JP2009104139A - レンズ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、便利に組み立てることができるレンズ装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るレンズ装置は、レンズグループを収容する収容体及び前記収容体の一端から延在する固定体を有する鏡筒と、前記鏡筒に取り付け、且つ前記固定体の外側に接する係合体を有するフォーカシング部品を備え、前記固定体の外側壁に係合凹部と係合凸部の中の一種を設置し、前記係合体の内側壁に係合凹部と係合凸部の中の他の一種を設置し、前記係合凹部と前記係合凸部が対応的に係合して前記フォーカシング部品を前記鏡筒に取り付け、且つ外力の作用によって、前記フォーカシング部品は、前記係合凸部と前記係合凹部との間に生じる摩擦力で前記鏡筒を伝動して回転させる。
【選択図】図２

Description

本発明は、レンズ装置に関するものであり、特にフォーカシング部品を有するレンズ装置に関するものである。

結像技術の発展にしたがって、レンズ装置は、いろいろな用途の結像装置に広く応用される。ビデオカメラやデジタルカメラのような携帯電子機器とレンズ装置の組み合わせは、多い消費者の愛顧を得る。

レンズ装置は、第一鏡筒と、第二鏡筒及びフォーカシング・リングを備える。前記第一鏡筒及び前記第二鏡筒は、別々にいくつかのレンズからなる第一レンズグループと第二レンズグループを収容することに用いられる。前記第二鏡筒に内部ねじ山を設置し、前記第一鏡筒に前記内部ねじ山と対応する外部ねじ山を設置する。前記第二鏡筒は、螺合方式によって前記第一鏡筒に係合し且つ前記第一鏡筒に対して回転することができる。前記フォーカシング・リングは、ねじによって前記第二鏡筒に固定される。前記レンズ装置のフォーカシング・リングは、外力の作用によって前記第二鏡筒を伝動することができ、前記第二鏡筒が前記第一鏡筒に対して回転することにより、前記第二レンズグループと前記第一レンズグループとの間の距離を改変して、前記レンズ装置のフォーカシング機能を実現する。

しかし、前記レンズ装置を組み立てる場合、作業者は、ドライバーで前記フォーカシング・リングを前記第二鏡筒に固定しなければならない。特に、ねじが多い場合、作業者は、多いねじを順次に固定することを必要として、組み立て過程が煩わしい。

本発明の目的は、前記課題を解決し、便利に組み立てることができるレンズ装置を提供することである。

前記目的を達成するため、本発明に係るレンズ装置は、レンズグループを収容する収容体及び前記収容体の一端から延在する固定体を有する鏡筒と、前記鏡筒に取り付け、且つ前記固定体の外側に接する係合体を有するフォーカシング部品を備え、前記固定体の外側壁に係合凹部と係合凸部の中の一種を設置し、前記係合体の内側壁に係合凹部と係合凸部の中の他の一種を設置し、前記係合凹部と前記係合凸部が対応的に係合して前記フォーカシング部品を前記鏡筒に取り付け、且つ外力の作用によって、前記フォーカシング部品は、前記係合凸部と前記係合凹部との間に生じる摩擦力で前記鏡筒を伝動して回転させる。

本発明のレンズ装置を組み立てる場合、前記固定体の外側壁を前記係合体の内側壁に接してから、前記鏡筒及び前記フォーカシング部品に別々に作用力を印加することにより、前記固定体が前記係合体を押し出して前記係合体に弾性変形が発生し、前記係合凸部が前記係合凹部の中に置かれて前記フォーカシング部品を前記鏡筒に取り付けるため、レンズ装置を便利に組み立てることができる。

以下、添付図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。

図１〜図３を参照すると、本発明に係るレンズ装置９９は、第一鏡筒１０、第二鏡筒２０及び前記第二鏡筒２０に取り付けたフォーカシング部品３０を備える。前記フォーカシング部品３０は、外力の作用によって前記第二鏡筒２０を伝動することができ、前記第二鏡筒２０が前記第一鏡筒１０に対して回転することにより、前記レンズ装置９９のフォーカシング機能を実現する。

前記第一鏡筒１０は、段階状の中空筒柱であって、いくつかのレンズからなる第一レンズグループ１１１を収容することに用いられる。

前記第二鏡筒２０は、前記第一鏡筒１０と同軸であって、且つ前記第一鏡筒１０に対して回転することができる。本実施形態において、前記第二鏡筒２０は、前記第一鏡筒１０の外側に螺合する。前記第二鏡筒２０は、凸状であって、前記第一鏡筒１０に螺合する収容体２１と、前記収容体２１から延在して且つ前記第一鏡筒１０と遠く離れる固定体２２とを備える。前記収容体２１は、中空筒柱であって、いくつかのレンズからなる第二レンズグループ２２２を収容することに用いられる。前記収容体２１と前記固定体２２は、同軸に設置した中空環状体であって、前記固定体２２の外径は、前記収容体２１の外径より大きい。前記固定体２２の外側壁に沿って前記収容体２１に近接する片側に三つの係合凹部２２１を等間隔に設置する。前記係合凹部２２１は、前記収容体２１に近接する長方形の力受け面２２１２及び前記力受け面２２１２から前記固定体２２の外側壁に向かって直交に延在する係合面２２１４を備える。前記収容体２１に近接する前記力受け面２２１２の一辺は、前記収容体２１の外側壁に外接する。前記力受け面２２１２と前記係合面２２１４が一緒に欠所２２１６を形成する。

前記フォーカシング部品３０は、前記第二鏡筒２０に取り付けられる。前記フォーカシング部品３０は、同軸に設置した操作リング３１及び環状の係合体３３を備える。前記係合体３３の直径は、前記操作リング３１の直径より小さい。前記係合体３３の内側壁に沿って前記係合凹部２２１に対応する三つの係合凸部３３１を等間隔に設置する。前記係合凸部３３１は、４角錐状であって、前記係合体３３に形成した長方形の錐底部３３１０、錐頂部３３１８及び前記錐底部３３１０の四つの辺縁から前記錐頂部３３１８に向かって延在した四つの側面である第一側面３３１１、導入面３３１２、第二側面３３１３、第三側面３３１４を備える。前記錐底部３３１０が所在する平面の上の前記錐頂部３３１８の投影は、ちょうど前記錐底部３３１０に位置する。前記係合凸部３３１の四つの側面３３１１、３３１２、３３１３、３３１４と前記錐底部３３１０が構成する角は、皆鋭角である。前記係合体３３において、前記係合凸部３３１の両側に長方形の開口３３２を開設する。前記開口３３２の数量は、ただ一つであることができ、且つ前記係合凸部３３１の片側に開設する。前記開口３３２は、Ｕ形、Ｖ形などのほかの形状であることができる。

組み立てる場合、先ず、前記フォーカシング部品３０の係合体３３の内側壁を前記第二鏡筒２０の固定体２２の外側壁に接してから、前記第二鏡筒２０及び前記フォーカシング部品３０に別々に作用力を印加することにより、前記固定体２２が前記係合凸部３３１を押し出して前記係合体３３に弾性変形が発生し、前記係合凸部３３１が前記固定体２２の係合凹部２２１に向かって移動し且つ前記係合凹部２２１の中に置かれる。前記係合凸部３３１と前記係合凹部２２１が対応的に係合して、前記フォーカシング部品３０を前記第二鏡筒２０に取り付ける。最後、前記第二鏡筒２０を前記第一鏡筒１０の外側に螺合して、前記レンズ装置９９の組み立て過程を終了する。前記係合凸部３３１の導入面３３１２と前記錐底部３３１０が鋭角を構成するため、前記フォーカシング部品３０を前記第二鏡筒２０に取り付け易い。前記開口３３２は、前記係合体３３が外力の作用によって弾性変形することに役立つ。

前記レンズ装置９９を組み立ててから、前記係合凸部３３１の錐頂部３３１８が前記係合凹部２２１の力受け面２２１２に接する。この時、外力で前記フォーカシング部品３０の操作リング３１を回転すると、前記フォーカシング部品３０は、前記係合凸部３３１と前記係合凹部２２１との間に生じる摩擦力によって前記第二鏡筒２０を伝動することができ、前記第二鏡筒２０が前記第一鏡筒１０に対して回転することにして、フォーカシング機能を実現する。

前記レンズ装置９９において、前記第二鏡筒２０の固定体２２の外側壁に複数の係合凹部２２１を等間隔に設置し、前記フォーカシング部品３０の係合体３３の内側壁に前記係合凹部２２１と対応する複数の係合凸部３３１を等間隔に設置する。組み立てる時、前記固定体２２の外側壁を前記係合体３３の内側壁に接してから、前記第二鏡筒２０及び前記フォーカシング部品３０に別々に作用力を印加することにより、前記固定体２２が前記係合凸部３３１を押し出して前記係合体３３に弾性変形が発生し、前記係合凸部３３１が前記係合凹部２２１に置かれ、即ち前記フォーカシング部品３０を前記第二鏡筒２０に便利に取り付ける。

上述の実施形態において、互いに対応する前記係合凹部２２１及び前記係合凸部３３１の数量は、一つ、二つ又は三つであることができる。互いに対応する前記係合凹部２２１及び前記係合凸部３３１の数量が複数である場合、前記フォーカシング部品３０が前記第二鏡筒２０を効果的に伝動することができ、前記第二鏡筒２０が前記第一鏡筒１０に対して回転することにして、フォーカシング機能を実現する。

他の実施形態において、前記固定体２２の外側壁は、方形などの他の形状であることができ、前記係合体３３の内側壁の形状は、前記固定体２２の外側壁の形状と対応する。

他の実施形態において、前記係合凸部３３１は、４角錐状でなく、半円柱、円柱及び多角柱などの他の形状であることができ、前記係合凹部２２１の形状は、前記凸部３３１の形状と対応する。

本発明の各実施形態において、第二鏡筒の固定体に係合凸部を設置し、フォーカシング部品の係合体に対応する係合凹部を設置することができる。

以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種種変更可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。

本発明の実施形態に係るレンズ装置の構造を示す立体図である。 図１に示すレンズ装置の分解図である。 図１に示すレンズ装置の断面図である。

符号の説明

１０ 第一鏡筒
２０ 第二鏡筒
２１ 収容体
２２ 固定体
３０ フォーカシング部品
３１ 操作リング
３３ 係合体
９９ レンズ装置
１１１ 第一レンズグループ
２２１ 係合凹部
２２２ 第二レンズグループ
３３１ 係合凸部
３３２ 開口
２２１２ 力受け面
２２１４ 係合面
２２１６ 欠所
３３１０ 錐底部
３３１１ 第一側面
３３１２ 導入面
３３１３ 第二側面
３３１４ 第三側面
３３１８ 錐頂部

Claims (10)

1. レンズグループを収容する収容体及び前記収容体の一端から延在する固定体を有する鏡筒と、
   前記鏡筒に取り付け、且つ前記固定体の外側に接する係合体を有するフォーカシング部品と、
   を備え、
   前記固定体の外側壁に係合凹部と係合凸部の中の一種を設置し、前記係合体の内側壁に係合凹部と係合凸部の中の他の一種を設置し、前記係合凹部と前記係合凸部が対応的に係合して前記フォーカシング部品を前記鏡筒に取り付け、且つ外力の作用によって、前記フォーカシング部品は、前記係合凸部と前記係合凹部との間に生じる摩擦力で前記鏡筒を伝動して回転させることを特徴とするレンズ装置。
2. 前記固定体の外側壁に沿って複数の係合凹部を設置し、前記係合体の内側壁に沿って複数の係合凸部を設置することを特徴とする請求項１に記載のレンズ装置。
3. 前記係合体において、前記係合凸部の少なくとも一つの片側に開口を開設することを特徴とする請求項２に記載のレンズ装置。
4. 前記複数の係合凹部は、前記固定体の外側壁に等間隔に設置され、前記複数の係合凸部は、前記係合体の内側壁に等間隔に設置されることを特徴とする請求項２に記載のレンズ装置。
5. 前記固定体と前記収容体は、同軸に設置した中空環状体であって、前記固定体の外径は、前記収容体の外径より大きく、前記係合凹部は、前記固定体の外側壁に沿って前記収容体に近接する片側に設置され、前記収容体に近接する力受け面及び前記力受け面から前記固定体の外側壁に向かって直交に延在する係合面を備ることを特徴とする請求項１に記載のレンズ装置。
6. 前記収容体に近接する前記力受け面の一辺は、前記収容体の外側壁に外接することを特徴とする請求項５に記載のレンズ装置。
7. 前記係合凸部は、４角錐状であって、錐底部、錐頂部及び前記錐底部の四つの辺縁から前記錐頂部に向かって延在した四つの側面を備えることを特徴とする請求項５に記載のレンズ装置。
8. 前記係合凸部の錐頂部が前記係合凹部の前記力受け面に接することを特徴とする請求項７記載のレンズ装置。
9. 前記錐底部が所在する平面の上の前記錐頂部の投影は、ちょうど前記錐底部に位置することを特徴とする請求項７記載のレンズ装置。
10. 前記係合凸部の錐底部は、前記係合体の内側壁に位置することを特徴とする請求項７記載のレンズ装置。

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