知する(S14)。DVDプレーヤ10は、AVアンプ30からの音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整し、映像信号と音声信号を別々にHDMIトランスミッタ17から出力する(S15)。
なお、上記実施形態の場合、DVDプレーヤ10のバッファ機能を用いて映像と音声の時間差が調整されるため、AVアンプ30の音声用のバッファ35を不要にしてもよい。
また、AVアンプ30からDVDプレーヤ10に対して、TV20での音声調整量とAVアンプ30での音声遅延量をCECメッセージにより通知し、DVDプレーヤ10で、AVアンプ30での音声遅延量をTV20での音声調整量から減算してもよい。
また、AVアンプ30からDVDプレーヤ10に対して、TV20での音声調整量とAVアンプ30での音声遅延量をCECメッセージにより通知し、DVDプレーヤ10で、AVアンプ30での音声遅延量をTV20での音声調整量から減算してもよい。
また、本発明は、TV20とDVDプレーヤ10の間にAVアンプを複数接続した場合でも同様に適用することができる。この場合、複数のAVアンプの中で音声出力するAVアンプに対してTV20の音声調整量がCECメッセージにより通知される。
(第3の実施形態)
また、上述の第2の実施形態の変形例として、AVアンプ側のバッファ機能を利用して映像と音声の時間差を調整してもよい。これについて以下に説明する。
また、上述の第2の実施形態の変形例として、AVアンプ側のバッファ機能を利用して映像と音声の時間差を調整してもよい。これについて以下に説明する。
前述の図3において、TV20は、ユーザ操作により映像モードが選択されると、この映像モードに応じた音声調整量をメモリ29から取得する。そして、TV20は、CEC I/F23を制御して、この音声調整量をCECメッセージによりAVアンプ30に送信する。
AVアンプ30は、TV20からのCECメッセージをCEC I/F31を介して受信・解析し、当該映像モードの音声調整量を取得する。AVアンプ30は、AVアンプ30の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、TV20から取得された音声調整量から減算する。バッファ制御部32は、減算後の音声調整量とAVアンプ30の音声遅延量とに基づいて、音声用のバッファ35を制御することにより、TV20での映像信号の出力タイミングに一致するようにAVアンプ30での音声信号の出力タイミングを調整して、スピーカ36から音声出力する。
本実施形態において、DVDプレーヤ10から送信される映像及び音声信号は同時にAVアンプ30に入力される。例えば、ユーザ選択された映像モードが映画モードである場合に、TV20での音声調整量は33msとなり、さらにAVアンプ30での音声遅延量が5msとすれば、AVアンプ30では減算後の音声調整量が28(33−5)msと算出され、この時間分だけ音声信号が音声用バッファ35にバッファリングされる。
TV20において、映像信号に対して高画質化のための映像処理に33ms要したとしても、AVアンプ30の音声処理部34で音声信号が映像信号に対して5ms遅れ、さらにAVアンプ3の音声用バッファ35で音声信号が映像信号に対して28ms遅れて出力されることにより、結果的にAVアンプ30は、音声信号をTV20での映像処理と同じ時間(33ms)だけ遅れてスピーカ36から出力するため、TV20からの映像信号とAVアンプ30からの音声信号の出力タイミングが一致することになる。
一方、ユーザ選択された映像モードがゲームモードである場合には、映像信号に対する映像処理を省略するためTV20での音声調整量は0msとなり、さらにAVアンプ30での音声遅延量が5msとすれば、AVアンプ30では減算後の音声調整量が−5(0−5)msと算出される。この場合、AVアンプ30からの出力タイミングを一致させるためには、音声信号に対して映像信号を遅らせる必要がある。そこで、この時間分だけ映像信号を図示しない映像用のバッファにバッファリングする。
AVアンプ30において、音声処理部34で音声信号が映像信号に対して5ms遅れ、さらに図示しない映像用のバッファで映像信号が5ms遅れて出力されることにより、映像信号と音声信号の時間差が相殺される。結果的にAVアンプ30は、音声信号をTV20での映像信号に対して遅れなくスピーカ36から出力するため、TV20からの映像信号とAVアンプ30からの音声信号の出力タイミングが一致することになる。
図5は、図3に示すAVシステムにおいて映像モードを変更した際の音声遅延調整処理の他の例を説明するための図である。まず、TV20は、ユーザのリモコンRの操作により、映像モードが変更されたことを検知すると(S21)、その映像モードに応じた音声調整量をCECメッセージによりAVアンプ30へ通知する(S22)。AVアンプ30は、TV20から受信したCECメッセージを解析し、当該映像モードに応じた音声調整量を取得する。そして、AVアンプ30は、AVアンプ30での音声遅延量をTV20から通知された音声調整量から減算し(S23)、減算後の音声調整量とAVアンプ30の音声遅延量とに基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整し、映像信号をHDMIトランスミッタ37からTV20へ出力すると共に、音声信号をスピーカ36から音声出力する(S25)。
このように、本発明によれば、外部機器と表示装置とがHDMI接続されたAVシステムにおいて、外部機器側で標準/映画/ゲームなどの映像モード毎に映像と音声の時間ずれを調整できるため、表示装置のどの映像モードにおいても映像と音声のタイミングを同じにできる。
また、再生機器やリピータ機器等の外部機器側で映像と音声のタイミングが調整されるため、表示装置側にタイミングを調整するバッファ等を設ける必要がなくなる。
また、再生機器やリピータ機器等の外部機器側で映像と音声のタイミングが調整されるため、表示装置側にタイミングを調整するバッファ等を設ける必要がなくなる。
10…外部機器(DVDプレーヤ)、11,25…映像処理部、12,26,34…音声処理部、13…映像用バッファ、14,35…音声用バッファ、15,23,31…CEC I/F、16,32…バッファ制御部、17,37…HDMIトランスミッタ、18…DVD、20…表示装置(TV)、21…リモコン受光部、22…映像モード制御部、24,33…HDMIレシーバ、27…表示部、28,36…スピーカ、30…リピータ機器(AVアンプ)。
Claims (8)
- 映像及び音声信号を出力する外部機器と、該外部機器とHDMI接続された表示装置とを備えるAVシステムであって、
前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記外部機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、
前記外部機器は、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴とするAVシステム。 - 請求項1に記載のAVシステムにおいて、前記外部機器は、映像及び音声信号を再生出力する再生機器であることを特徴とするAVシステム。
- 表示装置と再生機器とがリピータ機器を介してHDMI接続され、前記再生機器からの音声信号を前記リピータ機器から音声出力するAVシステムであって、
前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記リピータ機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、
前記リピータ機器は、該リピータ機器の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量から減算し、該減算後の音声調整量を前記再生機器に通知し、
前記再生機器は、前記リピータ機器から通知された前記減算後の音声調整量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴とするAVシステム。 - 表示装置と再生機器とがリピータ機器を介してHDMI接続され、前記再生機器からの音声信号を前記リピータ機器から音声出力するAVシステムであって、
前記表示装置は、複数の映像モードのいずれか一つを設定する映像モード設定手段と、前記表示装置での映像信号と音声信号の時間差を調整するための音声調整量を映像モード毎に記憶する音声調整量記憶手段と、前記映像モード設定手段により設定した映像モードに応じた音声調整量を前記音声調整量記憶手段から取得する音声調整量取得手段と、該取得した音声調整量を前記リピータ機器に通知する音声調整量通知手段とを備え、
前記リピータ機器は、該リピータ機器の音声処理による映像信号に対する音声信号の音声遅延量を、前記音声調整量通知手段により通知された音声調整量から減算し、該減算後の音声調整量及び前記音声遅延量に基づいて、映像信号と音声信号の出力タイミングを調整して出力することを特徴とするAVシステム。 - 請求項4に記載のAVシステムにおいて、前記リピータ機器は、前記再生機器から送信される映像及び音声信号を同時に入力することを特徴とするAVシステム。
- 請求項3乃至5のいずれか1項に記載のAVシステムにおいて、前記リピータ機器は、前記再生機器からの映像信号を前記表示装置に転送し、音声信号をスピーカから音声出力するAVアンプであることを特徴とするAVシステム。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のAVシステムにおいて、前記音声調整量通知手段は、前記表示装置の音声調整量を通知するためのCECメッセージを送信するCECインタフェースであることを特徴とするAVシステム。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のAVシステムにおいて、前記映像モード設定手段は、映像モードとして、音声調整量が最大となる第1のモード、音声調整量が最小となる第2のモード、これらの平均となる第3のモードを設定可能としたことを特徴とするAVシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-11-12 JP JP2007293013A patent/JP2009124223A/ja active Pending
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