JP2009101913A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向骨格部材を車体後方の延在方向に潰れるようにして衝突エネルギーを効率良く吸収することのできる車体前部構造を提供する。
【解決手段】車体前後方向に延在する左右一対のサイドメンバー1と、これらサイドメンバー1の先端部1Aに亘って車幅方向に設けられるバンパーレインフォース2と、サイドメンバー1とバンパーレインフォース2を固定するボルト3と、バンパーレインフォース2に入力があったときに、サイドメンバー1の先端部1Aがその延在方向に潰れるようガイドするカラー4とを備えた車体前部構造。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体前部に設けられる前後方向骨格部材の先端部が延在方向に潰れるようにして衝突エネルギーを効率良く吸収する構造とした車体前部構造に関する。
例えば、自動車等の車体前部構造であるサイドメンバーとバンパーレインフォースは、通常、ボルトとナットを締結することで固定されている(例えば、特許文献1等に記載)。
特開平11−348691号公報
しかし、バンパーレインフォースに車体斜めから入力があった場合、その衝撃力はサイドメンバーの長手方向である車体後方へ伝達されないため、サイドメンバー先端部が屈曲して曲がってしまう。そのため、サイドメンバーが衝突エネルギーを効率良く吸収することができない。
そこで、本発明は、前後方向骨格部材を車体後方の延在方向に潰れるようにして衝突エネルギーを効率良く吸収することのできる車体前部構造を提供することを目的とする。
本発明の車体前部構造は、車幅方向部材に入力があったときに、この車幅方向部材が締結手段で固定される前後方向骨格部材の先端部をその延在方向に潰すようガイドする潰れ案内手段を設けた。
本発明の車体前部構造によれば、前後方向骨格部材の先端部をその延在方向に潰すようガイドする潰れ案内手段を有しているので、車幅方向部材に対してどの方向からの入力に対しても前後方向骨格部材がその延在方向に潰れて衝突エネルギーを吸収する。したがって、本発明によれば、車体前部に加わった衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態の車体前部構造の斜視図、図2は図1のA−A線位置における拡大断面図、図3は図1のB−B線位置における拡大断面図、図4は入力により車幅方向部材が潰れてカラーが前後方向骨格部材を突き破ったときの状態を示す拡大断面図、図5はカラーがさらに前後方向骨格部材の延在方向へ押し込まれたときの状態を示す拡大断面図、図6はカラーが前後方向骨格部材の内壁と接触しながら車体後方へと押し込まれて行くときの状態を示す拡大断面図、図7は前後方向骨格部材の先端部が屈曲したときの状態を示す図である。
本実施形態の車体前部構造は、図1から図3に示すように、車体前後方向(図1中矢印Yで示す方向)に延在する左右一対の前後方向骨格部材であるサイドメンバー1と、これら一対のサイドメンバー1の先端部1Aに亘って車幅方向(図1中矢印Xで示す方向)に設けられる車幅方向部材であるバンパーレインフォース2と、サイドメンバー1とバンパーレインフォース2を締結固定する締結手段であるボルト3と、バンパーレインフォース2に入力があったときに、サイドメンバー1の先端部1Aがその延在方向に潰れるようガイドする潰れ案内手段であるカラー4とを備えている。
サイドメンバー1は、断面矩形状の閉断面構造とされ、前面衝突時に衝突荷重が入力されることによりそのメンバー長手方向である延在方向(軸方向)に先端部1Aが潰れて衝突エネルギーを吸収する。そして、このサイドメンバー1の先端部1Aの側面には、バンパーレインフォース2と締結固定するためのブラケット5がブラケット固定用ボルト6によって固定されている。
バンパーレインフォース2は、サイドメンバー1と同じく断面矩形状をなす閉断面構造とされている。そして、このバンパーレインフォース2の内部には、その内部空間を2つの空間に仕切り剛性を高めるための仕切り板7が設けられている。バンパーレインフォース2には、カラー4を貫通させるためのカラー取付孔8が形成されている。このカラー取付孔8は、サイドメンバー1における先端部1Aの先端面1aと対応する位置と、前記ブラケット5の先端面5aと対応する位置のそれぞれに2箇所づつ設けられている。
カラー4は、サイドメンバー1にバンパーレインフォース2を締結固定するボルト3を挿通させる断面矩形状をなす中空矩形筒体として形成されている。かかるカラー4は、前記カラー取付孔8に挿入され、一方のカラー端部4aをサイドメンバー1の先端面1aまたはブラケット5の先端面5aに突き当てている。他方のカラー端部4bは、バンパーレインフォース2の前面2aから若干外方へ突出している。
また、カラー4は、前面衝突によるバンパーレインフォース2に対する入力でサイドメンバー1の内壁1cまたはブラケット5の前記サイドメンバー1と固定される側壁5cと接触しながら車体後方へ押し込まれて行くよう配置されている。具体的には、カラー4は、サイドメンバー1の延在方向に対して傾斜角度θを持って配置されることで、カラー先端部4aがサイドメンバー1の内壁1cと接触する。
また、カラー4は、サイドメンバー1またはブラケット5に対して均等に複数個配置されている。この実施形態では、サイドメンバー1に2つのカラー4を、ブラケット5に2つのカラー4をそれぞれ車体高さ方向に所定距離を置いて配置し、これら4つのカラー4を均等に配置させている。
ボルト3は、カラー4の中心孔9に挿入され、当該カラー4によりその周囲が覆われる。また、ボルト3は、先端に設けたネジ部10をサイドメンバー1の先端面1aに開口したボルト挿通孔11よりその内部に突出させ、該サイドメンバー1またはブラケット5に固定された溶接ナット12に螺合される
かかるボルト3のネジ部10が溶接ナット12に螺合することで、サイドメンバー1にバンパーレインフォース2が締結固定される。
このように構成された車体前部構造において、前面衝突により衝突荷重が車体正面或いは斜め前方から入力した場合、サイドメンバー1の先端部1Aがその延在方向(軸方向)に潰れるように前記カラー4がガイドするよう機能する。この機能を次の衝突例により説明する。
例えば、図3の矢印Fで示す車体斜め前方から衝突物13による衝突荷重が入力した場合、図4に示すように、衝突荷重によりバンパーレインフォース2が潰れると共に、固定された溶接ナット12が外れてカラー先端部4aがサイドメンバー1の先端面1a及びブラケット5の先端面5aを突き破る。このとき、ボルト3は、カラー4がガイドとなり、図5に示すようにカラー4と共に奥へと押し込まれて行く。
そして、さらに衝突が進んで衝突物13がサイドメンバー1の先端部1A及びブラケット5の先端部に衝突すると、図6に示すように、カラー端部4aがサイドメンバー1の内壁1cまたはブラケット5の側壁5cと接触しながら車体後方へと押し込まれ行く。サイドメンバー1の先端部1Aは、前記カラー4がガイドとなることで当該サイドメンバー1の延在方向に潰れる。サイドメンバー1が潰れることで衝突エネルギーが吸収される。
なお、図7に示すように、カラー4を使用せず、ボルト3と溶接ナット12のみでバンパーレインフォース2とサイドメンバー1を締結固定した場合は、車体斜め前方からの入力によりサイドメンバー1の先端部1Aが屈曲してしまい、衝突エネルギーの吸収効率が低下する。
以上のように、本実施形態の車体前部構造によれば、バンパーレインフォース2に入力があったときに、サイドメンバー1の先端部1Aがその延在方向に潰れるようガイドするカラー4を備えているので、カラー4が延在する車体後方に力を伝達させることができ、バンパーレインフォース2に対してどの方向からの入力に対してもサイドメンバー1がその延在方向に潰れて衝突エネルギーを吸収する。したがって、本実施形態によれば、車体前部に加わった衝突エネルギーを効率良く吸収し、乗員への衝撃力を緩和させることができる。また、この衝突エネルギーを吸収する動作は、潰れ案内手段によって再現性の良いものとなる。
また、本実施形態の車体前部構造によれば、潰れ案内手段をバンパーレインフォース2を貫通するボルト3を挿入させるカラー4とし、そのカラー4をバンパーレインフォース2内に配置させると共にカラー端部4aをサイドメンバー1の先端部に突き当てる構造としているので、簡単な構造で潰れ案内手段を構成でき且つその潰れ案内手段の取り付けも簡単に行える。
また、本実施形態の車体前部構造によれば、バンパーレインフォース2に対する入力でカラー4がサイドメンバー1の内壁1cと接触しながら車体後方へ押し込まれて行くので、カラー4の倒れ込み量を少なくでき、それによりこのカラー4がガイドとなってサイドメンバー1の先端部1Aをその延在方向へ出来る限り潰すよう機能する。
また、本実施形態の車体前部構造によれば、サイドメンバー1に対して均等にカラー4を複数個配置したので、サイドメンバー1とバンパーレインフォース2の締結力が強化されると共に、ねじれ剛性を高めることができる。
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。
図1は本実施形態の車体前部構造の斜視図である。 図2は図1のA−A線位置における拡大断面図である。 図3は図1のB−B線位置における拡大断面図である。 図4は入力により車幅方向部材が潰れてカラーが前後方向骨格部材を突き破ったときの状態を示す拡大断面図である。 図5はカラーがさらに前後方向骨格部材の延在方向へ押し込まれたときの状態を示す拡大断面図である。 図6はカラーが前後方向骨格部材の内壁と接触しながら車体後方へと押し込まれて行くときの状態を示す拡大断面図である。 図7は前後方向骨格部材の先端部が屈曲したときの状態を示す図である。
符号の説明
1…サイドメンバー(前後方向骨格部材)
1A…サイドメンバーの先端部
2…バンパーレインフォース(車幅方向部材)
3…ボルト(締結手段)
4…カラー(潰れ案内手段)
5…ブラケット
10…ネジ部
12…溶接ナット
13…衝突物

Claims (4)

  1. 車体前後方向に延在する左右一対の前後方向骨格部材と、
    一対の前記前後方向骨格部材の先端部に亘って車幅方向に設けられる車幅方向部材と、
    前記前後方向骨格部材と前記車幅方向部材を締結固定する締結手段と、
    前記車幅方向部材に入力があったときに、前記前後方向骨格部材の先端部がその延在方向に潰れるようガイドする潰れ案内手段とを備えた
    ことを特徴とする車体前部構造。
  2. 請求項1に記載の車体前部構造であって、
    前記潰れ案内手段は、前記車幅方向部材を貫通する前記締結手段であるボルトを挿入させるカラーからなり、そのカラーを車幅方向部材内に配置させると共にカラー端部を前記前後方向骨格部材の先端面に突き当てた
    ことを特徴とする車体前部構造。
  3. 請求項2に記載の車体前部構造であって、
    前記カラーは、前記車幅方向部材に対する入力で前記前後方向骨格部材の内壁と接触しながら車体後方へ押し込まれて行く
    ことを特徴とする車体前部構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載の車体前部構造であって、
    前記カラーを、前記前後方向骨格部材に対して均等に複数個配置した
    ことを特徴とする車体前部構造。
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