JP2009104434A - モニタ画面上へのラダー図表示方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトレジスタ等のラダー部品に格納するデータの簡略表示と詳細表示との切替と、ラダー部品のデータの自動登録とを可能とすることである。
【解決手段】本方式は、ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定しないときは、ラダー部品の開始と終了アドレスに対応するデータ格納エリアに格納するデータを簡略表示し、ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定したときは、指定に係る範囲のデータ格納エリアに格納するデータの詳細表示に切り換え可能とした方式である。また本方式は、入力条件記述表示領域を横スクロール可能とし、その横スクロールによっては、上記入力条件記述表示領域に表示されていなくてユーザが認識できない行部分内のラダー部品であってもデータビューダイアログに自動登録することが可能な方式である。
【選択図】図5
【解決手段】本方式は、ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定しないときは、ラダー部品の開始と終了アドレスに対応するデータ格納エリアに格納するデータを簡略表示し、ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定したときは、指定に係る範囲のデータ格納エリアに格納するデータの詳細表示に切り換え可能とした方式である。また本方式は、入力条件記述表示領域を横スクロール可能とし、その横スクロールによっては、上記入力条件記述表示領域に表示されていなくてユーザが認識できない行部分内のラダー部品であってもデータビューダイアログに自動登録することが可能な方式である。
【選択図】図5
Description
本発明は、ラダー図をモニタ画面に表示する方式に関する。
ラダープログラムは、プログラマブルコントローラによる制御シーケンスを定めるプログラムであり、ラダー図で記述される。ラダー図は、左右両端の垂直な二つの母線間を横方向水平に結ぶ平行な接続線上に、デバイス番号と共に押しボタンやスイッチやセンサ等の各種デバイスの状態に対応した命令が接点形状で表示され、また、リレーコイル、タイマ、シフトレジスタ等の各種デバイスへの命令が各種形状で表示される。
そして、プログラマブルコントローラと負荷とで制御系を構築した場合、プログラマブルコントローラは、CPUと、システム制御プログラム(ファームウエア)や、ラダープログラム等のプログラムメモリや、入出力メモリ、内部リレーメモリ、データメモリ、等の内部メモリが、内部バスで相互接続され、CPUは、ラダープログラムをシステム制御プログラムに従い実行することで、入出力デバイスを介して、被制御機器を制御する。この制御に際して、CPUは、内部メモリに格納されている各種データを参照しながらラダープログラムを実行する。
このようなラダープログラムの修正や実行に際しては、その状態をモニタするパーソナルコンピュータからなるラダー図モニタ装置が提案されている。ラダー図モニタ装置は、モニタ画面にラダー図表示領域を有する。このラダー図表示領域は、さらに、入力条件を記述する入力条件記述表示領域と、この入力条件による操作出力を記述する操作出力記述表示領域とがある。入力条件記述表示領域には、デバイス番号と共に押しボタンやスイッチやセンサ等の各種デバイスが接点形状のラダー部品で表示され、操作出力記述表示領域には、リレーコイル、タイマ、シフトレジスタ等の各種デバイスへの命令がそれぞれに対応した形状のラダー部品で表示される。
ところで、ラダー図内に内部に複数のアドレスを持つラダー部品、例えばシフトレジスタが配置されている場合に、表示画面上でシフトレジスタ内部の状態データをユーザが確認する場合、従来のモニタ画面上では、シフトレジスタ内の開始アドレスと終了アドレスでのデータ格納エリア内のデータが簡略にモニタ表示されていた。そのため、開始アドレス先の状態データがOFF、終了アドレス先の状態データがOFFであると表示されても、その途中のアドレス先の状態データは不明であった。なお、このモニタ画面上でのシフトレジスタからなるラダー部品は、内部にアドレスが割り付けられてプログラム実行上での内部状態を示すデータを格納できる複数のデータ格納エリア(シフト桁)を持つラダー部品であり、その各桁のデータ格納エリアには内部メモリに格納されているデータが格納されてユーザがモニタ画面上で認識できるようにしたものである。
そのため、従来のモニタ画面の表示方式では、シフトレジスタ内の全シフト桁のデータ格納エリアに格納しているデータを確認できないので、ラダープログラムの修正、実行等が行いにくい。
一方、このようなラダー図上に表示されるラダー部品に関しては、それぞれを特定するうえで、その種類、デバイス番号、属性、等のデータを登録する必要がある。そこで、プログラマブルコントローラにパーソナルコンピュータを接続し、このパーソナルコンピュータのウインドウ画面上にモニタ対象の各種デバイスを登録するデータビューダイアログを表示し、このデータビューダイアログにデータを登録する技術が提供されている(特許文献1参照)。この特許文献1には、データビューダイアログにデバイスの種類、現在値、設定値、接点ON/OFF情報、コイルON/OFF情報、コメント等が登録される。この登録では、ラダー図に表示されているデバイスをマウスクリックし、そのままの状態でドラッグしてデータビューダイアログに登録する方法と、表示画面内に、デバイスの種類、デバイス番号等をキーボード操作で文字入力して、データビューダイアログに一括登録する方法である。
しかしながら、この従来の登録方法では、前者ではラダー図行全体ではなく、デバイス1つずつに対してドラッグアンドドロップで登録するものであり、また、後者ではラダー部品1つずつに対して必要なデータを入力操作して登録するものであり、登録操作が極めて煩雑で時間がかかるものとなっている。
特開平10−11260号公報
したがって、本発明により解決すべき課題は、シフトレジスタ等のラダー部品に格納するデータを詳細に表示可能とすることである。
本発明により解決すべき他の課題は、ラダー図行内のラダー部品のデータを自動登録可能とすることである。
本発明によるモニタ画面上へのラダー図表示方式は、表示画面上のラダー図表示領域内に、内部にアドレスが割り付けられてプログラム実行上での内部状態を示すデータを格納できる複数のデータ格納エリアを持つラダー部品が配置されている場合において、上記ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定しない場合は、そのラダー部品の開始と終了アドレスに対応するデータ格納エリアに格納するデータをラダー図上に表示する第1ステップと、上記ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定した場合は、その指定に係る範囲内のデータ格納エリアに格納するデータの表示に切り換える第2ステップと、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、ラダー図内に、内部に複数のデータ格納エリアを持つラダー部品、例えばシフトレジスタが配置されている場合に、シフトレジスタ内の各データ格納エリアの状態をユーザが確認したい場合、ラダー図のモニタ画面を第1ステップから第2ステップに切り換えることで、シフトレジスタ内のデータ格納エリアに格納する状態データを表示させることができるようになる。そのため、ユーザは、シフトレジスタ内部の各データ格納エリアそれぞれの状態データを確認して、ラダープログラムの修正、あるいは、ラダープログラムの実行状況の確認を行うことができ、プログラマブルコントローラを用いた制御系で必要な制御をより容易に講じることができるようになる。
本発明において、好ましい態様は、上記第2ステップでは、データビューダイアログを呼び出し、このデータビューダイアログ上に上記指定に係る範囲内のデータ格納エリアに格納するデータを表示することである。
この態様では、ユーザはデータビューダイアログを呼び出し操作するだけで、そのデータビューダイアログ上で簡単にラダー部品内の各データ格納エリアに格納しているデータを一覧することができるようになる。
本発明において、より好ましい態様は、上記ラダー図表示領域は、入力条件記述表示領域と操作出力記述表示領域とに領域分けされていると共に、操作出力記述表示領域は固定表示可能である一方、入力条件記述表示領域内に表示するラダー図各行が当該領域内で横スクロール可能となっていることである。
上記態様では、ラダー図行が長くてラダー図行全体をラダー図表示領域に表示できなくても、シフトレジスタ等のラダー部品は操作出力記述表示領域に固定表示することができると共に、入力条件記述表示領域内のラダー部品はラダー図行を横スクロールすることにより、当該ラダー図表示領域内に表示することができるようになる。
本発明において、より好ましい態様は、上記データビューダイアログに登録するラダー図行を1行または複数行選択操作する第1ステップと、上記選択されたラダー図行において、操作出力記述表示領域に表示されている行部分と、上記横スクロールで入力条件記述表示領域に表示されてユーザが認識できる行部分と、上記入力条件記述表示領域に表示されていなくてユーザが認識できない行部分と、を自動認識する第2ステップと、上記自動認識したラダー図行上のラダー部品の内部状態を示すデータを上記データビューダイアログに登録する第3ステップと、を実行することが可能となっていることである。
上記態様では、横スクロールの位置によって入力条件記述表示領域に表示されていなくてユーザが認識できない行部分があっても、その行部分を自動認識して、モニタ画面上に登録することができる。
本発明によれば、シフトレジスタ等のラダー部品のように内部にアドレスを割り付けられた複数のデータ格納エリアを持つラダー部品に対して、モニタ画面上でそれらデータ格納エリアに格納するデータをモニタすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るラダー図モニタ方式を、それを実施するラダー図モニタ装置に基づいて、詳細に説明する。
本発明のラダー図モニタ方式は、ラダー図形式のプログラム(ラダープログラム)の作成、編集等を行うシステム、ラダープログラムの編集等に関連する入出力、表示、演算、通信その他の処理をハードウェア的に限定するものではない。ソフトウェア的にラダー図モニタ装置の処理を実現する装置等も本発明の範囲内に含む。例えば汎用の回路やコンピュータにソフトウェアやプログラム、プラグイン、オブジェクト、ライブラリ、アプレット、コンパイラ、モジュール、特定のプログラム上で動作するマクロ等を組み込んでラダープログラムの編集等あるいはこれに関連する処理を可能とした汎用あるいは専用のコンピュータ、ワークステーション、端末、携帯型電子機器、その他の電子デバイスも、本発明のラダー図モニタ方式を適用する装置に含まれる。また本実施の形態においては、単体としてのラダー図モニタ装置に限定されず、コンピュータプログラムやソフトウェア、サービス等の一部として機能する態様や、必要時に呼び出されて機能する態様、OS等の環境においてサービスとして提供される態様等にも適用することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るラダー図モニタ方式を説明すると、図1は、ラダー図モニタ装置1と、プログラマブルコントローラ2と、を備える。プログラマブルコントローラ2は、制御対象機器である入出力機器3(3a〜3d)を接続し、これらを制御する装置である。プログラマブルコントローラ2は、内蔵するCPUによって制御プログラムに従い、ラダープログラム編集プログラムで作成されたラダープログラムで定められた手順で、入出力機器3の動作を制御する。ラダー図モニタ装置1は、プログラマブルコントローラ2に接続され、プログラマブルコントローラ2やプログラマブルコントローラ2で制御される入出力機器3の動作状態を設定し表示することができる。
ラダー図モニタ装置1は、汎用的なコンピュータで構成されており、CPU1a、メモリ1b、表示部1c、操作部1d、外部記憶装置1e、インターフェース1fを備えている。CPU1aは、ラダー図モニタ装置1にインストールされているOS(オペレーティングシステム)上でラダープログラム編集プログラムを含む各種のアプリケーションプログラムを動作させる際の各部の制御や演算処理を行う。メモリ1bは、RAM、ROMなどのメモリを備えており、データの格納、一時的なデータ記憶、CPU1aの演算処理時における作業エリアを提供することができるようになっている。
ラダー図モニタ装置1の表示部1cは、CRT、LCD、あるいは液晶パネルやELパネルのような平板型のモニタ画面を備える。操作部1dは、キーボード、マウスなどの入力操作を行うための装置であり、特に、GUI環境下で動作するラダープログラム編集プログラムでの入力作業にはマウスなどのポインティングデバイスが好適である。外部記憶装置1eは、ハードディスク装置などの磁気ディスクドライブ、CD−ROMドライブなどの光ディスクドライブといった装置であり、少なくとも、記録媒体に記録されたラダープログラム編集プログラムなどの情報を読み出すことができる装置を含んでいる。インターフェース1fは、プログラマブルコントローラ2との間でデータ通信を行う入出力部である。ラダープログラム編集プログラムで作成されたラダープログラムは、このインターフェース1fを介してプログラマブルコントローラ2に転送され、プログラマブルコントローラ2内のメモリにダウンロードされる。ラダー図モニタ装置1にインストールされて実行されるラダープログラム編集プログラムは、ラダー図モニタ装置1のCPU1aで実行される。
図2を参照して表示部1cのモニタ画面4は、ユーザインターフェース画面として、タイトルバー41、メニューバー42、ツールバー43を有すると共に、メニューバー42のファイル操作により、編集目的とするラダープログラムがラダー図形式でラダー図表示領域44上に表示される。そして、マウスやキーボード等の操作部1dでラダー図の修正等の作業が行われる。なお、操作部1dはラダー図モニタ装置1と有線もしくは無線で接続され、あるいはラダー図モニタ装置1に固定されている。一般的な操作部1dとしては、例えばマウスやキーボード、スライドパッド、トラックポイント、タブレット、ジョイスティック、コンソール、ジョグダイヤル、デジタイザ、ライトペン、テンキー、タッチパッド、等の各種ポインティングデバイスが挙げられる。また、インターフェース画面を表示する表示部1c自体にタッチスクリーンやタッチパネルを利用して、画面上をユーザが手で直接触れることにより入力や操作を可能としたり、または音声入力その他の既存の入力手段を利用、あるいはこれらを併用することもできる。
なお、ラダープログラム編集プログラムがインストールされたラダー図モニタ装置1に接続された操作部1dから設定を行う態様の他、ラダープログラム編集プログラムやハードウェアをプログラマブルコントローラ2に組み込み、プログラマブルコントローラ2側で設定を行えるようにしても良い。
図2に示すモニタ画面4のラダー図表示領域44には、ラダー図が、入力条件を記述する部分を表示する入力条件記述表示領域44aと、操作出力を記述する部分を表示する操作出力記述表示領域44bとに画面構成されている。入力条件記述表示領域44aと操作出力記述表示領域44bとの間には縦方向に境界線45が着色表示されている。入力条件記述表示領域44aの下端には横スクロール操作部46が表示され、操作出力記述表示領域44bの右端には縦スクロール操作部47が表示されている。
入力条件記述表示領域44aには、左端側に縦方向に母線M1が表示され、この母線M1から横方向行線L11,L12,L13,L21,…が行方向平行等間隔で複数表示され、各横方向行線L11,L12,L13,L21,…上にデバイス番号C11,C12,…と共に押しボタンやスイッチやセンサ等の入力機器が入力接点形状でシンボル表示されている。これら横方向行線L11,L12,L13,L21,…はラダープログラムをモニタ画面4上でラダー図形式で表示した場合のラダー図各行n1,n2,…を構成する。これら各種入力接点とそれらの組み合わせによるAND、OR、NOT、等の各種回路による入力条件の構成は本実施の形態では説明を略し、かつ、すべて同一の接点形式で表示している。なお、入力条件記述表示領域44a内において、各横方向行線L11,L12,L13,L21,…上には、デバイス番号はC11,C12,…が示されているが、入力接点数がさらに多いので、デバイス番号はそれ以降もあり、横方向行線L11,L12,L13,L21,…が長く、入力条件記述表示領域44a内には表示されていない。そのため、横方向行線L11,L12,L13,L21,…については後述するように横スクロールすることにより、入力条件記述表示領域44a内に表示することができるようになっている。
操作出力記述表示領域44b内には、入力条件記述表示領域44a内の各横方向行線L11,L12,L13,L21,…それぞれに個別対応して横方向行線L12,L22,…がそれぞれ表示され、この横方向行線L12,L12,L13,L22,…上にはリレーコイル、ランプ、モータ、アクチュエータ等の操作出力デバイスであるラダーコイルOUTや、タイマTM、カウンタCT、シフトレジスタSR等のラダー部品が表示される。実施の形態ではリレーコイルOUT1,OUT2,シフトレジスタSRが代表的に表示されている。
両横方向行線L12,L12,L13,L21,…それぞれは横方向行線L12,L22,…それぞれと同一のラダー図各行n1,n2,…を構成する。
縦スクロール操作部47を、例えば図2から図3で示すように、下方向に操作すると、入力条件記述表示領域44a内のラダー図各横方向線L11,L12,L13,L21,…と操作出力記述表示領域44b内のラダー図各横方向線L12,L12,L13,L22,…とが同期して縦スクロールされる。
次に横スクロール操作部46を、例えば図2から図4で示すように、右方向に移動操作すると、操作出力記述表示領域44b内のラダー図各横方向線L12,L22,…が各行固定され常時表示された状態で入力条件記述表示領域44a内の横方向行線L11,L12,L13,L21,…が左方向に同期横スクロールされる。その結果、入力条件記述表示領域44a内では、横方向行線L11,L12,L13,L21,…上にデバイス番号C11,C12、…の接点が入力条件記述表示領域44aから消え、デバイス番号C14,…の接点が入力条件記述表示領域44a上に表示されてくる。さらに、横スクロール操作部46を、右方向に移動操作すると、横方向行線L11,L12,L13,L21,…が左方向にスクロールされ、次のデバイス番号の接点が表示される。
(ラダー部品の簡略表示と詳細表示)
次に、図2と図5を参照してシフトレジスタSR内部のデータのモニタ表示を説明する。シフトレジスタSRは、データを格納できる複数の直列に接続されたデータ格納エリア(シフト桁)を持ち、各データ格納エリアに格納されているデータが順次にシフトされるラダー部品であり、各データ格納エリアにはアドレスが割付けられている。このようなシフトレジスタSR内部のデータ格納エリアに格納されているデータをモニタ画面4上にモニタ表示するに際して、データ格納エリアのモニタ範囲を指定しない場合は、その開始アドレスC1と終了アドレスC7に対応するデータ格納エリアに格納するデータが図2に示す通りにラダー図上に「OFF」であると表示される。以上がラダー部品の簡略表示である。
次に、図2と図5を参照してシフトレジスタSR内部のデータのモニタ表示を説明する。シフトレジスタSRは、データを格納できる複数の直列に接続されたデータ格納エリア(シフト桁)を持ち、各データ格納エリアに格納されているデータが順次にシフトされるラダー部品であり、各データ格納エリアにはアドレスが割付けられている。このようなシフトレジスタSR内部のデータ格納エリアに格納されているデータをモニタ画面4上にモニタ表示するに際して、データ格納エリアのモニタ範囲を指定しない場合は、その開始アドレスC1と終了アドレスC7に対応するデータ格納エリアに格納するデータが図2に示す通りにラダー図上に「OFF」であると表示される。以上がラダー部品の簡略表示である。
次に、シフトレジスタSRに図示略のマウスカーソルをフォーカスし、ツールバー43上の詳細モニタボタンIC1を選択クリックすると、表示画面4上に図5で示すようにデータビューダイアログDW1が呼び出しされる。このデータビューダイアログDW1には、シフトレジスタSRの各データ格納エリアのアドレスC1,C2,…が表示され、各アドレスC1,C2,…に対応するデータ格納エリアに格納されているデータの状態が表示されている。図5では、シフトレジスタSRは、内部にアドレスがC1〜C7で割り付けられてプログラム実行上での内部状態を示すデータを格納できる7つの縦接続されたデータ格納エリアを持つラダー部品になっている。そして、実施の形態では、アドレスC1〜C4と、アドレスC6,C7に対応するデータ格納エリアに格納されるデータはいずれも「OFF」であり、アドレスC5のデータ格納エリアに格納されるデータは「ON」であることが詳細に表示されている。
このデータビューダイアログDW1により、ユーザは、シフトレジスタSR内部のデータの状態を詳細にモニタすることができることにより、ラダープログラムの修正やラダープログラムの実行状況の確認を詳細に行うことができ、これにより、プログラマブルコントローラを用いた制御系で必要な制御をより容易に講じることができるようになる。
(モニタ画面4へのデータ登録)
次に、モニタ画面4へ内部メモリに格納するデータを登録する操作について説明する。内部メモリにはラダー図を構成するラダー部品の状態を示すデータが格納される。内部メモリの格納データをモニタ画面上に表示するにはモニタ画面上に登録することが必要である。この場合、ラダー部品1つずつに対してドラッグアンドドロップで登録したり、あるいは、ラダー部品1つずつに対して必要なデータを入力操作して登録するのではきわめて煩雑で手間がかかる。そこで、実施の形態では、登録操作を一挙に自動的に行うことができるようにしている。
次に、モニタ画面4へ内部メモリに格納するデータを登録する操作について説明する。内部メモリにはラダー図を構成するラダー部品の状態を示すデータが格納される。内部メモリの格納データをモニタ画面上に表示するにはモニタ画面上に登録することが必要である。この場合、ラダー部品1つずつに対してドラッグアンドドロップで登録したり、あるいは、ラダー部品1つずつに対して必要なデータを入力操作して登録するのではきわめて煩雑で手間がかかる。そこで、実施の形態では、登録操作を一挙に自動的に行うことができるようにしている。
すなわち、登録操作を例えばラダー図1行ごとに行うとして、まず、図6で示すように、ラダー図の例えばn1行目全体をマウスカーソル等でハッチングで示すように選択する。この選択の後、例えば、マウスカーソルの右クリックでメニューをプルダウン表示し、そのメニュー記載の選項目からデータ登録項目を選択するとか、あるいは、データ登録画面呼び出しボタンIC2をクリックしたりすると、モニタ画面4上に、図7で示すように、データビューダイアログDW2が呼び出される。
このデータビューダイアログDW2には、ラダー図のn1行目の各ラダー部品がラダー順にそれぞれのデバイス番号C11,C12、…,C15,OUT1,SRのデータ格納エリアC1,…がアドレス欄に表示されていると共に、内部メモリから読み出されたそれぞれのアドレスに対応して各ラダー部品の状態を示すデータが自動認識されて表示される。これにより、ユーザは自動登録するに際して、ラダー図のn1行目において各ラダー部品が横方向行線L1のデバイス番号C11−C14のラダー部品が登録され、次いで次の横方向行線L2のデバイス番号C19のラダー部品が登録され、さらに次の横方向行線L3のデバイス番号C20のラダー部品が登録されるというように、ラダー順に登録されるのでデータビューダイアログDW2が非常に見やすくなる。
この場合、図7で示すように選択されたラダー図のn1行においては、操作出力記述表示領域44bに表示されている行部分と、上記横スクロールで入力条件記述表示領域44aに表示されてユーザが認識できる行部分(C11,…)と、入力条件記述表示領域44aに表示されていなくてユーザが認識できない行部分(C15,…)とがある。そして、実施の形態では、上記選択した状態で登録ボタンIC3を操作することにより、ラダー図n1行上のラダー部品の内部状態を示すデータがデータビューダイアログDW2に自動登録される。なお、ラダー図の選択は上記ではn1行の1行であったが、複数の行を同時に選択し、データビューダイアログDW2に表示することができることは勿論である。
以上説明したように本実施の形態では、モニタ画面4上のラダー図表示領域44に、シフトレジスタSR等のラダー部品が配置されている場合、シフトレジスタSRのデータ格納エリアに格納されているデータのモニタ範囲を指定しないと、そのシフトレジスタSRの開始アドレスC1と終了アドレスC7それぞれのデータ格納エリアに格納するデータをラダー図上に簡略表示する。一方、シフトレジスタSRのデータ格納エリア内に格納されているデータのモニタ範囲を指定すると、その指定に係る範囲内のデータ格納エリアに格納するデータを詳細に表示する。そのため、本実施の形態では、ユーザは、シフトレジスタSR内部の各データ格納エリアそれぞれのデータを詳細確認して、ラダープログラムの修正、あるいは、ラダープログラムの実行状況の確認を行うことができ、プログラマブルコントローラを用いた制御系で必要な制御をより容易に講じることができるようになる。
また、本実施の形態では、横スクロールにより、入力条件記述表示領域44aに表示されていなくてユーザが認識できない行部分のラダー部品であっても、データビューダイアログDW2に自動登録することができる。
1 ラダー図モニタ装置
2 プログラマブルコントローラ
4 モニタ画面
SR シフトレジスタ
DW1,DW2 データビューダイアログ
2 プログラマブルコントローラ
4 モニタ画面
SR シフトレジスタ
DW1,DW2 データビューダイアログ
Claims (4)
- 表示画面上のラダー図表示領域内に、内部にアドレスが割り付けられてプログラム実行上での内部状態を示すデータを格納できる複数のデータ格納エリアを持つラダー部品が配置されている場合において、
上記ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定しない場合は、そのラダー部品の開始と終了アドレスに対応するデータ格納エリアに格納するデータを当該ラダー図上に表示する第1ステップと、
上記ラダー部品内のデータ格納エリアのモニタ範囲を指定した場合は、その指定に係る範囲内のデータ格納エリアに格納するデータの表示に切り換える第2ステップと、
を有するモニタ画面上へのラダー図表示方式。 - 上記第2ステップでは、表示画面上にデータビューダイアログを呼び出し、この呼び出したデータビューダイアログ上に上記指定に係る範囲内のデータ格納エリアに格納するデータを表示する、請求項1に記載の方式。
- 上記ラダー図表示領域を、ラダー図の入力条件を記述する入力条件記述表示領域と操作出力を記述する操作出力記述表示領域とに領域分すると共に、操作出力記述表示領域を固定表示する一方、入力条件記述表示領域内に表示するラダー図各行を当該領域内で横スクロール可能とした、請求項1または2に記載の方式。
- 上記データビューダイアログに登録するラダー図行を1行または複数行選択操作する第1ステップと、
上記選択されたラダー図行において、操作出力記述表示領域に表示されている行部分と、上記横スクロールで入力条件記述表示領域に表示されてユーザが認識できる行部分と、上記入力条件記述表示領域に表示されていなくてユーザが認識できない行部分と、を自動認識する第2ステップと、
上記自動認識したラダー図行上のラダー部品の内部状態を示すデータを上記データビューダイアログに登録する第3ステップと、
を実行することを可能とした請求項3に記載の方式。
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