JP2009118471A - 光送信装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部光変調器のバイアス電圧により出力波形が変化する。その為、起動時およびチャープ切替時など最適点に制御されるまでの課程においては平均透過率が変化することによる変動(リンギング)を防止する技術を提供する。
【解決手段】低周波信号が重畳された駆動信号を変調する外部変調器を備えた光送信器が、前記外部変調器に前記駆動信号を送り、該変調後の光をモニタして前記駆動信号を所定レベルに維持するように前記外部変調器にバイアスを加え、前記バイアスの変動による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】低周波信号が重畳された駆動信号を変調する外部変調器を備えた光送信器が、前記外部変調器に前記駆動信号を送り、該変調後の光をモニタして前記駆動信号を所定レベルに維持するように前記外部変調器にバイアスを加え、前記バイアスの変動による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光変調器を備えた光送信装置を制御する技術に関する。
近年、急激な情報量の増加に伴い、光通信システムの大容量化・長距離化が望まれている。
〈直接変調方式〉
光通信システムにおける電気−光変換回路としては、強度変調−直接検波方式(直接変調方式)が最も簡易な方式である。この方式は、半導体レーザに流れる電流をデータ信号の"0"、"1"に応じてオン/オフして光の発光/消光を制御するものである。しかし、レーザ自身を直接オン/オフすると半導体の性質で信号光に波長変動(チャーピング)が生じる。波長変動はデータ伝送速度(ビットレート)が速くなる程、悪影響を与える。これは波長が違うと伝搬速度が変化するという波長分散の性質がファイバにあるためであり、直接変調により波長変動が生じると伝搬速度の遅延が生じ、ファイバを伝搬する間に波形が崩れ、長距離伝送、高速伝送が困難となる。
光通信システムにおける電気−光変換回路としては、強度変調−直接検波方式(直接変調方式)が最も簡易な方式である。この方式は、半導体レーザに流れる電流をデータ信号の"0"、"1"に応じてオン/オフして光の発光/消光を制御するものである。しかし、レーザ自身を直接オン/オフすると半導体の性質で信号光に波長変動(チャーピング)が生じる。波長変動はデータ伝送速度(ビットレート)が速くなる程、悪影響を与える。これは波長が違うと伝搬速度が変化するという波長分散の性質がファイバにあるためであり、直接変調により波長変動が生じると伝搬速度の遅延が生じ、ファイバを伝搬する間に波形が崩れ、長距離伝送、高速伝送が困難となる。
〈外部変調方式〉
上記波長変動の影響を抑えるため、2.5G、10Gbpsの高速伝送では、レーザダイオードを連続的に発光させ、このレーザダイオードから発生した光を外部変調器でデータ信号の"1","0"に応じてオン(透光)/オフ(遮光)する外部変調方式が用いられている。
上記波長変動の影響を抑えるため、2.5G、10Gbpsの高速伝送では、レーザダイオードを連続的に発光させ、このレーザダイオードから発生した光を外部変調器でデータ信号の"1","0"に応じてオン(透光)/オフ(遮光)する外部変調方式が用いられている。
外部変調器としては、例えばLiNbO3外部変調器(以下LN変調器とも称す)がある。LN変調器は、DC電圧や温度および経時劣化によりバイアス電圧のドリフトを生じる。そのため、図2で示すように低周波信号で振幅変調した参照信号を駆動回路を介して光変調器に与え、変調された光信号からその低周波成分を検出して上記の参照信号と比較し、外部変調器の動作点を適正に維持するためバイアス電圧制御(ABC:Auto Bias Control)が行われている。バイアス電圧が最適点で動作している場合、低周波数信号が逆相で変調され出力信号にはその周波数成分が含まれなくなるので“ゼロ"となる。
また、変調器のバイアス動作点(電圧)を変えることにより立ち上がり部と立ち下がり部の位相変化が逆転するため、チャーピング(αパラメータの符号)を反転することができることも一般的に知られている。
一方、送信器の光出力を一定に保つために、半導体レーザのバックパワーを利用したオート・パワー・コントロール(APC)による駆動電流制御が実現されている。
また、本願発明に関連する先行技術として、例えば、下記の特許文献1,2に開示される技術がある。
特開平2−50189号公報
特開平10−164018号公報
しかし、制御開始時からバイアス電圧が最適動作点に制御される過程および、αパラメータ切り替え時においては、最適動作点以外で駆動することになるため、これに伴ってLN変調器からの光出力(平均透過率)が大きく変化し、光出力に不連続な変動(リンギング)が発生する。
図3A−図3Dに示すようにαパラメータ切替時においては、バイアス電圧が最適点に変化するまでの間、入力が信号41Aから41Dのように変化し、出力が波形42Aから42Dのように変化するため、APCでレーザ出力を一定に制御していてもLN変調器の動
作点が変更される間に出力変動(リンギング)が発生してしまう。
作点が変更される間に出力変動(リンギング)が発生してしまう。
一旦、光源の駆動を停止すれば問題ないように思われるが、上記バイアス電圧制御(ABC)は、光源部からの発光がなければ実現できないため、光源の発光を開始し、バイアス電圧制御開始後のいずれかの領域で出力変動が生じる。
例えば、図9に示すように、光源の出力(光量)を直線的に目標値L0まで上げる際、LN変調器の透過率(図4)に変動91が生じるため、光出力(図9)に出力変動92が現れる。
従って、αパラメータを切り替えると、必ずどこかでリンギングが発生してしまう。
このようなリンギングは、波長分割多重方式を用いた送信装置において、近接する周波数のチャネルに影響を与える可能性があるので、望ましく無い。
そこで本発明は、外部光変調器のバイアスの変更に伴う出力変動を防止する技術を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の構成を採用した。
即ち、本発明の光送信装置及び制御装置は、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するバイアス駆動部と、
前記バイアス電圧の変動による前記外部変調器の入力波形変化による平均透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する補償部と、を備えた。
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するバイアス駆動部と、
前記バイアス電圧の変動による前記外部変調器の入力波形変化による平均透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する補償部と、を備えた。
前記補償部は、前記光源の駆動電力を制御することにより、前記外部変調器の平均透過率変化を補償しても良い。
前記補償部は、前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御することにより、前記外部変調器の平均透過率変化を補償しても良い。
前記補償部は、前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記平均透過率変化を補償しても良い。
また、本発明の制御方法は、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器を備えた光送信器の制御装置が、
前記外部変調器に前記駆動信号を送るステップと、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記駆動信号を所定レベルに維持するように前記外部変調器のバイアスを制御するステップと、
前記バイアスの変動による前記外部変調器の平均透過率変化を補償するように前記光の光量を制御するステップと、を行う。
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器を備えた光送信器の制御装置が、
前記外部変調器に前記駆動信号を送るステップと、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記駆動信号を所定レベルに維持するように前記外部変調器のバイアスを制御するステップと、
前記バイアスの変動による前記外部変調器の平均透過率変化を補償するように前記光の光量を制御するステップと、を行う。
本発明によれば、外部光変調器のバイアスの変更時に発生する送信出力変動(リンギング)を防止する技術を提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈実施形態1〉
§1.装置構成
図1は、本発明に係る光送信器(光送信装置)の概略図である。
§1.装置構成
図1は、本発明に係る光送信器(光送信装置)の概略図である。
光源11は、所定周波数のレーザ光を出力する半導体レーザ等の光源である。
外部変調器13は、図1に示すように、電気光学効果を有する基板13A上に光導波路13Bや制御電極13Cが形成されている。外部変調器13は、制御電極13Cに印加された電圧に応じて光導波路13Bをとおる光の透過率を変えることにより、光源11からの光を変調し、光信号を生成する。本例の外部変調器13は、基板13Aにニオブ酸リチウム(LN:LiNbO3)を用いたLN変調器である。また、外部変調器13は光出力を検知する光センサ(本例ではPD:Photodiode)13Dを有している。
制御装置12は、光源11を駆動する光源駆動部21、LN変調器13を制御する変調制御部22、VOA14を制御する減衰制御部23、変調制御部22によるバイアス変動を補償するリンギング補正部(補償部、補正量演算部)24を備えている。
光源駆動部21は、光センサ(本例ではPD:Photodiode)11Bで検知した光源(半導体レーザ)11のバックパワーに基づいてAPC制御部21Aが、光源駆動部21Bの光源11への駆動電流を制御する。
変調制御部22は、LN駆動部(信号供給部)22Aや、バイアス部(ABC制御部)22B、発振部22Cを備えている。
LN駆動部(信号供給部)22Aは、入力信号を所定レベルの駆動信号とし、該駆動信号をLN変調器13に供給する。
バイアス部22Bは、DC電圧や温度および経時劣化によるLN変調器13の動作点に対する駆動信号のずれを補正するように該LN変調器13へ印加するバイアスの電圧を調整する。このため本例では、発振器22Cが駆動信号より低い周波数のパイロット信号を生成し、駆動信号と重畳させてLN変調器13へ印加する。そしてバイアス部22Bが、PD13Dで検知した変調後の光信号から当該周波数成分を抽出して前記パイロット信号と比較することにより、LN変調器13の動作点に対する駆動信号のずれを検出し、該ずれを補正するようにLN変調器13へのバイアスの電圧を調整する。
図2は、外部変調器13における低周波成分を重畳した入力信号と出力光信号の波形を示す図である。同図に示すように、バイアス部22Bのバイアス制御により、動作点に対する駆動信号(入力信号)のズレが無い状態では、入力信号の低周波成分が平滑化され、出力信号から低周波成分が除かれる。
図4は、バイアス電圧に対する平均透過率の関係を示す図である。
リンギング補正部24は、前記バイアスの変動による前記外部変調器13の透過率変化を補正するように前記光源の光量を制御する。本例では、光源の発光開始時(ABCの開始時)やチャープの切り替え時において、光源の光量を変化させることにより、リンギングを抑制する。
§2.制御方法
これら構成の光送信器1における制御方法について説明する。
これら構成の光送信器1における制御方法について説明する。
図8は、起動時、即ち光源の発光開始時の制御方法を示す。
先ず、電源の投入或は起動の指示の入力がされると、駆動信号に対して低周波成分のパイロット信号を重畳する。(ステップ1、以下S1のようにも称す)制御装置12の光源駆動部21が光源11に駆動電流を供給する(S2)。即ち、光源の出力パワーを増加させる。
光源からの光をLN変調器13に入力し、透過した光のパワーの低周波成分をPD13Dで検知した後、バイアス部22Bは、自動バイアス制御(ABC)を開始する(S3)。
リンギング補正部24は、バイアス部22Bの制御開始を検知すると、バイアス電圧の制御量および外部変調器からの光出力の低周波数成分をモニタし、LN変調器13の透過率変化量を算出する(S4)。
該制御開始の検知は、リンギング補正部24がPD13Dからの検知信号やバイアス部22Bからのバイアス電圧の変化を検知することにより判断しても良いし、バイアス部22Bが制御を開始する旨の信号を送信してリンギング補正部24が検知するものでも良い。
このとき、バイアス変動によって変化するLN変調器13の透過率変化、本例では図4のように透過率が急峻に下がることを予め試験により求めておく。なお、図9は、この透過率変化によって起動時の送信器出力に発生するリンギングを示す図である。
そして、リンギング補正部24は、ステップ4で求めた透過率変化量に基づいて光源11の出力を補正する(S5)。従って、リンギング補正部24は、この透過率の変化に合わせて図10に示すように光源11の光量を増加させることにより、LN変調器13の透過率変化の影響を相殺し、光送信器1の光出力を直線的に逓増させる。即ちリンギングが除かれる。
そして、光源11の光量が所定範囲に収束したか否かを判定し、所定範囲に収束していなければステップ2に戻る(S6)。また、該光源11の光量が所定範囲内に収束した場合、バイアス制御が最適制御点に収束したか否かを判定する(S7)。ここで、最適制御点に収束していなければ、ステップ3に戻り、最適制御点に収束すれば補償制御を終了する。
また、図5では、チャープの切替時の制御方法を示す。
オペレータの操作によりバイアスの切り替え指示を変調ユニット1に入力し、これを制御装置12が受信すると(S21)、バイアス部22Bは、バイアスの電圧を切り替えて、パイロット信号及び駆動信号の極性を反転させる。例えば、図3に示す駆動信号41Aから駆動信号41Dへ変更する(S22)。
そして、LN変調器13を透過する光の低周波成分をPD13Dでモニタし、バイアス部22Bは、自動バイアス制御(ABC)を行う(S23)。
また、リンギング補正部24は、バイアス電圧の制御量およびLN変調器13からの低周波数成分をモニタし、LN変調器13の透過率変化量を算出する(S24)。
このとき、バイアス変動によって変化するLN変調器13の透過率変化、本例では図4のように透過率が急峻に下がることを予め試験により求めておく。なお、図6は、この透過率変化によって起動時の送信器出力に発生するリンギングを示す図である。
そして、リンギング補正部24は、ステップ24で求めた透過率変化量に基づいて光源11の出力を補正する(S25)。従って、リンギング補正部24は、この透過率の変化に合わせて図7に示すように光源11の光量を増加させることにより、LN変調器13の透過率変化の影響を相殺し、光送信器1の光出力からリンギングを除去する。
そして、バイアス制御が最適制御点に収束したか否かを判定する(S7)。ここで、最適制御点に収束していなければ、ステップ23に戻り、最適制御点に収束すれば補償制御を終了する。
〈実施形態2〉
図11は本発明にかかる実施形態2の光送信装置の概略構成を示す。
図11は本発明にかかる実施形態2の光送信装置の概略構成を示す。
本実施形態の光送信装置は、可変光減衰器(減衰部:VOA: Variable Optical Attenuator)を備え、前述の実施形態1と比べてリンギング補正部が光源部に代えてVOAを制御する点が異なり、その他の構成は同じである。このため、同一の要素には同符号を付すなどして再度の説明を省略する。
本実施形態のリンギング補正部24Aは、前記バイアスの変動による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記LN変調器13で変調された後の光の光量を制御する。本例では、光源の発光開始時(ABCの開始時)やチャープの切り替え時にVOA14の透過率、即ち減衰量を制御してリンギングを抑制する。
本実施形態の光送信装置における制御方法について説明する。
図15は、起動時、即ち光源の発光開始時の制御方法を示す。
先ず、電源の投入或は起動の指示の入力がされると、駆動信号に対して低周波成分のパイロット信号を重畳し(S1)、制御装置12の光源駆動部21が光源11に駆動電流を供給する(S2)。即ち、光源の出力パワーを増加させる。
光源からの光をLN変調器13に入力し、透過した光のパワーの低周波成分をPD13Dで検知した後、バイアス部22Bは、自動バイアス制御(ABC)を開始する(S3)。
リンギング補正部24は、バイアス部22Bの制御開始を検知すると、バイアス電圧の制御量および外部変調器13からの出力光の低周波数成分をモニタし、LN変調器13の透過率変化量を算出する(S4)。
なお、図9は、この透過率変化によって起動時の送信器出力に発生するリンギングを示す図である。
そして、リンギング補正部24Aは、ステップ4で求めた透過率変化量に基づいてVOA14の透過率を補正する(S5A)。従って、リンギング補正部24Aは、このLN変調器13の透過率の低下に合わせて図10に示すようにVOA14の透過率を増加させることにより、LN変調器13の透過率変化の影響を相殺し、光送信器1の光出力を直線的に逓増させる。即ちリンギングが除かれる。
そして、光源11の光量が所定範囲に収束したか否かを判定し、所定範囲に収束していなければステップ2に戻る(S6)。また、該光源11の光量が所定範囲内に収束した場合、バイアス制御が最適制御点に収束したか否かを判定する(S7)。ここで、最適制御点に収束していなければ、ステップ3に戻り、最適制御点に収束すれば補償制御を終了する。
また、図16では、チャープの切替時の制御方法を示す。
オペレータの操作によりバイアスの切り替え指示を変調ユニット1に入力し、これを制御装置12が受信すると(S21)、バイアス部22Bは、バイアスの電圧を切り替えて、パイロット信号及び駆動信号の極性を反転させる。例えば、図3に示す駆動信号41Aから駆動信号41Dへ変更する(S22)。
そして、LN変調器13を透過する光の低周波成分をPD13Dでモニタし、バイアス部22Bは、自動バイアス制御(ABC)を行う(S23)。
また、リンギング補正部24は、バイアス電圧の制御量およびLN変調器13からの低周波数成分をモニタし、LN変調器13の透過率変化量を算出する(S24)。
このとき、バイアス変動によって変化するLN変調器13の透過率変化、本例では図4のように透過率が急峻に下がることを予め試験により求めておく。なお、図12は、この透過率変化によって起動時の送信器出力に発生するリンギングを示す図である。
そして、リンギング補正部24Aは、ステップ24で求めた透過率変化量に基づいてVOA14の透過率を補正する(S25A)。従って、リンギング補正部24Aは、このLN変調器13の透過率の低下に合わせて図13に示すようにVOA14の透過率を増加させることにより、LN変調器13の透過率変化の影響を相殺し、図14に示すように光送信器1の光出力からリンギングを除去する。
そして、バイアス制御が最適制御点に収束したか否かを判定する(S7)。ここで、最適制御点に収束していなければ、ステップ23に戻り、最適制御点に収束すれば補償制御を終了する。
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する補償部と、を備えた制御装置。
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する補償部と、を備えた制御装置。
(付記2)
前記補償部が、前記光源の駆動電力を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記1に記載の制御装置。
前記補償部が、前記光源の駆動電力を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記補償部が、前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記1に記載の制御装置。
前記補償部が、前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記1に記載の制御装置。
(付記4)
前記補償部が、前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記透過率変化を補償する付記1から3の何れかに記載の制御装置。
前記補償部が、前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記透過率変化を補償する付記1から3の何れかに記載の制御装置。
(付記5)
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器を備えた光送信器の制御装置が、
前記外部変調器に前記駆動信号を送るステップと、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するステップと、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御するステップと、を行う制御方法。
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器を備えた光送信器の制御装置が、
前記外部変調器に前記駆動信号を送るステップと、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するステップと、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御するステップと、を行う制御方法。
(付記6)
前記光源の駆動電力を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記5に記載の制御方法。
前記光源の駆動電力を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記5に記載の制御方法。
(付記7)
前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記5に記載の制御方法。
前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する付記5に記載の制御方法。
(付記8)
前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記透過率変化を補償する付記5から7の何れかに記載の制御方法。
前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記透過率変化を補償する付記5から7の何れかに記載の制御方法。
(付記9)
光源と、該光源からの光を変調する外部変調器と、該光源及び該外部変調器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光源の光量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。
光源と、該光源からの光を変調する外部変調器と、該光源及び該外部変調器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光源の光量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。
(付記10)
光源からの光を変調する外部変調器と、該外部変調器で変調した光を減衰させる光減衰器と、該外部変調器及び光減衰器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波信号をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光減衰器の減衰量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。
光源からの光を変調する外部変調器と、該外部変調器で変調した光を減衰させる光減衰器と、該外部変調器及び光減衰器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波信号をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光減衰器の減衰量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。
10 光送信装置
1 変調ユニット
11 光源
12 制御装置
13 外部変調器(変調部:LN変調器)
13A 基板
13B 光導波路
13C 制御電極
13D 光センサ
14 可変光減衰器(減衰部:VOA)
2 多重化部
21 光源駆動部
21A APC制御部
21B 光源駆動部
22 変調制御部
22A LN駆動部(信号供給部)
22B バイアス部(ABC制御部)
22C 発振部
24,24A リンギング補正部(補償部)
1 変調ユニット
11 光源
12 制御装置
13 外部変調器(変調部:LN変調器)
13A 基板
13B 光導波路
13C 制御電極
13D 光センサ
14 可変光減衰器(減衰部:VOA)
2 多重化部
21 光源駆動部
21A APC制御部
21B 光源駆動部
22 変調制御部
22A LN駆動部(信号供給部)
22B バイアス部(ABC制御部)
22C 発振部
24,24A リンギング補正部(補償部)
Claims (7)
- 低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御する補償部と、を備えた制御装置。 - 前記補償部が、前記光源の光量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する請求項1に記載の制御装置。
- 前記補償部が、前記変調後の光を減衰させる光減衰器の減衰量を制御して前記外部変調器の透過率変化を補償する請求項1に記載の制御装置。
- 前記補償部が、前記バイアスの変化量に対する前記外部変調器の透過率の変化量を算出し、算出した該変化量に基づいて前記透過率変化を補償する請求項1から3の何れかに記載の制御装置。
- 低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器を備えた光送信器の制御装置が、
前記外部変調器に前記駆動信号を送るステップと、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアスを制御するステップと、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光の光量を制御するステップと、を行う制御方法。 - 光源と、該光源からの光を変調する外部変調器と、該光源及び該外部変調器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波成分をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光源の光量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。 - 光源からの光を変調する外部変調器と、該外部変調器で変調した光を減衰させる光減衰器と、該外部変調器及び光減衰器を制御する制御装置を備える光送信装置であって、
前記制御装置が、
低周波信号が重畳された駆動信号に応じて光源からの光を変調する外部変調器へ該駆動信号を送る信号供給部と、
該変調後の光の低周波信号をモニタして前記外部変調器のバイアス電圧を制御するバイアス部と、
前記バイアスの変化による前記外部変調器の透過率変化を補償するように前記光減衰器の減衰量を制御する補償部と、を備えた光送信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266583A JP2009118471A (ja) | 2007-10-19 | 2008-10-15 | 光送信装置の制御装置 |
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JP2008266583A JP2009118471A (ja) | 2007-10-19 | 2008-10-15 | 光送信装置の制御装置 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014083800A1 (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-05 | 日本電気株式会社 | 偏光多重光送信機および極性判定方法 |
JP2020134602A (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-31 | 古河電気工業株式会社 | 波長可変光源装置および波長可変光源装置の制御方法 |
-
2008
- 2008-10-15 JP JP2008266583A patent/JP2009118471A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014083800A1 (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-05 | 日本電気株式会社 | 偏光多重光送信機および極性判定方法 |
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JP6998903B2 (ja) | 2019-02-14 | 2022-01-18 | 古河電気工業株式会社 | 波長可変光源装置および波長可変光源装置の制御方法 |
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Legal Events
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