JP2009104701A - メディア再生システム、メディア再生装置、光記録メディア及び制御プログラム - Google Patents

メディア再生システム、メディア再生装置、光記録メディア及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生管理が可能なメディア再生システム、メディア再生装置、光記録メディア及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】光記録メディアに非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに再生許可情報を選択的に記録し、メディア再生装置は、半導体メモリに再生許可情報が記録されていた場合に、光記録メディアの再生が許可されていると判定し、光記録メディアの再生が許可されている場合に、光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光記録メディアの再生管理が可能なメディア再生システム、メディア再生装置、光記録メディア及び制御プログラムに関する。
近年、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの記録メディアの不正利用を防止する技術が求められている。このような技術としては、一個の非接触ICタグに対し、秘密に受信したアクセス識別子により識別される記憶領域を設け、該記憶領域へのアクセス制限を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−307055号公報
しかし、従来の技術は、記録メディアの情報記録領域にアクセス制限用の情報(アクセス識別子など)を記録するため、記録メディアの記録容量を全てコンテンツに活用することができない。特に、光記録メディアは記録容量が規格で統一されており、このメディアに記録する音楽や映像のコンテンツがディスク容量に合わせて作成されるため、その他の情報を記録できない場合が生じてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生管理が可能なメディア再生システム、メディア再生装置、光記録メディア及び制御プログラムを提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、光記録メディアをメディア再生装置で再生するメディア再生システムにおいて、前記光記録メディアに非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに再生許可情報を選択的に記録し、前記メディア再生装置は、前記半導体メモリに記録された情報を読み取り可能なメモリアクセス手段と、前記半導体メモリに前記再生許可情報が記録されていた場合に、前記光記録メディアの再生が許可されていると判定する再生判定手段と、前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するメディア再生手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、メディア再生装置は、光記録メディアの半導体メモリに再生許可情報が記録されていた場合に、光記録メディアの再生が許可されていると判定し、光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するので、半導体メモリに再生許可情報が記録されていない場合は再生を制限でき、光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生管理が可能になる。また、半導体メモリに再生許可情報を記録するか否かによって再生許可/再生禁止を容易に切り換えることが可能になる。
また、本発明は、光記録メディアに記録された情報を再生するメディア再生装置において、前記光記録メディアが半導体メモリを備える場合に、前記半導体メモリに記録された情報を読み取り可能なメモリアクセス手段と、前記半導体メモリに前記再生許可情報が記録されていた場合に、前記光記録メディアの再生が許可されていると判定する再生判定手段と、前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するメディア再生手段とを備えることを特徴とする。この構成によれば、光記録メディアの半導体メモリに再生許可情報が記録されていた場合に、光記録メディアの再生が許可されていると判定し、光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するので、半導体メモリに再生許可情報が記録されていない場合は再生を制限でき、光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生管理が可能になる。
上記構成において、前記光記録メディアの情報記録領域には暗号化情報が記録されると共に、前記半導体メモリには前記暗号化情報を復号するための鍵情報が記録され、前記メディア再生手段は、前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記鍵情報に基づき前記暗号化情報を復号することが好ましい。この構成によれば、光記録メディアの情報記録領域には暗号化情報が記録されるので、半導体メモリ内の情報を読み取れない再生装置では暗号化情報しか読み取れず、かつ、鍵情報を取得することもできず、再生の制限が可能になる。また、鍵情報を光記録メディアの管理側で管理することができる。
上記構成において、前記半導体メモリに前記再生許可情報の書き戻しを行わず、前記光記録メディアを再生した場合には、前記メモリアクセス手段を介して再生履歴を構成する情報を前記半導体メモリに記録することが好ましい。この構成によれば、前記半導体メモリに前記再生許可情報の書き戻しを行わないので、再生許可を光記録メディアの管理側で管理することができる。
また、再生履歴を構成する情報を半導体メモリに記録するので、光記録メディアの半導体メモリから再生履歴を構成する情報を読み出すことによって、光記録メディアのトレーサビリティ性(再生状況の追跡可能性)を確保することができる。この場合、前記再生履歴を構成する情報は、再生日時、再生回数及び再生したメディア再生装置を特定する特定情報の少なくともいずれかを含むことが好ましい。
また、本発明は、情報記録領域に記録された情報の再生を制限可能な光記録メディアにおいて、前記情報記録領域に暗号化情報を記録すると共に、非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに、前記暗号化情報を復号するための鍵情報を記録すると共に再生許可情報を選択的に記録したことを特徴とする。この構成によれば、情報記録領域に暗号化情報を記録すると共に半導体メモリに鍵情報を記録するので、半導体メモリ内の情報を読み取れない再生装置では暗号化情報しか読み取れず、再生を制限することができる。また、半導体メモリに再生許可情報を選択的に記録するので、光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生許可/再生禁止の設定が可能になる。
上記構成において、前記光記録メディアは光ディスクであり、非接触の通信に供するループアンテナを、前記情報記録領域よりも内周側の非情報記録領域に沿って設けることが好ましい。この構成によれば、ループアンテナによって情報記録領域の情報が読めなくなる事態を回避しつつ、ループアンテナによる遠心力の増大を抑えることができる。
この場合、情報記録領域には、非接触の通信に供するICチップと、当該光記録メディアの回転バランス調整用の重りとが更に配置されることが好ましい。この構成によれば、ICチップよって情報記録領域の情報が読めなくなる事態を回避しつつ遠心力の増大を抑え、かつ、光ディスクの回転バランスを適切範囲内に容易に収めることができる。
上記構成において、前記半導体メモリは、情報を読み出すと記録された情報が消失する破壊読み出しメモリであって、消失情報の再書き込みを行わないメモリであることが好ましい。この構成によれば、再生許可情報が読み出されると再生許可情報が半導体メモリから消失し、再生許可情報の再書き込みを行わない限り、この光記録メディア再生後は再生禁止にすることができる。
また、本発明は、以上説明したメディア再生装置に適用する他、この発明を実施するための制御プログラムを電気通信回線を介して一般ユーザに配布したり、そのようなプログラムを、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体といった、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納して一般ユーザに配布する、といった態様でも実施され得る。
本発明によれば、光記録メディアに非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに再生許可情報を選択的に記録し、メディア再生装置が、光記録メディアの半導体メモリに再生許可情報が記録されていた場合に、光記録メディアの再生が許可されていると判定し、光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するので、半導体メモリに再生許可情報が記録されていない場合は再生を制限でき、光記録メディアの記録容量を制限することなく光記録メディアの再生管理が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の実施形態に係るメディア再生システムの概要を示す図である。
このメディア再生システム1は、CDやDVDなどの光ディスク(光記録メディア)10のレンタルサービスを提供する店舗(コンテンツ供給者)2と、この店舗2のレンタルサービスを利用する利用者3とによって使用されるシステムである。
概要を説明すると、まず、このシステム1で使用される光ディスク10は、音楽や映像などのコンテンツを暗号鍵で暗号化した暗号化情報が情報記録領域に記録され、後段で詳述するが、半導体メモリ11が外部から非接触通信可能に設けられている。
店舗2には、管理用コンピュータ4が備えられ、この管理コンピュータ4は、コンピュータ本体4Aにドライブ装置5が接続され、このドライブ装置5は、光ディスク10の半導体メモリ11にアクセス可能な非接触通信機能を具備する。この管理コンピュータ4は、コンピュータ本体4A内のハードディスク装置(不図示)に記録された制御プログラムを実行することにより、ドライブ装置5によって、半導体メモリ11に記録された各種情報を読み出して表示装置4Bに表示出力し、また、正規のレンタル手続きが行われた際に、光ディスク10の半導体メモリ11に予め定めた再生許可情報を書き込む機能などを具備する。
利用者3側は、このメディア再生システム1に対応したメディア再生装置20を備える。このメディア再生装置20のタイプとしては、図1に示すように、映像出力及び音声出力を備えてテレビなどの映像音声出力装置21に映像及び音声を出力する、いわゆる単体ディスクプレーヤ構成のメディア再生装置22や、コンピュータ本体24Aと表示装置24Bとを備えたパーソナルコンピュータ構成のメディア再生装置24が挙げられる。これらメディア再生装置22及び24は、光ディスク10の情報記録領域に記録された情報を読み取り、かつ、半導体メモリ11にアクセス可能な非接触通信機能を具備するドライブ装置25を各々備えている。
このメディア再生装置20は、ドライブ装置25に上述の光ディスク10が装填されると、光ディスク10の半導体メモリ11に記録された情報を読み取り、再生許可情報が記録されていた場合に、再生が許可されていると判定し、利用者3の再生指示に応じて光ディスク10の再生を開始する。一方、再生許可情報が記録されていない場合は、再生が不許可と判定し、利用者の再生指示があっても光ディスク10の再生は行わない。このため、再生許可情報が記録されていない光ディスク、言い換えると、正規のレンタル手続きを経ていない光ディスクについては再生が禁止される。なお、この再生禁止状態の場合は、その旨を表示して不正利用者に報知する報知処理を行い、或いは、光ディスク10をドライブ装置25から直ちに排出させる強制排出処理を行うようにしてもよい。
次に光ディスク10について詳述する。図2は光ディスク10を情報記録面側から見た図であり、図3は光ディスク10をレーベル面側から見た図である。
この光ディスク10は、公知の光ディスクの規格に沿って形成されると共に、この光ディスク10の情報記録領域AR1よりも内周側の非情報記録領域AR2に、半導体メモリ11(図3参照)を備えた非接触通信用ICチップ12と、ループアンテナ13と、バランス調整用の重り14とを備えて構成される。
より具体的には、光ディスク10は、従来から知られるように、上下一対の透明樹脂の間に記録層(情報記録領域)、反射層などを積層した積層構造を有しており、この記録層よりも内周側の透明樹脂のみの領域(非情報記録領域AR2)に、ループアンテナ13が光ディスク10の回転中心を中心に螺旋状に巻かれて構成され、このループアンテナ13よりも光ディスク10の表面側(レーベル面側)に非接触通信用ICチップ12を配置し、この光ディスク10の回転バランスを調整するように、非接触通信用ICチップ12と略同じ光ディスク10の同心円上に重り14を配置している。なお、本例では、重り14を非接触通信用ICチップ12に対して90度間隔で計3つ配置する場合を例示したが、これに限らず、回転バランスを適正範囲に調整可能な範囲で任意に変更が可能である。
非接触通信用ICチップ12は、ループアンテナ13を介して非接触通信するための各種回路を集積した部品であり、このICチップ12によって半導体メモリ11が外部から非接触で通信可能に光ディスク10に設けられる。
半導体メモリ11は、不揮発性メモリの一種である強誘電体メモリ(FeRAM)が適用される。強誘電体メモリ(FeRAM)は、従来広く用いられてきたEEPROMよりも高速読み書きでき、リフレッシュ動作が不要なため消費電力が少なく、かつ、長寿命である、といった特徴を有しており、かつ、情報を読み出すと記録された情報が消失する破壊読み出しメモリである。このため、情報を一回読み出すと、再書き込みを行わない限り、その情報は半導体メモリ11から消失し、一回読み出しのみが可能になる。
なお、従来の強誘電体メモリには、読み出した情報が消失しないように読み出した情報を再書き込みするものもあるが、本構成の半導体メモリは再書き込みを行う構成を具備しないことによって上述の一回読み出しを可能にしている。また、半導体メモリ11は、強誘電体メモリに限らず、情報を読み出すと記録された情報が消失する破壊読み出しメモリであればよい。
図4は半導体メモリ11の内容を模式的に示す図である。
この図に示すように、この半導体メモリ11の記録領域は、再生許可情報を格納する第1領域11Aと、管理情報を格納する第2領域11Bと、再生履歴情報を格納する第3領域11Cとが予め割り当てられ、その他の空き領域11Dは、例えば、任意に使用可能な自由領域に設定される。すなわち、コンテンツ以外の情報は、この半導体メモリ11に格納され、光ディスク10の情報記録領域を全てコンテンツの記憶領域に割り当て可能にしている。
この半導体メモリ11に記憶される各情報について説明すると、再生許可情報は、再生許可済みであることを示す情報であり、上述のように、正規のレンタル手続きが行われた場合に店舗2の管理用コンピュータ4によって書き込まれる。
また、管理情報は、この光ディスク固有の情報であり、具体的には、光ディスク10固有の識別情報(ID)、及び、光ディスク10に記録された暗号化情報の復号に使用する鍵情報(暗号鍵)を含んでいる。この管理情報は、常に半導体メモリ11に格納するようにしてもよいし、レンタル時などに管理用コンピュータ4で適宜書き込むようにしてもよい。
また、再生履歴情報は、光ディスク10の再生履歴を示す情報であり、再生日時、光ディスク10を再生した機器(メディア再生装置20)の管理番号、再生回数などのいずれかの情報を含み、これらは再生した機器によって書き込まれる。
次にメディア再生装置20を説明する。このメディア再生装置20は、図1に示すように、単体ディスクプレーヤ構成の装置21と、パーソナルコンピュータ構成の装置22とがあるが、これらは光ディスク10の再生処理を専用のハードウェア回路で行うか、ソフトウェア処理で行うかの違いはあるものの、機能構成は略同一であり、以下、特に区別する必要がある場合を除いてメディア再生装置20として共通のものとして説明する。
図5はメディア再生装置20の機能構成を示すブロック図である。
メディア再生装置20は、利用者3からリモコン、マウス、キーボードなどの操作装置を介して各種指示を入力する指示入力部(指示入力手段)40を有し、指示入力部40を介して入力された指示に応じて当該装置20に装填された光ディスク10を再生し、この光ディスク10に記録された音声や映像の再生信号(音声信号、映像信号)を外部に出力する装置である。
上記光ディスク10は、図示を省略したローディング機構によって当該再生装置20内にローディングされ、ターンテーブル31にクランプされる。このターンテーブル31は、制御部41の制御の下、駆動部42を介して駆動モータ32によって回転駆動され、これによって光ディスク10が回転駆動される。
このターンテーブル31の近傍には、光ピックアップ33が配置され、この光ピックアップ33は、光ディスク10の情報記録領域AR1に向けてレーザ光を照射するレーザーダイオードと、このレーザ光の反射光を受光する受光素子と、この照射光及び反射光を集光するための対物レンズなどの光学系とを備え、レーザ光の反射光の受光レベルを示すRF信号や、トラッキングエラー信号や、フォーカスエラー信号を出力する。
また、この光ピックアップ33は、光ディスク10の径方向に移動自在に支持され、制御部41の制御の下、駆動部42によって光ディスク10の径方向の位置が制御(トラッキング制御を含む)されると共に、対物レンズのフォーカス制御が行われる。なお、上述のクランプ機構、光ピックアップ33及び駆動部42の構成は従来のものと同じである。
再生部(メディア再生手段)43は、制御部41の制御の下、光ピックアップ30から出力されるRF信号から光ディスク20に記憶された情報をデジタル処理で復調して再生するものであるが、本構成の再生部43は、復調したデータが暗号化データの場合に、この暗号化データの復号をソフトウェア処理或いはハードウェア装置により実行する復号部(復号手段)44を有している。
出力部45は、再生部43の出力データのディジタルアナログ変換などを行い、公知のアナログ形式の音声信号及び映像信号を出力する。なお、この出力部45が、公知のデジタル形式の音声信号及び映像信号を出力するように構成しても構わない。
通信部46は、非接触通信により光ディスク10の半導体メモリ11にアクセスするメモリアクセス手段として機能するものであり、光ディスク10のループアンテナ13に近接するアンテナ46Aを備え、このアンテナ46Aを介して所定の電波を送信し、光ディスク10から返ってくる電波をアンテナ46Aを介して受信することにより半導体メモリ11に記録された情報の読み取り、半導体メモリ11への情報の書き込みを行う。なお、この非接触通信には公知の通信方式を広く適用可能である。このように電波を用いた非接触通信を行うことにより、光ディスク10が回転駆動中であっても半導体メモリ11の読み書きが可能になり、また、光ディスク10の光学読み取りに影響を与えることもない。
制御部(再生判定手段、再生制御手段)41は、このメディア再生装置20全体を制御するコンピュータとして機能するものであり、記憶部47には、このメディア再生装置20固有の管理番号や光ディスク再生用の制御プログラムなどの各種データが記憶され、制御部41が記憶部47に記憶された制御プログラムを実行することにより、このメディア再生装置20の各部を制御して光ディスク10の再生処理や復号処理などを行う。本構成では、上述した制御部41及び記憶部47を除いて上記各構成がドライブ装置25に内蔵されているが、これに限らず、制御部41及び記憶部47についてもドライブ装置25が具備するようにしてもよい。
なお、このメディア再生装置20は、上述した半導体メモリ11を備えた光ディスク10の再生に限らず、公知のCD、CD−ROM或いはDVDなどの光ディスクを再生することもでき、以下、これらの光ディスクを明確に区別するため、半導体メモリ11を備えた光ディスク10を、再生管理型光ディスク10と表記し、公知の光ディスクを従来型光ディスク10Xと表記して説明する。
次にメディア再生装置20の動作を説明する。図6は光ディスク装填時の動作を示すフローチャートであり、図7は光ディスク再生指示時の動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、メディア再生装置20に光ディスク(再生管理型光ディスク10か従来型光ディスク10Xかは不明)が装填されると、制御部41は、光ディスク判別処理を開始する(ステップS1)。この光ディスク判別処理では、制御部41が、通信部46により光ディスクとの通信をトライし、その応答の有無により通信できたか否かを判定する(ステップS2)。
制御部41は、通信できた場合(ステップS2:YES)、再生管理型光ディスク10であると判定し、非接触通信により光ディスク10の半導体メモリ11に記録された情報の読み出しを行う(ステップS3)。この際、制御部41は、半導体メモリ11の第1領域11Aの読み出しを少なくとも行い、再生許可情報を取得したか否かを判定する(ステップS4)。
そして、再生許可情報を取得した場合(ステップS4:YES)、制御部41は、再生許可を示すフラグ(再生許可フラグ)を記憶部47の所定領域に書き込むと共に(ステップS5)、半導体メモリ11の第2領域11Bの読み出しを行い、鍵情報を取得して記憶部47に格納する。
一方、ステップS4の判定において、再生許可情報を取得できない場合(ステップS4:NO)、制御部41は、再生許可されていない光ディスク10と判定し、再生禁止を示すフラグ(再生禁止フラグ)を記憶部47の所定領域に書き込む(ステップS7)。すなわち、正規のレンタル手続きが行われていない光ディスク10の場合には、再生禁止フラグが記憶部47に設定される。この場合、制御部41は、再生禁止である旨を音声又は映像により報知する報知処理を行い(ステップS8)、その旨を利用者に報知する。
なお、この報知処理に使用する情報(文字情報、映像情報、音声情報など)は、光ディスクの半導体メモリ11の空き領域11Dに格納する構成、或いは、メディア再生装置20の記憶部47に格納する構成を適用可能である。
また、装填された光ディスクが従来型光ディスク10Xであった場合には、制御部41がステップS2の判定処理で非接触通信できないと判定し(ステップS2:NO)、ステップS9の処理に移行して、再生許可フラグを記憶部47に書き込む。ここで、従来型光ディスク10Xが装填される場合とは、利用者がレンタルしたのではなく所有する光ディスクを装填する場合であり、かかる場合は、再生制限することが好ましくないため、再生許可とするものである。以上が光ディスク装填時の処理である。
上記処理後、制御部41は、指示入力部40を介して利用者の指示入力待ちなり、指示が入力された場合、図7に示すように、光ディスク排出指示か否かを判定する(ステップS11)。光ディスク排出指示の場合、制御部41は、光ディスクの排出処理を行うと共に、記憶部47に記憶された再生許可/再生禁止を示すフラグの設定をクリアする(ステップS12)。
入力された指示が光ディスク排出指示でない場合、制御部41は、再生指示、或いは、DVDの場合には再生指示以外のメニュー表示指示などの再生に関わる指示を入力したか否かを判定し(ステップS13)、その他の指示の場合(ステップS13:NO)、その指示に対応する処理を実行した後、次の指示入力待ちとなる。
再生に関わる指示を入力した場合には(ステップS13:YES)、制御部41は、記憶部47に記憶された再生許可/禁止のフラグを参照し(ステップS14)、再生許可のフラグが設定されていた場合(ステップS15:YES)、再生部43により指示に応じた再生処理(メニュー表示などを含む)を実行する(ステップS16)。この再生処理において、装填された光ディスクが再生管理型光ディスク10の場合には、情報記録領域から暗号化情報が読み出され、復号部44により予め取得した鍵情報で復号処理を行うことで、暗号を解錠して再生することができる。なお、従来型光ディスク10Xの場合には、復号部44を使用することなく再生処理が行われる。
また、再生管理型光ディスク10の再生の際には、制御部41が、通信部46により半導体メモリ11の第3領域11Cを読み出して再生履歴情報を取得し、この再生履歴情報内の再生回数に一を加算すると共に、再生日時、当該再生装置20の管理番号を追加し、この情報を、半導体メモリ11の第3領域11Cに書き込む(ステップS17)。これにより、半導体メモリ11内の再生履歴情報を適切に更新することができる。
一方、ステップS15の判定において、再生許可のフラグが設定されていなかった場合(ステップS15:NO)、つまり、再生禁止のフラグが設定されていた場合には、制御部41は、再生に関する各種指示を入力しても再生処理を行わない(ステップS18)。これによって、再生管理型光ディスク10については、再生許可情報が記録されていた場合に限って再生を行い、再生許可情報が記録されていなかった場合には再生制限を行うことができる。以上がメディア再生装置20の動作である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、光ディスク10には、情報記録領域AR1に暗号化情報が記録されるので、この光ディスク10を汎用のディスク再生装置で再生しようとしても暗号化情報しか読み取れず、その装置での再生を不可能にすることができ、かつ、中身の情報を見てもコンテンツ内容の判読が不可能であり、コンテンツの不正利用、不正再生を防止することができる。
また、この光ディスク10には、非接触通信可能に半導体メモリ11を設けて、この半導体メモリ11に再生許可情報を選択的に記録するようにしたので、再生許可情報の有無により再生許可/再生禁止を容易に切り換えることができる。
しかも、この半導体メモリ11に、光ディスク10の暗号化情報を暗号解除するための鍵情報を記録するので、この半導体メモリ11へのアクセス機能を有する専用のメディア再生装置20でしか鍵情報を取得できず、このメディア再生装置20でのみ暗号解除して再生することが可能になる。
また、半導体メモリ11に、情報を読み出すと記録された情報が消失し、消失情報の再書き込みを行わない破壊読み出しメモリを使用し、かつ、メディア再生装置20が再生許可情報の書き戻しを行わないので、上記の再生許可情報が読み出されると再生許可情報が半導体メモリ11から消失し、この光ディスク10再生後の不正再生を防止することができる。これらにより、鍵情報及び再生許可/不許可の管理を、光ディスク10の管理側(店舗2側)で一括管理することができる。
また、半導体メモリ11に再生履歴情報を記憶するので、この情報を参照することによって光ディスク10のトレーサビリティ性(再生状況の追跡可能性)を確保することができる。また、コンテンツ情報以外の情報が全て半導体メモリ11に記録されるので、光ディスク10の情報記録領域AR1をコンテンツ情報のみに利用できる。従って、光ディスク10の記録容量をコンテンツ以外の情報で使用することなく、光ディスク10の不正再生防止などの再生管理を適切に行うことができる。
また、本構成では、光ディスク10の情報記録領域AR1よりも内周側の非情報記録領域AR2に、半導体メモリ11、非接触通信用ICチップ12及びループアンテナ13を配置するので、これら部品によって情報記録領域AR1の情報が読めなくなる事態を回避しつつ、これら部品による遠心力の増大も抑えることができる。しかも、非情報記録領域AR2にバランス調整用の重り14を配置するので、光ディスク10の回転バランスを適切範囲内に容易に収めることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。例えば、上述の実施形態では、光ディスク10のレンタルサービスに本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、企業内の情報管理を光ディスクで行う場合などに広く適用可能である。
また、上述の実施形態において、再生管理をさらに強化したい場合、メディア再生装置20に、閲覧者(利用者3)の識別情報を入力させ、この閲覧者の識別情報を再生履歴情報に含めるようにしてもよい。また、メディア再生装置20に、閲覧者が予め閲覧が許可された者か否かを認証する生体認証機能を具備させ、認証された場合に再生指示などの各種操作を受け付けるようにしてもよく、或いは、パスワードを入力させ、パスワードが登録されたものと一致した場合にのみ各種操作を受け付けるようにしてもよい。
すなわち、本構成では、再生管理やセキュリティをどの程度強化するか、といった管理重要度に応じて適宜変更することが可能であり、例えば、再生制限のみを行う場合は再生履歴情報の記録を省略してもよい。
さらに、上述の実施形態において、光ディスク10の半導体メモリ11の空き領域11Dに、契約者のみに公開するコンフィデンシャル情報や注意表記を記録しておき、再生時にこれらを注意表示させることも可能である。
また、従来より、レンタル店舗では、レンタル利用者に対し、商品案内(新作情報や類似商品)や販売促進情報(ポイントセール、割引)を提供する場合があるが、かかる情報を上記半導体メモリ11の空き領域11Dに記録し、レンタル利用者が適宜表示できるようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、光ディスク10の半導体メモリ11に鍵情報を記録するので、光ディスク10管理側(店舗2側)で鍵情報の管理も行うことができるが、これに限らない。例えば、利用者側で鍵情報の管理が可能な場合には、半導体メモリ11への鍵情報の記録を省略すると共に、メディア再生装置20側に鍵情報を持たせ、半導体メモリ11に再生許可情報が記録されている場合にメディア再生装置20が上記鍵情報を用いて暗号化情報を復号して再生するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、メディア再生装置20が実行する制御プログラムを予め装置内の記憶部47に格納しておく場合について説明したが、この制御プログラムを、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータが記録媒体からこの制御プログラムを読み取って実行するようにしてもよい。また、この制御プログラムを通信ネットワーク上の配信サーバなどからダウンロードできるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るメディア再生システムの概要図である。 光ディスクを情報記録面側から見た図である。 光ディスクをレーベル面側から見た図である。 半導体メモリの内容を模式的に示す図である。 メディア再生装置の機能構成を示すブロック図である。 光ディスク装填時の動作を示すフローチャートである。 光ディスク再生指示時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…メディア再生システム、5、25…ドライブ装置(メモリアクセス手段)、10…光ディスク(光記録メディア)、11…半導体メモリ(強誘電体メモリ(FeRAM))、12…非接触通信用ICチップ、13…ループアンテナ、14…重り、20、22、24…メディア再生装置、33…光ピックアップ、40…指示入力部(指示入力手段)、41…制御部(再生判定手段、再生制御手段)、42…駆動部、43…再生部(メディア再生手段)、44…復号部(復号手段)、45…出力部、46…通信部(メモリアクセス手段)、46A…アンテナ、47…記憶部。

Claims (9)

  1. 光記録メディアをメディア再生装置で再生するメディア再生システムにおいて、
    前記光記録メディアに非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに再生許可情報を選択的に記録し、
    前記メディア再生装置は、
    前記半導体メモリに記録された情報を読み取り可能なメモリアクセス手段と、
    前記半導体メモリに前記再生許可情報が記録されていた場合に、前記光記録メディアの再生が許可されていると判定する再生判定手段と、
    前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するメディア再生手段と
    を備えることを特徴とするメディア再生システム。
  2. 光記録メディアに記録された情報を再生するメディア再生装置において、
    前記光記録メディアが半導体メモリを備える場合に、前記半導体メモリに記録された情報を読み取り可能なメモリアクセス手段と、
    前記半導体メモリに前記再生許可情報が記録されていた場合に、前記光記録メディアの再生が許可されていると判定する再生判定手段と、
    前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生するメディア再生手段と
    を備えることを特徴とするメディア再生装置。
  3. 請求項2に記載のメディア再生装置において、
    前記光記録メディアの情報記録領域には暗号化情報が記録されると共に、前記半導体メモリには前記暗号化情報を復号するための鍵情報が記録され、
    前記メディア再生手段は、前記光記録メディアの再生が許可されている場合に、前記鍵情報に基づき前記暗号化情報を復号することを特徴とするメディア再生装置。
  4. 請求項2又は3に記載のメディア再生装置において、
    前記半導体メモリに前記再生許可情報の書き戻しを行わず、前記光記録メディアを再生した場合には、前記メモリアクセス手段を介して再生履歴を構成する情報を前記半導体メモリに記録することを特徴とするメディア再生装置。
  5. 請求項4に記載のメディア再生装置において、
    前記再生履歴を構成する情報は、再生日時、再生回数及び再生したメディア再生装置を特定する特定情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とするメディア再生装置。
  6. 情報記録領域に記録された情報の再生を制限可能な光記録メディアにおいて、
    前記情報記録領域に暗号化情報を記録すると共に、非接触で通信可能な半導体メモリを設けて、この半導体メモリに、前記暗号化情報を復号するための鍵情報を記録すると共に再生許可情報を選択的に記録したことを特徴とする光記録メディア。
  7. 請求項6に記載の光記録メディアにおいて、
    前記光記録メディアは光ディスクであり、非接触の通信に供するループアンテナを、前記情報記録領域よりも内周側の非情報記録領域に沿って設けたことを特徴とする光記録メディア。
  8. 請求項6又は7に記載の光記録メディアにおいて、
    前記半導体メモリは、情報を読み出すと記録された情報が消失する破壊読み出しメモリであって、消失情報の再書き込みを行わないメモリであることを特徴とする光記録メディア。
  9. 光記録メディアを再生するメディア再生装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記光記録メディアが半導体メモリを備える場合に、前記半導体メモリに記録された情報を読み取り、
    前記半導体メモリに前記再生許可情報が記録されていた場合に、前記光記録メディアの再生が許可されていると判定し、
    前記情報の再生が許可されている場合に、前記光記録メディアの情報記録領域に記録された情報を再生することを特徴とする制御プログラム。
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