JP2009113982A - エレベータの長尺物引掛り解除装置 - Google Patents

エレベータの長尺物引掛り解除装置 Download PDF

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Abstract

【課題】昇降路内における長尺物の引掛りを解除することができるエレベータの長尺物引掛り解除装置を提供する。
【解決手段】エレベータの長尺物引掛り解除装置1は、長尺物38から見て突出部31の背後に設けられ、偏心した回動軸42を有するとともに、周方向に進むに従い回動軸42からの距離が変わる周面43を備えた回動部材41を具備する。回動部材41は、突出部31の背後に回り込んだ長尺物38が周面43に掛かる第1の姿勢と、この第1の姿勢から回転して周面43に接触した長尺物38を突出部31の先端まで押し出し、長尺物38の引掛りを解除する第2の姿勢との間で回動自在である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、昇降路内における長尺物の引掛りに係る対策技術に関する。
エレベータの昇降路内には、種々のロープ類やケーブル類などの長尺物が延びている。例えば地震や強風などによって建屋揺れが生じたとき、上記長尺物は、昇降路内で揺れて、昇降路内機器の突出部に引っ掛かることがある。なお昇降路内機器とは、昇降路内に設けられたエレベータ用品のことである。
この昇降路内機器の突出部に対する長尺物の引掛りを防止するため、上記突出部の回りには、長尺物の動きを規制する引掛り防止装置が設けられる。この引掛り防止装置としては、昇降路内機器の突出部の近辺に設置されるブラケットがある。
特許文献1には、上記引掛り防止装置の一つであるロープ振れ止め装置が開示されている。このロープ振れ止め装置は、釣合いおもりの上下移動経路近傍に互いに対峙するように取り付けられた一対の取付け部材と、釣合いおもりから所定距離を隔てて取付け部材の間に架設されたフレームと、このフレームの外表面に設けられた弾性体とを備える。
特開2003−276965号公報
エレベータによっては、昇降路が狭く、乗籠と釣合いおもりとの間に十分な隙間が取れない場合も多い。このような場合、上記引掛り防止装置の設置が困難になる。また釣合いおもりや乗籠の構成や配置位置によっては、引掛り防止装置の構造が複雑になることがある。
さらに、釣合いおもりや乗籠は上下に走行するため、長尺物がどの位置で引っ掛かるかはわからない。そのため、引掛り防止装置は、昇降路全高に亘り比較的短いピッチで複数設ける必要があり、コスト面や取付け作業面でも負荷が大きい。
本発明の目的は、昇降路内における長尺物の引掛りを解除することができるエレベータの長尺物引掛り解除装置を提供することにある。
(1)本発明の一つの形態に係るエレベータの長尺物引掛り解除装置は、昇降路内を昇降する走行体と、この走行体に連結され、上記昇降路内を鉛直方向に延びた長尺物と、突出部を有する昇降路内機器と、を備えたエレベータに設けられる長尺物引掛り解除装置であって、上記長尺物から見て上記突出部の背後に設けられ、偏心した回動軸を有するとともに、周方向に進むに従い上記回動軸からの距離が変わる周面を備えた回動部材を具備する。上記回動部材は、上記突出部の背後に回り込んだ上記長尺物が上記周面に掛かる第1の姿勢と、この第1の姿勢から回転して上記周面に接触した上記長尺物を上記突出部の先端まで押し出し、上記長尺物の引掛りを解除する第2の姿勢との間で回動自在である。
(2)上記(1)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記長尺物は、上記走行体の走行に伴いその長手方向に変位し、上記回動部材は、上記周面に接触した上記長尺物がこの回動部材との間に摩擦力を作用させながら長手方向に変位することで、上記第1の姿勢から上記第2の姿勢へと回転する。
(3)上記(2)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記回動部材は、この回動部材のなかで上記回動軸から上記周面までの距離が最短となる短径部を有するとともに、上記長尺物の接触が生じていないとき、上記長尺物が回り込んでくる側に上記短径部が位置するように、上記短径部と90度異なる部分がこの回動部材のなかで相対的に重くなっている。
(4)上記(3)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記回動部材の周面には、その周方向に沿って延びるU字形溝が設けられている。
(5)上記(4)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記U字形溝は、上記回動部材の幅方向に複数形成されている。
(6)上記(4)または上記(5)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記回動部材の周面は、上記回動部材の中心部に比べて摩擦係数の高い別部材で形成されている。
(7)上記(3)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記回動部材の周面には、その周方向に沿って延びるV字形溝が設けられている。
(8)上記(1)に記載のエレベータの長尺物引掛り解除装置の一つの形態によれば、上記回動部材に上記長尺物が接触したことを検出する検出装置と、上記検出装置が上記長尺物の接触を検出したとき、上記回動部材を上記第1の姿勢から上記第2の姿勢まで回転させる駆動装置と備える。
本発明によれば、昇降路内における長尺物の引掛りを解除することができるエレベータの長尺物引掛り解除装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図13を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの長尺物引掛り解除装置1について、図1ないし図7を参照して説明する。図1および図2は、この第1の実施形態および以後の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1が設けられるエレベータ2の全体構成を概略的に示す。
図1に示すように、エレベータ2は、昇降路3と、この昇降路3内に配置された乗籠4および釣合いおもり5とを備える。乗籠4および釣合いおもり5は、それぞれ昇降路3内を昇降する走行体である。
図2に示すように、昇降路3内には、乗籠4を案内する一対のガイドレール6a,6bと、釣合いおもり5を案内する一対のカウンターレール7a,7bとが設けられている。また図1に示すように、昇降路3の上方には、機械室9が設けられている。この機械室9には、巻上機(メインシーブのみ図示)が設置されている。この巻上機は、メインシーブ10と、このメインシーブ10を回動駆動するモータとを備える。
メインシーブ10には、メインロープ11が巻き掛けられている。メインロープ11の一端には、乗籠4が懸吊されている。またメインロープ11の他端には、釣合いおもり5が懸吊されている。これにより、巻上機を駆動することで、乗籠4および釣合いおもり5が昇降路3内を互いに逆方向に昇降する。
図1に示すように、乗籠4の下端部には、コンペンロープ12の一端部が連結されている。釣合いおもり5の下端部には、コンペンロープ12の他端部が連結されている、コンペンロープ12は、昇降路3の下部に設けられたコンペンシーブ13を介して、乗籠4との釣合いおもり5との間に亘って設けられている。コンペンロープ12は、乗籠4の位置によるメインロープ11の質量の変化を打ち消すためのものである。
さらに、乗籠4の下端部には、給電および制御信号授受のためのケーブル14が吊り下げられている。このケーブル14は、乗籠4の昇降に伴い移動する。そのため、ケーブル14の背面に建屋ビーム(図示しない)が設けられる場合には、ケーブル14と建屋ビームとの間に、ケーブル14を保護するための金網15が設けられる。
詳しく述べると、図2に示すように、ケーブル14に近い方のガイドレール6aには、レールクリップ16を用いてサポート17を取り付けられている。このサポート17との間に金網15を挟みこむようにして、プレート18が取り付けられる。これにより金網15が設置されている。また図2に示すように、昇降路3内には、各階に対する乗籠4の着床を案内する着床装置19が設けられている。
図1に示すように、機械室9には、乗籠4用の第1の調速機21と、釣合いおもり5用の第2の調速機22とが設置されている。また昇降路3の下方には、第1の調速機21に対応した第1のテンショナー23と、第2の調速機22に対応した第2のテンショナー24とが設けられている。
第1の調速機21と第1のテンショナー23との間には、第1の調速機ロープ25が掛渡されている。この第1の調速機ロープ25は、セフティリンク26を介して乗籠4に連結され、乗籠4の昇降に伴い長手方向に動く。
第2の調速機22と第2のテンショナー24との間には、第2の調速機ロープ27が掛渡されている。この第2の調速機ロープ27は、セフティリンク26を介して釣合いおもり5に連結され、釣合いおもり5の昇降に伴い長手方向に動く。
第1および第2の調速機21,22は、それぞれ乗籠4または釣合いおもり5が所定速度を超えて走行したときに作動し、第1または第2の調速機ロープ25,27を掴む。これにより乗籠4または釣合いおもり5のセフティリンク26を引き上げ、非常止め装置28(図4参照)のくさび部分を引き上げることで、乗籠4または釣合いおもり5を安全に停止させる。
以上説明したように、昇降路3内には、メインロープ11、コンペンロープ12、第1および第2の調速機ロープ25,27、並びにケーブル14がそれぞれ長尺物として、走行体に連結されるとともに、昇降路3内を鉛直方向に延びている。また、乗籠4および釣合いおもり5に取り付けられたセフティリンク26は、昇降路3内に突出するセフティリンクレバー31を備え、突出部を有する昇降路内機器の一つである。
例えば、メインロープ11やコンペンロープ12は、地震や強風による建屋揺れよって揺らされ、釣合いおもり5に設けられたセフティリンク26に引っ掛かるおそれがある。以下、この釣合いおもり5のセフティリンク26に対する長尺物の引掛りを取り上げて詳しく説明する。なお本発明はこれに限定されるものではなく、昇降路内に設けられる他の機器に対する引掛り解除装置としても適宜用いることができる。
図2に示すように、カウンターレール7aには、第2の調速機ロープ27の戻り側(すなわち、セフティリンク26に接続されていない側)の振れ止めを防止する振れ止め具33が設けられている。振れ止め具33は、ブラケット34と、Uボルト35とを有する。
図3に詳しく示すように、ブラケット34は、カウンターレール7aに取り付けられる第1の部分34aと、第2の調速機ロープ27の戻り側の付近に延びる第2の部分34bとを有するL字形に形成されている。Uボルト35は、ブラケット34の第2の部分34bに取り付けられて、ブラケット34と協働して第2調速機ロープ27の戻り側を取り囲む。
上述したように、セフティリンク26は、突出部としてのセフティリンクレバー31を有する。図3および図4に示すように、セフティリンクレバー31は、釣合いおもり5の横幅方向(図3中左右方向)に延びるとともに、昇降路3内に突出している。セフティリンクレバー31は、第2の調速機ロープ27に連結された第1の端部31aと、釣合いおもり5に連結された第2の端部31bとを有する。第1の端部31aは、昇降路3内に突出した突出端である。
ここで、振れ止め具33がカウンターレール7aに固定された固定物であるのに対し、セフティリンクレバー31は、釣合いおもり5に伴って移動する移動物である。そのため、図3に示すように、セフティリンクレバー31の第1の端部31aと、振れ止め具33との間には、ある程度のクリアランスSが設けられている。
このクリアランスSは、セフティリンクレバー31が釣合いおもり5に伴って昇降路3内を円滑に移動することを保障するものであり、引掛り防止装置などを設けて塞ぐことはできない。そのため、地震や強風などによって建屋が揺れたとき、コンペンロープ12またはメインロープ11がこのクリアランスSを通って、セフティリンクレバー31の背後に回り込み引っ掛かるおそれがある。
次に、本発明の長尺物引掛り防止装置の一例として、このセフティリンク26に対するコンペンロープ12およびメインロープ11の引掛りを解除する長尺物引掛り解除装置1について説明する。なお以下の説明では、コンペンロープ12およびメインロープ11を長尺物38と総称して説明する。また図中では、セフティリンクレバー31に引掛った長尺物を、参照符号38aを付して示す。
なお本明細書では、長尺物38を基点として前後左右を定義する。すなわち「セフティリンクレバー31の背後」とは、「長尺物38から見てセフティリンクレバー31の背後」を意味する。
図3および図4に示すように、長尺物引掛り解除装置1は、円盤状に形成された回動部材41を有する。回動部材41は、セフティリンクレバー31の背後に設けられている。すなわち、回動部材41は、セフティリンクレバー31を基点として長尺物38とは反対側に設けられている。
より詳しく述べると、回動部材41は、その円盤面をセフティリンクレバー31に対向させるとともに、セフティリンクレバー31と釣合いおもり5との間に配置されている。回動部材41は、回動軸42を介して釣合いおもり5に支持されている。
図4に示すように、回動部材41は、例えば真円状に形成されるとともに、この回動部材41の形状の中心から偏心した位置に回動軸42を有するカムである。回動部材41は、周方向に進むに従い回動軸42からの距離が連続して変わる周面43を備える。
回動部材41は、この回動部材41のなかで回動軸42から周面43までの距離が最短となる短径部41aと、この回動部材41のなかで回動軸42から周面43までの距離が最長となる長径部41bとを有する。回動部材41は、回動軸42を回動中心として、以下に示す第1の姿勢と第2の姿勢との間で回動自在である。
図5中の実線は、第1の姿勢にある回動部材41を示す。この第1の姿勢は、長尺物38の引掛りが生じておらず、回動部材41がセフティリンク26の背後で待機している状態である。
回動部材41は、長尺物38の接触が生じていないとき、長尺物38が回り込んでくる側に短径部41aが位置するように、短径部41aと90度異なる部分が回動部材41のなかで相対的に重くなっている。図4中に示すように、回動部材41は、例えば短径部41aと90度異なる部分におもり45(図中ハッチング部分)を設けている。
これにより、本実施形態に係る回動部材41は、上記第1の姿勢では、長尺物38が回り込んでくる側に短径部41aが位置する。すなわち短径部41aが振れ止め具33とセフティリンク26との間のクリアランスSに向かい合っている。
図5に示すように、第1の姿勢にある回動部材41の周面43は、釣合いおもり5の側面5aと略同一面上、すなわちセフティリンクレバー31の第1の端部31aの先端31aaよりも釣合いおもり5の中心側に奥まったところに位置している。セフティリンクレバー31の背後に回り込んだ長尺物38は、回動部材41の短径部41aの周面43に掛かる(すなわち接触する)。
一方、図5中の二点鎖線は、第2の姿勢にある回動部材41を示す。この第2の姿勢は、上記第1の姿勢から回転して、回動部材41に接触した長尺物38をセフティリンクレバー31の第1の端部31aの先端31aaまで押し出し、長尺物38の引掛りを解除する状態である。
回動部材41は、例えば第1の姿勢から180度回転し、長径部41bの周面43が長尺物38に接するようになる。これにより、回動軸42からの距離が大きくなった周面43が長尺物38をセフティリンクレバー31の側方へと押し出す。そして、例えば回動部材41の周面43がセフティリンクレバー31の第1の端部31aの先端(すなわち突出端)31aaと略同一面上になったとき、図5中の矢印Rで示すように、長尺物38の引掛りが解除される。
なお、回動部材41は、周面43に接触した長尺物38との間にある程度の摩擦抵抗を生じさせる材料で形成されている。さらに、図5中に示すように、釣合いおもり5の枠と回動部材41との隙間には、この隙間に長尺物が入り込むのを防止する隙間調整金具46が設けられている。
次に、本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1の作用について説明する。
セフティリンク26に対する長尺物38の引掛りが生じていないとき、回動部材41は、おもり45の自重によって、長尺物38が回り込んでくる側に短径部41aが位置するように保たれている。
例えば地震や強風などによる建屋揺れによって長尺物38が揺れて、長尺物38がセフティリンクレバー31の背後に回り込んだとき、この長尺物38は、回動部材41の短径部41aの周面43とセフティリンクレバー31とに接触する。
エレベータ2が動くと、長尺物38は、釣合いおもり5の移動に伴いその長手方向に変位する。ここで、長尺物38と釣合いおもり5とは、互いに上下逆方向に移動するため、長尺物38と釣合いおもり5に設置された回動部材41とは、互いに逆方向に移動することになる。
長尺物38が回動部材41の周面43に接触した状態で長尺物38が動くと、長尺物38が回動部材41との間に摩擦力を作用させながら変位し、この摩擦力によって回動部材41が上記第1の姿勢から上記第2の姿勢へと回転する。
第2の姿勢へと回転した回動部材は、接触した長尺物38をセフティリンクレバー31の先端31aaを超えた領域まで移動させる。先端31aaを越えた領域まで移動した長尺物38は、元に戻ろうとする力により、引掛り状態を外れて正規の位置に復帰する。
この場合、エレベータ2の昇降方向は、どちらでもよい。なお、セフティリンクレバーの第1の端部31aには、調速機ロープ27が接続されているが、調速機ロープ27のテンションは、長尺物38(すなわちコンペンロープ12やメインロープ11)のテンションに比べて低いので、図4に示すように、調速機ロープ27が屈曲した形になり、引っ掛かった長尺物38が回動部材41に接触する。
次に、上述したように動作する回動部材41の形状について詳しく説明する。図6は、回動部材41に長尺物38が接触した状態を示す。図6に示すように、長尺物38には張力Tがある。この張力Tにより、回動部材41には水平方向の分力Fが作用する。長尺物38と回動部材41との間の摩擦係数をμとすると、摩擦力μFが回動部材41を回転させる力となる。
図7は、回動部材41が回転している経過を示した図である。図7に示すように、回動部材41が回転すると、回動軸42と回動部材41の中心cとが上下方向に関してずれていく。このずれBと水平方向分力Fとの積が、回動部材41の回転を妨げる力として作用する。つまり、回転を摩擦力μFに依存する回動部材41は、次の(数式1)の間係を保つ形状を必要とする。
μF×C>F×B …(数式1)
ここで、Cは、回動軸42から長尺物38に接する部分の周面43までの寸法であり、Bは、偏心量である。
例えば、引掛り部分のかかり代Aを70mm、回動部材41と長尺物38との間の摩擦係数μを0.2とした場合の形状を一例として参考に示す。まず回動部材41の回転により70mmのかかり代Aを解除するためには、回動部材41の偏心量Bを70mmの半分である35mm以上とする必要がある。この偏心量Bだけ、回動部材41の中心cが回動部材41の回転時に上下に動くことになる。
回動部材41の中心cが上下方向に動いたときに、長尺物38が接している部分の周面43から回動軸42までの寸法Cが回動部材41の中心cの上下方向移動量(すなわち偏心量B)に対して回動部材41と長尺物38との間の摩擦係数μの逆数倍であることが必要である。上記例の場合、寸法Cは175(=35×1/0.2)mm以上必要ということになる。また回動部材41の直径Dは350(=2×寸法C)mm以上必要ということになる。
以上説明した長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、回動部材41が、突出部の背後に回り込んだ長尺物38が周面43に掛かる第1の姿勢から、長尺物38を突出部の先端まで押し出す第2の姿勢まで回転することで、突出部に対する長尺物38の引掛りを解除することができる。これにより、例えば昇降路3が狭く、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
また、ブラケットのような引掛り防止部材の構造は、釣合いおもり5や乗籠4の構成や配置位置によっては複雑になってしまうこともある。例えば、機械室9の巻上機を取り付けているマシンビームと釣合いおもり5用の調速機22との干渉を避けるため、この調速機22をカウンターレール7aの背面方向(すなわち、一対のカウンターレールの外側となる方向)へずらす必要がある。それに伴い、調速機ロープ27とセフティリンクレバー31との接続部分がカウンターレール7aよりもその背面側に出ることがある。
このような場合、引掛り防止部材としてのブラケットは、セフティリンクレバー31の先端を避けるように凹ませた複雑な形状になる。一方、本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、釣合いおもり5や乗籠4の構成や配置位置によって影響を受けにくく、汎用性に優れているといえる。
また長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3の全高に亘り短いピッチで複数の部材を配置するような必要性がない。このため、長尺物38の引掛り対策としてコスト面や作業面での負荷を小さく抑えることができる。
長尺物38が回動部材41との間に摩擦力を作用させながら長手方向に変位することで、回動部材41が上記第1の姿勢から上記第2の姿勢へと回転すると、回動部材41を駆動させる駆動源が必要ない。すなわち長尺物引掛り解除装置1を簡単かつ小型な構成にまとめることができ、さらにコスト面でも有利である。
長尺物38の引掛りが生じていないとき、長尺物38が回り込んでくる側に短径部41aが位置するように、短径部41aと90度異なる部分が回動部材41のなかで相対的に重くなっていると、回動部材41の偏心量Bを最大限に生かして長尺物38を移動させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1について、図8を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、例えば第1の実施形態と同様のエレベータ2に設けられる。
本実施形態に係る回動部材41の周面43には、その周方向に沿って延びるU字形溝51が設けられている。U字形溝51の幅は、例えば長尺物38の直径よりも大きい。U字形溝51は、例えば回動部材41の一部を除く全周に亘って設けられている。
U字形溝51は、セフティリンクレバー31に向かい合う第1の溝壁52と、釣合いおもり5に向かい合う第2の溝壁53とを有する。回動部材41の長径部41bにおいては、上記第1の溝壁52が切除され、U字形溝はセフティリンクレバー31側に向いて開放されている。上記説明した以外の長尺物引掛り解除装置1およびエレベータ2の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成の長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
回動部材41の周面43にその周方向に沿って延びるU字形溝51が設けられていると、セフティリンクレバー31の背後に回り込んだ長尺物38は、U字形溝51に支持され、セフティリンク26に接することがあまりない。したがって、長尺物38とセフティリンク26との間に回動部材41の回転を妨げる摩擦抵抗が生じにくく、回動部材41を効率的に回転させることができる。回動部材41の長径部41bにおいて第1の溝壁52が切除されていると、長尺物38が張力で自然に戻るようにすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1について、図9を参照して説明する。なお上記第1および第2の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、例えば第1の実施形態と同様のエレベータ2に設けられる。
本実施形態に係る回動部材41の周面43には、その周方向に沿って延びる複数のU字形溝51,51が設けられている。この複数のU字形溝51,51は、回動部材41の幅方向に並んで形成されている。
回動部材41は、セフティリンクレバー31に向かい合う第1の溝壁52と、釣合いおもり5に向かい合う第2の溝壁53と、二つのU字形溝51の間に起立する第3の溝壁54とを有する。回動部材41の長径部41bにおいては、上記第1および第3の溝壁52,54が切除され、二つのU字形溝51,51はセフティリンクレバー31側に向いて開放されている。上記説明した以外の長尺物引掛り解除装置1およびエレベータ2の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成の長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
回動部材41の周面43にその周方向に沿って延びる複数のU字形溝51,51が設けられていると、複数の長尺物38が引っ掛かった場合においても、上記第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。回動部材41の長径部41bにおいて第1および第3の溝壁52,54が切除されていると、長尺物38が張力で自然に戻るようにすることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1について、図10を参照して説明する。なお上記第1および第2の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、例えば第1の実施形態と同様のエレベータ2に設けられる。
本実施形態に係る回動部材41の周面43は、回動部材41の中心部に比べて摩擦係数の高い別部材で形成されている。詳しくは、回動部材41は、本体61と、この本体61の外周に取り付けられた別部材としての外周部材62とを有する。本体61は、例えば金属で形成されている。外周部材62は、例えばゴムのような摩擦係数の高い材料で形成されている。上記説明した以外の長尺物引掛り解除装置1およびエレベータ2の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成の長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
回動部材41の周面43が、回動部材41の中心部に比べて摩擦係数の高い別部材で形成されていると、回動部材41を回転させる力が強くなり、回動部材41の形状を小さくすることができる。なおこの構成は、上記第3の実施形態のような複数のU字形溝51,51を有する回動部材41において用いても有効である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1について、図11を参照して説明する。なお上記第1および第2の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、例えば第1の実施形態と同様のエレベータ2に設けられる。
本実施形態に係る回動部材41の周面43には、その周方向に沿って延びるV字形溝71が設けられている。V字形溝71の幅は、例えば長尺物38の直径よりも大きい。V字形溝71は、例えば回動部材41の一部を除く全周に亘って設けられている。
V字形溝71は、セフティリンクレバー31に向かい合う第1の溝壁52と、釣合いおもり5に向かい合う第2の溝壁53とを有する。回動部材41の長径部41bにおいては、上記第1の溝壁52が切除され、V字形溝はセフティリンクレバー31側に向いて開放されている。上記説明した以外の長尺物引掛り解除装置1およびエレベータ2の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成の長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
回動部材41の周面43にその周方向に沿って延びるV字形溝71が設けられていると、長尺物38が回動部材41にしっかり食い込み、回動部材41を回転させる力が強くなる。これにより、回動部材41の形状を小さくすることができる。回動部材41の長径部41bにおいて第1の溝壁52が切除されていると、長尺物38が張力で自然に戻るようにすることができる。
なお、回動部材41は第1の姿勢から90度回転した状態において、回動部材41の回転を妨げる力を最も大きく受ける。換言すれば、長径部41bが長尺物38に接する状態では、回動部材41の回転を妨げる力はそれほど大きくない。そのため、回動部材41の長径部41bにおいて第1の溝壁52が切除されていても回動部材41の回転に対する影響はほとんどない。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1について、図12および図13を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、例えば第1の実施形態と同様のエレベータ2に設けられる。図13では、説明の便宜上、一部の部品を省略している。
本実施形態に係る長尺物引掛り解除装置1は、回動部材41に長尺物38が接触したことを検出する検出装置81と、検出装置81が長尺物38の接触を検出したとき、回動部材41を上記第1の姿勢から上記第2の姿勢まで回転させる駆動装置82とを備える。
図13に示すように、検出装置81は、長尺物38がセフティリンクレバー31の背後に回り込んだとき、この長尺物38に接するように釣合いおもり5の枠に取り付けられたスイッチである。駆動装置82は、上記スイッチの動作により回動部材41を回転させるモータであり、回動部材41の回動軸に取り付けられている。上記説明した以外の長尺物引掛り解除装置1およびエレベータ2の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成の長尺物引掛り解除装置1によれば、昇降路3内における長尺物38の引掛りを解除することができる。すなわち、ブラケットのような引掛り防止部材の設置が困難な場合であっても、長尺物38の引掛りに対処することができる。
回動部材41に長尺物38が接触したことを検出する検出装置81と、検出装置81が長尺物38の接触を検出したとき、回動部材41を上記第1の姿勢から上記第2の姿勢まで回転させる駆動装置82とを備えると、駆動装置82が回動部材41を回転させることにより、長尺物38を引掛りから解除することが可能となる。本実施形態によれば、上記第1ないし第5の実施形態と異なり長尺物38と回動部材41との間の摩擦力を利用しないので、回動部材41の形状を非常に小さくすることができる。
以上、第1ないし第6の実施形態に係るエレベータの長尺物引掛り解除装置1について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば第1ないし第6の実施形態に係る各構成要素は、適宜組み合わせて用いることができる。
上記第1ないし第6の実施形態では、セフティリンクレバー31に対するコンペンロープ12およびメインロープ11の引掛りを取り上げて説明した。なお本発明でいう長尺物や突出部はこれらに限られるものではない。例えば昇降路3に設けられる着床装置19は、突出部を有する昇降路内機器の一つである。また、長尺物引掛り解除装置1が設けられるエレベータ2は上記構成のもの限らず、例えば釣合いおもり5が横落ちタイプのエレベータであってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの全体構成を概略的に示す図。 図1中に示されたエレベータの平面方向の構成を概略的に示す図。 本発明の第1の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 図3中に示された長尺物引掛り解除装置の正面図。 図3中に示された長尺物引掛り解除装置の平面図。 図3中に示された長尺物引掛り解除装置の動作を説明する図。 図3中に示された長尺物引掛り解除装置の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 本発明の第3の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 本発明の第4の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 本発明の第5の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 本発明の第6の実施形態に係る長尺物引掛り解除装置の平面図。 図12中に示された長尺物引掛り解除装置の正面図。
符号の説明
1…長尺物引掛り解除装置、2…エレベータ、3…昇降路、5…乗籠(走行体)、11…メインロープ(長尺物)、12…コンペンロープ(長尺物)、31…セフティリンクレバー(突出部)、41…回動部材、41a…短径部、42…回動軸、43…周面、51…U字形溝、62…外周部材、71…V字形溝、81…検出装置、82…駆動装置。

Claims (8)

  1. 昇降路内を昇降する走行体と、この走行体に連結され、上記昇降路内を鉛直方向に延びた長尺物と、突出部を有する昇降路内機器と、を備えたエレベータに設けられる長尺物引掛り解除装置であって、
    上記長尺物から見て上記突出部の背後に設けられ、偏心した回動軸を有するとともに、周方向に進むに従い上記回動軸からの距離が変わる周面を備えた回動部材を具備し、
    上記回動部材は、上記突出部の背後に回り込んだ上記長尺物が上記周面に掛かる第1の姿勢と、この第1の姿勢から回転して上記周面に接触した上記長尺物を上記突出部の先端まで押し出し、上記長尺物の引掛りを解除する第2の姿勢との間で回動自在であることを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  2. 請求項1の記載において、
    上記長尺物は、上記走行体の走行に伴いその長手方向に変位し、
    上記回動部材は、上記周面に接触した上記長尺物がこの回動部材との間に摩擦力を作用させながら長手方向に変位することで、上記第1の姿勢から上記第2の姿勢へと回転することを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  3. 請求項2の記載において、
    上記回動部材は、この回動部材のなかで上記回動軸から上記周面までの距離が最短となる短径部を有するとともに、上記長尺物の接触が生じていないとき、上記長尺物が回り込んでくる側に上記短径部が位置するように、上記短径部と90度異なる部分がこの回動部材のなかで相対的に重くなっていることを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  4. 請求項3の記載において、
    上記回動部材の周面には、その周方向に沿って延びるU字形溝が設けられていることを特徴とエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  5. 請求項4の記載において、
    上記U字形溝は、上記回動部材の幅方向に複数形成されていることを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  6. 請求項4または請求項5の記載において、
    上記回動部材の周面は、上記回動部材の中心部に比べて摩擦係数の高い別部材で形成されていることを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  7. 請求項3の記載において、
    上記回動部材の周面には、その周方向に沿って延びるV字形溝が設けられていることを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
  8. 請求項1の記載において、
    上記回動部材に上記長尺物が接触したことを検出する検出装置と、
    上記検出装置が上記長尺物の接触を検出したとき、上記回動部材を上記第1の姿勢から上記第2の姿勢まで回転させる駆動装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの長尺物引掛り解除装置。
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