JP2009110754A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009110754A
JP2009110754A JP2007280189A JP2007280189A JP2009110754A JP 2009110754 A JP2009110754 A JP 2009110754A JP 2007280189 A JP2007280189 A JP 2007280189A JP 2007280189 A JP2007280189 A JP 2007280189A JP 2009110754 A JP2009110754 A JP 2009110754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
pin
contact
electrical connector
shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007280189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4951465B2 (ja
Inventor
Masahiko Tsurumi
正彦 鶴見
Yasuhiro Adachi
康弘 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DDK Ltd
Original Assignee
DDK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DDK Ltd filed Critical DDK Ltd
Priority to JP2007280189A priority Critical patent/JP4951465B2/ja
Priority to CN2008101749568A priority patent/CN101425640B/zh
Priority to EP08167705.6A priority patent/EP2056412B1/en
Publication of JP2009110754A publication Critical patent/JP2009110754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4951465B2 publication Critical patent/JP4951465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5216Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases characterised by the sealing material, e.g. gels or resins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5202Sealing means between parts of housing or between housing part and a wall, e.g. sealing rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • H01R13/74Means for mounting coupling parts in openings of a panel
    • H01R13/748Means for mounting coupling parts in openings of a panel using one or more screws

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、簡単に一定量の防水のある材料をケーブル接続部側に流し込み、コンタクト間の防水性を有する電気コネクタを提供する。
【解決手段】ピンコンタクト12のインサートへの保持手段と、嵌合口11を形成し、相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル20と、2つ以上のインサートのシェルへの固定手段と、筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタ10において、2つ以上のインサートのうち嵌合口側のインサートをシール部材で形成し、2つ以上のインサートのうち最も接続部側に近いインサートの外周とシェルとの間に空間32を形成するとともに、防水性のある材料を流す注入口34を設け、注入口より防水性のある材料を、空間とピンコンタクトまで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高める。
【選択図】 図10

Description

本発明は、産業機器や電子・電気機器等の気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタに関するもので、特に、容易に一定量の防水のある材料をケーブル接続部側に流し込み、防水性を確保し、結露による接続不良が起こらない構造に関するものである。
従来の電気コネクタについて説明する。前記電気コネクタは、気密性のある筐体に取り付けられるものであって、少なくとも一方端側に相手コネクタと接触する接触部と他方端にケーブルと接続する接続部と前記接触部と前記接続部との間に位置する鍔部を有する複数のピンコンタクトと、該ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔を有するピンフロントインサートと、前記ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔を有する中間インサートと、前記ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔とピンリアインサートと、前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートが挿入される挿入穴を有し、該挿入穴内には前記ピンフロントインサートと係合する段部とリテナーリングが入る溝部を設け、前記ピンフロントインサートとともに相手コネクタが入る嵌合口を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェルと、前記ピンコンタクトの前記ピンリアインサートへの保持手段と、前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートを前記シェルへ固定するリテナーリングと、前記筐体との防水を確保するシール部材とを備えている。
下記にケーブル付きの電気コネクタとして、本出願人が提案した特許文献1(特開2005−285333)と特許文献2(特開平10−223297号)を例示する。
特許文献1の特開2005−285333の要約によると、ピッチの狭小化が進んでも、簡単に組み立てすることができ、コストアップにもならないリアリリーズ構造の単体防水コネクタを提供することを目的とし、レセプタクルシェル60と中間インサート30とフロントインサート20とリアインサート40と3つのインサート20、30、40をフロント20、中間30、リア40の順でレセプタクルシェル60に固定するリテナーリング70とリアリリーズ構造のインサートに装着されるクリンプピンコンタクト50とを具えた単体防水クリンプコネクタ10において、フロントインサート20若しくは中間インサート30の中間インサート30側若しくはフロントインサート20側に少なくとも1個以上の係合手段を設け、中間インサート30若しくはフロントインサート20にフロントインサート20若しくは中間インサート30の係合手段に対応する位置に係止手段を設ける構造の単体防水コネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲の請求項1には、レセプタクルシェルと、複数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有し前記レセプタクルシェルに装着される絶縁材料よりなる中間インサートと、該中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有すると共に該中間インサートのフロント側の保持される絶縁性弾性体よりなるフロントインサートと、前記中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有すると共に該挿入孔にはコンタクトリテンションが設けられ前記中間インサートの後面に装着される絶縁材料よりなるリアインサートと、前記中間インサート、フロントインサート及びリアインサートを前記レセプタクルシェルに固定するリテナーリングと、前記中間インサート、フロントインサート及びリアインサートより構成されたリアリリーズ構造のインサートに装着されるクリンプピンコンタクトとを具えた単体防水クリンプコネクタにおいて、 前記フロントインサート若しくは前記中間インサートの前記中間インサート側若しくは前記フロントインサート側に少なくとも1個以上の係合手段を設け、前記中間インサート若しくは前記フロントインサートに前記フロントインサート若しくは前記中間インサートの前記係合手段に対応する位置に係止手段を設けたことを特徴とする単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項2には、前記係合手段として、前記フロントインサート若しくは前記中間インサートの前記中間インサート側若しくは前記フロントインサート側に突出した少なくとも1個以上の係合突起を設け、前記係止手段として、前記中間インサート若しくは前記フロントインサートに前記フロントインサート若しくは前記中間インサートの前記係合突起に対応する位置に前記係合突起に係合する係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項3には、前記係合手段として、前記フロントインサートの前記中間インサート側に突出した少なくとも1個以上の係合突起を設け、前記係止手段として、前記中間インサートに前記フロントインサートの前記係合突起に対応する位置に前記係合突起に係合する係止孔を設け、前記リアインサートに前記フロントインサートの前記係合突起に対応する位置に前記係合突起の逃げ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項4には、前記係合突起を、前記フロントインサートの中心及び90度間隔の5箇所に設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項5には、前記クリンプピンコンタクトが挿入される前記フロントインサートの挿入孔内に少なくとも1以上のリング状の凸部を設け、前記クリンプピンコンタクト部分を防水構造したことを特徴とする請求項4記載の単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項6には、前記フロントインサートを、弾性体により成形したことを特徴とする請求項5記載の単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項7には、前記係合突起の先端に延設部を設け、該延設部を引っ張ることにより前記フロントインサートの係合突起を前記中間インサートに係合させ、係合させた後に前記延設部を切断したことを特徴とする単体防水クリンプコネクタの組立方法が開示され、請求項8には、前記係合突起の先端と前記延設部との間にノッチを設け、前記フロントインサートの係合突起を前記中間インサートに係合させ後に、更に引っ張るだけで前記延設部を切断したことを特徴とする請求項7記載の単体防水クリンプコネクタの組立方法が開示されている。 特許文献2の特開平10−223297号の要約によると、クリンプピンコンタクトの装着が確実、かつ容易な単体防水クリンプコネクタを提供することを目的とし、レセプタクルシェル1と、複数のクリンプピンコンタクト15の挿入孔を有する絶縁材料よりなる中間インサート12と、中間インサート12と同数のクリンプピンコンタクト15の挿入孔を有すると共に、中間インサート12に固着されて中間インサート12と一体的に形成されたフロントインサート13と、中間インサート12と同数のクリンプピンコンタクトの挿入通孔を有すると共に、該挿入孔にはコンタクトリテンション14bが設けられる絶縁材料よりなるリアインサート14と、中間インサート12、フロントインサート13及びリアインサート14をレセプタクルシェル1に固定するリテナーリング6と、前記各インサートの挿入孔に装着されるクリンプピンコンタクトとを備えている構造の単体防水クリンプコネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲の請求項1には、レセプタクルシェルと、複数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有し前記レセプタクルシェルに装着される絶縁材料よりなる中間インサートと、該中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有すると共に、該中間インサートに固着されて該中間インサートと一体的に形成された絶縁性弾性体よりなるフロントインサートと、前記中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有すると共に、該挿入孔にはコンタクトリテンションが設けられ前記中間インサートの後面に装着される絶縁材料よりなるリアインサートと、前記中間インサート、フロントインサート及びリアインサートを前記レセプタクルシェルに固定するリテナーリングと、前記中間インサート、フロントインサート及びリアインサートより構成されたリアリリーズ構造のインサートに装着されるクリンプピンコンタクトとを備えた単体防水クリンプコネクタが開示され、請求項2には、前記中間インサートと前記フロントインサートとは接着剤により固着されている請求項1記載の単体防水クリンプコネクタが開示されている。
気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタが、産業機器や電子・電気機器内で使用されている際には、密封された筐体内は電気信号が流れるコンタクトからの発熱等により周辺温度が高くなり、使用を止めると周辺温度が低くなり、密封された筐体内のケーブル部分等に結露する。結露により発生した水分(水滴)が前記ケーブルをつたわり前記インサート内に入り込むと、前記コンタクト間でショートが発生することにより接続不良に繋がると言った課題があった。
また、結露が発生した場合に、接続不良に繋がらないように、前記フロントインサートと前記リアインサートとの間にシリコンを塗布してほしいという要望があった。しかし、シリコンを塗布するのは、工数がかかり、非常に手間で、コストアップに繋がってしまうといった課題もあった。
さらに、前記シェルと前記リアインサートの間にシリコン等を流し込んだだけでは、インサート間にシリコン等が入る(流れ込む)ことがなく、結露により発生した水分(水滴)のコンタクト間の防水には繋がらない。
上述した特許文献1及び特許文献2は、目的が相違し、文献のような構造では、課題の解決には繋がらない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単に一定量の防水のある材料をケーブル接続部側に流し込み、コンタクト間の防水性を確保し、結露による接続不良が起こらない電気コネクタを提供せんとするものである。
上記目的は、請求項1のように、相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタ10であって、一方端側に相手コネクタと接触する接触部121と他方端にケーブルと接続する接続部123を有する複数のピンコンタクト12と、該ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔を有する少なくとも2つ以上のインサートと、前記ピンコンタクト12の前記インサートへの保持手段と、2つ以上の前記インサートが入り、前記インサートとともに相手コネクタが入る嵌合口11を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル20と、2つ以上の前記インサートの前記シェル20への固定手段と、前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタ10において、2つ以上の前記インサートのうち嵌合口11側のインサートをシール部材で形成するとともに2つの前記インサートの互いの前記挿入孔の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、2つ以上の前記インサートのうち最も接続部側に近いインサートの外周と前記シェル20との間に空間32を形成するとともに最も接続部側に近いインサートと接する次のインサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口34を設け、該注入口34より防水性のある材料を、前記空間32と前記ピンコンタクト12まで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ10により達成できる。
また、上記目的は、請求項2のように、相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタ10であって、一方端側に相手コネクタと接触する接触部121と他方端にケーブルと接続する接続部123と前記接触部121と前記接続部123との間に位置する鍔部122を有する複数のピンコンタクト12と、該ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔141を有するピンフロントインサート14と、前記ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔161を有する中間インサート16と、前記ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔181とピンリアインサート18と、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18が挿入される挿入穴201を有し、該挿入穴201内には前記ピンフロントインサート14と係合する段部202とリテナーリング22が入る溝部03を設け、前記ピンフロントインサート14とともに相手コネクタが入る嵌合口11を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル20と、前記ピンコンタクト12の前記ピンリアインサート18への保持手段と、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18を前記シェル20へ固定するリテナーリング22と、前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタ10において、前記ピンフロントインサート14をシール部材で形成し、各々の各インサート14、16、18の互いの前記挿入孔141、161、181の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、前記ピンリアインサート18には、その外周と前記シェル20との間に空間32を形成するとともに前記中間インサート16面まで達する防水性のある材料を流す注入口34を設け、該注入口34より防水性のある材料を、前記空間32と前記ピンコンタクト12まで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ10により達成できる。
請求項3記載の電気コネクタ10は、低粘度以下の防水性のある前記材料を使用し、前記材料を前記シェル20の接続部側端面まで注入することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ10にある。
また、請求項4記載の電気コネクタ10は、防水性のある前記材料の流動性を25Pa・s以下にすることを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ10にある。流動性としては、理想的には0.6〜20Pa・sの材料を使用することが望ましい。
さらに、請求項5記載の電気コネクタ10は、最も接続部側に近いインサートと該インサートと接するインサートが接する面若しくは前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18が接する面の少なくともどちらか一方の前記挿入孔間に凹部を形成することを特徴とする請求項3または4記載の電気コネクタ10にある。
請求項6記載の電気コネクタ10は、前記保持手段を、最も接続部側に近いインサート若しくは前記ピンリアインサート18と一体にすることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載の電気コネクタ10にある。
また、請求項7記載の電気コネクタ10は、前記保持手段は略くの字形状をした複数の櫛羽183を設けることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタ10にある。
さらに、請求項8記載の電気コネクタ10は、前記ピンコンタクト12のうち少なくとも1本をアースピンコンタクト24ととし、該アースピンコンタクト24に前記シェル20と導通させるアースラグ26を装着することを特徴とする請求項1から7項のうちいずれか1記載の電気コネクタ10にある。
以上の説明から明らかなように、ケーブルに接続される電気コネクタ10によると、次のような優れた顕著な効果が得られる。
(1)請求項1のように、相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタ10であって、一方端側に相手コネクタと接触する接触部121と他方端にケーブルと接続する接続部123を有する複数のピンコンタクト12と、該ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔を有する少なくとも2つ以上のインサートと、前記ピンコンタクト12の前記インサートへの保持手段と、2つ以上の前記インサートが入り、前記インサートとともに相手コネクタが入る嵌合口11を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル20と、2つ以上の前記インサートの前記シェル20への固定手段と、前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタ10において、2つ以上の前記インサートのうち嵌合口11側のインサートをシール部材で形成するとともに2つの前記インサートの互いの前記挿入孔の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、2つ以上の前記インサートのうち最も接続部側に近いインサートの外周と前記シェル20との間に空間32を形成するとともに最も接続部側に近いインサートと接する次のインサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口34を設け、該注入口34より防水性のある材料を、前記空間32と前記ピンコンタクト12まで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ10にしているので、容易に一定量の防水性のある材料を流し込むことができ、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(2)請求項2のように、相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタ10であって、一方端側に相手コネクタと接触する接触部121と他方端にケーブルと接続する接続部123と前記接触部121と前記接続部123との間に位置する鍔部122を有する複数のピンコンタクト12と、該ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔141を有するピンフロントインサート14と、前記ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔161を有する中間インサート16と、前記ピンコンタクト12が配列・挿入される挿入孔181とピンリアインサート18と、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18が挿入される挿入穴201を有し、該挿入穴201内には前記ピンフロントインサート14と係合する段部202とリテナーリング22が入る溝部03を設け、前記ピンフロントインサート14とともに相手コネクタが入る嵌合口11を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル20と、前記ピンコンタクト12の前記ピンリアインサート18への保持手段と、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18を前記シェル20へ固定するリテナーリング22と、前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタ10において、前記ピンフロントインサート14をシール部材で形成し、各々の各インサート14、16、18の互いの前記挿入孔141、161、181の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、前記ピンリアインサート18には、その外周と前記シェル20との間に空間32を形成するとともに前記中間インサート16面まで達する防水性のある材料を流す注入口34を設け、該注入口34より防水性のある材料を、前記空間32と前記ピンコンタクト12まで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ10にしているので、容易に一定量の防水性のある材料を流し込むことができ、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(3)請求項3記載の電気コネクタ10は、低粘度以下の防水性のある前記材料を使用し、前記材料を前記シェル20の接続部側端面まで注入することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ10にしているので、確実に一定量だけ材料を流し込むことができ、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(4)請求項4記載の電気コネクタ10は、防水性のある前記材料の流動性を25Pa・s以下にすることを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ10にしているので、確実に一定量だけ材料を流し込むことができ、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。流動性としては、理想的には0.6〜20Pa・sの材料を使用することが望ましく、流動性が0.6Pa・s以下では余分なところまで流れ込み易くなる可能性があり、流動性が20Pa・s以上では流れ込みが少なく、性能が満足できなくなってしまう。
(5)請求項5記載の電気コネクタ10は、最も接続部側に近いインサートと該インサートと接するインサートが接する面若しくは前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18が接する面の少なくともどちらか一方の前記挿入孔間に凹部を形成することを特徴とする請求項3または4記載の電気コネクタ10にしているので、防水性のある材料がインサート間に流れ込んでも、確実に前記コンタクトまで防水性のある材料が達することがなく、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(6)請求項6記載の電気コネクタ10は、前記保持手段を、最も接続部側に近いインサート若しくは前記ピンリアインサート18と一体にすることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載の電気コネクタ10にしているので、簡単に前記ピンコンタクト12を保持でき、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(7)請求項7記載の電気コネクタ10は、前記保持手段は略くの字形状をした複数の櫛羽183を設けることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタ10にしているので、簡単に前記ピンコンタクト12を保持でき、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
(8)請求項8記載の電気コネクタ10は、前記ピンコンタクト12のうち少なくとも1本をアースピンコンタクト24ととし、該アースピンコンタクト24に前記シェル20と導通させるアースラグ26を装着することを特徴とする請求項1から7項のうちいずれか1記載の電気コネクタ10にしているので、簡単にアース構造を取ることができ、露結により水分(水滴)が発生しても確実に防水性を確保することができ、接続不良に繋がらない。
図1から図11に基づいて、本発明の電気コネクタの一実施例について説明する。
図1(A)は本発明の電気コネクタを嵌合方向よりみた斜視図であり、(B)は本発明の電気コネクタをケーブル突出方向よりみた斜視図である。図2は本発明の縦断面図であり、図3はピンコンタクトの斜視図である。図4(A)は嵌合方向からみたピンフロントインサートの斜視図であり、(B)は結線方向からみたピンフロントインサートの斜視図であり、(C)は(A)のW−W方向からみた断面図である。図5(A)は嵌合方向からみた中間インサートの斜視図であり、(B)は結線方向からみた中間インサートの斜視図であり、(C)は(A)のX−X方向からみた断面図である。図6(A)は嵌合方向からみたピンリアインサートの斜視図であり、(B)は結線方向からみたピンリアインサートの斜視図であり、(C)は(A)のY−Y方向からみた断面図である。図7(A)は嵌合方向からみたレセプタクルシェルの斜視図であり、(B)は結線方向からみたレセプタクルシェルの斜視図であり、(C)は(B)のZ−Z方向からみた断面図である。図8はリテナーリングの斜視図である。図9(A)は嵌合口側からみたレセプタクルシェルとピンフロントインサートと中間インサートとピンリアインサートとリテナーリングとピンコンタクトの斜視図であり、(B)はケーブル側からみたピンコンタクトとリテナーリングとピンリアインサートと中間インサートとピンフロントインサートとレセプタクルシェルの斜視図である。図10(A)はシール材料が注入された状態の説明図であり、(B)はシール材料が注入される前の説明図である。図11(A)はアースピンコンタクトの斜視図であり、(B)はアースラグの斜視図である。
本発明の電気コネクタ10は、少なくとも複数のピンコンタクト12と2つ以上のインサートと前記ピンコンタクト12の前記インサートへの保持手段とシェル20と前記インサートの前記シェルへの固定手段と筐体との防水を確保するシール部材と防水性のある材料とを備えている。本実施例では、インサートとしてはフロントインサート14と中間インサート16とピンリアインサート18を用い、これらのインサートの前記シェルへの固定手段としてはリテナーリング24を用い、筐体との防水を確保するシール部材としてはガスケット28を用い、前記ピンコンタクト12の前記インサートへの保持手段としては下述するように前記ピンリアインサート18と一体に設けられている。
図10に基づいて、まず、防水性のある材料を接続側に注入の仕方について説明する。電気コネクタ10の接続側に、簡単な方法で防水性のある材料を注入することによって結露が発生しても水分(水滴)がシェルやインサートの隙間やケーブルをつたわって嵌合口側やコンタクト側に進入することがなく、接続不良が発生しないようにしたものである。前記注入口より、防水性のある材料を注入すると、まず、前記シェルとインサートの空間32を流れると同時に、各インサート間の隙間を流れる。ただ、各インサートに設けられた挿入孔の外周は凹凸の関係になっているため、防水性のある材料がピンコンタクト12まで達することがない。防水性のある材料としては、流動性が25Pa・s以下のものを使用し、前記シェル20の接続部側端面まで注入している。しかし、流動性としては、理想的には0.6〜20Pa・sの材料を使用することが望ましく、流動性が0.6Pa・s以下では余分なところまで流れ込み易くなる可能性があり、流動性が20Pa・s以上では流れ込みが少なく、性能が満足できなくなってしまう。流動性が0.6〜20Pa・sのものとしては、シリコンゴムやニトリルゴムやクロロプレンゴムやこれらの合成材料や接着剤などを挙げることができる。接着剤としては、シーリング材やエポキシ樹脂やポリウレタン系などを挙げることができる。
次に、ピンコンタクト12について説明する。前記ピンコンタクト12は図3のように略棒状をしており、前記ピンコンタクト12は金属製であり、公知技術の切削加工によって製作されている。前記ピンコンタクト12の材質としては、寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ピンコンタクト12は主に一端側に相手コネクタと接触する接触部121と、他端側にケーブルに接続する接続部123と、前記接触部121と前記接続部125との間に、1つの鍔部122とを有している。前記ピンコンタクト12は保持手段によってピンリアインサート18に固定されている。
前記接触部121は、相手コネクタと接触する部分であり、相手コネクタとの接触性や形状や接触力等を考慮して適宜設計している。本実施例ではピン形状にしている。
前記鍔部122は、前記ピンリアインサートに前記ピンコンタクト12を挿入する際の位置決め部分であり、このような役割を考慮して、形状と大きさを適宜設計している。
前記接続部123は、前記ケーブルが結線される部分であり、形状・大きさは結線方法によって適宜設計している。本実施例では、圧着によって結線している。
次に、前記ピンフロントインサート14について説明する。前記ピンフロントインサート14は図4のように略円筒形をしている。前記ピンフロントインサート14は電気絶縁性のゴムであり、公知技術のコンプレッション成形によって製作され、この材質としては弾性や寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはシリコンゴムやニトリルゴムやクロロプレンゴムやこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ピンフロントインサート14には、相手物(コンタクト)に対応する位置に前記ピンコンタクト12が挿入できる所要数の挿入孔141が設けられ、また、アースピンコンタクトが挿入される位置にも挿入孔が設けられている。前記挿入孔141は前記ピンコンタクト12が挿入できればよく、材質としてゴムを用いることで前記ピンコンタクト12との密着性を上げ、防水性を高めている。密着性を上げるため、前記挿入孔141の大きさは前記ピンコンタクト12より挿入できる範囲で幾分小さくしている。前記アースピンコンタクト24が挿入される挿入孔も同様である。さらに、前記挿入孔141内には、前記ピンコンタクト12との密着性を高めるために、複数の突起145が設けられている。該突起145の大きさは、密着性を高める目的や前記ピンコンタクト12の挿入性を考慮して適宜設計している。
また、前記ピンフロントインサート14の嵌合面側及び接続面側には、前記ピンコンタクト12が挿入される前記挿入孔141の外周に、凸部142が設けられている。嵌合面側の凸部142は前記ピンコンタクト間の沿面距離を延ばすものであり、接続面側の凸部142は前記ピンコンタクト間の沿面距離を延ばすとともに前記中間インサート16の凹部163との係合により防水性のある材料の流れ防止(前記ピンコンタクト12まで達しないようにする)を行うものである。それぞれの前記凸部142の大きさは、このような役割を考慮して適宜設計する。
さらに、前記ピンフロントインサート14の嵌合面側には、前記アースピンコンタクト24が挿入される前記挿入孔の外周に、凸部142が設けられ、接続面側には、前記アースピンコンタクト12が挿入される前記挿入孔の外周に、該挿入孔と連通した凹部143が設けられている。嵌合面側の凸部142は上記同様の役割を果たすもので、接続面側の凹部143は前記ピンコンタクト12と前記アースピンコンタクト24間の沿面距離を延ばすとともに前記中間インサート16の凸部162との係合により防水性のある材料の流れ防止(前記アースピンコンタクト24まで達しないようにする)を行うものである。前記凸部142と前記凹部143の大きさは、このような役割を考慮して適宜設計する。
前記ピンフロントインサート14には、前記ピンコンタクト12や前記アースピンコンタクト24の挿入孔141と交わらない所定の位置に、複数の係合突起144が設けられている。該係合突起144は前記中間インサート16の係止凹部164と係合させることで、前記ピンフロントインサート14が前記中間インサート16からの浮き上がりを防止するものである。つまり、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16との密着を良くするものである。前記係合突起144の大きさ及び形状はこのような役割を考慮して適宜設計する。形状としては、このような役割を考慮して先端部分を大きくして保持力を高めている。本実施例では、バランスを考慮して、前記係合突起144を前記ピンコンタクト及び前記アースピンコンタクト24の間に5個設けている。
次に、前記中間インサート16について説明する。前記中間インサート16は図5のように略円筒形をしている。前記中間インサート16は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記中間インサート16には、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24が挿入される所要数の挿入孔161が設けられている。該挿入孔161は、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24が挿入できればよく、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24より幾分大きくしている。
前記中間インサート16には、前記ピンフロントインサート14と接する面側で、前記ピンコンタクト12が挿入される部分に、前記ピンフロントインサート14の凸部142が入り、かつ、前記挿入孔161と連通した凹部163が設けられ、前記アースピンコンタクト24が挿入される部分に、前記ピンフロントインサート14の凹部143に入る凸部162が設けられている。
前記中間インサート16には、前記ピンリアインサート18と接する面側で、前記ピンコンタクト12が挿入される部分に、前記ピンリアインサート18の凹部182に入る凸部162が設けられ、前記ピンコンタクト12が挿入される部分に、前記ピンコンタクト12の段部124に入り、かつ、前記挿入孔161と連通した挿入溝615が設けられている。
それぞれの前記凸部162及び前記凹163は、前記ピンフロントインサート14の凹部143や凸部142や前記ピンリアインサート18の凸部182と嵌め合わさることで、防水のある材料が注入された際に前記ピンコンタクト12まで達しないようにするためのものである。それぞれの前記凸部162及び前記凹163の形状・大きさはこのような役割や強度や嵌め合わさりぐらいを考慮して適宜設計している。また、前記挿入溝165は前記ピンコンタクト12の段部124の逃げであって、位置決めのためのものである。
前記中間インサート16には、防水性のある材料の前記注入口34に対応した位置に前記注入口34とほぼ同一形状をした溝部166が設けられている。該溝部166は、前記注入口34の一部であって、防水性のある材料を前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18間に流れ易くするためのものである(前記ピンコンタクト12には達したい程度)。前記溝部166の形状はこのような役割を考慮し、注入口34とほぼ同形状にしているし、大きさはこのような役割や強度を考慮して適宜設計する。
また、前記中間インサート16には、前記ピンフロントインサート14の係合突起144に対応する位置に前記係合突起144と係合する係止凹部164が設けられている。本実施例では前記係止凹部164は貫通しており、前記係合突起144を挿入し易くするために前記ピンフロントインサート14側を円錐形状にしている。前記係止凹部164の大きさは、前記係合突起144が前記中間インサート16の前記ピンリアインサート18と接する面に引っ掛かるようにしている。
さらに、前記中間インサート16には、前記ピンリアインサート18と接する面側で、前記ピンコンタクト12が挿入される挿入孔161間に、前記ピンリアインサート18の突片186が入る凹167が設けられている。前記凹167は、防水性のある材料が前記ピンコンタクト12まで確実に達しないようにするためのものである。
次に、前記ピンリアインサート18について説明する。前記ピンリアインサート18は図6のように略円筒形をしている。前記ピンリアインサート18は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ピンリアインサート18には、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24が挿入される所要数の挿入孔181が設けられている。該挿入孔181は、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24が挿入できればよく、前記ピンコンタクト12及び前記アースピンコンタクト24より幾分大きくしている。
前記ピンリアインサート18には、前記中間リアインサート16と接する面側で、前記ピンコンタクト12が挿入される部分に、前記中間インサート16の凸部162が入り、かつ、前記挿入孔161と連通した凹部182が設けられている。該凹部182は、前記中間インサート16の凸部162と嵌め合わさることで、防水のある材料が注入された際に前記ピンコンタクト12まで達しないようにするためのものである。前記凹部182の大きさは、このような役割や強度や嵌め合わさり具合を考慮して適宜設計する。
前記ピンリアインサート18には、本実施例では前記アースピンコンタクト24に対応する位置に、前記中間インサート16まで達する略U字形状の注入口34が設けられている。該注入口34は、防水性のある材料を注入するためのものである。前記注入口34の形状・大きさは、材料の注入のし易さや強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記アースピンコンタクト24部分まで達するように設けられているが、当然のことながら、配置されているコンタクトが前記ピンコンタクト12のみであれば、前記ピンコンタクト12には達しないように前記注入口34を設ける。
また、前記ピンリアインサート18には、前記ピンフロントインサート14の係合突起144を逃げるための逃げ溝185が前記係合突起144と対応する位置に設けられている。前記逃げ溝185の形状・大きさは、前記係合突起144を逃げられれば如何なるものであってもよく、強度や加工性を考慮して適宜設計する。
前記ピンリアインサート18には、前記中間インサート16と接する面側で、防水性のある材料を流したい部分に窪み部187を設けることが望ましい。また、該窪み部187内には、防水性のある材料が前記ピンコンタクト12に達しないようにするために各ピンコンタクト12間に突片186が設けられている。本来、防水性のある材料が、前記ピンコンタクト12まで達しないで、前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18との間に流れれば、前記窪み部187は必要ない。前記窪み部187の形状・大きさは、上記役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。前記突片186は、前記中間インサート16の凹167と係合することで、防水性のある材料が前記ピンコンタクト12まで確実に達しないようにするためのものである。
前記ピンリアインサート18には、前記挿入孔181の内側に、保持手段が一体に設けられている。前記保持手段としては、6枚の櫛羽183を設けて、その先端を内側に突出させ、その突出させた部分を前記ピンコンタクト12の鍔部123に引っ掛けて保持している。6枚の櫛羽183をそれぞれ分割させることで、前記櫛羽183に弾性を持たせており、6枚の前記櫛羽183は引っ掛かりを良くするために、先端部分が窄まった形状をしている。
前記ピンリアインサート18の前記保持手段(前記櫛羽183)の内側には、前記ピンコンタクト12が挿入される挿入穴が設けられている。前記装着穴の形状や大きさは、前記ピンコンタクト12が挿入できればよく、前記ピンコンタクト12に沿って、前記電気コネクタ10の小型化を考慮して適宜設計する。
次に、シェル20について説明する。このシェル20は金属製であり、公知技術の切削加工やダイキャスト成型等によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的には亜鉛合金やアルミニウム合金等を挙げることができる。
前記シェル20は、図7のように、略円筒形をした本体部と略板状形をしたフランジ部205を有している。前記フランジ部205は筐体にネジによって固定される部分であり、所定の位置にネジを挿入するための孔206が設けられている。本実施例では、前記孔206は前記フランジ部205の四隅に4箇所設けている。
前記本体部186は略筒状をしており、図7のように貫通した挿入穴201が設けられている。該挿入穴201と前記ピンフロントインサート14とで、相手コネクタが入る嵌合口11を形成している。
前記本体部の嵌合側の外周部分には、相手コネクタと係合するための雌ネジ204が設けられている。
前記シェル20の挿入穴201内には、所定の位置に前記リテナーリング22が入り、前記リテナーリング22により前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18を固定するための溝部203が設けられている。前記溝部203の形状・大きさは前記リテナーリング22が入ればよく、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18を固定できるように適宜設計している。
前記シェル20の挿入穴201内には、所定の位置に前記ピンフロントインサート14の嵌合側端面と係合する段部202が設けられている。前記段部202は前記ピンフロントインサート14が嵌合口側に突出しないような位置決めと同時に、前記段部202と前記リテナーリング22とで前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18を挟持する役割をもっている。
前記溝部203と前記段部202の位置は、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18が固定でき、かつ、相手コネクタと嵌合できるように適宜設計している。
前記シェル20のフランジ205と筐体との間には、シール部材であるガスケット28が配置されている。前記ガスケット28を配置することで、気密性を高めている。
次に、アースピンコンタクト24について説明する。前記アースピンコンタクト24は略棒状をしており、前記アースピンコンタクト24は金属製であり、公知技術の切削加工によって製作されている。前記アースピンコンタクト24の材質としては、寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記アースピンコンタクト24は主に一端側に相手コネクタと接触する接触部241と、他端側に鍔部242とを有している。前記鍔部242には、厚さ方向に貫通した雌メジ243が設けられている。前記アースピンコンタクト24はアースラグ26を介して、前記シェル20と導通させることで、アースを取ったものである。
次にアースラグ26について説明する。前記アースラグ26は略筒形状をしており、小ネジ38が入る貫通孔261が設けられている。前記アースラグ26の一方端は、前記アースピンコンタクト26に形状に倣った形状になっている。
最後に、リテナーリング22について説明する。このリテナーリング22は略C字形状をしている。前記リテナーリング22は金属製であり、公知技術のフォーミング加工やコイリング加工によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはベリリウム銅やりん青銅等の銅合金を挙げることができる。前記リテナーリング22は略円筒形状をしており、前記リテナーリング22の役割は前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18とを、前記リテナーリング22を前記シェル20の溝部203に入れることで、前記シェル20の段部204と前記リテナーリング22で挟持し、前記ピンフロントインサート14と前記中間インサート16と前記ピンリアインサート18とを前記シェル20に固定するものである。前記リテナーリング22の大きさは、このような役割と強度と加工性等を考慮しおて、前記シェル20の溝部203に入るように適宜設計している。
本発明の活用例としては、産業機器や電子・電気機器等の気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタ電気コネクタに活用され、特に、容易に一定量の防水のある材料をケーブル接続部側に流し込み、防水性を確保し、結露による接続不良が起こらない構造に関するものである。
(A) 本発明の電気コネクタを嵌合方向よりみた斜視図である。(B) 本発明の電気コネクタをケーブル突出方向よりみた斜視図である。 本発明の電気コネクタが筐体に取り付けられた状態の斜め方向の縦断面図である。 ピンコンタクトの斜視図である。 (A) 嵌合方向からみたピンフロントインサートの斜視図である。(B) 結線方向からみたピンフロントインサートの斜視図である。(C) W−Wの断面図である。 (A) 嵌合方向からみた中間インサートの斜視図である。(B) 結線方向からみた中間インサートの斜視図である。(C) X−Xの断面図である。 (A) 嵌合方向からみたピンリアインサートの斜視図である。(B) 結線方向からみたピンリアインサートの斜視図である。(C) Y−Yの断面図である。 (A) 嵌合方向からみたレセプタクルシェルの斜視図である。(B) 結線方向からみたレセプタクルシェルの斜視図である。(C) Z−Zの断面図である。 リテナーリングの斜視図である。 (A) 嵌合口側からみたレセプタクルシェルとピンフロントインサートと中間インサートとピンリアインサートとリテナーリングとピンコンタクトの斜視図である。(B) ケーブル側からみたピンコンタクトとリテナーリングとピンリアインサートと中間インサートとピンフロントインサートとレセプタクルシェルの斜視図である。 (A) シール材料が注入された状態の説明図である。(B) シール材料が注入される前の説明図である。 (A) アースピンコンタクトの斜視図である。(B) アースラグの斜視図である。
符号の説明
10 電気コネクタ
11 嵌合口
12 ピンコンタクト
121 接触部
122 鍔部
123 接続部
124 段部
14 ピンフロントインサート
141 挿入孔
142 凸部
143 凹部
144 係合突起
16 中間インサート
161 挿入孔
162 凸部
163 凹部
164 係止凹部
165 挿入溝
166 溝部
167 凹
18 ピンリアインサート
181 挿入孔
182 凹部
183 櫛羽
184 段部
185 逃げ溝
186 突片
187 窪み部
20 シェル
201 挿入穴
202 段部
203 溝部
204 雌ネジ
205 フランジ部
206 孔
22 リテナーリング
24 アースピンコンタクト
241 接触部
242 鍔部
243 雌ネジ
26 アースラグ
261 貫通孔
28 ガスケット
30 シリコン部材
32 空間
34 注入口
36 座金
38 小ネジ

Claims (8)

  1. 相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタであって、
    一方端側に相手コネクタと接触する接触部と他方端にケーブルと接続する接続部を有する複数のピンコンタクトと、
    該ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔を有する少なくとも2つ以上のインサートと、
    前記ピンコンタクトの前記インサートへの保持手段と、
    2つ以上の前記インサートが入り、前記インサートとともに相手コネクタが入る嵌合口を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェルと、
    2つ以上の前記インサートの前記シェルへの固定手段と、
    前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタにおいて、
    2つ以上の前記インサートのうち嵌合口側のインサートをシール部材で形成するとともに2つの前記インサートの互いの前記挿入孔の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、
    2つ以上の前記インサートのうち最も接続部側に近いインサートの外周と前記シェルとの間に空間を形成するとともに最も接続部側に近いインサートと接する次のインサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口を設け、
    該注入口より防水性のある材料を、前記空間と前記ピンコンタクトまで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 相手コネクタと着脱され、かつ、ケーブルが接続されるとともに気密性のある筐体に取り付けられる電気コネクタであって、
    一方端側に相手コネクタと接触する接触部と他方端にケーブルと接続する接続部と前記接触部と前記接続部との間に位置する鍔部を有する複数のピンコンタクトと、
    該ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔を有するピンフロントインサートと、
    前記ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔を有する中間インサートと、
    前記ピンコンタクトが配列・挿入される挿入孔とピンリアインサートと、
    前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートが挿入される挿入穴を有し、該挿入穴内には前記ピンフロントインサートと係合する段部とリテナーリングが入る溝部を設け、前記ピンフロントインサートとともに相手コネクタが入る嵌合口を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェルと、
    前記ピンコンタクトの前記ピンリアインサートへの保持手段と、
    前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートを前記シェルへ固定するリテナーリングと、
    前記筐体との防水を確保するシール部材とを備える電気コネクタにおいて、
    前記ピンフロントインサートをシール部材で形成し、
    各々の各インサートの互いの前記挿入孔の接する側の外周が凹凸関係になるようにし、
    前記ピンリアインサートには、その外周と前記シェルとの間に空間を形成するとともに前記中間インサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口を設け、
    該注入口より防水性のある材料を、前記空間と前記ピンコンタクトまで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことで、接続部側の防水性を高めることを特徴とする電気コネクタ。
  3. 低粘度以下の防水性のある前記材料を使用し、前記材料を前記シェルの接続部側端面まで注入することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ。
  4. 防水性のある前記材料の流動性を25Pa・s以下にすることを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  5. 最も接続部側に近いインサートと該インサートと接するインサートが接する面若しくは前記中間インサートと前記ピンリアインサートが接する面の少なくともどちらか一方の前記挿入孔間に凹部を形成することを特徴とする請求項3または4記載の電気コネクタ。
  6. 前記保持手段を、最も接続部側に近いインサート若しくは前記ピンリアインサートと一体にすることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載の電気コネクタ。
  7. 前記保持手段は略くの字形状をした複数の櫛羽を設けることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタ。
  8. 前記ピンコンタクトのうち少なくとも1本をアースピンコンタクトととし、該アースピンコンタクトに前記シェルと導通させるアースラグを装着することを特徴とする請求項1から7項のうちいずれか1記載の電気コネクタ。
JP2007280189A 2007-10-29 2007-10-29 電気コネクタ Active JP4951465B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007280189A JP4951465B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 電気コネクタ
CN2008101749568A CN101425640B (zh) 2007-10-29 2008-10-28 电连接器
EP08167705.6A EP2056412B1 (en) 2007-10-29 2008-10-28 Electrical connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007280189A JP4951465B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009110754A true JP2009110754A (ja) 2009-05-21
JP4951465B2 JP4951465B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=40210442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007280189A Active JP4951465B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 電気コネクタ

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2056412B1 (ja)
JP (1) JP4951465B2 (ja)
CN (1) CN101425640B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014072046A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 D D K Ltd 電気コネクタ
EP3016212A1 (en) 2014-10-29 2016-05-04 Japan Aviation Electronics Industry, Ltd. Connector

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102237618B (zh) * 2010-05-06 2013-10-09 张书财 电连接装置及其与机壳的组合
US8834202B2 (en) * 2011-06-13 2014-09-16 Lear Corporation Connector assembly for vehicle charging
US9793642B2 (en) 2011-08-22 2017-10-17 Lear Corporation Connector assembly
DE102015100763A1 (de) * 2015-01-20 2016-07-21 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Steckverbinderteil mit einer Leitungseinführungseinrichtung
DE202018105641U1 (de) * 2018-10-01 2020-01-03 Electro Terminal Gmbh & Co Kg Gerätesteckdose, Gerätestecker und Gerätesteckersystem
US11495908B2 (en) 2019-04-01 2022-11-08 Aptiv Technologies Limited Electrical connector assembly with liquid cooling features
JP7139072B2 (ja) 2019-09-03 2022-09-20 矢崎総業株式会社 コネクタ接続構造体
US11539158B2 (en) * 2019-09-09 2022-12-27 Aptiv Technologies Limited Electrical terminal seal and electrical connector containing same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01272061A (ja) * 1988-04-23 1989-10-31 Fanuc Ltd レセプタクルの防水シール方法
JPH08124623A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Yazaki Corp 樹脂充填コネクタの電線保護構造
JPH1064616A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JPH11339880A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd パネル取り付けコネクタ
JP2005285333A (ja) * 2004-03-01 2005-10-13 D D K Ltd 単体防水クリンプコネクタ及びその組立方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4795360A (en) * 1985-05-31 1989-01-03 Empire Products, Inc. Electrical cable connector for use in a nuclear environment
US5641307A (en) * 1994-12-01 1997-06-24 Gerrans; Al Marine electrical connector
JP3274979B2 (ja) 1997-02-10 2002-04-15 第一電子工業株式会社 単体防水クリンプコネクタ
JP2000243504A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Yazaki Corp 液密コネクタ
CN2845221Y (zh) * 2005-11-11 2006-12-06 应俊 防水连接器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01272061A (ja) * 1988-04-23 1989-10-31 Fanuc Ltd レセプタクルの防水シール方法
JPH08124623A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Yazaki Corp 樹脂充填コネクタの電線保護構造
JPH1064616A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JPH11339880A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd パネル取り付けコネクタ
JP2005285333A (ja) * 2004-03-01 2005-10-13 D D K Ltd 単体防水クリンプコネクタ及びその組立方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014072046A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 D D K Ltd 電気コネクタ
EP3016212A1 (en) 2014-10-29 2016-05-04 Japan Aviation Electronics Industry, Ltd. Connector
US9531115B2 (en) 2014-10-29 2016-12-27 Japan Aviation Electronics Industry, Ltd. Dew condensation proof connector

Also Published As

Publication number Publication date
JP4951465B2 (ja) 2012-06-13
CN101425640B (zh) 2011-03-30
EP2056412A3 (en) 2010-03-17
EP2056412B1 (en) 2016-05-11
CN101425640A (zh) 2009-05-06
EP2056412A2 (en) 2009-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4951465B2 (ja) 電気コネクタ
US9893459B2 (en) Electrical connector having a tongue portion extending beyond a metallic shell
US9385484B2 (en) Electrical connector having waterproof function
JP2010153268A (ja) アース構造及び該アース構造を用いた電気コネクタ
US10074930B2 (en) Electrical connector having excellent waterproof property
JP5341532B2 (ja) 1対の誤嵌合防止キー及び該キーを用いた電気コネクタ
JPWO2007097394A1 (ja) コネクタハウジングの防水構造
JP2008186670A (ja) 電気コネクタ
JP5312175B2 (ja) コネクタ
JP2018085228A (ja) コネクタ
JP2010212136A (ja) ジョイントコネクタ
JP5720590B2 (ja) コネクタ
JP6013116B2 (ja) 電気コネクタ
JP2011060426A (ja) コネクタ
CN111641069B (zh) 线缆连接器组件
TWI698056B (zh) 連接器
JP2021082390A (ja) レセプタクルコネクタ
JP4907437B2 (ja) 電気コネクタ
CN114188779B (zh) 连接器组件和电器件
JP5567868B2 (ja) レセプタクル同軸コネクタ
JP2005243471A (ja) 電気コネクタ
JP2009004295A (ja) 電線の防水構造とそれを備えた防水コネクタ及び防水コネクタの製造方法
JP5322846B2 (ja) コンタクト及び該コンタクトを用いたコネクタ
JP6472966B2 (ja) コネクタ装置
CN115603094A (zh) 网口连接器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4951465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250