JP2009123267A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生中に適正なフォーカス制御を行う。
【解決手段】DVDプレーヤ100のMPU32Aは、トラッキングエラー信号TEに基づいて、光ピックアップ1の光ディスクの径方向の位置であるシフト位置PSを設定するシフト設定部321と、設定されたシフト位置PSとするべく、光ピックアップ1を光ディスクの径方向に駆動するシフト駆動部322と、光ピックアップ1の光ディスクに対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置PFを、シフト位置PSと対応付けて、予め格納する位置記憶部329と、シフト設定部321によって設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFを、位置記憶部329から読み出すことによって求める昇降設定部327と、求められた昇降位置PFとするべく、光ピックアップ1を光ディスクに対して近接又は離間する方向に駆動する昇降駆動部328と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源からのレーザ光を光ディスクに照射し、前記光ディスクからの反射光を電気信号に変換するピックアップを備え、前記ピックアップを介して、前記光ディスクに予め格納された情報を読み出して再生する光ディスク再生装置に関する。
従来、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクに記録されている情報を読み出して再生する光ディスク再生装置では、照射しているレーザ光の合焦位置を光ディスクの記録面に合わせるフォーカス制御を行っている。このフォーカス制御が適正に行われていない場合には、光ディスクから情報を適正に読み取ることができないため、フォーカス制御を適正に行うために種々の装置、方法等が提案されている。
例えば、光ディスクに対する現在のデータの読取位置のアドレスと、バッファにフォーカスバイアス調整情報として記憶している前回フォーカスバイアスを調整したアドレスと、の差が所定量を超えたとき、またはシークを行ったときに、光ディスクの反り等が原因で前回調整したフォーカスバイアスが最適な値からズレているかどうかを判定し、フォーカスバイアスが最適な値からズレていれば、フォーカスバイアスの再調整を行う光ディスク装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−346802号公報
しかしながら、上記の光ディスク装置では、フォーカスバイアスの再調整の間、再生動作を停止させる必要があり、利便性が充分ではない場合があった。また、例えば、フォーカスバイアスが最適な値からズレていると判定された場合に限って、フォーカスバイアスの再調整が行われるため、フォーカスバイアスが最適な値からズレていると判定されない場合には、フォーカス制御を適正に行うことができない虞があった。
特に、光ディスクが偏芯している場合には、光ディスクの回転周期毎に、光源からの照射光の焦点位置が、光ディスクに形成されたトラックの中心位置からズレることになるため、フォーカス制御を適正に行うことができない場合があった。
上記の課題に鑑みて、本発明は、再生中に適正なフォーカス制御を行うことの可能な光ディスク再生装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の光ディスク再生装置は、光源からのレーザ光を光ディスクに照射し、前記光ディスクからの反射光を電気信号に変換するピックアップを備え、前記ピックアップを介して、前記光ディスクに予め格納された情報を読み出して再生する光ディスク再生装置であって、前記ピックアップを介して、前記光ディスクにおける記録面の位置に対する光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すフォーカシングエラー信号、及び、前記光ディスクに形成されたトラックの中心位置に対する前記光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すトラッキングエラー信号を生成すると共に、RF(Radio Frequency)信号を出力する信号生成手段と、前記信号生成手段によって生成されたトラッキングエラー信号に基づいて、前記ピックアップの前記光ディスクの径方向の位置であるシフト位置を設定するシフト設定手段と、前記シフト設定手段によって設定されたシフト位置とするべく、前記ピックアップを前記光ディスクの径方向に駆動するシフト駆動手段と、前記ピックアップの前記光ディスクに対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置を、前記シフト位置と対応付けて、予め格納する位置記憶手段と、前記シフト設定手段によって設定されたシフト位置に対応する昇降位置を、前記位置記憶手段から読み出すことによって求める昇降設定手段と、前記昇降設定手段によって求められた昇降位置とするべく、前記ピックアップを前記光ディスクに対して近接又は離間する方向に駆動する昇降駆動手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の光ディスク再生装置は、請求項1に記載の光ディスク再生装置であって、前記シフト駆動手段によって、前記シフト設定手段により設定されたシフト位置である基準シフト位置に前記ピックアップが駆動された状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置を求める基準位置取得手段と、前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけ前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置を求める第1位置取得手段と、前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけ、前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置を求める第2位置取得手段と、前記基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、前記位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置を求め、求められたシフト位置及び昇降位置を前記位置記憶手段に記録する位置記録手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の光ディスク再生装置は、請求項2に記載の光ディスク再生装置であって、前記基準位置取得手段、第1位置取得手段、及び、第2位置取得手段が、前記基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、前記ピックアップから出力されるRF信号が略最大となる昇降位置を求めることを特徴としている。
請求項4に記載の光ディスク再生装置は、請求項1に記載の光ディスク再生装置であって、前記シフト駆動手段によって前記シフト設定手段により設定されたシフト位置である基準シフト位置に前記ピックアップが駆動された状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置を求める基準位置取得手段と、前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけ前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置を求める第1位置取得手段と、前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけ、前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置を求める第2位置取得手段と、前記基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、前記位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置を求め、求められたシフト位置及び昇降位置を前記位置記憶手段に記録する位置記録手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の光ディスク再生装置は、請求項4に記載の光ディスク再生装置であって、前記基準位置取得手段、第1位置取得手段、及び、第2位置取得手段が、前記基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、前記ピックアップから出力されるフォーカシングエラー信号が略零となる昇降位置を求めることを特徴としている。
請求項6に記載の光ディスク再生装置は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク再生装置であって、前記第2移動量が、前記第1移動量と略同一値であることを特徴としている。
請求項1に記載の光ディスク再生装置によれば、ピックアップを介して、光ディスクにおける記録面の位置に対する光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すフォーカシングエラー信号、及び、光ディスクに形成されたトラックの中心位置に対する光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すトラッキングエラー信号が生成されると共に、RF(Radio Frequency)信号が出力される。そして、生成されたトラッキングエラー信号に基づいて、ピックアップの光ディスクの径方向の位置であるシフト位置が設定され、設定されたシフト位置とするべく、ピックアップが光ディスクの径方向に駆動される。また、ピックアップの光ディスクに対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置が、シフト位置と対応付けて、位置記憶手段に予め格納されており、設定されたシフト位置に対応する昇降位置が、位置記憶手段から読み出すことによって求められ、求められた昇降位置とするべく、ピックアップが光ディスクに対して近接又は離間する方向に駆動されるため、再生中に適正なフォーカス制御を行うことができる。
すなわち、ピックアップの光ディスクに対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置が、ピックアップの光ディスクの径方向の位置であるシフト位置と対応付けて、位置記憶手段に予め格納されており、設定されたシフト位置に対応する昇降位置が、位置記憶手段から読み出すことによって求められ、求められた昇降位置とするべく、ピックアップが光ディスクに対して近接又は離間する方向に駆動されるため、位置記憶手段に適正な昇降位置を格納しておくことによって、再生中にピックアップを適正な昇降位置に駆動することができるので、再生中に適正なフォーカス制御を行うことができるのである。
請求項2に記載の光ディスク再生装置によれば、設定されたシフト位置である基準シフト位置にピックアップが駆動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置が求められる。また、基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけピックアップが移動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置が求められ、基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけ、ピックアップが移動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置が求められる。更に、基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置が求められ、求められたシフト位置及び昇降位置が位置記憶手段に記録されるため、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
すなわち、設定されたシフト位置である基準シフト位置(=光源からの照射光の焦点位置がトラックの中心位置に合致されるシフト位置)にピックアップが駆動された状態、基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量(例えば、100μm)だけピックアップが移動された状態、及び、基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量(例えば、100μm)だけピックアップが移動された状態で、それぞれ、RF信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置、第1昇降位置、及び、第2昇降位置が求められ、基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置が求められて、求められたシフト位置及び昇降位置が位置記憶手段に記録されるため、位置記憶手段に適正な昇降位置を記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができるのである。
請求項3に記載の光ディスク再生装置によれば、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、ピックアップから出力されるRF信号が略最大となる昇降位置が求められるため、適正な基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置が求められ、位置記憶手段に更に適正な昇降位置を記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
請求項4に記載の光ディスク再生装置によれば、設定されたシフト位置である基準シフト位置に前記ピックアップが駆動された状態で、フォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置が求められる。また、基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけピックアップが移動された状態で、フォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置が求められ、基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけピックアップが移動された状態で、フォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置が求められる。更に、基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置が求められ、求められたシフト位置及び昇降位置が位置記憶手段に記録されるため、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
すなわち、設定されたシフト位置である基準シフト位置(=光源からの照射光の焦点位置がトラックの中心位置に合致されるシフト位置)にピックアップが駆動された状態、基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量(例えば、100μm)だけピックアップが移動された状態、及び、基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量(例えば、100μm)だけピックアップが移動された状態で、それぞれ、フォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置、第1昇降位置、及び、第2昇降位置が求められ、基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置が求められて、求められたシフト位置及び昇降位置が位置記憶手段に記録されるため、位置記憶手段に適正な昇降位置を記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができるのである。
請求項5に記載の光ディスク再生装置によれば、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、フォーカシングエラー信号が略零となる昇降位置が求められるため、適正な基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置が求められ、位置記憶手段に更に適正な昇降位置を記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
請求項6に記載の光ディスク再生装置によれば、第2移動量が、第1移動量と略同一値であるため、位置記憶手段に更に適正な昇降位置を記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るDVDプレーヤの一例を示す構成図である。DVDプレーヤ100(光ディスク再生装置に相当する)は、CD、DVD等の光ディスク2に予め格納された情報を読み出して再生するものであって、光ピックアップ1、出力装置3、制御装置4、駆動装置5、表示部6及び操作部7を備えている。
また、DVDプレーヤ100は、テレビ受像機200と通信可能に構成されている。テレビ受像機200は、スピーカ及びモニタ(図示省略)を備え、DVDプレーヤ100からの音声情報、映像情報等の情報を、スピーカ及びモニタを介して出力するものである。
光ピックアップ1(ピックアップに相当する)は、LD(Laser Diode)11を備え、光ディスク2にLD11からのレーザ光を照射して、光ディスク2に格納された音声情報、映像情報等の各種情報の読み取りを行うものである。また、光ピックアップ1は、再生する対象の光ディスク2からの反射光を、分割光センサ16(図2参照)を介して複数の電気信号に変換してトラッキングエラー信号、フォーカシングエラー信号、及び、RF信号を生成し、トラッキングサーボによる制御(=光ディスク2上に形成されたトラックに正確に追従させるための制御)、及び、フォーカシンングサーボによる制御(=光ディスク2上に形成された記録面に正確に合焦させるための制御)を行うものである。
LD11(光源に相当する)は、光ディスク2に格納された情報を読み取るレーザ光を光ディスク2に照射するものである。また、光ピックアップ1は、スレッドモータ51によって、光ディスク2の径方向、及び、垂直方向(近接、離間方向)に移動可能に構成されている。
光ディスク2は、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等からなり、予め映像情報、音声情報等が格納されたものである。
出力装置3は、光ピックアップ1からの音声情報、映像情報等の情報を、音声及び画像に変換して、それぞれ、テレビ受像機200に配設された図略のスピーカ及びモニタに出力するものであって、RF(Radio Frequency)アンプ31、DSP(Digital Signal Processor)32、再生処理回路33、及び、出力回路34を備えている。RFアンプ31は、光ピックアップ1からの音声情報、映像情報等に対応する信号を増幅するものである。
DSP32及び再生処理回路33は、RFアンプ31からの信号に対して、再生のための各種情報処理(例えば画像処理等)を施すものである。出力回路34は、再生処理回路33からの情報を、テレビ受像機200に配設された図略のスピーカ及びモニタに出力するためにDA変換処理等を行うものである。
制御装置4は、操作部7を介して受け付けた指示操作に基づいて、光ピックアップ1及び駆動装置5の動作を制御するものであって、システムコントローラ41、及び、ドライバIC42を備えている。システムコントローラ41は、操作部7からの情報を受け付けてDSP32に伝送すると共に、DSP32からの情報を表示部6に伝送するものである。
ドライバIC42(シフト駆動手段の一部、及び、昇降駆動手段の一部に相当する)は、DSP32からの指示に基づいて、光ピックアップ1及び駆動装置5の動作を制御するものである。具体的には、ドライバIC42は、光ピックアップ1に配設されたLD11に供給する電流を制御すると共に、駆動装置5を構成するスレッドモータ51及びスピンドルモータ52の動作を制御するものである。
駆動装置5は、スレッドモータ51及びスピンドルモータ52を備える。スレッドモータ51(シフト駆動手段の一部、及び、昇降駆動手段の一部に相当する)は、ドライバIC42からの指示に基づいて光ピックアップ1を光ディスク2の径方向及び垂直方向に移動させるものである。スピンドルモータ52は、ドライバIC42からの指示に基づいて光ディスク2を回転駆動するものである。
表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備え、DSP32からの情報を外部から視認可能に表示するものである。操作部7は、種々の操作ボタン等を備え、ユーザからの操作を受け付けて、DSP32に対応する操作信号を出力するものである。
図2は、図1に示す光ピックアップ1の構成の一例を示す構成図である。(a)に示すように、光ピックアップ1は、図1を用いて説明したLD11に加え、回折手段12、ビームスプリッタ13、コリメータレンズ14、対物レンズ15、及び、分割光センサ16を備えている。また、光ピックアップ1は、図略の、トラッキングエラー信号生成回路17、フォーカシングエラー信号生成回路18、及び、RF信号生成回路19(図3参照)を備えている。回折手段(グレーティング:grating)12は、LD11から出力されたレーザ光を回折し、回折光をビームスプリッタ13へ出力するものである。
ビームスプリッタ13は、回折手段12から出力された回折光を透過すると共に、光ディスク2からの反射光を反射して分割光センサ16へ導くものである。コリメータレンズ14は、LD11から回折手段12、ビームスプリッタ13を介して入射されたレーザ光から平行光束を生成するものである。対物レンズ15は、光ディスク2の信号面にレーザ光を集光させる(=合焦させる)ものである。
分割光センサ16は、メイン光センサ161を備え、光ディスク2からの反射光を、対物レンズ15、コリメータレンズ14及びビームスプリッタ13を介して受光し、受光光量に対応する電気信号を出力するものである。図略のトラッキングエラー信号生成回路17、フォーカシングエラー信号生成回路18、及び、RF信号生成回路19は、分割光センサ16からの電気信号に基づいて、それぞれ、トラッキングエラー信号、フォーカシングエラー信号及びRF信号を生成するものである。
(b)は、(a)に示すメイン光センサ161の一例を示す平面図である。メイン光センサ161は、縦横に均等に4分割されて形成された光センサ161a、161b、161c、161dからなり、0次回折光(メインビーム)を受光するものである。
メイン光センサ161を構成する光センサ161a、161b、161c、161dは、それぞれ、受光光量に対応する電気信号SA、SB、SC、SDを生成し、トラッキングエラー信号生成回路17、フォーカシングエラー信号生成回路18、及び、RF信号生成回路19(図3参照)へ出力するものである。
図3は、図1に示す光ピックアップ1の適所に配設されたトラッキングエラー信号生成回路17、フォーカシングエラー信号生成回路18、及び、RF信号生成回路19の一例を示す構成図である。トラッキングエラー信号生成回路17、フォーカシングエラー信号生成回路18、及び、RF信号生成回路19には、それぞれ、分割光センサ16から4個の電気信号SA、SB、SC、SDが入力される。
トラッキングエラー信号生成回路17(信号生成手段の一部に相当する)は、加算回路171、172、及び、差動アンプ173を備えている。加算回路171、172は、それぞれ、2個の電気信号SA、SD、及び、電気信号SB、SCを加算するものであって、加算後の信号を差動アンプ173へ出力するものである。
差動アンプ173は、加算回路171、172からの信号に基づいて、光ディスク2からの反射光の内、メインビームに対応する4個の電気信号SA、SB、SC、SDからトラッキングエラー信号TE(TE=(SA+SD)−(SB+SC))を生成し、DSP32へ出力するものである。
フォーカシングエラー信号生成回路18(信号生成手段の一部に相当する)は、加算回路181、182、及び、差動アンプ183を備えている。加算回路181、182は、それぞれ、2個の電気信号SA、SC、及び、電気信号SB、SDを加算するものであって、加算後の信号を差動アンプ183へ出力するものである。
差動アンプ183は、加算回路181、182からの信号に基づいて、光ディスク2からの反射光の内、メインビームに対応する4個の電気信号SA、SB、SC、SDからフォーカシングエラー信号FE(FE=(SA+SC)−(SB+SD))を生成し、DSP32へ出力するものである。
RF信号生成回路19(信号生成手段の一部に相当する)は、加算回路191、192、193を備えている。加算回路191、192は、それぞれ、2個の電気信号SA、SC、及び、電気信号SB、SDを加算するものであって、加算後の信号を加算回路193へ出力するものである。
加算回路193は、加算回路191、192からの信号を加算するものであって、光ディスク2からの反射光の内、メインビームに対応する4個の電気信号SA、SB、SC、SDからRF信号(=(SA+SC)+(SB+SD))を生成し、DSP32へ出力するものである。
図4は、本発明に係るDVDプレーヤ100における主要部(主にDSP32)の構成の一例を示す機能構成図である。DSP32は、MPU(Micro Processing Unit)32A、RAM(Random Access Memory)32B、及び、図略のROM(Read Only Memory)を備えている。MPU32Aは、機能的に、シフト設定部321、シフト駆動部322、基準位置取得部323、第1位置取得部324、第2位置取得部325、位置記録部326、昇降設定部327、及び、昇降駆動部328を備え、RAM32Bは、機能的に、位置記憶部329を備えている。
ここでは、MPU32Aが、ROM等に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、シフト設定部321、シフト駆動部322、基準位置取得部323、第1位置取得部324、第2位置取得部325、位置記録部326、昇降設定部327、昇降駆動部328等の機能部として機能すると共に、RAM32Bを、位置記憶部329等の機能部として機能させるものである。
また、RAM32B又は図略のROMに格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしても良く、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
位置記憶部329(位置記憶手段に相当する)は、光ピックアップ1の光ディスク2に対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置PFを、光ピックアップ1の光ディスク2の径方向の位置であるシフト位置PSと対応付けて、予め(=光ディスク2に格納されて情報を読み出す前に)格納するものである。なお、位置記憶部329に格納される昇降位置PF及びシフト位置PSは、位置記録部326によって、光ディスク2に格納されて情報を読み出す前に、記録され(=書き込まれ)、昇降設定部327によって、光ディスク2に格納されて情報を読み出す際に読み出されるものである。
シフト設定部321(シフト設定手段に相当する)は、トラッキングエラー信号生成回路17によって生成されたトラッキングエラー信号TEに基づいて、光ピックアップ1の光ディスク2の径方向の位置であるシフト位置PSを設定するものである。
シフト駆動部322(シフト駆動手段の一部に相当する)は、シフト設定部321によって設定されたシフト位置PSとするべく、ドライバIC42及びスレッドモータ51を介して、光ピックアップ1を光ディスク2の径方向に駆動するものである。
基準位置取得部323(基準位置取得手段に相当する)は、シフト駆動部322によって、シフト設定部321により設定されたシフト位置PSである基準シフト位置S0に光ピックアップ1が駆動された状態で、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0を求めるものである(図5(a)参照)。また、基準位置取得部323は、基準昇降位置F0として、光ピックアップ1から出力されるRF信号が最大となる昇降位置PFを求めるものである。
第1位置取得部324(第1位置取得手段に相当する)は、シフト駆動部322を介して、基準シフト位置S0から外周方向に予め設定された第1移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第1シフト位置SAに光ピックアップ1を移動させた状態で、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第1昇降位置FAを求めるものである(図5(b)参照)。また、第1位置取得部324は、第1昇降位置FAとして、光ピックアップ1から出力されるRF信号が最大となる昇降位置PFを求めるものである。
第2位置取得部325(第2位置取得手段に相当する)は、シフト駆動部322を介して、基準シフト位置S0から内周方向に予め設定された第2移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第2シフト位置SBに光ピックアップ1を移動させた状態で、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第2昇降位置FBを求めるものである(図5(c)参照)。また、第2位置取得部325は、第2昇降位置FBとして、光ピックアップ1から出力されるRF信号が最大となる昇降位置PFを求めるものである。
図5は、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBの一例を示すグラフである。(a)〜(c)の各図において、横軸は昇降位置PFであって、縦軸は、RF信号生成回路19から出力されるRF信号の大きさである。(a)は、基準シフト位置S0に光ピックアップ1が駆動された状態での、昇降位置PFとRF信号の大きさとの関係の一例を示すグラフG0であり、(b)は、基準シフト位置S0から外周方向に第1移動量(ここでは、100μm)だけ移動した位置である第1シフト位置SAに光ピックアップ1を移動させた状態での、昇降位置PFとRF信号の大きさとの関係の一例を示すグラフG1であり、(c)は、基準シフト位置S0から内周方向に第2移動量(ここでは、100μm)だけ光ピックアップ1を移動させた状態での、昇降位置PFとRF信号の大きさとの関係の一例を示すグラフG2である。
(a)〜(c)に示すように、グラフG0〜G2はそれぞれ上に凸の曲線となり、基準位置取得部323、第1位置取得部324及び第2位置取得部325によって、RF信号が最大となる昇降位置PFとして、それぞれ、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA、及び、第2昇降位置FBが求められる。本実施形態においては、便宜上、図に示すように、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA、及び、第2昇降位置FBが次の(1)式を満たす場合について説明する。
(第2昇降位置FB)<(基準昇降位置F0)<(第1昇降位置FA) (1)
再び、図4に戻って、MPU32Aの機能構成について説明する。位置記録部326(位置記録手段に相当する)は、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求め、求められたシフト位置PS及び昇降位置PFを位置記憶部329に記録する(=書き込む)ものである。
図6(a)は、位置記録部326によって位置記憶部329に記録されるシフト位置PS及び昇降位置PFの関係の一例を示すグラフG3である。図の横軸は、シフト位置PSであって、縦軸は、昇降位置PFである。図に示すように、グラフG3は、シフト位置PSが基準シフト位置S0であって、昇降位置PFが基準昇降位置F0である点を原点として、右上がりの直線である。また、グラフG3は、シフト位置PSが基準シフト位置S0から第1移動量だけ外周側(プラス側)に移動した位置である第1シフト位置SAであって、昇降位置PFが第1昇降位置FAである点と、シフト位置PSが基準シフト位置S0から第2移動量だけ内周側(マイナス側)に移動した位置である第2シフト位置SBであって、昇降位置PFが第2昇降位置FBである点と、を通過する直線である。
位置記録部326は、グラフG3に対応する直線を示す式(2)を求め、式(2)に基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求めるものである。
(昇降位置PF)=α×(シフト位置PS)+β (2)
ここで、α、βは定数である。
再び、図4に戻って、MPU32Aの機能構成について説明する。昇降設定部327(昇降設定手段に相当する)は、シフト設定部321によって設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFを、位置記憶部329から読み出すことによって求めるものである。なお、ここでは、昇降設定部327が、シフト設定部321によって設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFを、位置記憶部329から読み出すことによって求める場合について説明するが、昇降設定部327が、上記(2)式を用いて、シフト設定部321によって設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFを求め有る形態でも良い。
昇降駆動部328(昇降駆動手段の一部に相当する)は、昇降設定部327によって求められた昇降位置PFとするべく、ドライバIC42及びスレッドモータ51を介して、光ピックアップ1を光ディスク2に対して近接又は離間する方向に駆動するものである。
図6(b)は、光ディスク2が偏芯している場合の、シフト設定部321によって設定されるシフト位置PSと、昇降設定部327によって設定される昇降位置PFとの関係の一例を示すグラフG4、G5である。図の横軸は、時間であって、縦軸は、上側のグラフG4がシフト位置PSであり、下側のグラフG5が昇降位置PFである。
ここでは、光ディスク2が偏芯しているため、(b)に示すグラフG4のように、シフト設定部321によって設定されるシフト位置PSは、光ディスク2の回転周期T0の周期の正弦波状の波形となる。ここでは、グラフG4に示すシフト位置PSは、最大値S1、中央値S0、最小値S2の正弦波状の波形である。
そこで、昇降設定部327によって設定される昇降位置PFは、(b)に示すグラフG5のように、光ディスク2の回転周期T0の周期の正弦波状の波形となる。ここでは、グラフG5に示す昇降位置PFは、最大値F1、中央値F0、最小値F2の正弦波状の波形である。なお、中央値S0及び中央値F0は、それぞれ、図6(a)に示す、基準シフト位置S0及び基準昇降位置F0と同一値であって、シフト位置PS及び昇降位置PFが、それぞれ、最大値S1及び最大値F1に対応する点と、最小値S2及び最小値F2に対応する点と、は図6(a)に示すグラフG3上の点である。
このように、光ディスク2が偏芯している場合であっても、昇降駆動部328によって昇降設定部327により設定される適正な昇降位置PFに光ピックアップ1が駆動されるため、適正なフォーカス制御を行うことができるのである。一方、従来は、図6(b)のグラフG6で示すように、光ピックアップ1の昇降位置PFは一定値(ここでは、基準昇降位置F0)に固定されているため、適正なフォーカス制御を行うことができないのである。
図7は、本発明に係るDVDプレーヤ100における位置記憶部329への位置記録動作の一例を示すフローチャートである。まず、シフト駆動部322によって、シフト設定部321により設定されたシフト位置PSである基準シフト位置S0に光ピックアップ1が駆動される(S101)。そして、基準位置取得部323によって、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0が求められる(S103)。
次いで、第1位置取得部324によって、基準シフト位置S0から外周方向に予め設定された第1移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第1シフト位置SAに光ピックアップ1が移動される(S105)。そして、第1位置取得部324によって、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第1昇降位置FAが求められる(S107)。次に、第2位置取得部325によって、基準シフト位置S0から内周方向に予め設定された第2移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第2シフト位置SBに光ピックアップ1が移動される(S109)。そして、第2位置取得部325によって、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第2昇降位置FBが求められる(S111)。
次いで、位置記録部326によって、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、シフト位置PSと昇降位置PFとの関係式(式(2)参照)が求められる(S113)。そして、位置記録部326によって、ステップS113において求められた関係式に基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFが求められ、求められたシフト位置PS及び昇降位置PFが位置記憶部329に記録されて(S115)、処理が終了される。
このようにして、光ピックアップ1を介して、光ディスク2における記録面の位置に対するLD11からの照射光の焦点位置のズレ量を示すフォーカシングエラー信号FE、及び、光ディスクに形成されたトラックの中心位置に対するLD11からの照射光の焦点位置のズレ量を示すトラッキングエラー信号TEが生成されると共に、RF信号が出力される。そして、生成されたトラッキングエラー信号TEに基づいて、光ピックアップ1の光ディスク2の径方向の位置であるシフト位置PSが設定され、設定されたシフト位置PSとするべく、光ピックアップ1が光ディスク2の径方向に駆動される。また、光ピックアップ1の光ディスク2に対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置PFが、シフト位置PSと対応付けて、位置記憶部329に予め格納されており、設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFが、位置記憶部329から読み出すことによって求められ、求められた昇降位置PFとするべく、光ピックアップ1が光ディスク2に対して近接又は離間する方向に駆動されるため、再生中に適正なフォーカス制御を行うことができる。
すなわち、光ピックアップ1の光ディスク2に対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置PFが、光ピックアップ1の光ディスク2の径方向の位置であるシフト位置PSと対応付けて、位置記憶部329に予め格納されており、設定されたシフト位置PSに対応する昇降位置PFが、位置記憶部329から読み出すことによって求められ、求められた昇降位置PFとするべく、光ピックアップ1が光ディスク2に対して近接又は離間する方向に駆動されるため、位置記憶部329に適正な昇降位置PFを格納しておくことによって、再生中に光ピックアップ1を適正な昇降位置PFに駆動することができるので、再生中に適正なフォーカス制御を行うことができるのである。
また、設定されたシフト位置PSである基準シフト位置S0に光ピックアップ1が駆動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0が求められる。また、基準シフト位置S0から外周方向に予め設定された第1移動量だけ移動した位置である第1シフト位置SAに光ピックアップ1が移動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第1昇降位置FAが求められ、基準シフト位置S0から内周方向に予め設定された第2移動量だけ移動した位置である第2シフト位置SBに光ピックアップ1が移動された状態で、RF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである第2昇降位置FBが求められる。更に、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFが求められ、求められたシフト位置PS及び昇降位置PFが位置記憶部329に記録されるため、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
すなわち、設定されたシフト位置PSである基準シフト位置S0(=LD11からの照射光の焦点位置がトラックの中心位置に合致されるシフト位置)に光ピックアップ1が駆動された状態、基準シフト位置S0から外周方向に予め設定された第1移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第1シフト位置SAに光ピックアップ1が移動された状態、及び、基準シフト位置S0から内周方向に予め設定された第2移動量(例えば、100μm)だけ移動した位置である第2シフト位置SBに光ピックアップ1が移動された状態で、それぞれ、RF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0、第1昇降位置FA、及び、第2昇降位置FBが求められ、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFが求められて、求められたシフト位置PS及び昇降位置PFが位置記憶部329に記録されるため、位置記憶部329に適正な昇降位置PFを記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができるのである。
更に、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBとして、それぞれ、光ピックアップ1から出力されるRF信号が最大となる昇降位置PFが求められるため、適正な基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBが求められ、位置記憶部329に更に適正な昇降位置PFを記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
加えて、第2移動量が、第1移動量と同一値(ここでは、100μm)であるため、位置記憶部329に更に適正な昇降位置PFを記録することができるので、再生中に更に適正なフォーカス制御を行うことができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、光ディスク再生装置が、DVDプレーヤ100である場合について説明したが、光ディスク再生装置が、光ディスクに格納された情報を読み出して再生する装置であれば良い。例えば、光ディスク再生装置が、光ディスクの再生が可能に構成されたパーソナルコンピュータである形態でも良い。
(B)本実施形態では、DSP32のMPU32Aがシフト設定部321、シフト駆動部322、基準位置取得部323、第1位置取得部324、第2位置取得部325、位置記録部326、昇降設定部327、昇降駆動部328等の機能部として機能する場合について説明したが、シフト設定部321、シフト駆動部322、基準位置取得部323、第1位置取得部324、第2位置取得部325、位置記録部326、昇降設定部327、及び、昇降駆動部328の内、少なくとも1の機能部が回路等のハードウェアによって実現されている形態でも良い。
(C)本実施形態では、基準位置取得部323、第1位置取得部324及び第2位置取得部325が、それぞれ、RF信号生成回路19から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBを求める場合について説明したが、基準位置取得部323、第1位置取得部324及び第2位置取得部325の内、少なくとも1の機能部が、フォーカシングエラー信号生成回路18から出力されるフォーカシングエラー信号FEに基づいて、適正な昇降位置PFである基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBを求める形態でも良い。
また、この場合には、フォーカシングエラー信号生成回路18から出力されるフォーカシングエラー信号FEが零となる昇降位置PFを、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBとして求める形態が好ましい。
(D)本実施形態では、位置記録部326が、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求める場合について説明したが、位置記録部326が、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBの内、図6(a)に示すグラフG3を規定する2点に対応する情報に基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求める形態であれば良い。
例えば、位置記録部326が、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求める形態でも良いし、位置記録部326が、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、基準昇降位置F0、第1昇降位置FAに基づいて、位置記憶部329に格納するシフト位置PS及び昇降位置PFを求める形態でも良い。この場合には、処理が簡略化される。
(E)本実施形態では、位置記録部326が、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに基づいて、図6(a)に示すグラフG3に対応する直線を示す式(2)を求める場合について説明したが、基準シフト位置S0、第1シフト位置SA、第2シフト位置SB、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBに対応するグラフG3上の3点が直線上に無い場合には、位置記録部326は、最小自乗法等によって近似直線を求める形態でも良い。
は、本発明に係るDVDプレーヤの一例を示す構成図である。 は、図1に示す光ピックアップの構成の一例を示す構成図である。 は、図1に示す光ピックアップの適所に配設されたトラッキングエラー信号生成回路、フォーカシングエラー信号生成回路、及び、RF信号生成回路の一例を示す構成図である。 は、本発明に係るDVDプレーヤにおける主要部(主にDSP)の構成の一例を示す機能構成図である。 は、基準昇降位置F0、第1昇降位置FA及び第2昇降位置FBの一例を示すグラフである。 は、位置記録部によって位置記憶部に記録されるシフト位置PS及び昇降位置PFの関係の一例を示すグラフG3、及び、光ディスクが偏芯している場合の、シフト設定部によって設定されるシフト位置PSと、昇降設定部によって設定される昇降位置PFとの関係の一例を示すグラフG4、G5である。 は、本発明に係るDVDプレーヤにおける位置記憶部への位置記録動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 DVDプレーヤ(光ディスク再生装置)
1 光ピックアップ
11 LD(光源)
16 分割光センサ
17 トラッキングエラー信号生成回路(信号生成手段の一部)
18 フォーカシングエラー信号生成回路(信号生成手段の一部)
19 RF信号生成回路(信号生成手段の一部)
3 出力装置
32 DSP
32A MPU
321 シフト設定部(シフト設定手段)
322 シフト駆動部(シフト駆動手段の一部)
323 基準位置取得部(基準位置取得手段)
324 第1位置取得部(第1位置取得手段)
325 第2位置取得部(第2位置取得手段)
326 位置記録部(位置記録手段)
327 昇降設定部(昇降設定手段)
328 昇降駆動部(昇降駆動手段の一部)
32B RAM
329 位置記憶部
4 制御装置
42 ドライバIC(シフト駆動手段の一部、昇降駆動手段の一部)
5 駆動装置
51 スレッドモータ(シフト駆動手段の一部、昇降駆動手段の一部)
52 スピンドルモータ

Claims (6)

  1. 光源からのレーザ光を光ディスクに照射し、前記光ディスクからの反射光を電気信号に変換するピックアップを備え、前記ピックアップを介して、前記光ディスクに予め格納された情報を読み出して再生する光ディスク再生装置であって、
    前記ピックアップを介して、前記光ディスクにおける記録面の位置に対する光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すフォーカシングエラー信号、及び、前記光ディスクに形成されたトラックの中心位置に対する前記光源からの照射光の焦点位置のズレ量を示すトラッキングエラー信号を生成すると共に、RF(Radio Frequency)信号を出力する信号生成手段と、
    前記信号生成手段によって生成されたトラッキングエラー信号に基づいて、前記ピックアップの前記光ディスクの径方向の位置であるシフト位置を設定するシフト設定手段と、
    前記シフト設定手段によって設定されたシフト位置とするべく、前記ピックアップを前記光ディスクの径方向に駆動するシフト駆動手段と、
    前記ピックアップの前記光ディスクに対して近接又は離間する方向の位置である昇降位置を、前記シフト位置と対応付けて、予め格納する位置記憶手段と、
    前記シフト設定手段によって設定されたシフト位置に対応する昇降位置を、前記位置記憶手段から読み出すことによって求める昇降設定手段と、
    前記昇降設定手段によって求められた昇降位置とするべく、前記ピックアップを前記光ディスクに対して近接又は離間する方向に駆動する昇降駆動手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記シフト駆動手段によって、前記シフト設定手段により設定されたシフト位置である基準シフト位置に前記ピックアップが駆動された状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置を求める基準位置取得手段と、
    前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけ前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置を求める第1位置取得手段と、
    前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけ、前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるRF信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置を求める第2位置取得手段と、
    前記基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、前記位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置を求め、求められたシフト位置及び昇降位置を前記位置記憶手段に記録する位置記録手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記基準位置取得手段、第1位置取得手段、及び、第2位置取得手段は、前記基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、前記ピックアップから出力されるRF信号が略最大となる昇降位置を求めることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記シフト駆動手段によって前記シフト設定手段により設定されたシフト位置である基準シフト位置に前記ピックアップが駆動された状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である基準昇降位置を求める基準位置取得手段と、
    前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から外周方向に予め設定された第1移動量だけ前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第1昇降位置を求める第1位置取得手段と、
    前記シフト駆動手段を介して、前記基準シフト位置から内周方向に予め設定された第2移動量だけ、前記ピックアップを移動させた状態で、前記信号生成手段から出力されるフォーカシングエラー信号に基づいて、適正な昇降位置である第2昇降位置を求める第2位置取得手段と、
    前記基準シフト位置、第1移動量、第2移動量、基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置に基づいて、前記位置記憶手段に格納するシフト位置及び昇降位置を求め、求められたシフト位置及び昇降位置を前記位置記憶手段に記録する位置記録手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記基準位置取得手段、第1位置取得手段、及び、第2位置取得手段は、前記基準昇降位置、第1昇降位置及び第2昇降位置として、それぞれ、前記ピックアップから出力されるフォーカシングエラー信号が略零となる昇降位置を求めることを特徴とする請求項4に記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記第2移動量は、前記第1移動量と略同一値であることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
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