JP2009103362A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とを備え、各循環管路での湯の循環を1台の循環ポンプにより行うことができると共に湯の利用効率を高め易い貯湯式給湯機を得ること。
【解決手段】沸上げ用循環管路20と熱源用循環管路40とを備えた貯湯式給湯機70を構成するにあたり、貯湯タンク10の下部に一端を接続させて第1共用管路部CL1を設けると共に、沸上げ用熱交換器62の上流側でかつ二次利用側熱交換器35の下流側に位置する領域に第2共用管路部CL2を設け、さらには沸上げ用熱交換器の下流側でかつ二次利用側熱交換器の上流側に位置する領域に第3共用管路部CL3を設け、第2共用管路部には、沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とを合流させる第1制御弁22と、循環ポンプ24と、熱源用循環管路を沸上げ用循環管路から分岐させる第2制御弁26とを上流側からこの順番で配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貯湯タンクの下部から取水した低温水を沸上げ用熱交換器で湯に沸き上げる一方で、貯湯タンクに貯留された湯を熱源として用いて浴槽や温水暖房設備等で用いられる湯を沸き上げる貯湯式給湯機に関するものである。
熱源機で沸き上げた湯を貯湯タンクに一旦貯留し、該貯湯タンクに接続された給湯管の端部に設けた給湯栓をユーザが開けたときに貯湯タンク内の湯がそのまま、または水でうめられて出湯するように構成された貯湯式給湯機では、浴槽や温水暖房設備等で用いられる湯を沸き上げる熱源として貯湯タンク内の湯を利用することができるように構成されたものも開発されている。
このような貯湯式給湯機には、貯湯タンクの下部から取水した低温水を沸上げ用熱交換器で湯に沸き上げて貯湯タンクの上部から該貯湯タンクに戻す沸上げ用循環管路と、貯湯タンクの上部から取水した湯を二次利用側熱交換器で熱源として用いた後に貯湯タンクの下部から該貯湯タンクに戻す熱源用循環管路とが設けられる。従来は、各循環管路に1台ずつ循環ポンプが配置されていたが、特許文献1に記載された貯湯式給湯機(給湯機)では、1台の循環ポンプにより各循環管路での湯の循環を可能にしている。
当該特許文献1に記載された貯湯式給湯機では、沸上げ用循環管路での貯湯タンク(給湯タンク)下部側に第1三方弁を設けて該第1三方弁により沸上げ用循環管路に熱源用循環管路を合流させる一方で、沸上げ用熱交換器(給湯用熱交換器)の下流側に第2三方弁を設けて該第2三方弁により沸上げ用循環管路から熱源用循環管路を分岐させている。そして、第1三方弁と沸上げ用熱交換器との間に循環ポンプを配置することで、1台の循環ポンプにより各循環管路での湯の循環を可能にしている。
特開2004−218907号公報
しかしながら、特許文献1に記載された貯湯式給湯機では、貯湯タンクの上部から取水した湯を二次利用側熱交換器で熱源として用いる二次利用運転(浴槽水沸上げ運転)を行ったときに、貯湯タンクの上部から取水した湯が二次利用側熱交換器(利用側熱交換器)で使用済水と熱交換を行った後に沸上げ用熱交換器(給湯用熱交換器)を経て貯湯タンクの下部に戻されることになるので、熱源用循環管路での配管長が長くなり易い。熱源用循環管路での配管長の増加は当該熱源用循環路での放熱ロスの増大につながり、放熱ロスの増大は湯の利用効率の低下につながる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とを備え、各循環管路での湯の循環を1台の循環ポンプにより行うことができると共に湯の利用効率を高め易い貯湯式給湯機を得ることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の貯湯式給湯機は、貯湯タンクの下部から取水した低温水を沸上げ用熱交換器で湯に沸き上げて貯湯タンクの上部から該貯湯タンクに戻す沸上げ用循環管路と、貯湯タンクの上部から取水した湯を二次利用側熱交換器で熱源として用いた後に貯湯タンクの下部から該貯湯タンクに戻す熱源用循環管路とを備えた貯湯式給湯機であって、沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とは、一端が貯湯タンクの下部に接続された第1共用管路部と、沸上げ用熱交換器の上流側でかつ第1共用管路部および二次利用側熱交換器それぞれの下流側に位置する領域に設けられた第2共用管路部と、沸上げ用熱交換器の下流側でかつ二次利用側熱交換器の上流側に位置する領域に設けられて一端が貯湯タンクの上部に接続された第3共用管路部とを含み、第2共用管路部には、沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とを合流させる第1制御弁と、循環ポンプと、熱源用循環管路を沸上げ用循環管路から分岐させる第2制御弁とが該第2共用管路部での上流側からこの順番で配置されていることを特徴とする。
本発明の貯湯式給湯機では、沸上げ用熱交換器の上流側に位置する領域に上記第2共用管路部が設けられ、該第2共用管路部に循環ポンプが配置されているので、沸上げ用循環管路および熱源用循環管路それぞれでの湯の循環を1台の循環ポンプにより行うことができる。また、沸上げ用熱交換器(給湯用熱交換器)の下流側で熱源用循環管路の下流端を貯湯タンクに接続させる特許文献1に記載された給湯機に比べて、熱源用循環管路での配管長を短くし易く、結果として、熱源用循環管路での放熱ロスを抑えて湯の利用効率を高め易い。したがって、本発明によれば、沸上げ用循環管路と熱源用循環管路とを備え、かつ湯の利用効率が高い貯湯式給湯機を安価に提供することが容易になる。
以下、本発明の貯湯式給湯機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、貯湯式給湯機の一例を概略的に示すブロック図である。同図に示す貯湯式給湯機70は、市水等の低温水を湯に沸き上げて所望箇所に給湯する機能と、浴槽や温水暖房設備等で用いられる湯の熱源としての機能とを有するものであり、当該貯湯式給湯機70は、給湯ユニット1とヒートポンプユニット60とを備えている。以下、貯湯式給湯機70の構成要素について説明する。
上記の給湯ユニット1は、貯湯タンク10と、貯湯タンク10の下部に接続されて当該貯湯タンク10内に市水等の低温水を供給する給水管15と、貯湯タンク10の下部からヒートポンプユニット60を経て貯湯タンク10の上部に戻る沸上げ用循環管路20と、貯湯タンク10の上部に接続されて当該貯湯タンク10内の湯を所望の給湯先に送る給湯管30とを有している。さらには、貯湯タンク10の上部から二次利用側熱交換器35を経て貯湯タンク10の下部に戻る熱源用循環管路40と、浴槽や温水暖房設備等の被加熱設備80から二次利用側熱交換器35を経て被加熱設備80に戻る設備側循環管路50も有している。
沸上げ用循環管路20は、貯湯タンク10の下部から取水した低温水をヒートポンプユニット60で湯に沸き上げてから貯湯タンク10の上部に戻す循環管路である。この沸上げ用循環管路20は、貯湯タンク10の下部に一端が接続された第1共用管路部CL1と、該第1共用管路部CL1の他端に接続された第1専用管路部20aと、該第1専用管路部20aの下流端に接続された第2共用管路部CL2と、該第2共用管路部CL2の下流端に接続された第2専用管路部20bと、該第2専用管路部20bの下流端と貯湯タンク10の上部とを結ぶ第3共用管路部CL3とを含んでいる。
上記の第2共用管路部CL2はヒートポンプユニット60よりも上流側に設けられており、該第2共用管路部CL2には、沸上げ用循環管路20と熱源用循環管路40とを合流させる第1制御弁22と、循環ポンプ24と、熱源用循環管路40を沸上げ用循環管路20から分岐させる第2制御弁26とが上流側からこの順番で配置されている。第1制御弁22は2つの流入口と1つの流出口とを有しており、第2制御弁26は1つの流入口と2つの流出口とを有している。これら第1制御弁22および第2制御弁26の各々はモータMにより駆動される。第2制御弁26は、2つの流出口それぞれでの流量を任意に変化させることが可能なものである。
熱源用循環管路40は、貯湯タンク10の上部から取水した湯を二次利用側熱交換器35で使用済水を加熱する熱源として用いた後に貯湯タンク10の下部から該貯湯タンク10に戻す循環管路である。この熱源用循環管路40は、上記の第3共用管路部CL3と、該第3共用管路部CL3から二次利用側熱交換器35を経て上記の第1制御弁22に達する第1専用管路部40aと、上記の第2共用管路部CL2と、該第2共用管路部CL2の下流端(第2制御弁26)と第1共用管路部CL1とを結ぶ第2専用管路部40bと、上記の第1共用管路部CL1とを含んでいる。
設備側循環管路50は、浴槽や温水暖房設備等の被加熱設備80から取水した使用済水(水または温水)を二次利用側熱交換器35で加熱した後に被加熱設備80に戻す循環管路である。二次利用側熱交換器35での使用済水の加熱は、熱源用循環管路40を流下する湯、具体的には第1専用管路部40aを流下する湯を熱源として用いて行われる。図示の例では、被加熱設備80と二次利用側熱交換器35との間に循環ポンプ55が配置されている。
一方、ヒートポンプユニット60は、沸上げ用循環管路20を流下する低温水を湯に沸き上げるものであり、冷媒を圧縮する圧縮機61と、沸上げ用熱交換器62と、膨張弁63と、蒸発器64と、これらを環状に接続する循環配管65とによって構成される冷凍サイクルシステムを有しており、蒸発器64の近傍には当該蒸発器64を冷却する冷却ファン66が設けられている。冷媒は、圧縮機61で圧縮されて高温、高圧となった後に沸上げ用熱交換器62で放熱し、膨張弁63で減圧され、蒸発器64で吸熱してガス状態となってから圧縮機61に吸入される。
沸上げ用循環管路20の一領域、具体的には第2専用管路部20bの一領域が沸上げ用熱交換器62内を通過しており、第2専用管路部20bを流下する低温水は凝縮された上記の冷媒と当該沸上げ用熱交換器62内で熱交換を行って湯に沸き上げられる。
図示を省略するが、貯湯式給湯機70は、第1制御弁22、循環ポンプ24、第2制御弁26、循環ポンプ55、およびヒートポンプユニット60それぞれの動作を制御する制御部と、該制御部への指令等の入力装置として用いられる操作部とを有している。当該貯湯式給湯機70は、ユーザが操作部から入力した指令等に応じて湯の沸上げ運転、または貯湯タンク内の湯を熱源として用いる二次利用運転を行う。以下、図2または図3を参照して、各運転について説明する。
図2は、貯湯式給湯機70により沸上げ運転を行ったときの低温水または湯の流路を示すブロック図である。同図中に矢印Aで示すように、沸上げ運転時には沸上げ用循環管路20を低温水または湯が流下する。貯湯タンク10の上部から熱源用循環管路40への湯の流入、第2共用管路部CL2から熱源用循環管路40の第2専用管路部40bへの湯の流入、および設備側循環管路50への使用済水の流入はない。すなわち、沸上げ運転時には、第1制御弁22が第1専用管路部20aのみを第2共用管路部CL2に連通させ、第2制御弁26が第2専用管路部20bのみを第2共用管路部CL2に連通させるように、これら第1制御弁22および第2制御弁26の動作が制御される。また、循環ポンプ24およびヒートポンプユニット60がそれぞれ運転される。循環ポンプ55は運転されない。
沸上げ運転の開始前の貯湯タンク10は、給水管15から供給された市水等の低温水により満水状態になっているか、または残り湯が上側に滞留し、給水管15から供給された低温水が下側に滞留して満水状態となっている。沸上げ運転が開始されると、貯湯タンク10の下部から第1共用管路部CL1に流入した低温水が当該第1共用管路部CL1、第1専用管路部20a、および第2共用管路部CL2を順次流下して第2専用管路部20bに流入する。そして、第2専用管路部20bを流下する過程で沸上げ用熱交換器62により湯に沸き上げられた後、当該第2専用管路部20bから第3共用管路部CL3を経て貯湯タンク10の上部に達し、ここから該貯湯タンク10内に戻される。貯湯タンク10の下部側には温度センサ(図示せず)が設けられており、当該温度センサによる検知温度が所定の温度を超えたことを制御部(図示せず)が検出すると、制御部は沸上げ運転を終了する。
図3は、貯湯式給湯機70により二次利用運転を行ったときの湯および使用済水の流路を示すブロック図である。同図中に矢印Bで示すように、二次利用運転時には、貯湯タンク10の上部から取水された湯が第3共用管路部CL3および第1専用管路部40aを順次流下し、第1専用管路部40aを流下する過程で二次利用側熱交換器35により使用済水を加熱する。二次利用側熱交換器35で熱を奪われた後の湯は第1専用管路部40aを更に流下して第1制御弁22から第2共用管路部CL2に流入し、該第2共用管路部CL2を流下して第2制御弁26から第2専用管路部40bに流入した後、第1共用管路部CL1を経て貯湯タンク10の下部から該貯湯タンク10に戻される。また、同図中に矢印Cで示すように、被加熱設備80から取水された使用済水が設備側循環管路50を流下し、熱源用循環管路40(第1専用管路部40a)を流下する湯を熱源として用いて二次利用側熱交換器35により加熱された後に被加熱設備80に戻される。貯湯タンク10の下部から第1共用管路部CL1への低温水の流入はない。
すなわち、二次利用運転時には、第1制御弁22が第1専用管路部40aのみを第2共用管路部CL2に連通させ、第2制御弁26が第2専用管路部40bのみを第2共用管路部CL2に連通させるように、これら第1制御弁22および第2制御弁26の動作が制御される。また、循環ポンプ24および循環ポンプ55がそれぞれ運転される。ヒートポンプユニット60は運転されない。
設備側循環管路50の所定箇所、例えば被加熱設備80への流入口近傍に設けられた温度センサ(図示せず)による検知温度が所定の温度を超えたことを制御部(図示せず)が検出すると、二次利用運転を終了する。二次利用運転を行うと、貯湯タンク10の上部に貯留されている高温の湯が熱源用循環管路40に流入し、二次利用側熱交換器35で熱を奪われて低温の湯となって貯湯タンク10の下部から該貯湯タンク10に戻される結果として、貯湯タンク10内の高温の湯の量が漸次低下する。このため、貯湯式給湯機70は、貯湯タンク10の上部側に設けた温度センサ(図示せず)による検知温度が所定の温度を下回ったことを制御部が検出したときには、二次利用運転を終了する。二次利用運転で温度が低下した湯の追い焚きを二次利用運転を継続したまま行って貯湯タンク10の蓄熱量の維持ないし増加を図るように貯湯式給湯機70を構成することもできる。
図4は、貯湯式給湯機70により二次利用運転と追焚き運転とを同時に行ったときの湯および使用済水の流路を示すブロック図である。二次利用運転と追焚き運転とを同時に行ったとき、同図中に矢印B,Cで示すように、熱源用循環管路40および設備側循環管路50それぞれでの湯または使用済水の循環形態は、二次利用運転を単独で行ったときの循環形態と同じとなる。一方、沸上げ用循環管路20では、同図中に矢印Dで示すように、二次利用運転により二次利用側熱交換器35で熱を奪われて温度が低下した湯の一部が第2共用管路部CL2から第2専用管路部20bに流入して追い焚きされた後、第3共用管路部CL3の下流側から熱源用循環路40の第1専用管路部40aに戻される。貯湯タンク10の下部から第1共用管路部CL1および第1専用管路部20aへの低温水の流入はない。
すなわち、二次利用運転と追焚き運転とを同時に行うときには、第1制御弁22が第1専用管路部40aのみを第2共用管路部CL2に連通させ、第2制御弁26が2つの第2専用管路部20b,40bを第2共用管路部CL2に連通させるように、これら第1制御弁22および第2制御弁26の動作が制御される。熱源用循環路40の第1専用管路部40aを流下した湯は、第1制御弁22から第2共用管路部CL2に流入して当該第2共用管路部CL2を流下した後、第2制御弁26によって2つの第2専用管路部20b,40bの各々に予め定められた割合で分配される。そして、第2制御弁26により第2専用管路部20bに分配された湯は、沸上げ用熱交換器62により高温の湯に沸き上げられた後に第3共用管路部CL3の下流側から熱源用循環路40の第1専用管路部40aに流入する。また、第2制御弁26により第2専用管路部40bに分配された湯は、第1共用管路部CL1を経て貯湯タンク10の下部から該貯湯タンク10に戻される。
二次利用運転と追焚き運転とを同時に行うときには、循環ポンプ24、循環ポンプ55、およびヒートポンプユニット60がそれぞれ運転される。第2制御弁26から第2専用管路部20b,40bそれぞれへの湯の流下量は、例えば二次利用側熱交換器35での必要加熱能力とヒートポンプユニット60の加熱能力とを考慮して予め作成されたデータに基づいて循環ポンプ24の回転数を調整すると共に、第2制御弁26の分配比率を調整することで調節される。
以上説明した構成を有する貯湯式給湯機70では、沸上げ用熱交換器62の上流側でかつ二次利用側熱交換器35の下流側に位置する領域に第2共用管路部CL2が設けられてここに循環ポンプ24が配置されているので、沸上げ用循環管路20および熱源用循環管路40それぞれでの湯の循環を当該循環ポンプ24により行うことができる。沸上げ用循環管路20および熱源用循環管路40の各々に1台ずつ循環ポンプを配置しなくてもよいので、製造コストを低減させることができる。また、沸上げ用熱交換器(給湯用熱交換器)の下流側で熱源用循環管路の下流端を貯湯タンクに接続させる特許文献1に記載された給湯機に比べて、熱源用循環管路40での配管長を短くし易く、その結果として、熱源用循環管路40での放熱ロスを抑えて湯の利用効率を高め易い。したがって、貯湯式給湯機70では、沸上げ用循環管路20と熱源用循環管路40とを備え、かつ湯の利用効率が高いものを安価に提供することが容易になる。
また、二次利用運転で温度が低下した湯の追い焚きを二次利用運転を継続したまま行うことができるように貯湯式給湯機70を構成した場合には、貯湯タンク10内の蓄熱量の低下を防止することができるので、貯湯タンク10から台所や洗面所等の給湯先への給湯量を確保したまま浴槽や温水暖房設備等の被加熱設備80で用いられる湯を沸き上げることが可能になり、結果としてその利便性が高まる。
以上、本発明の貯湯式給湯機について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。例えば、二次利用側熱交換器および設備側循環管路の数はそれぞれ1に限定されるものではなく、これら二次利用側熱交換器および設備側循環管路の数は、浴槽や温水暖房設備等の被加熱設備の総数に応じて適宜選定可能である。また、設備側循環管路については、必須の構成要素とする他に、任意の構成要素とすることもできる。
ヒートポンプユニットは、例えば冷媒である二酸化炭素を臨界圧力以上に加圧して用いるものであってもよいし、冷媒を臨界圧力未満の圧力に加圧して用いるものであってもよい。冷媒としては、二酸化炭素以外に、フルオロカーボンガスやアンモニアガス等を用いてもよい。本発明の貯湯式給湯機については、上述したもの以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の貯湯式給湯装置は、湯の二次利用も行うことができるものであるので、給湯設備の他に浴槽や温水暖房設備等を備えた家庭や事業所等での省エネルギー化を図るうえで好適なものである。
本発明の貯湯式給湯機の一例を概略的に示すブロック図である。 図1に示した貯湯式給湯機により沸上げ運転を行ったときの低温水または湯の流路を示すブロック図である。 図1に示した貯湯式給湯機により二次利用運転を行ったときの湯および使用済水の流路を示すブロック図である。 図1に示した貯湯式給湯機により二次利用運転と追焚き運転とを同時に行ったときの湯および使用済水の流路を示すブロック図である。
符号の説明
1 給湯ユニット
10 貯湯タンク
20 沸上げ用循環管路
20a 第1専用管路部
20b 第2専用管路部
22 第1制御弁
24 循環ポンプ
26 第2制御弁
35 二次利用側熱交換器
40 熱源用循環管路
40a 第1専用管路部
40b 第2専用管路部
50 設備側循環管路
55 循環ポンプ
60 ヒートポンプユニット
62 沸上げ用熱交換器
70 貯湯式給湯機
CL1 第1共用管路部
CL2 第2共用管路部
CL3 第3共用管路部

Claims (3)

  1. 貯湯タンクの下部から取水した低温水を沸上げ用熱交換器で湯に沸き上げて貯湯タンクの上部から該貯湯タンクに戻す沸上げ用循環管路と、前記貯湯タンクの上部から取水した湯を二次利用側熱交換器で熱源として用いた後に前記貯湯タンクの下部から該貯湯タンクに戻す熱源用循環管路とを備えた貯湯式給湯機であって、
    前記沸上げ用循環管路と前記熱源用循環管路とは、一端が前記貯湯タンクの下部に接続された第1共用管路部と、前記沸上げ用熱交換器の上流側でかつ前記第1共用管路部および前記二次利用側熱交換器それぞれの下流側に位置する領域に設けられた第2共用管路部と、前記沸上げ用熱交換器の下流側でかつ前記二次利用側熱交換器の上流側に位置する領域に設けられて一端が前記貯湯タンクの上部に接続された第3共用管路部とを含み、
    前記第2共用管路部には、前記沸上げ用循環管路と前記熱源用循環管路とを合流させる第1制御弁と、循環ポンプと、前記熱源用循環管路を前記沸上げ用循環管路から分岐させる第2制御弁とが該第2共用管路部での上流側からこの順番で配置されている、
    ことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記第2制御弁は、前記沸上げ用循環管路への流下量と前記熱源用循環管路への流下量を個別に調節することができ、
    前記貯湯タンクの上部から取水した湯を二次利用側熱交換器で熱源として用いる二次利用運転と、該二次利用運転時に前記二次利用側熱交換器で熱を奪われて温度が低下した湯の一部を前記第2共用管路部から前記沸上げ用循環路に流入させて追い焚きした後、前記第3共用管路部の下流側から前記熱源用循環路に戻す追焚き運転とを同時に行うことができる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 湯を用いる他の設備から取水した使用済水を前記二次利用側熱交換器で沸き上げて前記設備に戻す設備側循環管路を更に備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
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