JP2009121757A - 蒸気加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蒸気使用装置での蒸気消費量が増大した場合でも、必要な蒸気量を確実に供給することのできる蒸気加熱装置を得ること。
【解決手段】 高圧蒸気管６にスチームエゼクタ４を介して蒸気供給管２と接続する。スチームエゼクタ４をバイパスするバイパス蒸気管５を、スチームエゼクタ４の一次側と二次側にそれぞれ接続する。温排水管１１の上部を接続管１２で、スチームエゼクタ４の吸引室８と接続する。
熱交換室１で必要とする蒸気量が少ない場合は、スチームエゼクタ４を流下する蒸気だけで加熱を行い、熱交換室１で必要な蒸気量が増大した場合は、バイパス蒸気管５から不足分の蒸気を供給することにより、熱交換室１で必要とする蒸気を確実に供給することができる。
【選択図】 図１
【解決手段】 高圧蒸気管６にスチームエゼクタ４を介して蒸気供給管２と接続する。スチームエゼクタ４をバイパスするバイパス蒸気管５を、スチームエゼクタ４の一次側と二次側にそれぞれ接続する。温排水管１１の上部を接続管１２で、スチームエゼクタ４の吸引室８と接続する。
熱交換室１で必要とする蒸気量が少ない場合は、スチームエゼクタ４を流下する蒸気だけで加熱を行い、熱交換室１で必要な蒸気量が増大した場合は、バイパス蒸気管５から不足分の蒸気を供給することにより、熱交換室１で必要とする蒸気を確実に供給することができる。
【選択図】 図１
Description
本発明は、熱交換室内で被熱交換物を熱交換して、被熱交換物を加熱する蒸気加熱装置に関する。
従来の蒸気加熱装置は、温排水の流入する蒸発容器と、この蒸発容器を所望の真空度に維持する減圧手段を取り付けて、蒸発容器で発生した真空蒸気を真空蒸気使用装置へ供給することにより、真空蒸気使用装置内の被加熱物を加熱することができるものである。
上記従来の蒸気加熱装置では、真空蒸気使用装置での蒸気の消費量が変動した場合に追随できなくなる問題があった。特に、蒸気消費量が大きく増大した場合に追随できなくなる問題があった。これは、スチームエゼクタを通過させることのできる蒸気量に限界があるためである。
特許第２９１６６９９号公報
解決しようとする課題は、蒸気使用装置での蒸気消費量が増大した場合でも、必要な蒸気量を確実に供給することのできる蒸気加熱装置を得ることである。
本発明は、被熱交換物を加熱する熱交換室に吸引手段を接続して、当該熱交換室に加熱用蒸気を供給する蒸気供給管を接続し、当該蒸気供給管の一端を、高温状態の温排水から再蒸発した再蒸発蒸気源と接続したものにおいて、再蒸発蒸気源を温排水の流下する温排水管とすると共に、蒸気供給管にスチームエゼクタを介在して、当該スチームエゼクタの吸引室を再蒸発蒸気源と連通し、スチームエゼクタをバイパスするバイパス蒸気管を取り付けたものである。
本発明は、スチームエゼクタをバイパスするバイパス蒸気管を取り付けたことにより、熱交換室での必要蒸気量が増大した場合に、このバイパス蒸気管からスチームエゼクタを介することなく必要な蒸気を確実に供給することができる。
本発明は、スチームエゼクタをバイパスするバイパス蒸気管を取り付けたものであるが、バイパス蒸気管は、スチームエゼクタの一次側と二次側を連通することができるものであれば、管径や管長などは適宜選定することができる。
図１において、密閉タンク状の熱交換室１と、熱交換室１の上部に接続した蒸気供給管２と、熱交換室１の下部に接続した吸引手段３、並びに、蒸気供給管２に取り付けたスチームエゼクタ４とバイパス蒸気管５で蒸気加熱装置を構成する。
蒸気供給管２に取り付けたスチームエゼクタ４の一次側に、図示しない高圧蒸気源と接続した高圧蒸気管６を接続する。高圧蒸気管６には制御弁７を介在してスチームエゼクタ４のノズルを内蔵した吸引室８と接続する。スチームエゼクタ４のディフューザ部９を蒸気供給管２と接続する。
スチームエゼクタ４の一次側と二次側を連通するバイパス蒸気管５を取り付ける。このバイパス蒸気管５には、流下する蒸気量を制御するための制御弁１０を介在する。このバイパス蒸気管５は、高圧蒸気管６の蒸気を、スチームエゼクタ４を介することなく、蒸気供給管２へ流下させることができるものである。
スチームエゼクタ４の下方に、高温状態の温排水が流下する温排水管１１を配置する。この温排水管１１内で高温状態の温排水の一部が再蒸発して蒸気となり、接続管１２からスチームエゼクタ４の吸引室８へ吸引されるものである。従って、本実施例においては、温排水管１１が再蒸発蒸気源を構成する。
蒸気供給管２の下端を熱交換室１の上部に接続し、熱交換室１の下部に復水排出管１３を接続する。熱交換室１の内部に収納した図示しない被加熱物を、蒸気供給管２から供給する加熱用の蒸気で加熱するものである。
吸引手段３を、液体エゼクタ１４と液体タンク１５と循環ポンプ１６、及び、循環路１７とで構成する。液体エゼクタ１４の吸引室１８に、熱交換室１の復水排出管１３を接続する。液体タンク１５の左上部に液体補給管１９を接続すると共に、循環路１７の一部を分岐して余剰流体排出管２０を接続する。
吸引手段３は、液体タンク１５内の液体を循環ポンプ１６が吸引して吐出し、液体エゼクタ１４へ供給することによって、吸引室１８で吸引力を発生して、復水排出管１３から復水を吸引することができるものである。
熱交換室１内の被加熱物を加熱する場合は、蒸気供給管２から所定温度に維持された蒸気を所定量だけ熱交換室１へ供給することにより加熱することができる。熱交換室１で必要とされる蒸気量が少ない場合は、スチームエゼクタ４を流下する蒸気だけで加熱を行い、熱交換室１で必要とされる蒸気量が増大して、スチームエゼクタ４からの蒸気だけでは不足する場合は、バイパス蒸気管５から不足分の蒸気を供給することによって、熱交換室１で必要とする蒸気を確実に供給することができる。
１ 熱交換室
２ 蒸気供給管
３ 吸引手段
４ スチームエゼクタ
５ バイパス蒸気管
６ 高圧蒸気管
８ 吸引室
１１ 温排水管
１２ 接続管
１３ 復水排出管
１４ 液体エゼクタ
１５ 液体タンク
１６ 循環ポンプ
１７ 循環路
１８ 吸引室
２ 蒸気供給管
３ 吸引手段
４ スチームエゼクタ
５ バイパス蒸気管
６ 高圧蒸気管
８ 吸引室
１１ 温排水管
１２ 接続管
１３ 復水排出管
１４ 液体エゼクタ
１５ 液体タンク
１６ 循環ポンプ
１７ 循環路
１８ 吸引室
Claims (1)
- 被熱交換物を加熱する熱交換室に吸引手段を接続して、当該熱交換室に加熱用蒸気を供給する蒸気供給管を接続し、当該蒸気供給管の一端を、高温状態の温排水から再蒸発した再蒸発蒸気源と接続したものにおいて、再蒸発蒸気源を温排水の流下する温排水管とすると共に、蒸気供給管にスチームエゼクタを介在して、当該スチームエゼクタの吸引室を再蒸発蒸気源と連通し、スチームエゼクタをバイパスするバイパス蒸気管を取り付けたことを特徴とする蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007296610A JP2009121757A (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007296610A JP2009121757A (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 蒸気加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009121757A true JP2009121757A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40814090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007296610A Pending JP2009121757A (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009121757A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017926A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
-
2007
- 2007-11-15 JP JP2007296610A patent/JP2009121757A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017926A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
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