JP4090708B2 - 光送信器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば波長分割多重伝送(以下、「WDM」という)などの光通信システムに用いられ、符号化された電気信号により光源からの光を強度変調して光伝送路に出力する光送信器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信の分野においては、音声や画像情報などの伝送する情報量の増大に伴い、大容量の光伝送方式の要望が高まっている。その光伝送方式の中でも、1本の光ファイバで双方向通信や大容量の通信が可能であり、システム敷設コストが低減できて経済的にシステムを構築できるWDM伝送方式への期待が高まっている。このWDM伝送方式を用いた光通信システム(以下、「WDM伝送システム」という)では、アナログ信号やディジタル信号などの異なる種類の信号を同時に伝送することが可能となるなどの特徴を有している。
【0003】
このようなWDM伝送システムの設計の際には、波長の分割多重伝送を行うために、伝送するチャネルを波長軸上に等間隔に配列させる必要がある。このため、近接した波長では、波長間隔が短いとチャネル間干渉が生じやすくなり、光ファイバに伝搬された光信号を受信する光受信器の受光感度に劣化を引き起こすこととなる。そこで、このWDM伝送システムでは、各光源の中心波長をある一定以上の等間隔で、かつそれぞれ異なる波長に設定して多重する必要があった。
【0004】
ところが、光源として使用される半導体レーザ(例えば、レーザダイオードからなり、以下、「LD」という)は、レーザの活性領域の温度上昇や経年劣化に伴って発振波長が変化してしまう。このLDを光源とした光送信器では、レーザ活性領域の温度を一定に保つために、LDの光出力と周囲温度を一定に制御するLD光出力制御回路と温度制御回路を用いるものがあった。
【0005】
図6は、光信号の送信を行う光送信器の従来構成の一例を示す構成図である。図において、11は幹線の光伝送路に光を出力する光出力端子で、12は光ファイバ、13は光ファイバ12に接続される光変調器、14は光変調器13を駆動させる光変調器駆動回路、15は内部に設けられたLDの光出力を制御するためのLD光出力制御回路、16はLDの温度を制御するためのLD温度制御回路である。光変調器13は、外部光変調器で、例えば電界吸収型(Electro−Absorption)変調器を用いている。
【0006】
光変調器駆動回路14には、例えば音声や画像や一般のデータなどの情報を、ディジタル信号として符号化した電気信号が入力端子17から入力しており、光変調器駆動回路14は、光変調器13の駆動条件に最適化された信号振幅を生成するために、この電気信号を増幅して光変調器13に出力する。光変調器13は、光変調器駆動回路14によって駆動され、LD光出力制御回路15から入射する連続光にこの電気信号を重畳させている。このように、LDからの出力光は、電気信号によって強度変調され、パルス状の光信号として生成されて光ファイバ12に送出される。この光変調器を用いたLD光源の外部変調方式では、LDを直接変調させた場合にレーザ活性領域のキャリア密度変化によるチャーピング率の変化に起因して光受信器側で生じる受信感度の劣化を防ぐことができ、伝送速度Gbit/s級での大容量の長距離伝送システムに有効に利用することができる。
【0007】
また、この光送信器では、レーザ活性領域の温度を一定に保つために、LD光出力制御回路15とLD温度制御回路16とを用いて、LD光出力と周囲温度が一定になるように制御を行う。LD光出力制御回路15では、LDの光出力をモニタし、その光出力が常に一定になるように、LD駆動電流を制御している。これと同時に、LD温度制御回路16では、LDのジャンクション温度を検出し、そのLD温度が常に一定になるように、LD温度を制御することによって一定の発振波長が得られていた。
【0008】
また、別の例として、特開平9−191293号公報では、図7に示すように、発光素子15aであるLDモジュールの発振波長を安定させるLD温度制御回路16において、温度モニタ信号と温度設定信号との差がずれている間は、LD光出力制御回路15であるLDドライバに温度エラー信号を出力し、この温度エラー信号でLD光出力制御回路15を制御することで、LD駆動電流をオフさせていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにLD駆動電流とLD温度との制御を同時に行い、目標の光発振波長が得られるようになるには、制御回路の収束条件により、ある一定時間以上の時定数(例えば数十秒程度)を有する。したがって、従来の光送信器では、WDM伝送システムの敷設時における電源投入時に、LDの発振波長が安定するまでに数十秒の遅延時間が生じるため、すでに設定済みの光波長にチャネル間干渉をもたらして、光受信器側における受信感度の劣化を引き起こし、システムを誤動作させるという問題点があった。
【0010】
そこで、LD発振波長が安定するまでの間、光ファイバへの光出力を停止させることが考えられるが、LD駆動電流をオフさせることはできない。つまり、LD発振波長は、LD光出力を制御するLD駆動電流とLD温度で決定されるため、一時的にでもLD駆動電流をオフさせることは、LD発振波長の制御を妨げることとなるので、例えば従来の光送信器に搭載されるLD光出力を遮断する方式を用いたシャットダウン機能によって、LD発振波長が安定するまでの間、LD光出力をオフさせることはできなかった。
【0011】
また、例えば波長多重数が100波程度のWDM伝送システムでは、システム稼動中に、1波でもLD発振波長が設計値からずれると、隣り合う波長または他のLD波長に干渉が生じてしまう。従来の光送信器では、システム稼動中にLD発振波長がずれた時には、すでに設定済みの光波長にチャネル間干渉をもたらして、光受信器側における受信感度の劣化を引き起こし、システムを誤動作させるという問題点があった。
【0012】
すなわち、従来の光送信器では、電源投入時またはシャットダウン解除時のLD温度制御回路が収束するまでの間に、光変調器から設定されたLD発振波長以外の波長の光が出力されることがあったので、WDM伝送システムに用いた光送信器のLD発振波長の間隔が、100GHz、50GHz、25GHzと短くなると、例えばシステム増設時に設定済みのLD波長と上記LD発振波長以外の波長とが重なり合って、チャネル間干渉をもたらし、これが原因となってシステムを誤動作させるという問題点があり、設計時に設定したLD発振波長以外の波長を出力させない光送信器の設計が必要であった。また、システム稼動中に予期せぬLD発振波長の変動が生じた場合も、上記と同様に、チャネル間干渉をもたらし、これが原因となってシステムを誤動作させるという問題点があった。
【0013】
この発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、設定された特定のレーザ発振波長の光のみを出力させる光送信器を得ることを目的とする。
【0014】
また、この発明の他の目的は、電源投入時にレーザ発振波長が安定しない場合でも、レーザ光の出力をオフさせずに光変調器からの出力をオフさせ、またレーザ発振波長がずれた場合でも、光変調器からの出力をオフさせることができる光送信器を得る。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる光送信器は、符号化された電気信号の信号振幅を調整する駆動部と、該駆動部から出力される電気信号に基づいて光源からの光を強度変調して光伝送路に出力する光変調器と、を備えた光送信器において、前記光源からの光を受光する第1の受光素子、および該第1の受光素子にて受光した光の光出力に応じて前記光源の駆動電流を制御する駆動電流制御部を有する光出力制御手段と、前記光源から入力する光の所定波長を選択する波長選択素子、該波長選択素子にて選択された該所定波長の光を受光する第2の受光素子、および前記第1の受光素子の出力と該第2の受光素子の出力との出力比を算出する第1の演算部を有し、該第1の演算部の演算結果に基づいて前記受光した光の発振波長をモニタするする発振波長検出手段と、前記発振波長検出手段によってモニタされた発振波長に基づき、前記駆動部が前記光変調器に付与する駆動電圧を制御する駆動電圧制御手段と、前記光源の温度を検出する温度検出部、前記発振波長検出手段の出力と前記温度検出部の出力との出力比を算出する第2の演算部、および該第2の演算部の演算結果に基づいて前記発振波長が一定値となるように前記光源の温度を制御する温度制御部を有する温度制御手段と、を備え、前記駆動電圧制御手段は、前記モニタされた発振波長が予め定められた設定範囲外に変化した場合に、前記光変調器に対する駆動電圧が一定値となるように前記駆動部を制御することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、検出した光源の温度が常に一定になるように、光源温度が制御される。また、第1および第2の受光素子によって受光された光出力の電圧比が算出され、発振波長のずれがモニタリングされるとともに、モニタリングされた発振波長の電圧値と、温度検出部で検出された温度の電圧値との電圧比が算出され、発振波長のずれに応じた光源の温度制御が行われる。さらに、検出された光源の発振波長が一定の波長範囲外に変化した場合には、光変調器に付与する駆動電圧が一定値に制御されて光ファイバへの光出力がオフにされる。
【0019】
つぎの発明にかかる光送信器は、上記の発明において、前記駆動電圧制御手段は、基準となる波長範囲を設定する波長範囲設定部と、前記発振波長検出手段で検出された発振波長が前記設定された波長範囲内にあるかどうか比較する比較部と、前記比較部の比較結果に応じて前記駆動部が前記光変調器に付与する前記一定値の駆動電圧を設定する駆動電圧設定部と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、基準となる一定の波長範囲が設定され、検出された発振波長がこの波長範囲外に変化した場合には、光ファイバへの光出力をオフにするための一定値の駆動電圧が光変調器に出力される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光送信器の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における光送信器の構成を示す構成図である。図1において、光送信器10は、図6に示した光送信器に駆動電圧制御回路18をさらに設けている。駆動電圧制御回路18は、光変調器駆動回路14とLD温度制御回路16と接続されており、アラーム発生機能を有している。LD光出力制御回路15とLD温度制御回路16は、LD光出力と周囲温度が一定になるように制御を行うことで一定のLD発振波長を維持させている。LD温度制御回路16によって検出されたLDの周囲温度が一定の範囲外に変化した場合には、この周囲温度の変化に伴ってLD発振波長を一定に保てなくなり、LD発振波長が特定の波長範囲外に変化する。駆動電圧制御回路18では、アラーム信号を発生させ、その際に光変調器13の駆動電圧を一定値に制御させるように、光変調器駆動回路14にフィードバック制御を行う。その他の構成は、図6に示した光送信器と同様である。以下、同一構成部分には、同一符号を付すものとする。
【0029】
図1において、LD光出力制御回路15とLD温度制御回路16とは、LD光出力とLD発振波長が一定になるように制御を行っており、LD温度制御回路16によって検出されたLDの周囲温度が一定の範囲外になると、駆動電圧制御回路18は、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14からの駆動電圧を制御する。光変調器13では、印加される駆動電圧に応じて光スイッチ動作を実現でき、駆動電圧が一定に制御されることで、光ファイバ12への光出力を定常的に遮断することができる。
【0030】
そして、駆動電圧制御回路18は、LD温度制御回路16によって検出されたLDの温度が一定の温度範囲になると、駆動電圧の制御を終了し、光変調器13の光出力をオンさせる。光変調器13は、印加される駆動電圧が一定値から変化すると、この駆動電圧に応じて光スイッチ動作を実現し、LD光出力制御回路15から入射する連続光に電気信号を重畳させ、重畳させた光信号を光ファイバ12に出力する。
【0031】
このような動作により、駆動電圧制御回路18は、例えば電源投入時などのLD発振波長が特定波長範囲内に収束するまでの間、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14を制御することで、定常的に光ファイバへの光出力を遮断し、またシステム稼動中においても、LD発振波長が特定波長範囲外に変化した場合、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14を制御することで、定常的に光ファイバへの光出力を遮断する。
【0032】
この実施の形態1によれば、LDの周囲温度が予め設定された特定温度の範囲外にある場合だけ、光変調器の駆動電圧を定常値に固定することで、光出力をオフさせて、設定された特定のLD発振波長の光のみを出力させることができる。これにより、この実施の形態1の光送信器は、従来の光送信器のように、電源投入時にLDの駆動電流をオフさせずに、LD発振波長の設定値とは異なるLD発振波長を光変調器から出力させることがなくなる。また、システム稼動中でも、LD発振波長の変動による他のLD光へのチャネル間干渉を回避することができる。
【0033】
さらに、この実施の形態1によれば、外部変調器を用いたシャットダウン動作を行うことで、シャットダウン動作・解除時のどちらの状態でもLD駆動電流と発振波長を一定に制御できる。
【0034】
また、この実施の形態1によれば、アラーム発生動作の条件を、設計した波長に対して正確に設定することで、波長が特定の安定状態になるまで、光変調器からの光出力がオンされることはなく、正確な光出力の遮断を実現できる。
【0035】
なお、実施の形態1では、光変調器駆動回路を制御することで駆動電圧を一定に固定させたが、この発明はこれに限らず、例えば光変調器駆動回路に入力される電気信号をハイレベルかローレベルのどちらかに固定することで、光変調器の駆動状態を調整することも可能である。
【0036】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2における光送信器の構成を示す構成図である。図2において、光送信器10は、図1に示したLD温度制御回路16の代わりにLD発振波長検出回路19を設けている。その他の構成は、図1に示した光送信器と同様である。LD発振波長検出回路19は、LD光出力制御回路15と駆動電圧制御回路18と接続されており、LD光出力制御回路15内に設けられたLDのLD発振波長を検出している。駆動電圧制御回路18は、LD発振波長検出回路19によって検出されたLD発振波長が一定の波長範囲外に変化した場合には、アラーム信号を発生させ、その際に光変調器13の駆動電圧を一定値に制御させるように、光変調器駆動回路14にフィードバック制御を行う。
【0037】
図1において、LD発振波長検出回路19によって検出されたLD発振波長が一定の波長範囲外になると、駆動電圧制御回路18は、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14からの駆動電圧を制御する。光変調器13では、駆動電圧が一定に制御されることで、光スイッチ動作を行って光ファイバ12への光出力を定常的に遮断することができる。
【0038】
そして、駆動電圧制御回路18は、LD発振波長検出回路19によって検出されたLD発振波長が一定の波長範囲になると、駆動電圧の制御を終了し、光変調器13の光出力をオンさせる。光変調器13は、印加される駆動電圧が一定値から変化すると、この駆動電圧に応じて光スイッチ動作を実現し、LD光出力制御回路15から入射する連続光に電気信号を重畳させ、重畳させた光信号を光ファイバ12に出力する。
【0039】
このような動作により、駆動電圧制御回路18は、実施の形態1と同様に、LD発振波長が特定波長範囲内に収束するまでの間、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14を制御することで、定常的に光ファイバへの光出力を遮断し、またシステム稼動中においても、LD発振波長が特定波長範囲外に変化した場合、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14を制御することで、定常的に光ファイバへの光出力を遮断する。
【0040】
この実施の形態2によれば、LD発振波長が予め設定された特定波長の範囲外にある場合だけ、光変調器の駆動電圧を定常値に固定することで、光出力をオフさせて、設定された特定のLD発振波長の光のみを出力させることができる。これにより、この実施の形態2の光送信器は、従来の光送信器のように、電源投入時にLDの駆動電流をオフさせることがなくなるので、LD発振波長の設定値と異なるLD発振波長を光変調器から出力されることがなくなる。また、システム稼動中でも、LD発振波長の変動による他のLD光へのチャネル間干渉を回避することができる。
【0041】
また、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、シャットダウン動作・解除時のどちらの状態でもLD駆動電流と発振波長を一定に制御できるとともに、正確な光出力の遮断を実現できる。
【0042】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3における光送信器の構成を示す構成図である。図3において、駆動電圧制御回路18は、第1および第2の高位電源18a,18bと、第1および第2の低位電源18c,18dと、第1〜第4の抵抗18e〜18hと、第1および第2の比較器18i,18jと、任意の電源18kと、電気スイッチ18lとから構成されている。その他の構成は、図1に示した光送信器と同様である。
【0043】
LD温度制御回路16では、検出したLDの周囲温度を電圧信号として駆動電圧制御回路18に出力しており、この電圧信号は、第1の比較器18iの−側入力端子と第2の比較器18jの+側入力端子にそれぞれ入力される。
【0044】
第1の高位電源18aは、第1の抵抗18eを介して第1の比較器18iの+側入力端子に、また第1の低位電源18cは、第2の抵抗18fを介して第1の比較器18iの+側入力端子に接続されている。第2の高位電源18bは、第3の抵抗18gを介して第2の比較器18jの−側入力端子に、また第2の低位電源18dは、第4の抵抗18hを介して第2の比較器18jの−側入力端子に接続されている。電気スイッチ18lは、任意の電源18kと光変調器駆動回路14に接続されており、第1および第2の比較器18i,18jからの出力に応じて切り替わり、任意の電源18kと光変調器駆動回路14の接続/切断を行っている。
【0045】
ここで、第1および第2の高位電源18a,18bの電位をVCC1,VCC2、第1および第2の低位電源18c,18dの電位をVEE1,VEE2、第1〜第4の抵抗18e〜18hをそれぞれR1,R2,R3,R4とすると、第1の比較器18iのしきい値電圧Vth1は、Vth1=(VCC1−VEE1)/(R1+R2)で表され、第2の比較器18jのしきい値電圧Vth2は、Vth2=(VCC2−VEE2)/(R3+R4)で表される。
【0046】
第1の比較器18iでは、LD温度制御回路16からの電圧信号の電圧値が、しきい値電圧Vth1よりも高い場合にローレベルの電圧を出力し、第2の比較器18jでは、LD温度制御回路16からの電圧信号の電圧値が、しきい値電圧Vth2よりも低い場合にローレベルの電圧を出力する。WDM伝送システムで設計した波長範囲から、長波長側の許容値をVth1で、短波長側の許容値をVth2で設定することにより、所望の波長範囲外では第1および第2の比較器18i,18jの出力電圧レベルはローレベルになる。
【0047】
電気スイッチ18lでは、第1および第2の比較器18i,18jからの出力電圧が共にローレベルになった場合には、スイッチをオンさせて任意の電源18kと光変調器駆動回路14を接続させることで、任意の電源18kからの電源電圧を光変調器駆動回路14に印加させる。この任意の電源電圧を光変調器駆動回路14に印加させることで、光変調器13の駆動電圧を一定電圧レベルに固定させ、光変調器13からの光出力をオフさせるように設定する。
【0048】
このような動作により、LDの周囲温度の変化に伴ってLD発振波長が設定した波長範囲外である場合には、光変調器13は光出力をオフさせるように動作し、定常的に光ファイバへの光出力を遮断し、またシステム稼動中においても、LD発振波長が特定波長範囲外に変化した場合、光変調器13の光出力をオフさせるように、光変調器駆動回路14を制御することで、定常的に光ファイバへの光出力を遮断する。
【0049】
この実施の形態3によれば、LD発振波長が予め設定された特定波長の範囲外にある場合だけ、任意の電源電圧を印加して光変調器の駆動電圧を定常値に固定することで、光出力をオフさせて、設定された特定のLD発振波長の光のみを出力させることができる。これにより、この実施の形態3の光送信器は、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0050】
なお、この実施の形態3においては、第1と第2の高位電源の電位、並びに第1と第2の低位電源の電位は、それぞれ同一の電源電圧であってもかまわない。
【0051】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4における光送信器の構成を示す構成図である。図4において、光送信器10は、LD温度制御回路16とLD発振波長検出回路19を備えている。このLD温度制御回路16は、サーミスタ16aと、温度検出器16bと、ペルチェ素子16cと、温度制御回路16dと、演算器16eとから構成されており、LD発振波長検出回路19は、光フィルタ19aと、第1の受光素子19bと、トランスインピーダンス増幅器(以下、「TIA」という)19cと、演算器19dとから構成されている。その他の構成は、図3に示した光送信器と同様である。
【0052】
LD発振波長検出回路19では、検出したLD発振波長を電圧信号として駆動電圧制御回路18に出力するとともに、LD温度制御回路16にも出力している。この電圧信号は、駆動電圧制御回路18の第1の比較器18iの−側入力端子と第2の比較器18jの+側入力端子と、LD温度制御回路16の演算器16eにそれぞれ入力される。
【0053】
LD光出力制御回路15から演算器19dに入力される電圧値は、一定値であり、光フィルタ19aは、波長選択素子からなり、波長に応じて透過光の強度が異なるものである。光フィルタ19aは、LDからの光出力を波長選択しており、選択された波長の透過光は、第1の受光素子19bで光出力に応じた電流値に変換され、TIA19cにおいて、この電流値を電圧値に変換して演算器19dに出力する。また、LD光出力制御回路15で検出され出力されるLD光出力(上記電圧値)も、演算器19dに入力している。
【0054】
演算器19dでは、TIA19cから入力する光出力の電圧値と、LD光出力制御回路15から入力するLD光出力の電圧値との電圧比を演算して、LD温度制御回路16と駆動電圧制御回路18に出力する。なお、演算器19dの出力は、LD発振波長に応じて異なる電圧値となるので、演算器19dは、LD発振波長に応じた電圧値をモニタリングすることができる。
【0055】
演算器19dからの出力は、駆動電圧制御回路18の第1および第2の比較器18i,18jに入力しており、第1の比較器18iでは、演算器19dからの出力が、しきい値電圧Vth1=(VCC1−VEE1)/(R1+R2)よりも高い場合に、ローレベルの電圧を出力し、第2の比較器18jでは、演算器19dからの出力が、しきい値電圧Vth2=(VCC2−VEE2)/(R3+R4)よりも低い場合に、ローレベルの電圧を出力する。
【0056】
電気スイッチ18lでは、実施の形態3と同様に、第1および第2の比較器18i,18jからの出力電圧が共にローレベルになった場合に、スイッチをオンさせて光変調器駆動回路14に任意の電源電圧を印加させることができ、これによって光変調器13の駆動電圧を一定電圧レベルに固定させ、LD光をオフさせるように設定する。
【0057】
このような動作により、LD発振波長が設定した波長範囲外である場合には、光変調器はLD光をオフさせるように動作し、設計した波長範囲外の光出力は光ファイバへの出力されなくなる。またシステム稼動中においても、LD発振波長が特定波長範囲外に変化した場合には、駆動電圧制御回路が動作して光変調器駆動回路を制御することで、光ファイバへの光出力を遮断することができる。
【0058】
また、演算器19dからの出力は、LD温度制御回路16の演算器16eにも入力している。LD温度制御回路16では、サーミスタ16aと温度検出器16bとによってLD周囲温度を電圧値として検出しており、この電圧値は演算器16eに入力している。
【0059】
演算器16eでは、温度検出器16bからのLD周囲温度の電圧値と、演算器19dからの出力値との電圧比を演算して、温度制御回路16dに出力する。温度制御回路16dは、入力する電圧比に応じてペルチェ素子16cの温度制御を行う。このように、サーミスタ16aで検出されたLD周囲温度情報と、光フィルタ19aを介して第1の受光素子19bで受光されたLD発振波長情報とに基づいて、LD温度を制御することで、定常的にLD発振波長を一定値に収束させることができる。
【0060】
この実施の形態4によれば、光フィルタと第1の受光素子によって検出したLD発振波長の電圧値が、特定波長範囲外の電圧になった場合、アラーム発生動作を行い、光変調器駆動回路に任意の電源電圧を印加させることで、光変調器の駆動電圧を一定値に制御し、光ファイバへの光出力をオフさせることができる。これにより、この実施の形態4の光送信器は、従来の光送信器のように、電源投入時にLDの駆動電流をオフさせることがなくなるので、LD発振波長の設定値と異なるLD発振波長を光変調器から出力されることがなくなる。また、システム稼動中でも、LD発振波長の変動による他のLD光へのチャネル間干渉を回避することができる。
【0061】
さらに、この実施の形態4によれば、外部変調器を用いたシャットダウン動作を行うことで、シャットダウン動作・解除時のどちらの状態でもLD駆動電流と発振波長を一定に制御できる。
【0062】
また、この実施の形態4によれば、アラーム発生動作の条件を、設計した波長に対して正確に設定することで、波長が特定の安定状態になるまで、光変調器からの光出力がオンされることはなく、正確な光出力の遮断を実現できる。
【0063】
なお、実施の形態4では、光変調器駆動回路を制御することで駆動電圧を一定に固定させたが、この発明はこれに限らず、例えば光変調器駆動回路に入力される電気信号をハイレベルかローレベルのどちらかに固定することで、光変調器の駆動状態を調整することも可能である。
【0064】
また、この実施の形態4においては、実施の形態3と同様に、第1と第2の高位電源の電位、並びに第1と第2の低位電源の電位は、それぞれ同一の電源電圧であってもかまわない。
【0065】
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5における光送信器の構成を示す構成図である。図5において、LD光出力制御回路15は、発光素子15aと、電流源回路15bと、第2の受光素子15cと、TIA15dとから構成されている。その他の構成は、図4に示した光送信器と同様である。
【0066】
第2の受光素子15cは、発光素子15aのLD光出力に応じた電流値を検出しており、この電流値はTIA15dによって電圧値に変化されて、電流源回路15bとLD発振波長検出回路19の演算器19dに出力されている。電流源回路15bでは、TIA15dから入力する電圧に応じて一定のLD駆動電流が発光素子15aに流れるように動作制御しており、これによって発光素子15aは一定のLD光出力を出力させる。
【0067】
定常状態においては、TIA15dの出力は、一定の電圧値に収束しており、演算器19dは、TIA15dとTIA19cとの電圧値との電圧比を演算している。この演算された電圧比は、LD光出力の変動に対しては変化せず、LD発振波長に対してだけ変化させることができる。
【0068】
また、駆動電圧制御回路18では、実施の形態4と同様に、第1および第2の比較器18i,18jからの出力電圧が共にローレベルになった場合に、スイッチをオンさせて光変調器駆動回路14に任意の電源電圧を印加させることができ、これによって光変調器13の駆動電圧を一定電圧レベルに固定させ、LD光をオフさせるように設定する。
【0069】
このような動作により、電源投入時、またシステム稼動中でもLD発振波長が特定の波長範囲外に変化した場合には、光出力を遮断させることができる。
【0070】
また、サーミスタから検出されたLD周囲温度情報と光ファイルを介して受光素子で検出したLD発振波長情報とを用いて、LD周辺温度を制御することで、定常的にLD発振波長を一定値に収束させることができる。
【0071】
この実施の形態5によれば、光フィルタと第1の受光素子用いてモニタリングした発振波長の電圧値と、第2の受光素子によって受光された光出力の電圧値との電圧比を求め、この電圧比が特定波長範囲外の電圧になった場合、アラーム発生動作を行い、光変調器駆動回路に任意の電源電圧を印加させることで、光変調器の駆動電圧を一定値に制御し、光ファイバへの光出力をオフさせることができる。これにより、この実施の形態5の光送信器は、従来の光送信器のように、電源投入時にLDの駆動電流をオフさせることがなくなるので、実施の形態4と同様に、LD発振波長の設定値と異なるLD発振波長を光変調器から出力されることがなくなる。また、システム稼動中でも、LD発振波長の変動による他のLD光へのチャネル間干渉を回避することができる。
【0072】
また、この実施の形態5によれば、実施の形態4で示した効果と同様の効果を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、検出された光源の発振波長が一定の波長範囲外に変化した場合には、光変調器への駆動電圧が一定値に制御されて光ファイバへの光出力がオフに制御されるので、設定された特定のレーザ発振波長の光のみを出力できるという効果を奏し、電源投入時にレーザ発振波長が安定しない場合でも、レーザ光の出力をオフさせずに光変調器からの出力をオフさせ、またレーザ発振波長がずれた場合でも、光変調器からの出力をオフさせることができる。
【0075】
つぎの発明によれば、基準となる一定の波長範囲が設定され、検出された発振波長がこの波長範囲外に変化した場合には、光ファイバへの光出力をオフにするための一定値の駆動電圧が光変調器に出力されるので、設定された特定のレーザ発振波長の光のみを出力できるという効果を奏し、電源投入時にレーザ発振波長が安定しない場合でも、レーザ光の出力をオフさせずに光変調器からの出力をオフさせ、またレーザ発振波長がずれた場合でも、光変調器からの出力をオフさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における光送信器の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における光送信器の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3における光送信器の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4における光送信器の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5における光送信器の構成を示す図である。
【図6】 光送信器の従来構成の一例を示す図である。
【図7】 光送信器の従来構成の他例を示す図である。
【符号の説明】
10 光送信器、11 光出力端子、12 光ファイバ、13 光変調器、14 光変調器駆動回路、15 LD光出力制御回路、15a 発光素子、15b電流源回路、15c,19b 受光素子、15d,19c TIA、16 LD温度制御回路、16a サーミスタ、16b 温度検出器、16c ペルチェ素子、16d 温度制御回路、16e,19d 演算器、17 入力端子、18駆動電圧制御回路、18a〜18d,18k 電源、18e〜18h 抵抗、18i,18j 比較器、18l 電気スイッチ、19 LD発振波長検出回路、19a 光フィルタ。
Claims (2)
- 符号化された電気信号の信号振幅を調整する駆動部と、該駆動部から出力される電気信号に基づいて光源からの光を強度変調して光伝送路に出力する光変調器と、を備えた光送信器において、
前記光源からの光を受光する第1の受光素子、および該第1の受光素子にて受光した光の光出力に応じて前記光源の駆動電流を制御する駆動電流制御部を有する光出力制御手段と、
前記光源から入力する光の所定波長を選択する波長選択素子、該波長選択素子にて選択された該所定波長の光を受光する第2の受光素子、および前記第1の受光素子の出力と該第2の受光素子の出力との出力比を算出する第1の演算部を有し、該第1の演算部の演算結果に基づいて前記受光した光の発振波長をモニタするする発振波長検出手段と、
前記発振波長検出手段によってモニタされた発振波長に基づき、前記駆動部が前記光変調器に付与する駆動電圧を制御する駆動電圧制御手段と、
前記光源の温度を検出する温度検出部、前記発振波長検出手段の出力と前記温度検出部の出力との出力比を算出する第2の演算部、および該第2の演算部の演算結果に基づいて前記発振波長が一定値となるように前記光源の温度を制御する温度制御部を有する温度制御手段と、
を備え、
前記駆動電圧制御手段は、前記モニタされた発振波長が予め定められた設定範囲外に変化した場合に、前記光変調器に対する駆動電圧が一定値となるように前記駆動部を制御することを特徴とする光送信器。 - 前記駆動電圧制御手段は、
基準となる波長範囲を設定する波長範囲設定部と、
前記発振波長検出手段で検出された発振波長が前記設定された波長範囲内にあるかどうか比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に応じて前記駆動部が前記光変調器に付与する前記一定値の駆動電圧を設定する駆動電圧設定部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光送信器。
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