JP2009111263A - 電子部品のリワーク方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】BGAパッケージ等の電子部品の電極を構成するはんだボール上或いは平面パッド上に、十分な量のはんだペーストを安定して印刷することができ、リワーク後の接合不良を大幅に低減させることができるようにする。
【解決手段】電子部品が実装された基板に、電極としてはんだボール6が設けられた新規電子部品2を取り付ける場合、先ず、メタルマスク1を用いてはんだボール6にはんだペーストを塗布する。次に、メタルマスク1を所定の周波数で振動させ、メタルマスク1を振動させたまま、新規電子部品2とメタルマスク1とを離隔させる。そして、上記手順によってはんだペーストをはんだボール6に転写させた後、新規電子部品2を基板の所定位置にはんだ付けする。
【選択図】図8

Description

この発明は、リワーク時に、ボールグリッドアレイ(Ball Grid Array)やランドグリッドアレイ(Land Grid Array)等の電極構造を有する電子部品(例えば、BGAパッケージ、CSP、LGAパッケージ等)を基板の所望の位置に取り付けるリワーク方法に関するものである。
近年、電子部品の小型化及び高性能化により、基板への高密度実装の要求が高まっている。現在主流のパッケージ方法として、例えばBGAがある。BGAパッケージは、その下面に、はんだによるボール状の電極(バンプ)が格子状に設けられており、このはんだボールによって基板のパッドにはんだ付けされている。
また、電子部品が実装された基板では、電子部品の一部に不良が見つかると、その不良電子部品を基板から取り外し、その取り外した場所に新規電子部品を取り付ける、所謂リワークが行われる。従来のリワークでは、新規電子部品の取り付けに際し、先ず、リワーク用の小型メタルマスクを基板にセットし、この小型メタルマスクを用いて基板の所望のパッド上にはんだペーストを印刷していた。しかし、このような従来のリワーク方法では、基板の新規電子部品を取り付ける場所に、上記小型メタルマスクを配置するためのスペースが必要となる。このため、新規電子部品の取り付け場所に電子部品が密集して実装されている場合等には、上記小型メタルマスクを配置するためのスペースを基板上に確保することができず、上記リワーク方法を採用することができなかった。特に、BGAパッケージは実装密度を向上させるために採用されることが多いため、上記リワーク方法を適用することが困難な場合が多かった。
また、BGAパッケージを有する電子部品のリワークに関する従来技術として、BGAパッケージのはんだボール上にメタルマスクを用いてはんだペーストを塗布(印刷)した後、はんだペーストが塗布された電子部品を基板の所定位置にはんだ付けするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−44606号公報
現在の電子部品は、高密度実装を可能にするため、その端子が小型化、高密度化されている。即ち、BGAパッケージでは、はんだボールが小径化されている。このため、特許文献1記載のもののように、メタルマスクを用いてはんだボール上にはんだペーストを印刷すると、はんだペーストの抜け性が悪く、十分な転写量を確保できないといった問題が生じていた。かかる場合には、溶融後に接合不良が生じ易く、製品の歩留りを悪化させる要因となっていた。
特に、はんだボール上にはんだペーストを印刷する場合には、メタルマスクをはんだボール上に載置する必要があるため、メタルマスクの開口部の径をはんだボールの径よりも小さくしなければならない。このため、メタルマスクの開口部が更に小径化され、はんだペーストの転写量が不安定になるといった問題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、BGAパッケージ等の電子部品の電極を構成するはんだボール上或いは平面パッド上に、十分な量のはんだペーストを安定して印刷することができ、リワーク後の接合不良を大幅に低減させることができる電子部品のリワーク方法を提供することである。
この発明に係る電子部品のリワーク方法は、電子部品が実装された基板に、電極としてはんだボールが設けられた新規電子部品を取り付ける電子部品のリワーク方法であって、はんだボールにメタルマスクの開口部を一致させた状態で、新規電子部品のメタルマスクに対する位置を固定するステップと、開口部にはんだペーストを充填して、はんだボールにはんだペーストを塗布するステップと、メタルマスクを所定の周波数で振動させるステップと、メタルマスクを振動させたまま、新規電子部品とメタルマスクとを離隔させ、はんだペーストをはんだボールに転写させるステップと、はんだボールにはんだペーストが転写された新規電子部品を、基板の所定位置にはんだ付けするステップと、を備えたものである。
この発明に係る電子部品のリワーク方法は、電子部品が実装された基板に、電極としてはんだボールが設けられた新規電子部品を取り付ける電子部品のリワーク方法であって、はんだボールにメタルマスクの開口部が一致するように、上方を向くメタルマスクの一面に、新規電子部品を載置するステップと、はんだボールが開口部に一致した状態で、新規電子部品のメタルマスクに対する位置を固定し、メタルマスクを反転させるステップと、メタルマスクの反転後、メタルマスクの他面から開口部にはんだペーストを充填して、はんだボールにはんだペーストを塗布するステップと、はんだペーストの塗布後、メタルマスクを再度反転させるステップと、メタルマスクを所定の周波数で振動させるステップと、メタルマスクの再度の反転後、メタルマスクを振動させたまま、新規電子部品をメタルマスクの上方又はメタルマスクを新規電子部品の下方に移動させ、はんだペーストをはんだボールに転写させるステップと、はんだボールにはんだペーストが転写された新規電子部品を、基板の所定位置にはんだ付けするステップと、を備えたものである。
また、この発明に係る電子部品のリワーク方法は、上記記載の電子部品のリワーク方法において、基板に取り付けられる電子部品は、電極として平面パッドが格子状に設けられているものである。
この発明によれば、BGAパッケージ等の電子部品の電極を構成するはんだボール上或いは平面パッド上に、十分な量のはんだペーストを安定して印刷することができ、リワーク後の接合不良を大幅に低減させることができるようになる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1において使用されるメタルマスクを示す斜視図、図2、図4及び図5、図7乃至図10はこの発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図、図3は図2におけるB部詳細図、図6は図5におけるC部詳細図である。なお、図2は図1のA−A矢視を示している。
図1乃至図10において、1はメタルマスク、2は新規電子部品である。メタルマスク1は、図1に示すように、四角環状を呈する枠体3及び4によってその周縁部が両面から挟まれており、全体に所定の均一な張力が付された状態で枠体3及び4に支持されている。また、メタルマスク1の中心部には、複数の開口部5が設けられている。この開口部5の構成については、後述する。
電子部品2は不良電子部品の代替としてリワークのために用意された新規の部品である。この電子部品2は、BGAパッケージやCSP等で構成され、その下面に、はんだによるボール状の電極(はんだボール6)が格子状に設けられている。
以下に、図2乃至図10に基づいて、基板7上の不良電子部品(図示せず)を取り外した場所に、上記新規電子部品2を取り付ける工程について説明する。
基板7に実装された電子部品の一部に不良が見つかった場合には、先ず、その不良電子部品を基板7から取り外す。そして、基板7の不良電子部品を取り外した場所に新規電子部品2を取り付けるため、電子部品2のはんだボール6にはんだペースト8を塗布(印刷)する塗布工程を行う。
塗布工程では、先ず、電子部品2のはんだボール6に対応したメタルマスク1を用意する。即ち、メタルマスク1の開口部5は、電子部品2のはんだボール6の配置及び大きさに合わせて形成されている。具体的に、開口部5は、電子部品2とメタルマスク1とを合わせた際に各はんだボール6の位置と一致するように、はんだボール6のピッチと同じピッチで格子状に配置されている。
そして、その一面が上方を向くように上記メタルマスク1を用意した後、はんだボール6の位置を各開口部5に一致させた状態で、電子部品2をメタルマスク1の一面に載置する(図2参照)。なお、電子部品2をメタルマスク1の一面に載置した際に、はんだボール6が開口部5を完全に通り抜けてしまうことを防止するため、円形状を呈する各開口部5の径は、はんだボール6の径よりも小さくなるように設定される。例えば、開口部5の径が、はんだボール6の径の70〜90%となるように、開口部5が予め形成されている。
したがって、電子部品2がメタルマスク1の一面に適切に載置されると、はんだボール6は開口部5に対して図3に示すように配置される。即ち、開口部5の上側周縁部が、はんだボール6に下方から接触する。また、はんだボール6の下端部が、開口部5内に配置される(はんだボール6の下端部の高さが、メタルマスク1の厚み内に配置される)。そして、電子部品2とメタルマスク1との位置関係を上記状態に保つために、クッション9が設けられた押え治具10を枠体3に固定し、電子部品2をメタルマスク1及びクッション9によって挟持する(図4参照)。即ち、電子部品2をクッション9によってメタルマスク1に押し付けることにより、電子部品2のメタルマスク1に対する位置を固定する。
上記手順によって電子部品2を固定した後、一体化されたメタルマスク1と押え治具10とを、電子部品2を間に挟み込んだ状態で反転させ、電子部品2のはんだボール6が上方を向くように、メタルマスク1の他面を上向きに配置する(図5参照)。そして、図5及び図6に示すように、スキージ11を移動させて、メタルマスク1の他面側から各開口部5内にはんだペースト8を充填することにより、各はんだボール6上にはんだペースト8を塗布する。以上が塗布工程である。
上記手順によって塗布工程を実施した後、次に、電子部品2をメタルマスク1から取り外して、塗布したはんだペースト8を各はんだボール6上に転写させる転写工程を行う。この転写工程では、先ず、一体化されたメタルマスク1と押え治具10とを、電子部品2を間に挟み込んだ状態で再度反転させ、電子部品2のはんだボール6が下方を向くように、位置調整台12の所定位置に固定する(図7参照)。なお、上記位置調整台12は、電子部品2と基盤7との位置関係を調整して、基板7上の適切な位置に電子部品2を取り付けるためのものである。その具体的構成については後述する。
メタルマスク1等の一体物を位置調整台12に固定した後、先ず、押え治具10をメタルマスク1(枠体3)から取り外し、電子部品2とこの電子部品2の周囲に配置されたメタルマスク1とを露出させる。次に、露出したメタルマスク1の一面に振動子13を取り付けることにより、メタルマスク1に超音波発振器14を設置する。この超音波発振器14は、メタルマスク1を所定の振動数で振動させるために設置されるものであり、振動子13は、後述の電子部品2の移動を阻害することがないように、メタルマスク1の一面上に配置される。
超音波発振器14の設置完了後、吸引ノズル15を電子部品2の上方から下降させ、吸引ノズル15の下端部に設けられた吸引部を電子部品2の上面に密着させる。そして、吸引部によって電子部品2を吸引した状態で吸引ノズル15を上方に移動させ、電子部品2をメタルマスク1の上方に持ち上げる(図8参照)。
なお、電子部品2を吸引ノズル15によってメタルマスク1の上方に移動させる際には、図8に示すように、電子部品2を上方に移動させる前に超音波発振器14を予め動作させておき、メタルマスク1を所定の周波数で振動させておく。そして、メタルマスク1が振動している状態で吸引ノズル15を上方に移動させ(メタルマスク1を下方に移動させても良い)、電子部品2を持ち上げる。
このように、超音波発振器14によってメタルマスク1を超音波振動させることにより、メタルマスク1の開口部5内に充填されたはんだペースト8のうち、メタルマスク1(開口部5の壁面)と接触している部分を、上記超音波振動によって軟化させることができる。したがって、この状態で電子部品2を上方に移動させると、開口部5内のはんだペースト8は、低粘度化された周囲部がメタルマスク1(開口部5の壁面)から剥離するとともに、この周囲部よりも高粘度状態の中央部がはんだボール6に密着した状態を保ち、はんだボール6とともに上方に移動する。即ち、電子部品2を上方に移動させる前にメタルマスク1に振動を与えておくことにより、電子部品2とメタルマスク1とを離隔させた際に、十分な量のはんだペースト8をはんだボール6に転写させることができるようになる。以上が転写工程である。
上記手順によって転写工程を実施した後、次に、電子部品2を基板7の所定の位置にはんだ付けする搭載工程を行う。この搭載工程では、先ず、メタルマスク1(と枠体3及び4)を位置調整台12上から取り除き、電子部品2と基板7との位置調整を行う。具体的に、位置調整台12には、電子部品2と基板7との位置調整を行うための機能が予め備えられている。図9は位置調整台12の上記位置調整機能を実現するための一例を示したものであり、電子部品2を吸着した状態で吸着ノズル15(及び/又は、基板7)を前後左右(水平方向)に移動させる機能と、電子部品2と基板7との位置関係を確認するための画像表示器16、カメラ17、ハーフミラー18とを備えたものを示している。
そして、位置調整台12の上記位置調整機能によって電子部品2のはんだボール6と基板7のパッドとの位置合わせを行った後、吸引ノズル15を下降させて電子部品2を基板7上に配置し、電子部品2を基板7のパッドにはんだ付けする(図10参照)。
この発明の実施の形態1によれば、BGAパッケージ等の電子部品2の電極を構成するはんだボール6上に十分な量のはんだペースト8を安定して印刷することができ、リワーク後の接合不良を大幅に低減させることができるようになる。即ち、上述のように、メタルマスク1を所定の周波数で振動させた状態で電子部品2をメタルマスク1から離隔させることにより、はんだペースト8のチクソ性を利用して、はんだペースト8をはんだボール6上に安定して供給することが可能となる。なお、転写工程においては、メタルマスク1の振動を停止させた直後に吸引ノズル15を移動させ、電子部品2を持ち上げるようにしても良い。かかる動作によっても、はんだペースト8のチクソ性を利用して、はんだペースト8をはんだボール6上に安定して供給することは可能である。
また、上記手順のように、メタルマスク1の反転作業を繰り返すことにより、リワークに必要な作業をいつもメタルマスク1の上方から行うことができるようになり、全自動化への応用が期待できる。
なお、従来のように、リワーク用の小型メタルマスクを用いて基板にはんだペーストを印刷する場合でも、小型メタルマスクと基板とを離隔する際に小型メタルマスクを所定の周波数で振動させれば、上記効果を得ることができる。但し、基板にはんだペーストを印刷する場合は、はんだボール上にはんだペーストを塗布する場合と比較して、メタルマスクの開口部を大きくすることができるため、その効果が顕著に現われない場合もある。言い換えれば、上記リワーク方法は、はんだボール6にはんだペースト8を塗布する場合、更には小径化されたはんだボール6にはんだペースト8を塗布する場合に、特に有効な手段となる。
図11乃至図17は、上記効果を立証するために出願人が実際に実施した実験データを示している。ここで、図11はメタルマスクに振動を与えた時のはんだペーストの転写状態を示す図、図12は図11におけるD部詳細図、図13は図11におけるE部詳細図、図14はメタルマスクに振動を与えない時のはんだペーストの転写状態を示す図、図15は図14におけるF部詳細図、図16は図14におけるG部詳細図、図17は振動の有無によるはんだペーストの転写量を比較するための図である。なお、図11乃至図17は、格子状に50個(縦5×横10)の開口部が形成されたメタルマスク(図示せず)を使用して、基板19上にはんだペースト20を印刷した際の結果を示したものである。
この実験で使用したメタルマスクは、開口部の径が250μm、厚みが120μmである。はんだペースト20は、粒径が20〜38μmのものを使用している。また、図11乃至図13では、はんだペースト20の塗布後にメタルマスクと基板19とを離隔させる際に、40Hzの振動をメタルマスクに作用させている。一方、図12及び図13、図15及び図16は、基板19に転写されたはんだペースト20の一部を示したものであり、(b)はその斜視図を、(a)は基板19から所定高さ(約80μmの高さ)における平面断面図を示している。なお、図11のD部と図14のF部、図11のE部と図14のG部は、それぞれ同じ開口部によって基板19に転写されたはんだペースト20を、また、図16(a)は、基板19から80μmの高さにはんだペースト20が存在しないことを示している。
図11乃至図16からも分かるように、メタルマスクと基板19とを離隔する際にメタルマスクを振動させることにより、はんだペースト20の転写量を向上させることができる。図17は、図11に示す50個のはんだペースト20と図14に示す50個のはんだペースト20との体積比較を示している。即ち、図17は、メタルマスクの開口部体積(メタルマスクの開口面積×メタルマスクの厚み)を100%とした場合における、基板19上に転写されたはんだペースト20の体積割合を示している。
具体的に、メタルマスクを振動させない場合(OFFの場合)には、基板19に転写された50個のはんだペースト20のうち、体積の最大値が67%、最小値が24%、中央値が43%であった。また、上記50個のはんだペースト20のうち、下位25%までが体積24%〜36%の間に、下位25%〜75%までが体積36%〜50%の間に、上位25%が体積50%〜67%の間に存在した。一方、メタルマスクを振動させた場合(ONの場合)には、基板19に転写された50個のはんだペースト20のうち、体積の最大値が84%、最小値が61%、中央値が72%であった。また、上記50個のはんだペースト20のうち、下位25%までが体積61%〜67%の間に、下位25%〜75%までが体積67%〜74.75%の間に、上位25%が体積74.75%〜84%の間に存在した。
このように、メタルマスクと基板19とを離隔する際にメタルマスクに振動を与えることにより、はんだペースト20の転写量が大幅に増えることが確認された。また、振動を与えた場合には、転写されたはんだペースト20の体積分布(例えば、最大値−最小値の値)が大幅に狭くなっていることが分かる。即ち、上記実験結果より、メタルマスクに振動を与えることによって、はんだペースト20の転写量が安定することも確認された。
以上は、BGAの電極構造を有する新規電子部品を基板の所望の位置に取り付ける際のリワーク方法に関する説明であるが、平面パッドが格子状に設けられたLGAの電極構造を有する新規電子部品に対しても、上記と同様のリワーク方法を採用することにより、同様の効果が得られることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1において使用されるメタルマスクを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 図2におけるB部詳細図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 図5におけるC部詳細図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における電子部品のリワーク方法を説明するための図である。 メタルマスクに振動を与えた時のはんだペーストの転写状態を示す図である。 図11におけるD部詳細図である。 図11におけるE部詳細図である。 メタルマスクに振動を与えない時のはんだペーストの転写状態を示す図である。 図14におけるF部詳細図である。 図14におけるG部詳細図である。 振動の有無によるはんだペーストの転写量を比較するための図である。
符号の説明
1 メタルマスク、 2 電子部品、 3 枠体、 4 枠体、 5 開口部、
6 はんだボール、 7 基板、 8 はんだペースト、 9 クッション、
10 押え治具、 11 スキージ、 12 位置調整台、 13 振動子、
14 超音波発振器、 15 吸引ノズル、 16 画像表示器、 17 カメラ、
18 ハーフミラー、 19 基板、 20 はんだペースト

Claims (3)

  1. 電子部品が実装された基板に、電極としてはんだボールが設けられた新規電子部品を取り付ける電子部品のリワーク方法であって、
    前記はんだボールにメタルマスクの開口部を一致させた状態で、前記新規電子部品の前記メタルマスクに対する位置を固定するステップと、
    前記開口部にはんだペーストを充填して、前記はんだボールに前記はんだペーストを塗布するステップと、
    前記メタルマスクを所定の周波数で振動させるステップと、
    前記メタルマスクを振動させたまま又は振動を停止させた直後に、前記新規電子部品と前記メタルマスクとを離隔させ、前記はんだペーストを前記はんだボールに転写させるステップと、
    前記はんだボールに前記はんだペーストが転写された前記新規電子部品を、前記基板の所定位置にはんだ付けするステップと、
    を備えたことを特徴とする電子部品のリワーク方法。
  2. 電子部品が実装された基板に、電極としてはんだボールが設けられた新規電子部品を取り付ける電子部品のリワーク方法であって、
    前記はんだボールにメタルマスクの開口部が一致するように、上方を向く前記メタルマスクの一面に、前記新規電子部品を載置するステップと、
    前記はんだボールが前記開口部に一致した状態で、前記新規電子部品の前記メタルマスクに対する位置を固定し、前記メタルマスクを反転させるステップと、
    前記メタルマスクの反転後、前記メタルマスクの他面から前記開口部にはんだペーストを充填して、前記はんだボールに前記はんだペーストを塗布するステップと、
    前記はんだペーストの塗布後、前記メタルマスクを再度反転させるステップと、
    前記メタルマスクを所定の周波数で振動させるステップと、
    前記メタルマスクの再度の反転後、前記メタルマスクを振動させたまま又は振動を停止させた直後に、前記新規電子部品を前記メタルマスクの上方又は前記メタルマスクを前記新規電子部品の下方に移動させ、前記はんだペーストを前記はんだボールに転写させるステップと、
    前記はんだボールに前記はんだペーストが転写された前記新規電子部品を、前記基板の所定位置にはんだ付けするステップと、
    を備えたことを特徴とする電子部品のリワーク方法。
  3. 基板に取り付けられる電子部品は、電極として平面パッドが格子状に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品のリワーク方法。
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