JP2009104968A - カードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部にメモリチップなどが収納された薄型のカードが装着されるカードコネクタであって、カードの状態を検知する検知機構を狭い領域内に配置できるようにしたカードコネクタを提供する。
【解決手段】 カードC1の側方では、案内溝6の後端部に、傾斜状の段差部6bが設けられている。カードコネクタでは、カードの収納領域の側方に検知機構80が設けられ、板ばねからなる可動検知部材81が基部81aを支点として幅方向に変形自在に支持されている。可動検知部材81の先端に可動接点部81eが設けられ、これに対向するケースの側面の内面には固定電極30が設けられている。カードC1の段差部6bによって可動検知部材81が変形させられると、可動接点部81eが固定電極30に接触して接点の接続状態が切換えられる。
【選択図】図10

Description

本発明は、小型で薄型のケース内にメモリチップなどの電子回路が収納されたカードが装着されるカードコネクタに係り、特にカードの挿入を検知する挿入検知機構を有するカードコネクタに関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、またはパーソナルコンピュータなどには、メモリカードと称される小型で薄型の電子機能カードが装着されて使用される。この電子機能カードは、合成樹脂材料で形成された小型で薄型のケース(ハウジングと称されることもある)内に、メモリチップや、メモリコントローラなどとして機能するICチップが収納されている。そして、ケースの表面に、内部の電子回路に導通する複数の外部接続部が設けられている。
この種の電子機能カードは、カードの表面と平行な向きで、カードコネクタの収納領域内に挿入されて装着される。カードコネクタ内には、カードの側部に設けられた凹部を保持するための板ばねなどで形成された保持部が設けられ、前記凹部と保持部とが嵌合することにより、カードがカードコネクタ内で容易に離脱しないように保持される。このとき、カードコネクタの収納領域内に設けられている外部端子が、カードに設けられた外部接続部と導通する。
また、以下の特許文献1ないし3に記載されているカードコネクタは、カードが挿入される筐体の内部に、識別検知機構が設けられ、挿入されるカードの状態、例えばカードの種類やライトプロテクトが設定されているか否かなどのカードの状態を検知できるようにしている。
特許文献1と特許文献2に記載されたカードコネクタでは、カードの側部に凹部などからなる識別部(段差部)が設けられており、カードが挿入されると、カードの側部の識別部によって接点が側方へ押し出されて、この接点が他の接点に接触することで、識別検知機構のスイッチが導通状態になる。
特許文献3に記載されたカードコネクタでは、カードが挿入されると、カードに設けられた識別部によって、接点がカードの厚み方向の上方へ押し上げられ、この接点が他の接点と接触することで、識別検知機構のスイッチが導通状態になる。
特開2001−135424号公報 特開2001−338729号公報 特開2002−216906号公報
特許文献1ないし2に示す従来のカードコネクタでは、カードが挿入されたときに、カードの収納領域の側方において板ばねの先端に設けられた接点が基端部側を支点として大きく回動させられて側方へ押し出される構造である。そのため、カードの収納領域の側方に、接点を横方向へ動作させるための広いスペースからなる可動領域を確保することが必要である。そのため、筐体の横幅寸法を小さくするのに限界が生じる。
また、特許文献3に記載のものは、カードが挿入されると、識別検知機構に設けられた接点が、カードの厚み方向においてカードの表面から離れる向きに動作するものであるため、筐体の厚み寸法が大きくなり、カードコネクタの薄型化を阻害する要因になる。
また上記のような可動側の接点に固定側の接点が接触して導通状態が形成されるスイッチ機構では、接点の表面に酸化膜が形成されやすく、接点不良の原因になるという問題もある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、例えばカードの挿入の有無やライトプロテクトなどを検知する検知機構を、限りなく狭いスペース内に収納して横幅方向の寸法を小さくして筐体の小型化を実現し、さらに酸化膜を除去して検知機構が確実に動作できる構造としたカードコネクタを提供することを目的としている。
本発明は、ケース内に電子回路が収納されたカードが装着されるカードコネクタにおいて、
筐体内に、前記カードが挿入される収納領域と、前記収納領域内に位置して前記カードに設けられた外部接続部に導通する接続端子と、前記カードの側部に設けられた案内溝によって動作させられる検知機構とが設けられており、
前記検知機構は、前記カードの側面に対向するとともに変形自在に設けられた検知可動部材と、前記検知可動部材の変形動作に応じて接続状態が切換えられる接点部と、を有し、
前記検知可動部材は、少なくとも基端部と、前記カードの案内溝に形成された段差部に当接可能な当接部と、前記当接部よりも先端側に設けられた可動接点部とを有し、
前記基端部は前記収納領域の外側の位置にあり、前記基端部から前記当接部までの間が前記筐体の内部方向に向けて折り曲げられて前記当接部および前記可動接点部が前記収納領域の内側に突出させられていることを特徴とするものである。
本発明では、ケースの側面に、蓋体の一部を折り曲げて検知可動部材を形成し、検知可動部材の先端側がケース本体に形成した開口部2を通じて収納領域の内部に至るという簡単な構成としたことから、カードコネクタを小型化することができる。また従来のように、カードの表面から離れるケース21の厚み方向に、検知可動部材が動作するための広いスペースを確保する必要がないため、薄型のカードコネクタとすることができる。
上記において、前記筐体は、前記収納領域が凹状に形成された筐体本体と、前記筐体本体の収納領域を覆う金属板製の天井板および側面とを供えた蓋体とを有しており、前記検知可動部材は、前記蓋体の側面に一体に形成された板ばねであるものが好ましい。
上記手段では、簡単且つ少ない部品点数で検知可動部材を形成することができる。
上記において、前記筐体本体に開口部が形成されており、この開口部を通じて前記蓋体に一体に形成された前記検知可動部材の先端が前記収納領域内に突出しているものが好ましい。
上記手段では、検知可動部材が可動するためのスペースを、開口部奥側の収納領域内に設けることができる。このため、検知可動部材がケースの外部に突出することがなく、小型のカードコネクタとすることができる。
また上記においては、前記接点部が、前記検知可動部材に設けられた前記可動接点部と、前記筐体側に設けられた固定電極とからなり、前記カードに設けられた前記段差部が前記当接部に当たって前記検知可動部材が変形させられたときに、前記可動接点部が前記固定電極に接触し、且つ前記可動接点部が前記固定電極の表面上を摺動するものが好ましい。
上記手段では、可動接点部の表面および固定電極の表面に形成される酸化膜を自動的に除去することができる。このため、常に良好接続接点とすることができる。
また上記において、前記可動接点部が前記固定電極に接触したときに、前記基端部と前記当接部との間を折り曲げた折曲部に当接し、前記検知可動部材の幅方向の変形を規制する規制部が前記筐体本体に設けられているものが好ましい。
上記手段では、さらに、可動接点部が固定電極上を摺動するときの距離を延ばすことができるため、より効果的に可動接点部および固定電極に形成される酸化膜を除去することが可能となる。
本発明では、検知機構を筐体内の狭いスペース内に効率よく収納でき、検知機構を設けても、筐体の小型化と薄型化を実現できる。しかも、検知機構では、検知可動部材が筐体の側方の位置にて確実に動作でき、誤検知動作が生じにくくなる。さらに接触時には、可動接点が固定電極上を摺動するセルフクリーニング機能を備えることにより、可動接点および固定電極の表面の酸化膜を除去することができるため、常に良好な接触状態を維持することが可能となる。
図1はカードコネクタ20の外観を示す斜視図、図2は蓋体を外したカードコネクタ20を示す斜視図、図3はカードコネクタ20の分解斜視図である。図4は、カードが装着されていないカードコネクタ20を前方から見た正面図である。図5は蓋体を外したカードコネクタ20の平面図、図6と図7はカードが装着される状態をカードコネクタ20の蓋体を外して示す平面図、図8は図3とは異なる方向から見た場合のカードコネクタ20の分解斜視図、図9は検知機構を示す蓋体の拡大平面図、図10(A)ないし(C)は検知機構の動作状態を段階的に示す部分拡大平面図である。
図11以下には、前記カードコネクタ20に装着されるカードが示されている。図11はカードC1の平面図、図12はカードC1の左側面図、図13はカードC1を斜め下側から示す斜視図である。
(カードの形状)
図11ないし図13に示されるカードC1は、いわゆるマルチメディアカードなどのメモリデバイスとして使用されるものである。カードC1は、プラスチック製のケース1を有しており、このケース1内に、フラッシュメモリなどのメモリチップや、メモリコントローラとして機能するICチップなどが収納されている。
図12に示すように、ケース1は、表面1aと裏面1bを有している。表面1aと裏面1bは互いに平行な平面であり、表面1aと裏面1bの間隔がカードC1の厚み寸法Tである。図13に示すように、裏面1bの前方には、複数個(13個)の外部接続部5が露出している。外部接続部5の表面はケース1の裏面1bとほぼ同一面である。
ここで、「表面」と「裏面」とは外部接続部5を有する面と有しない面を識別するための便宜上の名称であり、カードコネクタ20に対し、表面1aを上向きにして装着してもよいし、裏面1bを上向きにして装着してもよい。
図11ないし図13に示すように、ケース1は前端部1cと、後端部1dを有している。また右側部1eと左側部1fを有している。
図12に示すように、前端部1cは、表面1aと垂直な平面であり、表面1aと裏面1bとの角部には前方傾斜面2が形成されている。後端部1dは、表面1aおよび裏面1bに垂直な平面である。右側部1eと左側部1fは、表面1aおよび裏面1bと垂直な平面である。図11に示すように、前端部1cと右側部1eとの境界部および前端部1cと左側部1fとの境界部、すなわち前端部1cの左右両側部には、円筒面の一部である前方コーナー曲面3,3が形成されている。後端部1dと右側部1eとの境界部および後端部1dと左側部1fとの境界部、すなわち後端部1dの左右両側部にも、円筒面の一部である後方コーナー曲面4,4が形成されている。
図11に示すように、ケース1を表面1a側から見た平面図では、ケース1の形状は前後に延びる中心線O−Oを介して左右に対称の形状である。
ケース1の前方部分では、右側部1eと左側部1fから中心線O−Oに向けて窪む案内溝6,6が形成されている。案内溝6,6は、右側部1eおよび左側部1fと平行で且つ右側部1eおよび左側部1fから中心線O−Oに向けて幅寸法W1の距離だけ内側に位置する内側面6a,6aと、裏面1bと平行な内底面6c,6cとを有している。そして、右側の案内溝6の後端部と右側部1eとの間、および左側の案内溝6の後端部と左側部1fとの間には、それぞれ傾斜状の段差部6b,6bが形成されている。段差部6b,6bは、後方に向かうにしたがって中心線O−Oから徐々に離れる面であり、段差部6b,6bは平面または曲率を有する曲面である。また前端部1cと左右の内側面6a,6aとが交わる部分には、円筒面の一部で構成される前方角部6d,6dが形成されている。
図12に示すように、案内溝6,6は、ケース1の表面1aから裏面1bに向けて窪んでいる。ケース1の表面1aから案内溝6の内底面6cまでの距離、すなわち案内溝6,6の表面1aから裏面1bに向けた深さ寸法t1は、カードC1の全体の厚み寸法Tのほぼ1/2である。また、前記案内溝6,6が表面1aから窪んで形成された結果、それよりも裏面側には、裏面1bと前記内底面6c,6cとで挟まれた部分である薄肉部7,7が形成されている。この薄肉部7,7の厚さ寸法t2も、カードC1の全体の厚み寸法Tのほぼ1/2である。
案内溝6,6は、前端部1cの左右両側部にて前方に開放されている。よって、図13に示すように、前端部1cの厚さ寸法は、その中央のほとんどの部分がTであるが、両側部においては、厚さ寸法はt2である。図11に示すように、案内溝6,6の前後の長さ寸法L1は、ケース1の前端部1cから、段差部6b,6bの後端部までの距離である。
段差部6b,6bは、案内溝6,6とケース1の表面1aとの間に段差を形成しており、この段差部が、カードC1を識別するための識別部として機能している。
ケース1の右側部1eと左側部1fでは、案内溝6,6の後端部よりも後方へ距離L2だけ空けた位置に、中間凹部8,8が形成されている。中間凹部8,8の前後方向の長さ寸法L3は、前記案内溝6,6の前後方向の長さ寸法L1よりも短い。
中間凹部8,8は、右側部1eおよび左側部1fよりも中心線O−O側に位置し且つ右側部1eおよび左側部1fと平行な内側端8a,8aを有している。右側部1eから内側端8aまでの幅寸法ならびに左側部1fから内側端8aまでの幅寸法W2は、前記案内溝6,6の幅寸法W1とほぼ同じである。
中間凹部8,8は前内端8bと後内端8cを有しており、前内端8bと後内端8cとの間の前後の間隔が、中間凹部8,8の長さ寸法L3である。
図12と図13に示すように、中間凹部8,8は内底端8d,8dを有しており、この内底端8d,8dは、裏面1bと平行である。表面1aから内底端8d,8dまでの寸法が、中間凹部8,8の深さ寸法t3であり、この深さ寸法t3は、前記案内溝6の深さ寸法t1よりも大きい。
このカードC1がカードコネクタ20に装着される際に、案内溝6内を通過した保持部53(図2と図5参照)が中間凹部8に嵌合することで、カードC1がカードコネクタ20内のスライダ41に保持される。
図12に示すように、案内溝6,6および中間凹部8,8が、共に表面1aから裏面1bに向けて厚さ寸法Tの途中まで窪む形状であるため、案内溝6,6内を通過した保持部53を、その直後に中間凹部8,8に嵌合させることができる。しかも、案内溝6,6の後端部に段差部6b,6bが形成されているため、保持部材は段差部6b,6bに導かれてスムースに中間凹部8,8内に嵌合する。
さらに、図12に示すように、中間凹部8,8の深さ寸法t3は、案内溝6,6の深さ寸法t1よりも大きいため、案内溝6,6内を通過した保持部53が、中間凹部8,8に入り込みやすくなる。そのため、保持部53を中間凹部8,8に確実に嵌合させて、カードC1をカードコネクタ20内のスライダ41に位置決めすることができる。
図11に示すように、ケース1の後端部1dよりも少し内側には、表面1aから窪む摘み凹部9が形成されている。図1に示すように、カードC1がカードコネクタ20に装着されると、前記摘み凹部9を有する後端部分が、カードコネクタ20から突出する。この摘み凹部9に指の爪を掛けるなどして、カードC1をカードコネクタ20から引き出すことができる。
(カードコネクタの構造)
次に、前記各種カードが装着されるカードコネクタ20の構造を説明する。
図1、図3および図4などに示すように、カードコネクタ20はケース(筐体)21を有している。ケース(筐体)21は、合成樹脂製のケース本体(筐体本体)22と、金属板で形成されてケース本体22の上方に被せられた蓋体23とで構成されている。
図2ないし図4および図8に示すように、ケース本体22は枠体形状である。ケース本体22は、前壁部24、後壁部25、右壁部26、左壁部27および底壁部28が一体に形成されている。後壁部25の上面25a、右壁部26の上面26aならびに左壁部27の上面27aは、互いに同一面である。図1、図3および図8に示すように、蓋体23の天井板23aは、ケース本体22の前記各上面24a,25a,26a,27aに密着するように設置されている。蓋体23には、後側板23bと右側板23cおよび左側板23dが設けられ、これらは天井板23aから直角に折り曲げられている。後側板23bは、ケース本体22の後壁部25の外面に設置され、右側板23cと左側板23dは、それぞれケース本体22の右壁部26の外面と左壁部27の外面に設置されている。なお、後述するように、左側板23dには検知機構80を構成する検知可動部材81が設けられている。
図4に示すように、ケース21の厚さ寸法は、ケース本体22の底壁部28の下面28aから、蓋体23の天井板23aの上面までの高さ寸法で決められている。また、カードを案内して収納する収納領域の高さ寸法Taは、ケース本体22の底壁部28の上面28bから、蓋体23の天井板23aの下面までの高さ寸法で決められる。この高さ寸法TaはカードC1全体の厚み寸法Tとほぼ同じか、または厚み寸法Tよりもわずかに大きい寸法である。
図4および図8などに示すように、ケース本体22の左壁部27の内面が案内基準面27bであり、カードC1は、その左側部1fが前記案内基準面27bを摺動しながら、ケース21の奥側((a)側)へ向けて挿入される。ケース本体22の前壁部24には、右案内面24bが形成されており、カードC1の右側部1eは、右案内面24bに沿って案内される。
図4に示すように、左壁部27の内面の案内基準面27bと、前壁部24の右案内面24bとの間隔が、収納領域の幅寸法Waであり、この幅寸法Waは、図11に示すカードC1の幅寸法W0とほぼ同じか、またはわずかに大きい寸法である。
図4に示すように、ケース21の前端には、Ta×Waの開口面積の挿入口29が開口しており、カードC1は、この挿入口29からケース21の内部に向けて挿入される。
図1ないし図3に示すように、ケース本体の左壁部27には、左壁部27の長手方向の中間で、且つ高さ方向の上部を幅の狭い略長方形状に切り欠くことにより形成された開口部27eが設けられている。前記開口部27eには、後述する蓋体に形成された検知可動部材81の先端部側が挿入される。
図2、図5などに示すように、ケース本体22の右側では、底壁部28の上面28bに前後方向((a)−(b)方向)に延びるガイド部34が形成されている。このガイド部34は、前記上面28bに形成された断面凹状の長手方向に延びる溝である。ケース本体22の右壁部26の内側にはスライダ41が設けられており、このスライダ41が、前記ガイド部34に沿って、前後方向へ直線的に往復移動自在に支持されている。
スライダ41の左側部には、内側面41aが形成されている。内側面41aは、前記前壁部24に形成された右案内面24bと同じ位置にあるか、わずかに見後方向の外側の位置にある。図4に示すように、左壁部27に形成された案内基準面27bと前記内側面41aまでの幅寸法はWaか、前記Waよりもわずかに広い。前述の右案内面24bと同様に、案内基準面27bと内側面41aとの間で、カードC1を案内することができる。
図2、図3などに示すように、スライダ41とケース本体22との間には、コイルばねなどの付勢部材S1が設けられており、スライダ41は、前壁部24に向けて手前側((b)側)へ付勢されている。
スライダ41とケース21との間には、スライダ41を奥側((a)側)でロックするためのロック機構35が設けられている。ロック機構35は、スライダ41の上面に形成された溝カム42と、ケース21に設けられたロックピン36とで構成されている。
ロックピン36は、基端部36aと先端部36bが直角に折り曲げられている。図5ないし図7に示すように、ロックピン36の基端部36aは、ケース本体22の前壁部24の上部に形成された保持凹部24c内に回動自在に支持されている。ロックピン36の先端部36bは、溝カム42内に摺動自在に挿入されている。図1に示すように、金属板で形成された蓋体23の天井板23aには、右手前側にロック板ばね37が一体に形成されている。このロック板ばね37は、天井板23aの一部を切り抜いて形成された片持ち支持ばねである。前記ロックピン36はこのロック板ばね37によって押圧され、先端部36bが溝カム42の溝底部に押し付けられている。
図5ないし図7に示すように、溝カム42は、奥側((a)側)の端部に位置するロック解除部42aと、このロック解除部42aよりも手前側((b)側)に位置するロック部42bを有している。ロック解除部42aとロック部42bとの間には、左側に往路溝42cが形成され、右側に復路溝42dが形成されている。溝カム42の内部では、ロック解除部42a,往路溝42c,ロック部42b,復路溝42dの各部の境界部に段差が形成されており、ロックピン36の先端部36bは、ロック解除部42a→往路溝42c→ロック部42b→復路溝42d→ロック解除部42aの順でのみ摺動でき、その逆の行程を辿ることができない。
図5では、スライダ41が付勢部材によって手前側((b)側)へ移動させられて、ケース本体22の前壁部24に突き当てられている。このとき、ロックピン36の先端部36bは、溝カム42のロック解除部42a内に位置している。カードC1が挿入口29から挿入され、カードC1と共にスライダ41が奥側((a)側)へ移動すると、ロックピン36の先端部36bが、溝カム42の往路溝42c内を通過し、その後、図7に示すように、先端部36bが溝カム42のロック部42bに至り、スライダ41は手前側((b)側)へ戻らないようにロックされる。
その後、カードC1を押してスライダ41を短い距離だけ奥側((a)側)へ移動させると、ロックピン36の先端部36bが、溝カム42のロック部42bから抜け出て、復路溝42dに案内されて、スライダ41のロックが解除される。よって、スライダ41は付勢部材S1の力で、図6に示す初期位置に復帰し、この間に、ロックピン36の先端部36bが、復路溝42dからロック解除部42aに戻る。
図3ないし図7に示すように、スライダ41には、内壁面41aと一体に形成されて、前記収納領域内に延びる上部案内壁43が設けられている。またスライダ41の(a)方向の端部には、左方向へ一体に突出するストッパ部44が設けられている。図3および図4に示すように、ストッパ部44の手前側((b)側)に向く面がストッパ面44aである。
図4に示すように、底壁部28の上面28bから上部案内壁43の下面までの高さ寸法Tbは、図12に示すカードC1の薄肉部7の厚さ寸法t2とほぼ同じか、またはそれよりもやや広く形成されている。したがって、図2に示すように、カードC1が、前端部1cを前方に向け、表面1aを上に向けた正常な向きで挿入されると、右側の薄肉部7が、上部案内壁43の下側に入り込み、カードC1をケース21の奥まで装着することができる。
図2と図6に示すように、カードC1が挿入口29へ正常な向きで挿入されると、カードC1の右側の薄肉部7が、上部案内壁43の下側へ入り込み、またカードC1の前端部1cが、前記ストッパ部44のストッパ面44aに当接して、カードC1の挿入力で前記スライダ41が付勢部材S1の付勢力に抗しながら(a)方向に移動させられる。
図5に示すように、スライダ41の手前側((b)側)の上面には、保持凹部41cが形成されており、このスリット状に形成された保持凹部41c内に、保持部材として機能する保持板ばね52の基端部が固定されている。保持板ばね52は、板ばね材料として機能する金属板で形成されている。
保持板ばね52の自由端には、保持部53が一体に形成されており、この保持部53が、スライダ41の内側面41aよりも図示左側の収納領域内に突出している。保持部53は、V字状に曲げられており、手前側((b)側)に向く部分が傾斜案内部53aである。傾斜案内部53aは、手前側((b)側)に向かうにしたがって徐々にカードから離れる向きに傾斜している。保持部53は奥側((a)側)に向く部分が係止部53bであり、この係止部53bは、前後方向((a)−(b)方向)に対してほぼ直交する向きに形成されている。
図3および図4などに示すように、保持部53は、前壁部24の上面24a上に位置している。保持部53は、スライダ41の内側面41aから左方向へ突出しているが、ケース本体22の底壁部28の上面28bから、保持部53の下縁までの高さ寸法は、前記Tbとほぼ同じか、またはTbよりも少しだけ広めに設定されている。
図2ないし図7に示すように、ケース本体22の奥側((a)側)には、接続端子55が設けられている。接続端子55は、図13に示したカードC1の裏面1bに露出している外部接続部5と同じ数で且つ同じピッチで配列している。図3に示すように、個々の接続端子55の基端側は、底壁部28の下面28aに対してモールドされた片持ち状態で固定されており、(a)方向の先端側は上下方向に弾性変形自在な自由端を形成している。なお、接続端子55の表面は、金などの低抵抗の貴金属材料がメッキされた導電性の金属板で形成されている。
(検知機構の構造)
図1、図3および図9などに示すように、ケース21の左側にはカード挿入の有無を検知する検知機構80が設けられている。
図1ないし図3、図8などに示すように、ケース本体22の左壁部27には、左壁部27よりも若干左方向に突出する幅広部27Aが形成されている。そして、この幅広部27Aの上部には開口部27eが形成されており、この開口部27e内に検知機構80の一方を構成する検知可動部材81が収納されている。また開口部27eよりも奥側(a)側の位置には、左壁部27の肉厚よりも薄く形成された薄肉部28Bが一体に設けられている。そして、図8に示すように、この薄肉部28Bの右側面に相当する内面には、検知機構80の他方を構成する固定電極(接点部)30が設けられている。
検知可動部材81は、蓋体23の左側板23dに一体に設けられている。すなわち、左側板23dの一部が切欠かれ、この切欠かれた部分において、左側板23dを形成する金属板の一部が細長い片持ち板ばねとして切り出されることで、左側板23dと一体に形成されている。細長状の検知可動部材(検知板ばね)81は(b)側が左側板23dから続く基端部81aであり、(a)側が先端である。
図9に拡大して示すように、検知可動部材81は、基端部81aと、基端部81aから右方向の収納領域に向かって斜めに折り曲げられた傾斜部81bと、傾斜部81bの終端を折り曲げて形成した当接部81cと、当接部81cから(a)方向に直線状に延びる中間部81dと、中間部81dのさらに先端に設けられた可動接点部(接点部)81eとを有している。なお、基端部81aと傾斜部81bとの間の折り曲げ部分が折曲部81fである。
図9に示すように、当接部81cは左側に凸を成す略円弧状で形成されている。検知可動部材81のうち、この当接部81cよりも(a)方向の先端部分は蓋体23の左側板23dの内側、すなわち天井板23aの下面に入り込んでいる。また可動接点部81eも右側に凸を成す円弧状の曲面で形成されている。このような検知可動部材81は、前記基端部81aを支点として、先端側の可動接点部81eが横幅方向(左右方向)に弾性変形自在である。
図9に示すように、ケース本体22を蓋体23で覆った状態では、前記検知可動部材81は、左壁部27の内側に位置しており、前記可動接点部81eはケース本体22側の薄肉部27Bの内面に形成された固定電極30に対向している。そして、カードC1が挿入されていない状態では、前記可動接点部81eは固定電極30から離れた右側の位置にある。
検知可動部材81は、傾斜部81bよりも先端に位置する前記当接部81c、中間部81dおよび可動接点部81eが左壁部27の内面である案内基準面27bよりも右側には突出している。このうち当接部81cは、前記カードC1の左側の案内溝6を形成する内側面6aよりもさらに右側に突出している(図10(A)参照)。すなわち、検知可動部材81は幅広部27Aの上部側に形成された開口部27eを通じて前記当接部81c、中間部81dおよび可動接点部81eが収納領域の内部に挿入されており、これらの高さ位置はカードC1に形成された左側の案内溝6と同じか、左側の案内溝6よりもわずかに高い位置に設定されている。
(カードの装着動作)
次に、前記カードコネクタ20へのカードの装着動作を説明する。
図2と図6および図7は、カードC1が正常な向きで装着されるときの動作を示している。
カードが装着されていない状態では、図5に示すように、スライダ41が挿入口29側((b)側)へ移動している。
カードC1が、その前端部1cが前方に向けられ、表面1aが上に向けられた正常な姿勢で挿入口29から挿入されると、カードC1のケース1の右側に形成された薄肉部7が、スライダ41の手前側に設けられている保持板ばね52で形成された保持部53の下側を通過し、図4に示す高さ寸法Tbの領域内を奥側に向けて移動する。
さらにカードC1を(a)方向に押し込むと、右側の案内溝6がスライダ41の上部案内壁43の下面側を通過し、カードC1の前端部1cが、ストッパ部44に当接する。
この間、カードC1の右側では、スライダ41に設けられた保持板ばね52の保持部53は、カードC1の右側の案内溝6の内部を通過し、すなわち薄肉部7の上を通過して、案内溝6の後方の段差部6bに当たる。保持部53は段差部6bによって右方向へ押されるため、保持板ばね52が変形して、保持部53がスライダ41内に一旦後退する。そして、保持部53は、カードC1の右側部1eを距離L2だけ摺動し、中間凹部8に至ると、保持板ばね52の弾性復帰力により、保持部53が右側の中間凹部8の内部に嵌合する(図6参照)。
このとき、保持部53の手前側に向く傾斜案内部53aが、同じ向きに傾斜している段差部6bを摺動するため、カードC1を軽い力でケース21内に押し込んで、保持部53を中間凹部8に嵌合させることができる。そして、嵌合後は、保持部53においてカードの挿入方向に対してほぼ直交する向きに形成された係止部53bが、中間凹部8の前内端8bに掛止されるため、カードC1が手前方向((b)方向)へ抜け出しにくくなる。
一方、図10(A)に示すように、カードC1の左側では、前方角部6dが検知可動部材81の傾斜部81bに当接する。さらにカードC1を(a)方向に押し込むと、図10(B)に示すように、左側の前方角部6dおよびこれに続く内側面6aが当接部81cを左方向に押し出すため、検知可動部材81の全体が基端部81aを支点として左方向(図10(B)のα方向)に撓み変形させられる。このとき、検知可動部材81の先端の可動接点部81eが固定電極30に当接する。これにより、可動接点部81eと固定電極30との間が導通接続される。
図10(C)に示すように、さらにカードC1が(a)方向に押し込まれると、当接部81cが、カードC1の左側の案内溝6の内側面6aを摺動しながら案内溝6の内部を相対的に移動し、案内溝6の後方に位置する段差部6bに当たる。当接部81cは段差部6bによって左方向へ押されるため、検知可動部材81がさらに変形させられて、案内溝6の外部に押し出される。
図10(A)に示すように、固定電極30とカードC1の左側部1eとの間の横幅方向の対向間隔dw1は、カードC1が検知可動部材81に当たらない状態における固定電極30と可動接点部81eの左側面との間の横幅方向の対向間隔dw2よりも狭い。そして、案内溝6の外部に押し出された検知可動部材81は、この狭い対向間隔dw1内に配置される。このため、図10(C)に示すように、検知可動部材81が段差部6bによって案内溝6の左方向の外部に押し出されると、当接部81cの円弧形状をした部分の曲率半径が大きくなり、当接部81cが直線状に変形させられる。このとき、検知可動部材81の全体の長さ寸法が(a)方向に延び、前記可動接点部81eが固定電極30の表面を(a)方向に摺動距離Lsだけ摺動する。よって、可動接点部81eの表面および固定電極30の表面に形成されている酸化膜を自動的に除去するセルフクリーニング機能を備えることができる。
また図10(C)に示すように、基端部81aと傾斜部81bとの境である折曲部81fに当接し、折曲部81fの変形を規制する規制部31を、ケース本体22の左壁部27の内面に設けた構成とするようにしてもよい。この場合、蓋体23側の規制部31とカードC1の左側部1eとの間の対向間隔dw3を前記対向間隔dw1と同程度に設定しておくと、検知可動部材81の先端側の可動接点部81eおよび基端側の折曲部81fはそれぞれ固定電極30および規制部31により、検知可動部材81の中間の当接部81cはカードC1の左側部1eにより、左右両側方向から挟むように検知可動部材81を押さえ込むことが可能となる。このため、検知可動部材81の長さ寸法をさらに(a)方向に延ばすことが可能となり、可動接点部81eが固定電極30上を摺動する距離を延ばすことが可能となる。よって、可動接点部81eの表面および固定電極30の表面に形成されている酸化膜をより効果的に除去することができる。
しかも、基端部81aと傾斜部81bとの間の折曲部81fが、ケース21の外部に突出すること防止することが可能となるため、ケース21の幅方向の寸法が大きくなることはなく、小型のカードコネクタ20とすることができる。
なお、カードC1が排出されるときには、直線状に延ばされた当接部81cが、元の円弧形状に復元するため、検知可動部材81の全体の長さ寸法が(b)方向に縮む。このとき、検知可動部材81の長さ寸法は、前記可動接点部81eが固定電極30の表面を(b)方向に摺動しながら縮む。よって、カードC1が排出されるときにも、可動接点部81eの表面および固定電極30の表面に形成されている酸化膜を自動的に除去することが可能である。
このように本発明では、検知機構80がケース21の側面に、蓋体23の一部を折り曲げて板ばね状の検知可動部材81を形成し、検知可動部材81の先端側がケース本体22に形成した開口部27eを通じて収納領域の内部に至るという簡単な構成とし、しかも弾性変形した検知可動部材81がケース21の外部に突出しないようにしたことから、カードコネクタ20を小型化することができる。また従来のように、カードC1の表面から離れるケース21の厚み方向に、板ばねが動作するためのスペースを確保する必要がない。このため、薄型のカードコネクタ20とすることが可能である。
保持部53が中間凹部8に嵌合した後に、カードC1を押し込むと、カードC1の前端部1cによって、スライダ41に形成されたストッパ面44aが押され、カードC1とスライダ41とが一体となって奥側へ移動する。そして、カードC1が図7に示す装着完了位置に至ると、スライダ41に形成された溝カム42のロック部42bが、ロックピン36の先端部36bに係止されて、スライダ41がその位置でロックされる。
このとき、ケース本体22の奥側に設けられた接続端子55のそれぞれが、図14に示すように、カードC1の裏面1bに露出する外部接続部5のそれぞれに弾圧して接続される。
図示しない制御部が、固定電極30と可動接点部81eが導通状態であるか否かを監視している。そして、制御部は、例えば固定電極30と可動接点部81eが導通していないときは、カードC1は未挿入であると判断する。また制御部は、固定電極30と可動接点部81eとが導通状態したときには、ケース21内にカードC1が挿入されたと判断する。
そして、制御部はケース本体22の接続端子55およびカードC1の裏面1bに露出している外部接続部5を介して、ケース本体22内のメモリにアクセスすることにより、メモリ内に情報の書き込みが行われ、またはメモリ内に書き込まれている情報の読み出しが行われる。
上記実施の形態では、カードコネクタ20内にカードC1が挿入されたことの有無を検知する検知機構として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、カードの側面などに形成された凹凸を検知することにより、カードの種類、カードの誤挿入、あるいはライトプロテクト設定の有無などカードの状態を検知する機構として用いることも可能である。
本発明のカードコネクタの外観を示す斜視図、 蓋体を外したカードコネクタを示す斜視図、 カードコネクタの分解斜視図、 カードが装着されていないカードコネクタを前方から見た正面図、 蓋体を外したカードコネクタ20の平面図、 カードが装着される状態をカードコネクタの蓋体を外して示す平面図、 カードが装着される状態をカードコネクタの蓋体を外して示す平面図、 図3とは異なる方向から見た場合のカードコネクタの分解斜視図、 検知機構を示す蓋体の拡大平面図、 (A)ないし(C)は検知機構の動作状態を段階的に示す部分拡大平面図、 カードの平面図、 カードの左側面図、 カードを下から示す斜視図、
符号の説明
C1 カード
1,11 ケース
1a ケースの表面
1b ケースの裏面
1c 前端部
1d 後端部
1e 右側部
1f 左側部
5 外部接続部
6 案内溝
6b 段差部
7 薄肉部
8 中間凹部
20 カードコネクタ
21 ケース(筐体)
22 ケース本体
23 蓋体
23a 天井板
27 左壁部
27b 案内基準面
27e 開口部
30 固定電極(接点部)
31 規制部
35 ロック機構
36 ロックピン
41 スライダ
42 溝カム
52 保持板ばね
53 保持部
55 接続端子
80 検知機構
81 検知可動部材(検知板ばね)
81a 基端部
81b 傾斜部
81c 当接部
81d 中間部
81e 可動接点部(接点部)
81f 折曲部

Claims (5)

  1. ケース内に電子回路が収納されたカードが装着されるカードコネクタにおいて、
    筐体内に、前記カードが挿入される収納領域と、前記収納領域内に位置して前記カードに設けられた外部接続部に導通する接続端子と、前記カードの側部に設けられた案内溝によって動作させられる検知機構とが設けられており、
    前記検知機構は、前記カードの側面に対向するとともに変形自在に設けられた検知可動部材と、前記検知可動部材の変形動作に応じて接続状態が切換えられる接点部と、を有し、
    前記検知可動部材は、少なくとも基端部と、前記カードの案内溝に形成された段差部に当接可能な当接部と、前記当接部よりも先端側に設けられた可動接点部とを有し、
    前記基端部は前記収納領域の外側の位置にあり、前記基端部から前記当接部までの間が前記筐体の内部方向に向けて折り曲げられて前記当接部および前記可動接点部が前記収納領域の内側に突出させられていることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記筐体は、前記収納領域が凹状に形成された筐体本体と、前記筐体本体の収納領域を覆う金属板製の天井板および側面とを供えた蓋体とを有しており、前記検知可動部材は、前記蓋体の側面に一体に形成された検知板ばねである請求項1記載のカードコネクタ。
  3. 前記筐体本体に開口部が形成されており、この開口部を通じて前記蓋体に一体に形成された前記検知可動部材の先端が前記収納領域内に突出している請求項1または2記載のカードコネクタ。
  4. 前記接点部が、前記検知可動部材に設けられた前記可動接点部と、前記筐体側に設けられた固定電極とからなり、前記カードに設けられた前記段差部が前記当接部に当たって前記検知可動部材が変形させられたときに、前記可動接点部が前記固定電極に接触し、且つ前記可動接点部が前記固定電極の表面上を摺動する請求項1ないし3のいずれか記載のカードコネクタ。
  5. 前記可動接点部が前記固定電極に接触したときに、前記基端部と前記当接部との間を折り曲げた折曲部に当接し、前記検知可動部材の幅方向の変形を規制する規制部が前記筐体本体に設けられている請求項4記載のカードコネクタ。
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