JP2009111111A - コイル部品 - Google Patents

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秀人 伊東
Takayuki Ito
孝之 伊東
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悌 佐藤
Yoshimi Honma
吉美 本間
Nobuya Kikuchi
伸弥 菊池
Shunpei Kikuchi
峻平 菊池
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Abstract

【課題】 鍔部の破損を防止したコイル部品の提供。
【解決手段】 巻芯部21と巻芯部21の端部に設けられた鍔部22A、22Bとを有するコア2と、巻芯部21に沿って配置される巻線4と、基板に実装される実装部31と巻線4が継線される継線部32とそれぞれを有し、鍔部22Bに接着剤を介して密着して配置される一対の端子金具3,3と、少なくとも実装部31を露出させた状態で、コア2と巻線4と端子金具3とを覆う絶縁樹脂5と、を備え、実装部31は、巻芯部21の軸を中心として鍔部22Bの中心側に位置する先端部31Aを有し、鍔部22Bにおいて巻芯部21の軸方向投影内に先端部31Aの少なくとも一部が位置するコイル部品を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明はコイル部品に関する。
近年、IT機器や携帯電話の軽薄短小化が進み、コイル部品に対する要求も、より小型で且つ低背であることが要求されている。またセット回路のデジタル化が進み、コイル部品を含む電源回路の定電圧・大電流、高速化のニーズが増えている。このコイル部品の小型化に伴って体積が限られ、この限られた体積で要求特性を満足し、且つコイルを保護する目的から樹脂封止型のコイル部品が提供されている。この樹脂封止型のコイル部品としては、例えば特許文献1に示されるように、ドラムコアの一方の鍔部のみに端子金具を設け、ドラムコアを縦に配置して樹脂モールドされたチップ型コイル素子がある。
特開平9−316328号公報
特許文献1に示されるコイル部品では、ドラムコアの軸心を鉛直に配置した状態で樹脂成形を行う際に、上側になる鍔部の周辺に対して、下側になる鍔部の下面部分への樹脂充填が遅くなる傾向がある。この場合に、樹脂充填による圧力が上側の鍔部に加えられる為、未だ樹脂が充填されていない下側の鍔部において、上側の鍔部と接続される巻芯部と接続される箇所に応力が集中する。下側の鍔部の下方に一対の端子金具が配置されるが、一対の端子金具は短絡の防止や小型化のため、鍔部の巻芯部中央側位置には配置されず、鍔部の縁部にのみ配置されている。よって巻芯部に加えられた圧力は一旦鍔部に伝達された後に端子金具により負担されている。
この樹脂充填を行うコイル部品の低背化を図る為に鍔部を薄肉にした場合、鍔部の強度が低下する為、下側の鍔部と巻芯部とを接続する箇所にクラックの発生や破断のおそれがあった。
よって本発明は、鍔部の肉厚を薄くした樹脂封止型のコイル部品において鍔部の破損を防止したコイル部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に本発明は、軸心部と軸心部の端部に設けられた鍔部とを有するコアと、軸心部に沿って配置される巻線と、基板に実装される実装部と巻線が継線される継線部とそれぞれを有し、鍔部に接着剤を介して密着して配置される一対の端子金具と、少なくとも実装部を露出させた状態で、コアと巻線と端子金具とを覆う絶縁樹脂と、を備えたコイル部品を提供する。このコイル部品において実装部は、軸心部の軸を中心として鍔部の中心側に位置する先端部を有し、鍔部において軸心部の軸方向投影内に、先端部の少なくとも一部が位置していることを特徴とする。また先端部は、鍔部の投影内にのみ位置していることが好ましい。
このような構成によると、軸方向に加えられる巻芯部の応力を軸心部の軸方向投影内において直に端子金具の先端部で受けることができる。よって鍔部において巻芯部の応力を受けることが抑制され、巻芯部の応力による鍔部の破損を防ぐことができる。
上記構成のコイル部品において、実装部と鍔部との間にはスペーサ部が介在し、端子金具はスペーサ部を介して鍔部に配置されていることが好ましい。
このような構成によると、スペーサ部により端子金具と鍔部との間の距離を規定することができ、端子金具に対する鍔部の位置を正確に定めることができる。
またスペーサ部は、一方の端子金具に一体に二個設けられ、他方の端子金具に一体に二個設けられていてもよい。
このような構造によると、コアを安定して端子金具上にスペーサ部を介して配置することができる。また一対の端子金具の形状を対象な形状として共用することができ、構成部品数を低減することができる。
またスペーサ部は、一方の端子金具に一体に二個設けられ、他方の端子金具に一体に一個設けられていてもよい。
このような構造によると、一対の端子金具でコアを三点支持することができ、より安定してコアを支持することができる。
またスペーサ部は、端子金具またはコアと一体に構成されていてもよい。このような構成によると、構成部品を減じることができる。
またスペーサ部は、軸投影外に配置されていてもよい。このような構成によると、一方の端子金具に係るスペーサ部と、他方の端子金具に係るスペーサ部との間の距離が拡がり、より安定してスペーサ部を介し端子金具上にコアを配置することができる。
本発明のコイル部品によれば、鍔部の破損が抑制されたコイル部品を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るコイル部品について図1から図3を参照して説明する。図1に示されるコイル部品1は、コア2と、一対の端子金具3,3と、巻線4と、絶縁性の樹脂5とから主に構成されており、上背が約1.6mm程度の大きさである。
コア2は、フェライト等の磁性粉体が圧縮、焼結等の過程を経て成形されており、円柱状の軸心部である巻芯部21と、巻芯部21の両端に接続された円盤状の一対の鍔部である第一鍔部22A及び第二鍔部22Bとから主に構成されている。第一鍔部22A及び第二鍔部22Bは、厚さが約0.20mm〜0.50mmに収まるように構成されており、本実施の形態では約0.25mmと薄肉に構成されている。
一対の端子金具3,3は図2に示されるように、線対称な形状に構成されている。よって一方の端子金具3のみについて説明する。端子金具3は金属板が打ち抜かれると共に曲げ加工されて成形されており、実装部31と継線部32とリブ33とを主に備えて構成されている。実装部31は、略平面状に構成されており、コイル部品1を図示せぬ基板に実装する際に、図示せぬ基板上の電極と電気的に接続される箇所になる。実装部31は、端子金具3を第二鍔部22Bに装着させたときに巻芯部21の中心軸を中心として第二鍔部22Bの中心側に位置する先端部31Aを有しており、先端部31Aには、継線部32及びリブ33が折り曲げられる方向と同じ方向に突出する凸部である一対のスペーサ部31B、31Bが設けられている。
継線部32は、実装部31の端部が折り曲げられて形成されており、巻線4の端部を継線可能に構成されている。リブ33は、実装部31の縁部全体が折り曲げられて構成されており、端子金具3の強度を担保している。また端子金具3において、実装部31の継線部32に対して反対側の端部となる位置には、端子金具3に対するコア2の位置決めを行う規定部34が設けられている。
上述のコア2と一対の端子金具3,3とは、各々の実装部31,31上に第二鍔部22Bが位置するように、各々のスペーサ部31Bを介して接続されている。第二鍔部22Bと各々の実装部31,31との間には、接着剤6が隙間無く充填されて第二鍔部22Bに各々の実装部31,31を密着させている。各々のスペーサ部31Bを介して端子金具3とコア2とが接着されているため、端子金具3から第一鍔部22Aまでの上背を正確に規定することができ、製品のバラツキを押さえることができる。それぞれの端子金具3に各々二個ずつのスペーサ部31Bが設けられており、そのスペーサ部31B上にコア2が担持されるため、安定してコア2を端子金具3,3上に配置することができる。また図1及び図2に示されるように、各々の先端部31A、31Aの一部は、巻芯部21の軸方向投影内に位置している。
巻線4は、巻芯部21外周に巻回されており、一端が一方の端子金具3の継線部32に継線され、他端が他方の端子金具3の継線部32に継線されている。
コア2に端子金具3が接着剤6により接着されると共に巻芯部21に巻線4が巻回されて各々の継線部32に巻線4の一端と他端とが継線された状態で、図示せぬ型枠内に金属端子3が接着されたコア2を配置し、この型枠内に樹脂5を充填する。樹脂5は、第一鍔部22A周辺である領域A(図1)内に最初に充填されるため、第二鍔部22Bと一対の端子金具3,3との間の領域B(図1)は充填当初において空隙箇所となる。この場合に領域A内に充填される樹脂5の圧力により、コア2に鉛直下側の圧力が加えられ、この圧力は巻芯部21を介してコア2の下側に伝達される。一対の端子金具3,3の各々の先端部31A,31Aは一部が巻芯部21の軸方向投影内に位置しているため、巻芯部21を介して下方に伝達される圧力は、第二鍔部22Bには殆ど伝達されず、各々の先端部31A,31Aで負担されることになる。よって第二鍔部22Bを約0.25mmと薄肉化した場合であっても、第二鍔部22Bで樹脂5の充填時の圧力を負担することが抑制され、第二鍔部22Bのクラックや破断等の破損を抑制することができる。
領域A及び領域Bに樹脂5が充填された状態で、図3に示されるコイル部品1が完成する。
本発明のコイル部品は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、先端部は、その一部が巻芯部の投影内に位置していたがこれに限らず、全体が巻芯部の投影内に位置していてもよい。この場合により好適に巻芯部からの圧力を先端部で負担することができる。またスペーサ部はそれぞれの端子金具に二個ずつ計四個設けられているが、これに限らず、一方の端子金具に二個、他方の端子金具に一個の計三個であってもよい。このような構成の場合に、一対の端子金具上で、コアは三個のスペーサ部により三点支持されることになり、より安定した状態でコアを端子金具上に配置することができる。また本実施の形態ではスペーサ部が端子金具に一体に設けられていたが、これに限らずコアと一体に設けられていてもよいし、コア及び端子金具と別体の部材として配置してもよい。
本発明の実施の形態に係るコイル部品の正面断面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品の樹脂封止前の状態での平面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品の斜視図。
符号の説明
1・・コイル部品 2・・コア 3・・端子金具 4・・巻線 5・・樹脂
6・・接着剤 21・・巻芯部 22A・・第一鍔部 22B・・第二鍔部
31・・実装部 31A・・先端部 31B・・スペーサ部 32・・継線部
33・・リブ 34・・規定部

Claims (7)

  1. 軸心部と軸心部の端部に設けられた鍔部とを有するコアと、
    該軸心部に沿って配置される巻線と、
    基板に実装される実装部と該巻線が継線される継線部とそれぞれを有し、該鍔部に接着剤を介して密着して配置される一対の端子金具と、
    少なくとも実装部を露出させた状態で、該コアと該巻線と該端子金具とを覆う絶縁樹脂と、を備え、
    該実装部は、該軸心部の軸を中心として該鍔部の中心側に位置する先端部を有し、
    該鍔部において該軸心部の軸方向投影内に、該先端部の少なくとも一部が位置していることを特徴とするコイル部品。
  2. 該先端部は、該鍔部の該投影内にのみ位置していることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 該実装部と該鍔部との間にはスペーサ部が介在し、該端子金具は該スペーサ部を介して該鍔部に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のコイル部品。
  4. 該スペーサ部は、一方の該端子金具に一体に二個設けられ、他方の該端子金具に一体に二個設けられていることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 該スペーサ部は、一方の端子金具に一体に二個設けられ、他方の端子金具に一体に一個設けられていることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  6. 該スペーサ部は、該端子金具または該コアと一体に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  7. 該スペーサ部は、該軸投影外に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
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